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プロフィール
コメント数 4681
性別 男性
年齢 41歳

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81.  のんちゃんのり弁 《ネタバレ》 普通に楽しめました。シナリオが良かったんだと思います。 もちろん、小西真奈美の演技も良かったと思うし頑張ってらした。 主人公の小巻を筆頭に、どうしようもない旦那ものんちゃんも写真館の彼もとと屋の主人も、 みんなそれぞれに色々と複雑な思いを抱えながらもそのふれあいがまた愛おしくて、 一人一人の心情を考えながら見て楽しめたのでよくできたお話なんだろうなと思います。 あんだけ大げんかした後にみんなで夕飯食べてるシーンで笑っちゃって、 そこでお弁当ややらしてくださいって頼む展開もなんか強引で笑えました。[地上波(邦画)] 7点(2017-02-02 22:07:24)《改行有》

82.  ブラッド・ワーク 《ネタバレ》 単純に楽しめました。安定感のあるB級娯楽作品。 見えない犯人を突き詰めていく様子も見てて面白く、元FBI捜査官としての捜査能力が光ります。 いきなり暴走しちゃうようなところもその熱い想いが端的に出てるようで、こういうキャラは素直に応援したくなりますね。 元相棒のメキシコおっちゃんとの掛け合いが作品にユーモアを加える。なぜかドーナツのシーンが妙に笑えた。[地上波(字幕)] 7点(2016-12-30 09:22:03)(良:1票) 《改行有》

83.  サマータイムマシン・ブルース 《ネタバレ》 タイムマシンという古典的な要素を用いながら、 楽しげな兄ちゃんたちのキャラや研究会の部屋のデザイン、辻褄が合ってなさそうで合ってるストーリーなど、 オリジナリティある作品で感心いたしました。 特にゴチャゴチャでどこかの芸術家の部屋みたいな研究会のインテリアは好きですね。 そしてノスタルジックなあの街並みにも惹かれました。どこでロケしたんだろう?[地上波(邦画)] 7点(2016-11-23 21:07:15)《改行有》

84.  世界で一番パパが好き! 《ネタバレ》 なかなか面白かったですね〜。結構有名な役者さんたちがチラホラ出てくるんだけど、 主役のベンやリヴ・タイラーをはじめみんな若いなぁ、とその溌剌さを感じた次第です。 終盤の、ウィル・スミスのサプライズ出演も驚きでしたねぇ。 ファミリー映画にしては、エロネタだとかスウィーニートッドのグロネタだとかに挑戦してて、それもまた楽しかったです。 特に笑えたのは、互いのモノを見せ合いっこしてたところを目撃し、ベンがお説教をするシーンと、 その後にマヤとの情事を娘に目撃されて、立場が逆になってお説教されてるシーンですね。 あれは上手いですよね〜笑うに決まってます。 彼にキツイこと言って、店の裏で一人泣くマヤとか、また広告業界に戻ろうとして家族や娘と喧嘩するシーンとか、 そういうとこもぐっとくるのよね。アメリカ人って何かと大雑把なイメージだけど、ちゃんと繊細なところあるんだな〜みたいな。 そういうの知れるとなんだか嬉しくなっちゃう。おじいちゃんもいい味出してました。[地上波(字幕)] 7点(2015-08-04 00:14:27)《改行有》

85.  捨て犬マッカムの大冒険 《ネタバレ》 タイ映画だと知らずに見たのですが、そのレベルの高さに脱帽致しました。いや、映像のレベルがというより、しっかりと教え込まれたワンちゃん達の技能レベル高さに、であります。見た感じ、CGとか全然使ってなくて、いずれも実写のワンちゃん達が身体を張って演技してる模様。特に主役のマッカムは、いかにも利口そうな顔してますね~。顔で見事に演じるわんこ。タイの犬恐るべし。一番笑えたシーンは、2匹の犬が二本足で立って身を隠してて、「黙ってて!」って前足でお願いするも影でバレてる微笑ましいシーンでしょうか。[DVD(吹替)] 7点(2014-01-30 22:52:48)

