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プロフィール
コメント数 1637
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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741.  戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版 《ネタバレ》 劇場版とのコトなのだが、キャストや演出・特殊効果とかには特にスペシャルな感じも覚えないし、尺とかもいつも通りだったりする(ナンなら通常映画サイズなのは『最終章』の方)。終盤は特に裏ストーリーのかなり大袈裟な話になってゆくので若干足が地から離れだしてゆくのだケド、前半はホラーとしてはごく『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』的な森の中でのPOVをやっていて個人的には決して悪い気もせず(≒なんか懐かしく)面白く観てゆけましたね。で、前作『劇場版・序章』のレビューでも書きましたが、ラスト付近にはこの裏ストーリーの根幹をなす最大のトリックの提示⇒ごくアイデアフルかつかなり衝撃的なワンシーンを見事に撮り切っていて、一番やりたかったのはココかな…と思いました。重ねて、ソコのクオリティはごく保証できるモノですので、是非ネタバレ厳禁で=Wikiとか覗かずにナンとかココまで観てきて頂ければと思います(もし観ると決めたのならば)。[DVD(邦画)] 6点(2023-01-23 19:03:53)

742.  欲望のバージニア 《ネタバレ》 禁酒法時代、バージニア州フランクリンは「世界の密造酒首都」と呼ばれていたそーで。本作はだから時代も20世紀、場所も東部のお話ではあるのですが、ド田舎のギャング的な連中が主人公なのでやはり多分に西部劇的なアウトロー映画にはなっているか…と思います。ただ本作はそれ以上に、人気俳優シャイア・ラブーフを起用した青春もの=青年の成長を描く作品として仕上げられているのであって、で結論的にはごく気楽に観るべき娯楽作の方かな…という印象に思われました(⇒やや悪い意味で)。 重ねて、娯楽作品としては悪いとまでは言わんでも好いかな…と思うのですが、ジャンル作品としては(前述どおり西部劇的な)ギャング映画としても青春映画としても正直イマイチ気味な方かと思いましたね。ある面ではシリアスな様で別の方面では随分とヌルくも感じられ、またドラスティックで派手・凄惨な側面を持つ一方でごくかなり予定調和なお話だな…と。ボンデュラント一家は当初から強力な暴力と(界隈におけるある種の)権力を誇っているのですし、だからレイクスとの戦いもごく終盤までは率直に全然大したコトになってゆかないですし、もう一つ率直にシャイア・ラブーフだって(最後の最後まで観てても)大して成長もしてない様にも見えてしまうのですし。あと、娯楽映画としての彩り的にゲイリー・オールドマンを無駄遣いしてるのも好みではないですし、何なら個人的にはジェシカ・チャステインすらも真に必要だったのか…とも思います。 重ね重ね、実際そこそこ楽しく観終わった…とは確かに感じているのですが、ソレでもかなり引っ掛かった点の多い=あまり好きではない方の映画だったでしょーかね。一点、トム・ハーディは(やっぱ私も)素直に格好好かったな…と思いました。[インターネット(字幕)] 6点(2023-01-22 22:11:33)《改行有》

743.  戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦<OV> 《ネタバレ》 モチロン、監督の旧作『ノロイ』の廉価版だよ!と言ってしまうのは簡単でしょう。ただまず、個人的にはこのチープだからこそ…の無駄な派手さが完全に削ぎ落された感じは、モキュメンタリとしてはむしろ好みの方に近付いた…という感覚もあります。あと、メインの三人のキャラのつくり込みも(シンプルながら)やはり非常に効果的だったですよね。初っ端から明らかにヤバい大迫茂生、対照的に実にのどかで健康的な久保山智夏、そして(知ってる人になら)全てがなんだか面白い監督本人、と、シリーズ化するのにも大いに納得できる「上手いコト仕上がった」感がやっぱこの第一作からは大いに感じ取れるのですよね。 その上で正直、第1~4作では明らかに今作が映像的な出来も抜けているかと思います。コレも冒頭、走り迫り来る口裂け女の映像は正直かなり印象的にブキミだったですし、ラスト付近の彼女の描写諸々もまた中々の出来だったかと。お話や設定面には少なからず甘さも見て取れるのがコレも確かではありますが、そのワケの分からなさも(B級モキュメンタリとしては)ある種のスパイスとして観てゆくコトも可能なモノかと思います。やはり、噂に違わぬお値段以上の良作だな~と。[DVD(邦画)] 6点(2023-01-15 23:55:10)《改行有》

