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プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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81.  シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》   TVシリーズ含め、過去作からずーっと観て来て「凄い作品だなー」と思いながらも、同時に何度もガッカリして来たエヴァ。 庵野さんを脳髄と心に植え付けられたのは「トップをねらえ!」からで、あの能天気かつ「カッコイイと思ったものは全部入れちゃえ!」的な作風が好きだった。 岡田斗司夫さんによって明るく能天気に始まったシリーズだったけど、やっぱり4話以降の後半は(庵野監督の持ち味だろう)「ダークな終末」で終了した。 よく「後半は暗い」との談を聞く。 そして、「好きだったのは前半(の能天気部分)だ」とも。 能天気とは強烈なインパクトの塊だ。 けど、「芸人的なお笑い」もそうだが、能天気に広げたものを、テイよく収束させるのはメチャクチャ難しい。 そして、(ダークであれ)渾身の力で収束させたモノに「前半の明るさが良かったのに…」と、言うならば(ユーザーの批判なら仕方ないけども)プロとして代案を持たねばならないのに、それもないままなのが至極残念だ。 さて、ガイナックス(だった頃の)の、明るい岡田斗司夫とダークな庵野監督との関係。 「オネアミスの翼」、「トップをねらえ!」…そして「ナディア」を観てると、次第に岡田さんとの距離感も開き、庵野さんの独壇場となっている。 特に、エヴァンゲリオンは「庵野さんの好きにしていい」と始まった作品だから、本人の持ち味のひとつである「ダーク」さに、傾倒して進行した。 さて、「ダーク」とは「闇」……庵野さんはダークだ。 庵野監督は、幼児の頃から、ずーっと「好きなモノ」を追いかけつつも、ダークを受け入れて過ごしたのかも知れない。 女性や人間関係の面倒な部分はさておき…ウルトラマン、ゴジラ、仮面ライダー、ファイヤーマンなどのカッコいいモノを追いかけてきた庵野さん。 エヴァはTV版から旧劇場版は、間違いなくダーク。 そして、ファンからは、その暗さに「ナニコレ?」の判定を下された。 そして新劇場版シリーズの「序」は、作風の構成がストレートで「あれ?…庵野さん(いい意味で)変わっちゃった?」と思ったけど、「破」から…特に「Q」は…ダークだった。 この上ないダークを纏い、庵野監督はいったい、この話をどこに向かわせようとしてるんだろう?なんて考えた。 それ以前に「精神と身体、大丈夫かな?」と(勝手に)心配したまま、色々と新劇場版のストーリーを全体論で検証した。 そんな中…新劇場版を最初から見直して「Q」での渚カヲルの言葉に驚愕した。 そうか、この世界は何度も何度もやり直してるんだ、と。 過去のダークな世界も、庵野さんは受け入れて、やり直しの世界の一部にしたんだ、と。 ――素晴らしい。 己を肯定して物語を進め、人生も進めている。 本当に素晴らしい。 自分を否定したくなる箇所は、人間なら誰でもあるだろう。 ――それを隠すのも人。 ――それを正そうとするのも人。 けど… ――それを受け入れて自分の武器にする。 クリエイターにとって、これは至難の業だと思う。 俺は、仲間によく言う。 「本物のクリエイターになったら、性癖から頭の内容、心の器量まで、喜怒哀楽、嘘すら全部ダダ洩れになるぞ。」と。 けど、エヴァという作品で己を晒し、ボロボロになりながらも、最後の大円団まで導いた庵野監督。 いま思えば…… 碇シンジは、庵野さんの冒険体なのだろう。 ダークに過ごした自分を、あのシンジの身体で、ありのままにアニメーションの世界で闊歩させたかったのではないだろうか? そして、碇ゲンドウは…素の庵野さんだろう。 あの「人を受け入れない姿勢」や、心を開かないダークなところも…そして、人の拒んででも通したい野望も含めて。 何故か、ラストのゲンドウとユイの抱き合ってるシーン…あの美しさが胸を突き、ただ感動が溢れた。 碇シンジと碇ゲンドウの親子関係。 過ちも後悔も…過去を全部認めた上で、共に未来へと進む。 それこそが、新世紀に続く道なのかもしれない。 冬月が言った…「マリは、イスカリオテのマリア」と。 なら、最後のシンジとマリが走ってゆくシーン。 マリがマリアならば…あの、シンジは「ヨゼフ」となるのだろう。 ならば、きっと結ばれるはずの2人なのだ。 きっと、シンジとマリから生まれるだろう約束の子は「イエス」…。 彼こそが本当の新世紀に進むと信じる。 最高のリスペクトと…そして、安堵の気持ちを持ったままエヴァを見送りたい。 全ての、やっと繋がったエヴァに…ただ、万感の思いを込めて…有難う。 庵野監督、本当にお疲れさまでした。[映画館(邦画)] 10点(2021-03-11 10:19:46)《改行有》