86.  デッドガール 《ネタバレ》 全然期待してはいなかったのですが、 他のB級ホラーものと比べるとドラマ性が しっかりしていて、最後まで飽きることなく見れました。 ホラーといっても全然怖くなくて、それよりも 男性が持つ支配欲、所有欲、SM的欲求というものが 物語としてうまく形になっていて、 そういう意味で大変共感が持てました。 謎の全裸女性の怪演も見事だし、 主人公リッキーの葛藤している時の表情も巧いし、 相棒JTのヤバいときの表情も巧かった。 ちょっとおまけで7点つけてきます。[DVD(字幕)] 7点(2013-08-30 00:21:26)《改行有》

87.  ボス その男シヴァージ 《ネタバレ》 一言で言えば、「1秒先でさえも予測出来ない映画」でしょうか。そうです、あまりにもフリーダムすぎるのです。ストーリーはいたってシンプルで、アメリカで成功しインドに戻ってきた実業家が病院や学校を建てようとするも悪徳企業家にはめられて身ぐるみはがされてしまう。そして復讐して夢の実現に奔走する、というものなんですが、それだけで3時間はもたせられない。なので、本筋と関係ないところで歌や踊り、インドジョークが繰り広げられるんですが、これがすこぶる面白い!なんたって「ロボット」の監督ですから、ミュージカルの完成度の高さは文句無しなんです。エンドレスにず~っと見ていたいぐらい楽しい。風景やセット、衣装にメイク、音楽にダンス、そしてカット割りやカメラの動きなど、そのどれもが「インド映画」らしさに溢れている。やりたい放題の映像をずっと見ていると、なぜか元気が湧いてくるから不思議(笑)。これぞ、インド映画の魅力といったところか。悪徳企業家は文字通り嫌な奴なので、形勢逆転の時はカタルシス味わえるのだけど、後半のシヴァージはそれこそ悪人顔負けの暴力し放題で、そんなんでいいんかい!と思わず突っ込んでしまう。でもおかまいなし。終盤のカーアクションなんて、「んなバカな!」の連続。でもやっぱりおかまいなし。フリーダム。変にマトリックス意識したアクションもあるけど、これはこれで完成度高いよ。おっちゃん、COOL。[DVD(字幕)] 7点(2013-06-14 01:45:28)(良:1票)

88.  やじきた道中 てれすこ 《ネタバレ》 勘三郎さんの追悼ということでテレビで放映していたので拝見致しました。心がほっこりするような、とても面白い人情喜劇でした。たぬきの小僧が恩返しにやってきて、サイコロに化けるシーン、喜多八さんが酒を飲みまくり、豹変するシーン、お喜乃が死んだと思い込み、供養中に色々と口走ってそれをお喜乃が聞いてるシーンなど、一つ一つのエピソードが実に愉快。それでいて、終盤の「ダメな父ちゃんで悪かったな~」と弥次郎兵衛が涙するシーンなんてほろっとしてしまった。そしてまたラストの3人の笑顔。勘三郎さん、柄本明さん、キョンキョンの個性が発揮された、笑いあり涙ありの素晴らしい作品です。[地上波(吹替)] 7点(2012-12-20 21:46:50)

