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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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81.  スティング 《ネタバレ》 私もこの映画、「大好き」です。ですが、どのくらい好きか、なんてことを競おうとすると、某レビュワーさんの思い入れには到底太刀打ちできそうにないので、ここは潔く引き下がりましょう(何て素直なんだ)。子供の頃TVで初めて観たその翌日、叔父と交わした会話、「昨日『スティング』観たで!」「あれは面白かったやろ」「ウン!!」なんてのを思い出します。この映画を象徴するシーンは、ポール・ニューマンがトランプ詐欺に先立って、見事な手捌きでカードトリックを実演してみせるシーンでしょう。カメラが手元しか映さないので「どうせプロの手品師がこのシーンだけ吹き替えで演じてるんだろ」と思って観てると、いきなりカメラがスッと上を向き、そこに映った顔は紛れも無いポール・ニューマン本人。まさに「ヤラレタ」。ここで彼が見せる「ニヤリ」は、映画の中の役としての「ニヤリ」だけではなく、彼本人の、してやったりの「ニヤリ」。そしてジョージ・ロイ・ヒル監督もまた我々に向って「ニヤリ」としているのが感じられます。こんなイタズラ心に満ちた、この上もなく楽しい映画であります。10点(2004-10-17 01:16:53)(良:2票)

82.  ゴッドファーザー 今朝、マーロン・ブランドの訃報が。合掌。さて昔から何度も観てきたお気に入りの本作、今更何を語ればよいのやらとまどうのですが、先日デジタルリマスター版とやらを見てきた事もあり。デジタルリマスターによって何が変わったのかというと、大して変わってないのですが、ニュープリントによって画質が改善した他、音声がデジタル処理でクリアに。細かい音もよく聞こえるようになり、滑舌の悪かったマーロン・ブランドのセリフ回しもスラスラ聞き取りやすく・・・は、さすがになってないな(当たり前だ)。で感想ですが、この映画、やや説明不足の感が否めません。ほぼ破局状態だったカルロとコニーの関係は途中ほとんど語られなくなるし、当時コニーのお腹にいた赤ちゃんはいつ生まれたのやら、気がついたら二人目(らしき)の赤ちゃんの洗礼式やってるし。マイケルにもいつのまに息子が?家族関係の描写ってこの映画では重要に思われるのに、結構省略されちゃってます。各シーンの間の年月も判りにくく、想像で補わねばならない。さらにはクライマックスの大虐殺、いささか性急なもんで誰が殺されてるのやら少々わかりにくい(モー・グリーンのシーンはスバラシイ!)。でもね、やっぱりこのシーン好きなんです。「見せる」ことへのこだわり、『知りすぎていた男』の劇場シーンなんか思い出すじゃないですか。それに、先ほど「説明不足」とは言いましたが、別に説明の下手な映画ではなくて正反対、冒頭の結婚式のシーンなど、このシーンの流れだけで、人物設定や背景を端的に伝えきっており、見事な手腕、このシーン好きなんです。まあ全体的に「説明不足」というよりは「詰め込みすぎ」と言う方が当たっているかも。多少説明を省かなきゃバランスとれないほど、欲張った映画なのです。その一方、随所に挿入されるショックシーンのどぎつい印象もまたこの映画の魅力。脳裏に焼きついたらゼッタイ離れない。そんなわけで、何度でも観たい大好きな映画、この度の劇場での鑑賞もたっぷりと充実感を味わえました。それにしてもマーロン・ブランドは当時40代・・・見えん。10点(2004-07-03 17:02:37)(良:1票)

83.  捜索者 観終わった瞬間の充実感、格別のものがあります。映画冒頭、暗い家の中から女性が扉を開けると、そこは広大なる荒野、観るものをいきなり別世界へといざないます。すると向こうから馬に乗ってやってくる人影、それこそが、久しぶりに現れたジョン・ウェインなのでありました。で、話は飛んで映画の最後、残念ながら冒頭シーンとは別の家なのですが、今度は人々が家の中に入って来て、カメラも屋内に下がり、ジョン・ウェインだけを外に残して扉が閉められ、THE END。↓おっさん様もご指摘の通り、誠にシビれる大団円であります。さてこの映画、先住民に身内を殺され、誘拐された男達の壮絶なる追跡劇でもあり復讐劇でもあるのですが、陰惨な雰囲気に堕していないのは、絶妙のユーモア感覚のお陰でしょう。今で言うところの、ロード・ムービーみたいな味わいすらあります。途中、エピソードと手紙朗読を交差させる等、演出の面白さにも事欠きません。そして戦闘シーンのダイナミックなこと!俯瞰の構図による立体感、カメラが全速力の馬に併走する躍動感。まさに満腹感を味わえる一本だと思います。10点(2004-02-01 16:29:10)(良:4票)

