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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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81.  キングダム2 遥かなる大地へ とにもかくにも、セリフ多すぎ、何でもかんでもひたすらセリフで説明する。戦況を説明し、作戦を説明し、状況が危機的であることを説明し、何も説明するネタが無いヤツは代わりに一生懸命、感想を述べる。質問するのもストレートなら、それに対する答えもストレートで、何のヒネリも無ければ含みも無い。 ここまで「わかりやすさ」が徹底されているとなると、これはもう、作り手側も意識的にやってるんでしょう。このくらいわかりやすくしてあげないと、どうせ見てる側はついてこれないだろうから、、、と高をくくられているのなら、つまるところ我々の側にも責任があるのかも知れませぬ。 とは言え、やはりこのセリフまみれには閉口してしまいます。例えば職場で、みんな大変な状況なのは誰しもわかっているのに、わざわざ自分がどう大変かをアピールして、忙しい忙しいと連呼するヤツがいたらやっぱり、鬱陶しいじゃないですか。 映画では時々、合戦シーンが入って、その間はセリフが控え気味になるので、ホッとします。 合戦シーンはさすがと思わせるものがありますが(中には「あれ、それでおしまい?」というシーンもあるけど)、荒野を舞台にやや似たようなシーンが続いてしまう点、派手な割には薄味にも感じます。 主人公サイドには暴走キングコング真壁が参戦(ちょっと古いか)。と思ったら敵方にはファンキーウェポン田口が登場し(これも古いか)、『パパはわるものチャンピオン』以来の共演ですかね。メディアミックス戦略にしてはプロレスラ―っぽさを出せていないですが(せいぜいショルダースルー)、新日の発言権の弱さか、それとも一種の節度というものか。[地上波(邦画)] 3点(2023-08-15 07:25:14)《改行有》

82.  リトルトウキョー殺人課 監督のマーク・L・レスターは、みんなの大好きな『コマンドー』の監督さんなので、大抵のことは大目に見なければいけません。 しかしこの、「さあ今から間違ったニッポン文化を描きますよ」と宣言してるようなヤバそうなタイトル、どうなることかとヒヤヒヤする訳ですが、さすがは『コマンドー』の監督。やっぱり面白い。むしろ、面白い。 そもそも、舞台はあくまで日本ではなくリトルトーキョー、ですから、描写が全部間違ってるのか、それとも一部は正しいのか、私にはわかりません(全部正しいということはまさか無いと思うが)。わかりませんが、もし実在するのなら一度は入ってみたい、盆栽クラブ。 この作品が現地の日系人に対する偏見を助長していないこと、みんな笑ってスルーしてくれること、それだけを願っております・・・。 さて、主演がドルフ・ラングレンで、相棒がブルース・リーの息子。武士道に生きる白人と、あくまでアメリカ的な感覚を持つ日系人、という組み合わせが設定の妙で、ある意味、互いに何のチェック機能を果たしていない(笑)。もはや日本文化の描写は間違え放題。ドルフ・ラングレンが再三披露する二ホン語は流暢過ぎて、ネイティブの我々にもほとんど聞き取れません。 でもって、わずか79分という尺に、無理やりアクションを詰め込んで、まさに無類のスピード感。ストーリーなんぞ無いのに有るかのように感じさせる、あるいは、ストーリーが無いことに気づかれる前にさっさと映画を終わってしまう、見事な手腕と言えましょう。 クライマックスで日の丸に「闘魂」と書かれたハチマキ姿になるドルフ・ラングレン。ここまでせっかくムキムキで強そうだったのに、ハチマキ姿になった途端、何だかラルフ・マッチオの霊が乗り移ったように弱そうに見えてしまうのが、残念でした。どうでもいいけど。 ケイリー=ヒロユキ・タガワのイッちゃってるような表情は、インパクトありまくりでした。[インターネット(字幕)] 8点(2023-08-14 09:18:32)《改行有》

