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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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1161.  処刑人 冒頭の教会シーンが異様に意味深なんだけど、てっきり過去に何かがあって何かを成し遂げようとする兄弟の話なのかと思ってたら全然違った。うーん、この教会のシーンはいったい何だったんだ?頭の切れるFBI捜査官のデフォーが殺人現場からプロファイリングしてゆく過程で、我々も殺人シーン(というよりアクションシーン)を見てゆく。そこでそのガンアクションのかっこよさとデフォーの頭の切れっぷりを同時に堪能する。さらにやりすぎデフォーに大笑いする。銃撃戦再現シーンのデフォーは完全に『プラトーン』のセルフパロディでしょ。女装は衝撃。何が衝撃って見た目の強烈さもたしかに衝撃なんだけど、何よりもその必然性の無さが衝撃的。笑うところなんだろうけどあまりに気持ち悪くて半笑いだし。予想とはずいぶんと異にする展開の作品でしたがじゅうぶん楽しめました。[DVD(字幕)] 6点(2008-02-08 14:32:53)(良:1票)

1162.  ジョンQ-最後の決断- 『狼たちの午後』を彷彿させる社会派ドラマではあるが、社会派ドラマについてまわるリアリティを追求せずに、登場人物たちを極端にキャラ分けする寓話的とも言える手法で見せてゆくというのは昨今のメジャー映画事情に明らかに逆行していて、そのぶん非常に分かり易い。この分かり易さこそが良きハリウッド映画だったのではないだろうか。主人公はただ子供を助けたい一心で犯罪に及ぶのだが、映画は極端なキャラクターでもって歪んだ社会を次々と露呈させることで主人公の行為を許容させようとする。営利最優先の病院経営者は病気の人間を助けるという病院の本来あるべき姿を消し去り病院システムの問題をさらけ出させる。名声に執着する警察署長は早急さにこだわりより良い解決策を考えることもなく警察の本来すべき仕事をせずに警察システムの問題をさらけ出す。ガードマンも金に見合った以上の仕事をしようとしない姿は金が全ての社会をさらけ出し、メディアの主人公の訴えには腰が重く事件が起きてはじめて動く姿にはやはり金銭および名誉至上主義をさらけ出している。主人公の会社も保険会社も社会問題を露呈させている。この映画のいいところは、ここまで明確なキャラ分けをしているにもかかわらず、さまざまな問題はすべて社会にあるのであって人にはないとしているところ。だから主人公も誰も憎まない。ただ、いくらリアリティを求めないにしても病院長の心変わりは急変にすぎる。もうひと粘りしてほしかった。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-25 12:32:02)(良:1票)

1163.  Gガール/破壊的な彼女 唐突にできた空き時間にシネコンに飛び込んだはいいが限られた空き時間ではコレしかなかったので半ば仕方なしに観たというのが正直なところなのだが、大当たりとはいかないまでも拾い物をしたという満足感は大いに得ることができた。スーパーヒーローといっても当然長所ばかりであるはずもないのだが、これまでのあらゆるスーパーヒーローの短所は必ずと言っていいほど負の一面、あるいは暗黒面として描かれ、ヒーローたちは自問自答し悩むのだ。しかしGガールの短所ともいえるヒステリックな嫉妬心は、あくまで普通の女の子としての短所であり、けしてスーパーヒーローであることと結び付けようとはしない。そして普通の女の子としてスーパーパワーを使うのだ。だから突拍子もない無茶苦茶な行為もそこには不自然さはなく、むしろ人間的でイヤミも嫌悪もなく爽快感すら呼び起こす。ラストがまたいい。資質に合った仕事に出てゆく者と送り出す者。男と女の凝り固まった概念を取り除けば、こんなにも自然なカタチを形成できるのだ。[映画館(字幕)] 6点(2008-01-23 16:07:09)

