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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1888
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1061.  コール 《ネタバレ》 娘と両親をそれぞれ別々に誘拐し相互に連絡を取り合うことで完全犯罪を目指す誘拐犯と、突如として悲劇に見舞われた被害家族との攻防を描いたクライム・サスペンス。つかみは良かったのですが、後半から脚本が穴だらけ過ぎていまいち楽しめなかったです。クライマックスなんてもう突っ込みどころ満載…。ケヴィン・ベーコン&シャーリーズ・セロン&ダコタ・ファニングの豪華共演に+1点。[DVD(字幕)] 5点(2018-04-23 23:04:52)

1062.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 遠藤周作の古典的名作を原作にした、神と人間を巡る深甚なる物語。非常に完成度の高い映画であることは分かるのですが、もう少しドラマ性が欲しかったです。[DVD(字幕)] 6点(2018-04-20 22:38:59)

1063.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 素晴らしい。この竹取物語という日本人なら誰もが知っている日本最古の物語を現代に甦らせた本作は、アニメのみならずここ10年の間に製作された全ての映画の中でも歴史に残る傑作と言ってもいいくらいの素晴らしい出来栄えだった。高畑勲という日本を代表する映画作家は、この平安期の日本に古色蒼然と埋もれていたかぐや姫という女の子をその見事なまでの芸術的才能によって、千年の時を経た現代の日本に活き活きと生き返らせたのだ。水彩画を思わせる淡いタッチの絵の中で瑞々しく躍動する、このかぐや姫ほど魅力に満ちた主人公を僕は他に知らない。光り輝く竹の中から生まれた小さな女の子であった彼女が心優しき老夫婦の元ですくすくと成長していくさまを自然に見せていく冒頭部分から僕は心を鷲掴みにされた。最初は心優しき翁だった父が都に出てくると、次第にその出世欲と見栄を増大させ、単なる俗物へと変化していくのは、このかぐや姫という物語の本質を象徴している。生きることは、その純粋さを少しずつ穢していくこと――。常日頃からそう思っている僕にはとても共感できるテーマだった。光り輝く魅力に満ちたそんなかぐや姫も都に出たことによって、社会の序列化の波に組み込まれていく。やがて、彼女は男どもの横柄な支配欲――その裏には必ず醜い性欲が潜んでいる――によって、その美しさと純粋さを完全に奪われそうになるのだ。ただ綺麗なだけの着物を脱ぎ捨て、楽しかった生まれ故郷の里山に帰ろうとするかぐや姫(絵のタッチを意図的に荒くして描かれるこのシーンは息を呑むほどに美しかった)だが、男社会の論理はそれを許さない。何とかしてそんな男どもの支配欲に抗おうとするかぐや姫だったが、とうとう帝に見初められることによって追い詰められてしまう。そして、彼女を後ろから抱き締めようとする帝の醜い支配欲…。かぐや姫はその純潔を守るために自らの意志で迎えを呼び、そして“穢れなき”月の世界へと帰ってゆく。だが、そんな俗世にまみれたこの世界でも初恋の思い出や鳥や虫たちの健気に生きる姿、そして父母の情愛という彩りに満ちた素晴らしいものがあると悟り、かぐや姫は涙を流す。不覚にも、僕はこのラストシーンを見ながら涙が止まらなかった。映画でこんなにも泣かされたのは久し振りのことだった。理不尽で醜い現実に満ち充ちたこの世界で、少しずつ穢れていきながら日々の生活を送る僕たち人間の悲哀を象徴的に描いたこのラストシーンは白眉としか言いようがない。そうなのだ。だからこそ、僕たちは物語というものに純粋さ・美しさ・あるいはユートピアを求めていくのだ。それは竹取物語が誕生した千年前も現代を生きる我々でもなんら変わることはない。そんな普遍的なテーマを追求した本作は、近年稀にみる傑作と言っていい。[DVD(邦画)] 9点(2018-04-13 23:15:07)(良:2票)

