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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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601.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 サイコホラーの教科書というべき映画なので、シャワーシーンが有名すぎてあまり衝撃ではない。リアルタイムでネタばれなしで見たかった。それでもモノクロの効果が絶大で、母親の正体の演出は神がかっていたかと。センセーショナルな作品は衝撃的である一方、即物的で下賤に映るが、大衆の心を動かしたもの勝ちなのでこうしたものが歴史に残るのは今も同じかもしれない。[DVD(字幕)] 6点(2017-07-11 19:30:42)

602.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 デヴィット・O・ラッセルは苦手な監督だ。彼の癖がとことん発揮されており、何をしたいのかよく分からない。コンプレックスから親離れしてチャンプになりたい異父弟の話が、いつのまにか異父兄とチャンプを目指す話になっていて、それが盛り上がらずに淡々と進むわけだからカタルシスが感じられない。むしろ主役のマーク・ウォールバーグより、薬物中毒から抜け出そうとする異父兄の話が印象に残り、クリスチャン・ベールの本人になり切った役作りと存在感は感嘆ものである。メリッサ・レオの助演女優賞はよく分からなかった。ボクシング映画としても家族映画としても消化不良。[DVD(字幕)] 4点(2017-07-11 19:23:43)

603.  イントゥ・ザ・ワイルド 《ネタバレ》 サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』は、理想を求めて街を漂流する少年がもがきながらもやがて現実と折り合いを付けようとする物語だ。この映画も似たような匂いがあり、大学を卒業した青年が真の幸福を求めて、失踪同然の当てもない旅を続ける。あまりにも無鉄砲で青臭くて世間知らず。しかし、かつて問題児だったショーン・ペンは彼にある種の羨望を抱いていたのだろう。大人としての客観性も兼ねており、ドル札を焼きながらもバイトで資金を溜める矛盾に、列車に無賃乗車をすれば容赦なく殴られ、アラスカの荒野での廃バス生活では独りで暮らすことの限界を知っていく。「幸福は誰かと分かち共有するもの」。死に際にそれに気付くとはあまりに皮肉すぎる。もし地図を捨てていなかったら家族と抱き合っていたかもしれない。そして父親になって、自分を戒めるように子供に現実の厳しさを教えていたはずである。見る年齢によって感想がかなり変わるだろう。卒業間際で内定も見つからなかったときに本作に出会い、彼に共感していた。定職を持った現在なら冷静に見ていたかもしれない。親不幸にならない程度に、醒めないうちに行動することは若さという特権だ。[映画館(字幕)] 8点(2017-07-11 19:19:17)(良:1票)

604.  プレッジ 《ネタバレ》 真犯人捜しのサスペンスものに見えて、実は妄執に囚われているだけの、仕事以外に生き甲斐がなかった、引退した老刑事の悲劇。生活のために働くだけの人、家族を養うために私生活を犠牲にしてきた人を見るに、いろんな生き甲斐や逃げ場を持っていないと、行き詰って絶望してしまうのだろう。性格的に家庭が持てなかったと思うが、顧問として続けさせる道があったら違っていたのかもしれない。短い出演時間ながらもベニシオ・デル・トロの存在感が抜群。[地上波(字幕)] 7点(2017-07-11 19:15:28)

605.  ロード・オブ・ザ・リング 《ネタバレ》 3部作の中で一番好きなのは言うまでもなく一作目。二作目以降の盛り上がりを考えれば物足りなくもないが、3組に分かれるまで冒険している感が最も強く、ドラクエにハマった世代にしては"冒険に馴れていない"感じがあってとてもワクワクの連続だった。監督がホラー畑出身だけあり、敵側の造形といい、戦闘描写の数々といい、生々しくホラー映画に迫る勢いが児童向けファンタジーとは一線を画す。トールキンの世界観の土台がしっかりしているところが大きいが、メインキャラがしっかり立っているところも好印象。特にガンダルフの包容力とボロニアの人間臭さと弱さが魅力的。反面、メリーとピピンの違いが完結編まで分かりませんでした(苦笑)[映画館(字幕)] 8点(2017-07-03 20:27:20)