1164.  Jの悲劇 冒頭の気球事故シーンがインパクトあり。気球の色が赤だということも印象強さを助長する。物語が全てこの冒頭のシーンに起因していることを強烈に見せている。ただ強烈すぎて、その後のこちらの想像とは異にする意外な展開に頭がついていかない。そのうえ主人公の葛藤が事故による罪悪感という単純なものではなく、罪悪感をさらに起因とする様々な葛藤が複雑に絡み合うので余計についていけない。それでもその複雑な心理という不可視なものをしっかりと映像で表現しているのは巧いと思う。変質的な妄想を膨らませる男を拒否しながら拒否しきれない視線。理論がために逃避する主人公のいらだち。肝心なところを語っていないところから始まる女との確執。全てを理論づけて思考する主人公が赤ん坊という理論を越えた温かみをその腕に抱きかかえた瞬間を切欠として自分自身を取り戻してゆく過程もまた実に映画的な見せ方。ちょいと謎めかした展開がかえって面白さを半減してしまっているのが残念。[DVD(字幕)] 6点(2008-01-22 10:50:22)

1165.  Wの悲劇 デビュー作『野菊の墓』でその才能をいかんなく発揮した澤井監督の第二作は大ヒットが約束された薬師丸ひろ子主演の映画。原作「Wの悲劇」を舞台劇「Wの悲劇」にし、それらを演じる役者たちにスキャンダラスな事件が降りかかるというまさに「W」なシナリオは一見複雑そうでありながら実にわかりやすく違和感の無いドラマに仕上がっている。ただ、舞台劇の芝居じみた展開が舞台劇以外でも引きずっている感があって、とくに高木美保の最後の登場シーンの大声でセリフを言ってからナイフを取り出し走ってくるってのは、いかにもすぎて、その唐突感も安っぽい。冒頭の夜明け前から世良公則との出会いを介して徐々に明るくなってゆく背景は撮影自体をその時間帯で行っているのだろうか。そうでなきゃあんなにもリアルな光の移ろいは出ないだろう。もちろんそれでも照明による調整もいるわけだから、その時間帯の一発勝負の撮影に拘った監督はやっぱり凄いなあと思う。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-21 16:55:34)

1166.  銀嶺の果て 黒澤明が脚本に参加しているからなのか娯楽性に富んだ観やすい作品に仕上がっている。一人が滑り落ちた際のすばやくハーケンを打ち付けるシーンやザイルを体に巻きつけるシーンの繊細な描写が山男の人となりや、山がいかに危険であるかといった一切合切を一瞬で見せきる。これが監督デビュー作というから驚き。三船敏郎も俳優デビュー作らしいが、三船の三船らしさというものをうまく引き出している。過酷であっただろう雪山でのロケも間違いなく作品を高みに押し上げているだろうが、いまひとつダイナミックさに欠けるような気がする。面白いんだけど決定的な画に欠けるというか・・。[ビデオ(邦画)] 6点(2008-01-17 12:53:49)(良:1票)

1167.  くたばれ!ハリウッド(2002) 写真をパラパラと見せていくだけで一人の男の半生を語らしめてしまう。もちろんナレーションがあってのことだけど、なかなかうまくこなしてるんじゃないかと。ハリウッドの大物は社交界の花形でもあるわけだから華やかな写真も多々あるわけで、それゆえに可能となった人物史。中身は今さら驚くようなものでもないが、それなりに興味深く見ることができると思う。メジャーのプロデューサーといえば映画の敵のような印象があるが、この仕事もけっこう大変なんだなと。『ローズマリーの赤ちゃん』の周囲の反対を押し切ってロマン・ポランスキーを監督に抜擢したというエピソード、女優心をくすぐってミア・ファロー降板を阻止したというエピソードを聞くかぎりでは、金儲けが大前提だとしてもプロデューサーの映画に対するセンスと手腕ってのは映画に不可欠なのだと思い知らされたような気がしました。ま、この人は「特別」なのかもしれませんが。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-21 16:52:45)

