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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3267
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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661.  さびしんぼう ---愛することはさびしいから、だから私はさびしんぼう--- 失恋が生む寂しさ、それを美しく言葉に現した素敵な言葉だ。 誰もが一度は経験する青春時代の失恋。 失恋の後に残るものは虚しさだけか? いや、違う。 寂しいというオーラに包まれたセピア色の想い出だ。 それは大人になっても、心の奥底に大切にしまわれているのだ。 失恋というものを、ただただ哀しいこととし、心の傷の様に思ってしまっている人には是非観てもらいたい作品だ。 もしかしたら、この作品を観たことがきっかけで、辛いというだけの想い出でしかなかった失恋が、ぐっと味のあるいいものに変わるかもしれない。 ねずみ色だった失恋の記憶が、セピア色に輝く失恋の記憶に。 タン、タン、タヌキの金玉は~♪ か~ぜもないのにブ~ラブラ♪[ビデオ(邦画)] 7点(2009-04-10 00:05:37)《改行有》

662.  八月のクリスマス(1998) 《ネタバレ》 美しく、そして厳粛たるドラマ。 人は死に直面して、どういう選択肢を取るか。 愛する人を悲しませないために、一人で死んでいくのか。 それとも、死ぬその最期の瞬間までそばに居てもらうか。 普通なら後者を選ぶだろうが、この作品における男は違った。 結婚していたならば、また話は違ってくるであろうが、結婚もしていない女性を悲しみのどん底に落としたくない、そういった気持ちがこの作品から強く伝わってくる。 自分が死にふれて孤独だから寂しいから、愛する女性に最期までそばに居てもらいたい。 そういう気持ちはエゴである。 だから、この男は一人で死んでいく選択肢を取ったのだ。 そこに悲壮感がないかと言えば嘘になるであろうが、相手を愛すればこその選択としては、あながち間違えていないのではないだろうか。 だけど、自分がこの男の立場に立たされたら、こんな選択はできないに違いない。 余生を、愛する女性と一緒にいたいと、ただそう単純に思うだろう。 結果として、相手の女性を悲しませてしまうに違いない。 死んでいく自分はそれでいいだろうが、残された女性はどうだろうか。 そこまで深い考察をして、この男は一人死んでいく選択をとったような気がする。 そういう風に考えてみたりすると、この作品は、とめどもなく深く、そして悲しいドラマなのだ。 韓国映画にしか出せない趣きが、この作品には感じられた。 これがもしアメリカ映画だったなら、こうは仕上がらないだろう。 韓国映画の底力、特に、ラブストーリーにおける懐の広さみたいなものを見せ付けられた気がするのである。 それにしても、愛しい女性を窓越しに手でさするシーン。 この作品を象徴するかのような、切なく、そして美しいシーンだった。[DVD(字幕)] 7点(2009-04-08 21:55:41)《改行有》

663.  ションヤンの酒家(みせ) 《ネタバレ》 ヒロインの女性をとりまく災難や試練、憂鬱などは、すべて彼女自身が招いたものであり、因果応報、自業自得である。 しかし、だからといって、彼女が悪いかと言えばそうではない。 女が一人で生きていく上で、彼女がとった行動は必要なものだった。 彼女は逞しく生きている。 その生き様がたまらなくかっこいい。 舞台となった重慶の街並みも極めてアジア的で美しい。 ついでに彼女の脚も極めて美しい。 ハイヒールとスカートがこれ以上なくフィットしている。 鎖骨も綺麗。 大人の女性ならではの洗練された美を感じる。[DVD(字幕)] 7点(2009-04-01 01:12:28)《改行有》

664.  ロープ 10分ワンカット、それをつなげて1本にしたヒッチコックによる実験的映画。 舞台劇の様相を呈し、緊迫感を盛り上げる。 外の景色も、時間の経過に応じて夜景に移り変わっていったりと、演出も凝りに凝っている。 物語を暴いていく過程で、推理モノにありがちな、超人的推理を見事にやってのける過程がうまくいきすぎている感があり、やはりミステリーものは苦手と感じた。 しかしながら、緊迫感も併せ持った作品なので、楽しむことはできた。 それはそうと、ヒッチコック作品でのお楽しみの一つでもある、ブロンド美人が出てこなかったのは少々残念だ。[DVD(字幕)] 7点(2009-03-30 03:47:19)《改行有》

