みんなのシネマレビュー |
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61. 紅の豚 マンマユート団が面白すぎですね。ちなみにマンマユート(Mamma Aiuto)とはイタリア語で「ママ、助けて」って意味です。8点(2003-11-30 06:27:18)(笑:1票) 62. 菊次郎の夏 《ネタバレ》 この映画、久石譲の音楽を聞いているだけで感動させられてしまいそう。それにしてもたけしは「ばかやろう」って何度この映画で言ったんでしょうか?最初の頃の「ばかやろう」は子どもを突っぱねたような感じしかしなかったけど、最後の「菊次郎だ、ばかやろう」って言葉にはすごく暖かいものを感じます。僕はそこに感動しちゃいました。8点(2003-11-29 00:14:36)(良:2票) 63. 学校 西田敏行と田中邦衛のやり取りがメチャ好きです。心温まる作品です。8点(2003-11-28 22:01:44) 64. オール・アバウト・マイ・マザー 《ネタバレ》 主人公の女性はホント優しい人ですね~。序盤で起こるあの事件がこの映画の中心になっていますが、これがボディ-ブローのように後から後から利いてきました。最後の方は、涙がダーって感じでした。(T-T) ただ、固定観念が強い人は抵抗がある映画かも。ど~でも良いですが、ペネロペ・クルスが超かわいい~っすね。8点(2003-11-27 21:15:51) 65. 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993)<TVM> 《ネタバレ》 郷愁を感じますよね。僕はこんな甘酸っぱい思い出なんかありませんが、それでも何故か懐かしく感じてしまいます。岩井俊二監督には心をくすぐられてばっかりです。ただ、奥菜恵は少女と大人の中間の魅力をかもし出していたかもしれませんが、大人すぎかと。8点(2003-11-27 17:27:10) 66. アンブレイカブル 《ネタバレ》 音響に秀でているわけでもなく、映像が凄いわけでもなく、単にアイデア勝負の作品なのでわざわざ映画館で見た人がご立腹なのは理解できます。評価が低いのも、「シックス・センス」の衝撃で、皆さんがこの映画に過度に期待してしまったのも原因の1つでしょうし、映画としての出来としても「シックス・センス」に劣っていたともっち~も思います。ただ、僕は好きなんですよね。「シックス・センス」とは違い、徐々に答えを明らかにしていきながら、え?まさか?マジで!?と単純に反応してしまいました。アイデア的には「シックス・センス」に負けず劣らず、素晴らしかったと思います。かつてアメコミのヒーローをこんな形で主演させた映画がありましょうか?かつて転んだだけで死んでしまいそうなひ弱な悪役が登場した映画がありましょうか?僕はシャマラン独特の世界観にハマってしまいました。8点(2003-11-27 13:58:45)(笑:1票) (良:2票) 67. 穴(2001) 《ネタバレ》 この映画の素晴らしいところは、映画を見終わった後も観客に映画の雰囲気を引きづらせてしまうところ。もっち~は見終わった後もしばらく「ぐわ~」って感じでした。最初は怯え、震えていて、被害者だと思われていたリズの表情と、最後に何かを含んだように笑うリズとのギャップが凄いです。一番最初のリズの証言が観客を落とし穴にハメる罠であり、この映画のミソですね。この最初の証言があっからその後明かされる真実とのギャップに驚き、思わず見入ってしまうという作戦。もっち~はこの落とし穴に見事にハマってしまいました。この映画でリズの証言が本当か否かを見極めるには、友人の検死解剖のシーンをちゃんと見ていたかどうかが重要。そこを見逃すとリズの証言と真実が最後まで分からなくなってしまいます。この辺は上手いな~と思ったんですけど、他の方のレビューを見るといまいち効果が無かったようで・・・。個人的にはこの映画のストーリーには文句の付けようが無いのですが、やはり気になってしまったことが・・・。1つはリズの好きだった男がもう1人の男を殺すシーンが淡白に写ってしまった事。もう1つはいくら何でもリズが犯人だってことが警察にばれるはずだということ。自殺に見せかけられて殺された彼が死んでいた川はリズの自宅近くを流れる川だったし、しかもご丁寧に例の穴の鍵を持って死ぬなんて都合が良すぎますよ。