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61.  LOVERS 《ネタバレ》 「十面埋伏」なる原題から、コテコテの武侠モノを想像していたら、あれ??完全な恋愛モノではありませぬか。しかも、三角関係でその三人ともが悲恋に終わってしまうという何ともやるせない物語。   チャン・ツィイー、ちょっと前までは中国の農村地帯にいる小姐で等身大の女の子といった風情が魅力的でしたが、もうすっかり貫禄まででてきましたね。彼女のファンなら必見でしょう。   物語は、クライマックスにあたるはずの飛刀門VS朝廷征伐軍との決戦が描かれなかったために、尻切れとんぼになってしまいましたが、人間の情のせつなさを感じさせるラストが深く印象に残ります。もし、故梅艶芳が予定通り出演していたなら全く違うラストになっていたでしょうね。   LOVERSという邦題もそうですが、何かとHなシーンが満載です。金城武も劉徳華もイチャイチャしまくり!この映画を見て「ああ、チャン・ツィイーが乱れていく!!!」とか「ぬ!私のアンディと抱き合うとはチャン・ツィイーめ!!!」と、私情丸出しにもがき苦しんだファンは相当多いだろうと推察します。もっとも、金城さんは相変わらず演技に華がないなっていう感じはしましたが、後半の真剣になった「愛のまなざし」はかなり良かったです。   ラストはウクライナで撮影したのでしょうか、猛烈に寒そうでしたね。あれだけの寒さを感じさせる映画ってあまりないかも。   というわけで、悲恋物語としては良い作品だなって感じました。観客がそれぞれのキャラクターに感情移入できるという点でも興味深いです。個人的には長年想い続けた恋人を失い、心中を選んだにもかかわらず生かされてしまった劉徳華の役柄が印象深いです。   余談ですが、この映画を見て往年のファミコンゲーム「銀河の三人」を思い出した人は相当なマニアです。[映画館(字幕)] 7点(2004-10-02 08:31:59)

62.  少林寺2 純粋に李連杰を堪能できる作品です。冒頭の漓江での悪ふざけをするくったくのない笑顔。なかなか見られない長髪。意外に美人な女装。パワー全開ラストのアクション・・・。もう最初から最後まで李連杰のPVになっています。また、登場する子ども達のキャラも最高にいいですね。  悪役側は白塗りの孫建魁が全てをかっさらう大活躍。後に李連杰の奥さんになる黄秋燕の美貌も印象深いですね。  この作品を見たのは私がまだ幼い頃でしたが、ほんわか明るいムードと美しい風景が強く印象に残りました。映画公開から20年を経た昨年、私は単身中国に飛んでロケ地を探し歩いたのでした^^;世界広といえども、「少林寺2」を見てロケ地巡りをする人間もいないでしょうね。長年の夢だった桂林漓江の風景はとても美しく、苦労して見つけ出したロケ地に立ったときは映画で見た李連杰、子供たちをはじめキャストの姿が目に浮かびました。7点(2004-09-22 04:02:36)(良:1票)

63.  スパイダーマン2 《ネタバレ》 ヒーローといえども苦悩はある。等身大ヒーローとしてのスパイダーマンを描ききった力量はさすがサム・ライミ監督。前作以上のVFX映像と、シネスコサイズを活かした画面作りも素敵です。   苦悩するヒーローを描いたのはとても興味深いのですが、その話を紡いでいくメンバーが主に叔母さんとMJだけというのはちょっときつかったでしょうか。ハリーの葛藤も描かれますが、2時間に渡る苦悩を描くには話題不足になったように思います。   スパイダーマンの素顔が、列車の乗客たちにバレるシーンは本当に感動しました。この映画は、消防士や警察官といった身近な英雄たちへの賛美歌のように感じます。ピーターの活躍は匿名でのものだけど、実際に危険を冒して勤務しているであろう彼らも個々の名前は普段分からないわけですから。そしてついにハリーにまで素顔が・・・。この先の展開にワクワクさせられてしまいます。   ドクター・オクトパスはまんま「ダークマン」を彷彿とさせます。精神を自らの発明に操られながらも、最後は良心を取り戻して自らを犠牲にする姿は、某大国の大統領にも見ていただきたいですね。   カメオ出演でまたスタン・リーとブルース・キャンベルが出てました(笑)。ブルースはどんどん中性脂肪が増えているようでなんだか悲しい・・・。そういえば病院でドック・オクの触手が暴れるシーンは昔のライミ作品の雰囲気が良く出てましたね。電ノコで切るシーンなんて見事にアノ映画です。   続編としては最大限によくできた映画だとは思うし、素顔のヒーローを讃える市民の顔も感動したのですが、青春ドラマとして重たくなりすぎたので7点を。個人的には前作の明るい雰囲気が好きです。   最後にエレベーターで帰宅するスパイダーマン、超キュートです。7点(2004-08-25 17:28:14)

