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コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

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781.  ダイアリー・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 とーても期待していただけに、見たことすら一週間後に忘れそうな内容に唖然とす。 だめっす。 もはや流行りを越えてお約束の域に達した感のある「ゾンビでドキュメンタリー風映像」だが、巨匠までそんなものに手を出さなくてもいいではないか。しかも、こんなトホホな出来になっちゃって…。 もう何を見ても「作り物ですね」としか見えないお粗末な画面。 そして巨匠はなぜかよくわからない哲学に走ってしまい難しいセリフをいっぱい入れてみる。「撮ることに意味がある」かどうかは、内容で示すんだよ。そんなんセリフでなんべんも言わせてどうするんだ。 怖くない、面白くもない、見ているだけで嬉しい俳優が出てるわけでもない、なんにもない、ああ無情。 「エスケイプ・フロム・リビングデッド」「REC」「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」と〝ゾドキュ〟を見てきたこの夏だが、なんという収穫の無さ。私の求めるゾンビ映画はいつ誰が作ってくれるんだろう。[地上波(字幕)] 4点(2010-08-14 21:47:12)《改行有》

782.  ウィッカーマン(2006) 《ネタバレ》 前知識ナシで見たもので、当然「いまわの際の夢オチ」としか思えませんでした。 実際、それらしい描写が多かったですし。夢でしょやっぱり。 が、期待を裏切るB級ホラー的展開に…やめてくれよ本当に。 なんだかリメイクらしいですけど、夢オチにしたほうが良かったですよ。「数年前に、妊娠中の交際相手を殺して埋めたもしくは事故に見せかけて殺した」ということにすれば、つじつまも合うというものです。本人すらそのことを記憶から消していたのだが、爆発で失神していまわの際に、罪悪感が幻覚を見せた、ということです。私はずっとそのつもりで見ていたんだけどなあ。 あと妙に画面が明るいとか、尺のわりに内容が薄いとか、全体的に演出がB級ぽい感じがします。ラストなんかひどいものです。私は「いつニコラス・ケイジは目が覚めるんだろうか」と最後まで期待しつつ見ていたというのに…。[地上波(字幕)] 4点(2010-07-05 17:30:46)《改行有》

783.  アライブ 《ネタバレ》 ベイシンガーはLAコンフィデンシャル後ロクな役が来ないですね。 今回、お粗末な脚本でもこの役を引き受けたのは、離婚後の生活費のことはもちろんあるだろうが「実体験」とか関係あるんではないでしょうか。 元ハズが見ることを予想しているだろうからなあ。 彼らの離婚理由は明らかにされませんでしたが、やっぱ浮気と暴力は離婚に欠かせないでしょう。 作品内容のことはもうどうでもよくて、そっちの事に興味を持つくらいしかありません。[地上波(字幕)] 4点(2010-06-16 18:54:16)《改行有》

784.  アメリカン・ギャングスター 《ネタバレ》 ほとんどおもしろくはありません。 リの字もヤキが回ったなあ…という感想です。 私の想像では、オバマもファンだというHBO製のTVドラマ「THE WIRE」のデキの良さにあこがれて、負けじと作ってみたくなった、というところなのでは? 「THE WIRE」のシーズン1は、すごく面白いです。ほとんど依存症になりそうなほどハマります。脚本がすばらしいです。 同じ黒人ギャングと麻薬捜査班を描いても、ここまでつまらなくなってしまうとは…。 そもそも、このストーリーだったら2時間半程度に無理やり押し込むのは無理なので、「THE WIRE」が成功したのも連続ドラマというロングタームで勝負したからだ。 そこんとこがもうダメなのに、なおかつメインキャストが大間違い。 今さらデンゼルとラッセルだって、何を考えているんだ。デンゼルなんか50を超えているだろうに。 つまり、見ているとヒジョーに痛い感じがするのはさ、トウの立った有名俳優が無理をして若作りしちゃってさ、実年齢より20歳近くも若い役をやっている…しかも主役の二人とも。 画面がツラくなります。ラッセルの髪型が明らかにヘンなうえ、ハラが出ています。デンゼルのおでこにくっきりとシワがあります。 もう、そんなに無理するなよ、お二人さん。 そして一番問題なのは、デンゼルの演技です。私は、見ている間一度もデンゼルに凄みを感じなかった。一度も「怖い」とか「自分のそばに来て欲しくない」と思わなかった。「トレーニングデイ」の時は違ったけどね。 顔が〝いい人〟のまんま、演じていましたね。リの字の演出なんでしょうか。これではダメです。 あと正気を疑ったのは教会前での逮捕場面で「アメージンググレース」を流すセンスね。 本当にリドリーが考えたアイディアなのか??? リドリー・スコットはトニーと組んで「NUMBERS」とか「CIA ザ・カンパニー」とかTVドラマの制作総指揮をやたらにやっているここ数年ですが、それらの作品にはリドリーらしさなんて全然ありませんし、はっきりいって名義貸しで左うちわの状態なんじゃないでしょうか。 やっぱ今のカレはハングリー精神がちょっとでもあるとはとても言えないでしょう。そんな人が「黒人ギャング」を描いてもリアリティがないに決まってます。 …おっさんヤキが回ってます。[地上波(字幕)] 4点(2010-06-13 15:42:52)(良:1票) 《改行有》

785.  エリザベス:ゴールデン・エイジ 《ネタバレ》 おっと失敗しましたね、続編なんて作っちゃって。 これはもうどう考えても前作の質をキープできなかったし、「1」の面白さは「不遇なエリザベスが逆境をはねのけ王位を確固たるものにするまで」という絶好のシチュエーションが可能にしたところが大きかったのです。「2」はそういう意味でドラマ性においては「1」を超えることはできませんし、なおかつ脚本も演出もヤル気が感じられない。全然。 必死に吠えているのはブランシェットのみ。もう、こんなテキトーなことでいいのかしらと思います主役が彼女じゃなかったら、最後まで見る気はしなかったでしょう。 フェリペ2世をひたすら悪魔のような悪者として出すあたり、バカとしか言えない脚本演出。…バットマンとか子供向けのアニメじゃあるまいし、なんだと思ってるんだ客を。 ワイルドで色気のある男を登場させよう…といってわざわざクライブ・オーウェンを出す。はっきり言って、ローリーはいなくてもいい役です。ミエミエです。 メアリ・スチュアートはひたすら無力であまり賢くない女にされてます。なんのために。 結局、「悪いスペインが滅んで、神が味方した女王のイギリスが栄えましたとさ」というラストへ収束させるために。つまり、エリザベス一世の一人勝ちを強調するために。バカじゃないのか。 こんなアホらしいラストも珍しいです。本気でやっているんでしょうか。これならば、バッキンガム宮殿限定で上映するために作ったとしても不思議じゃない。 もしも日本人が、元寇を追い払ったのは良い天皇に神が味方したからです、なんて終わり方をする映画を作って世界に配給したならば、正気を疑われてしまいます。なんでイギリスなら許されるのか? そもそもスペイン人はどう思っているのだろ。いや~そういう意味で滅茶苦茶なだけでなく脚本演出もテキトー、どうしたものか。ブランシェットよ、脚本を読んだ段階で断れよな…。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-20 00:08:08)《改行有》

786.  ブラインドネス 《ネタバレ》 おもしろくありません。 悲惨な描写があるという理由だけではなくて、根本的に作り方がヘンなのだと思います。 すべてが作り物っぽいのです。 一所懸命リアルに見せようとしていながら、こんなにわざとらしくなってしまうのもめずらしい。 なにかなあ、〝理念先行〟型の作品だと思います。 それは、「ここで善き人と悪しき人を接触させよう」とか「見えない人々が街頭を彷徨っている情景を撮ろう」とか「収容所内で、悲惨さを最も効果的に見せられる情景を撮ろう」とか、そういうことです。もう、理屈が先にあって、それに合った場面をいちいち撮ってつなげていくという乾燥した製作風景が浮かぶわけです。 作り手の頭の中には、一番先に終末思想があって、「来るべきものが来た」という感覚を観客に味わわせたいわけで、〝終末〟の風景を効果的に見せることしか考えていないので、それぞれの登場人物は「日本人」とか「中流の白人」とか「プア・ホワイトで犯罪者」とか「無力な黒人」とか「狡猾なラテン系」とかいう記号でしかないです。 記号でしかない登場人物を右や左に動かしてみても、観客は誰にも感情移入できません。感情移入できないということは、ほかによほどの要素がなければ退屈であるということです。 圧倒的に「意味づけ」が足りません。たとえドキュメンタリーでももっとマシなものになるでしょう。 収容所内の悲惨なシーンについても、「さあ、ここはラストの感動に備えて〝悲惨さ〟をたっぷり味わってもらうところですよ」的なものしか感じられません。 この監督はあまりスケールの大きな話やSF・ファンタジーの類に向いていないのではないでしょうか。 日本語のセリフはネイティブの日本人が書いていると思われるので、その点については評価しますが、なんだか伊勢谷も木村も日本語のセリフが上ずっていておかしかったです。伊勢谷はとても下手ですが、平気でカレを使ったということは日本人の演技の下手さはわかりにくいもののようです。私は押尾学がこの役をとてもやりたかったのではと思いますね。今となってはどうでもいいことだが。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-07 14:10:40)(良:1票) 《改行有》

787.  最終絶叫計画4 《ネタバレ》 私は「3」を見て本当に笑えたほうなので、しかも何回も録画を再生しては笑っていたくらいなので、今回はかなりがっかりしてしまいました。 何かが違う…例えば、シンディが1人語りをしている後ろでボケが進行していくパターンとかも、妙に長すぎて笑えないうえに「またか」感だけが残るし…。 「3」で良かったところが同じようなことをしてもイマイチ笑えないし、テキトー感が色濃く漂っていると思います。「3」ならば、名シーンを言えと言われればすぐにいくつか出ますけど、今回はひとつも挙げられない。大統領も、同じ人なのに今回はおもしろくなかった。 なんというか、「元ネタ」に対する「愛」が無いままとりあえず話題作をパロった、という気がしてしょうがないんですが。 今回はダメです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-04-15 20:30:46)《改行有》

788.  バックマン家の人々 《ネタバレ》 あー、なんですな、コレを語るには下世話な言葉の連発になってしまいますので、嫌いな方はパスしてください。 一応見終わって何を思ったかといいますと、「子供をもつのは素晴らしいことなので、無計画にどんどん作ろう!」ちゅーことですね。 原題は「親業」ですが、その前に、「作る」ちゅー過程がなければならんでしょうが。 そこのとこはどうなっているかというと、老いも若きもとにかく避妊はしない。 この作品世界では、子供というのは「ハプニング」でできることになっています。 計画出産をしようとしている唯一のカップルはおかしなことに、妻のペッサリーに頼っていることになっていて、夫のほうが妊娠させたくない側ですから、ペッサリーの穴に怒るより、あんたがコンドームをすればいいだけの話でしょうが(怒)。ペッサリーとコンドームと、どれだけ装着の手間が違うと思っているねん。こんなヘンな話はないので、妻がわざと穴を開けたことにしたいためのご都合エピソードでして、バカバカしくて見てられない。 そしてまた、この唯一の計画出産カップルは、「計画出産」というポリシーを不自然なものと「気付いて」「転向」することになっています。…あのなあ。 私は「ビューティフルマインド」とか「アポロ13」とかけっこう面白いと思ったんだよなあ。 冒頭だけ無意味にウッディ・アレンの真似を入れてみたりしてもコレは全くダメ。 そらあーた(ロン・ハワード)やアメリカ人(の大部分)がハプニング出産礼賛者で、若い頃にワンワンニャンニャンやって無計画に子供を作っているから少子化とは無縁なことはよくわかったが、そんなものを「ねっ素晴らしいでしょう」と押し付けるのはやめてもらいたい。 「神さまにお任せする」ということで無計画に子供を作っても、まともに育児をしてもらえない子供が増えるんじゃないのかい?それも神のご意思だからOKなのか。 そして声を大にして言いたいけれど、「なんでそんなにコンドームが嫌いなんだよ」。 使えよ、コンドーム。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-26 17:40:07)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

789.  鬼ママを殺せ 《ネタバレ》 ダニー・デビートはさあ…なんか、撮るほうには向いていないような気がしますね。 役者さんとしてはもちろんおいしいキャラで、「撮ってください」と言わんばかりの人物です。 だが「おまけつき結婚生活」といいコレといい、どうしてここまで不発にしてしまうかねえ、と私は出演者に同情してしまいます。 ビリー・クリスタルという、観客を笑わせないほうが難しいような役者を得ながらこのていたらくだ。…クリスタルは相当がんばっていました。こんなダメダメな脚本でも、全力投球していたと思います。なんだかスゲーかわいそうです。 だいたい、「ママを列車から捨てろ」という題名と内容が全然合っていないじゃないか。 あそこでは、殺しかねたママが絶妙のハプニングにより列車から転落するべきなのです。 その後は、転落したママの存在を世間から取り繕っていくことにより、新たな笑いが取れるじゃないですかあ。それで、実際にはママは死んでいなかったということでもいいし、何らかの偶然でママの死体が運ばれて絶妙のタイミングで発見される、ということでもいいのです。ママの死体が偶然ミンチになっていてソーセージになって2人の口に入る、というグロいオチでもかまわないのです。 …とにかくなんのオチもないこのシナリオで、いったいどうするつもりだったのかダニー・デビート。 冒頭の複線はなかなか良くても、いつもまとめられない。「不発」という言葉はカレのためにある、ような気がするのだった。もうカントクはしないほうがいいと思います。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-11 17:52:18)《改行有》

790.  アサルト13 要塞警察 《ネタバレ》 どうしてリメイクなんて考えたんだろうと不審に思うほどに、まったくの別モノですね。 リメイクちゅーのは、そもそも元ネタに対する愛から生まれるもののはずなのに、本家のほうの作品のことを、本気で愛しているとはとーても信じられません。 私は「要塞警察」を最後のほうしか見ていませんけども、それでもこれがバリバリのカーペンター印だってことはすぐにわかる内容だったし、カレが表現したかったものもよくわかる。 リメイクの作り手は、カーペンターとは比べ物にならない凡庸さしか持ち合わせず、TVサスペンスと変わらない内容に仕上がっています。なまじリメイクなどといって話題を呼ぼうとするからカーペンターのような奇才と比較されざるを得ず自滅するのです。リメイクという看板をはずすべきですね。 だいたい、主役刑事の挫折の過去などどーでもいいんです(それもいかにもとってつけたようなショボいものですし。)なおかつ、襲い来る敵との因縁とか正体なんて、もっとどーでもいいんです。それが要塞警察だったのに、そこんとこをそんなにはっきり説明しちゃってどうする。「8人よりも33人の部下と家族のためだ」とか言わせちゃってさあ…ダメダメだ。閉じ込められた恐怖も、理由もなく襲われる不条理感も、倒しても倒しても湧いてくる敵のブキミさも、生き物のように移動する車も、ぜんぶだいなしっ。 それよりも、あのクールな女刑事はどこへ行った。女といえば、リメイク版では、寒さカンケーなく露出度の高い格好をさせられて完全添え物扱いでした。精神科医に超美人は必要ないでしょう、いいかげんサービスとか願望をやめてリアリティを考えてもらいたいアメリカ人はさあ。なんのために秘書がエロくて網タイツにならないといけないのかね、外は大雪だというのに。 さて、女の扱いをテキトーにしていると、それは国家であっても企業であっても戦国大名であっても勝ち組にはなれないのが歴史の法則です。もちろん映画もそうです。 皆様これからは「女の扱い」がどーなっているのかをチェックしながら映画やドラマを見ていくことで、ダメダメな作り手を見分けましょう。有り得ないよなあ真冬に下着姿でウロウロと。[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-09 20:08:44)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

791.  ダーク・ハーフ 《ネタバレ》 はい、ぜんぜんおもしろくないですね。なんにもひっかからないです。 どうしてこういうことになるかというと、特に作り手が無能だからというわけでもないがやっぱりカレの場合はゾンビを出さないとおもしろくならないのです。 そして、どうすればおもしろくなったのかと考えますに、おそらく「自分の知らないうちに何かをしでかしている」とか「肉体を持ってしまった虚像の扱い」に集中して見せ方を工夫すべきだったのでしょう。…見たところ、な~んの工夫もしてありません。とーてものっぺらとしたシロモノで、ロメロは消しゴムでクレジットから名前を消したいと思っているに違いありません。 キングに寄りかかって、つまりはウルトラスーパーなストーリーテラーの力を過信して映像になっているものがいっぱいありますけど、やっぱりそういうことではダメで、キングものの場合は原作者を怒らせるくらいにカスタマイズされていないとおもしろくならないです。つまりキューブリックしか達成した作り手はいないということになりますけど。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-12-12 17:46:20)《改行有》

792.  サイン・オブ・デス 《ネタバレ》 ネタばれします。 ネタが…ショボすぎると思うのは私だけでしょうか…。 あとなあ、二度と会わないはずの昔の仲間の写真を冷蔵庫に張るバカがいるでしょうか…。 もっというとなあ、彼女はいったいどうやって毒薬を手に入れ、なおかつ相手の抵抗をものともせず首筋に注射したのでしょうか…。 ありえへん。 どうでもいいことかもしれませんが、主人公の警視役の俳優さんの身長がずーっと気になって集中できませんでした。背、低すぎませんか。全員見上げて会話してますけど。 アル・パチーノとかトム・クルーズクラスの大スターならば、その低身長も個性のうちと了解して見られますけども、よく知らない俳優さんが主人公でこうも身長が低いと気が散って仕方ないんですよね(しかも共演者はみんな背が高いし)。 それと東洋人の女のハダカを出すとか全然要らないラブシーンなどは本当にやめてほしい。誰に対するサービスにもなってないってことを早くわかってほしいです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-11-24 22:13:32)《改行有》

793.  愛に迷った時 《ネタバレ》 すんごい豪華キャストに名匠ハルストレムということで、いやでも期待が盛り上がったのだった。 が、「えっ。」という感想なのだった。そのイミは「えっ、これだけ?本当にこれだけ?」の「えっ」なのだった。 脚本がダメダメで、すべてのエピソードが中途半端に終わるんです。途中でジュリア・ロバーツが大騒ぎしたのはいったいなんだったのけ?意味ないじゃん? あまりにハラが立つので私が言いましょう。昼の街中で他人の亭主と平気でキスをするような女は、頭が足りないお子様状態か、カタギではない女です。しかし、どうやら相手の女は仕事仲間ぽいですから、フツーの勤め人らしいです。そうしますと、堂々と不倫をしているそのワケは、「よしんば誰かに見られてもかまわない。この人と一緒になる。」という本気状態と思われます。 本気状態で不倫をしているカタギの女が、相手の妻に見られてモメているからといって、おとなしく引き下がるはずはありません。これ幸いと、自分を認めさせに出てくるはずです。なので自然とエディの行き先は女のところになるか、逆に自宅に女が出入りするようになるのです。だからこういう場合妻のほうが出て行くのは損なんですよねフツーは。 それがそれが、本気のはずの相手の女は一切出てこず、話に絡んできませんから、これはもうエディが殺してしまったと思ったほうがいいくらいです。女が出てこないことで話が破綻しています。 そして、ほんとうなら相手の女が話に絡むはずなので、もっとドロドロするのが当たり前で、「夫の浮気を乗り越える方法=あきらめた夢に再挑戦する」なんてユル~い締め方になるはずはないのだ。 なんていうかこういう作品は、人気女優の観客動員力に乗っかって一発稼ぐために作ったとしか考えられないですね。そしてその金で本当にやりたいものを作ると。 やたらに馬を出してほのぼの感を煽ろうとするなど馬に失礼です。馬で行くならちゃんと馬のことを描いてもらいたいものだ。ダメだこういう映画は。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-11-24 21:57:57)(良:1票) 《改行有》

794.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 ホメたいところもあるのですがまずはダメ出しをはっきりしてからにしたいと思います。 コン・リーが日本人だって?? 冗談やめてくれよ。んで原爆で家族が死んだって? んなわけないだろコン・リーが。 勘弁してくれよ本当に。東洋人なら誰でもいいって態度はさあ。サユリとかさあ。 一言も日本語をしゃべれないコン・リーに日本人をやらせるというのは、日本人バカにしてると私は思うからね。日本で売らないつもりならともかく、やめてくれよ本当にこういうの。 私はさあ、島田陽子でも許しましたよ。丁度いいじゃあないですか。コン・リーじゃ若すぎるしさ。往年のSHOGUNファンの外国人も喜んでくれるしさあ。いいじゃないですか島田陽子で。 それからなあ、究極のチカラを手に入れるために「東洋の神秘」が必要だったっちゅう設定はどうかと思いますよ。ベスト・キッドじゃないんだからさあ。だいたいヨロイカブトや真剣を海外に持ち出すか?あんまりイージーすぎて開いた口がふさがらない。そして基本的にですね、日本人の中年女だったら、エロで年下の美青年を虜にするなんてことはありえないわけです。岡本かの子は例外中の例外ですから、まずそういう日本人の女はいません。 日本人の女にエロを期待されてもダメなのです。そこんとこわかってないよなあ。 そんなことで、「東洋の神秘」を出したことと若すぎてエロすぎるコン・リーを出したことと、もひとついえば、すべてが時系列なものでまるで「あらすじ」を見せられているように感じられるところがダメです。なんというか、未熟な作り手と思われます。私が作り手なら、老婆になって盲目のムラサキが、介護人に回想を語る場面でつなぎます。そしてもちろん、その聾唖(のふり)の介護人は…なのです!こっちのが良かったと思いませんか。 しかし唯一、ウリエルくんはイイ!!というかウリエルくんだけが、みっけものでした。この子は凄みがあるし、アクションもイイ。よくこんな子を探してきたなあ。 さて常々私がハンニバル・レクターにふさわしい俳優だと主張しているイギリスのジェレミー・ブレットですが、ウリエルくんが中年になったらまさしくカレの風貌になりそうではないですか。ついつい喜んでしまいました。間違ってもアンソニー・ホプキンスのような町工場のオヤジ顔にはなるわけはありません。だれだホプキンスを起用したヤツは責任者出て来い~。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-10-30 21:37:22)《改行有》

795.  NINE -ナイン- (2005) 《ネタバレ》 デニス・ホッパーって安い作品にちょくちょく出る人なんです。たぶんお金に困っているのだと思います。私にとっては永遠に「地獄の黙示録」のジャーナリスト役なのですが。 それはともかく、これはしまりのない企画倒れでした。なんか安っぽい音楽をえんえんと流してスロモ映像をかぶせるとか、いいかげん飽きます。リアリティはないですけどこういう密室スリラーはリアリティを失ったら価値が激しく下がってしまいます。 「職業には配慮した」と声の主が意味深なことを言っていたわりにはそれがあんまり生かされていませんでした。ほめるところはダンサーの子がナイスバディだったくらいです。デニス・ホッパーはやっぱりお金に不自由しているのだと思います。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-05-07 14:09:22)(笑:2票) 《改行有》

796.  デジャヴ(2006) 《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンを使いジェリー・ブラッカイマーが製作でトニー・スコットが監督するという、なんというかハリウッド的には渾身のオールスタースタッフで贈る一品というべきなのであろう。 そんなありがたい(?)一品なのだがまず、金がかかっとる!スタッフキャストに費やした金だけでもすごいのにあの港のシーンには湯水のようなドルが注ぎ込まれていると思われる。なんか非常にバブリーである。 しかし、内容は…イカんかった。 私はエネミー・オブ・アメリカを思い出しましたけど、あれとて面白くはなかったが、今回も負けず劣らず面白くはありません。私が脚本書くならダグがラボに呼ばれるシーンから「ビューティフルマインド」オチにもってきます。そっちのほうが面白かったと思うけどねえ。 トニー・スコットにはいわば「監視妄想」みたいなのがあると推測されるが、それが映画になるとちっともうまく生かされない。今回は有り得ない方向(SF)にまで行ってしまって、観客はとーてもついていく気になりません。やー、デンゼルはよくこんな脚本で出演する気になったものだー。 ラボでの気の抜けた論争で有り得ないSFをタラタラ説明させるあたりも非常にうまくない。 全体的に監督のやる気のなさが伝わるのは気のせいだろうか。 オールスターで贈ってこの程度では、「今の」オールスターはもう行き詰っているということの証明のようにもなってしまったと思う。特にブラッカイマーはいいかげん引退の潮時である。 そして、ブラッカイマーに取り込まれず逆に「使いこなした」という点で、スコット兄の偉大さがわかる。偉大さというか異形さで、やはり優れた作品を生む監督は異形の一匹狼でなければならず、弟は秀才かもしれないが凡才であって決して異形ではないのだということを再認識す。[DVD(字幕)] 4点(2009-04-25 17:15:47)《改行有》

797.  いつまでも二人で 《ネタバレ》 面白くはないですね。ゆる~いです。 人が死なないからユルいとかいうことではなくて、それぞれのキャラの悩み苦しみが生きていない。「ここで不妊に苦しんでください」「ここで嫉妬に燃えてください」という感じが強くしてしまうのです。 ロージー役に黒髪ショートの女を当てるという安易さがこの作品のユルさをよくあらわしています。 洋モノに黒髪ショートの女が出てきたら、そいつの一人勝ちでモテまくるということです。その場合、恋敵はごくフツーの西洋人女のことが多い。私はこのパターンが大嫌い。 お盛んな男女がいろいろな組み合わせで励んでいる映画ということしか思い浮かばないですね。 それにしても、あの管理職氏は当然の職務を果たしているだけなのにあんな目に遭うなんて理不尽極まりないと思います。公私の区別がつかずに仕事中に抜け出すのが当然の権利だと思っているヤツは嫌いです。マジメに仕事をしている人にたいして、融通の利かないヤツとひとくくりにしてみんなでバカにする作り手はもっと嫌いです。お互い浮気をしたくせに、妊娠が発覚したら何事もなかったように元に戻るというお粗末な筋書きで、全体的にバカしか出てこない映画ですね。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-03-05 15:38:20)《改行有》

798.  バベル 《ネタバレ》 ある日録画した。 「録画したから見なければ」と出だしの2~3分でげんなりしてやめる。 「見なければ」とさらに次の5分も行かないうちに力尽きる。 「あああいつをナントカしなければ」と悶々としつつ数日が過ぎる。 新しい録画はどんどん消化して消去していくのに、これだけがいつまでも残っている。 さあどうしよう。…というほど、私にとっては重いイニャリトウが。 これほど先に進めない映画とは。重い。重すぎる。 最近の私はハーベイ・カイテル「ブルー・イン・ザ・フェイス」のような映画こそ優れていると思うようになったため、シリアス度が高いからいいなどとはこれぽっちも思わなくなったのだった。 なぜなら、人は誰も死ぬ順番を待っているのだし、この世は不公平だし、そのためある程度生きると人は笑いが必要になるものだと気がついたので。なのでドシリアスなものにはリアリティを感じなくなる。 で、イニャリトウですが、彼の世界はシリアスだけで回っています。うっとうしいです。「そんなわけないだろ」と突っ込みたいです。 ひとつの銃で物語を回そうとしすぎて設定に無理が出すぎてしまい、とんでもないことになっています。日本の都会に住むリーマンのおじさんは、猟銃を買って自宅に保管したりしません絶対に。なので、その銃で妻が自殺することは有りえません。なおかつ、日本のお父さんは、モロッコまで行って鹿を撃ったりすることも一生ありません。ないといったらない。だいたい、猟銃を持って飛行機に乗れないし、モロッコの税関も通れるわけはない。もっというなら、娘のバレーボールを見にも行かないし、車で連れて帰ったりもしないし、ベランダで素っ裸になっている娘を発見してそっと手をつないだりもしない。 いいですか、これは、アメリカのお父さんを役所がやっているだけなんです。ワールドワイドな話にしたいばっかりに、間違って日本を巻き込んでしまった作り手こそ「愚か」です。 また、鍋での放尿シーンだとかノーパンで歯科医を誘惑する女子高生だとか、ショッキングなシーンで印象を強めようなどとは志が低いの一言。 ということで、ラストのベランダシーンにもなんの感動も感心もなく、げんなりしっぱなしでした。チエコ役は、「フルに脱げるか否か」という基準で採用されたのだと確信しました。 ちなみに、どうやって我慢して最後まで見たかというと、誕生日だからというドサクサでした。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-21 20:53:34)(良:2票) 《改行有》

799.  パリ、ジュテーム 《ネタバレ》 疲れたー。 私が思いますに、やっぱり「5分」というのは短かすぎるのではないかと。 短すぎるもんだから、どの作り手も「はあはあ」言いながら詰め込んでいる感じがキツいです。 そして、これだけの数のエピソードを見せるのに、約束事が「パリ」というだけではキツかったと思う。具体的に、「人が死ぬシーンは無し」とか「キスシーンは無し」とか「暴力も無し」とか、もっとシバりをするべきだったと思うのです。でないと、「5分」ということで案の定、どうやって印象を残そうかと思ったら「暴力をふるわれて」「死んだり」させる作り手が出てきてしまうではないですか。または、「ドバッと血を流す」とか。 「理不尽な暴力をふるわれて死んだり」「ドバッと血が出た」場合に、そういうことをしない作り手と同じ土俵で5分を張り合うのはヘンじゃないだろうか。ヘンだと思うけど。 「どうやって目立つか」だけを考えているうちはこういう作品に参加する資格はないのだたぶん。 そして、「約束事」をもっと入れるべきだったし、「禁じ手」だけでなくて、「必ず○○を一箇所入れるべし」というような遊びを入れてしかるべきだったと思います。そういうことがないので、なんだか見る側はごちゃごちゃした気分になっただけ。 唯一認めたいのはニック・ノルティが親父役をやった一篇。大変巧みな脚本です(あの娘と友達はレズビアンということですよたぶん。息子は体外受精ということ)。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-02-11 14:55:11)《改行有》

800.  ヴェロシティ・ラン 《ネタバレ》 すごいですこのセットの安さといったら。 どのくらい安いかというとポスターカラーで色を塗りました的な感じです。 それでもコントではなくて正統SF映画だという強引な前提で話は進むので、こっちの頭はこんがらがってきますが、あらふしぎ、私は単純なことに気がついた。 セットが粗末であればあるほど、役者さんの芝居がまずまず及第点以上のものに見えて来るのです! なかなかいい芝居をしているじゃあないかキミたち~(こんなセットだというのに)という、アニキかアネキのような微笑ましい目で見てしまうのでした。ちなみに、ここに出ていた役者さんはその後TVドラマで活躍している人が多い。[CS・衛星(字幕)] 4点(2009-01-28 17:03:48)《改行有》

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