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61.  悪魔の手毬唄(1977)  市川崑の金田一シリーズでは、個人的には『犬神家の一族』(1976)が最も好きだけれども、映画としての完成度からいうとこちらのほうが上なのにちがいない。ただ話がより推理探偵小説的トリックに終始して、民俗伝承的おどろおどろしさに比較的薄かったところと、より湿っぽい雰囲気に終始したところが、犬神家に上位を譲る。犬神家の小澤榮太郎の位置にあるのが、こちらでは若山富三郎で、ともに味わい深い演技が素晴らしい。若山富三郎はほかにも東映映画などでいろいろ出演作を観たけれども、これが一番の代表作だったのではないだろうか。[CS・衛星(邦画)] 8点(2007-05-01 04:19:43)

62.  冷血(1967) 《ネタバレ》 今の時代では、日本でもこんな話がよくあるありふれた事件になってしまった。これは40年も前の映画なのだけれども、もとになった事件にしろ原作にしろ、今から思うと時代の先例だったのだろうか。人が人を恨みもなく殺すにいたる過程、逃亡過程、そして処刑の末路まで、じっくりと描いていて見ごたえがあった。こんな映画こそ一例として子供たちに見せておくのがいい。ただ、もっとうまくやれ、というメッセージにとるかもしれないが......。乾いていながら妙につやと深みのある白黒映像が秀逸だったのと、ひょっとして黒澤明『天国と地獄』の佐藤勝を参考にしたかと思わせるようなクインシー・ジョーンズの音楽が結構でした。[DVD(字幕)] 8点(2007-04-23 05:12:24)

63.  日本沈没(1973) 新作を観たあと、ただちに旧作を借りてきて観くらべた。たしかに多くの人の言うとおり、旧作の方がずっとよく、CGのない時代だったにもかかわらず、往年の東宝特撮スタッフの実力はたいしたものだった、とあらためて思った。それに俳優が、1970年代の映画では今よりずっと大人だったなあ。 小林桂樹の暖かみがありながら苦虫をかみつぶした独特の味、丹波哲朗のくっさいが威圧感のある演技、端正な中村伸郎、それに新国劇の大御所島田正吾はもうさすがというほかなく、見ごたえがありましたね。[DVD(邦画)] 8点(2007-04-16 09:23:27)

64.  嫌われ松子の一生 『下妻物語』以上でした。この監督は日本映画には珍しくミュージカルを撮る才能があるらしい。それも華麗さと毒とペーソスをあわせもったコメディーの。くわえて、中谷美紀をすっかり見直しました。たんに美人さを売り物にするお姉さんではなかったのだ。記者会見によると、監督は撮影中こっぴどく中谷美紀を罵倒しつづけ、中谷美紀は監督を「いつか殺してやる」とまで恨んだそうですが、これは推測するところ、監督としての一種の演出法だったのでしょう。たとえば名作『飢餓海峡』でも、内田吐夢監督は伴淳三郎を撮影中とことん罵倒しつづけたが、それであのうらぶれた刑事の深い味が出て、伴淳三郎はその年の映画賞に輝いた。あとで伴は監督に感謝したということだが、中谷美紀も同じこと。ひょっとすると中島哲也は意識して内田吐夢にならったのかもしれない。そのおかげで中谷も世をうらみすねる役柄を体現でき、その結果、映画賞を獲得できた。[DVD(邦画)] 8点(2007-03-06 04:24:42)

65.  殺人の追憶 《ネタバレ》 韓国版『羊たちの沈黙』か。田舎警察の実態は、韓国でも日本でも、今も昔も、多かれ少なかれこんなところなのだろうな、と嫌なぐらいのリアリティがあった。主演のソン・ガンホは、日本の韓流中年女性が熱をあげるような色男ではぜんぜんないけれども、まちがいなく当代韓国ピカイチの俳優だと認識した。それにしても、1980年代あたりと現在の韓国では、社会の発展のぐあいにめざましい違いがあったのだなと実感する。ただ、事件の謎解きがなく終わってしまったのは、食いたらなさが残った。[DVD(字幕)] 8点(2006-11-08 14:04:57)

