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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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961.  イエスタデイ、ワンスモア 《ネタバレ》 ジョニー・トーって極道ものばっかりかと思ったらこんなのもあったのね。ラブコメになるのかな。宝石を奪うシーンが後に製作でクレジットされる『天使の眼、野獣の街』を彷彿させるのですが、最もスリリングでなければならないこのシーンがその奪い方の滑稽さも相まってどうにも盛り上がらない。この宝石泥棒に係わる人間の試験とか面接とかがあって特に二度目のおばさんが面接するほうに顕著なんだけど、逆光で顔を見せないようにしているシーンなんかの「軽さ」が気になる。逆光なんだからどうにでも重くできそうなのにあえて軽く描く。コメディだから。コメディでもシリアスがあったっていいのにって思うんだけど。男女がお互いに他の男女の影を演出するシーンはジョニー・トーの銃撃戦のように無駄な動き、無駄なカットのない美しいシーンになっている。このシーン自体がお話上必要かと言われれば微妙なんだけど。後半、切ないお話になってゆくのに感動を煽らずカラッと仕上げているのも好感が持てた。[DVD(字幕)] 6点(2011-01-19 16:32:17)

962.  行きずりの街 内容は2時間枠のテレビドラマみたい(と思ったらテレビでもやってたみたい)なのに映画を見たという満足感を得ることができた。濃厚なラブシーンがあるからではない。和服姿の小西真奈美が滅法綺麗だからでもない。いやそれもあるかもしれない。ひとつひとつの画を綺麗に撮る。ひとつひとつの画にこだわりを持つ。そういったことの積み重ねが映画としての強さを滲ませていたのかもしれない。それと台詞。丹波篠山の塾講師が上京する。過去に東京にいたらしい。そこで何かあったらしい。そういったことが徐々に明らかにされてゆくのだが、仲村トオルと小西真奈美の関係も含めて本当に「徐々に」で、誰かが台詞で一気に説明しちゃうなんてことはない。台詞で説明してるんだけどまどろっこしいくらいに小出しなのだ。小西が仲村を「コインランドリーに連れてゆこうとする」から「自宅に入れる」「言い争い」「ラブシーン」の流れも実にさりげない台詞でもって繋げている。クライマックスで過去と現在が混在するシーンがあるんだけど、あそこ、いいなあ。もうちょっと見てたかったけど、あれぐらいがちょうどいいのだろう。回想シーンは中途半端な気がする。黒豆に繋がる丹波篠山シーンはともかく、妙にサスペンスを煽る少女のシーンとか全く無いほうがいいような気がした。[映画館(邦画)] 6点(2011-01-18 13:15:28)

963.  バウンティー・ハンター(2010) けっこう面白く見たのは三本立てというお得な鑑賞環境の成せる技か。ありがちな設定だし、アクションにしてもサスペンスにしてもロマンスにしてもコメディにしてもどれもこれもがそこそこ止まりで、決定的に面白いというところまでいかない。それでもこのテキトーな面白さが気持ちよかった。お金をバンバンかけた大作では味わえないこのテキトーさ。気楽さというべきか。こういう気合の入ってない娯楽作品って日本じゃ絶対作れないような気がする。なんかけなしてるみたいになっちゃったけど本当に楽しめたと思ってる。ジェニファー・アニストンがまた適役。中年の色気は皆無。セクシーというよりもキュート、あるいはチャーミング。でもムリして頑張ってる感も皆無。もちろんビジュアル的にもOKで、だからこそそこそこの映画になってるってのもある。[映画館(字幕)] 6点(2011-01-17 14:27:04)(良:2票)

964.  タロットカード殺人事件 やけに食いごたえがない作品だった。だからといってこの軽やかさはたぶん誰も真似できん。食いごたえがないのはウッディ・アレンが恋に絡まないからか。もはやヒロインの父役しか務まらないことを自覚し素直にその役におさまってはいるものの、いつもの神経症的にからむ姿にねちっこさがない。いらいらさせられない(笑)。むしろほのぼのしてる。男じゃないから。だから今までのアレン作品よりも万人ウケはするような気がする。実際よくできてると思う。最後は笑った。自虐ネタをこんなにも軽やかにこなしちゃうなんて。老練の技か。そういう意味でも傑作かもしんないけど、なんか食い足りん。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-21 15:56:09)