84.  マイク・ザ・ウィザード これは間違いなくバカ映画、かつアホ映画、でも、無類のカタルシスを感じられる素晴らしい映画。奇書ならぬ、一種の「奇画」ですね。こうなりゃもう何が何でも支持しますヨ。スタッフを見ても判る通り、マイク・ジトロフという特撮マンのワンマン映画、自分自身の役で映画に登場してきます。が、出て来たらもう一目瞭然、「このヒト、あぶない」。完全にイっちゃってます。で、この人、特撮マンながら、組合に所属してないため仕事になかなかありつけない。しかし、ヒョンな事から、彼の元に、TV番組用の特撮フィルム製作の仕事が舞い込む。期間はたった3週間。かくして彼の艱難辛苦が描かれていくのですが。映画の描写が全体的に、出来損ないの地下鉄のザシみたいな、異常な暴走ぶり、さらにはどこかネジの外れたようなギャグの連続、明らかにこのマイク・ジトロフという人の精神構造の危うさを反映してます(しかしめげずに先を観ていこう)。資金作りのために泣く泣くコレクション(←って言っても何やらサッパリ判らん代物の数々)を売り払い、撮影は何とか進んでいくものの、実は裏でプロデューサーが、「ホントに期間内にフィルムを作ってくる事ができるか」賭をしていた、というアリガチな設定。よって、様々な妨害が。ちなみにこのプロデューサー役のリチャード・ケイという人、実は本作の製作者でもあります(劇中でマイク・ジトロフに協力する作曲家スティーヴ・ショスタコーヴィチ(!)を演じているのも、本作の音楽担当ジョン・マサリ)。 で、ドタバタの末、何とかフィルムは完成するが・・・撮影途中では何やってるのか判らなかったシーンの数々が最後に見事に繋がり、ファンタジックな特撮フィルムとして完成されているその様は、意外な程、驚く程の感動を呼び覚まします。「一体ボクは今、何ちゅう映画に感動してるんだ?」。いいんです、もう。テマヒマかけたストップモーション、手作りの特撮が、怒涛のように流れていくのを観る時、それは至福のひとときであります。映画の中ではどんな夢も実現させてしまう、彼ら特撮マンは、まさに現代に生きる魔術師。これは、その特撮への愛を熱く語った、魂の映画です(でもバカ映画ですよ、念のため!)。10点(2003-12-30 22:45:03)(笑:1票)

85.  さらば、わが愛/覇王別姫 これは実に衝撃的でした。私の中で、これほど尾をひいてしまった映画も珍しい、と言える程。これは本当に香港映画なのか?これが香港映画?ああこれが、香港映画なのか!(←しつこいなあもう)。香港映画と言えば軽い娯楽作を連想しがちだった私。しかるにこのあまりにも壮麗かつ壮大な映画、これは一体何なのか。しかも確かにこれは、「中国人だからこそ」作ることのできた映画と言えるでしょう。芸術と人生の葛藤、これは洋の東西を問わぬ普遍的なテーマではあります。しかし後に残されるべき「芸術作品」を「作り出す」ためではなく、自分自身を芸術と一体化させ、芸術にすべてを捧げ尽くす京劇の世界、この世界をこれほどの説得力と深みを持って西洋人に描き出すことが、果たしてできたかどうか(できたりして)。暖色系・寒色系に染められた映像と、京劇舞台の映像とが織り成す幻想的な世界、しかし激動の歴史はそれを容赦なく揺り動かす。芸術は不変不滅と人は言う。本当にそうなのか?社会の荒波の前に芸術は無力に翻弄されるだけではないのか?そしてついにたどり着く、レスリー・チャンの最後の表情。あまりにも切なく、脳裏にこびりついて忘れられません。夢に出そう---って言うか、映画を観た晩、夢に出た。夢の中で僕はTVを見ていた。夢の中のTVは、この映画にはモデルになった実在の人物がいる、と紹介していた。泣きそうになった。目が覚めて夢だと気づいてもなお切なかった。いや、勿論フィクションだということは重々承知してるんですけどね、なぜかそんな夢を見てしまう。まあこれが映画的リアリティというやつではないか(と、妙に強引に締めくくる)。10点(2003-11-30 00:36:58)(良:2票)