それに、彼には警察の尾行がついていたはずです。警察も容疑者だった彼を重要視していたはずなのに、簡単にリズの家に近づけてしまう警備の甘さも絶対に変。そこに至るまでの過程が計算され尽くしていただけに警察のアホさが余計に気になってしまった。そこが残念なんですが、この映画の原作はガイ・バートっていう人が19歳の時に書いたものらしいので、彼のこれからの作品にも期待しています。 8点(2003-11-27 10:07:48)(良:1票) 68. アザーズ 《ネタバレ》 ジワジワくる怖さがあってよろしい。「the others」が一体何なのか・・・というサスペンス性も組み込ませているから話の展開も面白い。伏線が最後にちゃんと繋がっているところも親切設計ですよね。物語を先読みしない性質(たち)なので素直に楽しめました。8点(2003-11-27 09:49:06) 69. マッチスティック・メン 《ネタバレ》 映画中盤のニコラス・ケイジとアリソン・ローマンのヒューマン・ドラマについついのめり込み、サスペンスだということを忘れてあっさり騙されてしまいました。ニコラス・ケイジが家族と幸せそうにしているラストがほのぼのしますね。サスペンスでありながらヒューマンドラマとしても見れる珍しい作品です。7点(2005-02-23 16:17:59) 70. ピッチブラック 《ネタバレ》 小惑星群の衝突によって、宇宙船が近くの惑星に不時着する冒頭のシーンは迫力満点!最初のシーンでこの映画にぐぐっと引き込まれてしまいました。船長(不時着時に乗客捨てようとした)、警官(本当は賞金稼ぎ)、リディック(見た目悪い奴だけど、意外と良い奴?)、丸坊主の少年(実は女の子だった)など、一癖ある連中が極限状況で見せる人間模様も面白かったし、襲ってくるクリーチャーも多少雑なところはありましたが見応えがありました。DVD特典の「into the pitch black」も合わせて見て頂きたいです。7点(2005-02-23 16:14:34)(良:1票) 71. 予言 《ネタバレ》 これから起こる事故を予め知ってしまったらどうだろう?「未来」は誰もが知りたいと思うものである。しかしこの映画(恐怖新聞も然り)は悲惨な死亡事故しか知ることは出来ないのだ。この、「未来は分かるけど、事故だけ」という設定がまず面白い。そして、その未来を変えると自分が死んでしまうというのだ。そんな状況にあった時、あなたはこれから起こる事故を未然に当事者に知らせるだろうか?知らん振りをしていたら罪悪感に苛まれ、事前に知らせてしまったら自分の身が危険にさらされるという究極の選択だ。いや~、ますます面白い。 この映画は「恐怖新聞」を元ネタに作られたホラー映画なのだが、実は自分を犠牲にして見ず知らずの人や娘を助けようとするヒューマン・ドラマでもある。この映画の主人公の里見はこれから起こる事故が分かっていたにもかかわらず、自分の娘を助ける事が出来なかったことを悔やんでいた。しかし、最後に自分の命と引き換えに娘を助けることに成功する。自分が死んでしまうというのに死ぬ間際の里見の顔には安堵の笑みが浮かんでいる。この結末にはホッとさせられるのだが、根本的な謎は残ったままなのである。「未来の出来事が書いてある新聞」は一体何なのか?何故ある一定の人物だけに届くのか?里見がタイムスリップして3年前の事故の場面に戻ったのは誰(何)の仕業なのか?しかしこれらの謎が解決していなくても釈然としないということはない。人間は「理解できないもの、分からないもの」に一番の恐怖を覚えるからだ。そして、想像すればするほど恐ろしくなってくるのだ。この映画は物語自体は上手く完結させつつ、恐怖だけは上手く残してあるという寸法になっている。見た直後はどうってことは無いのだが、後から後から恐怖が襲ってくる映画だ。面白い。7点(2004-11-02 04:18:10)《改行有》 72. 感染 《ネタバレ》 経営が崩壊状態にあるとある病院での話なのだが、序盤は日常生活における病院の恐怖がリアルに描かれている。その病院は注射器や点滴の在庫が尽きかけ、院長は3日前から連絡が取れないという悲惨な状態。さらにこの病院には注射もろくに打てない看護士や、縫合も出来ない外科医などが普通に勤務しているのだ。