みんなのシネマレビュー |
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761. 素晴らしき哉、人生!(1946) 「オペラハット」以降のキャプラらしい映画だと思いました。加えてジェームズ・スチュワートらしい役柄。残念なのはこの映画をみて素晴らしき哉、人生とは思えなかったこと。天使が見せるジョージのいない世界が、そんなになってしまうのか?と思えるくらいひどいものというのもありきたり。蝶を踏んでしまったので世界が変わってしまうと言う方がよっぽどリアルな気がする。素直に見られませんでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-31 22:12:17) 762. 生活の設計 《ネタバレ》 これだけセックスの話をあからさまにだすのは当時としては、すごいことだったんじゃないかとびっくり。話は面白いのだけど今見るといささかお粗末で堅苦しい展開。ミリアム・ホプキンスが、もっとはじけておとぼけだったら、かなり面白くなったような気がする。表情によっては戸川純に見えることがあって、すごくかわいかった。[CS・衛星(吹替)] 5点(2008-08-12 00:38:54) 763. 長江哀歌 《ネタバレ》 三峡ダムのために水の中に沈む村を写した写真展を見たのですが衝撃的でした。長江哀歌は、その沈む街に帰ってしまった妻を呼び戻しに行く夫と、帰ってこない夫を待っている間に他に好きな人ができて結婚すると告げに行く妻の、別々の話を2つ描いていますが、あまり意味がない気がしました。おまけに妻を呼び戻しに行く夫は妻を愛している感じがしなくて(メイドのように)必要としている気がしました。もともとお金で買った妻なので、そうなのかもしれないけれど、妻も夫との暮しが嫌で逃げただけということだし、感情が見えない映画でした。三狭ダムで消えゆく土地を描くのなら別の方法があり、お金で買った妻を探しに行く映画なら、日本の田舎にフィリピンなどから嫁いできて、子供ができてさえも、お金がたまった途端に国に帰る妻の話を描いた方がリアルだと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-08-11 04:06:13) 764. 醜聞(1950) 《ネタバレ》 三船敏郎が持ってきた花を桂木洋子が床に投げて泣いていたとき、母親役の北林谷栄が桂木洋子の心中を三船に話し続けるのだけど、この違和感は何なんだろうと思ってしまいました。さすが古い映画なのであらすじからラストまで読み切れてしまいます。好きなシーンでもあればと思ったのですが、ほとんど記憶に残りませんでした。関係ないけど千石規子は、すみえさんって名前がぴったりでした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-07-08 04:06:46)《改行有》 765. 13/ザメッティ 《ネタバレ》 映画の途中でロシアンルーレットのシーンがでてきた緊迫感のある「ディアハンター」と比べると、同じ緊迫感でも趣が違う気がする。ひょんなことからロシアンルーレットのゲームに参加することになってしまった主人公、警察に追われながらの行き当たりばったりな話にしては、あまりにもスムーズに話がすすんでしまっています。あまり好きな映画じゃなかったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-28 19:06:31) 766. コンフィデンス テンポが良かったので面白く見られました。ポール・ジアマッティの飄々とした不機嫌顔が良かったです。だましのストーリーは「スティング」ほどの爽快感もなく、「ユージュアル・サスペクツ」ほどの意外性もなかったので印象は薄いです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-13 12:14:18) 767. クライマーズ・ハイ(2008) 日航機の墜落事故をスクープする地方新聞の記者の話ですが、回想部分と現在部分の混ぜ方がいまひとつなのか緊迫感がありません。日航機事故の話と仕事の話、どちらも中途半端だったので見終った後に残るものがありませんでした。もしかしたら演技がオーバーアクションの俳優が多かったので、逆に醒めた目で見てしまったのかもしれません。螢雪次朗がいい味を出しています。[試写会(邦画)] 5点(2008-06-12 13:06:50) 768. フランシスコの2人の息子 「シティ・オブ・ゴッド」「セントラル・ステーション」を抜き、ブラジル歴代興収NO.1と言うふれこみですが、この3本を見ているとブラジルの国の貧しい一面が見られます。なんとなく、この映画はブラジルというよりもメキシコ的なイメージでした。ブラジルで実在するデュオの成功物語なのですが、オリジナルの音楽に親しんでいないせいか、物語にも音楽にはいりこめませんでした。大衆映画のような匂いが映画全盛期、高度成長期の日本映画を思い出させます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-12 12:54:35) 769. ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛 《ネタバレ》 ラストの水が襲ってくるシーンは「ロードオブザリング3」のゴースト軍団には及びませんが面白かったです。ネズミ騎士も「シュレック2」の長靴猫には及びませんがかわいかったです。全編そんな感じなので5点。スティーブンキングの言う「危機一髪で鳥に救われたら読者は納得しない」というのをところどころで思い出しましたが、夢物語だからぎりぎりOKでした。前作の方が好きでした。