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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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61.  50/50 フィフティ・フィフティ(2011) 《ネタバレ》 「観客が癌患者のドラマを見る」のではなく、「癌患者が周囲を知る」という視点のドラマが新鮮でした。友人のカイルが憎めない良いキャラで、そこも好きです。実は本を読んで必死に勉強していたことが分かるのも、ベタだけど温まります。本以外の小道具の数々も魅力的。ハッパ入りのマカロン、ナニの毛を剃るための洗っていないバリカン、キャサリンの車の中のゴミ、ボケたお父さんが自慢するブルックスブラザーズのスーツ、アダムの手術中に、お母さんがお父さんに飲ませる薬、塗り薬用の綿棒・・・。どれもいい感じにドラマを彩ってましたなあ。 それにしても恋人のレイチェル。彼女はどうなんでしょうね。この映画では割と悪役(?)的なポジションになってしまいましたが、彼女から視点で描いても一本の映画になりそうな気がします。彼氏の闘病を支えようとしたけど力になれず、個展は大失敗、彼氏にあげた自分の絵も「新しいテレビに合わない」という理由で外され、最終的には燃やされる(笑)。身から出た錆とはいえ、かなりエグい映画になりそう。だけどちょっと見てみたい気もする。下手すりゃ自分も彼女のようなポジションに立つことになるかもしれないから。[映画館(字幕)] 8点(2014-03-09 12:55:17)(良:2票) 《改行有》

62.  パトリオット・ゲーム 《ネタバレ》 全部の要素が中途半端。前作と違って渋い雰囲気の映画なのかな?と期待したけれど、ただ退屈なだけでした。なんやかんやでサービス満点だった「レッドオクトーバーを追え」が懐かしかったですね。結局最期はいつものハリウッド映画。トムクランシーの小説はレッドオクトーバーしか読んだ事はありませんが、原作の魅力がかなり削がれているであろうことは用意に想像できる出来でした。最期の性別も、もったいぶるほどの話じゃないです。小粋に終わらせたつもりなら笑っちまいますぜ。[DVD(字幕)] 3点(2014-02-27 02:31:36)

63.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー 《ネタバレ》 前作は周囲の熱狂に乗れず楽しめなかったクチですが、今回はフツーに楽しめました。不満が無いわけではないです。主人公のナレーションやセリフで好きな所は一杯あるのに、実際の行為としてやってることにズレが感じられて消化不良は感じました。とはいえ、それは前作からも感じていたことだったので、前と比べてことさら詰まらなくなったとは思いません。「まあ、こういうシリーズなんだな」と思うようになりました。ヒットガールは相変わらず良いですね。見た目はフツーの女の子なのに、大人顔負けの言動。しかし今回は、魅力のベクトルが前作と比べて180度方向転換。「”あの”ヒットガールが、日常生活に馴染もうと悪戦苦闘!」うーむ、前作があったからこそとはいえ、前作よりも萌えてしまいました。不覚にも・・・。その上でヒーローの道に舞い戻る瞬間はカタルシスがありました。ヒーローにしても悪人にしても、「どの道を選択するか」ももちろん大事ですが、「選んだ道をどこまで突き進めるか」についても考えさせられる、続編ならではの作品です。[映画館(字幕)] 6点(2014-02-25 09:45:59)(良:1票)

64.  エージェント:ライアン 《ネタバレ》 ハリウッドの大作でアクションも派手だし退屈しないけど、新鮮味は殆ど無かったです。もう散々見たなあという描写ばかりで・・・。「クラシック(オペラ?)が流れる部屋で後ろ姿から悪役登場」とか笑っちゃいました (注射を打ってたけど、何かの伏線になってました?見落としてたらスミマセン)。やってることは「007 カジノロワイヤル」とほぼ一緒だし、ジャッ・ライアンシリーズってそもそもこういうものだっけ?という印象。いくらハイテク機器が出てこようとも、「現代のジャック・ライアン」さは感じられませんでした。時折旦那よりも肝のすわった言動を見せる妻キャリーは割と好きでしたけど、それでも消化不良感は残ります。リブートものですが、次回作でまたリブートされちゃわないか心配です。 「ゼロ・ダーク・サーティ」以後にこんな出来でいいもんなんですかね。[映画館(字幕)] 5点(2014-02-22 13:04:59)