744.  EMMA エマ(2020) 《ネタバレ》 原作未読、かつ別の映像化も一切未見ですが、内容的にはごく軽くてかつ実に普遍的なラブコメなので、全然楽しく観れるとは思いました。ただ、前半~中盤まではやや平坦なのと、普遍的とは言え流石に現代の価値観とは少し「ズレて」来ている部分もまま含まれるので、諸手を挙げて大喜びで観れる…という感じでもなかったかな、と。ステレオタイプなキャラではありますがやっぱ特に主役のエマちゃんにはアニャ嬢は完全にハマってましたですね(彼女もまた「目力」があるタイプの自信に満ち溢れた女優さんに見えるので)。このコの出来だけでも、観て損をするという作品ではないかとは思いますね。お暇なら是非。 もう一点、内容や演技自体よりはロケーションや衣装美術その他の「見た目」に凝りまくった…という系統の映画かとも思います。特に衣装・ヘアメイクの凝り様は結構凄まじかったかな~とも思いますね(アニャちゃんのファッションショーかよ!何枚衣装あんだよ!てなモンで)。ただコレも、いくら有産階級とは言えこの時代のイングランドの田舎のお話としては、ちょっとキラキラし過ぎてな~い?とも(少しダケ)違和感としては感じられましたケドね。[インターネット(字幕)] 6点(2023-01-04 23:10:40)《改行有》

745.  ウィリーズ・ワンダーランド 《ネタバレ》 まず内容自体は少しレトロな…とゆーか、やや古臭いな~という様なホラーのお話にも思えます。で、大いにアクション寄りなホラー(コメディ)なのですケド、そのアクション自体は正直ソコまで大したこと無い…とゆーか、映像の出来自体が全体的にもやや平凡かな~と思いましたね。特に、その敵なる悪魔憑きロボットは8体も居るのですが基本ただひたすら素手でボッコボコに殴り倒すダケなので展開運びにバリエーションも欠いているかな、と。結論、兎にも角にも、主演があ~んな感じのニコラス・ケイジでなかったらモ~箸にも棒にも掛からない、という作品だとは思うのですよね。 ただ、その肝心なる彼のキャラクターの諸々のつくり込みと、またその諸々の演技(実技)のクオリティについては、コレもモ~率直にかなり好く出来ていた…とは思うのですよ(正直、ソレを観てゆくダケでそこそこ十分楽しめる…というモノだとも)。とは言え、個人的には終盤はちょっと飽きが来ていましたし、やっぱりワンランク上の映画を目指すのであれば主演のキャラのみならず何らか他にもクオリティを盛り込む…というコトは出来なかったのですかね?(コレだと単に紛うコト無きB級だ…というコトにしか…=ニコラス・ケイジが単にもはや紛うコト無きB級俳優だ…というコトにしか…)まあ、コレも個人的には音楽とかはちょっと凝ってたりして悪くなかったかもな…とか思ったりするのですケドね。[インターネット(字幕)] 6点(2022-12-09 23:42:10)《改行有》

746.  窓辺にて 《ネタバレ》 テーマはもろもろの「感情」とのコトらしいのですケド、その意味ではなんかみんなソコが実に希薄な…とゆーかミョ~に全員「大人」なのですよね(17歳って設定の玉城ティナちゃんも含めて)。ただね~、本作はぶっちゃけ、中で肝心な吾郎ちゃんのその有様をどう見るか・捉えるか、という映画だ…て様にも思われますね。役柄には合ってたとは思うのですよ。特にまたその格別で絶品に「大人」な感じとゆーか、端的にもう「枯れてる」とゆーか、そーいう欲求なんてもう残っちゃ居ない…みたいな感じが、ですね(コレって、思えば草彅クンも若干そーいう感じがありますかね)。 でもね~、その「悩みにならなかったのが悩み」みたいなコトとはゆーて、そーは言ってもやっぱしそのココロの奥底には何らか感情が根付いてるハズ(or「べき」)ではねーのかな、と(私のよーに)思ってしまうと、じゃあソレがソレとしてチャンと伝わって・表れて来ていた…て風にはどーにもあんまり見えていなくて、だから最後にティナちゃんの元彼がズバリ言ってた様に、私には(サイコパスという言葉を敢えて避けるならば)彼はやはりちょっと「変わった」人だったのだな、という感覚に辿り着いたトコロ迄で映画が終わってもーたのですよね。そーなると、コレって結局ナニが描きたかった作品なのかな…とも少~し思ったりなんかもして(=やや「肩を透かされた」感もあるな、つーか)。 まあでも、その大人たちの「大人な振舞い」には、どちらかと言えば間違い無く共感の方が強いのですよ。私も単純に加齢によって感情のメリハリも薄くなってきてる…という実感はあるのですし(恋愛絡みなんて尚更)そもそも「大人に為るコト」のひとつの側面としてのその「感情のコントロール」てヤツの重要性なんてのは痛いホドに分からされてる、とゆーか。ただコレも、ソレでもやっぱり何らか一枚上手な人ってのは、ただ感情を抑制するのではなくて必要であればソレを高めて利用できるという人だとも思いますケドね。んで、そーいう(ある種業務上の)テクニック的なコトでなくたって本作でも多少、ソコでは「悲しいフリくらいはしてやれよ…」と思わん箇所もあったのでして。結論、色々と悩んでこの評点とはしますケドも、映画としては十二分に面白みは有るヤツだった(≒興味深かった・思考をくすぐられた)とはお伝えしておきたいですね。[映画館(邦画)] 6点(2022-11-22 12:52:27)《改行有》

