みんなのシネマレビュー
グングニルさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 234
性別 男性
ホームページ http://tht.blog111.fc2.com/
自己紹介

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112

41.  ブレインデッド 《ネタバレ》 なぜにこれほど評価が高い作品なのかわかりません…。こんなのほコメディとは言わないと思います。純粋にスプラッターを観たい人にだけお薦めします。観ていて気分が悪くなった以外に感想がありません…。[DVD(字幕)] 2点(2007-09-13 18:04:23)

42.  エターナル・サンシャイン 《ネタバレ》 恋愛映画なのにサスペンスっぽい展開。この手の映画を、「恋愛映画」として作り上げたことが新鮮。記憶を消しても、運命の2人はめぐり合う。ベタベタですが、夢があっていいと思います。ラクーナ社の三角関係のやり取りに関して、不要だと思われた方の気持ちはよくわかりますが、僕はとても重要なシーンだと思っています。あのシーンを観て、「もしかしたら、自分も記憶を消したのかも…それを覚えていないだけかも…」と思った方はいるはず。また、人は記憶を消してもジョエル同様、同じ人に惹かれてしまう…という儚さも暗に描かれていると思います。パトリックも必死でクレメンタインを口説き落とそうとするが、結局上手くいかず。同じ言葉を発しても、やはり言う人によって違うということですね。[DVD(字幕)] 8点(2007-09-11 18:50:00)(良:1票)

43.  マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 ざ~~んしんだなぁ、ざんしんだなぁ。独特の世界観といい、発想といい、役者といい、久しぶりに10点映画きたか!?…と期待していたのですが、後半以降の展開が今一歩でした。オチ…が予想の範囲内だったのはいいとしても、そこに行くまでの過程…器に乗り移るまでのやり取りが、どうも強引すぎて「あれ?」って感じ。前半のパワーがあまりに強すぎたからですかね。しかし、全体としての評価はかなり高いです!キャメロン、キューザックもやっぱりスゴイ役者なんだなぁ!と再考できた、いいキッカケになりました![DVD(字幕)] 8点(2007-09-01 18:16:52)

44.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 ストーリーには勢いがあり、テンポよく、展開も面白い!だが、矛盾の多さと出演者の心理描写の薄さが気になって映画に集中できなかったのが残念。矛盾に関しては、タイムパラドックスについて特にひっかかった。私は、決してオツムのいい方ではないので、難しいことはよくわからない。私の考え方自体間違っているのかもしれませんが、過去があって未来があるのが通常の考え方だと思う。前半でダグがクレアの家に訪問した形跡などの伏線から、この映画ではパラレルワールドという概念を前提にしていないと考えられる。つまり、現在と未来は1つだけ存在すると(映画の中でも、そういった内容の会話がある)。しかし、そう考えるとこの話は未来があっての過去になってしまい、明らかな矛盾が生じる。百歩譲って、強引に解釈すると何度も同じ過去を繰り返して、ようやく今回犯罪を食い止めることが出来たということか(僕等が見た現在のダグは、もう何度か繰り返されているので、血まみれのガーゼなどがあっても一応の解釈はつく)。そして、心理描写に関して、ダグが一応の事件の解決の後に危険を犯して過去に戻る理由がよくわからない。「犯罪が起きる前に犯罪者を捕まえたい」とは言っていたが、そこまでの危険を犯してまで、行く理由がどうにもよくわからない。クレアが綺麗な人だったから?惹かれたから?極端な話、小汚いオッサンだったら助けに行ったのかw?どうにもピンとこない。クレアも自分が被害者になってボロボロのはずなのに、船に飛び乗ったり勇敢に犯罪に立ち向かう。数時間前まで拘束されて殺されかけてたら、普通はそんな行動はできないと思う。その辺りの感情移入ができなかった点が惜しい。[DVD(字幕)] 6点(2007-08-29 21:20:30)

45.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 この映画が言いたいことは、表があれば裏があるということ。不死身の肉体(デヴィッド)があれば、ガラスの肉体(イライジャ)がある。正義(デヴィッド)がいれば、悪(イライジャ)がいる。その最も言いたい部分が、最後のオチにまで反映されているのは好感が持てる。随所にちりばめられている上下逆さまの映像や、鏡から反転して撮っている映像は、その表裏一体的なことを表しているのだと思う。ただ、不死身の肉体という設定はまだしも、映像、演出、構成に稚拙な部分が目立つのは頂けない。特に犯罪者と格闘するシーン。壁にぶつけられども、凹むのは壁の方って…。あまりにも安易な見せ方では。またラストのイライジャを警察に通報して捕まえたというテロップ。それではあまりにも…。他にもツッコミどころはありあり。一応、サスペンスというジャンルに分けられると思うが、本格的なミステリーサスペンスを期待するより、SFファンタジーとして捉えた方が観ていて楽しめる映画だと思う。[DVD(字幕)] 6点(2007-08-28 18:44:59)