89.  ドッグヴィル 《ネタバレ》 セットがなく、スタジオ内に線が引いてあるだけという様相に最初は面食らうかもしれませんが、だんだんとそれが気にならなくなり、最終的にはこのスタイルが功を奏しているんだということがわかる。町並みや風景といったものはこのお話にとって二次的な要素なので、いっそのこと全て省略してしまうことにより、人の内面だけにスポットを当てられる。いって見れば観客を、人間の醜く汚い内面世界に閉じ込めてしまうわけだ。その醜い監獄は実に居心地が悪いので、嫌悪感を抱く人も多いだろう。ただ個人的には大いに共感も出来たし、また面白かった。「あぁ、その気持ちかるわ~」「こういうこともあるよね~」なんて思いながら。子守りをさせてたお母さんが怒りに震え次々とグレースの陶器を割ったり、男たちがグレースを性奴隷のように扱ったり、トムがグレースを裏切る局面であったりと、リアルなエピソードが積み重ねられていく。そして観客にとっては、ある種の鬱憤も積み重なっていく。街の人たちの理不尽な態度に。だからラストはやはりカタルシスを感じてしまうのだが、だからといって全て皆殺しにする必要があったのかなという気もする。皆殺しにしなきゃ目撃者を作ることになるし、後の復讐を恐れてのことなのかもしれないけど。犬は復讐が出来ないから、情けをかけて助けられたのだろうか。まぁそんなわけで面白かった事は事実なんですが、個人的には続編の「マンダレイ」のほうが好みでした。あちらは作りとしては二番煎じだけど、内容は経営者と労働者の関係というテーマがあったので興味深く拝見出来たのに対し、本作はただただ嫌らしいだけで、深いテーマが見えづらかった気もします。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-12 11:05:55)

90.  最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 堅実キャラで真面目なモーガン・フリーマンと、俺様キャラだけど憎めないジャック・ニコルソンのそれぞれの掛け合いが観ていて面白い。世界中、いろんなところを見て回ったけど、最終的には二人とも「家族」のもとに戻ったってところがミソですね。人間の幸せというのは、究極のところは人を求めまた求められているというその感覚だと思います。その障壁となっていたわだかまりが、この対照的な二人が出会い旅をすることによって乗り越えられた。ストレートだけど、いい映画だったと思います。[地上波(吹替)] 7点(2012-10-11 01:10:14)

91.  ミーシャ/ホロコーストと白い狼 《ネタバレ》 ナチスに占領されたヨーロッパを舞台に、少女ミーシャが連れて行かれた両親を捜す旅に出るというお話。なによりも、主人公ミーシャを演じたマチルド・ゴファールの体当たりな演技が目を見張ります。この作品、内容的には少々ありえない展開もあるのですが、そこに説得力を持たせるには、彼女の身体を張った演技が必要不可欠でしょう。見事な熱演に賛辞を贈りたいです。戦時中のこの状況下、いわば時代が彼女をひとりぼっちにさせちゃった。そんな中、旅先で彼女の味方をしてくれたのは狼だった。ママ・リタと名付けたその白い狼との交流は実に感動的。それ故にあの別れはほんと悲しいですね。でも、ああいう展開でなきゃ、別れようが無かったのも事実だと思います。物語上、必要な死だったのかもしれない。ミーシャは、ミミズを食べたりなま肉をかじりついたりと、もの凄い熱演を見せてくれるのですが、特に終盤、病棟での「身体が弱っているときの演技」が素晴らしい。子役でこんだけやれるのは大したものですよ。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-18 10:56:32)