自分がこんな病院に入院していたらと思うだけでかなり怖い。そして逼迫した状況で起きた医療ミスを医師と看護士達は何とか隠そうとする。実際に有り得そうな医療ミスを隠蔽しようと画策する様子は、治療される側の私にとってもやはり恐ろしいものだ。ましてや証拠を消すために死体を腐敗させてしまおうという考えが怖い。 この映画は放って置かれた急患の患者が発見されてから、日常にある恐怖からスプラッター系の「見た目」の恐怖にシフトチェンジする。急患の患者は緑色の体液を垂れ流しながら体が溶けていくというこれまでに例を見ない新種の病原体に犯されていたのだ。その謎の病原体は病院内の人間に次々に感染していく。ある者は正気を失い、自分で自分を傷つける。ある者は幻覚を見る。そして感染した者は全員目や口から緑色の液体を垂れ流して死んでいくのだ。これらの映像は正直顔をしかめたくなるほど(実際にしかめてたと思うけど)グロい描写が多かった。グロいのが苦手な人は厳しいかも。 そして結末は意外な方向へと進む。謎の病原体は人の意識に感染するというものだったのである。感染したものは最終的に死に到るのだが、その症状の1つが脳に異常が出て、赤い色が緑色に見えてしまうというものだ。ここで序盤の「何故りんごが赤く見えるのか分かる?」「それは脳がりんごを赤く見せているからだ。」という何気ない会話が伏線として終盤に生きてくる。そして様々な幻覚の謎が解けていくのである。 総合的に見て日常的な恐怖、スプラッター系の恐怖、そして心理的な恐怖を上手く織り交ぜたよく出来た映画だったと思う。ただ、疑問が残らないでもない。キツネのお面の少年はどうなったのかとか、ひとりでに動き出したブランコは一体なんだったのか等々。結末部分がやけに長い割に、おおまかな説明だけに終始し、こまごまとした部分の説明がぽっかり抜け落ちているのがちょっと残念だった。[映画館(字幕)] 7点(2004-11-02 04:03:49)(良:1票) 《改行有》 73. ジョー・ブラックをよろしく 《ネタバレ》 3時間は正直長かったですが、「生」とは何か?「死」とは何か?そして「愛」とは何か?をじっくりと考えさせてくれる映画でした。登場人物の描写がとても丁寧で、その時その時でそれぞれのキャラクターが何を思い、考えているのかがとても分かりやすかったです。きっと監督がこの映画で描きたいものをきちんと俳優も理解していたんでしょう。俳優達も自分たちの演技力を最大限に活かし切れたんじゃないかと思います。スクリーン上の役者たちはとても輝いていました。個人的に一番好きなシーンはウィリアムの65歳の誕生日にウィリアムの長女アリソンが「お父さんの娘に対する好みは構わない。ただあなたは私のお父さんであることには変わりが無い」みたいなことを言うシーンです。長女のアリソンは父親のためを思って65歳の誕生日を盛大にしようと躍起になっていました。しかしそれは本当に父親が望んでいるものとは違います。それでも娘の精一杯の気持ちを優しく受け入れるウィリアムの姿はとても感動的で思わず涙してしまいました。映画のラストには賛否両論ありましょうが、穏やかな気持ちになれる映画です。7点(2004-09-14 17:53:53) 74. フリーダ 《ネタバレ》 メキシコに実在した画家フリーダ・カーロの壮絶な生涯を描いています。彼女の描く絵は自虐的とも言えるような痛々しい自画像が多いのですが、彼女の絵からは人生の苦しみや痛みが前面ににじみ出ていながらも、ただ悲観的になるだけではなく這いつくばってでも生きようとする生への執着を感じます。どれだけ肉体的・精神的に傷ついたとしても必死に生きようとする彼女の生命力と情熱に僕は圧倒されてしまいます。映画のことを言えば、フリーダの痛みと情熱は十分に伝わってきたのですが、フリーダをよく知っている人にとっては少し物足りない内容ですし、フリーダをよく知らない人にとっては理解に苦しむ内容という中途半端な感じだったのが残念ですね。7点(2004-09-14 17:45:07) 75. バタリアン 《ネタバレ》 小学生の頃これを見てかなりビビってました。見直すまでは「ストリップシーンがあってエロかった」ことと「気持ち悪くて怖い」っていう漠然とした印象しか残っておりませんでした。で、見直したところこの映画の完成度の高さに驚きました~。