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プロフィール
コメント数 204
性別 男性
年齢 46歳
自己紹介 専門は邦画とヨーロッパ映画(特にフランス)。気に入った監督や俳優がいればひたすら観つづけるので、どうしても同じジャンル・国に集中してしまうようです。(だからあまりハリウッドを観ない。)

最近引っ越してしまい、なかなか映画を気軽に観ることができなくなりました。撮りためたビデオとDVDばかりになりますが、観たものは書き込んでいこうと思っています。

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81.  恋人までの距離(ディスタンス) 女の子から「どんな映画が好き?」と聞かれたら、他に好きな数本の映画を言ったあと「けど恋人までのディスタンスもいいなー。」と付け加える事を僕は忘れないだろう。そして、その最後の一つに見事ヒットしてくれる女の子がいれば、僕はその瞬間に惚れてしまうかもしれない。そんな、なんか恋がしたいっ!と思わせるような作品がこの映画でした。この映画は、本当に観終わってとても幸せな気分になる映画ですね。この満足感って、映画の魅力の中でもとても重要なことなんじゃないかなと思います。この映画の中には、毎日の日常から少し浮ついているかもしれないけど、とびきりの幸せがたくさん詰まっていて、なんだか本当に幸せになります。役者さんの二人の一つ一つの会話の妙が素晴らしく、また表情が活き活きとしているのが印象的でした。最後の別れも、強く胸に迫ってくるところがあります。たぶん、次に新幹線に乗る時は、僕はちょっとこの映画を思い出したりするんだろうな。もちろん席は自由席で、喧嘩している夫婦は・・・最近あんまり見かけないけど、探してしまうかも(本末顛倒です)。ウォークマンも止めておこう。これで一緒に電話の会話をやってくれる人を探す事ができるでしょうか?8点(2004-01-19 06:16:20)(笑:1票)

82.  歌っているのはだれ? 《ネタバレ》 ユーゴスラビアなんて白地図渡されて「どこ?」と言われてもわかんないような国の映画が、この日本でちゃんと日本語字幕がついて観れるんだからダメ作品のわきゃないだろうというしごく最もな理由で観た映画。本当に何語かわかんないですが(セルビア語?)、邦訳された方お疲れ様です。貴方の努力が、我々を楽しませています。さて、この映画なんですが、テープやカメラなどからくるだろうハード面の悪さは別として、悪くないです。まず、ジプシーのキャラがいいです。彼の十八番の歌を繰り返し繰り返し聴く事によって、なんだか寂しい気持になってきます。しかも耳に残る。彼の寂しげな目も良し。各キャラクターがすごくキャラクターを持っていて、観ていて笑ってしまうようなシーンがたくさんあります。そしてブラックユーモア。その鋭いセンスにビックリします。紳士が川に落ちるシーンなんて、「え!?」と思うこと間違いなしです。最後の結末も、あっさりとしていて毒があって、さらにシビア。全体が短くまとまっていることも好印象です。ユーゴスラビアという未知の国を、この映画で体験してみるのもいいかと。7点(2004-01-19 04:30:15)

83.  まぐろのしっぽ つまらん。本当につまらん。観ていて途中で止めたくなる映画はいくつかありますが、この映画もそんな類いの一つです。僕はビデオで観たんでうすが、劇場で観たら途中で出てます。何より、冒頭にメイキングが入っている。普通、メイキングって役者さんの普段の姿が映し出されていて、お得な気分がして観ていて楽しくなるのですが、メイキングの主役は監督その他の素人スタッフ。お前誰だよ?てゆーかお前なんか観たくねー!というわけで早送り。この部分は映画じゃないから評価に含めませんが、それで30分も消費されて不愉快になりました。観る前の気分として最悪。さて本編ですが、斉藤陽一郎。彼は青山作品によく出ていて、好きな俳優さんの一人です。これは個人的な主観で言えば良かった。問題は濱口優!よゐこの一人ですが、彼の演技が酷い。僕は『演技者』という深夜ドラマで彼の演技をみたことがあるんですが、それより格段に悪い。昔はこんなに酷かったということか?ほかに、加藤晴彦。彼はよくわからないので、何とも言えません。彼が出てきた目的がない。親友の役の高島郷(まったく知らない人だが、)は意外にいい演技だったと思います。それにしても何が言いたい映画だったんだろうな?そしてこの監督他の素人スタッフは、本当に映画が好きだったんだろうか?他の映画から影響されただとか、学んだことがまったく無いと見える。ストーリーも、滅茶苦茶じゃないですか。ま、この3点は、悔しいが最後で笑ってしまったから。なんだろね、やっぱりつんくタウンFILMSを期待した僕が馬鹿だったかな。3点(2004-01-19 01:04:48)

