みんなのシネマレビュー |
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601. ホワイト・オランダー 《ネタバレ》 親の支配から逃れられない子供の自立物語というとありがちなストーリーですが、全体を流れるトーンが一定していて良い雰囲気でした。ラスト、母親は母親、自分は自分と区切りをつけたあとの母親は自分を愛している・・というつぶやき印象的でした。この映画のように母親の束縛を逃れられない友人がいて、置き換えてみていましたが、友人は50近いので、どちらかが死ぬまでは束縛されたままだろうなと関係の無いことを考えてしまいました。血は水より濃いと言いますから。6点(2005-02-02 21:50:37) 602. しあわせな孤独 《ネタバレ》 淋しい映画でした。父親が浮気したのは浮気相手の恋人を車ではねる原因をつくった自分のせいでだと思いつつ、それでも父親の浮気相手を責めてしまう娘。交通事故で寝たきり状態なってしまい、誰を責められる訳でもないのに、恋人や看護婦にあたってしまう男性。妻が起こした交通事故の被害者の恋人を慰めるうちに本気で恋してしまう浮気はできない(本気になってしまう)真面目一筋だった医者。恋人が寝たきりになり心を閉ざしてしまったときに孤独に耐えられずに医師に頼ってしまう女性。みんな自分を責めながらも、どうしようもない感情に翻弄されてしまいます。交通事故の責任おしつけなどのどろどろな映画にならずに、自分を責めてしまう人たちが苦しむやり場のないけれど、人生なんてそんなものなんだと思わせる映画です。生きていくことは他人を責めることは出来ないんだと、相手を自由にすることも恋愛なんだと思っている人たちの映画です。凍える街の雰囲気、音楽もよかったです。7点(2005-01-28 03:48:19)(良:1票) 603. 容疑者(2002) 《ネタバレ》 親子ものには弱いのですが、逆になんとなく親子ってそんなもの?と思ってしまいました。アメフトのスターだったのが薬中になるまでのことも書いて欲しかった。そこまでまっすぐ?育ったのに、その後道を間違えたからって、子供の頃に別れた親を責めるのは間違いだと思う。デ・ニーロはそつなく演じている感じでしたが役柄に魅力が乏しかった。フランシス・マクドーマンドの良さも生きていなかった気がします。5点(2005-01-26 09:22:19) 604. イル・ポスティーノ 《ネタバレ》 ストーリーが、上手に進みすぎて物足りなさを感じました。中でも一番ひっかかってしまったのは詩を贈ることで女性の愛を得る、それも与えられた詩で、というところにまったく入れませんでした。ただ風景がとてもきれいでした。内容とは違いますが主演男優の遺作として、実際に余命幾ばくもない時期の出演、フィリップ・ノワレとの友情のたまもの、という宣伝は苦手でした。5点(2005-01-12 21:37:29)(良:1票) 605. 東京タワー 江國香織の小説が好きで、ずっと読んできましたが、「冷静と情熱のあいだ」以降、当たりはずれが多い感じがして、この原作も自分にとってははずれでした。そんなもので期待しないで見られるので逆にいいのかなと思ったのですが予想どおりの映画でした。東京の景色や風俗のよさも感じられず、バブリーなシーンも薄っぺらな感じでため息もでません。不倫の醍醐味(なんだろう?)も、ため息の出来ない辛さも伝わってこなくて残念でした。小説を読んで面白く感じられた人は面白く見られるし、そうでない人はそれなりにという映画だと思います。どうでもいいことですが、黒木瞳が川島なおみに見えるなとか、年齢的に上だけど岡田准一の役は安藤政信にやらせたらいいかなとか思いながら映画にはいれずに、そういう楽しみ方をしながら見てしまいました。4点(2005-01-12 21:28:53) 606. スパイダーマン2 映像がいかにもという感じのアメコミ風で面白かったです。ストーリーはスパーダーマンになる意外は、相変わらずののび太状態のトビーマグワイヤが定型過ぎて飽きてしまいました。ある意味、楽しければいい映画がヒーローものだと思うけど思ったよりも楽しめませんでした。5点(2005-01-12 11:02:52) 607. ミラーズ・クロッシング 森の中の映像に見とれてしまいました。DVDで見たので映像特典の撮影時の裏話が面白かったです。「ファーゴ」以降、ずっとコーエン兄弟を見ていて、どれもそれなりに楽しめるのだけれど、「ファーゴ」を見終ったあとの不思議な気持ちは再度味わうことがありません。「ファーゴ」は偶然だったのかと思うようになってきています。6点(2005-01-12 10:54:04) 608. ラスト サムライ ハリウッド的な映画でした。見終って残っているのは銃撃戦でのたどたどしい日本語でした。ウーテー!5点(2005-01-12 10:49:54) 609. キル・ビル Vol.1(日本版) 引っかかる部分の多い映画で、内容のわりにあまりシンクロできない復讐劇でした。ジョークみたいで笑って見ていたところもかなりあって、そういう見方をしていたら、もっと楽しめたのかも。ヤチマイナ・・・。