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プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 63歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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61.  フレンチ・コネクション 《ネタバレ》 刑事物映画としては、珍しいくらいのドキュメントタッチで撮られています。決して男前でもなく、乱暴な捜査であまり好印象とはいえないポパイ役を、名優ジーン・ハックマンが演じています。正義感というより、デカの意地みたいな執念先行型の主人公の暴走がこの映画の肝。容疑者の張り込みに、冬のニューヨークのコンクリートの上、何時間も立ちっぱなしで足をガタガタ震わせている描写など、物凄く生々しいです。だからこそ、犯人に対しての憎しみも沸いてくるのでしょうが。話題のカーチェイスも 好きなシーンです。高架上の地下鉄を追う、そのスピード感はポパイの怒りそのままをダイレクトに表現したみたいで、迫力があります。何かの番組で観たのですが、この話が実際の刑事をモチーフにしてるとあって、街の警察挙げての撮影の援助があったとか。高速道路のシーンは、警察が映画の為に急遽交通遮断を行い、渋滞になる場面を作りあげたそうで、やっぱりアメリカは凄いですね。映画のためにそんなことが出来ちゃうのが。9点(2004-03-10 10:58:30)《改行有》

62.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 オープニング、バーナードハーマンの曲に乗って、マンホールの蒸気の中からタクシーがぬうっと現われる。この場面だけで、ビビビッと来ました。ベトナム帰りの主人公の狂気ぶりを物凄く冷たく描いています。夜のニューヨークの危険な中にこそ、生きがいを見い出す男。戦争の後遺症と呼ぶにはあまりにも悲しい人生を送る男をデ・ニーロが好演しています。太陽の輝く下では、自分のやりたいことを見つけられない、また見つけたくもないのでしょう。銃を手にし、ポン引き屋を殺す彼には都会も戦場と同じ舞台でしかないのです。そして、それを英雄視するマスコミ。狂気の中の行動を賞賛するマスコミも、また都会の中では異常なのでは。DVDで再見すると、デ・ニーロの目がとても印象的で、目力とでもいうのでしょうか、狂った男そのものの説得力に圧倒されます。名優といわれる所以がよく分りました。9点(2004-03-10 09:57:11)

63.  クール・ランニング 《ネタバレ》 好きです、好きです、大好きです。この映画。実話らしいのですが、映画はおそらくその実話よりも物凄くチャーミングに作ってあるはず。こんなにも感情移入できるキャラ設定に、今まで会ったことがない。しかも5人。(コーチも合わせて)南の熱い国、ジャマイカからボブスレーチームとなって大会に出場。練習も満足にできない、最新のマシンも買えない、しかも他の国からバカにされるわ、審査員からも笑われるわ、ふんだりけったり。でも彼等は国の誇りを失わず、自分のプライドを曲げずゲームに参加する。好タイムで予選を通過。本選で果して・・・。ボブスレーのスピード描写もさることながら、1人1人のドラマをかちっと見せる演出もいいです。決して長くない上映時間の中で、実にうまくまとめられてテンポもいい。ラストはスポーツをする、その精神性を讃えるメッセ-ジが涙を誘います。感動します。うまいです。9点(2004-03-09 17:29:29)(良:1票)

64.  ウエスト・サイド物語(1961) 《ネタバレ》 世に名作といわれる作品は数あれど、これほど自分の中で評価の変わった映画も珍しい。初見はTVで。街の不良グループの抗争と男女の恋愛の話でもの凄いインパクトを受けたのですが、いかんせん、あのダンスにどうしてもついて行けず、TVの前で非常にこっぱずかしい思いを味わいました。(自分が踊っているわけではないのに)何で、街中で踊るんやろ。恥ずかしくないんかな。 あっ、指まで鳴らして、何様のつもりやなどと、映画の見方にはなっておらず、単なる生理的な寒さを感じたものでした。しかし、年月はそんな私めにも、幾分かの成長剤を飲ませてれたのか、今観ると熱いですね。ほとばしる情熱とでもいうのでしょうか。毛嫌いしていたダンスが、若きアドレナリン暴発みたいに非常に躍動感あり、映画のメッセージをこれでもかと伝えてくるのです。激しい激しい踊りに圧倒されるのが快感になってくるのです。物語自体は悲劇です。若い命が過った方法で断たれます。ほとばしる情熱の鉾先が違う方向に行ったみたいに。でも、人生の軌道修正は中々難しいもの。この苦い経験が、大人をつくるのでしょうか。そんな屁理屈も、永遠とも言えるこの踊りの前では無意味でしょう。ニューヨークの空気を感じさせる、匂いを嗅がせてくれるすんばらしい映画です。9点(2004-03-09 13:17:30)(良:1票) 《改行有》