[映画館(字幕)] 5点(2008-05-29 05:09:32) 770. ラルジャン 映画でも小説でも色々な作品を見れば見るほど、同じようなストーリーには驚かなくなります。この映画の衝撃もトルストイの原作も今初めて見たはずなのに、勧善懲悪なものが受け入れられた時代は遥か遠くなり、同じようなシチュエーションのフォロワーものを多く見過ぎているので新鮮にも衝撃的にも感じませんでした。映画は見た時代によって変わるものです。そうなると個人的評価は好きか苦手か。この映画は苦手でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-05-21 20:22:43) 771. 初恋(2006) 好きな人のためなら悪いことでもするというのはいいのですが三億円事件と初恋の結びつける必要があるのだろうかと思いました。プラトニックな関係がやるせなさを残していて良かったです。ずっと宮崎あおいは上手だと思っていたけど、困った顔が、どれも同じシチュエーションに見えてきました。「フラニーズ・フィート」での上手さは特別だったのでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 5点(2008-05-18 03:57:17) 772. ダーウィンの悪夢 アフリカ、これもひとつの現実。人がそこまでして生に執着するってこと、生きていく理由がなんなのか、年をとるほどわからなくなる。それとも自分で思っている以上に恵まれているのか。それもまた悲しい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-05-18 02:54:53)《改行有》 773. ハッピー フィート CGがかわいくて、ときにリアルで楽しみながら見ましたが、限りなく印象に残らない映画でした。追記 見たか忘れて再び見てしまい、見ていてみたかどうか、やはりわからなかったので、このサイトで自分が評価しているか確認したら納得するコメントでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-04-25 07:55:41) 774. タロットカード殺人事件 ウディ・アレンの映画の中では凡作。ストーリーに毒がある分、会話に毒が少ない気がしました。最後まで楽しくみることができる映画ではあります。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-27 07:07:25) 775. ライラの冒険/黄金の羅針盤 「ハリーポッター」を好きな人なら楽しめて、「ナルニア国物語」を好きな人ならそこそこ我慢でき、「ロード・オブ・ザ・リング」を好きな人には期待できない映画です。最初の方の子供たちのやりとりでかなり引いてしまいましたが、映像に関しては全体的に好きです。イベントでダイモン占いをやったら良い結果だったのでおまけで5点。[試写会(字幕)] 5点(2008-03-27 06:34:46) 776. 硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 イーストウッドの映画を面白いと思えたことがないけど今回もしかりでした。二宮和也は「鉄コン」の声優の時はうまいなあと思いましたが、これはまずい。当時の戦争に赴く日本人のイメージを知らない人のキャスティングと言わざるを得ない。他にも重箱の隅をつつきたいところがたくさんあるけど、それでもイーストウッドとしては合格点。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-27 06:24:19) 777. 父親たちの星条旗 戦闘のシーンは見応えがありましたが、「許されざる者」と同じく、やはりイーストウッド的なストイックさは苦手です。ライアン・フィリップは脇役の方が合っていると思います。主役は厳しいです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-27 06:14:59) 778. カポーティ 《ネタバレ》 フィリップ・シーモア・ホフマンのカポーティは「おおっ!」という感じで面白かったけど、それに慣れてくると凡庸な作品なので辛いものがある。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-16 03:32:35) 779. 世界最速のインディアン 《ネタバレ》 あまりにも話がとんとん拍子にすすんでしまうので拍子抜け。親切にしてくれる女装のフロント係、薬をわけてくれるネイティブアメリカンの男、一夜の宿と夜を提供してくれる未亡人のおばあさん、面白いキャラも多く良い雰囲気の映画なのだけど平坦さは否めず物足りなさを感じた。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-10 03:57:34)(良:1票) 780. ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド 《ネタバレ》 ケン・ラッセル監督など実在の監督を登場させているドキュメンタリー風なフィクションなのですが、知らない人が見たら実際にあったことだと思ってしまうかも知れません。映画全体に近親相姦同性愛的フリークスな雰囲気を漂わせているので、ある意味耽美的でもあります。見終った後引っかかる部分があって検索してみたらキース&ルイス監督がゲイのカップルだということで、なんとなく映画でなにを描きたかったが見えた気がしました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-10 01:19:15)
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