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プロフィール
コメント数 47
性別 男性
年齢 49歳
自己紹介  敬愛するマルクス兄弟の次男 (僕も次男です) にして、知る人ぞ知る屈指の男性ハープ奏者、ハーポ・マルクスよりハンドルネームを拝借。彼と同年代のチャップリンに始まり、同じく同年代のキートン、ロイド、そしてサイレント期を含めた「クラシック」映画を、喜劇を中心に邦画・洋画問わず、こよなく愛しています。

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41.  マルクス捕物帖 《ネタバレ》  終盤の、飛行機絡みのシークエンス以外は、ホテル内の場面がほとんどですが、次の『ラヴ・ハッピー』とは好対照の明るい照明の下で、久しぶりにスクリーンに帰って来たマルクス兄弟も、どこか伸び伸びしている感じがします。グルーチョの、お馴染みのインチキ支配人ぶり (特に、後半に登場する尊大な老紳士と、一言も喋らないその妻を撃退するシーンは、完成された良質のコントのように面白い) 、チコのピンボケぶりとピアノ演奏 (演目は「ビア樽ポルカ」、『マルクス兄弟珍サーカス』に続いて再登場) も円熟して良い味を出しています。そして最も素晴らしいのは、何と言ってもハーポでしょう。海外のあるマルクス兄弟研究家は、「後期の映画で、脚本が弱くなって来れば来るほど、ハーポは逆にいよいよ輝きを増して来る」と指摘。ちょっと短めになってすっきりした髪型 (実際はかつらですが) で登場し、寄りかかっているビルから引き離されると、たちまち倒壊するという有名なギャグに始まり、伯爵になりすましたシュトゥーベルとその子分をフェンシングで翻弄し、後半のカジノでの一世一代の大当たり、さらにお馴染み、名人芸のハープ演奏 (今回は、フランツ・リストの「ハンガリー狂詩曲」;後半ジャズっぽくなるアレンジも良く、彼の劇中での演奏の中で、一番のお気に入りです) …など、まさにいぶし銀の大活躍。かつての有名なギャグを再演してくれる所などもあり、なかなか味のある作品だと思います。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-23 09:44:19)(良:1票)

42.  ラヴ・ハッピー  マルクス兄弟の最高傑作との誉れ高い『我輩はカモである』から20年、チームとしては第2次世界大戦直前に一度引退しながら、『マルクス捕物帳』に引き続いてカムバックして作られた、珍しいハーポ原作・主演の映画。結果的に、これがマルクス兄弟最後の作品となりました。  全体的に、昼間の場面でもどこか夜のような独特の雰囲気が漂っています。『我輩はカモである』を何回も観た直後に初見したのですが、この時61歳だったとは思えないハーポの、一向に衰えていない奇想天外な魅力、そして何と言っても、十八番のハープ演奏のシーン (今回は「スワニー河」) は絶品です。開巻直後のストーリー説明と、終盤に登場する私立探偵、サム・グルーニオン役のグルーチョも、この頃から始めていたクイズ番組の司会者っぽい、当意即妙のウィットを披露。チコは、20年前の『ココナッツ』以来となる「ジプシー・ラヴソング」を見事に演奏して、愉しませてくれます。  因みにこの映画、レンタル店で借りられると思いますが、その時はよく探してみて下さい。コメディのコーナーにない場合は、チョイ役でワンシーン出演しているマリリン・モンローのコーナーに置いてあることがあります (僕が発見したのは、このケースでした) 。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-23 09:08:22)《改行有》

43.  サーカス(1928)  開巻と同時に画面に現れる、"The Circus" という簡潔明瞭な題名。ヴァイオリンが奏でる、静かながら温かいイントロに続いて、80歳のチャップリン本人が朗々と歌う"Swing, Little Girl" という主題歌。フェイドインして目の前に映し出されるのは、吊り輪に両足を差し込み練習を一休みして、額を拭うマーナ・ケネディのクロースアップ。それに重なる、「虹を見たければ/空を見上げてごらん」というチャップリンの歌声。そこで画面はタイトルロールに切り替わり、"A TRAMP--Charles Chaplin" というクレジットを最下段に見せてから、再び最前のマーナ・ケネディの画面へ。「絶対に、下を向いてはいけないよ」という歌詞と共にオープニングが終了、同じ"The Circus"という題名が出て、いよいよスタート。他のチャップリン作品とは一風変わったこのオープニングは、それ自体まさにサーカスそのもののような感じ。さぁ、今から始まるぞ、という期待と、映画全編に亘って感じられる温かさを垣間見させてくれる、まさにお手本のようなものだと思います。そして、ラストシーンで有名な彼のトレードマーク、遠くへ歩み去る後姿。最初は、風のように去ったサーカスへの未練を残したような、重たげな歩み。そして、肩をすくめ、身をぶるっと一瞬震わせた後、ステッキをくるくるくるっ、くるくるくるっ、と振り回して胸を張り、「さて、次はどんな出会いがあるかな」と呟いているかのような、辺りを見回す陽気な行進。そうやって彼方へ遠ざかる彼の姿を見届けて、画面はアイリス・アウト。派手な音楽や演出など、端から不要。こういう粋な撮り方をするチャップリンが、僕は好きですね。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-12 12:55:21)(良:2票)