1064.  アサシン クリード 《ネタバレ》 なんかよく分かりまへんでしたわ、これ。ゲームが原作なんですね?豪華キャストに惹かれて鑑賞してみたのですが、なんか独り善がりな設定やらストーリーやら続出で最後まで観るのが苦痛でしかありませんでした。まあ映像はぼちぼち迫力あったのでおまけの4点で。あと、どうでもいいことなんですけど、エンドロールが15分近くあったのはびっくり!!恐らく僕が観た中では過去最長なんじゃないでしょうか。ゲームの権利関係?それか物凄くたくさんのスタッフたちが関わった作品だったのかな?で、この出来(笑)。[DVD(字幕)] 4点(2018-04-13 23:10:03)

1065.  素晴らしきかな、人生(2016) 《ネタバレ》 一人娘を病気で亡くし、悲しみから自暴自棄へと陥ってしまった一人の男。深い絶望の中で彼は「愛」と「時間」と「死」に手紙を書くのだった。そんな彼を心配する周りの友達がとある計画を思いつく。彼が届くはずがないと思って書いたその手紙の宛先である「愛」「時間」「死」が、彼の目の前に現れ、直接返事を伝えてもらうことにしよう。そうしたら彼も再び自らの人生と向かい合ってくれるかも知れない――。売れない舞台俳優を秘密裡に雇い、計画を着実に練っていく友人たちだったが、彼らもまた各々に問題を抱えていたのだった…。こういうハートウォーミング感を前面に押し出した作品は本来嫌いなのですが(明らかに狙い過ぎたタイトルにもげんなり!)、何気に豪華な役者陣が共演していたので今回鑑賞してみました。僕のそんな先入観を抜きにしても、脚本があまりにもとっ散らかりすぎじゃないですか、これ。短い時間の中にいろいろ詰め込み過ぎて、全く纏め切れていないように感じたのは僕だけ?友人たちが抱えた心の悩み――末期の病を患い余命幾ばくもない男、自らの不倫の過去が原因で娘との関係がギクシャクしている父親、キャリアウーマンとして忙しく生きてきたため出産適齢期を逃しててしまった女性、彼らの苦悩に対する掘り下げがどれも浅く全く説得力というものが感じられない。これで全員前向きに生きていけるようになりましたって言われても、ねえ。それに主人公にも全く共感できません。娘を亡くしたのは確かに悲劇だとは思いますが、それでも会社にしがみつき仕事もせずに日がな一日ドミノをして周りの社員に迷惑をかけまくっているなんて、「甘えんのもいい加減にしろ!!辛いのはお前だけじゃねー!!」って思いっきり説教したくなっちゃったし。最後のオチも容易に読める安易な代物。全体に漂うお涙頂戴な空気も鼻につくし、正直観るだけ時間の無駄の凡作としか思えませんでした。[DVD(字幕)] 3点(2018-04-08 10:16:51)(良:1票)

1066.  スプリット 《ネタバレ》 二十三重人格の誘拐犯と、彼に誘拐された三人の女子高生の攻防を描いたサイコ・スリラー。え、正直に言っていいですか。さっぱり面白くなかったんですけど、これ。あまりにもだらだらした展開に途中で寝落ち。次の日に続きから観始めたもののまたまた途中で寝そうになりながら、なんとか頑張って最後まで観終えました。その感想は、「つ、つまんねー!!」。ジェームズ・マカヴォイも幾つもの人格が共存する多重人格者をちゃんと演じ分けていたとは到底思えず…。最後のオチも意味不明。え、あの同監督の撮った超絶駄作『アンブレイカブル』と繋がってる?!そんなモン覚えてるわけねーって(怒)。[DVD(字幕)] 2点(2018-04-05 22:30:36)