665.  アモーレス・ペロス アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの作品としては、一般的に一番評価の高い気のする本作だが、確かに楽しめた。 この監督の後の作品には批判めいたものを聞いたりするが、私的には後年の作品の方が好きである。 音楽と映像の両面において、『バベル』や『21グラム』の方が優れているからだ。 だが、本作の脚本については、かなりの出来栄えで、様々な人間模様を描きつつも、登場人物たちを交錯させ、関連性を持たせて描いているのが面白い。 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥは、脚本選びよりも映像と音楽選びに才能が光る監督なので、今後ますますパワーアップしていくに違いない。 少し寡作気味なのが気になるところだが、新作を早く観てみたいものだ。[DVD(字幕)] 7点(2009-03-27 00:28:01)《改行有》

666.  鳥(1963) 《ネタバレ》 鳥がただ襲ってくるという内容なんだけれど、その映像美とヒロインの美しさによって特別な雰囲気を醸しだしている。 ヒロインの着ている緑色のスーツがとにかく綺麗だし、ブロンドヘアーも鮮やか! これだけで十分に堪能できる。 内容としては、何故、鳥は襲ってくるのか?といったミステリーを投げかけるもの。 でも、理由は最後まで明かされない。 これは投げっぱなし以外の何物でもない。 収拾がつかず、そのままドボン。 評価は分かれそうだが、個人的にはマイナスかなぁ。 でも、鳥が襲ってくるのは、理由なき自然災害と同じと考えれば納得がいくか・・・[DVD(字幕)] 7点(2009-03-23 19:40:14)《改行有》

667.  逆噴射家族 《ネタバレ》 ふぅ~、疲れた。 まずそれが第一。 少しずつ家族が崩壊していく静かな前半は楽しめたものの、崩壊しきった後半は飽き飽きモード。 少しやりすぎ。 工藤夕貴がキャーキャーうざい。 『家族ゲーム』と比較すると、“動”と“静”という感じ。 もちろん本作が“動”だが。[DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 21:07:54)(良:1票) 《改行有》

668.  道成寺(1976) 《ネタバレ》 あれ?? 登録もあって、あらすじも書いてあるのに、レビューがない! なんてこった! これは、はっきりいってホラーだ。 怖い。 女の情念、まさにこの一言に尽きる内容。 怖いし、楽しくもないし、アニメは苦手だけど、だけどだけど、良い評価をつけざるを得ない。 なぜならば、観る人を飲み込んでしまう様な、圧倒的な雰囲気を持っているからだ。 しかも、短編アニメなのに、この迫力。 女性に気に入られること自体は素晴らしいことだが、本作の様に、一方的に気に入られ、しかも拒否ったにも関わらず、物凄い勢いで追いかけてきて、挙句の果てには殺されちゃったら・・・ 犯罪を地でいく世界で、はっきり言って犯罪映画。 ストーカー殺人映画とも言っていいだろう。 特に、川を船で渡って逃げているところを、崖からダイビングしてきて、鬼の形相で荒れる川を泳ぐ女の姿には参った。 あそこまで女に思い込まれてしまうと、男は逃げるしか術を持たないのだろうか。 女の恨みやエゴ、執念とかに対して、男はなす術もないのだろうか・・・と考えてしまった。[DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 18:25:47)(良:1票) 《改行有》