82.  ハリーとヘンダスン一家   今、「ハリーとヘンダスン一家」を久しぶりに観終わった。 20年ぶりだけど、すっげぇ楽しかった! 久し振りに観たけどワクワクしたわ。 やー、ここ最近… 最新作を観たくて劇場なんかに行くけど、アレ。 Blu-rayで(吹き替え版を特に)過去好きだった作品を観直してる。 今回はー、うん…ストーリーじゃなく… ハリーを作ってる「スタッフの心情や製作事情」を考えてみた。 どう伝えよう? 何よりねぇ…「優しい」んですよ、この作品。 E.T.から、脈々と続いてた、この作風形式のAmblin Entertainment(以降はアンブリン) 思い起こすと「グレムリン」やら「グーニーズ」、 そして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「インナースペース」… あ、「ニューヨーク東8番街の奇跡」もそう。 まぁ、盛大に端折ってるんで書ききれないけど…こんな感じの作品群。 何か、形式美的なものが、分かりやすく確立してる作品群ではある。 そんなアンブリンに俺は、何十年も感化されてきたんだなーって実感する。 そこには、上記で書いた「優しさ」が詰まってるんだよなー。 さて、ハリーとヘンダスン一家だけど… 作品的には(興業的・広報的に)報われてないってイメージがある。 そこについても考えちゃったが… 間違いなく良い作品で、過去から(俺の)胸に刺さってるのです。 キャストがまず、好きなぁ。 あの家族構成も大好きだが、ジョン・リスゴーって役者の雰囲気と佇まいがいいね。 あの「2010年(2001年宇宙の旅の続編)」でもいい味出してた。 あと「ガープの世界」のオカマ役も。 そして、あのハリー(ビッグフット)だけど、それも最高。 演じるのは、プレデターをも演じたケヴィン・ピーター・ホール ※格闘シーンはヴァンダムだけど背が低いため通常時のプレデターは彼で動きが可愛い。 そして、メイクアップはリック・ベイカー。 まず「特技スタッフ」のネーミングが何故、この時代に必要だったのか? そしてCG全盛のこの時代だから、分かり難いかも知れない。 …いや、この時代だからこそ必要ではないのか?と思えるんだ。 やっぱ「職」に命を与えるのは、人間の思いと技術なんだなぁーと実感する。 恐ろしいモンスターであるはずのビッグフットなのに、リックベイカーが計算して作り上げた、あのハリーの優しい表情に胸が熱くなる。 あと、うん。 ウイリアム・ディア監督… 色々と調べるけど、これ以降あまり活躍をしたイメージがない。 少し悲しいし、寂しい印象になる。 良いモノを作っても、歴史の波に流されちゃう人がいるのは辛いな。 けど、俺の胸にはしっかりと刺さってますからね。 まぁ、アレだ。 大人ぶったり、映画ツウを気取らず、ただただ童心に帰って見て欲しい作品です。 ほぼほぼリアルタイムで観れた俺は…幸せと思う次第。 ”アンブリン・エンターティンメント”って、素晴らしいね。 あんなふうに夢を量産できる団体って心の底から憧れる。 本当に素晴らしく、そして羨ましい。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-02-01 00:25:30)(良:1票) 《改行有》

83.  エンゼル・ハート   俺の敬愛するアランパーカー監督の作品。 ――人間には知ってはならない領域がある。 まさに、この言葉がふさわしい映画。 想像力があればあるほど、この映画の深淵は…ただ深く。 更に深く…果てしなく深く…そして恐ろしいのだ。 ルイジアナ州の熱帯地帯。 その熱気の中で、日常の「何か」が歪んでる。 黒人のブルースが聴こえる中で、「何か」が潜んでいる。 陽の光が滲む豪雨を走り抜ける「あのシーン」が好きで堪らない。 そして、いつの間にか…あの曲を今は…自ら、口笛で奏でている… それが、俺にとってのエンゼル・ハート。 人は…自由に謳歌し、人生の夢を追う。 人は…他者を謀り、その枠を抜け…ただ自分の力を信じる。 その末に夢を掴んだとき…きっと知るのだ。 自分は「誰」と対峙し、その夢を何故に掴んだのかを。 そして自身を見つめ、来た道を振り向き、やっと知る。 そこには何もなく、日常に氾濫する死を。 そして、絶望と圧倒的孤独感の中で理解するがいい。 ――人間には知ってはならない領域がある。 そう、どこまでも堕ちていくエレベーターの中で。    [レーザーディスク(字幕)] 10点(2021-02-01 00:17:56)《改行有》

84.  遊星からの物体X   遊星からの物体Xを20年ぶりに観たんだけど… いやー、やっぱ凄いねぇ。 頭ン中に焼き付いてるのがLD(TVサイズ)だからさー。 やっぱフルスクリーンで観ると全然入ってくる情報が違う。 それと音楽だけど、かのエンニオ・モリコーネ。 スゲェいい曲を作る人って印象しか無かったんだけどさー。 この人は素晴らしい作曲家であると同時に優れた職人でもあるね。 物体Xの曲は、明らかに監督(カーペンター)調だし…それをなるべく汲み取ったんだろうなーと推察。 そんな中「自分のやりたい事」と「カーペンター監督のしたい事」の間で考慮し、物体Xの作風を優先したんだろう。 んで、ざっと作った曲を調べたけど… つー訳で、今回はモリコーネについて語ろうと思う。 思いっ切り端折っても、ざっとこんな感じ。 【エンニオ・モリコーネ作品群】※総量の1/5くらい  ・荒野の用心棒  ・死刑台のメロディ  ・夕陽のギャングたち  ・ソドムの市  ・エクソシスト2&3  ・ラストエンペラー  ・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ  ・ミッション  ・アンタッチャブル  ・ニュー・シネマ・パラダイス  ・バグジー  ・ザ・シークレット・サービス  ・オペラ座の怪人  ・キル・ビル Vol.1&2  ・キック・アス  ・ジャンゴ/繋がれざる者  ・エクスペンダブルズ2 いやぁー、スゲェなー…1/5くらいに端折ってもコレだ。 ワンス・アポン~やアンタッチャブル、ニュー・シネマとか… そんな有名な作品の巨匠と思ってたんだが…エクスペンダブルズ2までやってたんか…マジですげぇわ。 更にはタランティーノにまで気に入られてるし、うん。 連続で登用するって事は、マジで仕事がしやすい人だったんだなぁ。 そんな中で、ちょっといい話を。 かのフランスの巨匠、ベルナルド・ベルトルッチ。 ラストタンゴ・イン・パリやシェルタリング・スカイの監督。 中でも(日本人に)有名なのが「ラストエンペラー」だったり。 何でも「超大作は自分が作りたい!」って意識が凄く強かったらしい。 ンで、旧友でもあるベルトルッチ監督がラストエンペラーを作ると聞き、自宅に訪れたそうだ。 ンーで、「ワシにさせい!」とベルトルッチに告げたモリコーネ。 【ベル】「いやー、そういう訳にはイカンねん…。」 【モリ】「なんでやねん?」 【ベル】「もう音楽の人間は(都合で)決まってんねんって」 【モリ】「はぁ?!…なんじゃぞれ!」 【ベル】「彼、才能もあると思うんで、エエかなーって…」 【モリ】「誰やそれ!」 【ベル】「リューイチ・サカモトって奴なんやけど…聴くぅ?」 【モリ】「聴かせんかい!」 【ベル】「……どや?」 【モリ】「………。」 そのまま、坂本龍一の曲を聴いて、何度も頷き…かのモリコーネは黙って帰ったとの事です。 まさに男!いや、男の中の男! モリコーネは今年、2020年の7月6日…91歳という高齢ではありましたが、残念にも旅立たれました。 先に召されたベルトルッチ監督と映画談議をされてるのかなー… されれたらいいなー…なんて、センチメンタルに駆られつつ考えてしまいます。 素晴らしい人が世の中には溢れてました。 うん。 生きてるうちに見習い、伝承したい事ばかりです。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2021-01-30 04:45:23)《改行有》