5点(2005-01-12 10:47:55) 610. エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 昨日、「フレディvsジェイソン」を見て、今日「エイリアンVS. プレデター」を見ました。感想が一緒です(泣)。反則ありのプロレスを見ているようでした。バトルで映画の時間を持たせるのは大変なので、途中途中に人間の虐殺を入れて、うまく最後のバトルまで引っ張りました。それにしても人間から見ると敵と敵を戦わせて生き残るってパターンしかなかったようで残念。もっとめちゃくちゃ、なんでもありでも良かったのにと思いました。共に、続きそうなので、次回作は「エイリアン+フレディVS. プレデター+ジェイソン」のタッグマッチでも、見てみたいです。本当に映画になったら、ちょっと嫌だなあ。5点(2004-12-08 02:45:56)(笑:1票) 611. フレディVSジェイソン 《ネタバレ》 反則ありのプロレスを見ているようでした。バトルで映画の時間を持たせるのは大変なので、途中途中に人間の虐殺を入れて、うまく最後のバトルまで引っ張りました。それにしても人間から見ると敵と敵を戦わせて生き残るってパターンしかなかったようで残念。もっとめちゃくちゃ、なんでもありでも良かったのにと思いました。5点(2004-12-08 02:42:09) 612. さよなら、クロ 散漫な感じのする映画でした。犬が大好きなのですが、クロのかわいさが「シュレック2」の猫のしっぽの先も感じられなくて残念でした。動物の普通のかわいさがでていればいいなあと思いました。達者な俳優女優がたくさんでているのに勿体ない感じです。4点(2004-12-08 02:31:41) 613. オトコのキモチ♂ 最初は「ラブ・アクチュアリー」のような、どうしようもないご都合主義の後味の悪い映画を想像して、期待せずに見ていました。でも、この映画はB級に徹していて嬉しい感じのご都合主義の映画で、見終ったあとにほんわりしてしまいました。あたたかい映画です。「アイランズ・イン・ザ・ストリーム」の解釈をはじめ、音楽についてのうんちくや、シモネタも楽しかったです。7点(2004-12-08 02:21:04) 614. 渚のシンドバッド 橋本治の「桃尻娘」と大島弓子の漫画のパーツをうまく組み合わせた感じで面白かった。あゆも岡田もいいなあと思う。言葉がもう少し少ない方がいい気がしました。「ハッシュ」に比べて痛みがリアルに伝わりました。6点(2004-11-14 00:10:24)(良:1票) 615. リロ&スティッチ このところのディズニーらしいといえば、そういえるし、ありきたりといえばそうもいえるなんて思いながら見ていました。でも親もいない、友達もいない、ひねくれてしまった子供。流れ星にリロが祈っている言葉を聞いて、子供の頃のオレと同じじゃ、と気がつき涙だけじゃなく鼻水もボロボロ。子供の頃いっしょに遊んだ犬や猫を思い出してしまいました。6点(2004-11-08 11:36:20)(良:1票) 616. エデンより彼方に ジュリアン・ムーアにどっぷり感情移入してしまいましたが、どこか不倫の匂いをさせた分マイナスでした。男女としてでなく友人として惹かれていくのなら、もっと感情移入していたのに、ストーリーが残念です。あとデニク・クエイドは下手すぎ、ミスキャストです。6点(2004-11-03 06:02:48) 617. 二十四の瞳(1954) ホロリときました。教師ものは大嫌いなのですが、これは別格。言い古された言葉ですが、こんな先生は絶対にいない。生徒たちが大人になっていくのに成長した顔が同じでびっくりしました。兄弟姉妹を選んで生徒にしたというので納得しました。8点(2004-11-03 05:57:52) 618. コラテラル 最初の名刺のシーンでストーリーが見えてしまった。トム・クルーズは損な俳優だなと見ながら思った。ということは映画にはいりこめなかったということ。トムが起死回生の演技を見せることが出来るのは、こういう悪役ではなく「フィラデルフィア」のトム・ハンクスとか「プリシラ」のドラッグクイーンのような役だと思うんだが。5点(2004-11-03 05:53:48) 619. フリーダ 面白かった。芸術の秋に見るにはぴったりです。コラージュの面白さ、スケルトンアニメのかわいさ、映像の楽しさがたっぷり。背景の激動の時代がさらりと描かれていて、こちらも興味深かったです。音楽も◎。フリーダ・カーロの画を美術館で見たときには、あまり感銘を受けなかったけど、この映画を見てから見直したくなりました。映画の楽しみ方のひとつですね。死ぬ直前に恋愛を振り返るとき、どんな人がうれしいのかなと思ってしまいました。7点(2004-10-30 00:58:57) 620. 54 フィフティ★フォー レトロさも郷愁も感じないのは、狙いがそこじゃなかったからだったんだと途中で気がついた。真面目なマイク・マイヤーズはおかしくキュートです。4点(2004-10-22 19:59:12)
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