669.  A2 上祐史浩を見られただけでも観た甲斐があったってもんだ![DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 04:09:24)

670.   《ネタバレ》 地下鉄サリン事件で罪のない人を不幸のどん底に陥れたオウム真理教。サリン事件の後、教団に残された彼らは痩せていた。それに対し、麻原教祖は誠に肥えている。麻原教祖は子孫を作り、体は肥えて、好きなことをやっている。およそ、仏教の唱える俗物や本能を遠ざけるそれとは真逆のことである。なのに、末端の信者達は、好きなことはやってはいけないと教えられ、それを日々守って暮している。ここにまず矛盾がある。サリン事件の非を認めようとしない信者達の姿勢にも、無理を感じる。ところが、刑事に職務質問をされ、因縁をふっかけられて、最終的には「公務執行妨害」とやらで、警察署に連行されてしまう信者の出てくるシーンがある。このシーンに私は非常な憤りを感じた。国家権力という最高権力の前には、サリン事件を起こしたオウム信者の力など、豆つぶ同然で、警察がどんな暴挙に出ようと、オウム信者達ははむかう術もない。これは立派な人権蹂躙である。サリン事件だけを見れば、オウムは極悪集団だが、その全てをもってオウム信者達を弾圧していいということにはならない。被害者達は被害者意識をもって、オウムをバッシングするが、そこに見境がないのだ。被害者なんだから、何を言ったっていい。悪いことをしたんだから、そこにいる信者達は何をされても仕方ない、と思っているのである。オウムがやったことは悪いことだが、一方で最低限守られなければならない「人権」というものがある。被害者達は、被害者意識がいきすぎて、この大切な「人権」というものを無視している。これは、とても危険な思考回路だ。破壊活動防止法というのが、事件当時問題となった。この法律は、危険な集団に対して、人権を無視してでも、封じ込めて良いとする危険極まりない暴力的な法律である。被害者達からしてみれば、自分達が酷い目にあったんだから、この法律をオウム適用して、オウムを八つ裂きにしてやりたいと思っているかもしれない。だが、そういった感情めいたものは、オウムがサリンで無差別殺人を行ったことと、本質的にはどこも変わらないのだ。[DVD(邦画)] 7点(2009-03-20 00:46:36)

671.  痴人の愛(1934) まさしく“痴人”な愛のオハナシ。 周りからどんなにアホと言われようとも、相手を好きになってしまったら、とにかく執着。 そんな“痴人”な方の顛末を描いた古き名画だ。 一度ひどい仕打ちを受けたのに、嫌いになりそうなところを、嫌いにならない。 その気持ち、分かるような気もするけど、分からない気もする。 愛しているからこそ、どんなことされても愛さずにはいられないのかもしれない。 けど、私だったら、どんなに愛していても、“100年の恋も冷める”じゃないけど、嫌いどころか、“可愛さ余って憎さ百倍”ごとく憎しみさえも感じることだろう。 1930年代の作品にしては、普通に最後まで楽しめたんだけど、細かい部分を言えばツッコミどころも多い。 しかし、だからこそ逆に愛嬌のある作品に仕上がっている気がするのだ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-16 20:16:59)《改行有》

672.  三等重役 後の「社長シリーズ」の原型となった作品。 ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。 森繁久彌が「比較的」まともな人事課長を巧く自然に演じており、トボけた役柄だけでなく、何でもこなせる偉大な俳優であると思い知らされた。 脇役である森繁久彌が圧倒的な存在感を見せている作品である。 最初から終りまで、実に卒がなく、まとめ方もうまい。 しかしながら、作りがうますぎて、逆に器用貧乏な仕上がりになっている気がしたのも事実。 ただ、無難かつハイレベルな仕上がりという意味では、日本映画史に名を残すだけのものはあった。[映画館(邦画)] 7点(2009-03-14 22:55:14)《改行有》