965.  赤い影 《ネタバレ》 実際にベニスに行ったことないんだけども、これ見る限りじゃとんでもなく死臭のする街だ。『世界中がアイ・ラヴ・ユー』のベニスと同じ場所とは思えない。死体が水から引き上げられるシーンがあることで水の都は瞬時に死の都と化す。ねずみがちょろちょろしてるところなんかは『ベニスに死す』へのオマージュか。幻想を幻想として映さないことでミステリアスな展開を主人公と共有させている。冒頭の悲しいシーン(わが子の死を一瞬先に感じてしまった特殊な能力)が自らの運命を見てしまっていたというオチに対する伏線としてあるというのはシナリオのうまさが光ってる。いちいち大袈裟だなと感じるカットは時代性か。あと、怪しい姉妹が怪しすぎるのが難点。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-20 14:47:22)

966.  パリ、18区、夜。 《ネタバレ》 フランスが移民国家であることは、サッカー・フランス代表の顔ぶれを見れば一目瞭然なのだが、映画はそこから派生する諸問題を浮かび上がらせることができる。それを提示する意志のあるなしにかかわらず。レオス・カラックス『ポーラX』然り、ミッシェル・オスロ『アズールとアスマール』然り。そしてこの『パリ、18区、夜。』然り。こういった外国の社会問題を映画ファンは新聞から得れる情報以上のものを得ているんだから映画は侮れないのだ。といった話は置いといて、クレール・ドゥニ、彼女の映画はコレ以外だと『ネネットとボニ』『ガーゴイル』しか見ていないのだが、共通するものといえば「孤独」だろうか。主人公の女性はパリに着いたばかりでフランス語すら話せない。しかし何か問題を抱えているようには見えない。映画は連続殺人事件の犯人がアフリカ系移民であり、それゆえに問題を抱えていることを犯人の兄夫婦の諍いによって伝えている。しかし同じく移民である主人公は淡々とそのドラマにつかずはなれずにいるだけ。でもラストシーンで彼女はある行動を起こす。新たなる犯罪者誕生の瞬間である。そこに移民問題があるとは言ってない。しかし彼女が「孤独」だったのだと思い当たるのだった。この瞬間に立ち会うまでちょいと退屈かもしれんが。[ビデオ(字幕)] 6点(2010-12-16 15:49:55)

967.  フロム・ヘル 実在の事件であり1888年のロンドンと場所も確定されているにもかかわらず、どこか現実には存在しない場所のように感じるのは、その舞台背景の元がグラフィックノベルだからなのでしょうか。読んでないのでよくわからんのですが、どちらにしても独特のおどろおどろしい雰囲気がいいです。今まで何してたんだかのヒューズ兄弟の久々の新作『ザ・ウォーカー』にしてもその物語と人物を活かす為の舞台づくりが実にうまい。舞台の完成がそのまま映画の完成とも言えるその刺激的な世界観の構築はやはりヒューズ兄弟ならではなのかもしれません。史実をからませながらのフィクションは私自身大好きなパターンで、その史実がちゃんとこの独特の世界に馴染んでる、あるいは馴染むものしか出していないのもいいです。ところどころ、とくに結末あたりはおどろおどろしさよりもマンガチックさが勝ってるのが残念。娯楽映画としてのバランスを考えたらこんなもんかもしれんが。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-15 15:06:38)

968.  ヒッチハイク(1976) 《ネタバレ》 暴力とセックスとカーアクション。いかにもな70年代アメリカ映画でありながら面子はイタリア人。たったそれだけで妙にパチモンくさくなる。しかもフランコ・ネロ。音楽はモリコーネ。マカロニウエスタンならぬマカロニニューシネマだ。つうことで本物アメリカ映画にある反権力やら自由思想なんかはこれっぽっちも顔を出さない。あるのは過剰なエロと暴力。こりゃおもろい。にじみ出るバッタモンの匂いがたまらん。最初っから夫は妻を虐待してるところがあるのだが、これ、仲の良い夫婦だったりしたらレイプシーンとかラストのお金の誘惑とかもっと衝撃的になったんだろうけどどうだろう。たぶんコリンヌ・クレリーを最初から最後までいじめぬく映画にしたかったんだろうな。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-08 15:17:21)