65.  華麗なるヒコーキ野郎 《ネタバレ》 忘れ去られていく時代の英雄。古くなりつつある自分をどうしても認められない、新しい物に融合したくない、男のわがままとでもいうのでしょうか。全編、ノスタルジー漂うムードが、男の古くも誇らしい生き方を描いて秀抜。ヒコ-キ乗りの心意気が見事に出た映画です。若々しいレッドフォードが実に楽しそうにウォルド・ペパーを演じています。ロイ・ヒル監督は、こうした古くも切ない男の人生を見せるのがうまいですね。9点(2004-03-09 11:43:20)(良:1票)

66.  幸福の黄色いハンカチ 《ネタバレ》 洋画かぶれで、ケッ!日本映画なんてと、息巻いていた時代の自分を更正させた作品です。大阪の尼崎OSという劇場で平日にみたのですが、結構人が入っており、おばちゃんからおじちゃん、その子供、ほんでもって会社さぼりのサラリーマンさん、お水系のおねーちゃんまで、いてました。さて、上映が始まると、武田鉄矢のシーンでぎゃはは、桃井かおりとのからみでぎゃはは、健さんのシーンではしんみり、と対比がすごく面白かったです。武田鉄矢の役所は言わば、狂言回し。健さんという男の人生を浮かび上がらせるための対比として、起用されたのですね。刑務所から出て来て、もし今も、俺を待っているなら家の物干に黄色いハンカチを出しといてくれ、なんて、ドラマのドラマみたいに本当の話は進むのですが、その間に過去のシーンが回想で語られ、奥さんとの出会い、結ばれて共に生活する場面の展開が観ている者にとって、とても愛おしいものになって来ているのです。いつしか「ハンカチよ、見えてくれ」の願いを画面にぶつけている自分がいるのです。そして、画面には何十枚もの黄色いハンカチが。そして、場内からは何十もの嗚咽が。分っていても泣けてしまういい場面です。衆知のハッピーな結末をいかに見せるか。そこまで、いかに話を繋ぎ、感情移入させるか、脚本も素晴らしいです。そして、山田洋次監督のまとめ方には唸るばかりです。この1本に、日本映画をもっと観るべきだと教えられました。9点(2004-03-08 18:15:28)(良:2票)

67.  ロッキー 《ネタバレ》 アメリカンドリームという言葉をあらゆる世代に認知させた、有名な作品。あまりにも有名すぎて、レビューしようがないが、最近、DVDで見直して見ると、公開時よりもグッとくるものがあったので。それは、自然なカメラワーク。画面中、誰といてもロッキーが必ず1人になる場面が多く、孤独感がよく表されているなあ、と感心。カラーのトーンもロッキーの衣裳も、押さえ気味で、冬のフィラデルフィアの情景によくマッチしている点。そして、どうしようもない兄貴の描かれ方。最初見た時は、「ええい。うっとおしい奴め!」としか思えなかったのが、再見すると兄も孤独、ロッキーに負けず劣らず孤独な存在だったのだと、よく理解できたこと。心の拠り所が、妹であり、その妹がロッキーと暮らすとなると、どうにもやりきれない(妹の幸せを願うも自分も幸せになりたい)描写が胸を打ちます。あとは、やはり音楽のうまい使われ方。アドレナリンを必要以上に噴出させるこのテーマ曲は、抵抗しがたい高揚感を与えてくれます。ラストにリング上で、叫ぶ恋人の名前。孤独な魂同志が、寄り添うことで寂しく無くなる、強くなれるいい場面です。9点(2004-03-08 16:35:29)(良:1票)

