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プロフィール
コメント数 2270
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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901.  MUSA-武士- 《ネタバレ》  明と高麗、それに元、3つの国が出てきますが、ストーリーはそんなに複雑でなくて良かったです。  明と元は仲が悪い。明と高麗もうまくいっていない。  じゃあ元と高麗で力を合わせれば良いのに、その元と高麗の優秀な武将達が殺し合う物語。悲しいのは、明の知らないところで、明とうまくいっていない二つの国が殺しあっているという現実です。これが戦の不思議。  もちろん、そこには『明の姫』というキーパーソンがいるわけですが。  『元から明の姫を救い出し、明に送り届ければ、明と高麗の関係修繕のきっかけになる。』  それはまあ、そうなんですけどね。  まるでいじめられっ子が、いじめっ子に気に入られるために、他の子とケンカをしているようで虚しい。  だからでしょうか。  最初から最後まで、登場人物の誰とも、心でわかりあえないのです。  もちろん、どの人物も個性的で魅力ある人物です。  将軍や、将軍の右腕のような武将も強いし。元奴隷のソヨルは鬼神の如き強さだし。アン・ソンギ演じるタイセイは沈着冷静なスナイパー。将軍や姫に噛み付くタイセイの弟も、なかなか光る脇役。  これだけの武将が、生き残るためにひたすら戦い続ける物語。  結末はともかく、その過程は大変見応えがあります。  ただ願わくば、もう少し力を合わせて、知恵を出し合ってほしかった。  それにやはり多勢に無勢ですね。  どんなに個人が奮戦しても、結局みんな死んでいく。辛いです。あんなに強いのに。  正直、みんな死ぬってわかっていたら見なかったかもしんないです。  なんだかんだ言って、姫を無事に送り届けて、高麗に帰るのだと、ずっと願っていました。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-08 15:04:31)(良:1票) 《改行有》

902.  ピアノを弾く大統領 《ネタバレ》  韓国お得意のシンデレラストーリーですね。  男性のほうは、リッチで社会的地位が高くて、気さくで寛容。  女性は一般人。  ラストはお約束のハッピーエンドで、誰がいつ見ても楽しめる一本なのは間違いありません。  あとは結論に至るまでのプロセスはどーか。ディテールはどーか。  まず、万引きはダメ。絶対。  自分も万引きすることで、生徒との信頼関係築こうなんて、大間違い。せめて、その後お店に商品返して謝罪してほしいです。  また、クラスのいじめられっこ、大統領の娘、そのパシリ君、主人公のチェ・ウンス(チェ・ジウ)、この人たちの背景はもう少し語ってほしいです。チェ・ウンスは何故学校の転勤を繰り返しているのか、大統領の娘は何故ひねくれてしまったのか、一切教えてくれません。  もう少し説明が欲しいところですね。  さて、全体的なストーリーテリングはどうか。  前半、バランスのとれた複数ジャンルの融合から、後半はロマンティックコメディ1本に収束。その分、作品としての落ち着きは取り戻しますが、面白さは半減。個人的にはこの作品のピークは、大統領に宿題を出す辺りまでです。  チェ・ウンス(チェ・ジウ)も、ハン・ミヌク大統領(アン・ソンギ)も、先生や大統領としての登場シーンは最高。  それにプラスして、それぞれの仕事に対するプライドや志を感じさせるエピソードが、あと一つずつくらいあれば、より二人に感情移入できたかもしれません。  まあ、さらっと観るエンターテイメントとしては、十分及第点でしょう。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-06 00:24:13)《改行有》