969.  2012(2009) 《ネタバレ》 離婚した夫婦、時々子供を預かる元夫、元妻には恋人あり。スピルバーグ『宇宙戦争』と思いっきりかぶってるんだけど、これが典型的なアメリカ家族ってことなのでしょうか。この家族の物語としてのオチのつけ方の違いがそのままスピルバーグとエメリッヒの家族観の違いってわけでもないだろうけど、両監督の属性は現れてるように思う。古き良き時代のアメリカ映画に見られる父性の復権こそがエメリッヒ映画の根底にあるような気がする。それをするには一からやり直さなければならない。だからまず何もかもをぶっ壊すのだ。・・なわけないけど。あと、この手のディザスター映画って大概が資本主義、物質主義を揶揄してたり(そりゃ、金持ってても死んだらおしまいだし)するんだけど、これは巨大船建造に出資した人から乗船できるってことで大々的な資本主義の勝利で終わる。ここまで大っぴらにやられると牧歌的とも思えてくるから不思議だ。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-01 16:16:06)(良:1票)

970.  ザ・ウォーカー 公開時期が重なった『ザ・ロード』とあまりに設定が似ているのだが、おそらくは本作『ザ・ウォーカー』も『ザ・ロード』の原作、コーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」を下敷きにしているのだろう。文明崩壊後の世界を舞台とし、人食いが横行しているというのも同じ。行き先は「南」から「西」に変更され、運ばれるものは「火」と表現される抽象的なものから「本」という具体的なものに変わる。どちらの話もキリスト教の影響下にあり、イーライという名の人物が登場する。しかしその舞台設定に目がいっちゃうとあまり面白くないかもしれない。設定に意味を見出そうとしてはいけない。この設定はあくまで背景でしかない。カッコイイを演出する背景でしかない。目にも止まらぬ(ホントに見えない)居合い抜きアクションと西部劇風決闘シーンと過去に何度も目撃した一軒家への集中砲火と久々登場のジェニファー・ビールスで満足しなければならない。そういう映画なのだ。蛇足が少々長いが。[DVD(字幕)] 6点(2010-11-30 14:26:16)(良:1票)

971.  ザ・ロード(2009) 《ネタバレ》 植物が育たない灰色の世界がめちゃくちゃにリアルに映し出されて、その生々しくも強烈な終末観に圧倒された。それもそのはずで、この死の世界はCGを一切使っておらず、実際にハリケーンで被災した土地なんかで撮影されたとか。いやはや凄い。途中からこれってホラー映画か?てな展開になって映画館を途中退席するおばさんまで続出。展開はともかくとして映し方がそれまでのだだっ広い死の世界にちっぽけな人間という構図から一転、擬似ドキュメンタリーで流行のアップで揺れる画面という慌しい恐怖演出に変わってしまってがっかり。それでも現在二児の父親という境遇のせいだろうが、ただ生きることが困難な時代になにがなんでも子を守り、おそらくは生まれ持ったものであろう善を育もうとする親としての本能に引きつけられた。ラストはこの世界で描ける精一杯の希望を見せる。人が食べられる世界においてペットですら食べない家族との遭遇という。[映画館(字幕)] 6点(2010-11-29 13:51:03)(良:2票)

972.  ラブホテル 名美ではなく村木の物語だからなのか、それとも監督が相米だからなのか、石井脚本なのに劇画調ではなく初々しさすら漂うラブストーリーとなっている。物語は借金で首がまわらなくなりヤクザに妻を陵辱されてしまう村木が自殺を図ろうとするところから始まるのだが、日活ロマンポルノであるにもかかわらずその陵辱シーンは無い。ヤクザに陵辱される女という石井劇画の名美的な位置にいる妻と村木の慎ましやかな純愛ストーリーが僅かながら本筋の合間に挿入される。ささやかなサイドストーリーはささやかだからこそ妻と名美がすれ違うラストシーンに活きてくる。相米らしからぬ完成度、というと相米監督の他の作品がダメみたいに聞こえるがそうじゃなくて、行き当たりばったり的なところが相米作品の好きなところだったりして、むしろこれは出来が良すぎて拍子抜けしてしまったくらい。相米監督が苦手だという人にはお薦めかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-11-04 14:01:43)