64.  パーフェクト・ワールド 皮肉なタイトルですよね。でも、現実はタイトルとは違うよって言わんばかりの内容がかえって切ない。子ども心底からを愛せない親、親の信仰に従って生きる子、そして主人公。 子どもを誘拐するなんて行為は肯定はできないですが、その道中での二人の心の機微を見てると、人の心のどこかに「パーフェクト・ワールド」はあるのかなって気がしました。ドラマとしては物足りなさも残りますが、ロードムービーが少なくなった昨今では秀作だと思います。7点(2004-05-02 06:57:14)

65.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 よくここまで創るなあ・・・って圧倒されますね。撮影に関してもクレーンやヘリを惜しげもなく使い、CGIだけではなくミニチュアも駆使したVFXは素晴らしいです。あまりデジタル臭さも感じないし。今回はフロドが指輪の力に負けそうになるという点が前作との大きな相違点だと思いますが、いつも「ビックリおめめ」一辺倒のイライジャ・ウッドの演技には飽きてしまいました。また、フロド自身があそこまで指輪にとりつかれていくなら、常に聡明で賢明な行動をとる(崖からは落ちたけど)サムが持つべきだと突っ込みたくもなります。ということで、主人公に感情移入しにくかったのでこの評価です。3時間の長丁場を見せ切る演出力、映像と音響のパワーはド級のものがありますね。ゴラムの存在感は「SW」シリーズのヨーダに匹敵するものでしょう。同時進行型のドラマ展開にして、ラストに壮大なる戦闘を用意した物語も素敵でした。朝陽の中のガンダルフ登場シーンは、もろ源平一ノ谷合戦ですね(笑)。最後になりますが個人的には劇中に出てくるアルファベット表記の地図や、距離をマイルで表現するのはどうも気になります。7点(2003-05-11 20:33:09)

66.  陽はまた昇る(2002) 実名企業をそのまま登場させたスタッフの心意気に賛辞を送ります。渡辺謙のちょっと頼りないエリート社員演技が最高に良かった。SONYにとってはオモシロくない作品かもしれないが、それでも協力してこの作品を作り上げたことは日本映画の新たなる第一歩ではないでしょうか。じんわりと爽やかに感動できる作品です。7点(2002-09-22 17:43:32)

67.  マジェスティック(2001) こういう寓話的なお話は好きです。「赤狩り」など無縁の時代に私は生まれましたが、思想や言論の自由が統制されてしまうという恐怖が伝わってきました。現在の日本も徐々にそんな道へと向かっているようで不安にもなりました。主人公の「自分を信じる」、そして「自分を見つけ出す」という確固たる意思に自分自身が勇気づけられました。マーチン・ランドー、ジム・キャリーの名演が光る!余談ながら映画館マジェスティックのネオンサインも良かったですが、ちらっと出てくる食堂のネオンサインの美しさにシビれました。7点(2002-07-02 06:26:14)

68.  モンスターズ・インク モンスターの日常をファンタジックに描いたアイデアに脱帽。大人と子供とでは全く違う印象を受けると思われる作品だが、共通するのは「ふれあうこと」の大切さ。扉の向こうの不思議な世界に酔いしれました。7点(2002-03-21 02:15:14)