1067.  LOW DOWN ロウダウン 《ネタバレ》 70年代に活躍したものの麻薬で身を滅ぼした、実在のジャズシンガーの半生を娘の視線から描いた伝記ドラマ。このジョー・オーバニーというピアニストの存在は全く知らなかったのですが、人気女優エル・ファニングが出ているということで今回鑑賞してみました。とにかく雰囲気重視の作品で、この時代特有の気怠い空気感というのは伝わってきましたけど、肝心の内容の方は正直薄っぺらい。麻薬打ってピアノ弾いて喧嘩して仲直りしてまた麻薬打って…と、最初から最後まで似たようなことをだらだらだらだら。ほんと、この作品はいったい何がしたかったのでしょう。あの小人症の男のポルノ撮影のエピソードだとか、娘の癲癇持ちの彼氏の存在だとか、細かいエピソードを最後までほったらかしにして終わるのもいかがなものか。僕のお気に入りのエル・ファニングちゃんが出ているとは言え、最後まで観るのが苦痛でしかありませんでした。残念![DVD(字幕)] 3点(2018-04-04 19:45:27)

1068.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 人智を超えた存在(死神?)によって死を運命づけられた七人の若者たちが、その死の筋書きの裏をかき、なんとしても生き延びようと悪戦苦闘するサバイバル・ホラー。まあアイデアは抜群にいいですけど、なんか脚本がいまひとつでした。ぼちぼちってところかな。[DVD(字幕)] 6点(2018-04-02 22:57:32)

1069.  ナイスガイズ! 《ネタバレ》 すんません、さっぱり面白くなかったんですけど、これ。豪華キャストに惹かれて今回鑑賞してみたんですけど、こういう軽ーいノリの映画がもともとあまり好きではないうえに脚本もいまいちのような気が…。僕のロリ心をビシバシ突いてくる、ヒロインの女の子の可愛さに3点![DVD(字幕)] 3点(2018-03-12 21:14:10)

1070.  パシフィック・ウォー 《ネタバレ》 太平洋戦争末期、日本へと投下する原子爆弾をレイテ島へと極秘裏に運搬したものの、その直後に日本軍の潜水艦によって撃沈させられた戦艦インディアナポリス。史実を基に、数百名もの死傷者を出したというそんな悲劇の戦艦を描いた本作、日本人としては非常に興味深い内容だったし、毎度おなじみニコラス・ケイジ主演ということで今回鑑賞してみました。冒頭、もちろん日本軍との激しい戦闘シーンから始まるわけですが、そこで使われているCGがびっくりするぐらいショボくて(プレステ2のデモ映像レベル!)、この時点で若干苦笑い。気を取り直してそのまま観続けていると、今度は準主役級の若い男が出てくるのですが、こいつが一人の女を巡って親友との三角関係へと発展しそうな展開に、あの伝説の国辱ハリウッド映画『パールハーバー』の悪夢が脳裏を過り、嫌な予感がますます強くなるのでした。それでも、「いやいや、日米の歴史において極めてデリケートなテーマを戦勝国であるアメリカが今この時代に映画化したのだからそんなわけがない」と頑張って観続けました。ですが、その真面目に観ようという僕の気持ちにとどめを刺したのは、潜水艦内における日本軍の描写。ばりばり英語なまりの下手な日本語を話す艦長が、まるで老師様のような姿の師匠?と鏡越しで対話を始めた瞬間に僕のその決意はものの見事に砕け散ったのでありました。これっていつの時代の映画やねん!直後に発射された人間魚雷・回天が目標を外すシーンも極めて簡単に呆気なく終わって、日本人としては「え、なんやったん?今の?」と怒るヒマすら与えてくれません。さらには肝心のインディアナポリス号沈没シーンが、もろタイタニックのパクリなのに画面から一切緊迫感が伝わってこないという…。また、一応群像劇となってはいるのですが、個々のエピソードの描き方が極めて稚拙なせいで最後まで誰が誰だか分かりづらく物語が一向に盛り上がりません。挙句の果てに、沈没後、まさかのサメパニックな展開に!はは、これって実は戦争映画の皮を被ったオープン・ウォーターだったのですね(笑)。サメとの攻防がまさか映画の三分の一を占めているとは…。最後は一応真面目なメッセージを残して終わるのですが、そんなの他のもっと完成度の高い映画で見たかったっちゅーねん(怒)。うん、なかなかのトンデモ映画でありました。4点。[DVD(字幕)] 4点(2018-03-11 11:13:35)