83.  悪魔の赤ちゃん2 前作でかなり出し惜しみしたとは言え、例の悪魔の赤ちゃん(←あくまで邦題ですが)の姿はすでに画面上に登場して我々も知っているので、2作目では遠慮なくガンガン登場するのか、と思いきや、やっぱり画面になかなか現れない。予算の関係なのかどうなのか(いや、そうに決まってる)。 しかし、この画面になかなか登場しない(させられない)制約というのは、これはこれで別の可能性も引き出している訳で、姿を写さない代わりに不気味な泣き声でその存在を描くのが、効果を上げています。いや、いくら低予算だろうが、リック・ベイカーの手によるナイスな造形の撮影用ギニョールはあるんだから、登場シーンを増やすことは可能、というか、むしろ増やしたくなるのが人情だろうけれど、そこはグッと堪えて、出し惜しみ。 見せてナンボのCG時代にはこういうアプローチも難しくなって(こういうアプローチをとる必要も無くなって?)、これもまた、良くも悪くも当時のホラー作品ならではの味わい、でしょうか。こういう映画が後の80年代のホラー量産の礎を作った、と思えば、ラリー・コーエンの先見の明みたいなものが感じられてきます。 という訳で、微妙なホメ言葉を並べて結局は、地味な作品だと私は言っているのですね。 姿は露わさねど、人数は増えた悪魔の赤ちゃん(数少ない出番ながら、動きは前作よりも良くなった気が)。彼らの抹殺を図ろうとする警察と、それを阻止しようとする組織の対立が描かれる、という趣向ですが、それなりに地味。地味ですが、雰囲気はある。夜の不気味さ、みたいなものがよく出ています。 で、例によって、我が子となると理性が揺らぐのが親心。周囲からすれば、次には一体何を言い出すやら予想できない、それが親心。 ラストの尻すぼみ感も含めて、これは一種のホームドラマなんですよ、きっと。[インターネット(字幕)] 7点(2023-08-14 08:31:05)《改行有》

84.  新・網走番外地 さいはての流れ者 映画冒頭の出演者クレジットを見ていると、おっ、と思う。「下沢広之」と出てきて、要するに子役時代の真田サンなんですね。子役時代にこうやって何度か健さんと共演して、ハリウッドスターの今がある、と思うと感慨深いものがあります(モンスター・イン・ザ・クローゼットに出てるポール・ウォーカーを見た時ぐらい感慨深い)。健さん演じる主人公の息子(血は繋がらないけど)ということで、出番もセリフも比較的多い、重要な役。今の面影があるかというと、「そういわれてみれば」ぐらいではありますが、時々、確かにこれは真田サンだわい、と思わせる美少年ぶりが垣間見えます。 というのが、正直、作品の最大のインパクトでして、もうひとつはじけていない印象の作品です。監督は佐伯清で、本シリーズではこの一本のみ。真面目過ぎるんですかね。いや、荒海を舞台にしたアクションもあるし、息子その他を人質にとられて危機一髪なんていう場面もあるし、もちろんラストはしっかり殴り込みで締めてくれるし、硬派なアクション映画にはなっているのですが、真っ当なだけに、この何でもアリなシリーズの中では、あまり目立たない作品になってるように思えます。 馬ゾリレースが前半のハイライトで、ここでも色々と作品を盛り上げようとはしているのですが、いかんせん、もともとスピード感の無いレースなもんで、地味な印象は拭えず。 谷隼人はどうあがいても作品に活かせそうにない役どころですが、せめて山本麟一は物語上、もう少し活かせなかったものかと。単細胞っぽいところは持ち味ではありますが、最後まで雑魚キャラっぽいままだったのが残念。[インターネット(邦画)] 5点(2023-08-11 06:40:27)《改行有》