747.  ハンターキラー 潜航せよ 《ネタバレ》 ワリと序盤から、率直にかな~り「荒唐無稽」な作品に思えてたとゆーか、でその感覚は最後まで観ても結局変わりませんでしたですね。が、昨今の戦争映画ってこの手の娯楽に振り切ってるファンタジック系と、もう一方は徹底的にリアリズム側に寄ったごく重っ苦しい系にキレイに分かれてる様な気も…とも思えてまして、なのであくまでコレは娯楽系の戦争映画だと思って(あまり気にせず)割り切って観るコトにはしたのですね。ゆーて、かの名作潜水艦もの『U・ボート』とかにだって描写の一部にはやや誇張のあるモノも含まれていた…とは言いますし(水圧で鋲が吹っ飛びまくる…て、そんなん電気溶接してるに決まってんだろ!とか)。 で、そーして観てゆくと全編に渡ってかなり緊迫感のある状況が続くのがアクションとしてそこそこ優秀なよーにも思えたり、却ってメリハリが無いよーにも思えたり、潜水艦ものだと思ったら他にもナンだカンだと色々(近代兵器も沢山)出てきてお得感もあったり、でもやっぱちょっと荒唐無稽・出木杉・(ちょっとダケ)支離滅裂にも思えてうーん…となったり、と中々忙しい映画でした。結論、ジェラルド・バトラーのグラス艦長とミカエル・ニクヴィストのアンドロポフ艦長がとてもカッコ好かったのでこの評価とします。この2人にはやはり少しダケ、名作『眼下の敵』の方の2人を思い出してしまいましたよね。[インターネット(字幕)] 6点(2022-11-18 23:38:25)《改行有》

748.  すずめの戸締まり 《ネタバレ》 現し世の災いは荒ぶる神の仕業であり、人は都度その身を供して其れを鎮めてきた…というごく日本的で分かりみの深い世界観ではあるのですし、お話自体もまたシンプルでごく分かり易いモノだったかと思います。かつ、その「災い」とゆーのが具体的には「地震」という形象で描かれるのも(ある意味で)今だにタイムリーだとも思いますし、それ故確実に現実世界とこの物語の繋がりとゆーのはまた強まってゆく…という意味ではより共感もし易い・入り込み易い作品にもなっていた、かとは思うのですね。 結論的にはかなり面白く観れたのですが、それでも二点ほど。一つは、そーいう比較的優秀な作品世界を構築しては居るものの、描かれる物語自体は(重ねて)ごくシンプルでかつ然程「深い」というモノではなかったかな、と(⇒まあ別に他の新海作品と同程度、だとも言えるのですケド)。特に、その世界におけるとある「出来事」としてはまずまず興味深いお話だとは思ったのですが、その中に生きる「人の物語」としてはちょっと(いやかなり)軽かったかな、とも。殊に序盤が、また全体的にも結構駆け足気味な展開運びだったしな…とも少~し思ったりしましたかね。 もう一つ、たぶんワリと(人に依っては)感動できる・泣ける…って系統の映画かな~とも思うのですが、ソレってやっぱり結局このお話が(巧いコト)先の震災とリンクされていた、てのがとにかくデカいんじゃねーかな…とゆーのもまた確実にそーは思われるのです。重ねて、その繋げ方が巧くなかった・あざとかった、とかなんて全く思わないのではありますケド、ソレでも私自身は単純にまだ正直、あの震災の話を映画の題材として観たいとはあまり思って居なかったりするのですし、ソレなら最初からそー言っといて欲しかったな…とも(少しダケ)思ってしまいましたよね。 重ね重ね、娯楽アニメ映画としては十分に楽しめると思いますが、評点はそこそこ迷ってのコレでいきます(特に二個目の指摘をより重視して)。[映画館(邦画)] 6点(2022-11-12 16:58:34)《改行有》

749.  ベイビーわるきゅーれ 《ネタバレ》 アクション作ではありますが、随所にコミカルな描写も含めつつ、何より監督の作品としてはお話の内容とゆーのが(シンプルながらも)しっかりと共感可能なモノとして伝わって来る、という点でかなりバランスが好かったと思います。女性アクション+女性ものドラマ、という意味では最近の流行にも乗ってると言えるかと。映画自体の純粋なクオリティも(演技・画づくり、等諸々)他より少し高めだったかな~とも思います。ごく手堅くオススメ出来ますね(続編も決まってるとのコトで、楽しみです)。 主人公は女のコ2人ですが、演者としてのバックボーン的にも明確に分担があって、髙石あかりチャンが演技方面、伊澤彩織チャンがアクション方面というコトのよーでその意味でもバランス・メリハリがしっかりしてて好かったですね。特にあかりチャンの個性的なルックスは印象に残りました。重ねて、続編がどーいう方向性に進化してくれるものか、ワクワクしてます。[インターネット(邦画)] 6点(2022-11-03 09:34:56)《改行有》