85.  ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!   これは……もう万感の思いで観てしまう。 特に、この2人。 キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンターの関係を知ったら、更にウエルカムな気持ちになるんだわ。 本当に友情で結ばれてるんだなーと痛感する。 思えば、初めて「ビルとテッド」を観たのは20ン年以上前だったなー。 (いい意味)でアホでアホでしょうがない映画だった。 キアヌと言えば「バックマン家の人々」とか「マイ・プライベート・アイダホ」くらいでしか見識がなかったけど…… マトリックスやジョン・ウィックから観出した人は、少しビックリするかも。 ともあれ… 制作してた時代背景や、続けて「大冒険」から観てた人なら、何らかの感動の到来があると思う。 25年前の過去作から比べると、やっぱ老けてる2人。 でも、態度もノリも知能指数もずっとあの頃のまま。 少し生々しいっつーか、痛々しいかなと思ったけど…それは俺の度量の無さだな…と、ラストで想い知った。 人間ってのは、こんなふうに人生を消費したいモンだね。 特に俺みたいな馬鹿タレは…いやマジで。[映画館(字幕)] 7点(2021-01-30 04:11:51)《改行有》

86.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》   この映画、創った奴らが一番ダーク。 2000年だっけかなぁ……確か大阪に帰郷した時。 昔、仲が良かった女友達と行く予定だった、この映画。 色んな想い出が追従して、ずっと観てなかったんだわー。 でも、大学の生徒から感想を聞かれたんで観ない訳にいかんから急遽Amazonで購入して、閲覧したんだが… …うぅ――ん…(色んな意味で)すげぇ映画だった。 全てが「人を不快にする為に作っている」ってのが、さ。 悪いけど…この映画で俺は、一切っ!…感動なんざしなかった。 もっと言うと、不快感極まりない! 俺は、不快映画の頂点と(個人的に)想ってる「異端の鳥」や「炎628」、そして「エレファント・マン」ですら作品としての完成度は高いと思ってる。 けど、この作品は最高のスタッフ、キャスト、そして技法を使いながらも、人間の感情を不快にしようとしているのがミエミエなんだわ。 まず、カメラは「手持ち撮影」で、観てると酔ってくる始末。 俺は前に「ノロイ」を映画館で観てて、気分悪くなってトイレで吐いたのを想いだしたくらい。 あんときゃ「本当に呪いに掛かったんかな?」と思ったわ。 それはそーとして、カメラの動かし方も、まーた最悪で、その動作方向をよーく確認してたら第三者の視点になってやがんの! すなわち、強制的に「その場にいる人間」にさせられてしまう動き… そう、「主人公を助ける事など出来ない第三者として参加させらる」って意図を強く感じて最悪。 更にはミュージカル映画なのに状況が「工場内作業場」やら「電車の路線上」 そして「刑の執行場」とミュージカルダンスには不安定極まりなく、俺は最初から最後まで「大丈夫かなぁ?ケガするなよ…」って気持ちになり、ミュージカルなのに「リズムに乗って身体が動く事は一切なかった」んだけど、どーなん、コレ? ともあれ、だ。 創りが下手とか、構成がダメって訳じゃない。 最高のスタッフが集結して、全部計算した上で不快感にしとる! それと、上記の評価もあるが、うーん…。 これは仲のいい人間にしか報告してない事なんだけども… 2年くらい前……俺は持病で「眼の中で大量出血」しちゃって、視界は真っ白の擦りガラス状になり、失明しかけた。 いやー、視力を失うかも知れない!って精神状態が、どんどん心を疲弊させて、心も体もヤバくなってしまった。 気持ちも「人に迷惑を掛けたくない」、とか「見下されたら”次”がなくなる」って焦ったり…本当に側近の人間にしか報告してなかった…。 心が弱ってっから要らん妄想もする。 よーく考えたのは「両腕がない」のと「両目が失明」と、どっちが怖いか?…個人(それぞれ)に違いはあるだろうけど、俺にとっては両目が見えないってのは悪夢だなぁ~と思った。 そういや、昔に癌に掛った時、「ドラゴンボールの神豆」にもムカついたw っつーか、悲しいってより自暴自棄な気分になってたしな…。 その考えって「病人限定」じゃないだろうけど、心の状態で作品の捉え方って大きく変わるなぁーてのを勉強できた……病んでるけどw あ、でも「2.0」だった視力も、今は目にレンズを入れて(日々後退してるけど)「0.5」くらいになってる(はず)で、ここまで視力が戻った事にはアレです。 治療してくれた医者に、勇気づけてくれた仲間に、そしてあちこちに配慮してくれて人間としての正しい道を説いてくれたた姉ェちゃんにはマジで感謝してる。 健康ってのは、本当に幸せの基本だよなぁ~…と思う日々。 だから、この映画の主人公の視力がどんどん下がっていく描写が(妙に上手くて)辛かったわー……病んどるなぁ、本当にw だから、俺の気持ちも「可哀想」ってより、「もっとしっかりしなきゃダメだ!」とか「弱ってるなら人を頼る勇気も必要」とかね…余計なお世話だけど。 まぁ……作った人らはそれも知ってて、ワザと「救済できない不幸の道筋と結果」を用意してたんだろうけど…ヤな感じ。 うーん、色々と想起して、嫌な気持ちになった映画だったなぁ…。 ともあれ、映画ってのは…神経を集中して観る人がいる。 創った人間の意図や想いよりも、強い気持ちで観る人もいるんだよなー。 面白い作品を創作できるよう努力するのは、クリエイターとして当然の義務だけど…なんつーか、もっと強く意識して、心掛けなきゃなんない事ってのもあるんだな、と考えるきっかけになった………かな、多分。 それより創った奴ら…ダーク! ダークすぎる!暗黒面が酷いッ! 皇帝閣下に心をヤラレたんか!ライトサイドの心はどこに?! つか、シスの一員かよ! ミディ=クロリアンが足りなすぎ![ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-01-23 23:14:02)(良:1票) 《改行有》