1168.  ザ・プレイヤー カチンコから始まることから、全てが映画内映画ともとれる。そんな逃げ道を用意してるから、内容は極めてブラックで攻めてくる。コミカルさの中に毒がありシニカルさの中に笑いがあるというなんとも言えない作風は独創的であるものの、映画内映画と割り切れない妙なリアル感が漂って後味が悪い。もちろんそこを狙っているんだろうけど。カメオ出演の豪華な顔ぶれもそれ自体が皮肉めいていて、やりたい放題ですな、アルトマン。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-20 15:51:31)

1169.  サンセット大通り 過去にしがみつく往年の大女優を往年の大女優に演じさせ、その女優の執事をする往年の大監督を往年の大監督に演じさせるというキャスティングの惨さ!!たしかにこの二人だからこその真に迫った演技ということになるのだろうが。スワンソンの圧倒的な存在感が目を見張るが(正直、圧倒的にすぎて疲れる)、この作品をより深く濃密なものにしているのはシュトロハイムの存在だ。かつての偉大な巨匠は一人の女を大女優に仕立て上げ何もかもが自由に手に入るセレブへと変貌させる。サイレントからトーキーへと変わったとき女優に求められる演技もまた変わる。よってたかって持ち上げておいてサッとひく。しかし過去のあまりの優遇ぶりに威厳を捨て去れない女優と威厳を持つ女優の崇高さを愛してしまった男の心理が合致してしまう。男は愛情とともに責任を感じていたのかもしれない。そんな男と女の悲しいドラマが、一見本筋のように描かれる三流脚本家との色恋話を凌駕する。シュトロハイムの存在はハリウッドを皮肉った作品に変質的なメロドラマとさらなる皮肉をもたらしている。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-18 15:07:45)(良:2票)

1170.  ウィスキー 《ネタバレ》 おもいっきりアキ・カウリスマキだった。ただ、一つ一つの口数の少ない会話がカウリスマキよりもちょっとリアル感を持っている。パターン化された朝の仕事始めの繰り返しもコメディでありながら妙に生々しい。なので最後はちょいと残酷に思えてならない。カウリスマキの映画のようにもっと虚構性を帯びてくれればこのオチでもいいのだが、なんだかこの変われない男が哀れで・・。奇妙な三人の奇妙な旅がもたらしたものが結局主人公の男には何も無かったというオチはある意味その辛辣さにおいて斬新かもしれないし、ある意味至極当然ともいえるのだが、マジメな男にもほんの少しの光を与えてほしかった。博打はその伏線だと思って見てたもので。[DVD(字幕)] 6点(2007-12-10 15:28:33)

1171.  ミスティック・ピザ デイモンが出てきて笑った。デビュー作ですかね。ジュリア・ロバーツもデビュー作とか。無名の若手俳優を配した80年代青春映画にしてはすごくあっさり作られてるなぁと思った。3人の女の友情を描いてはいるけど、そこばっかり強調するわけでもなく、恋愛ドラマもくどくなく、一人だけ突出して描くわけでもなく。なので浅いんだけどチープ感がない。一応アナベス・ギッシュがメインなような気もするけど、ジュリア・ロバーツとリリ・テイラーの個性が際立っていたのでバランスがうまくとれたのかも。配役は絶妙かもしれん。他の女優だったらもっと地味な映画になってたと思う。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-30 11:58:12)

1172.  喜劇 とんかつ一代 日本独特の人情喜劇と川島が得意としたスラップスティックコメディが見事に合わさった作品。とはいうものの、いくつかの川島作品に見られる「とんでもなさ」が無いのでごくごくありふれた作品という印象。日本の風習を揶揄するように、わけが分からぬ複雑怪奇な親類のつながりを笑いへと転化し、でもそれもまたいいもんだとお祝い事で話を収束させるストーリーが心憎い。あ、とんでもないシーンが一つあった。仲良しになったフランス人(岡田真澄 !)が連れてきたお母さんの無表情。なんなんだ?あの意味の無い異様さは![CS・衛星(邦画)] 6点(2007-11-27 13:33:21)