673.  ストロンボリ/神の土地 《ネタバレ》 イタリアン・レアリスモの教祖的存在のロッセリーニが放った痛烈なる作品。 終り方が特に良い。 ストロンボリ島に渡った経緯、渡ってからの環境と心理的葛藤、そしてラストの神頼みな絶望的心境に至るまで、小気味いいまでのリアリティが貫かれている。 映画で描かれがちな嘘っぽい甘さなど、どこ吹く風。 世間の厳しさを決して大げさに表現することなく、リアルに描いている。 この辺りの演出力は、他の追随を許さない確固たるものを感じる。 さすがはロッセリーニといった演出だ。 バーグマンは、本作では(?)とても美しく、本作の後にロッセリーニと駆け落ちしたというのも納得の雰囲気。 他の作品ではそんなに魅力的に感じなかったバーグマンが、本作ではその魅力を十二分に発揮していた。 これはロッセリーニとバーグマンの相性を象徴しているかのようで、微笑ましい。 痛烈でいて、リアルなラストの描写は、「ハッピーエンド」とか「バッドエンド」とか「アっと言わせるだけのラスト」とかに勝手に縛られているハリウッド映画とは異なる、別格の余韻を残した。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-10 22:33:27)《改行有》

674.  旅役者(1940) 《ネタバレ》 神保町シアターで鑑賞。 万難を排してまで鑑賞しに行った作品で、犠牲も大きかった。 まあ、それだけ私にとって成瀬映画、特に初期の作品を鑑賞するということは大事なわけで・・・ この作品は実に良かった! サイレントの様なゆったりとしたリズムを含みつつ、人間のいさかいや葛藤なども描いていて見事。 馬が出てくるが、この使い方もまた良い。 そして、特筆すべきは、その終り方。 本物の馬を、ハリボテの馬がひたすら追いかける追いかける。 これは、実際観た人にしか伝わらないと思うが、なんかありそうでなかなか感じたことのない、実にユーモアに満ちた素晴らしいラストだった。 これで成瀬作品の鑑賞本数も47本! ようやくここまできたか、という感じ。 ここまできたからには、1本でも多く上乗せしたいところ。 とりあえず目標は60本! 頼みは、日本映画専門チャンネルと東京都内映画館の特集上映。 そして隠れキャラとして、各地の図書館巡りかな。 とにかく成瀬映画は全部観たい! 究極の目標は、「現存する成瀬巳喜男作品の全鑑賞」だ![映画館(邦画)] 7点(2009-03-04 04:21:36)《改行有》

675.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ まあ、脚本ありきの映画。 はっきり言って細部の話なんか理解できないし、説明不足。 だけど、最後までひっぱるパワーと面白さはある。 余韻に浸れるような作品ではないが、無難に楽しめる作品ではある。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-26 22:01:07)《改行有》

676.  社員無頼 怒号篇 《ネタバレ》 ラピュタ阿佐ヶ谷にて鑑賞。 満席状態。 鈴木英夫監督の人気を再認識した次第。 これがかなり面白かった! といっても、出演陣が良かったというより、話そのものが面白い。 そして、丸の内の風景や、社内の雰囲気などの描写が良い。 又、サラリーマンの日常的な苦悩を、実にリアルに描いていて面白い。 本作は“怒号篇”という形で、自作“反撃篇”につながる前篇にあたる作品だが、終り方も実に良く、後篇を観たいという気持ちにさせられた。 ただし、物足りないのは男社会だけが描かれている点。 サラリーマンものだから仕方ないが、『その場所に女ありて』と比べてしまうと少し物足りない気がした。[映画館(邦画)] 7点(2009-02-21 23:20:48)《改行有》

677.  ガレージ 《ネタバレ》 はじまりの音楽がやたらに良かったので、俄然、期待は高まった。 映像センスは特筆する程ではないが、インドネシアの雰囲気が自然に演出されている。 ただ決定的に問題なのは、脚本。 日本の連ドラの様なお決まりの展開。 バンドが結成されて、人気が出て、だけどアクシデントでバンド解散の危機、でも最後は復活!みたいな^^; なんか、ストーリーに起伏をつけることを中心に練られた様な脚本で、陳腐と言わざるを得ない。 こんなありきたりなストーリーを取ってつけた様につくるくらいなら、よっぽどストーリーなんかない方がマシで、音楽ものなんだから音楽面をひたすら強調するとか、ラブストーリーをもっとメインに持ってくるとか、インドネシアの息吹を感じる様な美しい映像をみせてくれるとか、もっとやり方があったのではないか、と。 出てくる女のコとかも特別かわいいわけじゃないけど個性があって良かったし、男もなかなかのイケメン。 それだけに勿体無い。 特に、オープニングロールで流れたあの曲! あれがかっこいいのに、その後使わないのが勿体無い! インドネシア人によるインドネシア映画なんだから、もっとインドネシアならではの良い部分をここぞとまでに見せてほしかった。 ま、だけど、こうは言いつつも、何だかんだ、こういうその国ならではの文化とか風俗とかが感じられるアジアン・ムービーって好きなんだよなぁ~。 案外、研ぎ澄まされていない、洗練されきっていないのは、それはそれで良かったりする部分があるにはあるのかもしれない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-17 22:16:50)《改行有》