92.  マシニスト 《ネタバレ》 やはりなんといってもクリスチャン・ベールの激やせっぷり、これに尽きますね。特典映像を見ると、どうやって痩せたかについて「断食、それだけ」と語っている。断食だけであそこまで痩せると言うのは、もうほとんど即身仏ミイラの域ですね(笑)。俳優としての彼の熱意には頭が下がるし、そしてまた、この脚本にそれだけ入れこむ価値があると感じたのでしょう。ストーリーは暗く、とても一般受けしそうな内容ではないのですが、ごく一部の人にだけ強い支持が得られそうな、そんな作品。個人的にはこういう精神崩壊系の作品は好きなので、一つのサスペンス映画として楽しく観る事が出来ました。勿論、結局はよくある妄想オチなので、またそれか~って思っちゃう人も多いでしょう。でも、その他の妄想オチ作品よりも、この作品は特筆すべき出来映えになっていると思います。晴れの日が一つもなく、いつもどす黒い雲が空を覆っている。それはいってみれば、トレヴァーの精神世界そのものであり、彼は1年も不眠が続いているといってたけど、おそらくはこの1年、晴れの日を見なかったんじゃないかと推察される。男の子をひき逃げしてしまったことが不眠&激やせの発端であることが後にわかり、それが種明かしとなるわけだが、それ意外にも、彼を取り巻く人たち、工場で働く人々や娼婦、あるいは自分自身の境遇など、全体的に抑圧や空虚さ、生きにくさみたいなものが細かく描かれていて、おそらくトレヴァーは、ひき逃げが発端ではあるんだけども、彼の境遇や周囲の人たちとの関わりといったものが、その妄想世界を拡大させていってしまったのではないだろうか、と感じさせられる。それが描かれているから、妄想オチの設定そのものに頼るだけの他作品と違い、言いようのない暗さが強く共感出来る要因になっているのではないかと感じられるのだ。勿論、クリスチャン・ベールの熱演も大事なファクターの一つなんだけども。[DVD(字幕)] 7点(2012-07-16 20:48:31)

93.  ストランデッド 《ネタバレ》 序盤は、「うわ~安っぽいCGやな~」「宇宙飛行士やのに、そんな基本的なこも知らんの~?」「みんな短気やな~」なんて色々とツッコミ入れながら観てたのですが、5人中2人しか生きられないというメンバー捨拾選択の展開になってから面白くなっていきました。そして謎の洞窟に入っていくと、壁に人工的な模様が現れ、、、という展開はロマン大好きっ子にとっては実にワクワクしますね。会話はテクニカルなものに終始しているし、ハリウッド映画のような派手さはないので到底一般受けはしないですが、ハードなSF好き、そしてロマン好きにはぜひお勧めしたい一本です。これまで、火星には数多くの探査機が送り込まれて調べられてきましたが、今でもまだひょっとしたら、、と思わせるだけのオカルト的魅力が火星にはあるので、そのへんの想像力が刺激されて良いです。[DVD(吹替)] 7点(2012-05-24 23:25:38)

94.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》 角膜移植手術を受けると、幽霊が見えるようになった、という設定。そして、鏡に写っていた自分の顔が違う顔だった~!っていう、途中の展開。そして、角膜提供者のリンも幽霊が見え、悲しい過去があったという展開。お話がよく出来てるな~と思うんです。そして独創的ですよね。こういう設定は、ありそうでなかったな~と。最近のホラーは、かなり非現実的で意味不明なものが多いのですが、この作品は全部辻褄があっていて無理もなく、その点は好感が持てました。幽霊の皆さん方も、すごくリアリティががあるように見えました。あ、もちろん僕は幽霊を見た事はありませんが、実際に見えると言う人は、たぶんこんな風に見えてるんだろうな~みたいな、そういうヴィジュアルなんですよね。ただ、幽霊が出てくる度に「ダーン!」みたいな衝撃音が必ずついてくるのはちょっとくどいかなと(笑)。それに、電車の窓ガラスに予告なく映ったりする幽霊とかも、狙い過ぎててちょっと嫌ですね。この作品で特に気に入ったのは、終わり方です。再び盲目になってしまった彼女は、「でも、この世界には美しいものがあるんだってことがわかった」って、待っていたボーイフレンドと対面して終わると言う、これ以上ないほど爽やかなラストだなと思うんですよね。なので、少しおまけの7点を献上しようと思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-02 00:18:41)(良:1票)