65.  歓待 《ネタバレ》 一匹のインコが行方不明になったことをキッカケに、あれよあれよと物語が進んでいきます。気づいたときには「どうしてこうなった・・・」状態。まるでオセロゲームのように、人間関係がコロコロと入れ替わっていく様がスリリングで面白かったですね。安部公房の戯曲「友達」みたいな怖さも感じつつ、テーマのようなものが次第に浮き上がっていきます。定住者とよそ者の関係性が次第に曖昧模糊になっていく、なかなかよくできた物語でした。最後は一見 日常に戻ったように見えて、実は決定的に違う点が明かされます。あまり大人たちの人間関係に絡んでこなかった娘が、このオセロゲームの新たなプレーヤーとして招待されたようにも感じられました。[DVD(邦画)] 8点(2014-02-19 10:13:15)

66.  ブギーナイツ 《ネタバレ》 やってることは「ハリウッド内幕物」と一緒なので、いまいち「ポルノ業界の裏側」という感じはしませんでした。普遍性を持たせようとした結果こういう作品になったのかな?前半と後半で別の映画を見てる気分になる展開。「別にポルノ業界関係ないじゃん」というシーンだらけで、個人的には楽しめませんでした。これならスコセッシの映画を見ますよ。主人公の転落のきっかけも「新人が現れた」以上のものはなし。モノのでかさ故にスターになったけど、「でかいだけじゃだめだ」とかなんとか言われてしまう、なら分かるんですが。ジュリアン・ムーアが親権をとれないのも、ドラッグで警察のご厄介になったからじゃないですか。それをまるで差別されてる、みたく描かれてもなあ・・・。差別されてたのってドン・チードルくらいじゃないですかね。わざと共感しずらく作ってるのかな・・・とさえ思います。「それでも彼らと付き合っていけるかい?」と聞かれたら無理だなあ・・・。80年代の始まりを象徴的に飾るウイリアム・H・メイシー、純情なフィリプ・シーモア・ホフマン。彼らのキャラやエピソードなど、個別に見れば好きなシーンは一杯ありますが、全体的にはやはりのれませんでした。[DVD(字幕)] 5点(2014-02-14 10:15:16)

67.  あの頃ペニー・レインと 母ちゃんがいいキャラしてましたな~。ちょっと前なら主人公に感情移入してたはずだけど、ついつい親視点の暖かみを楽しんでしまいました。ラストの食卓の様子も、ベタだけど良かったです。子供なんていないし結婚相手すらいないのに(笑)・・・・・・・(泣)。母親だけじゃなく、沢山いる登場人物の誰もが魅力的で良かったです。ただ、肝心のペニー・レインだけは浮世離れしてて、神懸りすぎじゃない?とは思いました。特別だからこそでしょうけども。なのでタイトルほどは彼女に思い入れは持てませんでした。70歳になってもまだまだ現役のミックジャガーのように、今ごろこの映画の登場人物はどうなってるんだろうなあ、と想像しちゃいました。[DVD(字幕)] 8点(2014-02-13 10:30:08)

68.  北国の帝王 《ネタバレ》 もはや何のために戦ってるのかよくわんないですが(汗)、拳と拳で語り合う熱い映画です。ここまでいくともう「愛」ですね。知り合いに「無賃乗車の浮浪者と車掌が戦う話」と勧めても、笑うだけで見てくれないだろうなあ。けど、他人には分からない世界がそこにある感じがして、いい映画でした。私が好きなのは、追いかけてきた駅員を体よく追い返した後に、エースがシガレットに言う台詞。「今までに(生きてきて)何を覚えた?」毎日布団で寝られる生活をしてる自分にも突き刺さってくる台詞でした。生きていくすべをお前は本当に知ってるのか?と突きつけられます。ここではっきり答えられる人はどれくらいいるだろう。このシーンを見ただけでも、自分には無関係の映画だなとは思えませんでした。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-12 10:18:25)

