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41.  母なる証明 《ネタバレ》 未踏峰まで駆け上ってしまった感のあった『殺人の追憶』の残り香薫る映画。つーか筋立てからしてある意味続編。それが何でああいう結論になったのイマイチ理解しかねる。が、わからんなりに思ったところをつらつら書いておく。 【以下バレ】 他の韓国映画を見ていて時おり感じていたことだが、彼の地における母親の意味というのはたぶんわれわれの社会よりも深く重いのだ。あるいはわれわれの社会もかつてそうであったのかもしれないのだが、80年代からこっち「マザコン」その他の言葉によって相対化してしまった(儒教的な)情念がいまだ根深く残っている「おふくろさん」社会ではなのではないか。そして作者には、そうした通念に対して楔を穿とうという思いがあったのでは。筋立ては「母性愛のためなら何をしても許される」という結論に至っており、観客にそうした情念的なものを客体視させる仕掛けになっている。明晰な彼の地の観客にとってはしてやったりというものだろうが、そんなものとっくに忘れ去ってしまっている日本人には、はっきり言ってわかりにくい。 映像は文句がつけがたい。だが傑作という評価を下すにはエモーショナルな情動が必須である。そう信じてきたが、感動は万国共通でないこともある。難しいもんだ。 [映画館(字幕)] 7点(2009-11-22 10:42:39)《改行有》

42.  グッド・バッド・ウィアード 《ネタバレ》 とてもおもしろい痛快馬賊ウェスタン・ムービー。汽車や街中の銃撃戦ベリベリ・グッド。ギャグの呼吸も良く、何回も観客から笑い声が起きる(私も笑う)。こういう映画、好きだなあ。 【以下バレ】 ただ物語には明確な瑕があり、ただでさえ3つ巴でややこしいのに、悪役とは別の馬賊やら何やらが話に煩雑に絡んできて頭が混乱してしまう。大平原のチェイス・シーンなどはこれに関東軍まで絡むものだから混沌のきわみで、かつ長すぎるのでここがいちばんつまんなかった。でも考えてみれば、かつて日本人があんな大平原で西部劇みたく撃ち合いに参加したことがある(かもしれない)と思うだけでなんとなくワクワクする。いつか日本人を主人公とした馬賊ウェスタンが作られることを願わずにはいられない。この映画ではまるで日本人=インディアンだが。 それともう少し三人三様の過去をきちんと説明してほしかった。中途半端に匂わせる程度で結局わけわかだし、「指切り魔」の正体が彼ではそれまでのキャラに相反するので観客が頭の中に描いてきた物語を破壊してしまいドッチラケで放り出すことになる。ラストもおもしろければよいというだけ。築き上げてきた物語に沿うものにする気はおそらくないだろう。 いろいろ惜しい。しかしこんなに痛快さを感じる映画を見たのは久しぶりなのは確か。やっぱ大陸が舞台だと印象違うもんなのかな。 [映画館(字幕)] 7点(2009-09-06 01:52:58)《改行有》

43.  96時間 《ネタバレ》 CIAを引退した親父が誘拐された実娘を救出するためジェイソン・ボーンばりの活躍で暴れ回る。こんなワン・アイディアでここまで面白い映画が作れてしまうのだからまったくうらやましい。わずかなヒントから犯人グループを突き止めていく過程で、カメラや携帯や戦闘その他いかにもプロのスパイならやりそうなというシーンが次々出てきて楽しめる。 【以下バレ】 パリ情報管理職の何の罪もない細君を問答無用で撃つシーンだが、盲目的な親の愛というより目的達成のために手段を選ばずという大方のアメリカ人の心情を反映しておりそこがウケたんじゃないかと思う。しかしあれ、フランス人は怒らないのかしらん。 ひとつだけ言わせてもらえば、あまりにも強すぎてちっとも手に汗握らない。唯一ピンチだった地下室捕らわれのシーンも、脱出の仕方があっけなさすぎる(つーか、はっきり言ってあんなのインチキだ)。ラスボスも弱いのなんの。時間も余り気味だったことだし、もう一つ二つ危機一髪なシーンを追加してもよかったと思うが、それをやると下手すりゃ老人虐待になってしまうから難しかったのかな。 [映画館(字幕)] 7点(2009-09-06 01:51:46)《改行有》

