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プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

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1101.  摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に いや懐かしい。とは言っても、何回観ても面白さがイマイチよくワカランのですけどね(笑)。 サクセスストーリーとは言え、やってる事と言えば、オバさんに体売ったことと他人の手紙を盗み見たくらいのもんでしょう。 などと言っては身も蓋もないですね。そういう少々困った主人公ではあっても、マイケル・J・フォックスが演じていると何だか憎めないんです。同じ会社の中でありながら、スーツを着た人たちとカジュアルな服装の人たちがいて、それぞれ別の世界を形成しており、ほとんど階級社会。その両者の間を、まるで一人で「王子と乞食」を演じるみたいに器用に行き来してみせる。彼が最後にどうやって成功するかよりもむしろ、そこに至るまでの、何ともテキトーな器用さが魅力になっていて、これで態度がデカかったらヤな奴ですけれど、ここでマイケル・Jの背の低さがまた、大いなる武器になってます。ほかの俳優が演じてたら、これだけのヒット作にはならなかったのでは。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-01 14:33:06)《改行有》

1102.  ロンドンゾンビ紀行 今世紀に入ってロメロ式のゾンビ映画は飽和状態、ド派手な火器でゾンビを蹴散らすなんてのも目新しくはなく、もはや作中でもロメロ式ゾンビが公知のものになっちゃってる、というお手軽モード、なんですが。 しかし本作、ゾンビに立ち向かう老人たちに、諦念のようなものがそこはかとなく感じられて、なんとなく良いではないですか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-07-01 14:00:59)《改行有》

1103.  ゼロ・ダーク・サーティ 2時間半もかけて、段階を追って整理して成り行きを見せてくれるもんで、ふーんなるほど、とは思うのですが・・・ 友人をテロで失ったとか、自分もテロリストに命を狙われてるとか、何もできないまま時間ばかりが経っていってしまうとか、そういう「事情」がただ並べられている感じ。そこから湧き上がってくる感情を映画の中にどう織り込むか、という点では、やけに直線的、やけに淡泊です。事実というものに敬意を表して、作為を感じさせないように抑えているのかも知れませんが、「事実っぽさ」最優先のあまりに、クライマックスの襲撃の場面が「ホントっぽいけど何やってるかわからん」となってしまうんだったら。 忠臣蔵映画の討ち入りシーンの方が、いいよなあ。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-01 13:50:00)(良:1票) 《改行有》

1104.  猛獣大脱走(1983) 動物園から逃げ出した動物たちが人間に襲い掛かるパニック映画、ってなコトなんでしょうけど、まーあんまし「襲われてる感」ってのはありません。作品中でいちばん印象に残るシーンというと、冒頭、猛獣のエサとして登場する、ウシか何かの生首でして。かなりインパクトあります。ギョッとします。これを超えるシーンは本編には登場しません、ハイ。 という訳で、肝心のパニックシーンは、調教された動物たちでもって和やかに撮られておりますが(ゾウさん頑張れ~もっと演技しろ~)、夜の街にチーターを走らせてみせたのは、これは比較的頑張ってたかな、と。 緊迫感の無さは、主人公のツラ構えにも表れていて、一体どこからこんなサエない俳優を見つけてきたのか。有名人だったらゴメン。 ラストのオチは、これ、手塚治虫の某短編作品みたいですね(アチラのネタバレになるのでタイトルは省略しますが)。アチラの方が数段、効果的ですけれども。[CS・衛星(字幕)] 4点(2018-06-30 02:15:22)《改行有》