750.  アムステルダム 《ネタバレ》 楽しめるとは思うのですが、本作はドラマ(でかつほんのりとコメディ)ではあるものの本質的な話の内容はサスペンス・スリラーに類する作品で、そして結局そのサスペンス部分の中身ってのが正直大したモンではねーのですよね(クライマックスの真相暴露!とかも率直にあまり盛り上らないし)。少なくとも、こんな大仰にスターをかき集めないと出来ない…という話では確実にないのですよ。その意味では、むしろスターをかき集めたコトに一番意味・価値が在る…という作品にはなってしまってますよね。個人的には逆にちょっと安っぽい・なんかテレビドラマっぽい…とも(少しダケ)思ってしまいました⇒いちおう歴史もので雰囲気が(当然)レトロなのも相まって、ソコは本邦のテレビの2時間サスペンスのスペシャル(金田一ものとか)で好く観た様な質感に通じるトコロが在るかな~なんて。 しかし、流石にスター揃いなのでその個々の出来映えに関してはまた流石!というしかない面白みがふんだんに、かつごく彩りも好く感じ取れはするのです。だから重ねて、やや長尺ではあるのですが全然退屈せずワリとテンポ好く観切れるコトは観切れるか…とも。ただコレも重ね重ね、ソレで最後まで観切ってもどーもイマイチしっくり来ない=サスペンスとして鮮やか!という感じでもない、のもまた確かなのでして。結論、俳優個々のファンの方とかだったらまァ観て損は無いかな…てぐらいでしょーかね(特に主役の3人は、いずれもかなり好演だったと思います)。[映画館(字幕)] 6点(2022-10-30 20:54:40)《改行有》

751.  最強殺し屋伝説国岡 完全版 《ネタバレ》 率直に、この国岡さんのキャラとゆーのは(アクションの出来、とゆーよりはむしろ何かしらの格闘技をそこそこ「やってた」感の高度さも含めて)大前提としては確かに極め付きなグッド・ジョブだった…とは思うのですよね。大枠としてフェイク・ドキュメンタリ、とゆーて世界観はドコかも~ファンタジックな代物で、かつ肝心のアクションだってリアルな質感からはちょっとばかしホド遠い…という作品である中で、しかし肝心のその彼に関してはワリかし以上にナンだかが「しっくり」くる…(=彼がそこそこやり手+ごく若手の「殺し屋」だというコト)とゆーのが作品世界に入り込めるかという部分で非常に重要な効果を上げていた、とも感じられたのですよね。彼を再度同じ役に起用しての続編(スピンオフ)が最近製作されてるよーですが、まあフツーに正解かな~と(私も多分そのうち観るでしょう)。 あと、コレもチープな質感ではあるものの、本作のコメディの感じってのも個人的には結構好きなヤツではありました(多分に若年層向けのコント的・お笑い的な…とは思いましたケド)。特に面白かったのが、弾丸の急な用立てに対してツケをお願いしたら保険証のコピーを要求される+思いっ切りぼったくられるというくだり、とか(あの女のコしかもちょっと可愛かったですよね)。重ねて、全体として相当なるB級的質感だ(=誤解を恐れずに言えば安っぽい)…でもだからこそ、むしろこーいう笑いの方もより生きてくるかな~とも思ったり。だから尚更とゆーか、今後監督がこのまま売れて、そしてその時にどーいう方向性を指向してゆくのか(どう進化してゆくのか)が個人的にかなり気になってるとゆーか、結構楽しみだな…なんて思ったりもね。[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-24 12:36:19)《改行有》

752.  アイヌモシリ 《ネタバレ》 思ったよりも劇映画、とゆーか、演技経験の浅い実際の関係者を多用した全体の質感とか、随所にまた実際のアイヌの儀式や生活風景の描写を挿入しているコトだとか、確実に多分にドキュメンタリチックな性質を孕みつつ、でもその一方で非常に明確な(創作の)ストーリーが一本通して在る、という作品なのですよ。コレって、率直に実は結構難しい…とゆーか、特にしっかりした…と言いつつかなり繊細な物語を描く上ではやはりその演技の質感とゆーのは(誤解を恐れずに言えば)少なくともやや「いつも(の映画)と違う」という感じだったのは確かかと(例えてゆーならソレこそ、中盤のリリー・フランキーのシーンだけは妙に安心して観れた、とでも言いましょーか)。とは言え、伝えたいコト自体はまずまずチャンと伝わる作品だとも思いましたし、ある種「両構え」であるコトの好さとゆーかドキュメンタリ的な観方をしたとしても(その側面からの)クオリティとゆーのもまま十分に得るコトが出来た…という感じだったとも思いますね。個人的には、観て損は無い…て作品かな、とゆーのはワリと強めにも思われたトコロです(やや「ホット」な題材だとも思いましたし)。[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-24 12:32:16)