606.  if もしも.... 《ネタバレ》 カンヌ最高賞は時代を反映させたものが多い。この映画も例に漏れず、学生運動ものである。カラーとモノクロが交互に入り乱れ、やがて現実と空想(if)の区別が曖昧になっていく。普通なら「厳格な全寮制の学校が嫌なら中退しろ」というのは己を犠牲にしてまで空気を重んじる日本の農奴根性だが、閉塞感を撃ち抜くために変えていこうとする意識が明確なのが欧米らしい。だからこそ映画では学長を射殺して撃ち合いになる冗談みたいな終わり方になる。マルコム・マクダウェルのあのエキセントリックな表情が『時計じかけ~』のアレックスに繋がるかと思うと興味深い。[ビデオ(字幕)] 5点(2017-07-03 20:13:11)

607.  ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 《ネタバレ》 東映アニメーション時代の細田監督の個性が色濃く出ていたワンピース映画。かつての宮崎駿、原恵一が既存のキャラクターで作った異質なパラレルワールドで、全編で影がほぼ入っていないことと終盤のダークさがキャリアの頂点に達していることが際立つ。「仲間を失ったらどうするか?」。かつて『ハウルの動く城』の監督に一時決定になりながらも製作を打ち切られ、信用を失った実体験が反映されており、「私物化するな」と言われても仕方ない。それでも監督のビジョンが脚本に上手く伝えきれず、冗長な部分がむしろ印象に残った。過去にしがみつかず、前に歩き続けるしかないだろう。仲間といつまでも付き合える保障はない。だが、笑顔のルフィにその決意が示されている。[DVD(字幕)] 5点(2017-07-03 19:51:08)(良:1票)

608.  太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 ハリウッドと対等に張り合える大スケールの現代活劇はこの作品だけだ。ただ原爆を作りたかった教師の虚無感が、物質に溢れかえった仮初めの平和に投げかける。自分の存在意義は何なのか。ナイター中継を最後まで見たい薄っぺらさか。常軌を逸した刑事と対峙することで生きる実感を浴びたかった男の悲しさがエネルギッシュに突き刺さる(同時に死ぬのが恐いヘタレというのもリアル)。現在の承認欲求をめぐる事件に通じるものがあり、実際に大量の始末書を書かされた撮影手法(ゲリラ撮影)のそれとリンクする。菅原文太の不死身っぷりには笑ってしまうが、長谷川監督も相当エキセントリックだ。この作品をきっかけに監督は干されてしまったようだが、傑作を一つでも残せただけ羨望の的だろう。存在意義や生きる理由など問わない方がかえって幸せになれるかもしれない。悲惨で辛い現実を目を背けずに日々闘っている人間からすれば普通に生きられること自体がありがたいのだから。「日本は甘ったれているのだ」と。[DVD(字幕)] 9点(2017-07-03 19:47:26)(良:1票)

609.  母なる証明 《ネタバレ》 奇妙な踊りからポン・ジュノの世界に引き込まれる。知的障害の息子から目を離せず、薬草どころか自分の手まで刻みそうになる。その息子の冤罪を晴らそうと奔走していくうちに、そこに"母"という呪縛をかいま見た。一見ひたむきに見えるが、ある意味で他人の迷惑も顧みない。貧困だからこそお互い助け合うはずが、自分たちの保身のために平気で蹴落とす現実。かつて無理心中に巻き込まれて知的障害を患った(かもしれない)息子は、もしかしたら母を試そうと"演技"していたのではないかと思ってしまう。衝動的に少女を殺してしまったが、母が自分を見捨てて血の濃い関係から解放されたかったかもしれない。しかし彼女は助けた。エゴで完結された世界から抜け出すことができなかった。そして針で全てを忘れて、息子のもとへ帰るまでひとときの非日常で踊り続けるしかないのだ。[映画館(字幕)] 8点(2017-07-03 19:43:34)

610.  輝ける青春 《ネタバレ》 もう一つの『1900年』と呼んでいいかもしれない。中流家庭の40年史の割に歴史に翻弄されるというわけではないが、それでも左翼活動にのめり込む妻に、複雑な弟の自殺と波乱万丈で、一度バラバラになるも再生していく過程を丁寧に掬い取る。流石に後半40分くらいは睡魔でウトウトしてしまったが、弟の幻影が主人公と弟の妻を祝福するシーンが美しく心に沁みてくる。序盤のシーンに立ち返る結末にしみじみ。大河小説を読み終えたような充実感は相当なものだ。[DVD(字幕)] 6点(2017-07-03 19:38:35)

