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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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81.  ヒート どっしりたっぷり、あー映画見た~!って満足させてくれました。やっぱりデ・ニーロとパチーノってだけでも十分見応えありなんですけれど、長い上映時間の中にドラマが散りばめてあって、決して飽きさせる事がありません。悪人側の方がじっくり、ドラマティックに描かれていて、パチーノ側が不利な感じはありましたけれど。ちょっと気になった点は、デ・ニーロとパチーノの二人だけの会話シーン。二人して視線がきょろきょろ。あのー、プロンプター読んでるのがモロバレなんですけど~、って。でも、実は似た者、孤独な男同士の対決の物語、堪能させて貰いました。ただ、この映画を見た渋谷の映画館は音響が過剰で、銃撃音が大砲状態、飛行機の着陸音が実物レベル状態だったのには参りました。音の自己主張が強すぎると気が散るとゆー事を実感した映画でもありました。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-23 00:09:03)

82.  天使の涙 広角レンズで捉えた香港の街の光の洪水。モノクロ、スローモーション、ハイスピード、コマ落とし。そこに住む人間と街との「延々と成立しないまま続いてゆく対話」のような映画でした。沈滞した空虚な大気の中で、人との繋がりを求めてゆく人々。切なくて、ちょっとだけ温かい物語。この映像が伝えてくる感覚は、ストレートに染みてきます。ただ、映像至上主義に走り過ぎで、展開まで停滞させてる感じがしちゃったのも事実。ちょっとバランス悪かったかも。隣りに座ってたお嬢さん、爆睡してたし。[映画館(字幕)] 7点(2009-06-22 23:59:55)

83.  学校の怪談 子供のための映画だから、大人が大人の視点でどうこう言うべきじゃないのかもしれませんが、夏休みの、子供であふれかえった劇場で見て、とっても感心しました。場内、ウケまくり大湧きで、アニメではなくて実写映画でこんなにも子供達を喜ばせる映画って、とても貴重なんじゃないかと。映画自体は画調が全編暗すぎたり、似たシチュエーションを延々と並べて物語が停滞してる感がありましたが、最後には上手くまとまって満足、という感じでした。何はともあれ、あんなにも子供が楽しんでいたのですから、作品としては成功でしょう。[映画館(邦画)] 7点(2009-06-22 23:57:28)(良:1票)

84.  お日柄もよく ご愁傷さま 《ネタバレ》 続編的ポジションの『大安に仏滅』もそうなのですが、庶民の視点から描かれているっていうのは、実のところ大切だと思うんですよね。日本映画には普通の人々が少な過ぎ。この映画は、仲人夫婦が式に出席する、その日の朝におじいちゃんが死んでしまった、という事から始まる混乱劇なのですが、実のところ、ドタバタよりは家族のドラマが胸に響いて来る映画です。おじいちゃんが果たせなかった、夫婦の思い出の場所をもう一度訪れたいという夢を、息子夫婦が果たすラストシーンの、普通の人が時代を刻んでゆく事の重さ、その遺したものの重さに素直に感動しました。ただ、それゆえ、清水ミチコや和田アキ子の出演シーンが映画のトーンを明らかに異質なものにしてしまっていて、庶民的リアリズムから外れてしまってるんですよね。ウケ狙いなんかしなくていいのに、って感じで。そこが惜しかったです。[映画館(邦画)] 7点(2009-06-22 23:49:13)

85.  学校の怪談4 《ネタバレ》 賑やかなドタバタを繰り広げた前3作とはガラリと趣向を変えて、日本の風景の中に展開する幽霊話となった今作は、『2』でチラリと感じさせた郷愁が前面に押し出されています。時を隔てて津波で死んだ子供達が救済される物語は、深い味わいを持って描かれ、良質な和風ファンタジーへと昇華されていると思います。これは本当に、「日本の映画」ですね。[映画館(邦画)] 8点(2009-06-22 23:46:32)(良:3票)

86.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲<特別篇> 『帝国の逆襲』は特別篇になってやっと大スクリーンとちゃんとした音響で見られて満足でした。この作品だけ、オリジナルの方は名画座のちっこいスクリーンとLDでしかお目にかかっていなかったので。スーパースターデストロイヤーの姿がシネスコスクリーンいっぱいにデーンと広がっているのを見ると、やっぱりワクワク。ただ、毎回気分を最高潮に高ぶらせてくれるオープニングの経過説明、『特別篇』以降はぺったんこなスクリーンでしか見られなくなっちゃって、ちょっと残念。テアトル東京や新宿プラザのぐわーんと湾曲したスクリーンにアレが映るとケレン味倍増だったんですけどねぇ(それは映画のせいじゃなくて、時代の流れのせいなんですけど)。『新たなる希望』に比べると変更・追加箇所は少なくて、単純にリバイバル上映を見ました、という感じでした。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-22 23:42:44)