1105.  岸辺の旅 浅野忠信が何とも言えず飄々としてて、これで実は死んでるだなんて、到底思えない(笑)。死というものがまるで大した事件じゃないみたいに語られる、その一方で、深津絵里は旅先でそうとは知らず不用意な行動をとっては叱られてしまう、日常の方がよほど事件が多いワケですな。まさかこの人に、こんな些細な(と思っていた)行動で叱られるなんて。 映画観てる我々からすると、唐突に登場した浅野忠信、どういう人なんだろうと思っていると、旅先それぞれで「異なる人物」になってみせ、何者なのやらさっぱりわからない。でもこれ、一種の「昼間のパパは~ちょっと違う~」ってヤツ、ですかね。違うけど、でもパパは確かにパパなんです。 さまざまな一面を見せるけど、やっぱり夫は夫。と思ったときが、別れの時。派手な濡れ場という訳じゃないけど、印象的なラブシーンでした。 映画に何度か登場する、風に揺れるカーテン。これだけしっかり揺れられると、逆に揺れていないカーテンが妙に不気味だったりします。[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-06-30 01:46:58)《改行有》

1106.  ザ・コンサルタント 「目で語る」とか「背中で語る」とかいうのはあるけれど、「アゴで語る」男、それがベン・アフレック。いや、ご本人もそんなつもりはないのかも知れませんけど、とにかくイイ感じに「ワケ有り感」が出ています。 彼がワケ有りなら、彼を調査する側の女性もワケ有り。で、その二人が別々に動いたまま、その人生が直接に絡み合う訳ではないんだけど、微妙な関係を保ち続ける。 そんな感じで、登場人物それぞれが過去に負い目のようなものを抱えながら、直接・間接にクロスしあう。というのが、「ああ、映画でこういう手もあったんだなー」と、妙に感心させられました。 アクションが乱発される訳ではないので、それなりに地味な印象もありますが、ベン・アフレックの好演もありなかなかのキレ味。ただし体格的にややモッチャリした感じもしてしまうのですが・・・[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-06-23 13:27:55)《改行有》

1107.  パージ 『わらの犬』は夫婦ふたりだったけど、これを親子4人家族にしたら、どうなるか。 しかも息子がかなりヘンなヤツで、オマエはトイ・ストーリーに出てた隣のガキか、と言いたくなるのですが、ちゃんとストーリー進行上の「火種」になってくれます。これだったら、この息子絡みであといくつかギミックを仕込めたんじゃないか、という気もしてしまうのですが、なにせ85分とコンパクトにまとめた映画。そこまでの寄り道はしません。 むしろ、4人家族の気持ちがバラバラになってくると、行動もバラバラになって、4者4様の行動が物語をかき回す、といったあたりが見どころ。襲ってくる敵にどう立ち向かうか、という点では、妙にオヤジが強すぎて、え、こんなキャラだったのか、という違和感もあるのですが(この辺り、もう少し丁寧な描写があれば、とも思うけど何せ85分。スピード感が命です)、そういう中途半端さが、イーサン・ホークらしさ、という気もします。 マスクを被った不気味さと、それを超える、マスクを被らない不気味さ。あるいは、その一見平凡な生身の顔こそが内面のドロドロを隠したマスクなのである、といったところでしょうか。 ストレートな題材ではありますが、何が起こるかわからないサスペンスと、85分という短尺で違和感が深まる前に突っ走ってしまう手際の良さが、光っています。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-23 13:03:08)(良:2票) 《改行有》

1108.  セッション 楽屋ネタ的に行くのであれば、「撮影所で鬼監督にダメ出しされ続ける主人公の新人俳優」ってことになるのでしょうが、それだとストレート過ぎますわな。で、音楽。 結局のところ、オバケだの妖怪だのよりも、この世で一番コワいのは鬼教師、ということで。だって、なんであんなに怒ってるんだか、わかんないんだもん。ああ、ホント、コワい。 この映画、アップが多くて(背景が見えづらくて)ちょっと辟易する部分もあるのですが、それにしたって、カッコ良すぎる。ので、満足です。 リミットを突破する、突き抜ける快感。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-06-19 21:13:09)《改行有》