85.  ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 何だかよくわからんがとにかく、ここまでやってくれたらもう、10点でいいじゃないか、と思いました。 潜水艦のくだりはさておき、まず見どころは砂漠での攻防戦。すさまじい砂嵐の中で繰り広げられる銃撃戦が圧巻ですが、こんなのまだまだオープニングの一環に過ぎないよ、と。 次から次に展開されるアクションと、そこに仕込まれた意外性。ストーリー自体は、何やらしょうもない鍵の争奪戦に過ぎず、理屈もヘッタクレもない。メンドくさい設定をあれこれ映画の中で説明して失速するくらいなら、どうでもいい設定でもって一気に突っ走ってしまえ、というのが潔い。実際、ホントはどうでもいいのに、無理やりややこしそうな設定を持ち込んで尺を伸ばそうとする映画の何と多いことか。このシンプルさが、かえって新鮮です。 手錠でつながれた二人のカーチェイス。クルマの横転も意外なら、横転によって引き起こされる事態も意外で、映画の面白さが次々に引き出されていく。 トム・クルーズが実際にバイクで崖から飛び降りるスタントは、予告編でももっとも目を引くところですが、「そこからどうやって走る列車に乗り込むか」という大きな問題がまだそこには残ってる。それを、実にバカバカしくも意外性をもって、「これしかない」というタイミングで画面に再登場してみせるトム・クルーズ。いやホント、あり得ないしバカバカしいし、だけど最高。 そんでもって、列車を舞台にしたアクションをこれでもか、と。いやあ、列車モノにハズレ無しですね。どんなに例外が多くとも。 列車とくると、「駅」というのも昔から、映画の中にしばしば魅力的な舞台として登場する訳ですが、本作では「駅」を描かなかった埋め合わせのように、「飛行場」を舞台として取り入れ、サスペンスを展開します。 いやホント、サービス満点。お馴染みのメンバーもいいんですが、主人公を追う二人組、目立つ存在ではないながらも彼らが実にいい味出してるんですねえ。 PART ONEと銘打ってますが、某ワイスピ最新作のような愚を犯すこともなく、非常にキリがよく気持ちのよい終わり方です。最初から最後までワクワクさせてくれて、もう充実感しか残らないではないですか。[映画館(字幕)] 10点(2023-08-10 14:36:27)《改行有》

86.  無法の王者 ジェシイ・ジェイムス 《ネタバレ》 ジェシー・ジェイムズものの一本。とくると、『地獄への道』を思い出しますが、なんだかやたらそっくりなシーンが出てきて、フィルム流用なのか、それともパロディなのか。たぶん前者の気が。 とは言え映画自体が『地獄への道』をそのまま踏襲している訳ではなく、回想シーン主体で、時間が行き来するやや複雑な構成。回想シーンが多いというのは、どうしても語り口が断片的になって求心力が落ちる反面、シーンの転換の早さが作品の面白さになっていたりもして。限界と可能性が、表裏一体。 銃撃戦に、ダイナマイトを使ったアクション。爆破シーンに遠景を交えるのがカッコイイ。 ラストシーンでは、傍観者たる町の人々が動きを止め、その中をホームレス風のオヤジが歌をうたいながら歩いていく。 ところで、物語の背景には、南北戦争とその後のゴタゴタ、というのがある訳ですが、こういう作品見てると、アメリカって国にはもともと結束力など無くって、この国は常に何らかの形で対立を必要としているんじゃないかと思えてきます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-07-30 08:59:46)《改行有》

87.  ワイルド・スピード/ジェットブレイク いやーやっぱり、磁石、ですよねえ。磁石に吸い寄せられるクルマ、クルマ。現実世界の力学を無視しつつ映画独自の力学が展開され、何が起こるかわからないけれど、起こってみたら納得の世界観。「んなワケないやろ~」と思いつつ、“磁石”なんだから、仕方がない。やっぱり、磁石映画にハズレ無し、ですね。と言っても他に何があるのか知らんけど。 それでも邦題が「ジェットブレイク」ってんだから、この作品の売りは、磁石よりも宇宙、ってことなんですかね? 007を宇宙に送りこんでしまったムーンレイカーの失敗から何も学んでいないこの能天気さ、確かに作品の大きな特徴ではありますが。 冒頭が回想シーンから始まって、物語を「ドミニクの弟の登場」「ファミリーの絆」みたいなところに繋いでいく方便とは言え、なかなかいい雰囲気であります。後に廃墟となったレース場が登場するのも、埋め切れない(かもしれない)歳月を感じさせて、効果的。 結局今回も登場人物を増やすだけ増やして、さらには減らしたはずの登場人物まで再動員し、いやオマエは沖田艦長かよ、とツッコミたくもなるところ。ついでに言うと、シリーズ中の異色作であり、かつ、最高傑作との呼び声が高い訳じゃないけど多分そうなんだと思う、第3作TOKYO DRIFTもしっかり作品の中に取り入れてます。ある意味第3作を「番外編扱い」「準ファミリーくらい?」「無かったことに近い状態」にしてしまって、これで一件落着。 例によって、ファミリーは食卓を囲む。ドウェイン・ジョンソンも呼んであげちゃったり、しませんか?[インターネット(吹替)] 7点(2023-07-22 08:43:34)(良:1票) 《改行有》