46.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 精神世界の話なので、なんでもありになってしまうことを差し引いても納得のいくストーリー。オチともなるべき「精神分裂」を話の最後に持ってくるのではなく、中盤すぎにもってくるのも斬新。そこから話はもう一転し、さらに衝撃のエンディング。ラストのオチについては、賛否両論あるかもしれんないが、個人的には面白いと思う。モーテルの部屋の鍵が砂から出てくるというのも憎い。時間軸の分け方も、バラバラに分けるのではなくフラッシュバックのように見せているのでわかりやすく、臨場感がある。ただ、精神世界なので、一人一人のバックグラウンドの自体に重み(意味)がなくなったのがもったいない。その意味について、もう少し広がりがあると、更に深みが増した気がする。ついでに、ハゲデブが自分の顔を返せと言うシーンが面白かったw世の中、分相応でわきまえて生きていこうなw[DVD(字幕)] 8点(2007-08-24 21:54:36)

47.  交渉人(1998) 《ネタバレ》 スリリングな展開で最後まで飽きないで観られる作品。ただ、「ジョンQ」と同じで感情移入できなかった点がどうしてもマイナス。自分の無実を証明するために、人質を取って立て篭もる。結果として、(ニルバウムは意図的に殺されたとして)ダニーは誰も殺していないのだが、あくまでそれは結果論。たくさんの死人が出る可能性は少なからずあるはずだし、世の中に与える影響も大きい。そのあまりにも強引で自分勝手な展開が、個人的に好みではない。あと、途中まで警官のスコットを殺したと思わせぶりに展開しているが、100%殺していないのがバレバレ。そこで殺したら、結局務所行きなんだから。そんな中途半端な前フリもいらなかった。[DVD(字幕)] 7点(2007-08-18 18:51:25)

48.  シックス・センス 《ネタバレ》 オチは読めました。最初に発砲されるシーンから、ちょっと時間飛んだ時点で違和感があったんで。でも、確信がなかったんでどっちだ!?どっちだ!?生きてるの死んでるの!?って感じで楽しめました。あの赤の多様は幽霊たちの思いの対象を描いてるのかな??って思いました。そういうとこも楽しめる映画でした。ハーレイ君カワイ~~!義理(?)のお母さん洗剤(でしたっけ?)入れるシーン。。。一番怖かったのはここです。。。あのお母さんも葬式のとき一人だけ赤色の服着てましたよね。[DVD(字幕)] 9点(2007-08-16 19:09:43)(良:1票)

49.  真実の行方 《ネタバレ》 「内なる顔と外部に対する顔を 使い分けるものはやがて どちらが真の顔か自分でもわからなくなる」―大司教のことを指していると思わせているが、実は別の人間を指していたという真実。オチはもちろん、終始見所がちりばめられた佳作だと思います。ただ、気になる点が2つ。アーロンという存在、全て演技だということだが、精神科医がそれを全く見抜けなかったのであれば、ヤブもいいところ。多重人格症状が専門ではないとのことだが、そんな人を証人とするのはいかがなものか。現実にこんなことがあったら、大問題だ。もう一つは、マーティンが全然「敏腕」弁護士じゃない点。もともと不利な立場にあったとはいえ、裁判では終始後手に周り、アーロンの多重人格による大立ち回りがなかったら、確実に敗訴になっていた。多重人格の症状が裁判で確実に出るとは言いがたかったはず。その辺りが惜しい。[DVD(字幕)] 8点(2007-08-16 19:08:46)

50.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 テンポよく、脚本も練られていたのだけれども、どうしても納得いかない点が娼婦とのカラミ。バドはどうして、リンにあれほど強く惹かれたのだろうか。そして、エドはどうして捜査中にリンを抱いたのか?バドへの腹いせ?う~ん…どうも納得がいかない。物語の核を担う重要なシーンだと思うので、ココの心理描写をもう少し丁寧に扱って欲しかった。登場人物は多く、煩雑だったか、それぞれの個性が立っていたので見た目の混乱はなかった。ただ、名前が似すぎてて…というのはあった。「ロロ・トマシ」という架空の名前から、真実が紐解かれていく流れは見事!「ロロ・トマシ」という響きもなんか謎めいている!エドは出世目当てではない!罪を逃れてほくそ笑んでるヤツを捕まえたいだけなんだ!!…と見せかけて、最後はチャッカリ英雄になっているのも面白いと思う。[DVD(字幕)] 7点(2007-08-05 18:13:00)(良:1票)