87.  エクソシスト ディレクターズカット版   いやー…エクソシストを観終わった…。 しかし、もう何度くらい観ただろう? 幼少の頃……震えながら観てた時期から数えても、もう相当な回数だ。 それなのに、未だ新鮮な恐怖を得てるってのは、やっぱりこの映画が「本物」だからなんだろうと思う。 映画の中でメリン神父が言う。 「(彼女の)中に居る悪魔は多数を装っても一人だ。  決して悪魔に騙されてはならない。  会話をするな、必要以上の言葉を交わすな。  奴らは嘘に真実を織り交ぜて、我々を混乱させる。」 多数を装いつつも、実は悪魔は単独……なるほど。 嘘に真実を入れる…まさに詐欺やペテン師の極意だなぁと納得。 そして、この映画は「神秘主義」でありながらも「科学的」な側面を見せる。 ある意味この映画自体が「エクソシストに出てくる悪魔的」とも言える。 混乱させる、惑わせる「本物」であるがゆえに、両極端の視点を決して捨てないのだろう。 作品に、デミアン・カラス神父が居る。 年老いた母親を想い「何とかしてあげたい」との葛藤がある。 そして、精神も疲弊してるせいか信仰にも疑問を持ちだした。 いつも疲れた表情を見せているカラス神父。 そのデミアン・カラスが、ただただ切なく、そして悲しいのは…きっと俺の年齢が彼に近くなったのもあるのかもしれない。 母親の件も…職に対する信仰の件も…うん。 この年齢になって考えてない奴は、きっと居ないだろうから…彼の疲弊が痛いほどに伝わってくる。 そして冒頭から出てくる「シルバーのメダル」がある。 これは、カラス神父も付けていたんだが、紋章はイエスを抱くヨセフの姿だった。 たぶん、これは「父性」を表現してるのかな、と思えた。 悪魔に憑依されたリーガンも、カラス神父も母子家庭というのは同じだから、そこに「作品の根底となるテーマ」が隠れている気がしてならない。 いやー、やっぱりすごい。 年齢を重ねると、作品から受け取れる精神情緒も、日々の生活で得てた情報から新発見がある。 50代で新発見できるってのは、本当に凄い作品だなぁーと思う。 なんにせよ、この作品が如何に凄い「本物」なのか?…その監督に焦点を絞ろう。 そう、本物の中の本物…「ウィリアム・フリードキン」監督。 この「本物」の意味は、本当に「何かに、このオッサン憑依されてたんじゃないか?」って意味。 あの制作時って、現在と国交もまったく違ってたし、倫理概念やコンプラもまったく違ってて「制作したい」と思っても出来る状況、許される状況じゃなかったのに、それを押し通した精神性、執念は、計り知れないほどのクレイジーさ。 例えば、ざっと… 常に少女の部屋の室温を息が白くなるように、と氷点下にするとか、当時はアメリカと国交が無かったイラクで撮影するとか。 俳優に内緒でピアノ線で引きずり倒し大怪我をさせるとか…休憩中の俳優(カラス神父)の傍で実弾を発砲して驚く表情を捉える(撮影後フリードキンは爆笑してたらしいw)とか、更にはラストで…スタッフに隠し撮りをさせた上で、本物の神父に「ちゃんと演技せぇや!」とビンタを食らわせ、動揺して落ち込む姿を捉え苦悶のシーンにするとか、まさに鬼畜のごとき所業。 アンタ、カーちゃんに怒られるで!と言いたいw けどけどけど、これだけ凄い監督でも、ずーっと着いて来てるスタッフは居ないらしい。 そりゃそーだw けど、俺は想うのだ。 確実に「映画を創る世界に狂人はいる」と。 そう、フリードキンにこそ悪魔が憑依していたのではないか?と。 ンなわきゃねーか……多分w[ブルーレイ(吹替)] 9点(2021-01-05 02:51:26)(良:1票) 《改行有》