753.  カラダ探し 《ネタバレ》 ホラーなのは確かにホラーなんですケド、まァ~実に見事に唯々「物理的に」怖いダケのホラーとゆーか、マジで単なる血飛沫スプラッシュなビックリ箱!でしかねーのですよね。でもまァ、特に序盤は(流石に映画館で観てれば)多少はビックリはせざるを得ない…と言いましょーか、否むしろ最初15分位で超絶ザツに状況設定を叩き込んどいて⇒スグさまかな~り派手にオッ始まった時には「…この調子で残り1時間半はちょっとダルいな…」と心配までしてしまいましたですね(+撮り方もなんかガチャガチャしてウザかったので)。が、暫くすると程無くループに陥り、かつそっから先はモ~完全にアクション寄りの青春もの、という感じなのですよ(『グーニーズ』みたいな)。しかも基本、その青春の方のお話は終始、超・ポジティブにしか展開してゆかないのですよね。。。重ねて、ホラーではありますが私の好みだとは到底言い難い質感ではあるのです、がしかし、私とて橋本環奈ちゃんがこんな感じで実に明るく楽しく青春してる!のを見てるってのは何処か確実に心地好い…とも言えるのでして。結論から先にゆーと(散々迷いはしたモノの)評点は高めに寄せておきます。プラス、ホラー(アクション)部分の映像のクオリティも(=コレもごく物理的な意味のみでは)まあまあ頑張ってたかな、とは思いましたのでね。 ただね~まずはゆーてその青春ものとしての内容だって、重ねてホントに唯々ポジティブつーか鬼の様に単純とゆーか、質感としてはたぶん精々中学生くらい向け…てな感じだとも思うのですよね。コレとて、ハタチ過ぎの役者に高校生役を演らせて、で描くハナシが中学生レベル…てのはモ~ちょっとダサくない?とも思ったりね(むしろ私の様なおっさんだからこそより刺さったんじゃねーか?なんて)。んで、コレも重ね重ねホラーとしても特にその内容(or 裏側・背景・整合性)とかってのは洒落や冗談ではなくマジで皆無(=完全に未整理)なので、コレはモ~頭に来ちゃう…て人もまま大勢居るってレベルだとも思うのですよ(私もコレ後で小説原作だ…て聞いて結構ブッタマゲ!ましたですよ=嘘だろ~!?と)。もう一つの結論、今作もまた「ツッコミだしたらキリが無い」て映画ではありますね。是非、心の瞳を全開にしてご覧くださいませ。[映画館(邦画)] 6点(2022-10-22 21:55:36)《改行有》

754.  来る 《ネタバレ》 まず、かな~り風変わりでユニークな作品だとは思うのですよね。かつ、どー見てもホラー…という作品にも関わらず結果的には一般的なホラーとは(控えめに言って)またかな~り趣を異にする作品でもあって、で端的にあんまし怖くもなかったり…てな感じなので作品の評価自体は人に依って大いに異なってくる作品でもあるかな、と。私も途中までは違和感の方がバリバリに強かったのですケド、途中から「コレはファンタジーなのかな?」と思いつつ観出したらワリかし楽しめちゃった…てな有様でして。重ねて、高度に独特な質感の方が大いに感じられる作品なので(少なくともホラー映画としてはこんなん世界中を引っ掻き回してもほぼ見つからない…と言って好いかと)一見の価値は無くはないかもな…と思いますね。意外と多分カネ掛かってる映画でもあって、キャストの豪華さも然るコトながら画づくりの質・こだわりようとて結構行き届いて素晴らしい…というヤツでもありますし。 前述の違和感…てのが結局、ホラーとして観出すととにかく序盤が「地に足付いてない」とゆーかキャラに「血が通ってない」とゆーか(=特に妻夫木クンの人間性が「虚ろ」で「嘘っぽい」コト!)。リアリティ、とゆーよりはむしろ我々のソレと「地続きの世界」の出来事にはどーにも全く思われてこない…てな感じと言いましょーかね。だから結局ホラーぽくもならないし、でやっぱり怖くもないのですよ(コレもまた、前述の画づくりの質感てのも多分にどこか幻想的≒虚構的だったりなので)。個人的には前述どおりファンタジーとして観始めてから、特に松たか子が出てきてからはごく面白く観れていましたかね。コレまた実に漫画チックなキャラではありますケド、こーいう一種の「異世界もの」においてはやっぱ一人ぐらいは彼女のよーに事情が分かってて(無駄に)頼りになる人が居ないと、怖い・怖くない以前に居心地が悪過ぎて落ち着かないのですよね。[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-21 23:14:20)《改行有》

755.  幸福路のチー 《ネタバレ》 内容としては普遍的なお話ではあるのですが、多分に自伝的でかつ(結果的には)ワリかし以上に社会派、という感じの作品なのですよね。別にこーいうごく実話・歴史ベースのアニメってのも今までだって無くはなかったろうな…とは思うのですが(私アニメ映画あまり詳しくないので)少なくとも特に海外産のアニメとしてはやや珍しいのかな?という気もしました。が、ごく直近では逆に結構あるジャン…と思ったりもしますケドね(どっちも観てないですケド『トゥルーノース』とか『FLEE フリー』とか)。やはり、部分的にはまま深刻でしっとりした物語を描きつつ、ナチュラルに親しみ易さやポジティブさを分かり易く込め易い…というコトかとも思うのですよね(特に子供への「伝わり易さ」なんかはまァ獲得し易いかと)。その意味では、今作もその効果とゆーのは十二分に引き出せていたかな…と思います。小学生~中学生~高校生~大学生~成人女性と順繰りに数十年を描いていく上でも、複数の役者を使って実写でやるよりも(コレも多分)シンプルに分かり易かったとも思いますし。重ねて、普遍性が高くて共感もし易く、かつ分かり易いという手堅いハートフル作品かと。ただローティーン向け…という感じでは実はねーのですケドも(高校生以上向け、くらい?)本質的にはファミリー向けとかにも十分オススメ出来ますかね。台湾現代史の軽いお勉強がてら、是非。[インターネット(字幕)] 6点(2022-10-21 01:39:31)