973.  天使のはらわた 赤い淫画 『~赤い教室』というビッグネームの影に隠れてしまっているがこれもけして悪くない。日活ロマンポルノとして必然的にあるエロ描写は『~赤い教室』よりかなり多く、また露骨なんだけど「からみ」よりも自慰描写が多い。それはエロであると同時に孤独を象徴してもいるのだろう。ここでの名美は堕ちるところまで堕ちた女ではなく、とことんまで堕ちてゆくのかもしれないその手前で終わっているため、「らしくない」というか物足りないところもあるんだけど、その堕ちてゆく女を純粋に愛する男・村木はどの作品の村木よりも純愛の塊で、物語を美しく昇華させることに貢献している。公園のシーンが印象的で、夜の雨に赤い傘が眩しい。あと、主演の泉じゅんはいい女。[DVD(字幕)] 6点(2010-11-02 16:55:00)

974.  逃走迷路 間違われ、巻き込まれ、逃亡し、追跡し、そしてアイディアと工夫に満ち、いかにもヒッチコック映画なんだけど、同年の『疑惑の影』なんかと比べてもいまひとつ印象が薄い(てか、『疑惑の影』と比べちゃダメか)のはあまりに見所を詰め込みすぎたエンタメ志向だからだろうか。先に『北北西に進路を取れ』や『めまい』を見ている者からしてみればそのエンタメの最たるシーンであるクライマックスもちょっと弱い。このクライマックスにも言えるんだけど、ヒロインがヒロインとして出てこないのが決定的に痛い。捕まったって、殺されるようなことにはならなそうで全然ドキドキしないし。前半の逃亡劇が面白く、盲目の老人の宅に雨宿りし、ここでようやくヒロイン登場となり、ここから又楽しくなりそうになるのに。編集で魅せる船の爆破シーンはうまいなあ。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-21 14:02:51)

975.  バーダー・マインホフ 理想の果てに 後にドイツ赤軍と呼ばれる組織の成り立ちと行く末が丁寧に描かれてゆく。さすがに全てを描ききるなんてことができるわけないので、初期主要メンバー3人の動向がメイン。テロは犯罪だから許してはいけない、と今なら言えるが、当時の社会を省みた場合、テロ行為は国家の作った法によって守られた合法的犯罪に抵抗する唯一の手段だったことがよくわかる。破壊行為は革命行為であり、そもそも体制批判なのだから体制の作り上げた法を遵守する必要がない。ベトナム戦争を発端とする反米デモと、暴力でそのデモを一掃した国家。この事件をきっかけとし、反ナチズムが反体制へと受け継がれる時代背景とリンクし極左組織が生まれてゆく必然が描かれる。そして体制をつぶすための破壊行為が、反体制であるがために抑止力を持ちえず、次第に犯罪行為そのものが目的となってゆく必然。ここまでの全体の流れが実にわかりやすく、面白い。ただ、肝心のメンバー逮捕に至るまでの体制側の描き方がブルーノ・ガンツの独り舞台であまりに短絡的に過ぎる。また逮捕後の展開が駆け足に描かれるのはしょうがないにしても組織の塀の中と外、どっちつかずの描き方も面白さを半減させているように思う。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-19 14:42:39)

976.  ブラック・サンデー 《ネタバレ》 イスラエルとパレスチナの関係を簡単に説明しているがその説明があきれるくらい単純化されてて、かえって天晴れというか、娯楽に徹した映画なのだなと。シリアスにテロリストとイスラエルのエージェントの戦いが描かれるんだけど、思想だとか政治的背景はほとんど無視。そのぶん目的のテロ行為へと準備を整えてゆくテロリストたちとそれを阻止すべく行動するエージェントの攻防に見るサスペンスを単純に楽しむことができる。加えて街中の銃撃戦、ヘリと飛行船の空中バトル、スタジアムに大接近する飛行船と大観衆のパニック描写等々見所満載の娯楽作。テロリスト側の男女のドラマが若干冗長か。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-18 17:22:30)(良:1票)

