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61.  トレマーズ 《ネタバレ》 全編にB級感の漂うモンスターパニック映画。まず、モンスターがめちゃくちゃ安っぽい。明らかにゴム人形のような質感をしています。全編に出てくる肉片(モンスター以外のものも)も、なぜかみんなオレンジ色をしていて嘘くさい。しかし、めちゃくちゃ安っぽいながらも、モンスターの造形が気持ち悪さのツボを抑えている点は◎です。ストーリー展開は、うまいなと思いました。娯楽作品のツボを抑えたような展開で、終始飽きるということはありませんでしたから。でも、やっぱりB級ならではの、よくも悪くも阿呆らしいシーンがあるんですよね(笑)地中のモンスターを刺激しないようにと、棒高跳びで岩場を移動するシーンはビジュアル的にかなり間抜けでしたし、爆弾を投げ返す程の知能を持ったモンスターは、あっさりスピードの出し過ぎで死ぬし…。まぁ、こういうのは真面目にみちゃ駄目ですね。楽しく暇つぶしがしたい方にはどうぞ、という感じの作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2008-08-04 20:07:07)

62.  真実の行方 《ネタバレ》 腕利きの弁護士が、要人殺しの罪をかけられた若者の、その真実を見いだしていく法廷サスペンス。物語の展開のテンポはとても良く、序盤から退屈することなく見ることが出来ました。胸に刻まれた文字、ビデオテープの存在など、サスペンスとしての観客の惹き付け方もうまかったと思います。ただ、多重人格オチはちょっと微妙ですね。ラストのどんでん返しは、尚更です。インパクトは強くなりましたが、後味は確実に悪くなりました。作品自体のテーマも、性善説から性悪説に一変してしまいましたし…。自分もどんでん返しは好きな方ですが、ちょっとこれは生理的に嫌悪感を覚えてしまいました。多重人格者の殺人を、真っ向から扱ったならともかく、多重人格が結局は演技だったという結末は、多重人格という問題が軽く扱われている気がしました。ただ、作品のテンポ自体は悪くなく、面白く見れたのでこの点数です。[DVD(字幕)] 7点(2008-08-03 17:59:43)

63.  ヒッチャー(1985) 《ネタバレ》 ひょんなことから殺人狂のヒッチハイカーに追われる羽目になった成年の物語。まず、物語のテンポが非常に良かったと思います。犯人が冒頭からでてきて色々やってくれるので、まったく退屈しませんでした。ルトガー・ハウアー演じる犯人もよかったですね。何考えてるのかまったくわからないところが、見るものにより一層の恐怖感を与えていたと思います。主人公を執拗に追ってきた理由は明確に表されてはいませんが、描き方から推測すると、犯人は主人公に自分を殺して欲しかったんでしょうか…。ガソリンスタンドで、漏れたガソリンに火をつけるあたりまでは、単に嬲り殺したいだけかな、と思っていましたが。余り関係ありませんが、警察の追撃がどんどんエスカレートしていくさまは、米で人気のテレビゲーム『GTA』を思い起こさせました。注文をつけるならば、ヒロイン(?)には生き残って欲しかった、ということですね。殺され方が無惨過ぎました。というかあのシーンで、主人公は犯人を撃ち殺したものだと思っていたのですが…。[DVD(字幕)] 7点(2008-08-03 12:01:43)