756.  映画 ビリギャル 《ネタバレ》 まず目標を定め、ソレに必要なもの・作業は何なのかを分析・洗い出して、更に日々のタスクにブレークダウンしスケジュール通りに着実に実行、そしてチェックポイントを定めて計画修正を繰り返す…就職すると否応無く気付かされますがコレがあらゆる仕事の基本です(仕事だともう一つ、常に一人で全部をやるモンではなくて「適任者のアサイン」とかってのが含まれてきたりしますケド)。必ずしも大学受験だけがそーではない…とも思いますが、この類のコトを高校時代に(ある程度チャンと)やったか否か、とゆーのはその後の人生にかなり大きく影響してくるモンだとも思うのですよね。その意味で、1~3ヶ年での長期的な計画および遂行、あとはほんの少しダケでも「背伸び」をした目標設定とゆーのが肝要なのかな、と。他にどーしてもやりたいコト・なりたいモノがあるってなら話は少し別ですが、そーじゃなくて暇ならまァやっといて損は無いな…とは思いますよね。 私は幸運にもこーいうのを経験できた人なので、今作でもやっぱ感情移入は非常に容易でしたよね。合格発表の瞬間てのは、今思い出しても人生で屈指のテンション爆アゲポイントだったとは思うのですし(私の時はフツーに郵便でしたケド)。あと三年生の夏にオープンキャンパス行ってモチベーションがハネ上がる…とかってのも経験済みですね(受験生の皆さんは絶対真似した方が好いヤツです)。一点だけ、塾+家で夜~深夜に猛勉強して、で学校では寝てる…とゆーのにはあまり感心しませんでした(事情が有る…とは言え)。学校の授業の所要時間は最低でも年間700~800時間、進学校ならもっとでしょう(=無駄にするのはあまりにも惜しい)。しかも入試本番は確実に昼間なのですから、深夜に頭をコキ使う訓練を日々繰り返したトコロで結局好いコトは何もありません。健康(と美容)にも絶対好くないですし。[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-08 18:34:14)《改行有》

757.  ノロイ 《ネタバレ》 まあでも、最初から明確に「つくりもの」として供されるホラー映画に比べても、私自身も昔観ていた(ウソかホントかやや定かでない)テレビの心霊番組てのは、率直に非常に怖かったという印象は今でも鮮明に残っているのです。やはり「ホンモノ」に優る恐怖てのは多分他に無いのであって、だから映画であれば(重ねて「つくりもの」とは言えの)何らかの「リアル」を、そしてこーいったモキュメンタリ・ホラーであれば尚更にそーいう方面のクオリティ・質感を、というホラーにおけるひとつの方向性は、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や本作を嚆矢として(ここ10年20年くらいを見ても)非常に太い幹に育った…てのは確実なトコロだと言えるでしょう。個人的には本作も(今観ても)中々好い作品だったのではないかと思いましたです。特に「カグタバ」絡みのお話は、ごくオーソドックスとは言えそこそこ精巧に好く出来ていたのではねーでしょーか(「カグタバ」て音が個人的に妙にイヤ~な感じで)。 ただ、まず一つ考えてしまうのが、前述どおり私自身はこの手の「心霊番組」とゆーのにごく親しんだ世代だからこーいう映画の「つくり」自体がある意味リアルだとも感じられる、のですが、だからコレって実はキョウビの若者とかだとも~多少感覚として異なってくるんじゃねーかな…てのはある種の懸念としては在りますよね(=つくり自体がもうホンモノっぽく感じられないのではねーかと)。あとはやはり、昨今のホラー映画の映像のクオリティ向上はま~確かに凄まじいのであって、だから現代では本作当時より更に(この手のモキュメンタリにおいても)「地味なリアル」と「派手な虚構」のどちらを追い求めるか(=どうバランシングするか)というジレンマは確実に増大しているとも思いますね。本作でもやはりオーラスのごく派手な=だから多少不自然な映像に関しては少なからずの違和感は残るとゆーのが個人的にも正直なトコロなのです(⇒フツーに小林が行方不明になった事実のみを伝えて終わる…とかでもむしろ好かったのではねーかと)。 まあ、ひとつ多分明らかな「逃げ道」として今時点でも在ると思われるのは、現代の日本やアメリカではなくまずはもっと「田舎」な国で、或いは「昔の話・映像」としてやってみる…というコトですかね。こないだ『女神の継承』なんてのもありましたし、今後も新興国産のモキュメンタリ・ホラー(or ファウンド・フッテージ)とゆーのはジャンジャンつくられるコトでしょう(楽しみにしています)。昔の話…てなると(若干雰囲気違いますがちょっと前に『アントラム』とかってのも在ったモノの)チャンとやろーとするとむしろカネ掛かったりもすると思うので、少~し気長に待とうかと思います。[DVD(邦画)] 6点(2022-09-19 18:39:47)《改行有》