1109.  ジャズ大名 はぐらかすように、映画の進行をギクシャクさせて、それが何だか気になる「ひっかかり」にはなる反面、正直なかなか気分が乗ってこない。なーんて思ってたら、何が何やらわかったようなわからないようなまま、怒涛のどんちゃん騒ぎに突入して圧倒されたまま映画が終わってしまう、という心臓に悪い映画。エンドクレジットに至っても狂乱は続き、まさに尻尾の先までアンコ状態。 江戸時代の終焉から明治時代の始まりを、一大セッションで迎えるという、ゆく年くる年みたいなオハナシですが(お話なんて無いも同然だけど)、それにとどまらず、「このお祭り、今でもどこかで続いてるんじゃないか」と思わせるのがミソ。 もう誰にも、止められない。[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-06-16 04:28:23)《改行有》

1110.  007/消されたライセンス 今回は、邦題にもある通り、ボンドが殺しのライセンスをはく奪される、というのがポイント。かと思いきや。コレ、単に、「今回の敵は国際なんちゃら組織みたいな大層なものではなくって、チンピラみたいなオッサンなんですけど、勘弁してください」という言い訳にしかなってないのが、何ともかんとも。 とは言え、相手は名うての麻薬王ですから、油断はならないのですが、そうは言っても、実際にはあのグーニーズのワルモノ一家の兄貴ですから、ねえ。あまり貫録はありません。麻薬王も所詮は一市民、多少豪華な船は持ってても、「謎の巨大海上基地」みたいなのは決して登場しない。その点では、荒唐無稽さはナリを潜めてますが、その分、地味。私怨から戦っているボンド、という設定も、ほとんど活きてません。もっとも、基本的にはこうやってスマしているからこそのボンド、であって、そこは期待を裏切りませんが。 クライマックスのトレーラーを使ったアクションは秀逸。オリジナリティあります。でもそこに至るまで、あまり見どころがないんだなあ。このトレーラーの爆発シーン、テレビの怪奇番組でよく「一瞬、炎が手の形に!?」とか紹介されてましたけど(ザ・カーじゃあるまいし)、そういう部分でしか言及されてこなかった、やや地味な映画。 でもやっぱり、最初の方に登場する(ある種、恒例の)スカイアクションは、ホント、いいですねえ。ムーンレイカーで軌道を外れ切った後の5作を担当したジョン・グレン監督の、それでもあの荒唐無稽さを決して否定しないこだわり、なんでしょうねえ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-06-16 02:29:46)《改行有》

1111.  007/リビング・デイライツ ティモシー・ダルトンって、ボンド役として一番、存在感がない。1本で降板すりゃネタにもなるんですけど(実際なってるんですけど)、2本ってのが半端。それに、ボンド役が似合って無けりゃ、それはそれで一つの存在感にもなり得るんですが、しっかりハマっちゃってるんですね。クールで、でも愛嬌もあって、若くてちゃんと動ける。見事にワンポイントをこなした中継ぎピッチャー。残念ながらヒーローインタビューには呼んでもらえません。 作り手の方も、新生ボンドに慎重になってたんですかね。監督も続投だし、ある程度のイメチェンを図っているとは言え、ロジャー・ムーアのボンドが言いそうなこと・やりそうなことをさせている感じも残っているし(スパイ仲間が殺されて逆上するあたりは、ちょっと新鮮ですね、ロジャー・ムーアならもうちょっと落ち着いていそう)。 口笛に反応するキーホルダー、ってのが実にアホらしくって、このあたりは路線踏襲、といったところ。 ソ連ネタってのが賞味期限ギリギリな上、終盤でお話がアヘン取引にスケールダウンしてしまうのは、スパイ映画としてどうなのよ、とも思うのですが、ま、そもそも、このシリーズ自体がスパイ映画と言えるかどうか。派手なアクションこそがお楽しみ、とくれば、冒頭のスカイダイビングから、クライマックスの飛行機にぶら下がる空中戦まで、手を変え品を変え楽しませてくれます。ただ、終盤のクライマックス前は、ややもたついた感じも。 このシリーズの魅力に、荒唐無稽な残酷さ、ってのがあって、本作でもアホは武器がいろいろと使用され、殺す場面があればわざわざ念を押すように殺される場面がある。そういうのは健在だな、と。[CS・衛星(吹替)] 7点(2018-06-02 17:37:21)《改行有》