64.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 一言ではジャンル分けできない、不思議な味のある作品。個人的には、ファンタジー映画の様相を呈した、ヒューマンドラマだと思っています。この映画は、表面だけをなぞれば、どうしようもなく暗くて辛い映画に見えるでしょう。そこにファンタジーの要素、つまり、オフェリアの空想が絡んでくることで、ある意味では作品の様相がすっかり変わってくるなぁと思いました。父は自分に愛情をそそいでくれず、最愛の母は難産の結果他界してしまう、そんな絶望的状況下の現実の中で、オフェリアはパン(空想)と出会い、ほんのわずかな希望を見いだしました。そしてオフェリアは、その空想を最後まで、それこそ命を落とすまで信じぬきます。辛い現実の中で幸せな空想を見ることが出来た、それはつまり、父・ヴィダル大佐を含むどんなつらい現実も、一人の少女の頭の中まで蝕むことが出来なかったということです。一人の人間が頭の中で考えることは自由だ、ということですね。オフェリアは大佐に撃ち殺されましたが、その瞬間まで空想を信じていたオフェリアの心の中は、とても安らかでした。つまり、心の有り様では、ある意味オフェリアの勝ちと言ってもいいのです。単純なハッピーエンドとはとてもいえない映画なので家族向けではありませんが、不思議な印象の残る名作だと思います。ひとつ疑問があるのは、ベッドの下の動く植物(マンドラゴラ?)を大佐が見つけるシーンですね。あの場面では、たしか大佐にも植物が見えていた気がしますが、あれは空想ではなかったのでしょうか。まぁ、実際には別の変なもの(ぬいぐるみとか、とりあえずベッドの下においてあったら変なもの)が置いてあって、オフェリアだけが変な植物だと空想していた、と考えればいいのかな…?[DVD(吹替)] 8点(2008-08-03 11:40:27)

65.  アマデウス 《ネタバレ》 天才と凡人をテーマにした作品。サリエリという凡人から見たモーツァルトが、とても魅力的に描かれているなと思いました。サリエリにしたって充分才能を持っていると思うのですが、モーツァルトはレベルが違う。サリエリが苦心してつくった曲を、即興で引いたりします。ピアノ背面引き(?)のシーンは、ビジュアル的にもすごかったです。また、サリエリが何にも分からない凡人ならまだ良かったのでしょうが、サリエリにもなまじ才能があるから、モーツァルトの凄さが余計に分かってしまう。モーツァルトを憎みながらも、理解者になってしまうその葛藤が見ていて面白かったですね。オペラといった、一般人には縁遠い題材を扱っていて、しかもこの長時間なので、絶対退屈するだろうなぁと思ってみていましたが、意外とそんなことはありませんでした。見せ方がうまいんでしょうね。オペラも、素人目には迫力があるものだったのでとてもよかったです。モーツァルトの死に方に関しては、うまいところを突いたなと思います。あれ以上いじくると、もう妄想の域に入ってしまいますからね(まぁこれでも十分妄想ですが…)。ともかく、テーマに即した人間を描ききった、見応えのある名作でした。個人的には、あの古ぼけたアニメのようなパッケージは、見るものをかなり敬遠させてるんじゃないかなと思いました。[DVD(字幕)] 8点(2008-07-30 18:52:46)

66.  虹の女神 Rainbow Song 《ネタバレ》 ひょんなことから知り合い、距離を縮めていくが、結局微妙な関係のまま終わってしまうふたりのラブストーリー(?)。最初の場面で、ヒロインが死ぬと観客に分からせたのは、個人的には英断だったと思います。山場の場面で主要人物があっさり事故で死ぬと「盛り上げるために殺しちゃったのかな」ってどこかで思ってしまいますから。まぁそういった死ぬ事も含めて、想いの届かないヒロインのせつなさは充分に伝わってきました。ただ、主人公の描き方がまずかったですね。個人的には全然好感が持てませんでした。根は悪い奴ではないんでしょうが、作品を見る限り軽薄な駄目人間ですね。相田翔子のくだりは、主人公の軽率さを強調する結果になってしまいました。じゃあ一体上野樹里は、主人公のどこが好きになったの…?と思っていたら、最後の手紙で「ダメなとこが好き」みたいなことが書いてあって納得。「おまえも駄目ってわかってたんかい」っていう(笑)まぁ現実でも、駄目人間を好きになるっていうのは結構ありますからね。恋愛は理屈じゃない、ある意味リアルだなぁと思いました。上野樹里のせつなさと、劇中の短編映画の意外なブラックさに+1です。[DVD(邦画)] 6点(2008-07-30 18:50:16)(良:1票)

