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プロフィール
コメント数 122
性別 男性
自己紹介 自分の感性は、きわめて平凡だと自分でもわかっています。ただ、ほんとうはよくわかっていないのに、「わかった!」「よかった!」というのだけはしないつもりです。

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評価順1234567
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101.  嗤う伊右衛門 《ネタバレ》 私は原作を読んでいたので何とかなったが、映画で初めて本作にふれた人は、はたしてストーリーが理解できただろうか。原作に忠実すぎ、話が複雑でわかりにくかった。もっと本質に絞ったシナリオのほうがよかった。  作り手も俳優陣も頑張った力作だとは思うが、基本的なところで矛盾をかかえていた。それは、最後のドンデン返しを大事にするなら、そこに至るまでの伊右衛門と岩の心理はあまり描いてはならず、逆に最初から伊右衛門と岩の愛を描けば、最後のドンデン返しは犠牲にせざるを得ない、というアンビバレントな図式である。本作では、そこのところジレンマの処理が中途半端で、チョロっと愛情が描かれ、そのぶんだけラストの驚き・発見が矮小化されてしまっていた。いずれかに徹するべきだったろう。  あと、音楽、梅のキャスティングに問題があった。ほんとうは、梅も女性としては魅力的でなければならなかった。 なお、ラストの東京俯瞰が蛇足というのはまったく同感。あれで作品の格がワンランク落ちた。 5点(2004-06-20 01:08:00)(良:1票) 《改行有》

102.  地獄の黙示録 特別完全版 《ネタバレ》 超有名な作品であり、『ゴッドファーザー』の監督ということで期待値が高かったが、世評にいうほどの映画なのか、という疑問が残った。 作品全体を貫くメインテーマが、まず見えてこない。「人間の狂気」や「表面の美談と裏側の真実」、あるいはもちろん「反戦」などの主張を映画のそこここに見出すことはできるが、それらはしょせんサブテーマ。メインテーマとなるべきものは、やはり主人公が川をさかのぼった果てにたどりついたカーツ大佐と彼の王国に込められていなければならないはずだが、肝心のその部分の性格や意味がよくわからない。 カーツ大佐は、マーチン・シーンが一種の憧憬を抱きながら探した人物であるはずなのに、まったく魅力が感じられない。これは致命的。彼の王国も、死体がぶらさがっていたりするばかりで、そこまでに暗喩されていたカーツ大佐の理想・思想とは隔たりが感じられた。 で、終局の描かれ方も、脚本家自体がラストをもてあまして、ごまかした印象さえ私にはあった。あえてメインテーマらしきものを考えると、「神の真実」とでもいうことになるのだろうかと思ったが、つくり手の消化不良で着地失敗した一作という感想が残った。ナパーム弾のシーンは迫力があった。 5点(2003-12-02 00:04:46)(良:1票) 《改行有》

103.  言の葉の庭 《ネタバレ》 毀誉褒貶の激しい作品だろう。この世界に入っていける人とそうでない人とでは受けとめが真逆といってもいいほど違ってくる可能性があると思われる。ファンタジーとして割り切って見られれば、繊細で美しく、安らぎに満ちた世界として心地よいだろう。他方、リアリティを伴う視線で見ると、主人公二人は共依存の関係にある、かなりあぶない人たちと映るだろう。 私自身はどちらかといえば後者の感覚で見ることになった。女性が10歳以上年上というのは構わないし、先生と生徒のストーリーというのもまあよい。が、決定的だったのは、あくまで私の場合の話だが、少年はともかく、ユキノにほぼ感情移入することができなかった点である。社会的常識というものをふりかざして語る気はさらさらないのだが、どう見てもまともな女性とは思われない。まだ異性に疎いいたいけな少年が徐々にたぶらかされていく様子に危惧さえ覚えた(笑)。劇中、「ユキノちゃんはやさしすぎるんだよな」というセリフでユキノの人物描写が間接的になされ、弁護されるが、それはやさしすぎるというものではないだろ、とつっこみを入れたくなった。 物語の進行と人物のセリフも予定調和に終始し、特段どうということのないままエンディングへ(そのくせ主人公たちにはどこまでも美しく、都合よくすべてが運ぶ)。この世界にいつまでも浸っていたい向きには期待を裏切らないつくりではあったと思うが、見る者に何を伝えたいのかは不透明のままとも見えた。ちょっと辛口になるが、製作者たちはこのような視野の狭窄した世界に若者たちに生きてほしいと願っているのだろうか。また、「心を病む」ということを軽視しているところもある気がした。思うに、この時期の新海誠は、夏目漱石に相当思い入れていたのではないだろうか。[インターネット(邦画)] 4点(2019-07-02 10:24:31)《改行有》

104.  ノウイング 《ネタバレ》 4~6点に集中している評価、見終わったいま、その理由がよくわかる。アレが出てくるまではけっこうよかった。一枚の紙切れにビッシリと書かれた謎の数字。その予言通りに次々と惨劇が起こり、ゾクゾクさせるものがある。「いったい、どうなるんだろう……」。ますます画面に引き込まれる。この映画には8点はつけられるとさえ思っていた。▼ところが、アレが出てきたのだ! 「また、やられた」。落胆、そして失望。結局、禁じ手の映画だった。ラスト30分「まで」と「あと」の落差はいかんともしようがなく、とても同じ映画とは思えない。さらに、ダメを押すように“楽園”を二人の子どもが駆けていくシーンが映し出される。陳腐。陳腐すぎる。前半の出来に敬意を表して、かろうじて4点也。(お好きな方、スイマセン)[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-10-16 22:17:09)(良:1票)