69.  2012(2009) 《ネタバレ》 見ろ!人がゴミのようだぁ!!と大佐が大喜びされそうな大スペクタクル映画。これだけの映像を用意すれば脚本なんてどうでもいいです。そもそもエメリッヒ監督に人間ドラマなど求めちゃいません。けど劇場内は結構泣いている人がいたっけ。さて、これまで宇宙人襲来やらマンモス大暴れやらで地球を壊し続けてきたエメリッヒ監督が満を持して投入してきた史上最大の地球破壊映画。こんな大スケールかつエグいディザスター場面を見せられては今後は災害パニック映画は作りにくくなっちゃいますね。映像と音響で満腹になったので細かなことは言いたくありませんが、チベットの描写が滅茶苦茶すぎて失笑でした。チベット人を中国人が演じていたり、お婆ちゃんが鶏を屠殺するなどチベットに対するリサーチが足りなさすぎ。せっかく唯物現代文明とチベット仏教という対照的なモチーフを用意したにも関わらず残念です。チベット寺院になぜ日本の梵鐘があるのかと小一時間…。まあエメリッヒは「いいじゃん楽しければ」とか言いそうでもうあきらめてます。そんなエメリッヒ映画が好きです。Good(ロシア訛りでネ)![映画館(字幕)] 6点(2009-12-11 02:19:51)(良:1票)

70.  武士の一分 《ネタバレ》 山田組の常連である名バイプレーヤーの笹野高史が中間役として良い味を出していますね。彼のおかげでこの作品はうまくバランスが取れたように思います。木村拓哉の演技はそんなに悪くないと思いましたが、ここまで分かりやすくしなくても…と思うくらいのベタというかあざとい人物設定が目立つのが気になります。おそらくかよを「まあまあよいではないか」と帯でグルグル回したであろう島田藤弥がその最たるもの。末席の武士生活を描くためではないと思うが、いわゆる「時代劇の悪代官」そのまんまでどうにかならないかと思いました。    離縁したかよと復縁するのも脚本的に甘く感じました。復縁しないほうがより深みのある物語になったはずだし、復縁するのであれば「飯炊女」という台詞だけ残して姿はみせなくても良かったのでは?飯炊女がかよであることは明白なんだし、それを新之丞が涙を流しながら食べている場面で終了…なんて良いと思うのだが。丁寧に作られた作品なのでもう少しこなれた脚本であればと残念に感じました。[映画館(字幕)] 6点(2007-01-11 08:15:24)

71.  ただ、君を愛してる 《ネタバレ》 男の願望がそのまま映画になった…というのが観たあとの率直な感想です。男の子って、ギャップのある女性に弱いと思うんですよ。可憐でおとなしげな女の子が実はアウトドアスポーツバリバリだとか、普段は地味な子がパーティーの日にフォーマルなオトナの表情を見せたり…。そういう男の子の妄想的ギャップを見事に体現したのが主演の宮崎あおい。ヒロイン的なポジションの黒木メイサに不細工メイクで張り合うのは女優としての実力が如実に発揮されていて、彼女がいるだけで画面が華やかです。一方の玉木宏演じる鈍感男も堂に入っててハマってます。宮崎あおいと黒木メイサから想いを寄せられるポジションなんか完全に世の男どもの妄想を満足させる設定。その証拠(?)に唐突に挿入される黒木メイサの水着シーン。海岸で寝そべる黒木メイサを横から(!!)撮影してたり、果てには花嫁姿まで…。男どもの眼福たるや相当なもんでしょう。    残念なのは物語自体は稚拙であること。失ってから初めて気づく、大切な人・時間という普遍的テーマで言いたいことは伝わってくるものの、それを押し出すだけのインパクトに欠けてしまいました。とくに眼鏡を外すシーンは最大の見せ場である(ラストよりも)のに、ちょっとパンチに欠けました。残念。中高生にはお涙を、中高年には美女の姿をとそれぞれに愉しませてくれる映画です。ただ…、予告編(あのポートレートが登場するバージョン)は核心見せすぎです(怒)。一生に一度のキス、切ない物語。もう一ひねりあれば素晴らしかった…。 それでも映像の美しさは推せます。N.Yや森の映像は本当に美しかったですよ。[映画館(字幕)] 6点(2006-11-08 22:06:41)