67.  刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 事件の目撃者となった少年を守るため、刑事ジョン・ブックが奮闘する!…という単純娯楽サスペンスかと思いきや、中盤からはそうでもありません。アーミッシュという前近代的な生活を営む人々が絡んできます。多くの日本人がそうであるように、自分もこの映画ではじめてアーミッシュを知りましたが、アーミッシュののどかな生活描写の部分は、個人的には好きでした。ただ、恋愛メインにしてしまうと、異文化間の禁じられた恋愛という、いかにもソソるシチュエーションを描くために、アーミッシュという物珍しい題材をとりあげたのだとも勘ぐられかねません。最後に二人が結ばれないのは当然として、個人的には、もう少し恋愛描写を抑えて欲しかったです。サスペンス部分に関しては、序盤は言う事なしですね。少年が事件を目撃するトイレのシーンなんかはすごく引き込まれました。ただ、主人公がアーミッシュの村で生活した意味がよく分かりません。相棒が殺された途端、上司の罪を暴く宣言をして、村をでる決意をしますが、じゃあ村にいた期間はいったい何のための期間だったんでしょう。最初から誰が悪いかは分かってるんだから、さっさとなんとかしろという感じでした。結局最後は悪者二人をぶっ殺し、上司を数秒の説得で逮捕。サスペンスとしては、あまりに杜撰な終わり方でした。個人的には、アーミッシュという変わった題材を扱った事ばかりが目立ってしまった作品でした。[DVD(字幕)] 5点(2008-07-30 18:46:01)

68.  デスペラード 《ネタバレ》 突っ込みどころ満載の愛すべきお馬鹿映画。なかでも注目なのは、やはり助っ人登場のシーンでしょう。ロケットランチャー発射のあのポーズは、間違いなくこの映画のハイライトです。「あいつらが来たら、この町が吹き飛ぶぜ」などとバンデラスが言ってたにも関わらず、わずか五分くらいでやられるのもご愛嬌。登場から死に様まで、本当に笑わせてくれました。真面目ないい映画を期待してこの映画を見たならば、きっと不快感を覚えるでしょう。しかし、ロケットランチャーのポーズでも分かるように、制作側はわざとふざけてこの映画を撮っています。ツッコミがないから分かりづらいだけなのです。そういったふざけた部分を受け入れる事ができれば、この映画はきっと忘れられなくなるはず。胸を打つような感動が心に残る…、そういった名作ではまったくありませんが、この映画を見たもの同士なら馬鹿話で盛り上がれる、そんな風に心に残る迷作です。[DVD(吹替)] 7点(2008-07-30 13:56:42)(良:2票)

69.  ソウ 《ネタバレ》 普通に面白かったですね、サスペンスとしての出来はすごくいいと思います。まず導入がよかったですね。いきなり不可解な状況からスタートするので、見ているこちらも「なんだこれは」と引き込まれてしまいました。謎解きや回想の部分もテンポが良く、退屈する事なく最後まで観る事ができました。ちょっとエグいシーンがあるので、苦手な人は駄目でしょうが、自分はまぁ大丈夫でした。ラストも、サスペンスらしい驚きにあふれた結末でよかったですね。犯人と思っていて必死にやっつけた奴が実は…、というところなんか本当によかったです。ただ、真犯人の居場所については、冷静に考えるとちょっと…という部分もありますが。流れ弾とか当たってたらどうすんだ、と。まぁ細かいところではちょこちょこありますが、全体的にはとてもいいですね。ただ、サスペンスとしては良作ですが、結末に救いがないのと、観たあとに何も残らないのでこの点数です。[DVD(吹替)] 7点(2008-07-30 12:21:04)