1071.  PK 《ネタバレ》 インド発、様々な宗教の際どいネタを扱いながらも、笑って泣けるエンタメ大作として本国で大ヒットした?ミュージカル・コメディ。この監督&主演コンビの前作『きっと、うまくいく』がかなり面白かったので、本作も期待して鑑賞してみました。うーん、期待が高すぎたのか、僕はいまいち嵌まらなかったです、これ。なんか国民性の違いか、宗教ネタもいまいちピンと来なかったし、全体的にそれほど笑えなかったかなぁ。それに相変わらず、長い!!次作に期待ってことで、厳しめの5点で。[DVD(字幕)] 5点(2018-03-08 21:09:50)

1072.  スノーデン 《ネタバレ》 テロ対策の名の下に、全国民を対象とした監視システムを秘密裡に構築したCIA。本作は、それを暴露したことで全世界に衝撃を与えた元職員スノーデンの姿を実話を基にして描いた社会派ドラマです。監督はこの分野の巨匠オリバー・ストーン、そして秘密保持法違反に問われいまやロシアでの事実上の亡命生活を余儀なくされているスノーデン役には人気俳優ジョセフ・ゴードン・レヴィット。社会派ドラマとしてはなかなか見応えのある作品に仕上がっていたと思います。普通に考えて怖いですよね、これ。いつでも誰かに見られていると思うと空恐ろしい。それでもテロ対策のためにはこれくらいの監視システムは仕方ないと見るのか、やり過ぎだと捉えるのか、なかなか考えさせられる力作でした。ただ、映画としての面白さがもう少し欲しかったかな。サスペンスとしてはちょっと物足りなさが残りました。それにしてもスノーデン氏はこのままロシアで一生を終えるのでしょうか。そう考えるとやぱ怖いですね。[DVD(字幕)] 6点(2018-03-04 08:23:28)

1073.  アンダーカバー(2016) 《ネタバレ》 大規模テロを計画しているとされる白人至上主義団体に、決死の覚悟で潜入捜査を試みる若きFBI捜査官のお話。ネオナチたちに認めてもらうために丸坊主となって差別発言を連発する主人公に、ハリポタからのイメージチェンジを図るダニエル・ラドクリフ。実話を基にしたということなのですが、ちょっと演出が大雑把過ぎるところが残念な作品でしたね、これ。もっと面白くできただろうに、既視感だけが先行する、まぁ言ってしまえばよくあるお話でありました。何より本作の重要なテーマである、人種差別主義者たちの狂気性や彼らがいかに有色人種たちとの対立を煽っているかという部分が全く掘り下げられていません。ラドクリフ君も頑張っているのは分かるのだけど、とてもイラクからの帰還兵に見えなくて、これで騙される過激派団体の幹部はどんなけ間抜けなんだよ!!って終始突っ込んじゃっていまいち説得力が感じられない。んでもまあこのスタッフたちの「頑張って面白い映画を創りたい!」という熱意(結果は伴ってないけど笑)には好感が持てたので5点あげとこう。[DVD(字幕)] 5点(2018-02-28 12:32:25)

1074.  バーニング・オーシャン 《ネタバレ》 実際に起こった海底石油採掘施設での爆発事故を基に、そこにいた様々な人々のドラマを迫力のアクションシーン満載で送るエンタメ作品。存分にお金をかけたであろう爆発シーンは抜群の安定感で、それだけでそこそこ観ていられる作品に仕上がっていたと思います。特に主人公が火の海と化した石油施設内をただ出口を求めて彷徨うシーンなんて、見ているだけで汗が滲んできそう。実話という重みが充分に効いています。ただ、反対に肝心のドラマ部分がいただけない。なんかエンタメ映画としてのツボをことごとく外しちゃっているから最後までいまいち盛り上がりに欠けるんですよね、これ。実話を基にしていても見せ方次第でいくらでも面白くなるはずなのに、惜しい。全体的にこの監督らしい力技な印象。でもまあ、この監督お得意の見ていて鼻につくアメリカ礼賛描写はけっこう控え目だったんで、ちょっぴりおまけの6点で。[DVD(字幕)] 6点(2018-02-26 17:15:18)