66.  スターマン/愛・宇宙はるかに ジョン・カーペンター にしては甘いラブストーリーだが、「宇宙人」対「地球人」の関係は、かつての「宣教師」対「未開人」に該当し、しかもこの野蛮な未開人にもいいところがある、というジョン・カーペンターの視点がミソだ。こうした視点はほかのカーペンター作品にも通底している。[DVD(字幕)] 8点(2006-10-01 04:56:43)

67.  ヴィタール この映画作家のものは以前『鉄男』をざっと観て流したほかは、『双生児』を一度観ただけだけれども、この人の素材への偏執狂的ともいえる熱中とこだわりには感服いたしました。無機質の鉄から有機質の人体へ。それも生きた身体でなく死体解剖へ。「記憶」ですら有機質に残された構造であって、生命とは持続する有機質の構造にすぎず、死者も誰か生者の有機質の構造に持続している限り生きている......。岸部一徳と國村隼は私の好きな俳優で、本作でも期待にたがわず光っておりました。浅野忠信もいつもの自然な演技を越えて、たんなる有機質の演技の域へと進み出ていて、よろしゅうございました。[DVD(邦画)] 8点(2006-07-03 19:37:18)

68.  ゼブラーマン  変にリアルなところと、チャチでお馬鹿な荒唐無稽が混在する、大人の絵本。それも現40代あたりの世代のためのおとぎ話か。私はこんなん嫌いじゃないですなあ。弱ったらしい、周りから見下げられる主人公が、ひょんなことでヒーローに変身するという大筋は、『悪魔の毒々』の路線。あれは若者向けでしたが、これは中年向け。しかし、よくまあこんなん制作サイドが作るのゆるしましたなあ。それを讃えて、8点。 [DVD(字幕)] 8点(2006-05-31 15:16:34)《改行有》

69.  CASSHERN 私は原作のアニメを観ていないし、CGものSF映画のファンでもないが、そういうサラな観客の一人として言わせてもらうと、現代風死と再生の神話ファンタジーとして観ることができて、結構よろしいのではないでしょうか。なんといっても映像がみごとだった。近未来と古風な19世紀的近代初期の機械装置が合体しているような映像、あるいは未来のお話なのに第二次大戦中に戻ってしまったような画面は、ひょっとするとこの手のもののひとつのパターンなのかもしれないけれども、神話的な雰囲気をかもしだしていて、結構でした。それから、これも『ガンダム』あたりからの路線かもしれないが、善と悪とが単純にわりきれないところがよろしい。それに、寺尾聰、小日向文世、大滝秀治といった渋めの演技陣がいいし、これが最後の出演作品となってしまった今は亡き三橋達也の登場がうれしい。そんなわけで、けっこう良い点数を投票しておきます。 ところで、制作者の念頭にはキャシャーンというよりも、往年の傑作『ブレード・ランナー』があったのではないだろうか。[DVD(字幕)] 8点(2006-02-19 05:41:40)(良:2票)

70.  降霊<TVM>(1999) 話の佳境で、「先生」と呼ばれる哀川翔が御祓いを依頼されて主人公の役所広司の家を訪れるが、この「先生」はインチキ祈祷師のようでもありながら、実はまるでカウンセラーのように見えた。この「先生」は帰り際、役所広司に「地獄はありますか」と尋ねられて、「あると思えばありますし、ないと思えばありません」と答える。一見いいかげんな答にみえるこの解答が、本当のところ深遠な内容をもっているのだと私には思えた。言わせてもらえば、あとのホラーやサスペンスは付け足しのようなものだ。私の観た黒沢清作品の中では、比較的すっきりした構成で(原作があるからでしょうか)、好きな一作です。役者陣がいいですね。[地上波(字幕)] 8点(2006-01-18 02:45:16)

71.  下妻物語 ううむ、新しい日本映画だ。作りが昔の唐十郎のテント演劇のようなところもあって、よろしおました。[DVD(字幕)] 8点(2005-09-19 03:09:22)

72.  グッバイ、レーニン! 《ネタバレ》 嘘をつらぬくために演出された「東ドイツ」は、しかし統合で失われた心のなにものかだった。けれど、この「東ドイツ」は、本当は以前でも実在していなかったのだ......、というお話。オススメ。8点(2005-02-09 07:24:53)

73.  アンダー・サスピション これは一見サスペンス風だが、実は仮面夫婦が決定的に崩壊してゆく話です。中年男の中年男による中年男のための映画。ジーン・ハックマンも、モーガン・フリーマンも、リキがはいってましたね。8点(2004-07-19 00:42:53)