44.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 面白いアニメ。話を無理くり盛り上げる手腕はすごいし、感動できるメッセージ性もある。 家系の尊重(リアル)と人類愛(ヴァーチャル)ははたして両立するのかという気はするが、細かいことは気にしないでおこう(あとで考えよう)。 【以下バレ】 ナツキが泣く場面や、衛星が落下してくるというのに「遺言だからしょうがない」と皆で食卓を囲む場面など、とてもいいと思えるシーンもいくつかある。一方でスパコンがしょうもない原因で止まるシーンにはガックリきたし、ヴァーチャルな戦闘も伏線なさすぎてわけわかめである。 それに鑑賞中ずっと感じていたことだが、何か紙一重で足らない部分が多い。つまり夏休みであり田舎であり大家族であり、かつオズの世界やワビスケの帰郷や婆ちゃんの威厳やその他いろいろたくさん映像が出てきて、ひとつひとつの見せ方はいいのだが各々に相互性や深みが感じられず、何だか腑に落ちきらない残尿感あり。もう少しだけ深く描写したり説明したりすればいいのに。子供向けだからこれでもいいという意見もあるだろうが、そもそも子供向けじゃないアニメなんてあるとは思えないし、断片記憶をまんま断片で提示することが、はたして子供のためになるのかどうか。 つーかね、花札で決着つけるような映画をあの奇跡的な完成度を得たラピュタやカリオストロと同列に扱うことはとてもじゃないができない。天井を越えようという気概に満ちた作品を、いつか望みたいもんだとは思う。 [映画館(邦画)] 7点(2009-08-16 19:42:24)(良:1票) 《改行有》

45.  ターミネーター4 《ネタバレ》 駄作だという評判がネットやら何やらで伝わっていたので覚悟して見たが、とんでもない、かなり楽しめる映画である。特に巨大ロボットやら飛行物体やらのCGの迫力は満点で、ああついにここまで到達したのか、もうおなかいっぱいでいいんじゃねーかと私などは思ってしまう。最近のゲームを意識したような、一度の回しの端から次のエピソードを起こすカメラワークも新味があっていい。ただし確かに後半はイマイチ。各キャラの役割が呑み込みにくいし、簡単に潜入できたり電流で蘇ったり何だかんだ都合よすぎ。特にいくら何でも機械の戦士があんなに弱いはずがない。視覚のみで判断したりしてあれじゃあまるで機械の形した人間だ。ネットワーク化されててどこに隠れても無駄に決まってるでしょうに。ただしまあ、あのぐらいご都合主義でなければあんな連中相手にとても勝てる気はしないので、しょうがないといえばしょうがないんじゃないの? [映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 23:30:53)《改行有》

46.  ウルトラミラクルラブストーリー 《ネタバレ》 相米や村川透の長回しですら大好物であった私なので、この映画に悪い点数が付けられるわけがない。デート時の男女の微妙な距離感をあらわすのに、そのシーンはとりあえず成功している。その他にもマツケン臨終やらトラックから飛びかう野菜やら、いまだ瞼に浮かぶ映像がいくつもあった。 願わくば、麻生久美子が絡み出した後も、すべて津軽弁で押し通してほしかった。どちらかといえば感化されるのは彼女の方であろうから。 どうせたいしたこと考えていないだろうから筋を云々するのはやめておく。ただし、私の減点は後半の筋とラストが対象であることははっきり書いておく。まあとりあえず、次回作は必ず見させていただきます。 [映画館(邦画)] 7点(2009-06-22 22:49:23)《改行有》

47.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》  この圧倒的な才能は、見事なまでに「見て快いもの」だけを峻別し、つなぎ合わせて魅せてくれる。  【ネタバレ】  悪いが「ブレードランナー2049」あたりの、不愉快なものをほぼナマで見せてしまう監督とは 真逆なのである。しかしそれは時に虚しい。    なぜならバーチャルでつかむ幸せは、現実ではない、という真実を覆い隠してしまうからだ。  幸せになれたとしても、それは宝くじ並みの確率でしかない。  この映画をまともに解釈すれば、そんなふうになってしまう。  見た目の快楽はごまかしじゃねーか。  普通の人はそう気づくはずだが、それに対するエクスキューズはなく、放置のままである。    その点、マンガではあるが「いぬやしき」ラストシーンでの、「僕は夢を実現するために機械に  なったんだ」とかいう叫びは、かなりいい線いっていると思う。  ぜひハリウッドに輸出して、まともな監督に映画化してもらいたいと思う。    未来は悪いことばかりではない、と思う。[映画館(字幕)] 6点(2018-06-13 10:00:34)(良:1票) 《改行有》

