みんなのシネマレビュー |
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621. かぐや姫の物語 《ネタバレ》 うーん。とっても美しくて才能にあふれているけれども、結婚しない女性がいます。いやあの、ワタシはそういう女性はとても生きづらくて大変なのだと思っています。「美人」という額縁で常に飾られて、一挙手一投足を見守られて。少し冷たくあしらえば、高嶺の花なんて呼ばれるし。動きづらいったらありゃしない。本当の私のことなど知らないくせに。思うがままに生きていたあのころに戻りたい…。ワタシは、昔話「竹取物語」をモチーフにそんな女性を描いた作品とみました。ただなあ。そんな物語を観たいかというとそんなことはなく、観ながら「う、メンドクサイ奴。かぐや姫」とか思ってしまいました。画の質感は好きでした。[DVD(邦画)] 4点(2015-01-04 16:17:46)(良:1票) 622. 超高速!参勤交代 《ネタバレ》 あ~、なんだか気持ちいい映画ですね。信頼し合うこととか、誠実であることの美しさをみせてもらいました。作中の湯長谷藩がそうであったように、作った皆さんもいたってマジメに作っています。まるで奇をてらわないハッピーエンド。正月休みにちょうどいい一作です。[DVD(邦画)] 8点(2015-01-03 17:20:18) 623. イントゥ・ザ・ストーム 確かに家のテレビで観ちゃうと、アメリカの人が2時間ドラマで十分、とか言ってるんじゃないかと思っちゃいますね。[DVD(字幕)] 3点(2014-12-31 12:39:43) 624. アパートの鍵貸します 「バカな男とダメな女の物語」っていったら、日本の演歌にも通底する普遍的なパターン。我々が一番好きなフォーマットかもしれん、って言ったら大げさっすね。よかった。[DVD(字幕)] 9点(2014-12-29 09:18:05) 625. ハート・ロッカー 《ネタバレ》 これでいいの?と思ったクチです。大義なき戦争のあと、誰のためなのか分からない彼の国の状況がリアルに伝わって来たのでなおさら。大きなインチキのツケを払わされてる切実な人たち。明らかにワタシの考え過ぎだと思いますが、この人たちをクローズアップすることで、何かが目くらましされている気がします。世の中のマッチポンプを描くのに、これで本当にいいの?[CS・衛星(字幕)] 2点(2014-12-28 18:36:51) 626. 渇き。(2014) 《ネタバレ》 やり過ぎ。しかし過剰な演出も、惜しみなくA級俳優を使ったB級映画と思えば悪くない。最後の藤島昭和のセリフがイカれてる(むしろ、イカしてる?)。[DVD(邦画)] 7点(2014-12-21 15:04:58) 627. 反逆次郎の恋<OV> 今をときめく監督の才能の片鱗のそのかけらさえも、オレには見いだせない。意図したものだと思うが、主人公次郎くんの考えていることが最後まで全くわからず、行動に共感できない。不快だ。こういうのは大阪芸術大学映画研究部のOB会だけでやって欲しい。若気のいたりは誰にでもあると思うが、そういうのはちゃんと金庫にカギ掛けてしまっておいてください。[DVD(邦画)] 1点(2014-12-14 16:03:22) 628. タワー・ブロック 《ネタバレ》 麻薬の売人、児童虐待、アルコール依存、ネトゲのひきこもり?の人がいました。そんな人間力に問題のある人々が、じっと助けを待つよりほかない状況にも関わらず、持ち前の考え違いを駆使して事態を様々にこじらせつつ、救いようのない結末へと突き進むソリッドシチュエーション・ホラーコメディってのではどうだったのでしょうか(意地悪?)。しかし本作では、ごく当たり前の人が物語の中心に入ってしまったので、一言、つまらなかったです。[DVD(字幕)] 2点(2014-11-27 07:39:12) 629. なんちゃって家族 《ネタバレ》 フリから始まって、ひょうたんから駒っていうロードムービー。こういうのは嫌いじゃないよ、王道だと思う。でも、本作は平板なんだ。ストリッパーと麻薬密売人が心を寄せていくのに決定的なエピソードはあったのだろうか?麻薬捜査官のベンがミラー一家を見逃す気持ちになったのは何故なんだろう。未消化なまま、鑑賞後、何が印象に残っていたかと言えば、ワタシもアケビのように腫れたアレなんだ。[DVD(字幕)] 3点(2014-11-24 06:41:22) 630. 赤い風船 《ネタバレ》 とにかく、いたいけでたまらない。我が子の小さい頃を思い重ねて、心かきむしられるよう。[DVD(字幕)] 9点(2014-11-03 22:41:43) 631. 白い馬(1952) うーん。風船ほどには感情移入できませんでした、馬に。無機物に気持ち寄せられて、生き物にはなんで、と思いましたけど。[DVD(字幕)] 3点(2014-11-03 11:31:56) 632. 最強のふたり 《ネタバレ》 自称「口が悪いけど、根はいい人」が出てくる映画とばっかり思っていました。その実、単に無神経なだけってヤツです。しかしドリスの生活の有様が丁寧に描かれているので、悪いことが起こる気がまるでしない。いい子なんだもん、前科はあるけどね。だから、心安らかに観ることができました。「彼は、わたしのに同情しない」。ドリスの差し手はトリッキーなのですが、堺雅人風の受け口の笑顔がチャーミングなフィリップの上品さがそれを受け倒してできた物語だと思います。よかった。[DVD(字幕)] 8点(2014-11-01 15:33:39) 633. ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 うーん。