903.  ゴーストバスターズ(1984) 《ネタバレ》  小さい頃何度も見た作品。世の中にこんな面白い映画があるのかと思っていましたね。  今見ると、『思い出補正』をプラスしても7点くらいでしょーか。  もっとゴーストがわんさか出てきたイメージがあったのですが、それほどでもありませんね。  それにしても、まだCGが無かった時代に、ゴーストや捕獲レーザーの映像は驚きです。鮮やかなカラーリング。今見てもエキサイティングでビューティフル。  ストーリーはあってないようなものです。  いつの間にか会社ができてるし、いつの間にか捕獲レーザーができてるし、いつの間にかCMができて雑誌にのって何の前触れもなくゴーストがいっぱい出てきて大忙し。  その一方で、図書館のゴーストや終盤で街にちらばったゴーストなんかは放置。  ラスボス『ズール』だの『ゴーザ』だのとのバトルも、門に向けてレーザーを交差させて、何か凄いことが起きて、終わり。  この絶妙ないい加減さが嫌いではないなー。  とにかく細かいことは気にしていないようです。  ノリと勢い。そして映像。これだけで突っ走る。気持ちが良いくらいに潔い作品であります。  ですが、子供のときは映像だけで楽しめたのですが、大人になるとそれだけでは物足りない自分がいるのも、また事実。  つまりは、この作品は『子供向けアニメ』と同ジャンルなのかもしれませんね。  子供はまず第一に『映像』。ですが大人になると、『ストーリー』、『人』、その次くらいに『映像』が大切なのかもしれません。  少なくとも自分はそうだと再認識できた作品です。  それにしても、4人がコスチュームを着て立ち並ぶ姿は、コメディを通り越してもはやカッコ良いですねー。  その気持ちだけは大人になっても変わらなかったのが嬉しい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-05 17:30:40)《改行有》

904.  トゥームレイダー2 《ネタバレ》  1より面白い。1よりスピーディ。1よりドラマチック。1より緊迫感がある。何より1よりアクションが多い。  すべてにおいて、1より少しずつパワーアップしています。  続編としては◎です。  1より見所も多いですね。  特にお気に入りのポイントは2つ。『バイクレース』と、ラストの『クリーチャーとのバトル』。  ここはどちらもA級レベルのクオリティで、素晴らしい完成度。  バイクレースの臨場感、スピード感は最高。迫力満点。でこぼこ道ならではの興奮が味わえます。  そしてラストのクリーチャー。今まで人間同士のバトルがメインだったのに、ここにきて突然のホラーテイスト。意表をつかれながらも、『嬉しい想定外』で、凄く良いです。クリーチャーのアクション、クリエイティブかつエキサイティングで最高ですね。  憎たらしい敵の部隊が、瞬く間に一網打尽にされていく様子は、爽快ですらあります。  視覚効果で楽しむ映画で、ストーリーなんて最初から期待していませんが、今作はストーリーも何気に良かったのでは?少なくとも前作よりかは面白いと思います。  特に、何を企んでいるのかわからないテリー・シェリダンの存在が、絶妙な緊張感を作るのに一役かっています。  少しずつヒントを集め、小さなバトルを繰り返して謎を解いていくプロセスは、ゲームっぽくて非常に楽しい。  オリジナルのゲームは知りませんが、駄作が多いゲームの映画化としては、間違いなく成功している作品だと思います。  また、酷評されることが多いヤン・デ・ボン作品群ですが、どれも個人的には好きなのばかり。『スピード2』ですら結構好きなんですよね。この監督さんとはとても相性が良いみたいです。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-05 02:34:06)(良:1票) 《改行有》

905.  テキサス・レンジャーズ 《ネタバレ》  スティーヴ・マイナーという監督が結構好きです。  この監督の映画、ほとんど全部見ています。(ただのB級映画好き。お気に入りは『ガバリン(笑)』)  背伸びしていない感じが好感が持てます。  小難しい作品が一切無いんですよね。とにかくわかりやすい。この一言に尽きます。  『テキサス・レンジャーズ』のストーリーもいたってシンプル。  テキサスに無法者がいる。人は殺す。牛は盗む。女はさらう。  無法者達を許すな、と州知事が『テキサス・レンジャーズ』を結成。  あとはひたすら悪者を追っかけてはガンファイトの繰り返し。  待ち伏せ、スパイ、偽情報による誘導作戦、敵の罠にことごとくひっかかっるテキサス・レンジャー。  ですがラストは奇襲が成功して、めでたしめでたし。  あっと驚く展開は無し。とにかく、リズミカル。スピーディー。わかりやすい。  まあ、そーゆーテイストですから、人物の造形もかなり軽めです。掘り下げは浅く、感情描写は希薄に。悪い奴はとことん悪く、ピュアなやつはとことんピュアに。  ですが個人的に、好きです。なぜなら見ていて楽しいから。  大好きなレイチェル・リー・クックの使い方だけが、もったいないというか、物足りないというか。そこはちょっと残念なポイントです。  ガンファイトのタッチ、テンポは良いのですが、この作品のガンファイトは、誰が誰だかわからなくなってしまうんですよねー。  そこだけもう一工夫ほしかったところです。[DVD(字幕)] 7点(2016-06-02 15:21:38)《改行有》