86.  JAWS/ジョーズ どうしてこんな映画が存在し得るのか、もう、スバラシイです。コケオドシはリアリティを超える、ということがよく判ります。何もかもが絶妙で、シビれまくり。いくらホメてもホメ足りない! 前半、最初の犠牲者が海岸で発見されるシーン、ロイ・シャイダーの背景にカモメが喧しく鳴き叫び、不気味ですが、このカモメのモチーフはラストシーンに明るい形で再提示され、いかにも大団円、完結した印象を強めます。しかも元はと言えばこのモチーフは『白鯨』からの引用でもありますね。あと、ドレイファスが水中オリを使ってサメと戦うと主張し、三人が口論になるシーンで、喧嘩のシーンがそのままオリ組立て作業へと切れ目なく移行したり。そういう、色んな計算が詰め込まれた、楽しくて仕方ない映画ですが、勿論、最大の魅力は、そういった計算すらほとんど気にとまらない程の、圧倒的なサメの迫力であり、緊迫したストーリー展開であり、ユニークなキャラクター設定であります。10点(2003-10-19 00:38:18)(良:4票)

87.  アパートの鍵貸します 美男と美女がウダウダ恋の駆け引きするような映画は、好きじゃないというより、興味無いので殆ど見ません。では好きな恋愛映画は、というと、つまり本作です。基本的にアウトオブ眼中(古いなあ)、この切なさがタマリマセン。でも暗さは無く、悲哀を描きつつも全編に軽妙さが行き渡っており、笑いのツボも押さえてます。素敵な映画です。10点(2003-10-11 22:22:30)(良:1票)

88.  お熱いのがお好き とにかく底抜けに楽しい! オモシロ映画を作ってやるんだという激しい意気込み、トニー・カーチスとジャック・レモンとの掛け合いの鬼気迫る気迫、な~んてものは観てる間はぜ~んぜん感じずに楽しんでしまえます。が、観終わった瞬間、映画の内容からはまるで予想もしなかった、そこはかとない感動を覚えます。10点(2003-10-05 00:10:04)

89.  U・ボート 連合軍を震え上がらせた神出鬼没のUボートも、その内部では、若者達が、潜航時には艦内を駆け回ったり、駆逐艦をやり過ごすために息を潜めて怯えてたりしてた、という話。航行不能で海底に沈んだ絶望的な艦内で、酸素の消費を減らすために眠るんですが、人間、眠ってる間だけは幸せなんですね。で、目が覚めたらやっぱり非常灯の下に沈鬱な艦長の横顔。何も状況が改善していない元の現実に引き戻される絶望感。誰しも似た経験ある生々しいシーンじゃないでしょうか。その他、印象的なシーンやセリフの数々が、どうにも忘れ難い映画です。10点(2003-08-17 14:08:57)(良:1票)

90.  明日に向って撃て! これは好きです! 列車強盗の現場に到着した謎の機関車。この機関車の描写って絶対『激突!』を先取りしてますよ。ラストの銃撃戦は類を見ない壮絶さ。前半の追跡エピソードが最後にまた効いてくる、脚本の妙。何もかも好きです。ところでバート・バカラックがオスカー作曲賞とってますが、ほとんどの場面は音楽無かったですよね?それでもいいの?ま、いいんでしょ。10点(2003-08-12 22:58:40)

91.  激突!<TVM> こう何度も観てると、バランスの悪さが目につくのは事実。特に、どう考えてもレストハウスのシーンは長過ぎて変、時間稼ぎのように思えますよね。まあ、まだスピルバーグ若かったし、申し訳ないけどこれはマシスンのせいということにしましょうか。やっぱりね、幾らアラがあっても、この作品を始めて観た時の、脳天に穴が開くような衝撃というのは、忘れられません。タンクローリーに追われるだけで一本の映画になり得るの?と思いながら見始めたら、もう、この怖さですからね。後半のみなぎるテンション、強烈なラスト、まさにオンリー・ワンな映画です。10点(2003-08-12 13:52:31)(良:1票)

92.  街の灯(1931) 映画の設定を、セリフに頼らずに観客に伝え切ってしまう、恐るべき手腕に舌を巻きます。で、途中のドタバタギャグが最高。最後はホロリ。全身で笑わせて、表情で泣かせる、サイレント喜劇の究極と言っていい映画でしょう。10点(2003-07-26 20:42:26)(良:1票)

93.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 大学受験を控えて、しばらく映画は断とうかと思い、最後にチケット買ったのがコレ。ちなみに一緒にもう一枚買ったのが『チャイルド・プレイ』。バカだね~。閑話休題、私はこの映画、大変好きなんですが、一番の理由は、観終わって、「イングマルとサガの二人、今頃どうしてるのかな~」なんてセンチな気分になっちゃうからです。懐かしさ溢れる映画です。もしハリウッド製だったらきっと続編とか作っちゃうんだろう。ゾッとするね。10点(2003-07-20 21:47:05)