1173.  幻の光 どっしりと構えられたカメラによって映し出される画はどれもが程よく素晴らしい。構図はほぼ完璧。なのに何か物足りない。完璧すぎて面白みに欠けるってのもあるかもしれないが、構図がいいのが目立ちすぎている。生活感が乏しいのはそこに起因しているかもしれない。べつに生活感が無いからダメってことじゃなく、むしろ再婚する以前の生活は虚構性を帯びたほうが良かったと思うのでいいと思うのだが、それも結果的にそうなったにすぎないことはその後も同じような画面が続くことからも明らかで、どうも構図だけにこだわりすぎて、お話を語るうえでのリズムを無視しているような感じ。よくわからんが。とにかく何かが足りん。[DVD(邦画)] 6点(2007-11-22 13:34:29)

1174.  ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 扱うネタは社会派であっても社会派映画として問題を露にしたり伝えたりという体はとらず、そのネタはひたすらサスペンスとアクションに従事する。だから面白い。さらにサスペンスとアクション以上にズウィックが比重を置くのが「男のドラマ」。ディカプリオの最期は、それまで見せてきたワイルドさからしてみればちょいとセンチメンタルに過ぎるような気もするが、あの最期のシーンこそがズウィックの真骨頂。紅一点ジェニファー・コネリーの存在は、子供が殺し殺される悲惨な世界の中で展開される、それぞれが異なる目的のために強力し合う男二人のドラマに華を添えることで作品の重さを軽減している。物語を終わらせるラストシークエンスは蛇足とまでは言わないが、社会派映画によくあるパターンでがっかり。もう一工夫欲しかった。[映画館(字幕)] 6点(2007-11-16 11:21:39)

1175.  灰とダイヤモンド 《ネタバレ》 ポーランドが経験した戦中戦後の悲惨な歴史を知るうえでも価値があるし、芸術的にも価値があることは理解しつつも、正直中盤に退屈感を覚えた。内容が内容だけに終始重苦しい雰囲気で描かれるのだが、さらに重苦しく描かれている『地下水道』のほうが引きつけて離さないパワーを感じた。皆様のレビューを読みながら映画を思い返すと、いろいろと印象的なシーンが蘇ってきて、しかもそんなシーンが多々あることに気づかされるのですが、それでも夜長繰り広げられるパーティの各エピソードのダラダラ感が、いくら主人公の残酷な葛藤を描くために存在するとしてもどうにも退屈に感じてしまいました。有名なラストシーンは壮絶な最期を壮絶な画で見せており、その容赦の無い悲劇性に愕然とするとともに、一人の青年の死の意味するものの大きさを噛みしめること必至の圧倒的な画に感動しました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-15 12:11:02)

1176.  トパーズ(1992) 原作はただ過激なSMプレイを描いてみせ、ノーマルな男がそれを聞くたびに吐くといったイメージでしかなく、いくらアンダーグラウンドに生きる女を称えていると言われても正直なところ面白いとは思えなかったんだけど、あの単なるエピソードの羅列のようなものを、しかも一部猟奇的な描写をどうやって映画にするのだろうという興味から観た。映画は原作よりもその言わんとしていることがわかりやすくなっていると思う。猟奇的な描写は排除され、同じシチュエーションのものはあっても全く別のお話のようにうまく脚色されている。原作者が監督したとは思えないほど、原作の上辺をなぞることをせずにしっかりと映画へと昇華させている。映画『限りなく透明に近いブルー』とは雲泥の差。キャスティングが監督の人脈をうかがわせるのだが、作品の持つアバンギャルドな雰囲気に実に合っている。絶賛はできないが意表を突かれたせいか、けっこう満足感を味わえました。[DVD(邦画)] 6点(2007-11-12 19:21:46)