1112.  ヘル・レイザー 《ネタバレ》 入手したルービックキューブもどきのパズルがうまく解けずに憤死(?)したオジサンが、死んで朽ち果ててるんだけど生きている。そういう、何かよくわからんヤツが何かよくわからん形で生きてます、ってのが、クライヴ・バーカーの好みなんですかね。ミッドナイトミートトレインに出てくるやみくろ(じゃないけど)なんかもその一種でしょう。自分の家のどこかに、そういうミョーなヤツが住んでいる、というイヤラシさ。狭い我が家ではとても考えられません。家が広いっていいよなあ。よくないけど。 で、肉体はボロボロになっているけど生きてるそのオジサン、人間の生血を吸収しては徐々に体を蘇生させていく、というハムナプトラ方式。だけどこちらはCGではないホンモノのヌメヌメ感があって、イイんですね。いや、イヤラシイんですね。 で、復活して何をしようかっていうと、生前のごとく、弟の嫁さんとの浮気を続けようってんだから、どうしようもない。なんか魔道士とか何とかいう変な妖怪みたいな連中に狙われてるのにねえ。 それにしても例のピンヘッド氏。黙ってるとイイ感じなんですが、しゃべるとまるで迫力がない。なんとも素朴。ま、こんな感じで、異界の連中がフツーに存在してフツーにしゃべってる、ってのがクライヴ・バーカーの好みなんでしょう。 むしろ、オジサンの弟氏が「知らぬは亭主ばかりなり」にもほどがあるマヌケぶりで、見てる我々もイライラするくらいなんですが、最後にオジサンに皮膚を奪われ、オジサンの顔がマヌケ弟の顔となり、マヌケ顔のまま、恍惚としながらギタギタにされる、ってのが、本作の最大のインパクト。 監督・脚本クライヴ・バーカー。(いくら非現実世界の物語とは言え)登場人物のセリフや挙動に違和感ありまくりだったり(特に娘。でも可愛いから許す)、せっかく作ったクリーチャーとばかりに画面に登場させ過ぎてかえってインパクトを薄れさせたり、音楽が重厚過ぎてマッチしてなかったり、と、いろいろヘンなところはあるのですが、彼のイマジネーションが自由に炸裂したユニークな作品となっております。 ところで弟の嫁さん、ちょっと老けすぎだろー、と思うのですが、うん、これもきっと、クライヴ・バーカーの好みなんでしょう。ほんまかいな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-02 16:18:24)《改行有》

1113.  ラビリンス/魔王の迷宮 初めてゴールデン洋画劇場で放送されたときに吹替えを喜多嶋舞がやってて、周りでは「あれはヒドかった」と悪評の嵐だったんですが、私はそんなに違和感なかったので、え、そんなヒドかったっけ、と。そんな私でも金曜ロードショーの北尾光司吹替え『サンダー/怒りの復讐』とか徳光さん吹替え『激突!』とかには完全にのけ反りましたけど。 それよりも、デヴィッド・ボウイの魔王コスチュームが、何だか『魔界転生』のジュリーみたいだなー、なんてことを思ってしまうと、ついつい笑いがこみ上げてきちゃいます。しかも下半身はモモヒキだしなあ。違うってか。 内容はというと、ジェニファー・コネリー演じる主人公の少女(映画で見ると、グラビアで見るより太い眉毛が気にならず美少女っぽくなっている、まさに映像マジック)が、魔王に誘拐された弟を取り戻しに、ファンタジー世界を冒険するオハナシ。主人公が次々に不思議なものに出喰わしていく双六形式で、一貫したストーリーらしいものがない反面、空想力が縦横無尽に広がっていく楽しさがあります。まあ、時に安っぽく見えてしまうシーンもあったりするのですが。 白いフクロウが共通して登場するのはたまたまかも知れないけれど、結構、ハリー・ポッターなんかにも影響してたりするんじゃないのーと思わせるものもあります。 ところでホグルの顔って、ロボット操作なんですよね。表情がよく出てて、お見事です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-27 11:09:49)《改行有》