48.  マッドマックス 怒りのデス・ロード 《ネタバレ》 おもしろいよ 【ネタバレ】 終わり、てな映画だなあ。 ラストはいくらなんでも伏線不足じゃね? あと主人公の血がハイオク云々とか、いろいろよぐわかんねかった。 凝った車とファッションとカーアクション、あとギターとか青色LEDとか、外面だけ見て楽しい、とかホントに思ってんのかおまえ! みたいな。 昔のやつちょっと変えただけじゃねーか。 いつのまにやらバカを装うのが正しいという時代になってきたな。いいのかね。やっぱ両極に分けたいんやろかね人間を。わしゃなんかヤ~だけどね。[映画館(字幕)] 6点(2015-07-10 20:34:54)《改行有》

49.  海街diary 《ネタバレ》 数年前より絵面はずいぶん凝ってるなあ。 【ネタバレ】 この人が売れてるんなら、それは喜ばしいことだ。 こう言っちゃなんだが私は相当に育ちの悪い人間なので、こういう親族内での気の遣いあいみたいな話はよくわからない。わからないがしかし、桜のトンネルも花火も、「自分や妹みたいな不幸な子供を作るのが嫌で自分を犠牲にして」幸せになりそこねたお姉ちゃんも、なんかどこかで見たことあるような(ないような)。あれは現実だったか、それとも映画だったか。 全体がそうした「見かけほあほあ」した幸せのトーンにあふれていて、これが日本のまったりだみたいな。どうせ50年たったらばあさんなんだから、そう力みなさんな、みたいな。 感情の起伏なし(そもそも健康な四人娘の話じゃ暗くなったりしようがないが)。 決してとんがった映像は撮らないけど、うまくなった是枝の、一周回ってワンみたいな話(なんじゃそれは)。 一番印象に残ったのは広瀬すずのサッカーテクかな。[映画館(邦画)] 6点(2015-07-10 20:33:24)(良:1票) 《改行有》

50.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 つまらなくはないんじゃないの。感動もせんが。 1 食事をおいしそうに描くこと 2 「禁じられた~ 」類いの恋愛を少し持ち込むこと 3 声優については意外性のある人選をすること みたいにマニュアル化して宮崎印の金太郎飴にする気かな(特に2は重要だなこれやっとけばエセ文化人が幼稚な評論書けるから)、とか感じるのはこれらがいかにも取ってつけたようでストーリーに有機的に咬み合ってねーからだわな。カルチェラタンの話と、海と俊の話もどっちがメインかわかんねーし。 監督はお飾りで、特に言いたいこともないけどノウハウあるしまー今年も映画作りますみたいな。僕らこれで食ってるんだから多めに見てよ、みたいな。 べつにそれでもいいけど、もし才能ある人が現れたらサクッと息子クビにしてね(無理だろうけどね)。 才能よりも血筋を選んでしまうのが日本人の限界というか、「民度」だよね。エイブラムスを選んだ向こうとの差だわな。 なんでそうなるのかを考えだすと、また深いことになるんだけどね。 [映画館(邦画)] 6点(2011-09-12 22:29:20)《改行有》

51.  ソーシャル・ネットワーク 《ネタバレ》 立派な青少年向けプロバガンダ映画だが、真に受ける人がこうも多いとちょっと心配になってくる。プログラムなんてこんな大層なもんじゃないし、いい大人が傑作だなんて興奮するような映画じゃないでしょ。[映画館(字幕)] 6点(2011-02-19 22:46:45)