906.  ファム・ファタール(2002) 《ネタバレ》  宝石強盗。狂言誘拐。自分とウリ二つな女。予知夢。  現実感と虚構感が絶妙なバランスで交じり合う世界。これにまたミスマッチなのんびりとした音楽が流れます。  この独特な雰囲気。これがフランス映画特有の味わいなのでしょうか。アメリカ映画ではなかなか感じることができない空気感ですね。  レベッカ・ローミンは、善人の顔と悪人の顔、人間の二面性を見事に演じきっていたと思います。更にリリーは全く別人に見えるので凄い演技力です。  そしてもう一人の主人公、アントニオ・バンデラス演じるニコラス・バルド。やはりこの人、かっこいい。ずば抜けた美形ではないのに、表情の作り方や立ち居振る舞いでこうもかっこよくなるものかと、感心します。  サスペンスとしても面白いのですが、人間ドラマとしても非常に興味深い作品。何となくニキータを思い出すプロット。  最後の15分間は一瞬何が起こったのかわからなくなる展開。ほぼ反則技の大技ですが、個人的にはこれはアリです。  正直、ちょっと内容に対して、スローすぎるテンポに集中力が切れそうになることも。テンポはもう少し速いほうが好きかもしんないです。  『ファム・ファタール』って『男を破滅させる魔性の女』という意味と、『男にとっての運命的な恋愛の相手』の二つの意味があるのですね。なるほど。そう考えると、『こんな形で出会わなければ~』を体現したかのようなクライマックス。サクセスストーリー並みの幸福感が得られるだけでなく、まさにタイトルどおりの結末となったわけです。良い。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-28 16:32:24)(良:1票) 《改行有》

907.  オーシャンズ13 《ネタバレ》  1作目に雰囲気が近いですね。  今作は、アル・パチーノ演じるウィリー・バンクに騙されて、すべてを失ったルーベンの敵討ちストーリー。  前回の借金返済のマイナススタートに比べれば、攻めの姿勢のスタートなので、最初から高揚感があります。ダニーがバンクに、『ホテルを元に戻すなら、許してやろう』なんて、超上から目線で言っちゃうわけですから、アツい。  1作目のようにあっと驚く展開はありません。  ライナスの親がFBIの真似事して助けに来てくれるのも、すでに前作で使用済み。つまり、これは前2作ですっかりファンになった人たちに、楽しんでもらうための作品なのでしょう。ですから、『前2作を鑑賞していないと、話がわからなくてあたりまえ』ってスタンスは、開き直っていて逆に清々しいです。  『ホテルの格付けを最低ランクにさせる。』『カジノで大損させる』『ダイヤを盗む』と、今までで、最も容赦のないストーリー。  とにかく完膚なきまでにこてんぱんにやっつけてくれます。  裏をかこうとしたベネディクト&トゥルアーの更に裏をかきます。  バンク、ベネディクト相手に、すべての駆け引きで常に一手先を読み、完全勝利。とにかく見ていてスカっとするし、爽快です。  高尚な展開や演出を望まなければ、十分に楽しいエンターテイメントでしょう。  ただ、あまりにもオーシャンズチームが強すぎるため、アル・パチーノが防戦一方に終始してしまうのはいささか物足りません。  オーシャンズチームが窮地に立たされるシーンが一つでも入っていれば、もっとメリハリと刺激のある作品になっていたかもしれません。  あと、ついでに言うと、ホテルの評価をぼろくそにつけられて呆然とするバンクが見たかったですね。  『ソールが実はオーシャンズチームでした』ってネタバレするだけではやや消化不良です。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-23 13:10:47)《改行有》