72.  ワールド・トレード・センター 《ネタバレ》 オリバー・ストーンをもってしても、この9.11がアメリカにとってどれだけデリケートで慎重な扱いを要するテーマかということを実感させられた作品です。政治的背景も現場の状況もそのほとんどを排除し、実在する3名の港湾警察官の運命と残された家族の姿を淡々と描いていきます。それゆえ、派手なアクションなど微塵もなくそういったスペクタクル映像を期待する向きには本当につまらない映画かもしれません。そしてそれは同時にあの日、私たちがテレビに釘付けになったWTC崩壊という信じられないような報道映像がどれだけ凄まじかったかを物語っているといっても良いでしょう。    穏やかな日常がテロによって覆される、身近な家族のことをただただ想い続ける…そういったマクロな視点であの日起きたことを紡ぎだしていきます。ただただ生き埋めになった3人と安否を気遣う家族の姿を重ねながら。    その単調さ、工夫のなささゆえに「つまらない」と思う方が多いのも当然です。決して「おもしろい映画」ではないでしょう。しかし、実際にあのワールド・トレード・センターに訪れたことある私にとっては胸の痛む映画ではありました。『ユナイテッド93』と一緒に見ると、考えさせられるものがあります。    4K Pure Cinema映写で観ましたが、まだまだフィルムには及びませんね。[映画館(字幕)] 6点(2006-10-21 03:15:03)

73.  バルトの楽園 《ネタバレ》 もどかしい作品。素材はおもしろいしスタッフもキャストも一流が揃ったにもかかわらず、不完全燃焼で燃え尽きてしまったような作品。本当にもどかしいです。    捕虜に対して異例の厚遇をする板東捕虜収容所の前に久留米の劣悪(通常はこれが当たり前だった?)な収容所が登場するものの、触りだけで終わってしまい板東がどれだけ恵まれている環境なのかが実感しにくい。ここで掴みがあればもっとおもしろくなったと思うのに…。その収容所の所長役が板東英二で、すぐ後に「板東」の収容所名が字幕で出るのも気が散って配慮に欠けるキャスティングだと思います。    各人のエピソードも寄せあつめのうえに淡々とした編集なので胸に迫るものがなく、キャラクターの個性付けも希薄になってしまっています。ヘルマンが想いを寄せるマツ(中山忍)に折鶴をプレゼントして別れを告げる場面は、クライマックスの前の一場面として盛り上がりを見せられる場面だったにもかかわらず、二人の関係が本編中にほとんど登場しないので唐突な印象さえ受けてしまった。あの海の場面だけでは(ロングショットで台詞もない、二人の絡みもない)中山忍が初めて登場してきたような印象すら受けてしまいます。もったいない。浮いて見えるのは会津の回想シーンも同様ですね。ここは福本清三さんの鬼演技が楽しめましたけど(笑)。    ラストもヘルマンの写し貯めた写真で締めくくればいいのになぜか三越の第九コンサート…。マツケンも若手ドイツ人役者も好演しているだけに、ちぐはぐ感漂う作品になったことが残念です。この素材はもっとおもしろくできたはずです。[映画館(字幕)] 6点(2006-07-13 23:11:34)

74.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 カート・ラッセルが元消防士という設定にワクワクしたんですが…全然生きてなかったですね(笑)。    さてさて、映像のスペクタクルシーンの迫力は二重丸でしょう。大スクリーンと最新のデジタル音響を満喫するだけの非常に高度な映像・音響処理が行われています。一部で4K上映とIMAX上映があったようですがこちらだとさらに良いでしょうね。    豪華客船ポセイドン号の転覆と、その脱出劇のみに的を絞った演出もこれでアリでしょう。どうあがいてもあのオリジナルには人間ドラマで勝てる見込みはないと思うので。容易に感情移入できない登場人物も、「ディープ・ブルー」のように次の犠牲者が予測できない面白みがないのも、バラストタンクの中を流されて脱出していく荒唐無稽さもペーターゼン監督だからと割り切って見られました。    転覆シーンでは派手に人間や什器が転がってますが、人は死んでないのでしょうか…。そのへんが心配になるくらい役者が災難にあってましたね…。頑張りに感謝感謝です。水中移動も妙に現実味があって(水中で視界があるのはおかしいですけど)、一緒に息を止めた気分で観ると苦しさまで伝わってくるようでした。    単品としてみればOKですが、やはり「ポセイドン」の名を語る以上は6点でやめておきたいと思います。それにしてもリチャード・ドレイファスはよく出演したなあ。できるならバーホーベン監督にもリメイクしていただきたい![映画館(字幕)] 6点(2006-07-11 22:31:08)

75.  ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 子どもが見るには(上映時間が長いけど)楽しめるんじゃないでしょうか。ただ、疎開してるのに戦争に参加したり、子どもが人を殺めていく描写など倫理的にはちょっとキツイ展開が多いです。キャラクターがみんな恐ろしく薄いのですが、そのなかで一際存在感をしめすWHITE WITCH役のティルダ・スウィントンの頑張りに6点を。[映画館(字幕)] 6点(2006-04-17 22:03:38)