52.  ソルト 《ネタバレ》 とても面白いノンストップ・アクション。ただし主演がアンジーでなければボロクソだったかも。 【以下バレ】 冷戦が終焉を迎えスパイにとって明瞭な敵はいなくなった。いや冒頭に少し出てくる国や、あといくつかそういう国があるにはあるが、映画で描くにはまだ生臭すぎる。しかしスパイ映画は作りたい。その悶々とした気持を抑えがたく、作り始めたはいいがやっぱり話は破綻しましたという映画である。 見る側はだからそういう気持ちを分かってあげて、アンジーちゃんカッコいいねとだけ言ってあげるべきである。決して金髪にすると単なるオバちゃんだななどと言ってはいけない。ましてや最後らへんわけわかんねーなどと言うべきではない。面白いシーンもたくさんあったはずだ。もう忘れたけど。 [映画館(字幕)] 6点(2010-08-31 23:53:00)(笑:2票) 《改行有》

53.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 私はこのシリーズ好きでない。 【以下バレ】 ポテト夫人の目玉やゴミ回収屋や、他にもかなりあった伏線はいかにも「これぞ伏線」とばかりに機能しており、それがかえって作り手の「どう、僕らアタマいいでしょ」顔を連想させてなんかイヤだ。そのことが玩具という今更感情移入しにくいものたちの物語を見せられ、半ば強制的に感動させられるということへの違和感にどこかで通じている。カウボーイを理想の男として教育するというのも何か取ってつけたようだ。滋味がないのである。 [映画館(吹替)] 6点(2010-08-31 23:52:00)(良:2票) 《改行有》

54.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 昔ミクロマンという玩具があり、よく家の中を冒険させたりして遊んだものだった。この映画はあの懐かしい日々の感覚をひさしぶりに思い出させてくれた。 【以下バレ】 …映画の感想はそんだけ。 私は日本のアニメ事情に詳しくない人間なので不思議に思うのだが、絵柄までそっくり継承することに作り手は違和感を抱かないのだろうか。師匠以上のものは決して作れませんよというメッセージなのかな。 もっと言うと、日本のCG事情というのはいったいどうなっているのだろうか。というのも従来のアニメ画では『デビルマン』を映画化することはまず不可能だからだ。一方、『ヒックとドラゴン』を作った連中に依頼すれば、すぐにでもあの『デビルマン』が、満足できる形で映像化できるのではないかと思う。この現実を現場の人や広告会社やファンはどう捉えているのか。 意地を張っていつまでもアメリカに追随しない、ということだけはどうか避けてくれますように。 [映画館(邦画)] 6点(2010-08-31 23:49:53)(良:1票) 《改行有》

55.  冷たい雨に撃て、約束の銃弾を 《ネタバレ》 今回復讐という物語の型に入れてしまったことが、成功であるように思わせておいてなぜか失敗に終わった。 【以下バレ】 いやね、よいと思ったのだ。標的の3人の男たちに迫っていく途中で彼らの家族の存在に気づき歩みを止めずすれ違うことがなぜカッコいいのかとか、そのまま近くのテーブルに居座り家族が去るのを待ち続ける時間をこちこちイナタく描くことがなぜ変に面白いのかとか、銃撃戦のさなかに仲間に手振りでタバコを要求する姿がなぜあれほどシビれるのかとか、密売屋が冷蔵庫から銃を出してくることや、オヤジを匿った妊婦が7人の子持ちでありしかもあきらかにハーフのような顔立ちの子どもが混ざっている理由がいっさい説明されないのはいったいどういうわけなのかとか、そんなことをカタるのにごく単純な復讐譚をもってきたのはなかなかいいところに気づいたなというか、少なくとも前半はよかったのよ。簡単な物語で安心して変な表現を見る快楽というか。つか、いっそなくてもいいくらいなのよ物語なんぞ。 なんだって途中で3人組を殺し、外人のオヤジの方を生かしちまったんだろうねー。どう考えても逆だろ普通。外人の遺志を継いで親分を倒しに行くというのが盛り上がるんだろ? あああよくわかんねーこの監督。記憶喪失なんて余計な要素を入れちまったもんだから話自体ぐちゃぐちゃになって、バッチの意味なんかよくわかんねーし考えたくもねー。アラン・ドロンを予定してたというぐらいだからひょっとしてマジで外人ウケに走ったのかもわからんが、自分が何を期待されているかを勘違いしちゃいけませんぜ、ダンナ。 [映画館(字幕)] 6点(2010-07-10 23:05:43)(良:1票) 《改行有》