908.  スナッチ 《ネタバレ》  確かに、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』にテイストが似ていますね。  別々の場所で始まった物語が、少しずつ絡み合い、最終的に一つの結論へ到達する。この手法は面白いですよね。  最後がどう帰結するのか、読めるようで読めないですし。  一番読めなかったのは、パイキーグループの逆襲。てっきり『アビー&トニー』、『ボリス』、『ソル&ビニー』、『ブリックトップ』の四つ巴戦になると思っていたので、意外な帰結ではあります。  こーゆーパターン、テイストが好きという人は、ここでのレビューを拝見するだけでもたくさんいます。それは何故か。  映画でもマンガでも、『正義VS悪』よりも、『悪VS悪』のほうが、絶対盛り上がるからでしょう。言うなればこれは、『悪人たちだけの天下一武闘会』。これでアツくならなきゃ男じゃないね(笑)。  とまあそーゆーことですから、『ベニチオ・デル・トロの早期離脱』『トニーの情け無い最期』『アビーの帰国』。コメディの視点で見れば面白いのかもしれませんが、天下一武闘会を期待していたものとしては、期待が大きすぎただけに、拍子抜けした感のほうが強いです。  何も期待せずに見ていれば、もっとはまれたかもしれません。  何しろ、テンポの速さとアクの強さは天下一品。見ている間は全然退屈はしないですから。  でもこのキャストと監督で期待するなってのは無理な話。見る前の期待値って大事です。  それにしても、『犬』=『パイキー』、『ブタ』=『ブリックトップ』を象徴するものだと思えば、犬がブタの人形食っちゃったのは、ラストのオチを暗示させたりしていて、なんか面白いかも。  まあ何にせよ、『スナッチ』は娯楽のみを追及した作品。映画に意味を求める人にはほんと向かない作品。これぞジェットコースタームービーです。  [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-05-18 08:47:12)《改行有》

909.  ローカルボーイズ 《ネタバレ》  爽やか。青春の1ページ。  これといったストーリーは無いんですけどね。一つ一つのエピソードが丁寧で、こちらの心をいつの間にか掴んできます。  ランディとスキート兄弟の前に現れる伝説のサーファー、ジム・ウェズリー。彼に教えてもらってスキートは少しずつサーフィンが上達していきます。ですが、この作品は、スポーツ主体のサクセスストーリーではありません。サーフィンはあくまでみんなを結びつけるための舞台装置にすぎません。これは紛れも無い上質のヒューマンドラマです。  スキートは、サーフィンを教えてもらいながら、ジムに死んだ父親を重ねてしまいます。  ジムはジムで、スキート一家に、亡くした妻と娘の面影を重ねてしまうのです。  それに耐えられなくなったジムは、スキートたちの前から姿を消してしまいます。スキートの兄ランディは、裏切られたと勘違いしてしまいます。そう、ジムに父親の姿を重ねていたのは弟のスキートだけではないのです。兄ランディもまた、ジムに父親の姿を見ていたのでしょう。ジムとランディの再会のシーン、抑えていたランディの本当の気持ちがあふれ出て、本当に感動します。  ただし、この一連のシークエンス、もしかするとやや説明不足かもしれません。大事なシーンだからこそ、言葉での説明を極力控えているためか、行間を読む必要があります。凄く泣けるストーリーなんですけど、人によっては伝わらないかもしれません。それが惜しいなー。  それにしても、ランディ、本当に良いお兄ちゃんだ。こんな兄をもった弟は幸せです。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-06 14:44:27)《改行有》

910.  ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー 《ネタバレ》  血と暴力の匂いがする作品。  メインの二人はどこにでもいそうな二人の男女。  街中をぶらぶら散歩したり、カフェで女友達とおしゃべりしたり、サッカーしたり。  しかし、裏では、一人は売春をし、もう一人はドラッグを売り捌いて生計を立てています。  タイ社会の表と裏が体感できるムービーですね。  爽やかな恋愛パートと、緊張感漂うサスペンスパートの対比が凄いです。国は違いますが、同じアジア映画の『息もできない』を思い出します。  吹き替えはいまいちでしたが、キャストの演技は臨場感を感じさせる素晴らしいものです。映画としては大変見応えがあり、ストーリーもしっかりしています。  ですが、登場人物が皆不幸になるラスト。  ばりばりのアクションや、ホラーだったら、バッドエンドも全然アリなんですが・・・。ドラマのバッドエンドって本当に不幸な気分になるから苦手です。見ている間は面白いんですけどね。[DVD(吹替)] 7点(2016-04-29 18:04:04)(良:1票) 《改行有》