88.  クラッシャージョウ 見た感じの印象はあくまで旧来のリミテッドアニメの枠内の作品、ですが、メカの立体的な動きや人物の細かい仕草を取り入れ、製作者の意気込みを感じることができます。 ただ、申し訳ないけど内容はかなり薄く(ごめんね)、いかにも「キャラ立ちした4人組に会話させときゃ何とかなるでしょ」みたいな感じ。それが三文小説風の魅力と言えばそうなのかもしれないけれど、それにしては作品が大作めいているのが、なんとも不釣り合い。 ドタバタしてる割に起伏が少なく、長すぎ。でも、スターウォーズだって結局は、同じようなノリ、なんですよねえ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2023-07-22 07:49:32)《改行有》

89.  デッドヒート 西欧人の悪党にこれでもかと理不尽なイヤガラセを受けたジャッキーが、ついに怒りを爆発させる、という点、同年の『レッド・ブロンクス』の同工異曲といった感もあり(海外への意識とか、スポーツカーへの愛着とかも。あと、意味も無くボールをばら撒くとか)、じゃあ、あのくらい面白いのかというと、共通点があるだけに正直、見劣りする印象は否めません。 が、あくまで見比べてしまうからであって、基本的にこの路線、面白い。 パチンコ屋は見るからにウソ臭いけれど、要するにコレ、セットな訳で、ロケ撮影ではできない派手なシーンを展開してやろう、ということ。通路も実際のパチンコ屋より広くとって見通しよく(単にパチンコ台の数をケチっただけだったりして?)、しっかり暴れ回る。トランポリン風のアクションなど、工夫も盛り沢山。 クライマックスのカーレースでは、露骨な早回しもあって撮影上の制約も感じさせ、苦しさが垣間見えますが、それでもチェイスシーンやクラッシュシーンもたっぷり取り入れて、総じていえば迫力あるレースシーンになっています。 気になった点としては・・・まさか加山雄三、この程度の出演の仕方で、ギャラ受け取ったりしてないだろうな!ということですかね。[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-22 07:20:08)《改行有》

90.  クロール -凶暴領域- 冒頭、「CRAWL」というタイトルがプールのシーンに被って示され、もしも何の予備知識も無い人が見たら、これはきっと水泳の映画なんだろう、と思い込み、しかし実はワニ映画でした、という仕掛け? いや、そこまで完全に予備知識の無い人はこの映画を見る確率は限りなくゼロに近そうな気が。 とは言え、ある意味これは水泳映画。主人公の泳ぎ、が見どころ。この点については確かに作品の魅力となっています。手に汗握るワニとの競泳。 そういやミスター・デンジャーことプロレスラー松永光弘もその昔、ワニ(ちっちゃいヤツ)と棺桶デスマッチをやってましたね。一応、かろうじて勝利、したはずですが。やっぱり誰しも、ワニと戦って勝つのが夢なんですねえ。 動物が襲ってくる映画と言うと、『ジョーズ』なんてのは、サメがいると思わせてからもなかなかサメを登場させない映画でした。一方、本作は、ハリケーンで洪水に見舞われた町で、主人公が何の前触れもなく突然ワニに襲われる。思わせぶりは抜きにして単刀直入、スピード勝負、テンポ重視。ただ、それが成功しているかというと、ちょっと疑問。 『鳥』という作品は、後半の鳥の襲撃に対し、前半はそこそこ前兆現象を見せつつも、割と普通のドラマを描いていて油断させ、そこで突然のギアチェンジを見せる、というちょっと意地悪な構成。しかし後半のパニックに対し、前半でのんびりした海辺の町を印象づけることには成功しています。 今回のワニ映画は、前兆すらなく唐突にワニを登場させてきますが、映画開始早々から町はハリケーンに見舞われていて、最初から異変の連続。テンポが良い反面、洪水に見舞われる前の平穏な町の姿が対比されないのは、ちょっと勿体なかったような気もします。 洪水パニック+ワニの襲撃、という合わせ技で、次から次に訪れる危機を描くことにひたすら徹しよう、という趣向。しかし、何パターンかのシチュエーションを準備しているとは言え、基本的に同じような状況が続いてしまうので、バタバタしてる割には盛り上がりに欠けます。「海底47m 古代マヤの死の迷宮」にも感じたような、ゲームの設定のような間延びした印象。 映画の中心人物たる父と娘だけは、ワニに噛まれてもあまりダメージを受けているようには見えず、もしかしたらそういうDNAなのかも知れませんが(?)、ヘンな安心感が漂ってしまう。この二人以外の登場人物たちはワニに対する耐性が無く(松永だってそうだ)、片っ端からヤラれてしまうので、イマイチ物語に貢献しません。これもまた、展開をシンプルにしてスピード重視、ってなことなのかも知れませんが、ちょっと寂しい。 とは言え、ワニの描写については、ホンモノっぽくって、なかなかよく出来ておりました。すでにこのこと自体、貴重な気がしないでもなく。[インターネット(字幕)] 5点(2023-07-16 07:59:56)《改行有》