70.  機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 パトレイバーはこれが初見です。人型のロボットが当たり前に使用されている世界、という設定には、それほど違和感を感じず作品に入り込む事が出来ました。この作品で描かれる東京には、やたらと発達していく街並と、荒廃していく街並とが混在しています。そういう混在は現実にもあることですし、また、アニメ内の絵や雰囲気的にも妙にリアルに描かれているので、作品に説得力を感じました。物語も、サスペンスとして非常におもしろいですし、最後まで目が離せない作品に仕上がっていると思います。コンピュータがそれほど一般には普及していない20年くらい前に、これだけコンピュータ犯罪が描けているのはすごいですね。当時の観客は理解できていたのでしょうか…?まぁ、理解できなくても、それなりに楽しめるつくりになっているとは思いますが。難点は、アニメの割にキャラが弱いことですかね。これ以外アニメもマンガも見た事ないせいもありますが、主人公二人と猪突猛進タイプの男性以外は、誰がどういう役割なのかちょっとよくわかりませんでした。[DVD(邦画)] 7点(2008-07-30 11:16:51)

71.  キサラギ 《ネタバレ》 無名アイドルの一周忌イベントにて集まったコアなファンたちが、その死の真相を暴きだそうとする密室劇。最初から最後までずっと同じ部屋で物語が展開しますが、キャラが濃いので掛け合いがイチイチ面白く、そんなに退屈を感じるという事はありませんでした。全体的にコメディタッチなので、推理が突飛だったり、ファンとか言っておきながら小栗旬以外全員アイドルと顔見知りだったりするのは、まぁコメディだからと許せるのですが、やっぱり問題の根幹に一人の人間の死があるというのは、倫理的に笑えないところですよね。まぁそれでも「喪服着ないと盛り上がれないんだよ!」などの台詞には、不謹慎ながらも笑ってしまいましたが…。肝心の推理の結論としては、すごく綺麗なところにまとめられていると思います。ちょっと感動しましたし、観賞後の後味もよかったです。ただ、エンディングのアイドルの顔出しは、完全な蛇足ですね。それまで顔を出さない方向でやってきたのに、なぜ最後に突然顔がでるのか、まったく意味が分かりませんでした。出すなら最初から出していた方がまだよかったです。[DVD(邦画)] 7点(2008-07-29 19:15:28)

72.  運命じゃない人 《ネタバレ》 とある一夜の出来事を、三人の異なる視点から見た物語。びっくり仰天の謎が暴かれる、ということはありませんが、物語が進むに連れてひとつひとつのピースが埋まっていくのは、見ていて気持ちがいいですね。正直、冒頭のゆるいラブストーリー風味の物語からああいう風に展開していくとは思いませんでした。それぞれのキャラも一癖あっていいですね。とくに一人目の宮田の憎めないキャラは、一話目の退屈になりがちなストレートなラブストーリー(?)を観客に飽きさせず見せると言う点で、重要な役割を担っていると思います。ラストもほんのり救いのある、いい終わり方だと思いました。ただ、冒頭で宮田に部屋を使わせてくれと言っていた上司の存在をすっかり忘れていたので、ラストに出てきた時は「誰だこいつ」と思ってしまいましたが…。まぁ、そういう点も含めて、二度目三度目も楽しめる、スルメのような映画です。[DVD(邦画)] 9点(2008-07-29 17:29:13)