84.  スタン・ザ・フラッシャー 久しぶりに、点数を付けるのに躊躇した作品です。映画のストーリーを考えると、あまり魅力を感じるものではないです。主役は冴えないオヤジ(もちろんそれが狙いだとわかっていても)。唯一、僕が心惹かれるような美しい少女・ナターシャは、ゲンズブールが最後に起用したとしても、それまでの彼のロリータへの仕事からすれば上手く調教できたかは疑問が残ります。それに、ナターシャがスタンに対して淡い恋心(?)を抱くところも、自己満足の世界を脱しているとは思えません。それでも高得点をつけてしまうのは、蒼いフィルターをかけた映像と、美しい音楽の包み込む世界を創り上げたゲンズブールの力量でしょうか。妙な例えを挙げるとすれば、オコゼかアンコウを食べた気分です。友人役のリシャール・ボーランジェ、そして囚人役のシェル・ロバンがいい役を演じていました。僕は、この映画を友人に薦める事はないだろうと思うのですが、薦められるような友人が出来ればいいなと思いました。8点(2004-01-19 00:44:16)

85.  アンナ・オズ 《ネタバレ》 シャルロット・ゲンズブールのサイコサスペンスものということで、かなり期待してみたんですが、中途半端で何も解決してなくて、がっかりしてしまいました。どうにもわからん映画です。大まかなプロットとして、シャルロット演じるアンナが夢の世界に現実を侵食されていくというストーリーがあるのですが、それ以外にも眼を売り買いする盗賊や、壊れてしまった家族、パリの現実世界を襲ってくる男、精神科医の診察など、たくさんの小プロットがあるわけなんですが、その全てがまったく解決していない。もう終わって「え?」です。他にも正装してアンナが船に乗って行った先はどこなんでしょうか?結末のベニスのアンナとマルクとの出会いは何を示すものなのでしょうか?もうわかんないっ!それでも、各俳優の演技はなかなか良かったんですよ。特にトマ。彼がいい表情を見せてました。シャルロットも大人の女優さんになりましたね。二人のアンナを上手く、しかもほんの少しの違いで演じ分けていたところに、幼いころからフランスのトップ女優を長く続けてきたキャリアを感じました。5点(2004-01-18 23:36:37)

86.  STACY/ステーシー 《ネタバレ》 このサイトに訪れる映画好きの方々の中には、キネマ旬報を読んでる方々も多いと思います。その中に、珍しいとは思いますが大槻ケンチ゛の「オーケンのなんかヘンなの観ちゃった」を読むのが楽しみという方も含まれていることでしょう。そんな方には是非、この映画を観て欲しいものです。読んでおられない方にちょっと説明を。この大槻ケンチ゛の「オーケンの~」は、大槻ケンチ゛が観た、ちょっと変な映画(ほとんどB級ホラー)を彼のイラストとともに面白おかしく紹介するコラムです。僕はB級ホラーはほとんど観た事ありませんが、このコーナーは大好き!そんな僕がビデオ屋の棚で埋もれていたこの「STACY」を手に取ったのは、自然なことだと言えるでしょう。手に取るには取ったのですが、B級ホラーに縁のない僕です。とりあえず置いてこの「みんなの~」でチェックしてみました。登録ナシ。そこで自分で登録申請してみました。登録されて待っていたところ・・・やっぱり書込みナシ。誰も観てないんだなぁ。そこでようやく重い腰を上げて、恐る恐る借りて観てみたというわけです。いやー僕の感想も、「なんかヘンなの観ちゃったよ。」俳優の演技はちょっと笑っちゃうし、少女達はみんな制服(しかもセーラー)でぐちゃぐちゃ人食っちゃうし、ホラー苦手の僕にはとっても気持悪いんですが、ラストはちょっと上手くまとまってて爽快感すらあるんですよね。ヘンなの。最後の詠子を殺すシーン、音だけで映像を映さなかったところは、たぶんホラー映画としては失格なんだろうけど、僕には嬉しかった。加藤夏希(他にはTOKYO 10+1というB級映画で観た。)のゾンビはあんまり観たくなかったけど、白目むいてて頑張ってたなー。それでも全体としてニアデスハピネス(←観ていない人にはわかりずらいだろうけど。)で気持悪かったという、なんだかヘンな感想です。原作者オーケンやエコエコアザラクの佐伯日菜子も登場(しかもコスプレ)。彼の培ってきたB級映画への情熱が遺憾なく発揮されたこの作品は、是非オススメということでいいと思います。 6点(2004-01-18 23:09:30)《改行有》

