みんなのシネマレビュー |
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621. アゲイン 28年目の甲子園 予告編でこの映画を知り、この映画でマスターズ甲子園を知った。大人になった球児たちが経験の差や世代を超えOBチームを結成して甲子園をめざす。何とすばらしい企画だろう。ホームページで特別映像まで見て、本編映画を見る前に感動してしまった。そのせいか映画館ではもう一つ波に乗れなかったような気もするが・・・。おじさんたちの野球映画の中で波瑠の初々しさが光ったし、主題歌も良かった。出場停止になったいきさつがいまいちピンと来なかった。[映画館(邦画)] 7点(2015-01-26 20:00:23) 622. ザ・インターネット 1995年といえばWindows95が発売されたばかりの頃、モデムの設定が大変面倒でインターネットにもそれ相応の知識がないと接続できなかった時代だ。そのインターネット黎明期においてウイルスとかハッカーとか時代の先端を垣間見られることは大変すばらしい。コンピューター社会の恐ろしさ(情報流出など)も当時としてはそれ何?というのが普通だったろうに・・・。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-22 22:46:29)(笑:1票) 623. ストックホルムでワルツを スウェーデンではモニカ・ゼタールンドという歌手が結構有名らしい。ジャズが苦手な私には知るよしもなかったが、予告編で流れた「旅立てジャック」に魅せられて鑑賞。何度も挫折しながらも登り詰めていくひたむきな姿が良いし、幼い娘を預けた父とのふれあいも良い。「テイク・ファイヴ」の原曲にスウェーデン語の歌詞をつけた「イ・ニューヨーク」も良かったが一番印象に残ったのは「歩いて帰ろう」[映画館(字幕)] 7点(2015-01-16 08:28:39) 624. マレフィセント 呪いをかけたのはそういういきさつがあったのかと納得する反面、真実の愛とは何かの追求がちょっと物足りなかった。突如やってきた王子様のキスでという童話の世界より踏み込んでいるとは思ったが・・・。映像がきれいだし空を飛んでいるシーンなんか3Dで見たらさぞ大迫力だったろうなと思わせる。ところでテーマ曲の「ONCE UPON A DREAM」だけど元々はワルツの踊るような滑らかな曲だったと思うけど、びっくりするほどスローテンポ、それだけ思いがこもっていると言えばそうなんだけど・・・。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-10 23:11:41) 625. ボーン・イエスタデイ(1993) とっておきの8つの話題とか米国憲法修正条項ソングなどオリジナルにないものが付け加わったのも良いし、説教臭かった面も緩和されていてずいぶん見やすくなっている。ただ原作舞台劇シーンを取り入れようとすると何かとってつけたようで活かされてないようにも思うが、映画としてはこれでも良いと思う。(トランプシーンなど)[DVD(字幕)] 7点(2015-01-08 12:41:00) 626. ボーン・イエスタデイ(1950) 「ビリー!」と大声で叫び「何よ!」と大声で答える、実に粗野な場面だ。無教養な女性が洗練されていくのは後の「マイ・フェア・レディ」を思わせるが、おもしろさという点ではかなわない。教育映画風というか説教的すぎるのが難点なのかもしれないが、舞台劇のおもしろさもあるし、何と言ってもビリーの成長していく過程が良い。[DVD(字幕)] 7点(2015-01-06 19:18:13)(良:1票) 627. ツーリスト サスペンスとしては物足りないのかもしれないが、大物二人の俳優の冒険劇はコメディっぽくおもしろかった。美しい水の都ベニスも風情も良いし、旅行できたら本当に良いなと思う。女房が浅丘ルリ子に似てると言ったけど、そういわれてみるとアンジーそっくり・・・。[DVD(吹替)] 7点(2015-01-05 21:10:35) 628. マイ・ルーム 放火事件からの施設送り、急性白血病からの骨髄移植ドナー探し、どちらも大変な問題なのだけどそのことで母と息子、伯母の3人の関係が徐々に改善されてくる。とくに姉妹ののわだかまりはぶつかり傷つけあいながら身に迫る。ハッピーエンドではないが安らぎをを覚える。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-20 11:30:47)《改行有》 629. 手錠のまゝの脱獄 人種差別のきびしい一昔前の米国南部で、白人と黒人を手錠でつなぐことはありうるのだろうか。最初は疑問に思ったのだがユーモアだと言う。そのユーモアとは仲の悪い者同士を鎖で繋いでおれば決して脱走しないだろう、いや例え脱走してもうまくいくはずがないというものだ。ある面なるほどと思うがそこがまた映画のテーマでもあるのだ。結果的には鎖が切れても繋がれていたとき以上の友情が生まれるのだが。ミッドナイトランほどはおもしろくはないが、人種差別問題という点でそれ以上の価値がある映画かもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-17 19:33:37) 630. 愚か者の船 タイトルに興味を惹かれ見たのだが、国籍人種の違うたくさんの人たちが登場したくさんの物語が進行する、所謂グランドホテルのホテルが汽船になった映画だ。思わず笑ってしまいそうなシーンあり、感動させられるシーンあり、考えさせられるシーンもある。それでいてしっかりひとつにまとまっていると思う。人間誰しも愚か者なのかなあ。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-15 21:27:46) 631. 