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プロフィール
コメント数 304
性別 男性
自己紹介 つたない文章力で自分なりのレビューを心がけます。映画館で観た作品は自然と評価が高くなりがちです。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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61.  哀しき獣 身体的にも精神的にも、人間関係においても、とにかく目まぐるしく動き続け、最初から最後まで、多義において留まる事がない映画。 身体的な移動は車であったり、バスであったり、列車であったり、トラックであったり、走る事であったり。 感情も視線や表情、行動を通して、常に揺れ動いていることが表現される。 人間関係においても、次から次へと人間が出てきて、その関係は追うものと追われるもの、またその逆転であったり、夫婦であったり、不倫であったり、依頼関係からの裏切りであったりと全てが流動しつづける。 気になる細かい事はたくさんあるものの、この大きな運動に身を任せることが楽しむためには必要であり、それこそがこの映画の魅力であると思った。[DVD(字幕)] 6点(2016-04-09 19:28:11)《改行有》

62.  きみはいい子 《ネタバレ》 子供の障害に気づかず、ただ一人の人間として障害というフィルターを通すことなく、少年と接し続けた老婆。 それぞれの体験がシンクロし、母親同士が心の底から痛みを分かち合い、繋がりあえた瞬間。 いつも見ていた景色(鉄棒から見た時計)、そこで感じていた思いを同じ目線に立つことにより気付き、感じ、壁を乗り越えようとしてくれた先生。 それぞれの瞬間は突然訪れる。視点の移行、突然のフレームインからの予測の裏切りといった確かな映画的技術で、観ている側も登場人物と同様に文字通り虚をつかれる表現で、それぞれは提示される。 自分の内面に土足で踏み込まれ、心を鷲づかみされた感覚。でもそれは同時に、とても温かく優しく懐かしい感覚でもあった。[DVD(邦画)] 7点(2016-04-08 12:35:35)(良:1票) 《改行有》

63.  かぐや姫の物語 日本画は「描かない」余白に大きな意味を込めて、空間の「遠さ」や「広がり」などを表現し、それが日本画独特の美しさや詩情を生み出す事がある。という言葉を聞いたことがある。 この映画における余白の使い方を観て、ふとその言葉が浮かんだ。余白を使うことにより、物語の寓話性もより高まっている。 そして、色彩表現の豊かさ、濃淡の綿密さ、曖昧な色の表現がそのままこの物語が言わんとする、人間が持つ一つの言葉では言い表せない心の機微の尊さ、良い事も悪い事も含めて美しい人生というのを表現していると思った。 そして日本人に根付いている、四季に寄り添い生活を共にするという美徳も、美しいアニメーションを通して改めて感じることが出来た。 この映画における色彩による映像表現は、CGアニメや実写では、現時点では到達していない域に達していると思う。そして、これこそが世界に誇れる日本のアニメーションの凄さであると思った。 宮崎駿、高畑勲という二人の監督の違ったベクトルの集大成、生き様を「風立ちぬ」そしてこの「かぐや姫の物語」で見せてもらうことができた事が幸せだと思った。[DVD(邦画)] 8点(2016-03-02 00:53:18)《改行有》

64.  八日目の蝉 女性の強さを改めて感じました。話の内容もさることながら小豆島の美しい風景と島全体の暖かい雰囲気が印象に残りました。[DVD(邦画)] 6点(2016-02-26 23:42:20)

65.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 悪魔に魂を売るかのごとく、私生活を代償にしながら夢を形にしていく二郎。 自分の命を削りつづけながらも、二郎に寄り添い続ける菜穂子。そこには、世間が考える善悪や倫理観などの物差しでは図る事ができない幸せがある。そしてあまりにも刹那的な生き方。 他の人にはわからない。けれど幸せ。それが全て。 そして二人の姿に、ルパンがポルコ・ロッソがアシタカが逃げ続け、ポニョで結実した宮崎監督が描く愛の形のその先を観た気がした。[DVD(吹替)] 9点(2016-02-26 01:00:39)(良:1票) 《改行有》

66.  アウトロー(2013) 物語の緩急、静と動のメリハリがうまくつけられていて常に緊張感を保って観る事ができた。ブルーノの存在感、見え隠れする狂気がそのまま物語の推進力になっていた。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-18 22:19:25)

67.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 士気高揚のためにみんなで酒を飲み交わす場面はいいと思うが、いつ敵が来るかわからない状況なのに常に見張る役がいない。緊迫感に欠けるし、切羽詰った状況であることが伝わってこない。 ドイツ軍が一艇の戦車に対してただ逃げ惑うだけであったり、戦闘中の位置関係もカットが切り替わった瞬間いきなり変わっていたり、戦闘の真っ只中でただ会話する場面が度々出てくるので、場面に連続性が無く、緊張感が途切れてしまったり。 今まで散々死体をリアルに残酷に見せておいて、最後は何度撃たれても綺麗なまま死ぬブラピであったり、何事もなくドイツ兵に見逃されるノーマンであったりと作品内のフィクションラインがバラバラですごく違和感を感じた。[DVD(字幕)] 4点(2016-02-15 00:19:38)《改行有》