87.  天使の涙 香港の街には、本物と偽者の間の境界があやふやになる、不思議な空間がある。それは、プラダのバッグだったり、SEIKOの時計であったり、ナイキの靴だったりするのだが、それらは本物であろうとなかろうと、強烈に自己を主張してはばからない。その真偽混在のカオスの中に、うごめく"リアル"は、人々の欲望と、恋と、力である。そんな、香港の「パチモン臭さ」を、ウォンカーウァイは見事に映画にした。それは、実は創り手の彼にはまったく意識されない臭いなのかもしれないが、観ているこちらには強烈に意識される、鼻をつまんでも抑えきれない臭いだ。もちろん、彼の映画を「香港そのもの」ととらえることには躊躇を覚える。香港映画といえばすぐにも思い浮かぶアクションや、大陸という近くて遠いルーツから影響される仁義や誇りといったものを、彼はまったく踏襲しようとはしない。しかし、それは、これからの時代が決めることでもある。我々はウォンカーウァイという、香港という特殊な土地、特殊な時代に生まれた、一種の"詭弁"を楽しんでみよう。6点(2004-01-17 21:01:31)

88.  楽園の瑕 ストーリーはよくわからない、感情移入も当然出来ない、2時間の間に観ている映画の基本を大きく裏切ってしまう。はっきり言って、カーウァイは観客に優しくない。それは、観ているほうも辛いですね。それなのにそれなのに、観始めると続けて見てしまうのがウォンカーウァイ作品なんですね。中毒的な魅力。それは、出ている香港映画スターの演技の魅力もあるが、クリストファードイルの魅力もあるが、何よりカーウァイ自身の魅力が凄いのだろう。はっきりと、その魅力は指摘できないのだが。6点(2004-01-17 20:48:22)

89.  花様年華 加齢からくる色気といったものを、キャストの一人一人から感じた。重苦しくも華やかな、甘い空気はある年齢を越えた女性と男性の恋からしか生まれないだろう。しかもそれを、一コマ一コマに十分に時間を与え、個々の感情の動きを丹念に追っていったからこそ、表現できる世界である。そして、その時間をこちらの感覚器官を麻痺させるような映像美で見続けさせたクリストファードイルの力には、映画の奥深ささえ感じる。8点(2004-01-17 20:43:36)

90.  欲望の翼 内容は正直よくわからない。僕が映画を観始めて最初の頃に観た映画だから、理解できていなかったという事もある。しかし、「この映画は理解しようと頑張る映画ではないような気がする。」という詭弁で終わってしまうのももったいない作品である。あえて言えば、「一瞬一瞬の主役であるレスリーチャンの心の動きを丹念に追いかけ、その煌きの満喫していけば、その空気となる質量を持たない思考の沈積が、この映画を創り上げている。」といった風に感じられたと言えるのですが、これも一つの詭弁でしかない。評価の難しい作品。7点(2004-01-17 20:37:50)

91.  小さな泥棒 《ネタバレ》 なんだか、結局盗みも治らず、恋愛も成就せず、救えないままに終わってしまいました。個人個人が勝手だし、義理人情の世界もないし、そうお洒落でもない。なんなんざんしょ?悪いけど憎めない、小悪魔不良少女をシャルトットが演じるみたいなテーマだと思ったんだけど、ちょっと泥臭い映画になってて驚きました。別に悪いとは思いませんが、そう好きでもないテーマだといった具合です。シャルロットは、彼女らしく穏やかさと激しさを織り交ぜた素晴らしい演技を見てせくれたのですが・・・。もう一段深い感情の動きを見せてくれたら嬉しかったかな。少年院(?)のところはなかなか良かったです。6点(2004-01-17 18:36:50)