88.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》   結論から言うと…すっごく楽しかったんだけど何個か思った事。 結果が少し空回りしてるかもだけど、ちゃんとマーベルとの差別化を考えてるんだなーと、制作サイドの気持ちで観ると、その辺は把握できる。 同じ感じで「アクアマン」も好きだったし、今後のD.Cにに強い期待を持ちたい。 けど、強烈な1点。 敵と戦ってるときより、現用兵器なんかと、彼女が戦うところが(個人的に)大好きだんだよなー。 これに関しては、マーベルのハルクも同じ。 彼女は「ライバルキャラ(モンスター)」と戦うより、巨大戦艦とか戦車、戦闘(空爆)機などと戦う方が絶対に絵になる。 俺だったら、あの新アーマーの黄金翼を生かすために、空中戦(空爆機内)にしてた。 特に翼をもーっと際立たせたいしね。 そして戦闘時に想うのは「リアル・アラレちゃん」ってフレーズ。 1でも燃えたけど、戦地で敵と戦う距離まで何か月も掛かったりするのに…意を決して飛び跳ねる彼女と言ったら……もうアラレちゃんっしょ? いやー、更に今後の暴れっぷりを期待したい。 まぁ、アレだ。 俺はガル・ガドットが…異っ常ぉぉぉっに好き! ビューティーのくせにキュートなところがあるって反則。 あー、結婚して欲しいなぁー……子供2人いるけど、俺w あ、追記。 一緒に観に行った17~18の女の子ららがめっちゃ楽しいって言ってた。 飛行機やら、色々と「こういうデートをしたい」ってモンが盛沢山だった……らしいよ? うーん…男には分からん感覚かねー。 まぁ、映画は男だけのモンじゃないしね。[映画館(字幕)] 8点(2020-12-27 03:27:50)(良:2票) 《改行有》

89.  劇場版 仮面ライダービルド Be The One   俺は年齢的にアレ…結構なオッサン。 まぁ、50代なんで…観ていた仮面ライダーは、いわゆる昭和ライダーだったりする。 ンで、たまーに日曜日にクウガとか、他のライダーも観てた。 けど、ライダー仕事の機会があり、ビルドあたりからかなー… 他の平成ライダーも、少しづつ観なきゃならんようになった。 時系列に縦列の放送順だけじゃなく… 他のライダーが始まっても、ビルドはシリーズ化されている。 んで、そんな中で、この映画なんだけど… ビルドの世界をより深く…また、これからの続きを愉しみにさせて貰える作り方になってた。 松井玲奈の演じる「才賀涼香」が思いのほか頑張ってた。 いやー、世界観に溶け込んでて、ライダーをよく理解してるね。 この作品以降… ビルドのシリーズは全部集めて、今も(たまに)観てる。 やっぱり、アレだ。 世界観設定に広がりがあるとキャラが立ってくる。 皆さんもどうだろう? どうせ「同じライダーでしょ?」と思わず好きなライダーを見つけてみては? きっと仲間に加わりたいライダー世界があります。 んーと…玲奈ちゃん大好き♪(←アホw)[ブルーレイ(邦画)] 7点(2020-12-07 08:48:25)《改行有》

90.  魔女見習いをさがして   元々”おジャ魔女どれみ”は名前くらいしか知らん。 ほぼ観てなかった作品です。 いわゆる「男の目線」で生きてきた俺。 なので(記憶違いじゃなきゃ)ライダーとか戦隊とかの流れって感じで、チラ見する程度だった…かな。 んで、観るキッカケは、Youtube。 そこで、声優で出演してる松井玲奈のインタビューを観た。 彼女が語る作品に対しての愛情や”どれみを通じて育った子供時代”を語ってた。 喧嘩した友達に「どれみで培ったやり取りで仲直りした」とか……うん、ライダーやウルトラマンで育った俺には(作品は違うが)通じるものがある。 何よりも、涙を流してまで作品を語る気持ちは胸に通ずるものがあった……これは(恥ずいけど)行くしか! って事で、おジャ魔女のファンじゃない俺だけど… 切なくも楽しく見れた。 映画としてや、演出、そして好みはあるだろうけど、俺は純粋に感動したかなぁー…。 おジャ魔女でも、ヒーローでも… 子供の頃「何か」に憧れたなら、きっと届くだろうエンディングだろう。 「う、うわ…俺…俺、おジャ魔女どれみを観て泣くんかぁぁ!!」 アレに涙するのを… うん、恥ずかしいと思わず生きていきたいものです。 また観に行こう。[映画館(邦画)] 8点(2020-11-27 10:23:13)(良:1票) 《改行有》

91.  異端の鳥 《ネタバレ》   悲惨な感じであれば「炎628」という映画がある。 同系統な悪夢として対を成せる程の映画ではないだろうか? 本作はモノトーンの悪夢が凄まじくクリアな画面を構成していた。 そして、演出が抑えられてるから意外とあっさりと感じてしまうのも異質。 これをネチッこく演出してたら、相当なトラウマが残るの必至だな、と思った次第。 たしかあの主人公って原作じゃ「耳が聞こえなくなってた」とか聞いたけど、違うんだっけ? まさに身体を削るように感情を失って、最後の最後には発言すらもしなくなった。 色んな人間と出会い、嘲られ、翻弄されたがゆえに、ただただ地獄を征く。 本人は「ただ生きている」と意識してるだけのままに。 それは、老人に彩色されて、天空に飛び立ち… 同胞から迫害を受けて、死んでいった鳥のようでもある。 最後、バスの中で自分の名前を、少年は綴った… それは正しき道への帰還を意味するのか? それとも、あれこそが鳥が彩られたのと同じなのか? 異端の鳥の最期をあれこれ考えてしまう。     *     *     * 炎628と合流して「異端の炎~やってやるぜ!~」って映画にしてくれたら神! スタローン&ショワルツェネッガーのように。 あ、真面目な人怒っちゃダメですよ♪(てへぺろ★)[映画館(字幕)] 8点(2020-11-23 00:18:19)《改行有》