1114.  パリより愛をこめて タイトルから誰しもが007を思い出すワケで、実際、主人公もスパイ見習いみたいヤツで、さあこれからスパイらしくイッチョやってやるぜ、なんて意気込んでいると、次の仕事ではとんでもなくガサツなオッサンと組むハメになり、スパイの繊細さなどすべて吹き飛ばされてしまう、という展開。ガサツなんてもんじゃないですね、破天荒そのもの、このジョン・トラボルタの怪人ぶりが、作品のオモシロさ、ですね。 あ、一応、伏線をはったり、意外な展開でそれを回収したり、という面白さもあるんですけれどね。でもそういう仕込みも、何だか、トラボルタにぶっ壊されるためにあるかのような。 ホント、ハチャメチャでありながら、うまくまとめています。逆かな。うまくまとめているくせに、デタラメそのもので、痛快なんです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-26 03:26:15)(良:1票) 《改行有》

1115.  傷だらけの栄光 若き日の「ロバーツさん」と「オハラハン隊長」がチンピラ仲間として登場するのが見ものと言えば見もの。18年後にはダブル主演ということで、冒頭のクレジットも「左下」「右上」に配置されて同格扱い。その二人が本作では、片や主演、片や端役。 そのポール・ニューマンですが、本作ではどうも演技過剰で浮いている感じ。ロッキー・グラジアノ本人に取材した部分もあるのかも知れないけれど、とりあえず「しっかり演技しなきゃ」と、ハリキリ過ぎなんですかねえ。この人やっぱり、横にレッドフォードみたいなイモっぽい人を付けてあげると、ちょうどバランスが取れるのかも知れない。 ま、しかし、本作の主人公自体が相当に破天荒な人物ですから、浮いた演技が多少鼻につくところがあっても、一方でそれが、作品のユーモアにうまく結びつく瞬間もあったりする訳で。 で、そういうユーモアを、はたまた迫真のボクシングシーンを、時に意表を突く形で、カメラが巧みに切り取って見せてくれます。クライマックスの試合における、たまらない臨場感。 主人公の地元では皆ラジオにかじりついて応援している、ってな場面、さらにクライマックスを盛り上げていて、『ロッキー』でもこれを参考にしたんでしょうなあ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-26 02:56:42)《改行有》

1116.  ジュリアス・シーザー (1953) ええとすみません、戯曲の方はあまりおぼえてない上に先日、本を実家に持ってっちゃったので今は確認できないのですが、これ、結構、原作に忠実に作られてるんじゃないですか、きっと。真ん中あたりでシーザー死んじゃうし(ブルータスお前もか、ならば死ね、シーザー、とか何とか、ね)、後でちゃんとオバケになって出てくるし。 しかしこれ、もしかして、ほとんどのシーンがスタジオ撮影なんですかねえ(98%くらい?わかんないけど)。その利点も生かされてるんでしょうけれど、正直、映像が地味なんです。セットが地味。 後半の演説シーンなんか、ローマ市民この程度の人数でいいんかい、こういうシーンではひたすらエキストラかき集めて、非常識なくらいの大群衆が見たいのよ、なんて思ってしまうのですが、それでも、暴動が開始され群衆がカオスとなる場面はさすがに迫力があり、見応えあります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-16 23:10:51)《改行有》