56.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 30年も西へ歩き続けたら地球を7周ぐらいできてしまうと思ふ。 【以下バレ】 殺陣で首がポロポロ落ちるシーンやら食人で手が震えるといった爆笑もののセリフやら老夫婦の家ごと破壊される一連のシーンやら、面白いと思える箇所はちらほらある。だいたいこういう北斗の拳みたいな破滅後の世界というのは、私も基本的に好き(なぜだろう?)。だから前半はまあまあ。 だが肝心の本にまつわる意味性がイマイチ不明のまま終わってしまったのが残念。本がXXでしたというオチでもって、横へずらしてごまかして終わり。街の親分のセリフに「統治の為に本が必要」うんぬんという本質的なセリフがあんだからそこへつなげりゃよかった。 つーか、最後の方よくわかんなかった。図書館に収めてメデタシメデタシなのか? そんなんなら街の統治に役立てた方がよっぽどましだと思う。どうも私はデンゼルより、街の親分の言うことの方に説得力を感じてしまうのだが。 大体なんで彼は西を目指したの? それに、なんで街で弾が当たったのに平気だったの? ハードな日々が続いているので、なんか見落としがあるかもしんない。もしあったらごめん。 [映画館(字幕)] 6点(2010-06-25 11:13:10)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

57.  ウルフマン(2010) 《ネタバレ》 前半まあまあ。きれいなお月さん背景にカッコいい映像ばりばり。後半イマイチ。 【以下バレ】 特に狼男同士の格闘は何とかならんかったのか。ぬいぐるみじゃねーのかあれ。 ジプシーの村で疾風の如く殺戮していく場面だの主人公が村人に連行される場面(2回)だの、妙に印象に残るシーンあり。昔の田舎の雰囲気最高。あのまま村を出なけりゃよかったのに。しかし変身シーンについては『ハウリング』の頃とそう変わらんのな。 デル・トロの顔の不気味さ、それに殺戮や拷問や幻想や月やグロなど、ばらばらと見せるだけで筋に有機的に絡んでいない感じ。ラストもアホほど陳腐。おもしろいとはとても言えないストーリーだが、見るところを変えれば結構楽しめるかも。要はこの人、美術だけ担当してりゃいいんじゃないの? [映画館(字幕)] 6点(2010-05-21 18:23:26)《改行有》

58.  アリス・イン・ワンダーランド 手堅いところでまとめてしまった感じ。3Dなんだからこれまでにない破天荒な映像を期待する向きが多数派だろうに。 【以下ちょいバレ】 物語をまるで女の子が主人公のRPGみたいなわかりやすいものにしてしまったが、それはかまわないと思う。ただし3Dの特質を生かしたファンタスティック映像をたっぷり楽しませてくれればの話である。せいぜいチュシャ猫や三月ウサギのもふもふ感がよかったぐらいで、予告編を上回る衝撃映像はなかった。これならまだ、たとえ筋が破綻しまくりであっても、イマジネーション横溢しまくりの奇抜な映像出しまくり映画のほうがマシだ。 既成のイメージ、昔の3Dを今の3Dできれいにトレースしてみましたという印象。IMAXで余分な金額を払う価値はなかろう。ただジョニー・デップは好演だったと思う。 [映画館(吹替)] 6点(2010-05-02 13:21:25)《改行有》

59.  パラノーマル・アクティビティ あんな怖い目にあってる同じベッドで、何だっていつまでもグースカ寝てられるんだ? [映画館(字幕)] 6点(2010-02-13 20:24:09)(笑:1票) 《改行有》

60.  カールじいさんの空飛ぶ家 《ネタバレ》 確かに涙腺の緩む箇所はあったが、しかしあのニュアンスが子供にわかるわけがないと思うがどうか。少なくともクソガキ時代の私はてんで理解しなかったと思うが。 【以下バレ】 風船で飛ぶ家を見て「あんなの物理的にありえないよ」とか何とか言ってたと思う。リアリティのないアニメはダメである(特に男の子にとっては)。ストーリーも行き当たりばったりだし、飛行船上での戦闘も『未来少年コナン』のほうがよっぽどおもしろい(と、私の中のガキは言っている)。 まあそういうものを言いたい映画じゃないってことはわかっちゃいるが、冒頭15分についてもさほど斬新な手法とも思えないし、あんまし私の琴線には触れなかったなあ。 [映画館(字幕)] 6点(2009-12-29 15:55:48)《改行有》

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