69.  めぐり逢えたら 登場人物がみんな映画の世界に憧れているところがミソですかね。「主人公たちはあなたと地続きにいる人たちなんですよ」と一応言い訳できている(笑)。だから、ちょっと暴走気味のロマンチシズムも「まあいいや」と許せちゃうような気がします。現実はこんな美しく微笑ましい出来事なんてほぼ皆無なのだけど、憧れるだけなら皆できるだろ!って感じ。最近は容赦なく「現実は映画のように甘くはない」と突きつけてくる作品が多いですから、本作のような純粋に「憧れ」が抽出された作品も結構大事だと思います。さすがに角砂糖盛り過ぎで甘過ぎるところはあるけれど・・・。ちょっと気になったのは男たちが「特攻大作戦」について語って泣いちゃうシーン。うーむ男って映画をこういう風に語って泣くだろうか。あいにく肝心の「特攻大作戦」を見てないもんで深い意味は分からないけれど、「男女の映画の趣味って違うよね」というのは分かるんですが、「違い」の描き方がそもそも違うんじゃないかと感じました。 ああ面倒くさい。[DVD(字幕)] 6点(2014-02-11 10:37:48)

70.  トレインスポッティング つい2~3年前の映画と言われても素直に信じてしまいそうなほどポップな映画です。冒頭のキャラ紹介シーケンスなどはさすがに今やると寒いですけどね。1996年でこの映像は斬新だったろうなあ。逆に言えば、こういうスタイリッシュさが現在では普通になってしまったとも言えるかもしれません。ドラック描写なども、今はどんどん過激になっていってるので、見てる自分も感覚が麻痺してそう。後の映画への影響は多大にあったと思いますが、この映画単体では自分はあまり入り込めませんでした。共感も、反感もなく・・・。自分の世代と、出会うタイミングが合わなかったんだろうな。[DVD(字幕)] 6点(2014-02-09 11:30:17)

71.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 これっぱかしもF1に興味のない自分でも、手に汗握って楽しむことができました。自分のような女にモテない性格だと、必然的に(?)かっこいいのはラウダだな!あんたを応援するぜい!という気分になって鑑賞。実際映画の作りもラウダ視点に立ったものだと思います。スタッフから信頼を勝ち取るのも、女性のハートを射止めるのも、自分が純粋に情熱を傾ける世界で徹底的に突き進む姿を見せるのみ。裕福な家に生まれたかもしれないけれど、「俺にはこれしかないんだ」という姿勢には男の自分も惚れます。けれど最後まで見ると、ハントの「楽しくなければ勝ちじゃない」の言葉にも持っていかれてしまいました。いくら性格や考え方が違っても、楽しさを失ったら確かに終わりだな・・・と思います。ラウダが別に楽しさを失ったわけじゃないだろうけど、「なにくそ」という気持ちが「被害者意識」にすり替わってしまってはいけないな、とも感じました。[映画館(字幕)] 8点(2014-02-08 21:38:31)

72.  スノーピアサー 色んなジャンルを詰め込んだ満員電車ムービー。個人的には楽しめなかったんだけど(笑)、「旨いものと旨いものを混ぜれば、もっと旨くなるんじゃね?」的発想が感じられる珍味になっております。まるで回転寿司のように次から次へと前からネタが流れてきますが、ヘンテコなものばかり。カリフォルニア・ロールみたいな定番(?)メニューになるにはまだまだ遠い、といった印象です。ポン・ジュノ監督作品ということで期待しすぎたかなあ。バイオレンスシーンや悪夢的なトンデモ展開はハリウッドっぽくなくて良かったんですけどね。[映画館(字幕)] 5点(2014-02-08 12:17:59)(良:1票)

73.  殺人の追憶 個人的には初めて見た韓国映画だけど、その後見た韓国映画と比べてももっとも面白かった作品です。本作よりもエグい暴力映画はいくらでもありますが、これほどまでに禍々しい感情がうごめいている作品も珍しいと思います。見てはいけないものを見てしまった気分になりました。それでいて誰でも楽しめる(?)エンターテイメントとして成立しているのも呆然とします。日本の「復讐するは我にあり」なども凄い映画だと思うけれど、一般受けする作品かというと違う気がするし・・・。最後まで見ると、なんてことない田舎の風景がまったく違ったものに見えてくる凄い映画です。[映画館(字幕)] 10点(2014-02-07 10:32:19)(良:1票)