91.  スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火 世に数多ある超常現象ネタの中では、比較的人口に膾炙している部類のものでありながら、お世辞にも人気があるとは言い難い、この「人体自然発火現象」というヤツ。このネタで映画が一本撮れると考えるのが、さすがトビー・フーパーであり、本当に撮ってしまうのがこれまたさすがトビー・フーパー。誰も止めなかったんでしょうか、というのは、言いっこなし。 見てるとやっぱりグダグダで、ほら言わんこっちゃない、と思うのですが、見てるうちにどんどんテンションが上がってくる。なんだかわからんが、テンションが上がっていることだけは間違いない。やっぱり彼は、「悪魔のいけにえ」の監督であり、「悪魔のいけにえ2」の監督なんだなあ、と。たぶん彼自身が内なる炎で、自然発火寸前なんでしょう(ジョン・ランディスはとうとう劇中で発火してしまいましたが)。 体制への怒りなのか、周囲の無理解への怒りなのか、とにかくその怒りを主人公に託し、炎として可視化しまくる。なんだかやっぱりよくわからんが大変に盛り上がる映画でした。で、誰か止めろよ。[インターネット(字幕)] 8点(2023-07-16 06:59:33)《改行有》

92.  シェラマドレの決斗 いかにも「映像にこだわりました」という作品。レオーネ風(?)に顔面どアップを繰り出したかと思えば、会話シーンで手前の人物の後ろ姿を画面の中心に据えるなど、画面ナメまくり、視点歪ませまくり。 こういうのは、ふとしたシーンで目を引くからこそ効果的なんであって、こんなに乱発しても、目障りなだけ。 思えば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」なんていう映画は、他愛ないっちゃあ他愛ないのかも知れませんが、それでも「このシーンをどう撮影してどのように見せれば、物語が面白く動いていくか」という点へのこだわりに関しては、本当に素晴らしい作品だったと思います。頭が下がります。それぞれのシーンが事件を孕んで物語の進行を促し、面白いシーンの積み重ねが面白い映画を作る。 たいして面白くないオハナシを、「その代わり映像にはこだわりました」というシーンがいちいち停滞させてちゃ、やっぱりダメでしょ、と思っちゃうのですが、こういうのも一種の、流行りすたり、でしょうか。一風変わった、西部劇。 サソリがデカくてなかなか見栄えがしてたのは、そこは良かったですかね。ああいう腕相撲はしたくないよね、というのはよく伝わりました。まあ、そんなもんでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 4点(2023-07-16 06:34:11)《改行有》

93.  ヴィジット この映画が本当に言いたかった事とは、実は、「若い世代からしたら爺さん婆さんの世代の言動はいちいちアヤしくて理解不能かもしれんが、爺さん婆さんの世代からしたら、何かと言えば動画だのラップだのというあんたたちこそ意味不明なんだよ!」ということなんじゃないか、と。いや、誰も賛同してくれなくても結構ですが。しかし関係ないけど、「YouTuber」ってのはアレ、職業と言っていいのかい?(ブツブツ・・・)。 さてこの作品、姉弟の撮影する動画、が構成の基本になっている(一部、プロの手?と思しき風景ショットあり)、一種の疑似ドキュメンタリ形式。複数のカメラの映像に基づくので映画の視点が切り替わったり、はたまた登場人物がカメラの存在を意識する場面があったりして、我々もまた、カメラの存在、というものをつい意識してしまう。この構成が本当に有効であったかどうか?  カメラの存在、編集という作業、が我々に意識されれば、そこには実は隠れた意図があるんじゃないか、とか何とかいう疑いも湧いてくる訳で、ある意味、映画を収束から開放(多義性)へと向かわせる効果もあるのかも知れません。が、それ以前に、どうしてもそこには不自然さが伴い、せっかくの緊迫感が削がれてしまったりもします。その状況でも撮影を続ける不自然さ。映像の緊迫感を支えている視点、「一人称」であるはずの視点が、ちゃっかり切り替わってしまう、この「編集」という第三者的な人為作業・・・。 その構成自体の危うさが、作品の持ち味なのかも知れませんが、少なからず、制約になってしまっているように感じました。 物語上は、大小いくつもか仕掛けがあるのですが、「大」が大きすぎると「小」があまり活きてこなくなるのも、これもシャマラン作品の宿命なんでしょうか。[インターネット(字幕)] 5点(2023-07-16 05:52:31)《改行有》