73.  殺人の追憶 《ネタバレ》 実際に起こった未解決の事件を、映画化した作品。私自身、そのことは観る前から分かっていたので、未解決の事件をいったいどういう風に作品に仕上げるのだろう、と思いながら見ていたのですが、いやはやこれは上手いですね。まず、主演男優のソン・ガンホがいい。いかにも田舎の刑事と言った風貌が、作品全体に漂う泥臭い雰囲気と非常によく合っています。いや、ソン・ガンホがいたからこそ、この雰囲気が出せたのでしょう。本当にいい意味で、スタイリッシュなどという言葉とは縁遠い作品に仕上がっていると思います。物語の展開も非常にテンポよく、"犯人は捕まっていない"という事実が分かっていながらも、「もしかしてこいつが…?」と思わせる演出の仕方も、本当にうまいと思います。ラストのまとめ方もいいですね。あれも実際に即したエピソードなのかどうかは知りませんが、他のサスペンス映画の事件解決シーンと同じくらいのカタルシスを覚えたほどでした。見応え十分、こってり濃厚サスペンスの傑作です。[DVD(吹替)] 7点(2008-07-29 16:47:38)

74.  ALWAYS 続・三丁目の夕日 《ネタバレ》 昭和の古き良き時代を舞台にした、貧しい庶民の群像劇第二弾。前作に引き続いてベッタベタの王道。よくもまぁこういうベタベタエピソードを、一作品のなかに何個も入れられるなぁ、と感心したくなるほどです。まぁベタベタの王道なだけに見やすさはピカイチで、なにも深いことを考えずに楽しめる作品だと思います。前回同様テンポも良く、派手なアクションなどがないわりに、最後まで退屈する事無く観る事ができました。でも今回は、ちょっとラストの演出がくどかったかな、と思いました。とくに竜之介の芥川賞候補作が朗読(?)されるシーンはしらけましたね。クサい内容の文章を、声に出して読まれるのはちょっと…。まぁいい作品ではあるので、家族全員で見たりするのには、ちょうどいいのかなぁと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2008-07-29 16:45:32)

75.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 学校生活の何気ない空気が、あまりアニメアニメしてないアニメーションで描かれていて、いかにも"青春時代"という雰囲気は最高だと思います。アニメーションのクオリティ自体も高いですし、貞本義行氏のシンプルなキャラデザインが活かされているところもいいですね。奥華子さんの歌も作品に合っていると思いました。しかし自分の場合、タイムリープのシステムについて、頭の中に「?」が浮かんでしまったので、後半はややのめり込めなくなってしまいました。他人が時間を巻き戻したら、タイムリープの回数も元に戻る…というのは、ちょっと都合がよい気がします。なので、物語は筒井康隆版のほうが好きですね。主人公が最終的に思いを寄せることになる千昭のキャラに、あまり好感を持てなかったのもマイナスです。「俺って顔は悪くないだろう?」とか自分で言うやつに、男が好感持てるわけないでしょう(笑)でも、真琴の気を引くためにそういうことまで言っちゃうのはある意味かわいいので、女性にとっては萌えキャラなのかもしれないなぁ、とも思いました。[DVD(邦画)] 6点(2008-07-29 16:06:58)

76.  ドラえもん のび太と鉄人兵団 《ネタバレ》 おなじみのドラえもん劇場版、今度の敵はロボットだ!…と、表面的にはそんな感じなのですが、深いテーマも隠された作品。地球制服のため、人間を滅ぼそうとするロボット、じゃあロボット=悪い奴なのかというとそうでもなく、そもそもそのロボットをつくりだしたのは人間であって…etc。子供向けアニメらしからぬ、複雑な感情にさせられる作品に仕上がっています。なんといっても、リルルというキャラクターの存在が大きいですね。ロボットと人間との橋渡し役をつとめるなど物語のキーになってますし、ラストにおいても、結局この争いに決着を付けたのはリルル自身でしたからね。この映画の主人公は、ドラえもんやのび太ではなくリルルと言っていいほどでした。ただ、ラストのあの解決方法は、ちょっと都合がいいなという気がします。あれをやったら正直、何でもアリですからね。ラストで全部リセットになるところや、観賞後にせつなくなる部分は、『バタフライエフェクト』なんかと似ているなと思いました。[DVD(邦画)] 6点(2008-07-29 15:53:55)