758.  グッバイ・クルエル・ワールド 《ネタバレ》 最近は(こと新作は)ほぼ映画館の予告編のみしか事前情報を入れていかないのですケド、今作はなんか銃撃戦の派手さを強めにプッシュしてたよーな…という印象しかなかったので正直も~ちょいスカッとイカせてくれる系のクライム・アクションを期待して観に行ったのですわ。そしたらですね、意外にも終始かなり重くて暗い系統の人間ドラマの比重の方がバリ高くって、んでアクションは派手と言うよりはむしろただ悲惨・凄惨(=死人の数が無暗に多い)てなモンでして、かつソレもあくまである種の「彩り」でしかない…という感じではありましたかね。全体としても、とにかくテンポからして実に重たいのですよね…(=コトの発端から終局までの「日数」とてもそもそも結構長かったり)。コレは私のよーに「思ってたんと違う」コトになった人とか、あとそもそもキョウビの娯楽系犯罪映画に慣れてしまってる人とかだとも~ちょっとキツイかも…という気もしますですね(少なくとも、確実に好みは割れる方の作品かと)。 私自身は、まずこーいう重めのテンポの映画が決して嫌いではないコト、かつその重めのテンポ(で描く)にそぐうダケの「人生の重さ」とゆーのもそれなりにキャラ各々に備わっていたとは思えるコト、あとはそんな彼・彼女らの重い暗い辛い演技だって(どちらかと言えば)まま優れたモノの方が多かったかな…とも思えたコト、そこら辺を鑑みるとソコまで悪い作品ではなかったかな~というコトでいったんこの評価としております。若干ながらアートみとゆーか、特に宮沢氷魚&玉城ティナという現時点イチ押しの美男美女を揃えての「狂乱の美」の描き出しなんかを含めても、最近私が観たヤツだとレフンの『ドライヴ』なんかにちょっと似てるな…(=アレ私相当に好きなのですよね)とか思ったりなんかもして…ですね(この二人に関してはもう一つ『BLACK LAGOON』の双子とかにも少し似てるかな…とか思いもしましたですケドね)。 ただね………評点を迷ったとしたら(どちらかとゆーと)もう一点下げるか…というコトでもあるのでして、なんちゅーかツッコミたくなる箇所とゆーか少し完成度の低さが随所で垣間見える…と言いますか。論うと結構キリがねーのですが例えば、前述どおりアートみやらファンタジック、或いは見た目の美しさ・インパクトを少し取り込もうとした結果として、他方でややリアリティを欠く場面が所々目立ってしまっていて、ソレがこーいうごく「血肉の通った」物語とは相性が好くなくも思えたという点とか。あとは非常に具体的なポイントなのですが、登場キャラは総じて人生に行き詰まってそして「行き着く先」に行き着いてしまう…という人間で揃えられて居る、にも関わらず、何故か斎藤工ダケはそんなに人生に行き詰まってるという感じが(実は)なくって、で中盤で意外なホドにアッサリと頓死してしまって、かつ(何よりも)そんな彼が確実に前半はイの一番に目立っていた…という重大な「不揃い」とか。あとね~重いのは重いので嫌いではねーんですが、さっき挙げた『ドライヴ』はゆったりしたトコロはゆったりしてるケドその分「緩急」がハッキリしててソコにはキレも兼ね備えてた…というヤツなんすよね。しかしながら今作には正直、そーいう緩急てのがほぼ無いのですわ(その「急」たるべきアクションシーンとて、アクションとしては確実にじっくり見せる方のヤツばっかりで)。コレも正直(重ね重ね)好みは分かれるコトになってしまうだろう一つの「元凶」だとは思いますよね。 もう一つダケ、コレはオーラスなのですケド、銃声が一発だったのは(私がちょっと思案した結論としては)大森南朋はあの場で殺したケド西島秀俊はいったん生かした、というコトですよね(=カネの行き先を吐かせないといけんから)。だとしたら、このお話って結局まだアソコでも(完全には)終わってなくって、ソレってやっぱ(映画として)ちょっとイケてなくないですか?と思っちゃったりなんかして…ですね。そもそもココって、二人ともあんな重傷で片や東京・片や山梨からどーやって(多分)伊豆まで来てんの?(流石に無理でしょ?)とかも悩んでもーたりして…[映画館(字幕)] 6点(2022-09-10 00:05:51)《改行有》