92.  ザ・ビーチ(2000) バックパックを背負って歩く、そして出会った人と意気投合し、酒を飲む。日常から考えたら違和感のあることかもしれないが、旅先ではそれが普通の事にもなる。そのあたりのノリだとか、旅に出たらハメを外してみよう!と思う意気込みだとかは伝わってきた。しかし、ちょっとリアルからはハズレすぎではないか?あれだけコミニティが混乱する方向性を与えたければ薬をもう少しキーワードにすべきであった。それに、国籍からくる対立や、差別、習慣の違いによる軋轢などを組み込んでもらえれば面白かったのにと思う。個人的な希望としてはイスラエル人を入れたら面白くなるのにな。南米系もいいかも。そういえば全員英語が達者なのね。狙いは良かったのに、上手くそれを表現出来なかった映画。4点(2004-01-14 14:31:46)

93.  ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 観終わってかなりたった最近になってやっと気付いたのですが、この作品俺の生まれる前のものだ・・・・。映画の評価に製作された時代を考慮すべきかどうか、僕にはわからないが、この事実にはかなりショックを受けた。考えてみればセルジュもとうに死んでいるわけで、相当に古いのは明らかなんだけど、今頃驚いてます。はー、この年代でこのセンスがあるのか。はたはた参りました。映画としては決して美しい描写はしておらず、荒々しさを剥き出しにして、視覚と聴覚で、人間の根本的な欲求に訴えかけていた映画だと思いました。直接的な描写ですが、力があると思います。キャストではパドヴァンがいい存在感を出してますね。表情(特に顎)が、とにかく、恋人を奪われた苛立ちを表現しています。暴力的で、弱くて、愛に餓えている男性。ホモであるだけに、観ていて痛々しさが倍増です。クラスキーとジョニーは、美男美女で、粗野と美しさが共存していて、一見して良さげなんですが、並べてみると違和感アリアリです。狙いなんでしょうけど、まったく異質なものをくっつけているような印象を受けました。ドパルデューには笑ってしまいましたが、あの役はどうなんでしょう? あと、とにかく音楽が耳に残りました。 7点(2004-01-14 14:18:11)《改行有》

94.  螢川 原作を見事に、見事に映画化していますね。関根くんのエピソードなどの削ってしまうか不安になるようなシーンまでちゃんとおさえてあって、好感が持てました。しかし、最後のシーンはちょっとメルヘンですね。蛍が、ちょっと恐ろしいような、壮言な雰囲気を出してくれたらよかったんですが、これは個人の読み取り方しだいの面も大きいので、監督と僕の希望が違ったということでしょう。気になったのは、それと主役の少年のたどたどしさ。これも無理にとも言えないところですが・・・。6点(2004-01-14 13:34:46)

95.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 「うわダメだよ、オルグレン、刀を投げちゃダメ、ダメ、ああっ!」と悶絶してしまいました。確かにハリウッドの好きそうな演出だけど、刀は武士の命、ぜったーい手放さないもの。そのあと丸腰で突撃になっちゃうよ!? 勝元の布陣は信長の野望ででも勉強したの?あんだけ起伏のある地形で、戦力差が歴然で、野っ原で闘うか?(というか、場所どこよ!?阿蘇?北海道?) ふつー大将を囮に使う?しかも白馬ってマト状態じゃん!?あえて狙えと言うのか!?普通は氏尾がその役だろ?冒頭の面頬(兜と一緒につける面)はネタフリじゃないのか? 兵士が勝元達を囲んでお辞儀・・・って土下座じゃん!土下座と礼は姿勢が違うっ! 前半の健闘に比べ後半が総崩れ。さすがに本格時代劇には無理がありました。気になったのが、勝元の息子の死ぬシーン。「それだけ元気なら連れて行けよ」という時代劇を観ると毎回ツッこむネタをまだやってる。ハリウッドでもお約束健在か。「ここは私に任せて」と言いつつ、戦おうにも体が動けない、「もはやここまでか。」という表情で果てる。みたいな演出を期待したんだけど、あまりにステレオな演出でがっかり。「戦争映画で家族の回想シーンが出たら、その人物は死ぬ。」と同じくらいにお約束。やっぱりダメ映画なのかなー?見終わった後の満足感はありましたが、思い返すとダメに思えるのはなぜだろう?と考えて、『侍』や『幕末日本』を主題にしているんですが、登場人物が饒舌で侍(というか武士って言うだろ?)寡婦に見えず、村・戦場・住居(寺と仏像は除く)が徹底的に間違っていることが問題だと思います。その前提を除けば『映画』としては上手くできているかな?僕に言えるのは、中野監督の時代劇より時代劇っぽいってことでしょう。(っぽいが抜けないのは同じだが。)というわけで、「これで満足できない貴方は、大人しく三船・黒澤行ってください。」と納得してしまう僕なのでした。最後まで気になったのが小雪の身長。172って!トムよりでかいよ。_| ̄|○ 6点(2004-01-13 22:36:01)(良:1票)