1117.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 つい、本人の将来のためとばかり、勉強しろ勉強しろと子供に言ってしまう日頃の自分に気づかされてドキリとし、本当にこんなことで良いんだろうか、なんて思ってしまうのですが、もちろん本作がそういう現代の風潮を寓話的に描いただけの作品ということはないでしょう。ただこれも一種の普遍性、と言えるのではないか、と。 なにせ、赤ちゃんから少女に成長する「かぐや姫」の、一挙手一投足までが、すべて愛おしい。 高貴の女性はめったなことで立ち上がったりはしない、などと言われるけれど、そして捨丸と再会した姫は籠の中の鳥のように身動きがとれないのだけど、二度目の再会では、振り返りながらスックと立ち上がって見せる、その姿の美しさ。 そしてラストで、記憶がない筈の姫が振り返る、まさに何を想うか、というその姿の美しさ。[DVD(邦画)] 10点(2018-05-16 22:53:02)(良:1票) 《改行有》

1118.  ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー X-メンの「私、こんな特技あります、映画の中で活躍してみせます」といういささか鼻につくアピールに比べると(そこが魅力なんだろうけど)、こちらは、どうしてこんなポンコツメンバーが集められて一つの作品になっているのやら、正直、企画の意図がよくわからない。 そこが魅力ですね(← 要するに何でもいいのか)。 それぞれが何やら屈託を抱えているらしいのだけど、そういうのも物語のちょっとしたスパイス程度に抑えて、あくまでお祭り映画のノリで。 ただし、本作を見た後は、「動物映画」を見ても素朴に「キャーかわいい!」とは言えなくなる副作用は、あるかもしれません。[DVD(吹替)] 7点(2018-05-12 02:47:09)《改行有》

1119.  クレイマー、クレイマー 《ネタバレ》 公園のベンチで、ダスティン・ホフマンがあの短い足を苦しそうに精一杯組んで座ってる一方、法廷のシーンではメリル・ストリープがカッコよく足を組んでいるのを見ると、もうこの時点で、そりゃ勝てんわな、と思うワケです(大きなお世話ってか)。 エレベーターの中と外で二人が会話するシーンが印象的に用いられ、「ドアが閉まれば会話も終わってしまう」というサスペンスがここにはあるのですが、それよりも、確かにこのシチュエーションなら、二人が並んでカメラに映らないので、低い背も短い足も気にならないワケですね(大きなお世話)。いいシーンです。 ところで使用されている曲、例のヴィヴァルディのマンドリン協奏曲ハ長調RV.425、をマンドリンとギターで演奏している、らしいのですが、もしかして和声が原曲と違う?[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-05-12 02:32:07)《改行有》

1120.  若さま侍捕物帖 紅鶴屋敷 殺人現場に残される紅の折り鶴。紅鶴屋敷にまつわる怪事件を、いつもヘラヘラしていていかにも頼りない橋蔵若さまが、快刀乱麻を断つかのごとき名推理で解決してみせる。ホント、こんな真剣みのカケラもないニヤけた若造に、涼しい顔でやすやすと解決されたんでは、悪人どももたまったもんじゃないと思いますが、推理して良し、戦って良し、ニヤついて良し、大川橋蔵の大スターぶりを大いに堪能できます。 それにしてもコレ、オモシロい。暗がりで顔を上げればそこにはきっと(妙にオドロオドロしい顔で)人が立ってて「ギャーッ」と驚く、というカマシがムダに何度も繰り返され、極めてアホらしいのですが、アホらしくても面白いものは面白い。とりあえず、それぞれに思惑があったり無かったりする雑多な人物が登場し、思わぬ事件が発生して思わぬ展開、何だこりゃ何がどうなってるんだと思っていると、ちゃんと若さまが名推理で解決し、しかも殺陣もしっかり楽しちゃうという寸法(二刀流!)。 映画ってメディア、ミステリに向いているんじゃないか、と改めて思います。事件の断片を断片のまま提示しても、小説の場合ほど作為を感じさせない、っていうか、むしろ映画って、そういうものなのでは。 すべての映画は、ミステリである、と言っては、言い過ぎですかね。[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-05-06 13:52:22)《改行有》

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