977.  バンテージ・ポイント 見たのがずいぶん前なので記憶違いがあるかもしれませんが、この映画で最も印象に残ってるのは複数の視点で見せるいわゆるウリとなってる部分ではなく、中盤(?)の追いかけっこです。人を掻き分けながら全速力で走る姿をきっちりと画面にとらえ続ける。ここに尽きる。ストーリーのリアリティの破綻は全く気にならない。追いかけっこがあってハラハラドキドキできればそれでいい。その意味では最後までじゅうぶん楽しめたのだが、複数視点に関しては大袈裟にそこを強調するわりにそこから得られるものに衝撃とかカタルシスがない。衝撃とかカタルシスがなくたっていいのに、そこに不満を感じてしまうのは複数視点にこだわりすぎたことの弊害だと思う。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-15 16:08:56)(良:1票)

978.  パリより愛をこめて 《ネタバレ》 前半は面白くない。トラボルタの目的を達成するための徹底的な傍若無人ぶりはそれなりに楽しいのだが、どこにでもあるその辺の映画からもう一歩抜け出せない。シンプルなのはいいけど、何もかもがベタすぎる(ベタは狙いでもあるんだろうけど)。ところが傍若無人でもふと心を乱したりするのがこの手の映画なのだが、主人公宅にて躊躇なく友人女性を撃ち殺すその徹底を上回る徹底振りに俄然面白くなってくる。主人公をも置いてゆく早い展開もいい。スピード感溢れる演出が最も光っていたのがカーチェイスがこれから始まろうとするシーン。サイドミラーに猛追する車がぐいんと映し出された瞬間、心が躍った。手垢のついたものを寄せ集めたに過ぎないのだが、そのことをあえて前面に出してウリにしちゃってるところがコズルイというかウマイというか・・。[映画館(字幕)] 6点(2010-10-12 13:31:11)

979.  ワールド・オブ・ライズ 弟が監督した『スパイ・ゲーム』と似た構成なんだけど、痛快なフィクションであった『スパイ・ゲーム』とは違い、兄リドリーは原作がノンフィクションということもあり、痛快さよりもリアリティを選ぶ。と言ってももちろんフィクションで、社会背景など細部を丁寧に描きながらもほとんど社会派の色を持たないところは好感が持てる。ハリウッド二大俳優よりもヨルダン情報局のえらいさんが目立ってた。嘘だらけの世界でただ一人、嘘をつかない紳士ぜんとした人物なんだけど、言っても情報局のえらいさんなわけで、観客が何を信用してこの映画を見てゆけばいいのかわからないってところに面白さがあり、疲れるところでもある。CIA映画ではお馴染みの衛星からの偵察映像の使い方がうまく、最後もそこにオチをもってくるあたりがニクイ。現地の女とのロマンスとかかなり無理矢理だし、お話自体が古臭かったり、ラッセル・クロウの人となりが最後までよくわからなかったり、なんだけど、まずまず楽しめた。[DVD(字幕)] 6点(2010-10-08 17:11:08)

980.  手錠のまゝの脱獄 面白いんだけど面白くない。あまりにも人種差別をモチーフにしたわかりやすいエピソードの連続とそのエピソードを通過する前と後のわかりやすい変化(タバコとか歌の扱いとか)が完璧すぎて面白くない(時代性を考慮するとまたべつの評価の仕方もできるかもしれないけど。)。でもお話の根本は面白い。白人と黒人じゃなくても、例えば白人同士でも黒人同士でもいいんだけど、仲の悪い男同士が二人で脱走して徐々に友情を深めてゆくという話は絶対面白いわけで、だからこそこの映画、根本のところは面白いんだ。社会派とは無関係に映し出される「追う者」の描写があるから根本のところで楽しめるんだ。シンプルな話をシンプルにまとめた手腕も評価したい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-22 17:01:21)

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