68.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 まずテーマ曲と共にオープニングクロールが流れた事、そしてディズニーがシンデレラ城のオープニングロゴを出さなかった心意気、それだけでもう十分満足。 前作までのセルフパロディ、歴史や世代を超えた繋がりを感じさせる数々の場面の踏襲はあげればきりがなく、そのどれもでいちいち涙が出そうになった。 そして今作で前作までと大きく変わったと感じたのは、前作まではアナキンやルークという選ばれし者の物語であったものが、今作はストームトルーパーであるフィン、ダースベイダーの正当な後継者ではないカイロ・レンといった選ばれなかった者達の物語に変化したという事。 そのことにより物語に厚みと深さ、多くの人に対して共感、勇気を与えていると思う。選ばれなかったものたちの物語の中で、特に自分が魅力的に感じたのは、カイロ・レンという人物で、アナキンと比べるとどうしても全ての面で劣っており、劣っている事を自ら感じているゆえの苦悩、どうやっても拭えない小物感、若さゆえの痛々しさには清々しさすら感じたし、愛おしくなってしまった。 スターウォーズという世代を超えた繋がりを感じさせる壮大な物語を現代社会の中で生きるあらゆる人に向けて作った素晴らしい作品だと思った。[映画館(字幕)] 9点(2016-01-06 11:22:02)(良:1票) 《改行有》

69.  フォックスキャッチャー 《ネタバレ》 人間なら誰しもが抱く、承認欲求、自分が何者でもないことへの不安。社会、他者、物に対する依存。 デイヴはマークを庇護の下に置き、マークは理想である兄を追い続けた。デュポンの母は名誉に捕らわれた。 デュポンは母の影に支配され続けていた。そして、マークに対しては自分と同じもの(何者かの庇護の下にいる)を重ね合わせ、自分が持っていないカリスマ性を持つデイヴに対しては憧れを抱いていた。社会、母、デイヴという存在に捕らえられ、また自分もマークを庇護し捕らえようとしていた。 自分の下を離れるマーク。自分自身であるマークを失ってしまったデュポンはついに憧れの、理想の自分であるデイヴを殺してしまう。ついに支配、人間という生き物の輪廻から抜け出すことは出来なかった。 何かを常に捕らえるかのような客観的なカメラ視点が終始続く物語の中で、何者の視点でもないマーク自身の主観ショットで自ら柵に囲まれたリングに向かうマークはこの映画で唯一独立した存在、人間ではない何かに成り得たようにみえた。[DVD(字幕)] 8点(2015-12-31 21:23:56)(良:1票) 《改行有》

70.  百円の恋 《ネタバレ》 現代の日本における女性版ロッキー。主人公は凄く魅力的に見えたし、狩野に振られてからのトレーニングシーンはBGMと映像と気持ちの高ぶりがシンクロし、とても観ていて気持ちがよかった。間の取り方やカットのタイミングなども全編を通して凄くテンポがよく心地がよかった。 ただ主人公を取り巻く周りの環境、人物描写が極端すぎる部分もあって少し記号的に見えてしまった。[DVD(邦画)] 6点(2015-12-28 17:05:57)(良:1票) 《改行有》

71.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 全てが対立し合い激しく戦っていた。過去に栄光があった時代の自分と現在の何者でもない自分。父と娘、母。若手俳優とベテラン俳優。批評家と役者。現実と幻想。そして娯楽大作映画とそうでない映画。ワンカットで展開される舞台のように、延々と続く長回し、それぞれの争いの果てに、まるでカットをかけるかのように鳴り響く銃声。 そして全ての圧迫から開放され抜けるような青空。見上げるマイケル・キートンはバットマンのマスクをしたかのような姿であり、過去の自分と和解し全てを受け入れたように見えた。 全ての争いの答えも和解も提示されたわけではない。答えがないのが真実だし、辛い現実だと思う。しかし現実とも幻想とも捉えられる開放的なラストには不思議な爽快感、人生の肯定を感じた。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-24 17:02:43)《改行有》

72.  味園ユニバース 良くも悪くも淡白な映画だった。過剰な演出や台詞が多くないので、人物の表情や行動で心情が表現されていた。歌の力をしっかりと声で表現し、真正面から音楽に向き合う姿勢には熱いものを感じた。[DVD(邦画)] 5点(2015-11-18 03:49:23)

73.  アタック・ザ・ブロック 《ネタバレ》 彼らは常に一般人には見えない敵、たとえば貧困や差別や偏見と、団地=自分達の居場所を守る為に戦っているのだと思った。そしてその戦いは公に評価される事はない。エイリアンとの戦いにそれが全て象徴されていた。 BGMとシンクロするような短いカットの連続がテンポのよさ、若者達の行き場のない疾走感をうまく表現していた。[DVD(字幕)] 6点(2015-11-06 10:00:29)《改行有》