95.  ジャケット 《ネタバレ》 なかなか良かったと思います。なによりもまず、主人公のエイドリアン・ブロディがハマり役なんですよね。痩せてて病的な感じで、いつも困ったような顔していて、印象深い笑顔のブロディ。彼がこの役を演じていなかったら、これほどまでに感情移入出来たのだろうかと考えると、ブロディの力量でこの作品の良さが保たれているんだなってのがよくわかる。そして、ダニエル・クレイグ。最初出てきた時には、ダニエル・クレイグに顔が似てる別人だと思いましたからね(笑)。こういう役も出来るんだな~すげぇな~と関心しきりでした。そして、キーラ・ナイトレイのキュートさ、これですよ。ほんと言うと、恋愛ドラマとして一番楽しめた次第です。もちろん、謎解きの要素もそれなりには楽しめるんだけど、そんなことよりキーラ・ナイトレイちゃんの、積極的に家に誘ってきて、それでいてツンツンしたキャラがたまんなく好きです(笑)。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-01 19:44:20)

96.  名犬ラッシー(2005) 《ネタバレ》 家に帰る為に、スコットランドの山谷をラッシー一匹で駆け抜けていく雄大なショットが印象的。なんといっても、コリー犬ラッシーの優雅なたたずまい、美しい毛並み、知的な顔立ちが観ていて惚れ惚れしますよね。僕みたいな犬好きにとっては、ラッシーが画面に映る度にナデナデしたくなる衝動に駆られる(笑)。ファミリー映画、特に子供向けなので、全体的に生ぬる~い展開ではありますが、それでもやっぱり、雪の中横たわるラッシーをジョーが発見して運命の再会を果たすシーンはじ~んとくるものがありますね。個人的には、大道芸人のおっちゃんを助けようとして命を落としてしまうワンコが一番の泣き所でした。途中、ネス湖のネッシーがカメオ出演し、さすがにあれはいらないんじゃないかな?とは思うものの、全体的には良質のファミリー映画に仕上がっていると思います。[DVD(吹替)] 7点(2012-04-22 16:48:31)

97.  ●REC/レック(2007) 《ネタバレ》 凄く面白かったです~。上映時間77分でコンパクトにまとめられたお化け屋敷映画ですから、こういう作品にストーリーがないという批判は筋違いでしょう。ストーリーうんぬんを語る気など最初からないのですから。それよりも、みんなでキャーキャー言いながら、時にはつっこんだり笑ったりしながら頭空っぽにして観るのが一番です。皆さんとても迫真の演技で、実にリアリティが出ていたと思いますよ。お国柄なのか、みんなでこぅワ~っとまくしたてるみたいな感じで、その騒ぎっぷりや勢いがこの作品の勢いとなってプラスに転嫁してると感じました。最初は住民のバアさんがなにやらおかしいというところからはじまり、おっちゃんが噛まれ、もう一人が上から落とされ、少女がゾンビ化し(これが結構怖い!)、一階がゾンビに支配され、停電し、上の階に追い込まれ、、、という風に、どんどん追いつめられていく感じがゾクゾクしていいですね。いきなりばっと出てきたり襲われたりと、ある意味ではお約束をやってるだけなんだけど、閉鎖空間という特殊性とこの作品特有の勢いにより、他のゾンビ映画や主観ホラーでは味わえない怖さと楽しさを味わうことが出来ます。[DVD(字幕)] 7点(2012-04-14 21:59:08)(良:1票)