前半、妹の誕生日パーティに何のてらいもなくアンが溶け込んでしまうくだりとか、ウィリアムが状況を理解し、躊躇なくホテルマンになりすまし身を引くシーンとか好きでした。しかし、一度別れてからのダラダラ感。彼女のいるはずのリッツへ駆けつけるカーシーンの、これはホントに映画かと見まごうばかりのダラダラ感。「ローマの休日」を期待したら、昭和のラブコメだったという拍子抜け。なんか「うわさの姫子(芸能界編)」?ジュリア・ロバーツ、綺麗でした。[DVD(字幕)] 5点(2014-10-25 09:47:30) 634. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 《ネタバレ》 終幕間近に、監督はエンドロールでネタ晴らしをするつもりだ!とわかったときに、一気に血圧が上がりました。しかし、これが消化不良。他の方のレビューを見て納得。ワタシたちがどうしてあの「ニワトリ」のことがこんなにも気になってしまうのだろう。痛飲した翌日の心許なさ。これをネタに内田けんじ監督が撮っていたら、ものすごく面白くなっていただろう。伏線の回収はもっと丁寧だったと思うし、単に仲良し3人組+1人とはしなかったと思うし。ただの平板な「友達」ではなかったからこそ、命賭けてもダグを見つけたんでしょう。簡単にいうと、大味なんだ。楽しいけどね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-20 15:21:41) 635. 戦場でワルツを 《ネタバレ》 ドキュメンタリーをアニメーションでやる。しかも、かつてない手触りの画風。モチーフは中東紛争、サブラー・シャティーラ事件。ワタシには新味たっぷりの本作。観終わった今、正直、創作多国籍料理を食べたあとの納得して良いのか分からない、あの割り切れない気持ちでいっぱいです。なんか、いろいろと残念なオレですみません。[DVD(字幕)] 5点(2014-10-20 13:36:53) 636. シリアル・キラー アイリーン 「モンスター」と呼ばれた女 《ネタバレ》 正当防衛であるのかどうか、警察に意図的な手落ちがあるのかないのか。処刑前日の精神鑑定の結果がどうであろうと、あるいはどんな生い立ちの不幸があろうとも。7人の殺しをやった以上、死刑執行の是非はないと思っているモノです。ただ、約90分に渡り繰り返される、アイリーンのキチガイじみているんだか、滑稽なんだかわからない言動全てが「切実そのもの」。目が怖いんだ。だから、死刑という罰が、単に命を奪われるということだけではなく、執行されるまでの生殺しを味わう罰なのだと認識新たにしました。そういう意味でも死刑の「執行」に是非なしと繰り返します。[DVD(字幕)] 5点(2014-10-20 06:16:11) 637. 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》 大泉洋は脇に回ったときが強い。横から入ってきて画面の雰囲気を全部さらってしまう瞬間が必ずある。しかし主演シリーズの本作では、ノドを締めたようなハードボイルド声を出す男。すこしうるさい。もしかしたらふざけているんじゃないかとすら思う。柳沢慎吾体質。本作における「反原発」の取り扱い方。橡脇自身もそのシンパも殺しに関与していないことが明らかになるが、善良な市民の暴走が事態を混乱させている体(てい)。確かに市民運動の「錦の御旗」になりつつあるのではと懸念されるこの課題。本作において、なんらかの政治的な意図があったとは思わないが、制作側が、まさかこの素材をこんな禁じ手的な切り出し方!とでも考えているのだとしたら、何か配慮の欠けた軽率なものだったと言わざるを得ない。[DVD(邦画)] 3点(2014-10-19 11:04:41) 638. ナポレオン・ダイナマイト なんか、妙にしゃれたもんを観せられたような気もしましたし、アメリカのエンターテイメントのふところの深さを見せられたような気もしました。いや、マジで。[DVD(吹替)] 8点(2014-10-18 20:17:05)(良:1票) 639. 白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 なたね @nata_01 赤星雄治(無関係)って、ワロタ(笑 。うまいよ、原作超えてる。さすが、中村監督。☆4つ半[DVD(邦画)] 9点(2014-10-12 23:20:17)(良:1票) 640. ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 《ネタバレ》 不安定な発達障害の子が、鍵を片手に手前勝手な調査を繰り広げているときには、もうこれはどうにも観ていられんと思ったモノです。後半判明する、旅についての母親の裏事情、鍵の行方と第6区のくだりの落とし方で、だいぶホッさせて頂きました。残るは、このあたかも耳元で怒鳴り声が聞こえてくるようなタイトルの意味。主人公の彼にとっての「最悪の日」以降の世の中全般(公共交通機関、閉じこめられる場所など)と捉えましたが、自信がありません。どなたか見解を教えてください。なお、うちの子にも「8分間」を与えたくて、なにやらミステリーを残したくなりましたが、あっさりと諦められたらと思うと切ないです。【追記141010】あ、タイトルは母親のことを言っているのではないかな。ワタシはそう解釈します。父と子と母の物語です。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-10 23:43:07)
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