74.  阿弥陀堂だより みなさん言うとおり美しい映画。ハリウッド製にはない落ち着いた人生の映画。前作は亡き師匠クロサワへのオマージュという性格が強かったんだろうと思うけれど、今回の作の方がずっといい。黒澤組からようやく独り立ちして自分の作品を撮ることができた監督に賛辞を送ります。ところでこの美しいロケ地は観光客がおしかけて大変らしいですね。しかたがない、私も訪れてみたくなった。8点(2004-01-05 00:47:22)

75.  K-19 アメリカ映画がロシア軍人をこう描くようになったか。冷戦時代は終わったんだなと実感する。 それはともかく、ヒューマンドラマとして秀逸。 それに潜水艦ものは甘ったるい恋愛ものとちがって、男しか出てこない男同士の世界でよろし。8点(2003-12-28 08:46:43)《改行有》

76.  刑務所の中 みんな生きているんだなあ!いとおしく、うれしくなる映画。 ごはんをおいしく食べたいと思ったら、この映画を見ることをおすすめする。8点(2003-12-24 14:23:29)《改行有》

77.  桃源鎮 《ネタバレ》  これは秀でた映画ですね。演技も自然だし、昔の中国映画によくあったような過剰に劇的な演出もない。役者は地味だが、いいですね。この作品は中国の片田舎の人々の生き方を、一種戯画化した形で、手に取るように教えてくれる。おそらくこれは、『阿Q正伝』につらなる、ひとつの伝統的系統の作品と言っていいにちがいない。観るにあたって、「桃源鎮」という題名から素直になにかをこの映画に求めると、見事に裏切られることになる。  村では、村長やその夫人がボスとして君臨しているが、今や汚職の容疑で失脚の瀬戸際にある。主人公の豆腐屋はこれまで卑屈に村長一家にとりいってきたが、今後とりいる先をまちがうと、商売すらなりたたなくなる窮地にある。しかも対面も失わないように生きることが、この地では一番大事なことである。そうして卑小な一個の存在であるこの豆腐屋は、目も当てられないほどに右往左往することになる。結局、身から出た錆、物語は悲劇に終わるが、物語全体は渋い喜劇でもある。  観終わったあと、「桃源鎮」という題名がアイロニーであったことにようやく気づく。8点(2003-11-28 23:43:07)(良:1票) 《改行有》

78.  凶悪 《ネタバレ》 「善人しか出てこない」と批評された評判の映画があったけれども、こちらは悪人しか出てこない。それでこの映画は後味が悪いのだ。主人公の記者にしたところで、正義感にあふれているように見えながら、私生活では認知症の母を一手に妻に押し付けているような悪人なのだった。そんな悪人だらけの映画だが、しかし役者リリー・フランキーの悪人ぶりは、皆さんの認めるとおりピカイチで、恐れいった。[DVD(邦画)] 7点(2014-11-26 13:39:11)

79.  桐島、部活やめるってよ  ああ、この作品の構成手法は、まるで『去年マリエンバードで』じゃないの。こちらは、この間亡くなったアラン・レネの有名な問題作で、複数の視点から話があらためて語られ直す。アラン・レネは黒澤の『羅生門』に触発されたというから、そうすると原型は『羅生門』か。  それにしても、高校生活がいかに狭く閉ざされた世界か、そんなところがよく出ていましたね。たとえていえば、原野でなく、狭い動物園の中で生かされている動物たちのような。自分の高校時代を想いだしてみても、この国の高校という特殊な世界の、そうゆう変なところがよく描けていました。私としては、劇中の「いけてない」映画部の連中だけが感情移入できました。[DVD(邦画)] 7点(2014-05-02 18:32:48)《改行有》

80.  冷たい熱帯魚 《ネタバレ》  ううむ、これははまるか、はまらないかで、はっきり評価が二分されるタイプの映画だろう。私ははまらなかった。なんとも悪趣味で、話に無理もある。しかし、演出の迫力は認める。それに、なんと例の尼崎のカリスマ女による連続殺人事件をすでに知っていたかのような話ではないか。そう考えると、低い点数はつけづらいなあ。[DVD(邦画)] 7点(2012-11-29 18:28:02)

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