611.  1900年 《ネタバレ》 ベルトリッチの代表作は『ラストエンペラー』よりこちらじゃないか。ファシズムの盛衰を5時間以上かけて、一気に描いた演出力には舌を巻く。政治色が強く見難いように見えて、メロドラマをふんだんに盛り込んで見易い。かと思えば、農村の営みと紙一重なエログロもふんだんに盛り込んで見難くて、どっちなんだか。DVD化に時間がかかったのは児童ポルノ要素が少なくないからで、土を掘って腰を振ったり、裸マントで"皮"を剥いたり、男児犯してジャイアントスイングで殺害とか今だったら撮影不可能だ。最初見たときは社会主義礼賛かと思ったが、極端な政治思想に支配されると、賢さを放棄した労働者層の不満が爆発して対極の思想に傾くのはどの国もどの時代も同じか。ドパルデュー、デ・ニーロ、ドミニク・サンダが物語の中心にも関わらず、ドナルド・サザーランドの怪演が衝撃的すぎて彼しか印象に残っていない。いずれにしても今日の大作より、真に大作していた。もう色んな意味で似た映画が撮られることはないだろう(モラル的な意味で)。[ビデオ(字幕)] 7点(2017-07-03 19:35:49)

612.  ニュー・シネマ・パラダイス "映画の魔法"というものがあるなら、正にこのことだろう。数少ない村の娯楽であり、情報源であり、外界への扉でもあった映画館と、映画と共に育った村人たちの悲喜こもごもが一体となった共有感が郷愁としてスクリーンに宿っているようだ。娯楽の多様化で時代に取り残され映画館が廃れていくさまは、テレビ、ビデオ、DVD、ネット配信といった飽和した映像の歴史そのものである。しかしながら、如何に形態が変わろうとも、良い作品は何十年も残る。たとえミーハーが群がるだけの娯楽大作だとしても、一部の批評家しか絶賛しない高尚な芸術映画だとしてもだ。全ての映画に捧げた例の結末は反則としか言いようがない。[DVD(字幕)] 8点(2017-07-03 19:33:31)

613.  ダム・キーパー 《ネタバレ》 「親父は暗闇から身を守る方法を教えてくれなかった」。最後のナレーションが象徴しているように、こういう状況が過去に一度もなかった(かつて忘れ去られた)のだろう。温かい手触り感の残る映像と残酷な現実との対比、主人公が置かれている状況とダムで守られている平和な町との対比が、当たり前のように暮らせている尊さとすぐ壊れてしまう危うさとは紙一重なんだと。転校生のキツネに裏切られたと思っていたことが、実は彼のために闘っていたということも紙一重。替えの利かない存在の大切さを誰かが気付いたとき、彼の明日が少しでも打開されていくことを願わずにはいられない。[地上波(吹替)] 7点(2017-06-19 21:28:48)

614.  フランティック 《ネタバレ》 異国でトラブルに巻き込まれる王道の惹かれる題材なのに、ポランスキーらしくない緩慢で平凡なサスペンス。雰囲気はよく出来ているのに意外性はなく、しかも奥さんは無事で運び屋の娘が取って付けたような最期なのが消化不良。事件の発端になった小道具が麻薬ではなく、核兵器の起爆装置というあたり、当時は冷戦だったということに時代を感じた。フランスとは無縁のバリバリのハリウッドスターであるハリソン・フォードのキャスティングがある意味新鮮で、アメリカに二度と足を踏み入れなかったポランスキーだからこそ撮れた映画かもしれないのに残念。[地上波(吹替)] 4点(2017-06-19 21:27:38)

615.  闇の列車、光の旅 《ネタバレ》 列車の屋根に無断に乗り込み、強い雨風を凌いで、アメリカに不法入国するヒスパニック達。アメリカに行けば希望があるとは限らない。だが暴力と貧困と汚職が根強い祖国に残っても希望も未来もないのは確かだ。幼い少年ですら真っ当に生き残るためにギャングに入る現実。そしてどこまでも地の果てまで裏切り者の主人公を追いかけてくる絶望感。彼が蜂の巣にされようが、多くのものを失ってまでアメリカに辿りつこうが、ヒロインにはハッピーエンドとは程遠い困難が待ち構えているだろう。共倒れしたくないからと、国境に壁を作ろうとする大統領。明日も分からない彼らに寄り添っているため、蝕まれているアメリカ側を忘れそうになるが、善悪を二分にできない複雑さは双方の血と涙と犠牲によって作られている。[DVD(字幕)] 6点(2017-06-08 19:43:54)