94.  モダン・タイムス もう文句無し、大好きな映画です。とりあえずこれだけ言わせて下さい。先日、4歳の甥にビデオで見せてみたんですがね。まあ4歳児にはわかりにくい部分もあるので、私が活動弁士の役をつとめたわけですが。何と、画面を正視できないくらい腹抱えて笑い転げてるんですよ。時空を超えた笑いといいますかね、世紀を越え、国境を超え、世代を超えても、チャップリンの笑いは伝わってるんだなあ、と、何とも感動した次第です。10点(2003-07-20 09:49:56)(良:4票)

95.  カプリコン・1 先の読めないストーリー展開のオモシロさは無類で、ハイアムズ映画とは思えない(他がヒドすぎる。勿論嫌いじゃないけどね)。ハイアムズ恒例の「クルマ目線」のカーアクションも見事にキマって、大興奮。ゴールドスミス御大の音楽がたまらなくカッコよくて、『猿の惑星』と双璧をなすカッコよさ。御大、いい仕事してる!  【2009年1月4日追記】今日で冬休みオシマイ、明日から出社で気が滅入るもんで、景気づけに、1月4日にちなんだこの映画を鑑賞(ロケット発射日が1月4日なのです)。いやあ久し振りに観たけどやっぱり最高、そこそこ元気が出ましたです、ハイ。10点つけといたのはマチガイなかった。いや12点くらいに修正したいね。手に汗握るアクションとカッチョ良過ぎる音楽、それに対してエリオット・グールド演じるコールフィールド記者のノラリクラリぶりのギャップがオモシロい。大体、火星ロケットからの映像において、無重力の宇宙にいるハズのブルベイカー飛行士の目から涙が流れ「落ちて」いる事こそを指摘すべきですよね~。気付かない、それがコールフィールド記者の、良いところ(笑)。[CS・衛星(字幕)] 10点(2003-07-06 16:28:13)

96.  未来は今 観終わって「これだーっ」って大喜びした映画です。これは、ほんとに、オモシロイ。他のコーエン作品と微妙に異なるバカバカしさがあるのは盟友サム・ライミが脚本に参加してるからでしょうか?10点(2003-06-22 13:54:02)

97.  レクイエム・フォー・ドリーム 目新しい事やる代わりに完成度の低い映画を「実験的」などと呼んだりして、まあそれはそれでよいのですが、「実験ばかりじゃなくてたまには実践・応用編ってのはないのか」という気持ちにもなります。それに対する回答の一つが、本作でしょう。これは、映画が表現しえた、ある到達点だと思います。全編にわたって凝ったカットが執拗に用いられ鼻につく程ですが、実はコレがミソ、観てるうちに観客はこの手法に「慣れ」を起こし、あのとてつもない息詰まるクライマックスを迎えても、充分なリアリティをもって受けとめられるのだと思います。違うかな?とにかく鮮烈極まる映画です。あと関係ないけど、この物憂い音楽、クロノス・カルテットが演奏してるというのがまた、ファンとしてはポイント高いなあ。10点(2003-05-25 01:15:43)(良:1票)

98.  カサンドラ・クロス これは「タワーリング・インフェルノ」と並ぶ私の昔からのフェイバリット。子供の頃の私に映画の面白さを叩き込んでくれた作品です。救急車のサイレンから始まるアッと驚く冒頭、先の読めない意外な展開、そしてクライマックスへ怒涛の一点収束!あー書いてるだけで興奮してきたぞ。後のコスマトス作品を全く感じさせないこの演出のすごさ。ここぞというシーンで目のドアップのカットが入るのがとてつもない効果。恐い!あと、音楽も最高。後にゴールドスミス御大の名を知るようになってから、「あのカサンドラ・クロスのスコアが書けるのは御大以外にあり得ん!」と思って調べたら、案の定そうだった、というのもちょっとうれしかった思い出。10点(2003-05-25 00:42:48)(良:1票)

99.  タワーリング・インフェルノ 僕にとって究極の映画。子供の頃、この映画に出会わなければ、果たして今ほど映画が好きになっていたかどうか。これまでも、おそらくこれからも、ベストワンの映画と言っていいでしょう。この映画について述べ出すと、到底ここには書ききれないので、以下略。10点(2003-05-23 22:18:01)(良:1票)

100.  暴走機関車 エンドロールの途中で席を立つのは嫌いなんですが、この映画は「立たなかった」んじなく、「立てなかった」作品。真っ白な雪の原野をバク進する黒い機関車の映像は絶望的で異様の一言(撮影アラン・ヒューム)。圧倒されます。ヴィヴァルディ「グロリア」の挿入も実にハマってる!ちなみに、黒澤明監督が準備してた元脚本とは、コンセプトも終わり方も全然違ってます(元の脚本の方も面白いですよ)。10点(2003-05-11 13:42:25)

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