44.  男はつらいよ 葛飾立志篇 《ネタバレ》  マドンナの筧礼子「先生」が、眼鏡をかけて考え事をしながら歩いていた…と、米倉斉加年さん扮する巡査が話していたのを、耳をダンボにして聴いていた寅さん。早速、眼鏡屋から自前の眼鏡を買って登場。そこの主人を初め、周囲の人は茫然自失の怪訝な顔。先述の巡査も、すれ違い様にそれが目に入って、思わず自転車からずっこける。直後、場面は帝釈天へ。結び付けられていたお御籤をいじっている源公の前で、インテリぶって眼鏡をずり上げる寅さん。声を殺して笑い続ける源公の側から、御前様が登場。「考え事をしていました」という寅さんに、「いったいぃ、ナニを考えておったのかニ?」「はい、己について考えておりました」「己について…お前が…!」こうして、久しぶりに御前様からお茶に誘われた寅さん、「昔、中国にぃ…達磨ジェン師という偉い坊さんが…」という講釈を垂れる御前様の後に付いて行くか、と思いきや、まだ声もなく笑いのツボにはまっている源公の所へ小走りで戻り、「…達磨ジェン師!」と、御前様の口調を真似た掛け声と共に、源公を一撃で蹴り倒す。御前様の笠智衆さんの、あの独特の台詞回し。そして、渥美清さんと佐藤蛾次郎さんのコンビが先述のシーンで見せる、タイミングと動きの抜群の巧さ。全体の一部のシーンですが、これ自体が完成したコントのように思われる、秀逸なものだと思います。[ビデオ(邦画)] 10点(2004-02-10 15:32:43)(良:2票)

45.  プロポーズ 《ネタバレ》  僕が最も注目したのは、2人の脇役: 1人は、前半途中からずっとジミーのプロポーズ珍道中に黙々と付き添う長身の牧師。次に向かう元彼女を相談するシーンに変わる度に、必ずぽつねんと座っている姿は笑えます。しかし終盤、彼が湖上のボートでジミーにしみじみと語るシーンは、まるで別人のような穏やかで温かい人柄を描き出していました。そしてラストで、「神により与えられた権限により…2人を夫婦であることを宣言します!」という宣誓がカッコ良い!その瞬間、千人の花嫁が、街が目を覚ますような大歓声と拍手で祝福するシーンには、感動しました。そしてもう1人、忘れてならないのが、ジミーのお祖父さん。いつも分厚いステーキを食べていて、何故か常にハンドスピーカーを携帯して (彼の死後、ジミーがその「遺品」を玩んでいると、たちまちハウリングする) 、その必要もないのに大声で毒のある掛け声を入れる、高齢故にぶっ飛んだキャラクターは、何度も巻き戻して観て大笑いしています。[ビデオ(字幕)] 10点(2004-02-10 13:32:46)(良:1票)

46.  荒野の七人  あの傑作『七人の侍』を、ユル・ブリンナーが観て惚れ込み、リメイク権を買い取って作られたということで、どうしてもご本家と比較されてしまいますが、僕はどちらも大好き大満足!素材と俳優、音楽、演出が優れていれば、洋の東西を問わず素晴らしい作品になる好例だと思います。まず、何と言ってもバーンスタインの、あの胸躍り高鳴るテーマ曲。これを聞くといつも、アメリカ西部劇の陽光降り注ぐ広大な「荒野」が目に浮かびます。そして、全身黒尽くめの出で立ちで、すっと背筋を伸ばして歩き、鷹のように鋭い眼光を放つ、ユル・ブリンナー。『七人の侍』での志村喬さん同様、まさに「名将」そのもの。  そして、7人の個性的なガンマンの中でも、ジェイムス・コバーン演じるブリットは、まさにいぶし銀。銃とナイフの両刀使いという練達の士、という設定ですが、何と言っても列車を背景にした、電光石火のナイフ投げのシーン。初めて観た時の興奮が、まだ忘れられない映画です。[地上波(吹替)] 10点(2004-02-04 10:06:16)(良:1票) 《改行有》

47.  七人の侍 《ネタバレ》  英語字幕付きのアメリカ版ビデオを、Amazon.comから買って、何度も何度も観た映画。  2000年5月、地元の総合図書館が主催した黒澤明映画祭では、この『七人の侍』が抜群の集客力でした。僕が最も好きな「侍探し」の一連のシークエンスの中で、勘兵衛の武勇と優しさにしびれ、木刀代わりの薪を上段に構え、戸口で待ち伏せしている勝四郎を見破った五郎兵衛の「はっはっはっはっは…ご冗談を」には、勘兵衛と一緒になって膝を叩いて感嘆し、五郎兵衛が「ところでお主…野武士を、30人ほど斬ってみる気はないかな?」と持ちかけられた途端に、ガタッ!と薪割りを仕損じる平八に大爆笑…と、観客が素晴らしく一体となって食い入るように観入ったのを、昨日のことのように思い出します。  今や伝説となった、クライマックスの豪雨の中の死闘の末、久蔵と菊千代を失いながらも野武士を全滅させたシーン。勘兵衛に「野武士はもうおらん!」と宣言された瞬間、子供のように慟哭する勝四郎。その瞬間、安堵感と疲労でがっくりと膝を着く「連合軍」のロングショットの虚ろな美しさ。その時、会場から思わずすすり泣きの音がちらほら…。劇場で観られたことを誇りに思います。[映画館(邦画)] 10点(2004-02-03 15:24:27)(良:1票) 《改行有》

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