68.  天国と地獄 《ネタバレ》 映画館のスクリーン(ワイド)を考えて生み出された構図の妙。何で、こんなにも絵的にバランスが良いのだ!そこには、視覚的に見せるという、黒澤の娯楽としての基本姿勢が徹底されているのでしょう。パンフォーカスという手法にしても、一筋のピンク色の煙りにしても、画面構成のテキストみたいにカチッとまとまっています。職人の仕事というより、神の手技みたいなものを感じます。それにしても凄い緊迫感。そして焦燥感。追う刑事。追い詰められる犯人。ラストの対面。どの場面にも、説得力の有る構成が成されていて、見ていて息がつまりそう。そして、それが「映画」を見る快感なのだと、気付かせてくれるのです。やっぱり、黒澤監督、凄いです。9点(2004-03-08 15:31:17)

69.  バガー・ヴァンスの伝説 《ネタバレ》 詩のような、大人の御伽話のような映画です。失った自分のスイングを思い出させる為に登場するW・スミスが、あのアクション映画の俳優?と疑わせる程に、実にひょうひょうとした中にも、哲学めいたことを言う、謎のキャラクターとしていい味を出しております。R・レッドフォード監督の作品は、どの作品もカメラがいい働きをしています。この映画でも、ゴルフ場を美しく、すごく壮厳なイメージでとらえ、その中で繰り広げられる男達のプレイを、単なるゲームではなく、高尚な戦いへと昇華させております。人生をやり直す、もう一度自分を取り戻す、そのためのきっかけとして、舞い降りた道標が、W・スミスでは、ないでしょうか。M・ディモンも決して悪くはないのですが、この映画のW・スミスは、今までの出演作品の中でもベストな演技ですし、忘れられない笑顔を残してくれています。何か、「うまいなあ」と唸らずにはいられない、そんな作品です。9点(2004-03-08 10:45:16)

70.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 サントラ盤を捜して、何軒もレコード屋を回った記憶があります。それほど、音楽が耳にすんなり入って来て、すぐに口ずさめる、いい曲ばかりだったのです。映画も可愛らしい宝石のような映画です。純粋に人を好きになり、一緒にいたいから結婚しようなんて、そのあまりにもピュアな言葉の応酬に大人達は翻弄されるばかり。ごっこじゃなくて、本当にそうなりたい願いを持てることって素敵ですね。最後トロッコで草原の彼方へ消えていく2人を見ていると、浮世の事など忘れてしまいます。不純に染められた今、心の洗浄剤ともなる映画ですね。これは。9点(2004-03-05 12:28:34)

71.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 故淀川長治先生が「男が男を愛する映画。その結果、男が男を殺して、その男になろうとする恐い恐い愛の映画」というような事をおっしやってました。復刻版のパンフレットにもそのような事が記載されていました。あの当時に、そういう観点でこの映画を見ていらしたことに、深く感動し、再見すると、ああまさしくと膝をたたく場面の多い事。中学生の頃は、殺人者がアリバイやサインをまねして追究の手から逃れるただのサスペンス映画だったのが、今では妖しい男同志の映画に見えるから、あら不思議。映画を見る目を鍛える大切さを改めて教えていただいた貴重な作品です。9点(2004-03-04 11:31:53)