51.  セブン 《ネタバレ》 サスペンス映画の最高峰。三つ巴のキャスティングの見事さもさることながら、よく練られた脚本、遠近法を巧みに使ったカメラワーク、雨などを巧みに利用しじっとりとした雰囲気を醸し出す映像、全く性格の違うミルズとサマセットの対比、そしてエンディング・・・どれをとっても最上級の仕上がり。子供がいることを聞いたときのミルズの顔を見ると、やはりサマセットとは逆の結論(産むということ)を出していたのだと思わずにはいられません。[映画館(字幕)] 10点(2007-08-05 15:20:52)

52.  ホット・チック 《ネタバレ》 可もなく、不可もなく…って感じですかね。男性が観るより、女性が観た方が楽しめるかもしれない。アンナ・ファリスがヤバイくらい可愛かったのと、音楽(Jimmy Eat World、simple planなど)が個人的に好みだったので、4点献上です。[DVD(字幕)] 4点(2007-07-29 17:46:26)

53.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 毒をもって毒を制す!そんな言葉がピッタリくる、痛快でテンポのいい映画。しかし、どこまでが現実にありえるのかを考えると怖くもなる映画でもある。本作では、正義は勝つ的な終わり方で、一応のハッピーエンドを迎えているが陪審制度は本当に操作できるのか?日本ではあまり馴染みのない制度なので、なかなかピンとこないが、もし本作でいうイースターが本当に金目当てで、フィッチに陪審を売ることができるのであれば、陪審制度=権力者のための制度となってしまう。現実にはそういうことはない、と信じたいところだ。映画の内容はどっちに転ぶかわからない、ギリギリのところまで駆け引きがあり、スリリング!少し登場人物が多いが、ストーリーや役者もしっかりしており、安心してみることが出来る。ダスティンホフマンの役どころに深みがもう少しほしいのと、彼についている「陪審コンサルタント」の存在感が薄いのがもったいない。[DVD(字幕)] 9点(2007-07-26 23:07:16)

54.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 観ていて「アメリカンビューティー」を思い出しました(特にラストシーン)。この後、デレクはどうしたのでしょうか…。それを考えるととても強い虚無感に襲われる。「怒りは君を幸せにしたか?」という先生の言葉がとても印象的です。刑務所に入る前は、僕の知らない人でしたが、出てきたら僕の知っているE・ノートンに戻っていましたw[DVD(字幕)] 8点(2007-07-17 20:25:42)

55.  25時(2002) 《ネタバレ》 最後、フラッシュバックのように流れるモンティの夢が、とても美しくも儚い。モンティが罪を犯したのは事実だし、それは償わなければならない。悪い行いをした者は罰せられる。当然のことである。この映画では、罪を犯した本人の苦悩と同時に、罪を犯す者を止めなかった者の苦悩を強く描いている。本当の親友なら…恋人であったら…と。止めなくては、と思いながらも止めなかった。彼らに罪はないが、責任はあったかもしれない。しかし、それを責めるのはあまりにも酷な話で、自分も含めて、現実的に罪を犯している者を止められる人がどれだけいるだろうか。この映画を観ている人の大部分はモンティの立場になる可能性より、その周りにいる者たちの立場になる可能性のほうが多いはず。そんな彼らのバックグラウンドを掘り下げることは、決して蛇足的な映像ではなく必要不可欠なものであり、とても重要だと思う。この映画を観て、罪を犯す本人になる場合はもちろん、周りの立場となった時に止めることができる人が一人でも現れたとしたら、この映画の存在価値はとてつもないものだと感じる。[DVD(字幕)] 8点(2007-07-16 20:29:54)

56.  レッド・ドラゴン(2002) 《ネタバレ》 一見、上手くまとめてあるように見えるが、実際は中身が薄い作品に感じる。物語の中心に置いているダラハイド。心の葛藤や信念、愛情など様々な感情を描いてはいるが、最終的にはレクターのかませ犬にしかなっていない。レクターありきのダラハイドでは、やはり弱い。では、そのレクターはどうかと言えば、前2作に比べて決して存在感があったとは言えない。それでは、主人公のグレアムはと言えば…レクターに「自分と似ている」とまで言わせた想像力や発想、そのバックグラウンドがあまり描かれていない。つまり、全体として中途半端な印象が拭えないのだ。「ハンニバル」を観た時は、あまりいい印象を持たなかったが、この作品と比べると「ハンニバル」の方が焦点がハッキリしていて、言いたいことはわかりやすかった。パワーもあった。実際には今作の方が一般ウケはいいだろうし、普通に面白いとは思うが、不満が残る作品でもあった。「羊たちの~」の続き物として、期待はしない方がいいかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2007-07-15 19:05:32)