616.  ある子供 《ネタバレ》 未成年が親になる。女なら激痛に耐えて命を分けた子を産んで母になる実感を得るが、男は父親になる実感が湧かないだろう。子供に慣れない、あまりに未体験なことばかりで戸惑ってしまう。特に恵まれない家庭で育った男なら尚更だ。生きていくためなら金欲しさに平気で子供を人身売買業者にも渡す。ただ、事の重大さに気付いて、危うく取り返すも妻から絶縁を突き付けられる。当然の結果である。世間と上手く渡り合うことばかり顔色を伺い、接し方もぶつかり方も分からなかった。その想像力の欠如した"子供"が如何にして"父"になるか。一度は見捨てた仲間の少年のために自首し、妻が面会に来たことから本当のスタートがはじまる。簡単に道徳心が育つような楽な道のりではないことは確かだが・・・。親になることは重大な責任を背負うこと。糾弾することは誰でもできるが、社会が放置したままでは"こども夫婦"が増えるだけだろう。それがより感じられる映画であった。[DVD(字幕)] 6点(2017-06-08 19:32:09)

617.  ロゼッタ 《ネタバレ》 真っ当に生きたい。失業率が20%を超えるベルギーでは切なる願いなのだろう。キャンピングカー暮らしで身体を売る母に嫌悪しながら、ロゼッタは新しい職を探しに奔走する。辛酸を舐め切った悲壮に満ちた強い表情を常に崩すことはない。そう、ワッフルを売る青年に出会うまでは。不本意ながら彼と微かに距離を縮めつつも、不法にワッフルを売ったことを社長にバラし解雇させる。仕事にありつけるも、女としか見ていない彼への復讐で募らせていく罪悪感。そして強く硬い心が折れた瞬間、彼に曝け出した泣き顔で終わるエンドロールに何を感じるのか。ハリウッドとは対極的なタッチで現実を映し出したダルテンヌ兄弟。ラストの"フィクション"の後、決して希望があるとは限らない。それでも前に進んで可能性を信じるしかない。ぬくぬくとこの映画のレビューをしている自分がどれだけ恵まれているか実感する。生活のために働く"だけ"で素晴らしいと思えないと、過酷な現実に気が狂うだけだ。[DVD(字幕)] 6点(2017-06-08 19:07:42)

618.  ソウ 「もしかして来るか、来るか・・・」と思ったら、予想通りの結末。凄いと思いつつも改めて考えればツッコミどころ満載。荒削りだけど若さ故の勢いもまた良作としての要素だろう。何度も見たいと思わせる深みとギミックがあれば8点くらい。ところが本作にはそれがなかった。残酷描写だけがエスカレートしていく2以降は見る気すら起きない。[DVD(字幕)] 7点(2017-06-08 19:01:41)

619.  メランコリア 《ネタバレ》 センセーショナルで辛辣な映画を撮るトリアーの中では最も見易い作品だろう。ディザスターものの体裁を取りながらも舞台は屋敷とその周辺のみで、鬱病を主体にしたシンプルさ。鬱病への無知・無理解をストレートにぶつけ、ヒロインの心理状態をシンクロさせるような揺れる撮り方に見ていて辛くなるくらい(酔うという意味で)。避けられない破滅に、ヒロインと常識人の姉の立場が逆転していく過程が印象的。地球消滅なのに、どこか穏やかで爽快感のある終わり方。これに共感してしまうあたり、「生きているだけで素晴らしい」と強要する"普通"の社会にどこかしら違和感があったのだろう。閉塞感からのリセットを描いた壮大な"断舎利"映画だ。[映画館(字幕)] 5点(2017-06-08 18:58:17)(良:1票)

620.  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 《ネタバレ》 「引き際を見誤ってしまった」。これが第一印象。確かにビッグコンテンツになってしまったら、例え嫌でも重役の意向で作らざるを得ないだろう。そういう臭いが感じられる。そのため、ほむら以外の他の登場人物の心理描写が空虚であり、キュゥべえのネタばらしが押井守ばりの長セリフを延々と話すだけで、映像で語ることを放棄した演出が致命的。難解云々以前に商品になってしまった作品を無理に作っているから破綻している(公式の2次創作化)。だからこそのあのラストだろう。まどかを契約させない約束を果たせず、比較的マシな世界になっても諦めきれないのは理解できるが、本作で意思をハッキリさせる必要はあったか。もっとも、潔く完結させる権限を持てないから、このまま"延長戦"をずるずると続けていくのだろうが。一番の収穫は新キャラの百江なぎさの可愛いさくらいだろう。[映画館(邦画)] 5点(2017-05-29 21:22:14)

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