94.  友だちのうちはどこ? 《ネタバレ》 冒頭の学校のシーンから、子供たちの活き活きとした自然な日常が描かれていて・・・と言いたいところですが、表情が活き活きとしているかというと必ずしもそうとは言えず、むしろ主人公の少年なんて映画を通じ、ほとんど不安そうな表情ばかり浮かべている。思えば私自身も、今だって充分に不安だらけだけど、幼少時は何から何まで不安だったなあ、と。生きる事の不安をもっとも直截的に感じていたのは、子どもの頃だったかもしれない。。。 この映画を見てると、いい加減なオトナの言うことをいちいち真に受けるからムダに不安になっちゃうんだよ、と言いたくなる訳で、こういう辺りのやりとり、見てる分には実にユーモラス。大人は大人でそれぞれ、いい味出しまくってるのですが、言われる子供の側としちゃたまったもんじゃない。ユーモアの陰に、生きる不安という深刻さが垣間見えます。 少年が間違って級友のノートを持って帰ってきてしまったことに気づく中庭の場面。母親は洗濯に忙しく、息子の言うことに関心を払わない。ジャブジャブという水の音、洗濯物を干す時のバサッという音、こういう効果音が母親の関心事(=家事)を強調していて、いかにも取りつく島がない感じ、さらには赤ん坊の泣き声もそこに加わって。 少年は友人にノートを返すべく家を抜け出し、プチ冒険。まずは斜面を登る、そこにはジグザグの道があって、これも見るからにユーモラス、でありながら、前途の困難さも予感させて不安も感じさせます。 友人の家を探す過程で、少年は何人もの人と出会うけれど、基本的に大人とはまともにコミュニケーションが取れていないんですね。たいてい、話が噛み合わない。ようやく噛み合ったかと思っても、大間違い。結局は不安と絶望しか残らない。 結局、自分で何とかするしかないんですが、ラストがいいですね。お天道様はちゃんと見てるんだよ、じゃないけれど、一輪の花がすべてを見守ってました、みたいな演出に、ホロリときます。[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-07-15 07:02:36)(良:1票) 《改行有》

95.  ラストマン・スタンディング 今のところ0点を付けておられる方と9点を付けておられる方がいらっしゃらないようですので、どちらにしようか迷ったのですが、9点にします。というのは勿論ウソですが、実際、評価が分かれやすい映画かとは思います。私も初めて見た際はそれなりに戸惑いを感じましたが、それはおそらく「『用心棒』をリメイクする以上は、どうかヘンな作品になってませんように!」とか妙なことを願いながら見ちゃったからで。いや、ヘンな映画、上等じゃないですか。どうアレンジしてくるか、という楽しさ。そもそも、仮に元映画をそのまんまリメイクで踏襲したらなば、それはリスペクトと言えるのか、それとも「作り直しの必要あり」という挑戦的なメッセージなのか? ブルース・ウィリス演じる主人公、いまいち何がやりたいのかよくわからんのですが、その点に関しては元の『用心棒』だって、主人公の桑畑三十郎は飄々とするばかりでつかみどころのない存在。こういう謎めいたところがリメイク作としての可能性にも幅を持たせているような気がします。元映画のいかにも乾ききった舞台、そして最後の決闘。いかにも西部劇っぽいから、いったんは西部劇にパクられて新たな世界を繰り広げた訳ですが、今度はこうやって、ハードボイルドの側面を先鋭化させたギャング映画の世界として生まれ変わる。 映画全体がくすんだ色合いで描かれていて、いかにも非現実の世界を感じさせます。三文小説の世界、といってもいいかもしれませんが、とにかく現実感を削ぎ落したハードボイルド。どの登場人物に対し好感が持てる訳でもなく、ある意味、不毛ともいえるようなやりとりが続いていく。この一歩突き放したような「どうでも良さ」加減、初見時こそ戸惑いを感じたものの、今では本作の魅力だと思ってます。ジワジワと引きこんでいく感じ。 そこに、80年代のウォルター・ヒルの、「バイオレンス監督」という誤ったイメージ(?)の残り香みたいなものも感じさせる派手な銃撃戦が織り込まれていて、ブルース・ウィリスが二丁拳銃をぶっ放しまくれば、撃たれた敵はあり得ないくらい後方にぶっ飛んでいく。実際には銃弾で人間がぶっ飛んだりはしませんからね~。しかしこの、ケレン味が嬉しい。 成功作かと言われると、なかなかハイとは言いづらいのですが、独特の魅力が詰まったユニークな作品であることは間違いないと思います。[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-07-02 08:26:41)(良:1票) 《改行有》