ホラーなのにしっかり笑える要素を盛り込んでいるし、ゾンビの造型や美術も秀逸。そして、一番印象深かったのはフランク役のジェームズ・カレンとフレディ役のトム・マシューズの演技ですね。映画の冒頭でのコミカルなやり取りをはじめ、2人がゾンビになって憔悴していく過程も見事でした。また、フレディが生きたまま死後硬直してしまい、痛みのあまり「Easy! Easy!」と泣き叫ぶシーンがこの映画で一番ゾクゾクしました。7点(2004-09-14 17:44:11)(良:1票) 76. デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 巨大竜巻がハリウッドの町を、そして巨大津波がN.Y.を襲うシーンは圧巻。それ以外見るものは無いに等しい。本筋はデニス・クエイド演じるジャックがジェイク・ギレンホール演じるサムを助けに行くという軽薄なドラマでしたし、相変わらずの日本のヘンテコな描写には言葉も出ません。でも多くのアメリカ人がメキシコに避難してきたのに国境閉じられちゃったり(笑)、お金持ちでインテリクイズオタクの少年がホームレスに暖の取り方を伝授してもらったりという「逆転」には思わずニヤニヤしてしまいました。ちなみに、サッカー好きの僕はイギリスの観測所でマンチェスター・ユナイテッドバカのオヤジがTV観戦していた試合の映像で、マン・Uのスコールズやギグスが映っただけでテンションが上がってしまいました。7点(2004-09-14 17:39:34) 77. 閉ざされた森 《ネタバレ》 嵐の夜のジャングルで行われた特殊部隊の訓練のシーンが多いのだが、画面は暗いし、登場人物が多いのも相まって誰が誰だか分からない。ストーリーで観客を翻弄するサスペンスなら大歓迎だが、画面の見づらさで観客はお手上げ状態。登場人物が多い上に、みんな軍服着てて同じような恰好なんだったら、誰が誰だとか分かりやすくして欲しい。ストーリーに自信があるのは分かるけど、それ以前の問題をクリアしないと観客はついてこないんじゃないかな~。ストーリーはとても面白かったので満足度は高いのだが、画面の見にくさだけは何とかして欲しかった。7点(2004-09-14 17:35:53) 78. デス・トゥ・スムーチー 《ネタバレ》 見るべきは悪役を演じるロビン・ウィリアムズと善人を演じるエドワード・ノートンの2人でしょう。キャサリン・キーナーとダニー・デビートが脇を固め、キャスティングはばっちりでした。一体どうなるのかとハラハラしますし、子供向けの番組でピンクのサイの着ぐるみを着てはしゃぐエドワード・ノートンも一歩引いて見ると滑稽で、見ているだけで笑いが込み上げてきました。色使いや映像の見せ方も凝っていたし、映画のテンポも良かったです。しかしレインボー・ランドルフが簡単に改心してしまうのが少し拍子抜けしてしまいましたし、キャサリン・キーナー演じるノラが一体何を考えているのか分からないのが少し不満でした。7点(2004-09-14 17:32:12) 79. キャリー(1976) 《ネタバレ》 「怖い」というより「切ない」と感じました。キャリーに対する学校でのいじめがとても陰湿で、家に帰ったら帰ったで母親は頭おかしいし、心から同情してしまいます。豚の血を頭から浴びせられ、みんなにハメられたと知ってぶち切れたキャリーを誰も止められません。キャリーを心配していた女の先生も、男の子も見境無く殺しちゃいます。ひぇ~。家に帰って母親に「抱きしめて」と言ったら悪魔呼ばわりされてしまい…。う~ん、可哀想すぎます。 「切ないじゃん」なんて思いながら、ホラーじゃないのか~と油断していたら最後はビクッ!7点(2004-09-14 17:30:24)《改行有》 80. アビス(1989) 《ネタバレ》 エド・ハリスが良いですね。深海における極限状況の中、仲間が一致団結するところは見ていて面白かったです。SFらしいSFを見たい人にはお薦め出来ませんが、全体としての仕上がりは申し分無いのではないでしょうか。しかし最後の最後で、エド・ハリス演じるおっちゃんととその奥さんがキスしてエンドってちょっとおかしくないかい?宇宙人はどうしたのよ?7点(2004-09-14 17:26:19)
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