92.  炎628   俺にとって、この映画は最上にして、正視に耐えない地獄。 かの「異端の鳥」も観てきたが、この悪夢には勝てないと思った。 まさに地獄がここにあるのだ。 ゴチャゴチャは言わない。 世界情勢とか事実と比べてではない。 実際にあった出来事を無視してこの物語を知れ。 「観る」のではなく「見る」がいい。 この世界に入り込み、主人公の目線で見ろ。 撮影カメラの視点ではなく、このキャラの目で見て、そして感じ取れ。 そして、地獄のような世界で… ただ翻弄されて、蹂躙されて生きるのだ。 死にたいと願っても叶わず、唐突に突きつけられる恐怖 …それが地獄。 地獄は、戦争が作り出すものではない。 もっと根源的に…人間が地獄を恐れるがゆえに、人は人に与えるのだ。 恐ろしき、決して終わりのない――地獄を。[ブルーレイ(字幕)] 10点(2020-11-23 00:16:52)《改行有》

93.  シャッター アイランド   原作は未見で、特に情報を入れずに観ました。 監督はあのマーティン・スコセッシ。 この監督の映画って良作ばかりではあるけど、少し疲れる印象があって敬遠してた。 簡単に言うと面白くはあったけど、色々とツッコミどころが多かった印象。 それも「ストーリーが分からない」ってのじゃなく、観終わった後で「あの演出じゃわかり難いな…」との類で。 結論から言うと面白かったけど、初めて受けたインパクトじゃない。 アラン・パーカー監督の「エンゼル・ハート」が、(俺的には)この手の作品のナンバーワンだったりするので、興味がある人は是非、観て欲しい。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2020-10-31 06:47:54)《改行有》

94.  劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス   なんか、俺がこの映画の初書き込み? 少し緊張するなぁー…って事で!つらつら書いてみようと思う。 まず、俺はウルトラマンが好きな50代のオッサンです、はい。 んで、最近のウルトラマンの映画もメビウス、ゼロ辺りまではちゃんと観てたんだけど、いわゆる、今回の作品に出てきた「新世代ウルトラマン達」の映画はまったく観ておらず。 結論から言うと……まったく面白くなかった。 マジかー!おいおい、こりゃ無いっしょ! んー……まず「子供に理解しやすい」や「子供から見てかっこいい」のは大いに頷ける。 特撮も奇麗だったし、色分け具合でハッキリと個々のウルトラマンの差別も出来る。 ただ、大人の俺から見るとストーリーや世界観に「ウルトラ感」が少なかった…ブッチギリに。 あの内山まもるの映画のような感じっつーのかな?……うーん伝えにくいけど…。 メビウスとかゼロにはそれがあったんだけどなぁ…確かに。 今回の話のスケールは仮面ライダー並みだな、と。 いや、人間関係が密なストーリーである仮面ライダーを卑下する意味じゃなくね? 狭くても深いのがライダー……そして、果てしなく広いのがウルトラっしょ! この映画は、今回出てきたウルトラマン達の強さ、そして技を見せるためのデモンストレーションのようだ。 人間同士のドラマも、宇宙という広大な世界を巻き込んだ「いわばウルトラマン世界」の特性もまったく出ておらず、少し悲しい気持ちになった。 ともあれ、ウルトラマンの造形や設定には文句がないし、十二分にカッコいいなーと思った。 ただ、主体となるコアのドラマがないと、まったく意味がないかな、と考えさせられた次第です。 タロウの声の石丸さん…一瞬、分からなくて「声優変えたんかな?」と思った。 んー…衰えたのかなぁ…だったら寂しいです。 映画館を出ると、頭の中で曲が流れてきた! (デュデュデュデュデュデュ)タロ―――ウ!ウルトラマン ナンバー シックスッ! うん、これでいい♪ タロウと…ウルトラは死んでない。[映画館(邦画)] 3点(2020-08-14 14:41:15)《改行有》