678.  天上大風 《ネタバレ》 サラリーマンものだが、これがかなり面白かった! 特に前半は、サラリーマンの苦悩を生々しく描いており、日頃、仕事でマイっている私としては、苦しみや悩みを代弁してくれているかのようで、胸のすく思いだった。 ところが、池部良がスーパーマン的な活躍を見せるあたりから様子が一変。 私のような平凡なサラリーマンには到底参考にならないスーパーマンぶり。 池部良の様な才能と度胸があったら、誰も苦労しないよ!っていうような徹底した凄さとかっこよさ。 これが惚れ惚れする程かっこいい。 男が男惚れする程にかっこ良すぎなのだ。 元々、香川京子と宝田明が共演ということで観に行った本作だが、主役である池部良の圧倒的な存在感とかっこ良さに圧倒されっぱなしだった。 おそらく私が今まで観てきた池部良出演作の中では、最も池部良がかっこよく映っていた作品ではないだろうか。 それくらい池部良がかっこいい! しかも、劇中で実際にモテまくり。 体格も良く、相変わらず独自のヘアースタイルもキマりまくりだ。 私は毎回、池部良の「時代を超越したヘアースタイル」に注目しながら、池部良の出演作を観ているのだが、今回もバリバリに髪の毛がキマっていた。 シーンによって、微妙にヘアースタイルが違ったり、なかなか楽しませてくれる。 内容にふれると、先に池部良が超人的な活躍を見せると語った通り、男なら誰でも憧れる見本の様なサラリーマンを演じている。 ヘッドハンティングされて、いきなり総務部長に就任。 そして、社内を浄化して、常務取締役へ昇進。 そしてアッサリ引退。 女性と共に故郷へ・・・ という流れ。 これがあまりに凄すぎて、日々の仕事に追われて働いているサラリーマンにとっては参考にはならない活躍ぶり。 前半は、サラリーマンや上役の苦労を体現してくれて共感もできただけに、映画的な超人的活躍をみせる後半は、少しひいてしまった。 しかし、それほど有名でない作品の割には、なかなか良くできた社会劇ではないだろうか。 香川京子も上品な女性を演じていて良かったし、池部良はかっこよかったし、内容だけでなく、キャスティングでも楽しめる作品であった。 最後になるが、千秋実はすさまじく情けない! これが堂に入った情けなさ! これはこれで素晴らしい。[映画館(邦画)] 7点(2009-02-15 08:02:56)《改行有》

679.  コタンの口笛 こういった真面目な社会派作品は苦手な部類ではある。 しかし、過酷な環境におかれても、すぐに立ち上がり、前向きな希望をもって将来にのぞむ。 そんな気概を感じ、とても勇気づけられた。 いったんはへこんでも、そこで更に強くなり、将来の苦難に向かって突き進む。 そして、いつかは夢を実現すべく頑張る。 そんな人間讃歌が口笛の様に聴こえてきたのだ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-02-11 22:12:13)《改行有》

680.  キッド(1921) チャップリンの代表作の一つとして有名すぎる本作。 かなり期待して観たせいもあって、満足とまではいかない。 泣かせ部分がどうも薄い。 ただ、チャップリンの動きは本作でも健在。 本作を「泣ける」イメージで観てしまうと拍子抜けをくらうが、普通に「チャップリン喜劇」としてみれば、卒なく楽しめるレベルにある作品であろう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-09 04:41:52)《改行有》

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