759.  セッション 《ネタバレ》 こと教育(或いは種々の訓練法・トレーニング法)とゆーのに関しては、残念ながら中々「絶対」というモノはないのかなあ…とも思っていますね。それは「絶対に良い」というモノも無いのだし、誤解を恐れずに言えば「絶対に間違っている」というモノも(実はあまり)無いのではないかな…とゆーか、唯々「受ける側の素質・性質に依る」というコトなのかもな、と(仮にその人がその方法で適切に成長できた=目的を達成できたのなら、兎にも角にもそれは多分「正しい」方法だったのだろう、と)。 だから私としてはまずは例えば、特に義務教育の様な(ある面で強制的な)教育の場面においては、本来的には教師・学校の側が生徒個々に合わせて教え方を変えるとゆーのが「あるべき姿」だと思ったりもするのですね。しかし、それは中々理想論の域を出ないコトだよな~ともまた思うのですし、特に今作の様な「スパルタ」をモットーとする教師の場合は生徒に依って態度を変えるとゆーのは尚更困難なコトだとも思いますし、そもそも今作は(自分で選んで入った)大学のお話でもありますので、だからどーいうコトになろーが半ばは生徒自身の責任でもあるのかな、とも。我々生徒の側としては、つくづく入念に情報収集+各所に相談のうえ慎重に慎重に選択をする、というコトの腹積もりは常に必要になってくるのでしょーね(まあそれも、常にそんなにウマいコトいくとは思わないのですが、この世間で一定以上のレベルで「ヤバいヤツ」の噂ってのは集めれば集まってくるモンだとも思いますし)。 とは言え、一方でこの場合でも当然、教育を授ける側の責任として自分がどーいう目的でいかなる教育を行うのかは事前に生徒に誠実に説明する義務があるとまずは思います(取り分け今作のフレッチャーについては、その目的にせよ手法にせよ通常の範囲からは間違いなく逸脱したレベルのコトをやっているですし、あまつさえ生徒からはカネを取ってやってるコトなのですから)。更には、万一にも自分が施した教育の結果として何らか非常に「重大な失敗」が起こったのならば、少なくとも教育者としてはその責任を問われずには済まされないだろう、とも確実に思います。施す者と受取る者という非対称な関係性の観点からも、そこでは常に「目的が正しかったから」「受取る側の同意があったから」「他では通用したから」といった類の「言い訳」とゆーのも総じて通りはしないものだ、とも思っていますね。要は説明責任と結果責任とでも言いましょーか、それを今作のフレッチャーは果たしていたのか。 結論的にはそこら辺も含めて、私は今作のフレッチャーには全く共感・賛同できなかった、なので映画としては諸々の点でかなり優れた作品だと感じつつ、評価としては高くは付けられません(=その示す価値観に根本的に共感できないから)。そして、これは私とフレッチャーのあるひとつの「見解の相違」でしかないとは思いつつ、私はどだい(例え純粋芸術の分野においても)人間性の伴わない才能に価値が有るなどとは全く考えていないのですよね。人間が人間でなくても善かった瞬間など、この世界の・歴史の、何処にも・どの時点にも存在しなかったと考えているからです。音楽でもスポーツでもどの分野でも、最も優れた指導者とゆーのは教え子に何らかの「Arts」と同様に人としての在り方をも教え込むモノだと確信していますし、だからその意味では彼は確実に二流以下の指導者だと思うのですね。更に言うなら、彼は次なるチャーリー・パーカーを見出すコトがその唯一なる目的の様ですが、そもそもジャズという芸術自体を何故に、そーいった一握りの天才の(且つは)才能のみで成立している様なモノだと見做せるのでしょうか。諸々と実に近視眼的で、そして浅薄な男だと思うのですよね。 重ねて今作、私には「それこそが芸術だ」と言っている作品に見えていました。私はそうは思わないので、この評価とさせていただくのですね。[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-26 16:07:29)(良:1票) 《改行有》

760.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 うーん…水準の高いゾンビ映画だとは思うのですが、個人的にはあまり好きではないのですよね今作。その最大の理由はも~シンプルに、この名前だとどーしたって元ネタと比べちゃう(=相手が悪い)というややアンフェア気味なヤツでしかないのですケドも。。 ただ、一点どーしても言っておきたいのは、今作と元ネタの最大の相違点としてのゾンビの属性の差異(=「高速系」か否か)の観点からしても、少なくとも中盤は元ネタと同じ様な人間ドラマ(部分的にはコメディ含み)を高速系ゾンビでやろうとしてる…てのがやはり少し難しかったのではないかな(こんな感じでさも同じ様にやったらば)とゆーコトですかね。コレも少なくとも元ネタの(特に)ロメロ版は、確実に全体としてブラック・コメディとして仕上がる様に(ショック描写に関しても)隅々まで整合していたと思うのですよね。ソコについて今作では(前述のドラマ部分の他にも)アクションのキレの好さやかなりグロテスクなシーンなども交えて多様なゾンビ映画の好さを作中に求めている様に見える、その意味では少し一貫性を欠く様にも思われるのです(重ねて取り分け、中盤のまろやかな人間ドラマの部分が浮いている、と)。ココに関してはもう一つ、個人的にはキャラも多すぎる(=広いけど浅い)という様にも思われます。 もちろん重ね重ね、ソレはゾンビ映画の多様な好さをごくコンパクトに詰め込んだ作品としての”もう一つの側面”でしかないとも思われます。なのでやはり個人の好み次第…というコトでしかないとは思いますケドね。[インターネット(字幕)] 6点(2022-08-24 20:28:46)《改行有》

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