95.  DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る 《ネタバレ》   AKB48とは”少女らが傷つきながらも夢に向かう「人間劇場」である”…それが、この映画に捧げる評です。 正直、自分はAKBが好きです。だから客観的じゃない事や、マニアにしか分からない評価も多分に有ると思う。けど、そういった見方をするのも間違いではないと考えるようになった。 …エンターティンメントとして受け皿の大きい映画もあれば、一部のマニアにしか分からない映画も嫌と言うほど有る。 例えるならSF映画として作るのに「誰でも楽しめ(理解でき)る映画」を必須のコンセプトにする必要はない。 SFマニアにしか分からない映画は、それで意味があると思うから。 ただ、前回よりも初見の人でもそれなりに楽しめるのではないだろうか? 理由として2つ。 1つめの理由として、単純に去年よりも(好き嫌いは別として)AKBの知名度が上がったため「この人ら誰?」とはならない抜群の知名度が完成している。 言うなれば「覚える気がなくても覚えてしまう」と、これを体現できてるアイドルは現代の情報過多時代において他に類を見ないだろう。 2つ目の理由…それは今回は「震災復興」、そして「スキャンダルを起こしたメンバー」の両軸、そして国民から注目を浴びたAKB総選挙の視点で、普通のTVメディアでの”綺麗ごと”を排除し、如何に栄光(復興)に向かってもがき、立ち上がるかを描いているところ。 復興の手段においては、専門家や興味のない人間にとって稚拙に映るかもしれないし、確かにもっといい戦略はあるかもしれない。 けども、確実に嘘ではない熱を持って立ち向かっている事に胸を打ち、何らかのメッセージを感じ取れると思うので、食わず嫌いの見地からでも観てほしい。 故にAKB好きの人間にしか分からない映画にした事に大いなる意味を感じ、今回のレビューとしたい。 個人的に総選挙2位になり、バックステージで泣いていた大島優子が胸を打った。 AKB全体を考え、1位の前田敦子を心から祝福したのも本当の彼女。 けど、はやり芸能で生きる者として悔しくない訳がない。 1位に返り咲いた前田敦子にメンバーの祝福が集まる中… そんな大島優子に無言で笑顔を見せる篠田麻里子と小嶋陽菜。 2人を見た瞬間…初めて大声で子供のように号泣する優子。 そら、俺も泣くわ。(汗)[映画館(邦画)] 8点(2020-07-21 22:26:45)《改行有》

96.  DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?   っツー事で一番乗り。 や-…観て来た、が…これは映画なのか?…かと言って純然たるドキュメンタリーでもなく、作意(敢て作為とは書かないが)もヒシヒシと感じた不思議感覚ムービに仕上がってる。 まず、俺様ちゃん自身がドキュメンタリーで一番観たいのは残酷なほどの真実だったりする。 それが出来ないならばドキュメンタリーと言ってはいけない。 一応、俺様ちゃんはAKBファンであるが観たいのは創作としての「エンターテインメントのAKB」か真実の「ドキュメンタリーのAKB」だ。 ヤコペッティのように誇張したり、フェイクでもドキュメンタリーとして面白ければ許せるんだが…。 無論ファンも楽しめる事は前提だが本作はAKB人気を利用し、内輪ウケすら許容させようとした意図がミエミエで萎えた。 もっと致命的な事を言えば「新しいモノを見た気がしない」って事…要は驚きは何処にも無かったって事実。 …今までを振り返って自身を語る……AKBはそれほどの大物でもないし年月も積み上げてないだろう。 何よりもドキュメンタリーってのは周囲のスタッフや他人が語るから真実味が出る。 それを本人らがそれぞれのメンバーを褒めたり伝説化するってのはどうなのよ? …もっとも彼女らは製作者じゃないのは勿論、ディレクターも編集もしてないのは分かり切っている事。 ならば製作陣の大人たちが勘違いしているか、客観的に物事の絵面を見れないバカなんだろうと思う。 何よりも音響が最悪だった。 元々の活動拠点(今回のメイン舞台)となる劇場がマイナーな感じなのに、音も悪いから深夜TVのショーパブドキュメントでも見せられてる気になる。 って事でAKBの素材(彼女ら)に責任果たした5点献上。製作物としてスタッフ反省の0点。 【個人的蛇足】今回、AKBメンバーには罪はなく本来は魅力的な集団です。 彼女らのヒストリー、個々の絡み合いなどを知ると群像劇の様相を呈して目が離せなくなるほど超素敵です。 なので本作を観て幻滅した人がいたなら間違いです。 もし興味があり、機会に恵まれれば彼女らの一連のPVを視聴ください。 その歌詞と映像を目で追い、観たあとに1分でも良いから自らの青春を掘り起こしてください。 何かに一生懸命だった、損得抜きに熱いモノを追いかけていた童貞の頃の気持ちを思い出させてくれます。[映画館(邦画)] 5点(2020-07-21 22:25:07)《改行有》

97.  ランボー/ラスト・ブラッド   ――君は、ジョン・J・ランボーという男を知ってるか? 初めて観たのは…LDだった。 30年以上前だったかな…懐かしい。 寂しそうで苦しそうで…彼に対して「守ってあげたい」って気持ちにもなった。 何よりも、あの曲やBGMも胸に沁みて、今も時おり聴きたくなる。 さて、今回のラストブラッド…だが。 舞台は…戦場ではない一般社会。 ハッと思ったのは…「ミッション・インポッシブル」とか「007」などと… 近年の近代世界のでバトルアクションと、どのように差別化をするのか?だった。 あのリーアム兄ぃの「96時間」みたいな感じになるんかな…などと観る前に色々と思案した。 ただ、その差別化への考慮は無意味だった。 ――彼の名は、ジョン・J・ランボー。 その佇まい、そして行動がランボーなのだ。 そう、彼の怒りが爆発し…敵に対してオーバーキルなのがランボーだったのだ。 ホラー映画やスプラッタ、アクションやSFなど…たくさん観てきたはずの俺だが… ガキの頃に衝撃を受けた「北斗の拳」を想起させる悪即滅殺なのだ。 ――そう、彼の名は、ジョン・J・ランボーなのだ。 映画が終わりそうな瞬間…ふっと思った。 出会った時の気持ち…「ひとつの時代の終焉」とでも言おうか…。 何かこれで終わりになるんか……と思ったら寂しくなる。 そして、ここからは余談っぽい蛇足…。 ラスト・ブラッド観た後、家に帰り…今月号の映画秘宝を読みつつ… シリーズの1から4までを一気に観てみた。 そして、こう考えた。 「このランボーが物語のキャラではなく、本当に彼が居たとしたら…」と。 こんな男が本当に居たら…そう考えると涙が止まらない。 爽快な瞬間もあるが、ランボーの怒り…そして悲しみ、苦悩の推移。 それはシリーズ通して何ひとつ払拭できず、誰にも解決して貰えないまま。 2では、現地人のコー・バオとの愛も、想いも結ばれる事はなかった。 更に今回の結末に、俺は例えようのない悲しさを覚えてしまい…今も胸が痛い。 そして、思い出すのは、シリーズ1の最期… あのトラウトマン大佐との会話。 彼の青春は何だったのか? 戦争の中で結ばれた仲間と共に過ごした時が… そう、彼にとって一番幸せだったのじゃないか?…と。 いつも傷つき、いつも苦悩し… いつも誰かのために戦った男が居る。 ――その名は――ジョン・J・ランボー。 誰が何を言おうが、うん。 俺の心にしっかりと名を刻んだ男だ。 俺は決して彼を忘れないだろう。 いや、忘れてはならない。[映画館(字幕)] 8点(2020-07-20 21:41:35)(良:1票) 《改行有》