1075.  ネオン・デーモン 《ネタバレ》 地方から出てきたばかりの何もしらない田舎娘が、華やかなファッション業界に身を投じると、持って生まれた美貌だけを武器にどんどんとのし上がっていく姿を独創的な映像表現で描く。男たちからは欲望の眼差しを、女たちからは羨望と嫉妬の入り混じった眼差しを受ける主人公役にはいまハリウッドでもっとも注目を集める若手女優エル・ファニング。監督は原色系の派手な色遣いで毒々しい物語を追求し続けるレフン監督。まあグロテスクかつエキゾチックな唯一無二の世界観を構築するこの監督のセンスは確かに凄いと思います。けれど、好みの問題と言ってしまえばそれまでだけど僕は昔からこの人とは相性が悪いんですよね~、残念ながら。こういう映像を撮りたいという監督の拘りはひしひしと伝わってくるのですが、その分脚本がおろそかになっちゃってませんか、これ。最後、女の口から飛び出てくる目玉なんてグロいだけで意味不明ですって。エル・ファニング主演ということで今回鑑賞してみたのですが、なんだか彼女の美貌の無駄遣いとしか僕には思えませんでした。あと、何気にキアヌ・リーヴスも無駄に使ってましたね。うーん、エル・ファニングの可愛さに5点で。もし彼女が金粉フルヌードを披露してくれていたらもう2点プラスだったんですけどね(笑)。[DVD(字幕)] 5点(2018-02-20 00:38:53)(良:1票)

1076.  ヒットマンズ・レクイエム 《ネタバレ》 殺し屋家業に手を染めたばかりの今どきの若者レイ。ボスからの指示でベテランのケンとコンビを組み、初仕事をこなした彼だったが、直後に取り返しのつかない過ちを犯してしまったことに気付く。なんと殺したターゲットの身体を突き抜けた銃弾が小さな男の子の額を直撃してしまったのだ。ボスからのさらなる指示で、ベルギーの古都ブルーシュへの逃亡生活を余儀なくされた彼らは、気持ちを切り替えボスからの電話を待つことに。レイは酒と女に明け暮れ、インテリのケンは古都観光を満喫する。だが、子供殺しの事実は容赦なく彼らの良心を蝕んでゆくのだった。そんな折、ケンにだけボスから秘密の指示が下される。「俺は筋を通す男だ。子供を殺すような奴は何があろうと許さねえ。必ずその街で奴を消せ。それまで帰ってくるんじゃねえ」――。内密に拳銃を手に入れたケンはレイを殺すチャンスを窺っていたのだが、レイもまた良心の呵責から死に場所を求めていたのだった…。ベルギーの伝統ある古都を舞台に、親子ほども歳の離れた殺し屋たちの葛藤と悲哀を屈折したユーモアを交えて描いたクライム・ドラマ。コリン・ファレルとレイフ・ファインズが共演、アカデミー脚本賞にノミネートされたということで今回鑑賞してみました。前半、正反対の二人の男が旅先で噛み合わないやり取りを繰り返すというありがちで冗漫な展開に、「え、これのどこが脚本賞?」と疑問に感じながら観ていたのだけど、相棒に殺されそうになる主人公もまた自殺を図ろうとしていたという事実が判明する辺りからこの作品の印象が一転して良くなっていきます。罪の意識から逃れられない若者、彼を更生させたいと願う初老の男、何よりもメンツを重んじるために若者を殺そうとするボス。なるほど、この三人の殺し屋たちの三者三様の思惑が交錯する心理ドラマはなかなか深い。また、取り留めがないと思われていた前半の小人や美人局のカナダ人といったエピソードが後半、奇麗に回収されていくという伏線の張り方もとてもセンスがいいですね。舞台となった伝統ある古都ブルージュの映像もスタイリッシュで美しく、クライマックスで男たちが自らのプライドのために命を懸けて戦う姿も悲壮感が画面から匂い経つようで素晴らしかったです。惜しいのは前半のあまりにも散漫な展開ぐらいかな。とはいえ、なかなか技ありな一本でありました。7点![DVD(字幕)] 7点(2018-02-16 01:05:06)