76.  博士の愛した数式 《ネタバレ》 舞台設定が1985年、ルートと博士はタイガースファン。だとすれば自然にタイガース優勝の布石と思ったのですが、そんなことはおくびにも出されず…。残念です。    良い映画なんだけど、皆さんの言うとおりメリハリに欠けます。それは監督の意図したものであることは察しがつきますが、さすがに力不足な印象を受けてしまいました。役者の演技は素晴らしいし、題材としてもおもしろいものだけに、意外なほど平凡な作品に仕上がっているのはちょっと寂しい気もします。哀愁を帯びた音楽はとてもマッチしていましたね。    数学が大の苦手の私でも、そのおもしろさを垣間見られたように感じました。永遠の真理は目に見えない、心にあるものという言葉は、数字もそうだけど人の心の不思議さ、大きさを雄弁に物語っているように感じられました。    このお話、ルートの授業という実質はたった50分間のお話ですが、「時は流れず」の通り、時間軸は現在と過去を行き来して、思い出と記憶の間で無限の時間を紡いでいきます。博士と過ごした時間がルートと杏子にとってかけがえのない時間だったということが、映画全体で語られていると思うと、メリハリのなさ自体が数字と時間のもつ暖かさ、優しさなのかなって思えてきます。舞台となる信州の風景がそうであったように…。[映画館(字幕)] 6点(2006-02-27 21:10:35)

77.  THE 有頂天ホテル 多種多様なキャストを動員して、くだらない小ネタとドタバタを描いた映画。贅沢といえば贅沢で、無駄といえば無駄ななんとも説明しづらい作品。正月ボケの頭で見るには丁度良い映画と思いますけど、すべてが想定内でくどく脱線していくのは見ていて飽きる…。    また、わざわざ映画にするような内容でもないと思うのですが…。どちらかといえば全体が「東京的」な気質の笑いで占められていて、異質なコメディであると思います。インパクトある騒動があるわけでもなく、ごった煮状態でドロドロと展開していくこの雰囲気が楽しめる人には極上の映画なのかもしれません。    部屋の名前の説明とか不要と思えるシーンもあるし、ホテルマンがお客様をお客さんと呼ぶのも違和感を感じる。筆耕さんとかリネンさんとかホテルの裏側をいっぱい見せてくれるあたりはこだわりを感じます。こういった点は楽しめました。    役者では料飲部長を演じる生瀬氏がとくに良かったかな。ああいう人、います(笑)。撮影が全体的に“眠い”く平坦なので、撮影や照明のほうでもう少しメリハリがついていればさらに良かったと思います。[映画館(字幕)] 6点(2006-02-24 14:18:11)

78.  フライトプラン 《ネタバレ》 空調なんて存在しない機首内部でジュリアが生存している、これですでにあり得ないお話。みなさんのおっしゃるように穴の多い脚本ではありますね。それでもジョディ・フォスターというスターのなせるわざか、そこそこ見られる映画にはなっています。でも…あんな乗客が本当にいたら嫌だなあ…。いくら子供が行方不明とはいえ、あれだけ騒ぎ立ててはいかんでしょう。     ハッピーエンドで終わるけど、見事に損壊した航空機や窓ガラスを破った車など、航空会社側は損害賠償請求するべきです!実在のエアラインからクレームがないのか心配になるパニックぶりでした。タイトルは「フライトプラン」よりも「パニックプラン」のほうがいいかも。ボーイング社の機嫌を伺うような機種名に6点。[映画館(字幕)] 6点(2006-02-15 22:56:18)(良:1票)

79.  プライドと偏見 《ネタバレ》 キーラ・ナイトレイが美しい。好色な(?)ファミリーのいけいけどんどん攻勢におかしみがありますね。ダーシー氏がどのようにしてエリザベスに惚れたのか、詳しい理由が分からないのがちょっぴり残念だけど、放任主義のようで実はいちばんマトモなドナルド・サザーランド演じる父親が素敵。ダーシー、ちょっとは笑えよ![DVD(字幕)] 6点(2006-01-26 00:43:12)

80.  ザスーラ もしも、あの家が姉歯建築士の設計だったら、瞬時にゲームオーバーです。[映画館(吹替)] 6点(2006-01-10 22:31:58)(笑:1票)

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