87.  学校の怪談2 《ネタバレ》 都会の子供、田舎の子供の対立から始まるこの映画は、1作目の、子供を楽しませるというコンセプトからもうちょっと進んで、大人にはちょっと郷愁を与える映画になっています。古い学校の佇まいは、おじいちゃん、おばあちゃんのエピソードと共に、子供にはちょっと判りにくい、感傷的な世界。今作も途中で展開が延々と空回りする部分があったのがちょっと残念ですが、時代に媚び過ぎていない良質な映画でした。[映画館(邦画)] 8点(2009-06-20 22:21:06)(良:1票)

88.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 シェイクスピアをネタにしたコメディ、という印象でした。いかにして彼の作品が生み出されていったかを、結構テキトーな解釈で面白おかしく描き、一方でみんなが困難を乗り越えながら、一つの舞台を作ってゆく群像劇でもあり、よく出来たファンタジーだなぁ、って。黄門様のような、貫禄たっぷりの女王ジュディ・デンチの登場でケリが付くまで、たっぷり映画の面白さを堪能できました。新しい地をぐんぐん進んでゆくグウィネスの姿を見ながら「ああ、創作とはかくも雄弁にして豊潤なり」と満足(大ゲサ)。でも、ちょっと三谷幸喜臭を感じたのは私だけかなぁ。[映画館(邦画)] 8点(2009-06-20 22:18:06)(良:1票)

89.  セブン 《ネタバレ》 延々と降り注ぐ雨、鉛色にくすんだ都会、絶えず流れ込んでくるノイズ。個人的にカイル・クーパーのベストワークだと思うメインタイトルとエンドクレジットに飾られたこの映画は、細部に至るまで意匠が凝らされていて、深い絶望の色が美しい映画でした。サマセットとミルズを追うカメラは、シネスコの魔術師ダリウス・コンジによって絵画的に切り取られ、音は、スピーカー位置がハッキリしてしまうデジタル音響の欠点を補うように移動し、包み込みます。物語的には、ちょっと?なところ(ミルズの奥さんに必要以上にウェイトを置くのが疑問で、最後にそれはラストにかかっていたため、と理解するのですが、いかんせんバランスが悪いです)もありましたが、超鬱なこの映画が嫌いになれない、消極的ながらも好きと言えてしまうのは、その負の美を芸術的なレベルにまとめあげたフィンチャーのセンスがあればこそ、だったと思います。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-20 22:16:13)(良:1票)

90.  スレイヤーズ ぐれえと 《ネタバレ》 対立の映画である。権力者の対立はゴーレム職人親子の対立へ、リナとナーガの対立へ、そしてグラン・ゴッデスとぴこぴこリナちゃんの対決へと収束されてゆく。グラン・ゴッデスの特徴はプロポーションであり、特に重要なのは「乳揺れ」である。テレビゲームにおける『餓狼伝説2』の不知火舞から『DOA』『ソウルキャリバー』、あるいはアニメであれば『エヴァ』のオープニング、『ガンダムSEED』のマリュー等、「乳揺れ」はおたくメディアにおける性的高揚の最も端的な記号である。一方、ぴこぴこリナちゃんの特徴は二頭身であり、キャラの二頭身化は『せんせいのお時間』やでじこを挙げるまでもなく「萌え」の記号である。つまり映画は対立軸をこの「性的欲望」と「萌え」との違いへのこだわりに集約させているのだが、それは結果的に外部から観察するならば所詮は同じ穴の狢である事を示唆しているのである。即ち、この映画は『エヴァ』と同様、おたく批判の物語なのである。しかし『エヴァ』のそれが攻撃性を伴って描かれたのに対し、これは自嘲的内省を垣間見せ、そこに批判はあれど否定はない。それは作画監督が『セガのゲームは世界いちぃぃぃ!』のサムシング吉松こと吉松孝博である事からも容易に感じ取れるであろう。社会性を意識し、現状に問題意識を抱きつつ、その愛を肯定せざるを得ない人々の映画である。【このレビューを読んだ人の感想】・・・濃いオタク・・・[映画館(邦画)] 8点(2009-06-20 22:12:10)