98.  アレクサンドリア 《ネタバレ》 アレハンドロ・アメナーバルは僕の大好きな監督さんです。本作は一見するとかなりのお金がかかった大作に仕上がっていますが、どうやら興行的には失敗したそうで、なによりも真面目な内容で娯楽色が乏しいのでそのへんは致し方ないのかなと思います。でも、個人的には「アメナーバルはやっぱり凄いな~」と、期待を裏切らずに楽しめた次第です。主人公ヒュパティアが、太陽の周りを回る地球は楕円軌道であることを発見したシーンの鮮やかさ、そしてまたラストの教え子が自らの手で彼女を殺めるシーンの切なさ等、実にぐっときちゃいましたよ~。その当時、円軌道は完璧であり、世界は完璧に出来ているから円軌道以外考えられなかった。人間というのは、自分に都合良く考えてしまう癖があるわけですよね。この作品で取り扱われている宗教戦争というのも、やはり「神の言葉」とやらを振りかざして、自分勝手に解釈したり作り上げたりして人々を分断し争わせていく。この作品は、一見すると宗教は嘘偽りでどうしようもなく、学問は崇高なもののように対比されて描いているように思いがちだけど、そういう対比がテーマではないと思うんです。宗教とか学問とかじゃなく、むしろその先にあるものですよ。例えば科学というのは、長らく宗教を駆逐するものだとして二項対立に考えられてきたわけだけど、科学っていうのは、要するにこの現実をそのまま受け止めて、世界がどのようにして出来たかをありのままとらえようとする姿勢なわけでしょう。その姿勢というのは、この世界が神の手による創造物なのだとしたら、その神に対して最も真摯な態度だと思うんですよ。この世界をしかと認識しようとせず言葉というものを都合良く解釈するだけの姿勢と違って、学問的姿勢こそが実は最も神に対して忠実ではないのかと。だから、キリスト教を受け入れなかった天文学者ヒュパティアは、実は誰よりも神に真摯な姿勢だったと言えるわけです。最後まで信念を曲げずに絶命し、やがては讃えられる彼女の存在は、まるでイエスの生涯に重なるものがあるように思えてきます。前述したように派手さはなく、観客受けするアクションシーンもありませんが、間違いなく良作だと個人的には思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-04-13 20:45:42)(良:2票)

99.  南極料理人 《ネタバレ》 なかなか面白かったですね~。終始、ゆる~い笑いをかましてくれて、それが個人的にはツボでした。この映画だけ観たら、越冬隊の人たちは税金で食って遊んでるだけの人に思われそうですね(笑)。彼らの仕事人としての描写はほとんどなく、仕事以外の余暇や食事、生活といったものに焦点当てられている。変に仕事人としての顔を入れるよりも、こういう思いきった構成で結果としては良かったんじゃないかと思います。エビフライの合唱とか、ステーキ肉の火遊びとか見てると、越冬隊の面々がだんだんと子供に見えてきます(笑)。そんで、主人公の西村くんはお母さんに見えてくる。お母さんと7人の子供達による漫談劇みたいな感じ。そして、西村くんが作る料理の旨そうな事旨そうな事。タイチョーの「西村クン、僕の体はラーメンで出来ているんだ」には爆笑しちゃいました。見終わってから僕がまずやったのは、家でインスタントラーメンを作って食べる事でした(笑)[DVD(邦画)] 7点(2012-04-08 01:12:22)

100.  幻影師アイゼンハイム 《ネタバレ》 なかなか面白かったですねぇ。似た様な作品に「プレステージ」がありますけど、あちらよりもストーリーがわかりやすくて楽しめます。奇術を披露するシーンはどれもCGで、その点に賛否両論あるみたいですが、あくまでもファンタジー映画ですからね。この主人公が15年間行方知れずで、その間にどういう経緯があったのかは謎になっているので、彼の存在として奇術師かそれとも超能力者なのか、そのどちらとも言えないような感覚がなかなか良いんですよ。オチに関しては、正直に言うとソフィが刺され、馬に横たわって出てくるシーンで、「あ、これは殺されたことを演じて脱出する計画なんだな」って察しがついたんですけど、その後に「犯人が捕まった。だがアイゼンハイムは納得しなかった」みたいに、警部のナレーションが入ってくるわけですよ。だから、そういうどんでん返しではなかったのかぁと思いながら最後まで観るとやっぱりそのどんでん返しなわけです。警部のナレーションは、逮捕直後の語り口だったということなんですね。個人的には落ちそのものよりも、アイゼンハイムを捕まえようとした手がするっと体を通り抜ける、あの鮮やかさが良かったですね。さすがにそれは予想出来なかった。ソフィが死んだように見せかけられたところは少しできすぎの気もするけど、まぁ、、娯楽作品として本当に楽しめるし、よく出来ているので人にはお勧めしやすいです。[DVD(字幕)] 7点(2012-04-03 18:32:22)(良:1票)

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