74.  メランコリア 《ネタバレ》 人類が滅ぶとなったとき絶望する人もいるが、喜ぶ人がいても何も不思議な事ではないし、今までそういった人々に焦点を当てた映画は見たことはなかったので自分には新鮮だった。[DVD(字幕)] 4点(2015-10-29 14:04:52)

75.  6才のボクが、大人になるまで。 人物の成長というドキュメントと物語というフィクションが境界なく混ざり合っているので、観る側がそれぞれの登場人物の実人生をも想像し、話しの進行との相乗効果で物語、もっというと人間の人生を味わい深いものにしていた。 またそれぞれの人物が独立して生きていて、物語、他者(親子や姉弟という関係)に奉仕していない。そこもリアリティーに繋がるし、物語自体が常にどこか冷めた視点を持ち、登場人物の誰かしらが批評的な立場をとっているので、視野が狭い甘い話になっていないく話に厚みが出ていた。 その時々のそれぞれの心情、成長の切り取り方も絶妙で、セリフだけでなく、行動、仕草、表情から上手く切り取っていたので、自然に自分自身の人生を振り返り、重ね合わせ、追体験した気分になった。また時には、これからの自分の人生をも想像した。 人生の酸いも甘いも、彼らと体感できる素晴らしい映画だった。[DVD(字幕)] 8点(2015-10-29 09:02:20)(良:1票) 《改行有》

76.  岸辺の旅 今まで霊をこちら側から撮っていた監督が、ついにあちら側からこちらを撮っているという感覚になった。 霊を恐怖の象徴でなく、救い、癒しの象徴として描いていること。生きている人間(瑞希や朋子)の中に恐怖を感じさせていること。作品全体を包む幻想的な雰囲気、町並みからそれを感じた。 死者と生者が境目なく存在する世界の舞台の中で、監督自身が、どこか人間と距離を置き世界を俯瞰して見つめる生者でも死者でもない存在になってしまったとさえ感じた。その変化にはさびしさも感じたが、今までのどの作品よりも優しく、温かく、懐が深い作品だった。[映画館(邦画)] 8点(2015-10-19 00:26:05)《改行有》

77.  アクト・オブ・キリング 《ネタバレ》 善悪の基準、倫理観、常識、価値観全てが日本でごく普通に暮らす自分の想像を越えていたと同時に、映画の作り自体も自分の映画に対する常識をはるかに越えていた。 アンワル・コンゴの吐くものすらでこない、苦痛そのものでしかない嗚咽から果てしない闇の中に進んでいく姿。 彼が罪を認識するという贖罪の始まりに立ち、終わることのない悔悟の世界に踏み入れた事をあらわしているのだと思ったが、そんな解釈すら自分の小さな物差しでしか計れていない善悪の基準と思える程、底知れない人間の業に触れてしまった気がした。[DVD(字幕)] 7点(2015-10-18 20:24:29)《改行有》

78.  モンスターズ/地球外生命体 間のとり方、視線をめぐるドラマ、ミクロからマクロへの視点の移行。絶対的な物への恐怖。それを前にしたときの絶望を超えた“人間”という生物としての強者への憧れ、尊敬。どれをとっても素晴らしいし、無駄がなく、とてつもなく見ごたえがあった。 個人的には、黒沢清のホラーやスピルバーグのモンスター映画のような緊張感、カメラワーク、演出を感じたし、ラストシーンには未知との遭遇のラストを重ね合わせてしまうぐらい感動した。[DVD(字幕)] 7点(2015-10-04 08:34:32)《改行有》

79.  白ゆき姫殺人事件 《ネタバレ》 城野と夕子のロウソクのやり取りは余分であったと思う。二人を純粋な善人にして、それ以外の人間を軽薄に見せたいという意図が透けて見えた。殺人事件関連のそれぞれの人間の反応、行動でそこは表現するべきなのに、さらにあの場面を重ねる事は過剰な演出で、この作品が伝えようとしている、情報による意図的な悪意のある誘導、そのものを感じた。 ネットのやり取りや報道番組、同僚の人間性などとにかく人間を軽薄に描きたかったのだろうけど、一面的な人間の描き方に不快感を感じた。[DVD(邦画)] 5点(2015-08-25 18:48:06)《改行有》

80.  永遠の0 《ネタバレ》 演出、脚本、BGM、役者の演技、全てが過剰だった。過去と現在の場面を交互に見せる繋ぎ方の下手さや、たびたび差し込まれるカットバック、長々と繰り返される説明台詞、思ったことを全て台詞で言わせる演出など、どれも過剰で稚拙に感じた。 ここで泣くところですよ、とテロップが出ているかのような登場人物の異様なカメラ目線の連続からのラストシーンには狂気さえ感じた。 寄生獣を見たときも思ったが、この監督はわざと余白を感じさせない作りにしているのか。そうだとしたら徹底的に自分には合わないと思った。[DVD(邦画)] 4点(2015-08-06 19:23:30)《改行有》

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