91.  スパイス・ザ・ムービー ラジー賞ノミネート作品かぁ。自分の映画を見る目に疑問を抱いたりして。だって楽しかったんだもん、しょーがないじゃんかぁ。ポップでブリティッシュなキュッチュのサイケですよ。アイドル映画としてのベタな言語で語られる映画であると同時に、ビートルズ映画とも通じるブリティッシュな伝統芸も垣間見る事ができます。ホントだよ。ウソじゃないって。クライマックスの二階建てバスの一大VFXを見よ! 『スピード』も真っ青の衝撃シーンなんだから。もう、このVFXだけでも何もかも許せちゃうくらい(もしこれを読んで「どれどれ」とホンキで見た人がいたら、怒らないでね)。バカが高らかにバカを歌い上げる映画なのですから、見てる方もホンキでバカになって向き合えば、脳がトロけそーな快感を味わえる事請け合い。でも、ホントのホントに好きなんですよ。マジで。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-20 22:09:09)

92.  ズッコケ三人組 怪盗X物語 《ネタバレ》 しっかりと作られた良質の子供向け映画。東映の子供向け、という事で、もっとガチャガチャと賑やか、悪く言うととっ散らかった映画を予想したのですが(そういう映画を、その数年前に見ていたもので)、瀬戸内海を舞台に、子供の冒険心とほのかな大人の女性に向けた想いを、充実した大人の役者達が彩るという、結構贅沢さを感じる映画でした。平田満、梅宮辰夫、室田日出男が見せる確かな演技が、子供達をしっかり支えています。ただ、地域振興に絡む汚職や陰謀なんて話、いくら自然保護が絡んでいても、子供にはちょっと退屈なんじゃないかなぁ、って気もしないではありませんでしたけど。でも、瀬戸内の風景、大河内奈々子の美しさ、オーケストラ編成のBGMなども綺麗なハーモニーとなって、最後まで爽やかな印象の秀作ではありました。このまま埋もれてしまうには、ちょっと惜しい映画です。[映画館(邦画)] 8点(2009-06-20 22:05:54)

93.  タイム・リープ 《ネタバレ》 この映画の物語と感想を書いたノートを読み返してみると、なにやらヒジョーに複雑なストーリーのよーで、月曜日がどーの水曜日がどーのと、今となっては頭の中で再構築するのはムリ。でも、好印象の映画でした。タイムスリップものの面白さ、時間に整合性がないゆえに生まれてくる様々な謎とサスペンスを楽しめ、なおかつ役者もいい、と。ヒロイン佐藤藍子の意外なまでのスクリーン映えに嘆息(スクリーン、って言っても小さな劇場でリアプロジェクションだったりしましたけど)。ただ、タイムリープの記憶部分を8ミリやフィルムの傷、リールのガタつきなどで表現するのは疑問。それって映画の物理的事象だって見てる側は判ってる訳で。オープニングのフィルムをかけるシーンとラストの「はい、カット」も不要でしょ。監修の大林宣彦の「映画として閉じる」という文法に倣ってるんでしょうけれど、そう何度も通用するテではないと思います。あと、この監督の作品にはどーも暗いドロドロとしたフェティズムを感じてしまうのだけれども、ジュブナイルなんだから、もう少し健全化して欲しいですね。【2009年追記】最後の部分は今となってはちとアレですが。[映画館(邦画)] 8点(2009-06-20 22:04:39)

94.  ロミオ&ジュリエット 渋谷で見ようとして二度満席で諦めて日比谷で見た事を思い出します(一度目の時は向かいの劇場で『イルマ・ヴェップ』を見ました)。当時の渋谷系な若い世代にクリティカルヒットってカンジ。バズ・ラーマンの悪趣味一歩手前のセンスが好きです。美しく描かれたディカプリオ、デーンズの二人に対比するようにジョン(ルイージ)・レグイザモ、ピート(コバヤシ)・ポスルスウェイトなどの匂ってきそーなクセのある連中が配置されて、キッチュ(最近、この言葉使わないなぁ)なカメラワークや美術が映画の味になっていて。古典をベターっとそのままに映像化するのもいいけれど、こういうアレンジを施すのもまた楽しくっていいなぁ、と思います。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-20 22:02:19)