1177.  素晴らしき休日(2007) カンヌ映画祭60回記念の企画として「劇場」をテーマに35人の監督が作ったってやつのひとつ。『監督・ばんざい!』を観に行ったらコレもやってた。同時上映を全然知らなかったので得した気分。でもカンヌ上映時の前評判がえらく良かったことを聞いていたせいで期待しすぎたのか、いわゆる「お約束」の連続でちょっと物足りない。ラストはお約束とはいえ、『キッズ・リターン』のように颯爽と自転車に乗って気分良く帰りたかったんだろうなぁとか思ったら後から笑いがこみ上げてきた。フィルムが燃えるシーンは前に一度実際に見たことあるんでドキッとしました。こうゆう絶対採算がとれないような小さな映画館って少なくなったけどまだチラホラ残ってて、休日を素晴らしき休日にするためにも残し続けて欲しいなと思いました。上映時のハプニングもまた映画体験なんですから。[映画館(邦画)] 6点(2007-11-06 14:41:14)(良:1票)

1178.  シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 寡黙な私にとってはこの女の行動はかなりむごい。キレイだけど。まあ「おはなし」なんだからムリに現実(しかも今の時代の)に当てはめるのもおかしな話ではあるんだけども。それでも戦争の最中で真実を知り、それでも変わらぬ愛を・・って展開だと思ったら、そのウン年後にまで引っぱってやっぱり「知的で詩的な愛の言葉」がいいのね、あなたは(ショボン)。キレイだけど。と、なんか複雑な心境ではあるのですが、たしかに「ことば」って大切だなあと。美しい言葉というのは美しい絵画や美しい音楽と同等に芸術なんだろう。その具現化した最たるものが詩であり戯曲であり、その戯曲で美しい言葉を題材にしているというのだから、この徹底した「ことば愛」も許されるってもんです。だから戯曲でこそ映えるんであって映画にしちゃうとちょっと違和感があったりするのだろう。ただ、言葉だけじゃなく、あんなに嫌な奴だった上官も含めてみんな男気に溢れていて、その男気の単純な見せ方には素直に感動。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-31 14:53:10)

1179.  妻は告白する 《ネタバレ》 夫殺しの裁判というスキャンダラスな事件の真相が徐々にあきらかになってゆく、というと面白そうなのだが、お話はけして面白いものではないと思う。殺意をもって殺したのか?たんなる自己防衛か?夫への復讐か?そもそも女は夫を憎んでいたのか?保険金目当ての殺人か?はっきりせぬまま終局へとなだれ込む。女を演じるのは若尾文子である。となると察しがつく。全て魔性の女の計算づくの計画だと。しかしオチは全く違った。ただ愛情に飢えた不幸な女の純粋すぎる愛ゆえの行動。なんのどんでん返しもない。お話は期待を裏切る。しかしどんでん返しがないというどんでん返し、しかも若尾文子の見たこともないような純粋ゆえの絶望の顔に心打たれる。若尾文子だからこのつまらないお話を引っ張れたのだと思う。というかそれが最初からの目的。観客の既成概念を想定した映画。増村監督に一杯食わされた。食わされた後の二度目の鑑賞ではどうなのだろう。とりあえず6点。[DVD(邦画)] 6点(2007-10-25 16:05:57)(良:2票)

1180.  好色一代男 市川雷蔵と中村(二代目)鴈治郎のポンポンと繰り出されるきついのにイヤミのない関西弁の商人言葉の応酬が小気味良い。女が喜べばそれでいいと、会う女会う女に次々と奉仕するも、結局女に訪れるのは悲しい結末ばかり。女が生き難い時代が露呈される。それでも面白おかしい珍道中にしてみせるのはやっぱりまったりとした言葉の力が大きい。このまったり感のせいで増村独特の痛快感が損なわれているのはちと残念。大袈裟なセリフまわしも許される世界観が出来上がっているのに。若尾文子が最後のほうにちょろっと出てくるんだけど、役どころのせいもあるだろうが他の女優にはないオーラを感じます。[DVD(邦画)] 6点(2007-10-24 10:48:35)

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