77.  乙女の祈り 《ネタバレ》 ちょっとこれは生理的に受け付けられなかったですね。主人公二人のキャラに好感が持てなかったせいもあると思います。加えてあの救いようのないラストですからね。これを見せられて(まぁ自分で借りて見たんですけど)、どうしろというのか。まぁ女の子の心情はよく表現されていたと思います。ちょこちょこ入る妄想のシーンなんかは、ビジュアル的にも好きでした。ラストの母親撲殺シーンも、幼い女の子の浅はかさが出てますね。二人でなんやら考えてはいましたが、結局計画性など無いに等しい殺し方でしたから。エピローグで語られる、「二人は二度と出会わなかった」というくだりも、なんだかやるせない気分になりました。あれだけのことをやって、ひとつも報われないのは、あの二人にふさわしいというかなんというか…。自分にとっては、(悪い方向にですが)インパクトだけは強烈な映画でした。[DVD(字幕)] 3点(2008-07-27 18:10:38)

78.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 インディ・ジョーンズ先生が初登場する作品。まず思ったのは、単なる考古学の先生が、なんでこんなに強いんでしょう、ということです。あわせて、主人公もヒロインも、躊躇なく人を殺しているのが印象に残りました。とくに前半部分、やる気満々の刀を持った黒ターバン男を、主人公が一瞬で撃ち殺したシーンには笑ってしまいました。それまでムチという変わった武器を使っていた印象があったのに、「おまえそこで銃を使うのかよ!」っていう。アクション娯楽ものとしては、途中までは普通に楽しめる作品に仕上がっていると思いますが、なんだかよく分からないラストが残念です。敵が勝手に自滅してしまった印象があり、娯楽作品の割にあまりカタルシスを得られませんでした。[DVD(吹替)] 5点(2008-07-27 13:43:59)

79.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 無実の罪で服役を命ぜられた男の、入所から脱獄に至るまでの一部始終を描いたドラマ。どんなに困難な状況においても、諦めないでいればねがいは叶う、ということを具現化したような作品です。派手なアクションはないのですが、はじめから終わりまで本当にテンポがよく、鑑賞後の後味も最高でした。細かいところでは、結局採石用の小さいツルハシで脱獄できてるじゃないか、とか、主人公が元々優秀な銀行マンであることが絶対条件じゃないか、とか、主人公が脱獄したのだから親友であるレッドに対して刑務所の扱いはより厳しくなるんじゃないか、とか、ちょこちょこ突っ込みたい部分がありますが、それらをあまり感じさせずに物語が進んでいくのがいいですね。落ち込んだ時などに見たい作品です。[DVD(字幕)] 7点(2008-07-27 13:35:54)

80.  マルホランド・ドライブ 《ネタバレ》 正直、初見ではまったくわけがわかりませんでした。なんだかわけがわからないうちに、終わってしまったという印象です。かといって、何かが心に引っかかり、二度目が見たくなるということもありませんでした。ですので、すぐにネタバレサイトを見たのですが、結局「ふ~ん」という感じでした。夢オチというわかりやすい話を、わざとわかりにくくしている印象です。カウボーイが忠告にくる場面や、ピンクの絵の具を貴金属にかけるシーン等、細かいところでは面白いなと感じた部分もありましたが、大筋では本当に「は?」という感じでした。決して分かりやすい感動や、派手なアクションを求めているわけではありません。ただ、分かる人には分かるのかもしれませんが、こちらも二時間超という時間を代償にして作品を見ているので、ああいう終わり方をされたのでは、本当に突き放された気分になってしまいます。だいたい、作品にネタバレサイトというものが多数存在する事自体がちょっと違うんじゃないかな、と個人的には思いました。つまり、ネタバレされないと理解できる人間が少なかった、しいては、その作品そのものでは、観客を納得させる事ができなかったということの証ですから。[DVD(字幕)] 3点(2008-07-27 13:16:55)(良:1票)

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