911.  Cut カット!(2000) 《ネタバレ》  よくあるスラッシャー映画。ただし、殺人鬼が生身の人間ではなく、フィルムにこめられた思念体みたいなものっていうのが、普通と違いますね。つまり、銃で撃たれても切られても死ぬことはないのですが、フィルムを焼かれるだけで消滅してしまいます。コンセプトがはっきりしていてわかりやすくて大変良いと思います。  関係者のみなさんが、『ホラー映画の殺人鬼役』の人と間違えて、油断しまくっているところを、ばっさばっさと殺戮していく、その状況の作り方はなかなかうまいです。見ている側は良い意味でやきもきします。  スラッシャー映画の基本を押さえているので、誰が見ても十分楽しめる内容でしょう。  ただし、大味な作りのB級グルメであることに変わりはないので、過度な期待は要注意です。  また、画像が粗いこともマイナスポイントとして挙げられます。  首に凶器が刺さったまま動く人や、心臓発作で死んじゃうおばさんなど、マジなのかギャグなのかわからない演出もちらほら。  マスクをしている間は一言も発さず、得体の知れない存在感を放つ殺人鬼。結構怖いです。ですが、マスクをはずした途端、饒舌になります。なんか格が下がるのが惜しい。  そういった意味では、『チープなんだけど面白い、でももっともっと面白く出来そうな感じもする。』というのが私の感想です。  個人的には、結構好きな作品です。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-28 12:46:45)《改行有》

912.  フー・アー・ユー? 《ネタバレ》  仮想空間の恋愛と、現実世界の恋愛が同時に進行するストーリー。なかなか面白い設定です。そしてその設定を活かしたストーリーも面白い。  少々変わっているのが、バーチャルの『メルロ』=ヒョンテが、バーチャルの『ピヨリ』=インジュだと知っていること。インジュのほうは、メルロがヒョンテだということは知りません。  普通こーゆーカテゴリーの作品は、『お互いに相手が誰かわからない。』っていうのがミソだと思うんですよね。それを初めからこんなアンフェアな関係にするなんて、ある意味斬新かもしれません。  だから基本的には『ヒョンテ目線』になりがちです。つまりは、男性目線の作品だと言えそうです。  ディテールが雑な印象のある韓国映画ですが、この作品はかなり丁寧に作りこまれていると思います。  また、フィールドをヒョンテ、インンジュ、その周辺の人々に留めて、無駄に話しを広げすぎなかったのも良かったと思います。  途中でダレる部分も無いことは無いんですけど、最後がとにかく感動しますね。  ラストシーンで、出来上がったゲームのCMが街中で流れます。このCMが大変に素晴らしい。  こーゆーネット系のゲームってやったことないのですが、やってみたくなります。  最後に、内容とは関係ないのですが、ヒョンテの吹き替えはあまり良くなかったです。インジュのほうは良かったと思います。  [DVD(吹替)] 7点(2016-04-28 00:55:53)《改行有》

913.  ウォーターボーイズ 《ネタバレ》  質の高い映画ではなさそうですが、笑って気楽に見れる娯楽映画ですね。  出演者の演技は結構ひどいものだと思いましたが、30分もすると見慣れてくるから不思議。  見慣れてくるのと同じくらいのタイミングでストーリーも面白くなり始めます。水族館での合宿からラストまでは加速気味に突っ走ってくれて気持ち良いです。  ラストのシンクロの演技は最高。自分が文化祭に参加しているかのような臨場感を楽しめます。  ただ、命を粗末にする演出は最悪。コメディだからこそ、笑いにしてはダメなものがあると思いますよ。  竹中直人演じる水族館の館長の、5人に対する対応もいささか気に入らないです。真剣に学ぼうとする若者の気持ちを利用して、ただ働きさせようなんて、教育上問題があります。都合の良すぎる脚本の力により、結果うまくいったのは不幸中の幸い。ですがうまくいっていなければ、こんなに悪質で可哀想なことはありません。  また、5人がTVに出た途端、手のひらを返すクラスメートも好きになれません。何の努力もせず、馬鹿にして笑いものにさえしていたくせに、うまくいき始めた途端、甘い汁だけ吸おうとする人たち。こーゆー人種が一番嫌いであります。  もちろん、そんなことは気にせずに、おおらかな気持ちで楽しむのが正しいとは思います。コメディですし。エンタメですし。ですが気になってしまったものは仕方がありません。  ただ単純に面白い雰囲気、懐かしい雰囲気を肌で感じるという点においては、良く出来た良作だと思うんですけどね。  それにしても、なんとなく映画全体に『ゆとり世代』の雰囲気を感じますね。  そんで、個人的には『平山あや』演じるヒロインより、桜木女子の文化祭実行委員長のほうが魅力的でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-04-23 12:51:54)(良:2票) 《改行有》