96.  冷たい血 AN OBSESSION なんだかわからないぞ!なんだったんだあの防護服の男達!そしてその前で「ジャンプ!」と言いながらジャンプする主人公!わかんない。なんだか黒沢清の作品を観ている印象なわけですが、画面からくる圧力が黒沢清に比べて絶対的に弱い。だから黒沢清の作品のように「ドドーン」と重く感じない。その先に何があるのが感じられない。何も無さそうな気さえする。しかし、設定的には面白いと思いました。主役の刑事と妻との関係性も、なんだか自然で、良かったと思います。あと、この作品は空間が上手い使い方しているな。遠山景織子は肌の白さとか、脆弱さと可憐さがあっていいとも思うのですが、もう少し陰影がでてくればいいと思いました。6点(2004-01-12 15:23:53)

97.  WiLd LIFe jump into the dark これも実験的な位置付けがする映画ですね。そういう観方をしてはいけないとも思いますが、ちょっとそんな気がする。この映画を観て感じたのは、青山監督が役者を信用していないんじゃないかなということ。特に強く感じたのが、車で移動しているシーンで主役の酒井と理恵に、お互いの心境を語らせているシーン。観る側にわかりやすくしているようにも思えますが、反面、かなり押し付けがましい監督の思惑も感じます。アクションでもあり、恋愛モノでもありますが、観終わってなんか釈然としない気がしました。 あと、撮影の田村正毅さんの力って大きいですね。6点(2004-01-12 15:11:51)

98.  僕の村は戦場だった イワンの演技に震えがきました。特に、彼の眼は、暗く、冷たく、痛いほどの輝きを持っていますね。頬のコケ具合や痩せた体がその眼を際立たせていて、存在感が画面から直に伝わってきます。スクリーンいっぱいに顔アップを持ってきても、決して負けないだけの力がその表情にあります。映画の主役をこの年齢で完全にはっているということに、脱帽するよりほかありません。終始後方に光る信号弾。銃声。河という境界を目の前に置くことで、緊張感を最大までに高めているところなど、その設定の見事さにも驚かされます。戦争映画としては、どこに出しても文句のでないほどの秀作だと思われます。 9点(2004-01-10 14:30:35)

99.  弱虫/チンピラ ストーリーはありがちなチンピラヤクザ映画なんですが、主演の北村一輝がかなりいい演技をしているために、見応えのある作品になっています。個人の好き嫌いはあると思いますが、北村一輝の目はいいですね。ねっとりとした重たい目線もいいし、笑っていなるときの笑っていない目もいいと思います。悪役だけじゃなくて、他にもいろんな映画に出て欲しいなと思っています。それと女優の二人、宮前希依と星遙子も熱演でした。この映画を観ていて、俳優さん達の頑張りは強く感じたところです。ストーリーとしてはチンピラの抗争部分を抑えて、恋人の有美と景子との間での葛藤を重視していたところも好感を持ちました。気になったのが、「楽曲提供・山崎まさよし」と書いてあったんですが、どこに使われていたんでしょうか?あんまり音楽には凝っている映画には感じませんでした。7点(2004-01-09 15:47:59)

100.  パッション・ベアトリス 《ネタバレ》 うーん、全体的に暗い。ストーリーが暗いのはしょうがないが、画面が暗いのはどうにかならないかな。なんだか気が滅入ってしまう映画です。こういうクリスチャンの反宗教的映画って、なんというか、心理的な葛藤こそ面白いと思うんだけど、なかなかそこが上手くない。それに、登場人物がわかりずらくてちょっと困った。髭の大男がいっぱいで、しかも画面が暗くて、誰が狼藉を働いてるのかわかんなかった。なんだかあまり好きではない。ジュリーデルピーが出ているので、どうしても「恋人までのディスタンス」を想像して、あの美しさを求めてしまうのだが、あまり美しくない。父親である王が、どうしてもベアトリスの魅力にあがなうことが出来なかったように、デルピーの美しさを出して欲しかった。5点(2004-01-07 18:49:39)

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