社葬 伝えるための新聞ではなく売るための新聞がある、そういう一面を赤裸々にし新聞社内部の権力闘争を描いた映画だ。だから新聞記者など一切登場しないし、別に新聞社でなくとも舞台はどんな会社であってもいいような感じすらする。重役が多すぎて会長派と社長派とと整理して見ないととまどってしまうけど、軸になるのは学歴なき販売上がりの緒方拳と頭脳をめぐらし画策を図る東大卒エリート江守徹。全編を通じ大変おもしろいが、腹上死の偽装など何か見にくいものを見せられたような気もする。[DVD(邦画)] 7点(2014-12-12 02:29:19) 632. 爆烈野球団! 日韓併合へ向けての時代背景や政治的背景など一部よくわからないところもあるけど、瀬戸内少年野球団同様スポーツへの愛着や友情を交え心打つものがあった。主人公の4番打者のホームランでゲームセットではなく、そこからまた続いたのが良かった。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-09 22:31:23) 633. アニー(1982) 後半の展開は今いちだけど子どもを主人公としたミュージカルとしては良いと思う。歌も親しみ安いし、何と言っても明るく元気なアニーが良い。[DVD(吹替)] 7点(2014-12-08 19:42:11) 634. 名探偵登場 壊れかけた橋、落ちてくる石像、チャイムならぬ悲鳴、次々に起こる仕掛けが大変おもしろい。それに加え目の見えない執事に口のきけない料理人の取り合わせ、おもしろさだけをとったら最高の映画である。ところがドアを開けると来訪者たちが消えたり現れたり、主人のトウェインが突然現れたり反対側に移動するなど不思議なことばかりで、謎は謎のまま。そしてまたストーリーはごちゃごちゃ支離滅裂、終盤なんかどうなっているのかわからない。誰が殺されたのか、誰が殺したのか。あげくのはて「最後の5ページで真犯人登場とは何ごとだ」の意味深長なことぱとなる。このへんになると従来の推理小説名探偵ものに対する痛烈な批判がこめられているのだろうが、ポワロとミス・マープルしか知らない私にとっては少々きつい。[DVD(字幕)] 7点(2014-12-08 03:17:15) 635. トワイライト ささらさや 原作はファンタジーミステリーだろうけど、コメディっぽくそれでいて心温まるヒューマンドラマだ。赤ん坊のユウスケ君がとてもかわいくニコッとされるとたまらなくなる。母親のサヤさんともども応援したくなってしまう。おっかなく見えたユウタロウの父親も本当は愛情表現が苦手なだけだろうと予想のつく展開だけどそれでもやっぱり良い。隣の席あたりで涙ぐんでいて、「ばっかだねえ」と思っていたらこっちまでつられてしまった。[映画館(邦画)] 7点(2014-12-01 15:41:56) 636. ジキル博士とハイド氏(1941) 「ジキル博士とハイド氏」はフレデリック・マーチ主演に続き2作目、さすがに画面は精巧で美しく原作や前作に比べてストーリーもわかりやすくなっている。そして何よりもバーグマンとラナ・ターナーの二人の美女が際だっているのだが、バーグマンの汚れ役はピンと来ない。主役のスペンサー・トレイシーにしてもフレデリック・マーチを超えている思えないし・・・。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-29 22:31:15) 637. 河のほとりで 加山雄三と星由里子が恋人同士と言えばもちろん若大将シリーズなのだが、同時期に撮影された作品でありながら結構雰囲気が違う。若者の青春ロマンスもあるにはあるが、彼らの両親のロマンス、それも奪い取っただのその辺の清純とは言えない要素も含まれてくる。原作はとみると石坂洋次郎、さもありなん、台詞が小説のままの雰囲気すらあるのだ。おもしろかったのは、東野英治郎と乙羽信子の結婚式だ。牧師の有島一郎とその夫人沢村貞子がからんでやりとりが何ともおもしろい。そうそう加山雄三が年上の女性池内淳子と関係するなんてのもあって、結婚とはそんなに純粋なものばかりでないということを言っているようだ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-11-28 19:51:05) 638. ハーヴェイ 見える人には見える巨大な兎、最後には精神科の院長まで感染してしまって・・・。でも良いんじゃないかな、皆が幸せになるのなら。のっぽの人たちとそうでない人たちの身長差もあって別の意味でもおもしろかった。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-22 20:27:41) 639. 田園交響楽(1946) 文豪アンドレ・ジッド(私たち年代にはジイドの方がなじみ深い)の代表作のひとつ田園交響楽。ベートーヴェンの音楽が出てこないのでタイトルに偽りありの感もするが、さすがにカンヌの大賞受賞作、すばらしい作品だ。盲目の孤児に対する牧師の慈悲深い愛と言いたいところだが、目が見えるようになったから幸せになるとは限らないわけか。[DVD(字幕)] 7点(2014-11-18 16:53:42) 640. シャトーブリアンからの手紙 史実だけに重苦しい。フランス占領に反対し捕らえられ政治犯は、捕虜ではなく人質なのだ。狂気としか思えない命令が粛々と実行される。事件が起きてわずか4日間の出来事だったとは大変な驚きだ。終盤での神父の「命令の奴隷になるな」の叫びが心に残る。[映画館(字幕)] 7点(2014-11-17 20:02:14)
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