914.  リロ&スティッチ 《ネタバレ》  研究で生み出された破壊衝動しか持たない生物が、子供と触れ合うことで少しずつ心に変化が生じる、ありそうな無さそうなありそうなお話。その乱暴者のスティッチが、少しずつ『破壊すること』以外のものに興味を示していく様子は、あまりに微笑ましい。  リロはリロで決して『良い子』ではありません。まさにただの子供です。かんしゃくを起こしたり、わがままだったりする、その辺にいるふつ~の子供なのです。  完璧ではないからこそ、予定調和ではないリロとスティッチの行く末から目が離せなくなります。  ラスト直前までどうなるかわからないストーリーはなかなか面白いですね。ラスト5分で無理矢理ハッピーエンドにまとめちゃいましたが、ユーモアを感じる決着で良いと思います。『お前もエイリアンだったのか。』って、エイリアンであることをすんなり受け入れてサラっと流しちゃう展開なんかディズニーらしさが出ています。好きですね。こーいう雰囲気。  ハッピーエンドを迎えてからエンドロールが流れるまでの間、ダイジェストのようなシークエンス、ここが一番感動します。面白いです。スティッチの可愛さが際立っています。  最後に、水彩画のような背景に、線のはっきりしたキャラクターが動くアニメーションは、個人的にかなり好みです。  子供向けであることは否めませんが、大人の鑑賞にも堪えうる良作だと思います。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-04-21 01:56:52)《改行有》

915.  11'09''01/セプテンバー11 《ネタバレ》 【イラン】・・・子供達にとって見たことがない出来事は無いものと同じ。彼らにとっての『世界』は周りの日常のみ。そしてその日常の中にも等しく『死』が存在することを表現できている。映画としてのパワーは足りない。5点。  【フランス】・・・聴覚障害の女性とそのラブストーリー、その世界とテレビで起きている出来事の対比が凄まじい。7点。  【エジプト】・・・最も多角的な視点で物事を捉えている。『民主主義の国は国民にも責任がある』というのは正論だが、その正論をもってテロを肯定することはできない。6点。  【ボスニア】・・・ちょっとよく状況がつかめない。予備知識が必要。3点  【ブルキナファソ】・・・貧しい国では、遠い国で起こるテロより、喫緊で切実な課題が山ほどある。そんな国では、テロの首謀者ですら、子供達の夢や希望をかなえるための対象となってしまう。6点  【イギリス】・・・予備知識が必要。2001年9月11日のテロでは被害者であるアメリカも、1973年9月11日では加害者で、他国民の命を大勢奪っているという痛烈なアメリカ批判。ただ、それをこのタイミングでするのはどうかと思う。表現方法も、映画というより説明不足なニュースのよう。4点  【メキシコ】・・・断片的に切り取った映像、ニュース、被害者達の声を媒介に、圧倒的な臨場感と存在感を生み出すことに成功している。改めて同時多発テロの凄まじさを感じる。8点。  【イスラエル】・・・マスコミ批判?ちょっと何が言いたいのか最後までつかめなかったが、タイプ的にはイランに似ているのかも。説明不足。5点  【インド】・・・アメリカ在住のイスラム教徒が半年にわたって受けた迫害の物語。実話であり、わかりやすく、テロのまた別の側面を知ることが出来る。8点  【アメリカ】・・・言葉が出ない完成度。涙が出てくる。20点。  【日本】・・・異色作。ラインナップに入っているのが日本として恥ずかしい。ラスト、『聖戦ナンテアリハシナイ』って言っちゃった。言っちゃったらダメじゃない?2点。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-15 00:06:34)《改行有》