96.  日本侠客伝 絶縁状 古風なタイトルですが、意外にこれが、現代劇。頂上作戦の頃でしょうかね。 主演はもちろん高倉健ですが、出演者クレジットのトメが藤山寛美。まあ、要するに、アレです、寛美さんが松竹新喜劇をクビになった不遇の時代・・・いや、復帰後にあたるのかな? 小島慶四郎も参戦して、東映でミニ新喜劇を繰り広げてます。 冒頭、主人公が刑務所で親分に面会する会話シーンからいきなり、マキノ監督らしいというか、カットを割りまくってますが、寛美さんの屋台前でのやりとりのシーンなどでもカットを割りまくると、ちょっとギクシャクしてくる。寛美さんが箸を持ったまましゃべってるのですが、カットが切り替わると明らかに箸の持ち方が変わってたりして、やっぱり映画俳優の方がこういうのは慣れてるのかな、とか。 内容が近代的になると、悪役も人相の悪い極悪オヤジではなく、いかにもクールで狡猾なイメージとなり、やっぱりここは渡辺文雄の出番です。このズル賢さを連想ゲームでも活かせていたら・・・。 いかにも好漢の主人公に、陰湿な悪役、一方ではユーモアも振りまいて、悪くない陣営だと思うのですが、今ひとつノレないというのが正直なところ。寛美さんはどうしても映画では浮いてしまうし、いくら健さんが好漢とは言え、正業を始めるやいきなり好調らしいのも、ちょっと安直に感じたり。 ラストの殴り込みまで、一通りは楽しめるものの、変化球的な作品の割に、全体的な印象としてはやや薄いように思います。[インターネット(邦画)] 6点(2023-06-24 09:20:24)《改行有》

97.  花嫁の父 《ネタバレ》 娘を嫁に送り出す父の姿。と言っても小津作品とは違い、ややコミカルにデフォルメされて描かれてますが、さだまさしの「親父の一番長い日」ほど極端ではありません。 ところどころでクスリと失笑まじりの笑いを引きおこす親父の姿、しかしあの悪夢にうなされる場面なんてのは、笑えるシーンではあるのですが、なかなかの恐怖も味わわせてくれます。かなり、コワいです。 やがて結婚式となり、人々が集まってきて、群衆シーンと言う程では無いにしても、画面に動きが出てくる。で、式が終わってみんないなくなり、しみじみ。 ってのは、いつの時代もどこの国でも、同じなんですねえ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-06-24 06:43:31)《改行有》