98.  キュア ~禁断の隔離病棟~ 《ネタバレ》   んー、映像のセンスがすこぶる素晴らしい。 そして、進行が進むごとに段々と面白味が掛けてゆく。 いや、俺的には凄く好きな作品なんだけども。 ともあれ、最後のシーンでの主人公の笑顔ったらヤバい。 何か意味があるんかなーと、さんざん考えたし。 けど、何も無いようだね…残念。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-04-08 09:50:44)《改行有》

99.  ヘルボーイ(2019) へぇー…ヘルボーイかぁ。 随分久しぶりだなー……と思ってたら、ゴールデンアーミーから随分と日が経ってたのね。 俺的には過去のヘルボーイも「少し前の作品なのになー」と思ったら、な、な、なんと10年以上も経過してるし! 自分の年齢を重ねたせいもあるかも知れないけど(最近の作品には過去作との境界で)「ああ、リメイクとかそんな感じなのね…」とビックリする事もシバシバ。 そんなわけで今回のヘルボーイ…。 まず、漫画は読んだことはないです。 けど、過去の作品は全部観てます。 その上で、過去の作品も凄く好きです。 特に、あの魔人たちの恐ろしい外観の割りに、子供みたいな性格やら悩みがいい感じでした。 久し振りに観ようかなーと思ってたら、この新しいヘルボーイの告知を映画秘宝で知ったので、まずは「前作の続き」なのか「リメイク」なのかをしっかりと認識した上で(忙しくて行けなかったけど)Blu-rayを購入。 結論から言うと面白かったです。 過去作と比べて随分(14歳以上)とダークでしたが、アレです。 雰囲気も絵作りもしっかりしてたし(俺的には、ですいが)ずいぶん好きな作品になってました。 漫画は読んでないので、知らないと分からない箇所があるのかなーと思いつつ、次作もあるようなので愉しみですな。 ただ、前作のような可愛気はあまりないかも知れませんが…はい。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2020-03-15 02:18:11)《改行有》

100.  サルート・オブ・ザ・ジャガー これは前から面白いと思ってた映画の一本! なんかレビューが3人しか居ないのがマジで×2、寂しいッス(やましんの巻さん、なにわ君さん、ども) って言うか「俺の好きな映画なのに点数低かったらどうしよう…(ドキドキ)」となって来ましたが、皆さん(2人だけど)の高評価にホッと一息。 …元々LDマニアで面白い映画を買いまくってた懐かしの日々… で、自分の感覚を信じ、特に知らない映画でも食指が動けば買ってしまう俺様ちゃんなんだが、これはレディーホークなどで好きだったルトガーハウアーが出てる上、マッドマックスも大好き&本気で北斗神拳の通信講座を受けようと思ってた俺様ちゃんなので、核爆弾後の世界といえばもうビンビン! …あ、北斗神拳の通信講座は嘘です、ハイ。 いや、本当に面白い映画は情報を駆使すれば得れると今では思ってて、昔のような知識が無かった時のように秘宝発見が出来ないんだけど、こういう風な今でもそんなに語り継がれてないのに最高な映画があると「まだあるんじゃないかなー?」と探してしまう。 事実「映画の民主会談」と自分の中で位置させてる「みんなのシネマレビュー」でも余り知られて無いようだし。 いや、これって本当に面白いよ? 沢山映画を観た人も、あまり観た事ない人でもこういう拾い物って本当にあるから。 こういう映画にこそ金をかけてあげたいなー。 ルトガーハウアーの最後のシーンが異常に好きだ。  …男の戦いは老しても続く…そして戦いという逆風に立ち向かってゆく隻眼の漢!砂塵にまみれても前に向かって歩いてゆくのだ!……すみません、泣いてイイですか?(眼の幅涙) 【追記】やましんの巻さん、いや嬉しいッス!この映画のことを分かってくださってる先人が2人も(しか?)居るのが!(笑) …って、そうなんですかぁー。家の近所のレンタルには無いんですねー、悲しい。 自分はLDを持ってたので良かったのかもしれませんねー。 私事ですが日本語吹き替えがあるなら是非DVDを購入したいですね。 やましんの巻さんも一緒にどうです?(笑) 【追追記】秘密の小部屋!(笑)でも、DVD吹き替えアリなんですか? いいッスねー!情報Thxです!なにわ君さん!(感謝) 【追追追記】【joumonn】さん、ども!いや、最近は本当に熱い映画が少ないッス!秘密の小部屋にようこそ! 【追追追記】Blu-ray買いました!あの頃の記憶と共に衝撃が脊髄を奔ります![DVD(字幕)] 10点(2020-01-04 05:48:42)(良:3票) 《改行有》

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