916.  スチュアート・リトル2 《ネタバレ》  前作の良さを継承しつつ、今回は『空』という新しい舞台を飛び回ります。  それは飛行機だったり、風船気球だったり、本当に夢があります。  ストーリーは相変わらず子供向けであるものの、ちょっとした仕掛けがしてあったりして、大人でも楽しめる内容かもしれません。  むしろ、『子供向けだから』という先入観をもって見てしまうからこそ、まんまと騙されちゃったりするわけです。  前作で友情が芽生えたスノーベルもしっかり登場。今作ではスノーベルは完全にお笑い担当です。それはそれで結構楽しい。  そしてNEWキャラのマーガロとファルコン。  ファルコンは悪いやつですが、良い感じの悪者キャラで、大変好感がもてます。個人的には今作で一番好きなキャラかもしれません。  マーガロは言わずもがな、今作のヒロインとして大変魅力的なキャラに仕上がっています。  しかもマーガロは、擬人化に成功しつつ、『小鳥の仕草』も完璧に描写されていて、まれに見る完成度の高さです。そのディテールのこだわりに感心しきりです。  新旧のキャラが入り乱れての、冒険ありバトルありロマンスありの大変楽しい作品です。  話は変わりますが、私はアニメとアジア系以外は基本字幕派です。で、そーなると、本作のような『半分CGアニメ』みたいな作品は、どちらで観たものか判断に迷うわけです。とりあえずいつも通り字幕で鑑賞。いつもどおり、満足のいく鑑賞です。  でもちょっと気になったので、見終わった後に少しだけ吹き替えバージョンも観てみます。  しまった、凄く良いです。個人的には、吹き替えのほうがこの作品の良さが120%引き出せている気がします。  字幕が悪いということではなく、吹き替えが良すぎます。  この作品に限って言うと、断然吹き替えがオススメです。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-13 08:19:48)《改行有》

917.  ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 《ネタバレ》  面白いですが、とにかく暗い。とてつもなく暗いです。原作もそうなんですけどね。  画面もストーリーも真っ暗です。  マッドアイ・ムーディが死に、ヘドウィグがやられ、ロンと仲たがいし、ルーナがさらわれ、ルーナの父親には罠にかけられ、ハーマイオニーは拷問にかけられ、挙句の果てにドビーが死ぬ。これでもかっていうくらい不幸の連鎖が続きます。  一作目の夢と希望に満ちたファンタジーからは想像もできません。夢も希望もあったもんじゃないです。  ただしこれは、前編・後編の前編。後編のカタルシスを得るために、前編で悲惨なエピソードをこれでもかっていうくらい盛り込んだのであれば、我慢できるというものです。  いったい、最終章後編は、どう決着が着くのでしょうか。小説を読んだのがだいぶ昔なので、結末を忘れちゃいましたから、どうなるのか楽しみです。  最後に、ハリー・ポッターシリーズの魅力について。魔法学校、魔法の街、という舞台が私にとって大変魅力的な世界観なわけです。つまりは、今作のように、完全にその世界から出ちゃうと、どうしても魅力が半減します。ずっと私服だし。  黒いローブを着て、『あーでもない、こーでもない』と、3人が杖を振りまわし、教科書抱えて、学校の中を右往左往していたあの頃が懐かしいです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-04-01 14:57:37)《改行有》