72.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 1970年代には、実にたくさんのパニック映画が作られました。この作品は、その真打ち登場といったところでしょうか。オールスター、超高層ビル火災、原作は大ベストセラー、ヒットしない要因は見あたりません。案の定、世界中で大ヒット。興行記録を塗り替えた実績を持つ名作です。しかし、今見ると、やはり古めかしさは隠せず、もったりした展開もあるにはあるのですが、古典としての見せ方というのでしょうか、パニックもののこうあるべきスタイルを固くまとめた作品でもあります。夜空にそびえ立つグラスタワーは本当に美しく、サンフランシスコの風景の中では 合成とは思えないほどマッチしておりました。あとは、よくもこれだけ揃いましたねのオールスターでしょうか。S・マックイーン、P・ニューマン、W・ホールデン、F・ダナウェイ、F・アステアなど、豪華です。映画ファンなら狂喜乱舞の顔合わせ。そして、それぞれに見せ場も用意されており、やはり古典ですね。 クラシックな味わいというのでしょうか。パニック映画なのに安心して見る事ができるのです。9点(2004-03-03 19:07:00)《改行有》

73.  ガメラ2  レギオン襲来 《ネタバレ》 はっきり言って、私はゴジラがきらいです。子供の味方なのか、敵なのか、その所在をはっきりさせて欲しい!中途半端はいけません。怪獣たるもの、その大きな図体でどっちつかずにいるなんて、狭い日本では迷惑です。なんて、全然ガメラに関係ないんだけども、怪獣映画というと過剰にゴジラアレルギーが噴き出してしまうので、ガメラも同じかと思ったら、全然違うのでビックリ。映画なのです。しっかり。それも超大作。特撮にも力入っています。セットも凄いです。効果音も耳に響きます。ガメラの造形もシャ-プで凶暴そうで、これぞ怪獣になっています。また、ドラマの盛り上げ方もうまい。自衛隊の描き方もそつが無く、きっちりまとまった作品です。特に、ガメラが地球の守護神というのがいい。大きくでたもので、地球ですか。でも、これぐらいの存在意義があった方が、他の星の怪獣と闘うには充分な理由があるというもの。納得、納得。「ガメラはレギオンを許さない」なんて名台詞ですね。普通は「やっつける」「退治する」等の言葉なのでしょうけど、「許さない」には、命に代えても守るべきものがあるという決意の現れが込められています。平成ガメラシリーズとして3作が製作されましたが、その中でもこれが1番でしょう。過去の怪獣映画のジャンルでも、この作品の完成度の高さには及ばないのでは?と思ってしまいます。9点(2004-03-03 14:40:39)(良:2票)

74.  スモーク(1995) 《ネタバレ》 社会の少し端っこに生きる大人の話。オチもなく、日常の中の、ほんと煙草吸いながらのよもや話。でも、この日常というのが、一番のクセもので、そうそうドラマチックなものや事は起きないのが当り前。むしろ、映画で取り上げる要素のない題材なんだけど、日常に中にこそ、見落としたドラマがある事を教えてくれる映画。煙草屋が毎日同じ時間、同じ場所で写真を撮り続ける習慣があり、何百枚もあるプリントの中から死んだ妻を見つけた時の小説家のシーンや、嘘でも楽しめる話ならとクリスマス小説のために、語りはじめるシーンなどは、ドラマの片鱗をつまみ上げる上手い場面だと思います。煙草をくゆらせながら、熱いコーヒー片手に観たいですね。もちろんライターじゃなく、煙草はマッチで火をつけて。9点(2004-03-03 14:23:51)

75.  マトリックス 《ネタバレ》 革命的。第一印象は。衝撃を受けたまま、エンドクレジットをぼーっと眺めていました。小難しいことを考えずに、「ああ、コンピュータが世界を支配して、虚実の今がマトリックス世界なんだな。で、人間がコンピュータと闘って何とか取り戻すんだな。大変なんだなあ」ぐらいの感覚で観ると、結構楽しめました。色々哲学的な台詞や言い回しに翻弄されると、アクションひとつひとつまでに意味合いがないとおかしいものになってしまうと思います。マシンガン撮影やワイヤーアクション、黒のボディスーツやひるがえる黒コート、視覚で魅せる技術をフルに活かして、新しい「映画」を生み出そうとするその心意気に打たれました。 映像革命を提唱し、作り上げるスタッフ。実現に込められたパワーに拍手です。9点(2004-03-03 12:54:12)《改行有》