74.  マイティ・ソー/ダーク・ワールド 《ネタバレ》 光が~闇が~世界が~パワが~と言われても、もうオジさんよくわからんよ。続編になると妙に説明が多くなる映画多いですね。1本の映画としてはいつも通りのストーリーですが、もはやキャラの魅力を楽しむようなタイプの作品なので、そのへんはゆる~く楽しめました。今回はハンマー萌え要素までプラス。ハンマー自体が一人のキャラクターのようでした。ロキは相変わらずな様子で安心。けど、敵が無個性なぶん、もっとはっちゃけて欲しかったですね~。アンソニー・ホプキンス(地味ながら今回も名演)も出てるんだし、もっと「羊たちの沈黙」を見習いなさいな~。人間ごときに負けてちゃいかんよ。ラストはゾクゾクしたので、続編でボコボコにされるロキさん期待してまーす![映画館(字幕)] 6点(2014-02-06 09:56:18)

75.  小さいおうち 《ネタバレ》 この「小さいおうち」に戦前戦中の日本の空気(当然私は知らないですけども)がギューと詰まってるような話ですね。日本自体が「小さいおうち」だったのかな。「女中を奴隷みたいに見られちゃかなわない」「戦前は今の人が思うような暗い時代じゃなかった」というような話は、戦後生まれの若い監督があまり描かなそうな話で新鮮でした。最後に家が破壊されるシーンを直接的に見せてるのも(ちょっとチープだったけど)「オワッ」となりました。とはいえ、妻夫木演じる健史がヒドい。監督にとって都合がいいだけの人物。歴史にある程度詳しかったり、「誤字なおしてあげるよ」なんて言うもんだから、てっきり出版関係の仕事をしてると思い込んでました。全然違うでやんの。恋人も現代とは思えない人物。チャチャラした奴らじゃこの映画には合わないかもしれないけど、まるで時空の歪みを見てるようでした。[映画館(邦画)] 6点(2014-02-05 10:11:36)

76.  ウルフ・オブ・ウォールストリート 《ネタバレ》 落語家の桂枝雀は創作落語「茶漬け閻魔」の中で、「無限地獄というのは、いつもドンチャン騒ぎをしていて一見楽しそうに見える。鬼は金で買収され、針山はゴルフ場に、血の池には屋形船、熱湯地獄には温泉旅館が立ち並んでいる。けれど、昨日より今日、今日より明日と、永遠に楽しいもの、面白いものを追い求めて片時も休むことができない場所だ」と表現していました(つまりこの世ってことですね)。この映画はまさにそんな無限地獄に放り込まれた気分になる作品です。最初はあまりに下品な酒池肉林ぶりに唖然としましたが、すぐに馴れて(?)映画館で何度も爆笑してしまいました。けど、さすがに上映時間3時間。「一体このバカ騒ぎはいつまで続くんだw」と思った瞬間寒気が。「これ、永遠に続くんだ・・・」と思うとゾゾゾとします。商業映画だから、しょうがなく3時間で終わらせて「あげた」映画であって、3時間「も」ある映画ではない。ほっといたらいつまでも続きます。短編映画ですよコレ(笑)。「タクシードライバー」や「キングオブコメディ」のように先に突き抜けて行くようなラスト展開も印象的。ネジが一回転するのと同じで、決して後戻りすること無く1周回って新たなステージに突入。もっと奥に、もっと大きな渦を作っていきます。そして多かれ少なかれ、皆その渦からは逃れられない。まさに無限地獄。寅さんの「鉛筆を売るための人情に訴える話術」も、ジョーダンは待ってくれなさそうです。[映画館(字幕)] 9点(2014-02-03 00:39:11)(良:3票)

77.  ビッグ・リボウスキ 利口に振る舞おうとしたおバカたちが繰り広げる悲喜劇。笑えるんだけど、ほんのちょっぴり哀愁も感じられていいですね。皆どうしようもないキャラばっかりだけど憎めないんだなあ。アメリカの歴史や文化、社会情勢ネタもふんだんにブチ込まれているので、深読みするのも楽そう。私は、部屋に侵入されないようドアに突っ張りをつけるシーンがツボでした。ムフフッとなっちゃう。ただ、熱狂的に「良かった!」とハマるほどではなかったのも事実・・・。これは一人で見るより、仲のいい友達とガハハと笑いながら見るのが良かったかも。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-01-30 11:30:36)