98.  ウィリーズ・ワンダーランド こういう「何となく面白そうだけど、見たら期待外れに違いない」と思わせる映画には、どういう訳か大抵、ニコラス・ケイジが出演している。とまで言うのは言い過ぎですが、体感的にはそんな感じがあって。 「ニコラスケイジ映画にハズレ無し」と言い切る信念も無ければ義理もなくなった昨今ですが、彼が製作者としても名を連ねたこの作品は、一味違います。面白い! ほらやっぱり「ハズレ無し」だったね、と、何度騙されてもそう思わされてしまう、それがニコラスケイジ映画。 無口で小汚いオッサン役のニコラス・ケイジが、ひょんなことから、閉鎖された娯楽施設の宿直&清掃を任される。で、そこに展示されている機械仕掛けのゆるキャラどもが、なぜか襲い掛かってくる、というオハナシ。なぜ襲い掛かってくるのかもよくわからんし(これは一応、途中で理由が明かされるけれど、正直、どうでもよい内容)、さらにはなぜこのオッサンがこんなに強いのかもよくわからん(これは本当によくわからん)、そのよくわからなさが、間違いなくこの作品のスピード感に貢献しています。まずもって、この勢いが、いい。 展示されているキャラどもが部屋の奥に佇んでいて、動いているような動いていないような、いつ動き出すかわからんような、そういう不気味さを出しているのも、いい感じ。こいつら、主に動物のキャラなので、とにかくキャラ立ちしており、いざ動いて襲ってくるとそれぞれが個性的。これも素晴らしい。襲う側・襲われる側、斃す側・斃される側、どっちも応援したくなっちゃいます。 その中で、妙に強く、妙に律儀な主人公。この人が一番、規格外。 強いばかりでなく、汚れ切った施設をしっかり清掃する彼。映画の舞台となる施設が、彼の手によって掃き清められ、その光景は映画を通じて徐々に変化していく。こういう「変化」がまた、映画の魅力。ゆるキャラどもが斃されると何だか汚い油のようなものをまき散らすのだけど、それも含めてジャンジャン清掃し片づけていくこの主人公、まさに最強です。 満足度が高い作品で、すでに高評価のようですが、まだ現時点ではどなたも9点をつけておられないようなので、不肖、私めが、9点を。[インターネット(字幕)] 9点(2023-06-18 06:46:17)(良:1票) 《改行有》

99.  ザッツ・エンタテインメント 往年のMGMミュージカルの「さわり」ばかりを集めた超お楽しみ企画。そりゃ、楽しいワケです。でも何となく、こんな風に見どころばかり抜粋して楽しむ、ということに罪悪感みたいなものを感じる部分もあったりして。いわゆるファスト映画的な考え方のハシリのような。 殺人シーンばかりを集めてもホラー映画の面白さはわからないし、エロシーンばかり集めてもポルノ映画の何たるかはわからない。ミュージカルもしかり、と言いたいところだけど、このジャンルが一番、微妙かもしれない(笑)。ドラマとミュージカル部分との、一見、ちぐはぐな関係。それを、ホントに切り離してしまって、ミュージカルシーンだけを楽しんでしまう、ある種の「身も蓋も無さ」加減。それとも単純に、壮大な予告編を楽しんだと思えばいいんだろうか。 せめて、ミュージカル映画の引用以外の部分で見どころがあればいいのですが、そして実際、あのミュージカルスターの今、撮影所の今、が紹介される楽しみもあるっちゃあ、あるのですが、今ひとつ、演出に工夫が欲しい気も。スターが順番に互いを語りあう、という構成はそれなりに楽しめるのだけど。 今でこそ、レンタルビデオからさらに動画配信の時代となって、古い映画を見る機会にもだんだん恵まれるようになってきているけれど、こういう名シーン集を「新作映画」として出してくれることが旧作に触れる貴重な機会だった時代の作品、と思えば、これもまた映画史の中の一コマと呼ぶべき作品なのかも知れませぬ。[インターネット(字幕)] 7点(2023-06-17 04:05:07)(良:1票) 《改行有》

100.  カナディアン・エクスプレス 《ネタバレ》 これも初めて見たのはいつだったか、「列車モノにハズレなし」「ハイアムズ作品だから悪くないでしょ」などという妙な期待を持ちながら見て、それなりに裏切られたという思いはあったのですが、それから幾年。ふと、「今なら楽しめる」ような気がして、随分久しぶりに見ました。うん、やっぱりこれ、面白いではないですか。多少、地味ですけどね。それもまた良し。 列車モノとはいっても、暴走するワケではないんで、あまり派手なシーンを期待してはいけません。しかし、空撮シーンはやっぱり、いいですねー。なかなかにとんでもない大自然の中を走る列車、青春18きっぷでも持ってこういう路線に乗ってみたいとか思うのですが、その密閉空間を舞台にしたサスペンス。刺客はどこにいるのか、そもそも誰が刺客で、誰が刺客でないのか。ある程度セコくもワクワクする駆け引きの果てに、最後はお約束のごとく、列車の屋根での攻防戦。周りは嬉しくなるような大自然、それを空からカメラが捉える。 やたら飄々としたジーン・ハックマンが、本当にこの役にピタリとはまっているかというと、ちと怪しいけれど、そこに映画の意外な魅力が生まれているのもまた事実。[インターネット(字幕)] 8点(2023-06-17 02:51:35)《改行有》

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