76.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 今でこそジャパニメ-ションなどと騒がれ、話題の的にされていますが、当時はそんな事など全くなかったです。それほど、この作品がエポックメーキングだったのでしょう。原作は大友克裕。ちなみに、この人の漫画は全て持っています。構図が映画的で好きになったのですが、ストーリーも面白い。独創的というか、神がかり的というか。この作品も、SFというくくりで評価されるのですが、映画では、金田と鉄雄の2人に焦点を絞り、「友情」とまではいきませんが「つながり」みたいな感じを持たせてあります。男でしか感じる事のできない、空気みたいな「つながり」。金田と鉄雄にしか、分らない寂しさや孤独感が、よく表現されていると思います。絵も綺麗ですし、音楽もいいです。サイバーパンクの代表作としても、色褪せず独走している作品です。9点(2004-03-03 12:06:26)

77.  天国から来たチャンピオン 何とも優しい映画。観ていて心がほのぼのとする映画。古き良きアメリカを、現代に蘇らそうと、W・ビューティが頑張ったいい作品です。全編に漂うのんびり感、ギスギスしていない、時間に追われない物語の進行具合が非常に快感になります。テンポという意味では、合わない人もいるでしょうが。愛の不変性をうたうラストは、今観てもいいですね~。2人寄り添いながらフィールドへ消えていくシーンは、ジーンときます。9点(2004-03-03 10:19:09)

78.  エイリアン2 《ネタバレ》 前作とはうって変わって、こちらはバトルがメイン。アクション大作として仕上がっています。個人的には、こちらの方が性に合っています。(比べる要素など何もないのだけれど。全くの別物ですから)前半の、リプリ-だけが知っている「真実」を、うまく理解してもらえない焦燥感、中盤の「真実」を知った時の仲間の恐怖感、そして後半、「真実」に真っ向勝負の爽快感(うまい言葉が見つかりません)の3つの展開がうまく表現されています。メカ系のデザインや基地内のデザイン等は、キャメロン好みというか、やたら質感のあるものばかり。(これがいいのだけれど)ただ、演じる俳優達の描き方が、定石通りなのがほんの少しだけ残念です。でも、迫力ある「画」づくりはさすが!優れた音響システムの中で、もう一度観たい作品です。9点(2004-03-02 11:21:20)(良:1票)

79.  未知との遭遇 《ネタバレ》 平和な映画です。というより、平和を求めた映画です。特撮や音響効果も、全ては、ラストのオーケストラ的クライマックスに集束されていくための道具です。きらびやかな装飾性あふれるマザーシップも、宇宙人との交信も、「何か」を伝える、「何か」を感じる、その体感、つまり大きなコミュニケーションこそが必要だと言ってるような気がします。スター・ウォーズとは対極にある映画です。人類に本当に必要なものは「武器」ではなく「平和」の心。「平和」を愛する心を持ってくださいと、その願いが、エンドクレジットに流れる「星に願いを」に託されていると思います。9点(2004-03-01 22:28:32)(良:1票)

80.  荒野の七人 その昔、土曜映画(洋画)劇場だったかで、前編・後編と2週にわたり放映されているのを観て、はまりました。関連の本は買うわ、サウンドトラックは買うわで、もう夢中。(リバイバルで観たのはそれから何年もあとですが)日本映画の「七人の侍」のリメイクですが、比較などせずに、これはこれで充分に面白いです。七人のキャラクターの設定が各俳優の個性と相乗効果を持って、うまく活かされています。話も単純と言えば単純なのですが、「ガンマン」という言葉の響きに酔わされ、そしてエルマ-・バーンスタインの音楽にのせられ、痛快な時間を過せます。 自分的には、劇場で観た時よりも、DVDの日本語吹き替えで観た方がかなりしっくりきます。俳優もそうですが、声優さん達も、よく考えればオールスターだったんだなあ。9点(2004-02-28 13:29:38)(良:1票) 《改行有》

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