57.  パール・ハーバー 皆さん激辛ですねwこれよりくっだらない映画ってもっとあると思いますが、今まで見たレビューの中でこんなに0点が多い映画って初めてですwwアメリカ人がアメリカ傾倒の映画作りになってしまうように、日本人から見ると日本側の視点で見てしまう…っていう部分もあるように感じます。客観的に見ればそこまでつまらなくないです。たしかにストーリー(特に恋愛)は安っぽくてチープな感じがしますが、逆にそれが映画として観やすくもしています。娯楽映画と考えて、細かいところを気にしないで観るのがよろしいのではないかと。[映画館(字幕)] 5点(2007-07-14 19:05:43)

58.  -less [レス] 《ネタバレ》 この話を、単なるマリオンの悪夢、妄想、あるいは怪談だと思って観てはいけない。全ての話は現実とリンクしている。それは、現実に存在する「マーコット」や「白い服の女性」、「黒い年代物の車」、そして「父親のメモ」などが証明している。マリオンが知らないであろう事実(父親の不倫であったり、死んでしまった子供の名前など)が多数出てくるが、それら全て事実として存在することに間違いない。そう考えると、死んでいった者たちは、白い服の女性に実際に殺されたのだと思う。もちろん、直接的に殺したわけではないだろうが、精神の世界で白い服の女性による『生きるための適性検査』を受けたと考えられる。そして、生き残ったのはマリオンとその子供だけだったということか。マリオンの彼氏は、マリオンが別れたがっていたため、息子はヤクに手を出したため、母親は人生に疲れ自殺願望があったため、死んでいった。そして、父親は最後まで生きる権利を持っていたが、マリオンを殴ったことによりその権利を失った…。事故現場に残された、父親のメモは彼の本心であったろうが、その気持ちが白い服の女性に届かなかったことがむなしい。[DVD(字幕)] 6点(2007-07-13 19:26:25)

59.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 以前、この映画を観て付けた点数は4点でした。今考えると、あの頃はこの映画のことが今以上に全然わかっていなかったし、感受性も弱かったのかと思います。本日、この映画を改めて観た時、最後のキスシーンの意味を理解した時、自然と涙がこぼれました。アルフレードは、トトのことが本当に大好きだった。でも、本当に大好きだったからこそ、彼を村から追い出した。アルフレードの言いつけを守ったトトは、人生を成功させる。彼らのことを知らない人たちは、アルフレードが意地悪で外に出したと思うかもしれないが、そうではなかった。それを言葉ではなく、暗に強く表現しているのが最後のシーンでした。トトが子供の頃、映写室に遊びに来るトトを追い出そうとしたアルフレードが言ったセリフ。「これ(フィルム)は全部お前にやる。でも、俺が管理する。だから帰れ。」数十年前の、たわいもない会話の、ほんの小さな子供との約束を、律儀にも果たしたアルフレード。そして、それを観た時、確かにサルヴァトーレの顔はトトの頃に戻った。そこには、離れ離れになっても相手を強く思う絆があった。[DVD(字幕)] 9点(2007-07-01 18:11:37)

60.  タイヨウのうた よく言えば丁寧に作られた映画、悪く言えばテンポの悪い映画だと思う。トントンと話が進むのではなく、一つ一つのエピソードをゆったりと描いていく。そして、セリフを少なめにして、表情や映像で出演者の心理・気持ちを観客に委ねている。この辺りは、好みが分かれるのではないだろうか。少し気になったのは、孝治が薫のことを好きになるまでのエピソードが、あまりにも少なく弱い点。踏み切りで変な出会いをし、その後バス停で少しだけの会話。そして、横浜でのライブ。彼女の歌声や人間性に惹かれていったとしても、その数回で病気の女の子を彼女にして、愛していこうと決心できるのだろうか。あれだけ冷たくあしらわれて、彼女のために好きなサーフィンもやめて、バイトしようとまで思えるか。そこの部分をもうちょっと丁寧に描いてくれたら、感情移入しやすかった。ストーリーとしての出来は、おおむねYUIの歌が響いているだけ気がして、内容としての感動は今一歩。目頭が熱くなったのは、YUIの歌が流れている部分がほほとんど。薫の病状の進行具合、肌の感じなどに関しても、あまりにも簡略化されすぎていて、綺麗なままあっさりと終わっていてリアリティに欠ける。青春映画として、ドロドロと汚い部分を出したくなかったのかもしれないが…。普通にいい映画だとは思うのだが、消化不良の感は否めない。[DVD(邦画)] 6点(2007-06-24 22:05:51)

010.43%
110.43%
231.28%
362.56%
4145.98%
53514.96%
65423.08%
74720.09%
84920.94%
9166.84%
1083.42%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS