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プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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801.  蛇の穴 《ネタバレ》 これはけっこうよかった。記憶喪失・神経症で精神病院に入院した人妻が、退院するまでのお話。病気の原因は今日言う「トラウマ」で、それを探っていく過程がミステリー風でかなり面白かった。実際に夫の顔や結婚したことを忘れたりする症例があるのかどうか、私はまったく知りませんが。ただヒロインが、強度の強迫観念に囚われているというのは納得できました。これが話の中心ですが、精神病院の患者が増えすぎて、とても1人ひとりにきちんと対応できていないという現実も描かれています。看護師の患者に対する態度も、少々問題あり。そうした批判を含んでいるということも評価できます。しかしもっともよかったのは、なんといっても主役のオリヴィア・デ・ハヴィランド。狂気から脱しようとするヒロインの苦しみ・孤独を熱演していました。役柄上錯乱した場面も多いのですが、なかなか迫力があります。この方は『風と共に去りぬ』のメラニー役くらいしか知られていないかもしれませんが、本作や『女相続人』を見ると、かなりの演技派だとわかります。もう少し認知度が上がってもいいと思います。脇役では、担当医のレオ・ゲンがさわやかな味を出していました。知名度は低いですが、逸品です。 【追記】調べてみたら、原作は小説とはいえ、作者の実体験に基づいているようです。となると、記憶喪失になったということなのでしょう。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-08 20:43:31)(良:2票) 《改行有》

802.  友子の場合 とにかくつまらない。何がつまらないといって、ウケを狙ってまったくおかしくない話ほどつまらないものはないです。それだけならまだマシだと思うのですが、ネットで調べたら「忠実に原作のセリフや場面を再現している」という評を発見。原作は読んでいないのでわからないのですが、その通りなら原作を読めばすむことで、わざわざ映画にする必要がないのでは? これもあえて狙ったのかも知れませんが、それで面白いのならまだしも、まったくつまらないわけですから。ということで、0点を差し上げます。 【追記】鑑賞後に得た情報を元に点数をつけるのもどうかと思い、変更します。貫禄の原ひさ子さんに2点、あら出てたのネの仲間由紀恵に1点。ともさかりえにはあげない。[CS・衛星(邦画)] 3点(2010-10-08 20:42:27)《改行有》

803.  地中海殺人事件 《ネタバレ》 いろいろな点で『ナイル殺人事件』の二番煎じという感が否めません。動機も不明確だし(ほかの容疑者の方がよほどしっかりしている)、最後の“証拠”も取って付けたような感じ。証拠として弱いのでは。コール・ポーターの音楽はご陽気で楽しいですが、殺人事件の直前までその調子なのはいかがなものでしょう。緊張感がなさすぎ。トリックも懲りすぎて、トリックのためのトリックではないかと思えます。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-28 20:23:44)

804.  荒馬と女 評判は聞いていたけど、本当にダメですな。馬追までは本当に退屈ですが、それでも序盤はセルマ・リッターの存在でなんとか保ちました。彼女がいなくなるとどうしようもない。なんかモンロー自身がモデルらしいですが、個人的に関心はないし、どうでもいい。結局作者の自己満足ということでしょう。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-27 20:46:45)

805.  大菩薩峠 竜神の巻 ストーリーは前作ほど波瀾万丈ではなく、まとまりはいいと思いますが、作品自体が持っていたエネルギーのようなものは前作が上回っていたと思います。竜之助は特に生きる目的もなく、ただ大勢に流されているだけと見えますが、行く先々で死を招くのはあいかわらず。そのくせ自分は生き残るのですから、悪運が強いというか、はたまた究極のご都合主義というべきか。[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-26 21:59:58)

806.  大菩薩峠(1960) 《ネタバレ》 かなり面白かった。主要人物が離合集散するさまは相当なご都合主義なのですが、面白いので許す。テンポよく話が進んで、展開も飽きさせません。よくわからないのは机竜之助の性格。巡礼の老人をいきなり斬り捨てたりするので、剣の道に生きているのかと思いきや、お浜をいきなり手込めにしてしまいます。意外と俗人なのか? しかし江戸に出奔してからも俗事には関心がないようで、どうもちぐはぐしています。本人によるとお浜が「魔性の女」だったということですが、実は魔物は竜之助の心の中に住んでいて、お浜はそれを映す鏡に過ぎないのではないかと思えてきます。なにしろ机竜之助という人は、関わった人をことごとく不幸にする、疫病神みたいな人物ですからね。 出演者では、島田正吾がさすがに貫禄がありますし、見明凡太朗がいい味を出しています。雷蔵の机竜之助はクールな魅力があって、はまり役ですね。三隅研次の演出も冴えていて、見ごたえがありました。[CS・衛星(邦画)] 8点(2010-09-26 21:59:20)《改行有》

807.  大菩薩峠 完結篇(1961) 《ネタバレ》 竜之助はあいかわらず女にばかり助けてもらってますねぇ。まあ、市川雷蔵が演じると、それもすんなりと納得させられます。ただ、いい剣を持つと人を斬りたくなる。一時期中高生がナイフで簡単に人を刺す事件が連続しましたが、建前上自衛のためとはいえ、武器を持ったら使いたくなるのが人間です。もともと人を斬るために作られたものなら、なおさらでしょう。そう考えると、竜之助は世捨て人のような生活を送っていても、俗世界から逃れられない。それをよく表していたのが、竜之助が息子の名を連呼しながら消えてゆく幕切れでしょう。俗世を捨てようにも捨てられないことが、竜之助の背負った業ではないかという気がします。監督が変わりましたが、それほど気にはなりませんでした。とはいえ、やはり三隅監督で見たかったと思います。[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-26 21:57:59)

808.  雨の訪問者 《ネタバレ》 評判がいいようなので期待したのですが、それほどでもなかった。5分で説明できるようなネタを2時間延々と続けたという感じです。ブロンソン演ずる大佐のやり方が、ほとんど詐欺で嫌でした。いくら相手が殺人犯とはいえ、ああいうやり方は卑怯でしょう。弱い者いじめにしか思えない。観客を惑わすためだというのが透けて見えてしまいます。ヒロインと夫や母親との関係も扱われていますが、印象が弱い。雰囲気はありますが、ほとんど雰囲気だけという気がします。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-23 16:51:07)

809.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 小学校低学年の頃だと思いますが、日曜洋画劇場で見たのが最初。そもそもなんで見ていたのかよく覚えていませんが、とにかく引き込まれて目が離せません。時間を忘れて見入っていました。途中のCM中にふと気がついたら、私以外の家族は翌日に備えて布団の中。しかし今さら寝ていられないと、最後まで見通しました。あの「ウォー」の場面では大感動。やはり、見ていてよかったです。おそらく、映画を見て感動したのはこの時が初めてでしょう。振り返ると、その後洋画劇場をさかんに見るようになり、中学時代は「ロードショー」誌を愛読し、今ではこんなサイトに投稿しているのも、あの時の感動があったからだと思います。私にとっての映画の原点であり、決して忘れることのできない一本です。 久しぶりに見ましたが、わかっていても最後は感動します。私は映画やドラマを見てもまずほとんど泣かないのですが、今回は涙があふれてきました。まだまだ自分も感受性が鈍っていないと自画自賛。誰が言ったのか、「人は人間として生まれるのではない、人間になるのだ」という言葉がありますが、まさにそれを表した映画です。人間らしさとは何なのかという大きな問題を、重くなりすぎずに提示している名作。[DVD(字幕)] 10点(2010-09-22 21:12:12)(良:1票) 《改行有》

810.  マーティ 《ネタバレ》 これはよかった。誠実な男女の出会いを描く一方、子供の結婚によって孤独となる親の問題を扱っていて、現代でも十分通用するところがあります。晩婚化が進んでいるのでなおさら。普通のカップルが登場するだけなのに、これほど魅力的な物語が展開するとは、まさにマジック。アーネスト・ボーグナインといえば、こわもてのおじさんというイメージがありますが、まったくちがった役で意外性があり、しかもぴったりはまっています。適度にユーモアもあって楽しめます。知名度は低いと思いますが、隠れた秀作ですね。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-21 19:53:46)

811.  アガサ/愛の失踪事件 ダスティン・ホフマン演ずるアメリカ人記者が気取った成り上がり者という風情で、どうにも魅力に乏しい。かといって、アガサの意図するところは秘密にされているので、こちらにも共感できない。結局どっちつかず。アガサのどこに惹かれたのかも不明確。終始退屈で、DVDが発売されないのも道理です。[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-20 17:07:10)

812.  終着駅 トルストイ最後の旅 《ネタバレ》 ラスト、走り去る汽車を見ながら思った。ソフィアはきっと、夫には自分だけの人でいてほしかったのだろうと。しかしロシアの宝となり、トルストイ主義の「教祖」に祭り上げられた今となっては、それもかなわないこと。であっても、自分ひとりの夫でいてほしい。これはたいへんなワガママなのでしょうが、考えてみると一人の人だけを愛するというのはワガママなことなのかもしれません。してみると、トルストイは「すべての宗教に共通するのは愛だ」と言っていましたから、宗教というのはたいへんワガママなものということになります。宗教の間で争いが絶えないはずです。 それはともかく、いまわの際にトルストイが求めたのはほかならぬ妻であり、彼もこの時ばかりは公人の立場から逃れて一人の人間に立ち戻れたようです。であれば、これはハッピーエンドの映画ということになるのでしょう。 もともとトルストイにあまり関心はなく(それでも『戦争と平和』と『復活』は読んだ)、ヘレン・ミレンが出ているということで見たのですが、期待に違わぬ芝居を堪能できました。トルストイ役のクリストファー・プラマーも枯れた演技で、臨終の場面など妙にリアルでギョッとします。ジェームズ・マカヴォイは前半の妙にオドオドしたところがはまっていました。チェルトコフをあからさまな悪役に描いていたのは適切かどうかわかりませんが、映画としてはなかなかよかったと思います。[映画館(字幕)] 7点(2010-09-19 17:20:11)《改行有》

813.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 これは、ニコルスン中佐のキャラクター作りがすべてでしょう。この方、相当イギリス人としてのプライドを持っていて、正直アジア人を見下している。だから日本の捕虜となっても、自分(たち)の方が優秀であるという信念を捨てない。ジュネーヴ条約を盾に取っていますが、実のところ日本人から高圧的に命令されるのが嫌なだけで、その証拠に自分が指揮を執って期日に間に合わないとなると、将校に仕事をさせるし傷病兵も駆り出す。橋を造る会議の時も、全部自分たちで仕切って斉藤大佐たち日本兵は聞いているだけ。そうやってイギリス人の優秀さを見せつけようとしたあげく、目先のことだけにとらわれて大局をを見失ったわけです。戦争にあっては、個人のチンケなプライドなどたいして意味をなさない。捕虜になればなおさら。まさに戦争は“Madness”であります。 少々長いですが、前半のニコルソン対斉藤、中盤におけるシアーズの立場の変化(けっこう笑える場面が多い)、終盤でのジャングル進行と、それぞれ見どころがあって飽きませんでした。特に日本兵に見つかって追跡するところは、サスペンスもありよかったです。しかしいずれにせよ、列車が来るまでの10分間が見ものであることはたしかです。[映画館(字幕)] 8点(2010-09-17 19:54:10)《改行有》

814.  ナイル殺人事件(1978) 《ネタバレ》 久々に見ましたが、伏線の用意周到ぶりはお見事。たとえば、ジャッキーがリネットにサイモンを紹介するとき「私と同じで貧乏」と言ったりとか。トリックも大胆で素晴らしいし、船上の殺人というのも、ある程度必然性が感じられます。ただ、狭い船の上とはいえ、2度とも殺人を目撃されるのは、できすぎという感じ。アンジェラ・ランズベリーがエキセントリックな役を演じていますが、全然笑えない。ベティ・デイヴィスとマギー・スミスの有閑コンビがかなりおかしかった。他の容疑者はおおむね印象が薄く、健闘していたのはオリビア・ハッセーくらいでしょうか。あと、ピーター・ユスチノフはポワロにしては恰幅がよすぎます。そんなこんなで、悪くはないけど『オリエント急行』よりは数段落ちます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-09-15 19:17:37)

815.  さらば友よ 《ネタバレ》 いいですね。男同士の友情物語に、ミステリーのからめ方がうまい。序盤の2人の出会い、中盤での地階でのやりとり、終盤では真犯人捜しと、いろいろな面で楽しめます。まあ、債券をわざわざ金庫に戻すという時点で、おかしいとは思いましたが(どこかに隠して、場所を教えればいい)。しかし「ワーテルロー」にはやられました。良質なミステリーは、こういう細かいところが面白いです。2人を引き立てる警部の助演ぶりが渋い![CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-13 20:43:54)

816.  サイコ(1960) 《ネタバレ》 この映画ではシャワールームや最後の地下室のシーンが話題になりますが、今回見て面白かったのは、マリオンが逃亡中社長に見られちゃうところから、ベイツ・モーテルにたどり着くまでです。特にあのグラサン警官の撮り方といったら、もう絶品。ヒッチコックの巧さが十分堪能できます。雨が降る中、口をひん曲げながら運転するジャネット・リーも、ナーバスな犯罪者の様子をよく表しています。後半はややトーンダウンするのですが、その代わり話をバンバン先に進めてしまうのも、いいやり方だと思います。 怖いかどうかで意見が分かれているようですが、これは見終わってから怖くなるタイプですね。ちょっと変わっているものの、一見すると人畜無害な青年であるノーマンが、実はサイコな殺人者であったということ。異常な人間が正常な人間に紛れて、自分の隣にいるかもしれないという恐怖があります。だからこそ、この映画を見たあとシャワーを使うと、たとえ自宅であっても後ろを気にしてしまうわけです。そういう理性に訴えかける恐怖なので、エモーショナルなものを期待したら、当てが外れるでしょう。物陰に隠れていきなり脅かすような、お化け屋敷ふうの恐怖を描いているわけではないのです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-12 12:00:33)(良:3票) 《改行有》

817.  ミス・ポター 《ネタバレ》 なかなかの良品でありました。絵本作家としての思い、恋愛と両親との対立、ミリーとの友情、乱開発への反対などが、無理なく収められています。時間が短いこともあってやや薄味ですが、個人的にはあまりしつこくやられるよりはよかったですね。サクサクと話が進むので、ストレスを感じることもありません。主演のレネー・ゼルウィガーが決して美人ではないことが、本作ではプラスに働いたと思います(実際のビアトリクス・ポターは、才色兼備だったそうですが)。ミリー役のエミリー・ワトソンも好演で、間にはさまれたユアン・マクレガーは少々旗色が悪いですね。最後はずいぶんとあっさり終わりましたが、ノーマンとの恋愛が軸なので正解でしょう。駅でのキスシーンが印象的でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-12 11:53:52)

818.  四谷怪談 お岩の亡霊 《ネタバレ》 なかなかのできでした。本作の伊右衛門は、自分のために利用できるものは利用する、邪魔なものは排除する、幽霊が出てもかなり冷静に対処し、あくまで実力で対抗しようとするなど、現実主義のところがあります。非情にしてニヒルですが、伊勢屋の跡継ぎの話を断ってあくまで仕官を望むなど、侍としての矜持も忘れてはいません。そんなところから、どこかハードボイルドなところが感じられます。ある意味現代的と言えるでしょう(もちろん、製作された時点での現代ですが)。本作は四谷怪談の映画としては後発ですから、こうした味付けが出てくるのでしょう。そんな伊右衛門に佐藤慶はよくはまっていました。与茂七は出番が少なく、直助が最期にいいところを持っていったこともあって、印象が弱くなってしまいました。実際、本作での佐藤慶と小林昭二は、かなり存在感が大きいです。この2人を見る映画ですね。[地上波(邦画)] 7点(2010-09-09 22:40:58)

819.  きな子~見習い警察犬の物語~ 実は題名に偽りありで、見習い警察犬ではなく、見習い警察犬訓練士のお話。要は若者の成長物語で、黄金パターンの展開。まったく予想通りの筋で、意外性はまったくありません。ここまでパターン通りだと、ある意味あっぱれ。しかし、番場ファミリーはなかなかいい味を出しています。この一家を含め出演者はそれぞれ好演ですが、肝心の夏帆ちゃんにはもっと頑張ってほしかったところ。また、終盤を除いてむりやり盛り上げようとするところがなかったのも、好感が持てます。主人公が熱血していないところが今風でしょうか。警察犬の訓練士を取り上げたところは新しいと思いますが、訓練の場面があまりなかったのは残念でした(差し障りがあるのかも?)。私が見たときは家族連れや高齢者が多かったのですが、ファミリー向けでしょう。[映画館(邦画)] 7点(2010-09-08 18:19:55)

820.  地球の静止する日 《ネタバレ》 スチル写真でゴートやクラトゥは見慣れていますが、映画自体を初めて見ました。宇宙船やゴートはデザインがシンプルで、ゴテゴテしているより未来性を感じさせます。手をかざしただけで始動するというのは、製作時期を考えればすごいアイデアなのではないでしょうか。ロバート・ワイズの演出がリアリスティックでいいし、バーナード・ハーマンの音楽もこの手の作品に合っています。ストーリー自体は、クラトゥが地球人に紛れたりと意外な方向に進みました。まあ「フムフム」と見ていたのですが、最後のクラトゥの演説に至ってずっこけてしまいました。 「地球人がこちらの平和を乱すのなら徹底的に潰す」みたいなことを言っていますが、平和平和と言っても戦闘行為自体を否定しているわけではないようです。むしろ相手に攻撃させないため、相手よりも強力な戦闘力を所有することが必要だという考えに聞こえます。核兵器の抑止力に関するクラトゥ氏の意見を聞いてみたいところですね。結局、アメリカ人の思考回路は、当時からほとんど変わっていないのでしょう。いまだに拳銃所持に対する規制をまったく行わないお国柄ですから。なんにせよ、強力な戦闘力を背景に相手を恫喝するような行為は、気分が悪いです。実際問題として、絶大な力を持った存在がにらみを利かせれば、下手な争いは起こせず平安な時期が続くでしょう。しかしそれが、クラトゥ氏が感銘を受けた「人民の、人民による、人民のための政治」といえるのか。いろいろと考えさせられるところがありました。平和の使者であるような顔をしながら、最終的には軍事力に頼る。いかにも東西冷戦時代のアメリカが作った映画、という気がします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-07 19:47:10)《改行有》

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