1077.  夜に生きる 《ネタバレ》 ベン・アフレック監督・主演で送る重厚なギャング・ドラマ。なかなか手堅く作り込まれていてそれ相応に見応えはあるのですが、いかんせん地味な印象。もう少しパンチの効いた演出が欲しかったですね。[DVD(字幕)] 6点(2018-02-01 23:50:47)

1078.  ダークレイン 《ネタバレ》 1968年10月2日午前0時37分、世界が滅びそうなくらいの強い雨が降りしきる真夜中のとあるバス待合室――。さまざまな事情を抱えた客たちがバスの到着を心待ちにしている。出産を控えた妻の元へと一刻も早く駆け付けたい炭鉱夫、暴力夫から決死の思いで逃れてきた妊婦、変な呪文を延々と呟く頭のイカレタ老婆、そしてもうすぐ定年を迎えるバス停留所職員…。だが、いつまで経ってもバスは辿り着かず、それどころか雨はますます強くなるばかりだった。そこへ雨に降りこめられた新たな客がやってくる。病弱な子供を連れた若い母親や、学生運動の集会へと駆け付けたい学生。待合室は異常な熱気に支配され、一触即発の張り詰めた空気が漂い始める。なのに、ラジオから流れてくるアナウンサーの声は「世界各地で謎の伝染病が猛威を振るっている!」と連呼するばかりで、バスは一向にやってくる気配はない。すると彼らのうちの誰かがおかしな行動を取り始め、やがて何かの感染症のように一人また一人とおかしくなっていく…。明らかに低予算で撮られただろうそんなB級映画なんだけど、1950~60年代に大量生産された怪奇ホラー映画みたいなこのおどろおどろしい雰囲気、けっこう嫌いじゃないですね~。例えるなら、ちゃんと練って創られたエド・ウッド映画のような感じ?途中から待合室の客がみんな、どんどんと髭面のおっさん顔になっていくのはなかなか笑える。超趣味悪いけど(笑)。と、途中まではこの独特の世界観と変てこなストーリーを素直に楽しんで観てたんだけど、惜しいのは後半の展開。ことの真相がいまいち腑に落ちないし、オチも弱い。ちょっと話を拡げすぎたんじゃないかな。でもまあこの唯一無二の独特の世界観はやはりいい。この監督さん、もしかしたら将来ばけるかも?!要注目ですね。[DVD(字幕)] 6点(2018-01-31 21:51:12)(良:1票)

1079.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 もはや王道のディズニーエンタメ。最新技術で描かれた、ゴージャスできれいな映像は見ているだけで楽しくなります。家具に姿を変えられた召使たちの造り込まれた造形美なんて凄いの一言。美女役のエマ・ワトソンも非の打ち所のない美女でさすがの貫禄でした。うん、なかなか面白かったですね。元のアニメは未見だけど、この機会に観てみようかな。[DVD(字幕)] 7点(2018-01-31 21:43:19)

1080.  ジョイ 《ネタバレ》 困窮した生活を送っていたシングルマザーが、自ら発明したモップの特許で大成功を収め、大富豪へと成りあがったお話を実話を基にして描いたヒューマンドラマ。毎度おなじみの豪華役者陣を揃え、いかにもこの監督らしい直球勝負の作品なのですが、なんだか良くも悪くもワンパターンなイメージ。もう少しパンチの効いた演出が欲しかったところ。可もなく不可もなくの優等生的作品で完成度は高いのでしょうけど、僕はそこまで面白くは感じなかったです。[DVD(字幕)] 5点(2018-01-25 23:00:10)

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