918.  GO(2001・行定勲監督作品) 《ネタバレ》  窪塚洋介はどんな役をさせても窪塚洋介にしか見えません。そんな窪塚の演技のなかで、『きれる演技』や『凄みを利かせる演技』だけは昔から好きです。それに対し、『笑う演技』はあまりにわざとらしすぎて鳥肌が立ちます。Vサインや『~なのだ』もやめてほしい。  大竹しのぶや萩原聖人など、脇を固める俳優さん達はベテラン揃いでかなり魅力的ですね。作品全体に大変良い雰囲気を創り出していると思います。  さて、ストーリー。最初のうちは、焦点が定まらず、はっきり言って何が言いたいのかよくわかりません。暴力描写がある割りには、そこに在るはずの人の心の動きが見えづらくて平坦に感じます。つまりは退屈。  話がやたら前後したり、一貫性がなかったり、とりとめがない展開がだらだら続いたりする物語は苦手です。  ただ、しばらく見ていると、いつの間にか映画の世界にはまりこんでいます。最後まで見ると感動もします。  在日韓国人、国籍というのが恋愛エピソードを盛り上げるための舞台装置かと思いきや、むしろ人種間の問題のほうがメインなんですね。重いテーマを青春ドラマとコメディタッチで仕上げ、深刻になりすぎないように、でも凄く真面目にとりあげているバランスが絶妙。  その一方で、親友の死の扱われ方がちょっと軽い気がするのが残念。  『グレートチキンレース』にしてもそうですが、人の命に関わる問題も、人種差別と同じくらい丁寧に扱ってほしいです。  そう思えるのは、この作品が良い映画であった証でもあります。[DVD(邦画)] 7点(2016-03-27 11:12:14)《改行有》

919.  チャイルド・コレクター/溺死体 《ネタバレ》  次々と殺される女の子達。その犯人を追うベテラン刑事とそのチーム。これに市長、署長、マフィアの黒いつながりが絡む一風変わったサスペンス。更には父と娘の家族ドラマまで結構本気モードでプラスされます。  したがいまして、よく言えばメリハリがあるのですが、悪く言うと散漫で、せっかくのサイコサスペンスの雰囲気を弛緩させてしまっています。  とは言え、サイコ野郎が子供をさらうときの臨場感はえもいわれぬ気持ち悪さがあり、作品の完成度は高いでしょう。  犯人の動機も、よく使われる動機ですが、納得のいくものです。  また、ラストまでは正直マフィアの存在意義が疑問でした。ですが、『捕まえてどうする。すぐに心神喪失で釈放だ。そしてこいつがお前の家の隣に越してきたらどうするんだ。俺には娘がいるんだ。』のセリフを聞いたとき、マフィアの必要性に気付きました。  『真の平和のためには必要悪もある。』という大変危険なメッセージをはらんでいる作品です。  でも二人のスリを殺しちゃうのはやりすぎでしょう。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-25 04:59:19)(良:1票) 《改行有》

920.  15ミニッツ 《ネタバレ》  刑事と消防捜査官がタッグを組む変則バディもの。エミルとウルグは異常者のふりをして無実になろうとする、ある意味正真正銘の異常者。エミルのきれっぷりと、人が殺されていても涼しい顔してビデオを回すウルグの気持ち悪さは戦慄を覚えます。  対するエディとジョーディはやり手の刑事と消防官で、なかなか頭が良い。  つまりは、頭がきれる人たちと、本当に頭がぶちぎれちゃっている人たちのバトル。  ですから、中盤くらいまでは、スリリングでスピーディな展開に手に汗握ります。  ところが、エディが殺されジョーディは冷静さを欠いた行動が多くなり、状況はどんどん悪い方向に。ウルグの悪趣味な犯罪ビデオの気持ち悪さもあいまって、後半はイライラすることも多い。  また、ジョーディがエディのために涙したり、法律を無視して暴走しちゃうことには、個人的には違和感を感じます。何故なら二人の関係はビジネスライクなものに近い印象だったからです。正直、ジョーディとエディの間に、そこまでの絆が生まれていたとまでは思えないのです。  テレビ局エントランスでの警官とマスコミの攻防など、1つ1つのシーンや作品全体のプロットは大変面白いだけに、後半の主人公の整合性を欠いた暴走はちょっともったいなかったですね。どうせフィクションなんですから、『第2のエディ』みたいな形でしめくくって、主人公をもっとヒーローにしてほしかったです。  それでも2時間という尺で、緊張感が一度も途切れないのはなかなか凄いと思います。この作品の持つパワーを感じます。閉塞感漂う作品は観ていて疲れますが、緊張感のある作品は大好きです。[DVD(字幕)] 7点(2016-03-23 12:01:52)《改行有》

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