78.  黒執事 《ネタバレ》 よくも悪くも、見てくれだけをこだわった映画だと感じました。ただ何となく「◯◯っぽい映画にしたい」という気分だけで作られてると思います。冒頭の未来都市の全景や齋藤智裕のアクションはオオッと思いましたが、それ以降の描写は中途半端なものばかり。「ダークナイトっぽい」「ミステリーっぽい」「潜入捜査モノっぽい」「アクションが凄いだけじゃなく中身も深いっぽい」というような、作り手のぼんやりした願望だけがスクリーンに映っていました。具体的なディティールを疎かにし過ぎです。「ガッチャマン」よりはマシですが、作り手のスピリッツは似たようなものだろうと邪推してます。「性差や出生の違いによる抑圧」、「自分を犠牲にしても見ず知らずの他人を助けることができるか?」という題材、「敵もまた自分と同じように復讐が目的だった」という真相など、テーマ的には面白いと思えたので、ディティールにこだわる演出家が作っていたらもっと面白かっただろうな、と思います。うーむ惜しい。もはや話の繋がりもグダグダになってしまったクライマックス。なんとなく工場に入り込んでバトルになる展開は笑っちゃいました。それ、シュワちゃんとかスタローンの映画で散々やってきたことじゃ~ん。プロデューサーはインタビューで「ダークナイトを目指した」と言ってたけど、そこを真似するならラストバトルは「主要登場人物たちにとっての因縁の場所」で良かったんじゃないでしょうか。少なくともどこにあるのかよくわからん工場よりは・・・。「ダークナイト」を目指したはずが、 結果的に「エクスペンダブルズ」に近づいてるのは「んも~お茶目~」とか思っちゃいました。[映画館(邦画)] 4点(2014-01-27 11:42:48)《改行有》

79.  大脱出(2013) 《ネタバレ》 二大アクションスター最強タッグが挑む脱獄アクション!・・・なのだけど、あまりに大味すぎて、ちょっぴり期待を外してしまいました・・・。「単純に楽しめばいいのであって、細かいディティールにツッコミを入れるのは野暮」という意見もあると思います。けど、かつて夢中で見た彼らの作品が大味なだけの映画だったかというと、そんなことないだろうと思うわけです。「ターミネーター」や「プレデター」が、銃をブぱなす爆破モリモリなだけの映画だったか!?「ロッキー」が単純なスポ根青春映画だったか!?否!断じて否!!と思っちゃうわけです。排水溝の渦巻きから刑務所の位置を推測したり(実際には無理らしいですが)、ありものの道具で六分儀を作ったり、そういうディティールは面白かったけれど、ああいう小ネタももっと楽しみたかったなあ。「96時間」シリーズの超絶推理力みたいな感じの(笑)。その積み重ねの末にド派手アクションがあればもっと楽しめたかも。けど、二人にはこれに懲りずに(?)、まだまだ映画作って欲しいですね。「この二人の映画なら、これくらいの出来でも別にいいだろ」とは思いたくないですよ~。[映画館(字幕)] 5点(2014-01-23 10:21:43)(良:2票)

80.  仁義なき戦い 広島死闘篇 群像劇っぽくもあった前作と比べると、今回は北大路欣也が実質的な主役。そういう意味では前作よりも分かりやすいかも。北大路欣也は、現在のザ・大物役者といったイメージしか知らなかったのだけど、こんなにかっこいい男前だったんですね。まるで触れると火傷しちゃいそうなギラギラした雰囲気が凄かったです。クライマックスはシリーズ全体で言っても、もっと言えば歴代邦画の中でも屈指の名シーンでしょうね。前作でさえスター俳優が次々死んでいったのに、新たなヤクザが次々現れ思わずクラクラしてしまうのも、続編ならではの魅力だと思います。菅原文太の出番はその代わり少なくなってしまったけど、その存在感はさすが。表舞台に舞い戻るキッカケも、「金に困った子分たちから、野良犬の肉を食わされた」という現状からなのが憎めません。[映画館(邦画)] 9点(2014-01-22 10:38:00)

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