95.  レ・ミゼラブル(1998) 《ネタバレ》 沢山の真面目そーな女性のお客さん達に囲まれた状態で見た事を思い出しました(意外にもめちゃめちゃ混雑していて)。映画の方も、非常に真面目にこの古典的な物語を語ってゆきます。19世紀のフランスの、暗い風景、暗い人々の暮らし。だけど、どんな状況だって笑いが消えちゃってるって事はないんじゃないかなぁ?なんて思いもしましたが。やっぱり印象に残ったのはジャベール。彼は法を守ることだけが信念として貫かれ、そのためには人権も心も踏みにじる人間。そんな彼が、バルジャンの心に触れた時、彼は自ら死を選ぶしかなかった、法を犯してバルジャンを許すことは、彼の人生の否定になっちゃうのだから、だから自分らしくバルジャンを許す方法って、死しかなかったんですね。この物語で、本当に悲しい存在だったのは、バルジャンよりも、ジャベールだったのかも。バルジャンは逃亡しつつも19年の間は幸せな暮らしを送っていたのだし。印象的なベイジル・ポールドゥリスの音楽、確かな美術に彩られた世界は至極端正な作りの、それゆえ受け手も真摯に向き合える映画でした。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-20 21:58:17)

96.  ムーラン(1998) とっても誠実な作りに感心しました。ディズニーと言うより、昔の東映動画のアニメ映画を見ているような感じ。音の入った動くマンガと化した、多くの日本のアニメを見慣れた目に、この、アニメの根源的な「絵が動く魅力」を追求した動画は新鮮な感動を与えてくれます。もちろん、だからと言って日本のアニメがダメ、と言う訳ではなくて、その独自の進化を遂げた世界を支えてきた人々は尊敬に値するのですが、ディズニーがこうも生真面目に「アニメーション」を描いてくると、やっぱり守られるべきもの、というのはあるんだなぁ、なんて思ったりするワケで。「萌え」だけでキャラクターを語るのは虚しいですしね・・・。【2009年追記】それで最近の日本のアニメは明らかに衰退しちゃってないか? アニメって深夜に追いやられるべきものなのか? あ、ディズニーもこの後、二次元部門が衰退してしまったワケですが。でも、ちゃんと復興させようとしているみたいですしね。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-20 21:49:07)

97.  フル・モンティ 《ネタバレ》 ダメな人間が一生懸命な映画って大好きです。金集めのために男性ストリップっていう発想がおバカなんですけれど、あくまで切実で真剣なところが笑いと涙を誘います。実のところ、このエンディングの後も、彼らに必ずしも具体的な希望があるという訳ではないのですが、あくまで前向き。イギリスの風景に溶け込んで、妙に存在感のある男達が、羞恥心や常識の枠と葛藤しながら1つになってゆく姿は、可笑しさと哀しさ、そして温かさに溢れていて、見終わって満ち足りた気分になれました。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-20 21:43:32)

98.  プライベート・ライアン 隣りのお姉さんはノルマンディーで逃げ出し(ノルマンディー後に帰ってきましたが)、そのまた隣りのお嬢さん方は最後の方まできゃあきゃあ悲鳴を上げておりましたが、私は何故か、この映画にちっとも心が動かされる事はなく、最後まで冷静な気持ちで見続けていました。なんか、ひたすら納得するばかり。冒頭、ボロボロと死んでゆく名もなき兵士達、でも、本当はそのひとりひとりに名前があるんだという事を以降の物語で描いてゆきます。ひとりひとり、性格があって感情があって人生があって、そして戦争という不条理な世界で死んでゆく・・・。冒頭の国旗と並んだ墓標の意味が、最後には大きく違ってくるのですね。衝撃を受ける事もなく最後までスピルバーグの技巧とメッセージに、ただふむふむ、とうなずくばかりの私でしたが、名画です。もう一度見たいとは思わないですけど、名画です。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-19 20:39:32)(良:1票)

99.  陽のあたる教室 リチャード・ドレイファスが老けまくっちゃった!という衝撃が強い映画ですが、それはともかく、文句を挟む余地もないなぁ、って感じで感動的でした。教師として夫として父として成長してゆくホランド先生の30年、時代時代を映してゆく生徒達の姿を素直に見られて。脚本の分配に多少バランスの悪さが感じられる部分もありましたが、全体的には満足です。ホランド先生、最初に夢見た生活とはかけ離れていたけれど、とても幸せな人生でしたね。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-19 20:37:09)

100.  バグズ・ライフ 《ネタバレ》 CGで表現された世界は目を見張る美術力ですが、映画はそこに依存しちゃってる訳じゃなく、脚本が練られていて物語自体が魅力的です。色々と登場する虫達は個性が強く、でもそれが煩わしくならずに見事に調和されていて。ノミの団長は、物語の足引っ張るだけの存在でしたけど。アリの世界や街などの場所の位置関係がハッキリしないために、世界の広がりを感じづらく(オチのせいでその「狭さ」をバラす事ができなかったのでしょうが)、クライマックスのサスペンスの組み立てが今ひとつ、という感じはありましたけれど、キャラクターみんながかわいい、愛すべき映画でした。[映画館(字幕)] 8点(2009-06-19 20:29:09)

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