105.  シリアナ 《ネタバレ》 表向きのタテマエだけでは到底済まない石油利権。それをめぐる、表と裏あざなえる虚々実々の国際情勢をドキュメントタッチで浮き彫りにしようとした、という制作意図はわかる。だが、私も肝心の筋がほとんどわからなかった。わかったのは、本作は、「24」と「ボーンアイデンティティ」と「スタートレック」と「オーシャンズ11」を混ぜこぜにしたような映画なのだなということだった(笑)。[DVD(字幕)] 4点(2009-06-16 23:05:49)

106.  007/ムーンレイカー 《ネタバレ》 ハチャメチャすぎて、クオリティが維持できていません。どうも007シリーズは、宇宙とは相性が悪いようで、「ダイヤモンドは永遠に」でも、やはり同様のクオリティ低下が感じられましたから、スタッフはそれを学んでいないということかもしれません(笑)。   フィクションの作品ですから、基本的にどんなストーリーでもかまわないわけですが、かといって、あまりにも現実離れし荒唐無稽な話になっては、もうどっちらけてしまいます。フィクションでも“リアルさ”は不可欠、いや、フィクションだからこそリアルでなければ見れなくなってしまいます。「バックトゥザ・フューチャー」などもディティールに力を注いでいるからこそ、見る側は受け入れ、楽しめるというものです。残念ながら本作では、宇宙が出てきてから、その基本が欠落してました。   ボンドガールの女性博士も印象に残りません。結局、本作ではジョーズの存在が一番効いていたように思いました。が、そのジョーズも簡単に改心しすぎで。[DVD(字幕)] 4点(2008-06-10 13:05:13)《改行有》

107.  オーシャンズ12 《ネタバレ》 好きか嫌いかでいえば、この映画、決して嫌いじゃないです。軽いユーモアを全編にちりばめながら、リッチだけれどカジュアルなところが、いい雰囲気じゃないですか。   ただ、映画の出来という面からいえば、これはもうヒドイといわざるを得ません。ジュリア・ロバーツの禁じ手はやっぱり禁じ手でしょう。脚本家の自己満足にすぎず、ごっつう白けさせられます。ヴァンサン・カッセルの体操的泥棒術は、いくらなんでも誤魔化しすぎ。ロープも何もなしに忍び込む方法は、「いわなくても、わかるだろう」なんていうセリフで説明したことにするなど、脚本の行き詰まりを露呈しています。前作にあった緊迫感や盗み自体の工夫で見る者をうならせてくれる見せ所も欠落しています。撮影面でも、あまり意味のないハンディカメラの多用など疑問が残ります。   と考えてくると、結局本作は、予想もつかない盗みのテクニックを堪能させてくれるものでも、信じられないようなアクションで圧倒してくれるものでも、高度な頭脳ゲームで観客を引きずり込んでくれるものでも、いずれでもない中途半端な作品に終わっていることが浮き彫りになります。アムスでの盗み、さほど意味がないわりに(映画の)時間を取られた感じがしたから、ローマ一本にしたほうが濃い内容になったでしょうね。ということで、残念ながら4点也です。ゼタ=ジョーンズ、ジュリア・ロバーツも妙にやつれて撮られていてもったいない。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-05 00:44:48)(良:1票) 《改行有》

108.  スター・トレック/BEYOND ひと言でいえば、スタートレックの舞台を借りたスターウォーズ。ヨークタウンの映像はきれいだったが。[映画館(字幕)] 3点(2017-08-31 22:01:35)(良:1票)

109.  劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語 《ネタバレ》 「壮大な構想のもとにつくられた旧作を超える傑作」という見方と「新作を強制的に求められ、もはや制作者自身が物語を見失っている迷作」という見方のどちらでも見ることができそうな一作。◆はじめのうちは穏やかな展開だが(ただし、すでに死んだはずの人物たちが次々に登場するため、パラレルワールドもの?と思ってしまうのだが)、このシリーズを見てきた者にはそれによって後半はとんでもない筋書きになるのだろうなと早々に察しはつく。後半、ほむらが「魔女」を越えて「悪魔」と化し、再び世界を再構成してしまい、新たな世界ではまどかが転校生としてやってきて、ほむらとぼしょぼしょ話をする、というところで映画は終わる。◆終わりまで見てもっとも強く覚えたのは、ストーリーそのものより、関係者はこれをどうでもつくらねばならなかったんだろうなという裏事情であった。会社としてはこんなドル箱をそう簡単には手放せない。続編をつくれ、となるのも致し方ないのであるが、その結果、どなたかが書いておられたが「引き際を見誤った」印象を与えるものとなってしまった。冒頭の二つの見方に即していえば、現時点では私自身は後者と見るしかない。◆ストーリーは、キュゥべえに長尺のセリフを語らせて種明かし的に説明するなど苦心しているが、もはや破綻している感が強い。たとえば、新キャラのなぎさが登場しているが、ほとんど意味がない。しかも、中盤ではほむらがベベが黒幕と見て、マミとガチで戦うまでするのに、結局、何もなかった(つまり、ほむらの勘違い)というオチで、しかもそのことはサラッと流して終わりにしている。このあたりはシナリオの手直しがあったのではと推察させるものがある。あるいは、そういったストーリーの行き詰まりを映像表現で誤魔化している感もある。◆前作までは、多少ステレオタイプ的ながらもはっきりとしたテーマがあったが、本作では何がいいたいのかもわからないというか、そもそもいいたいテーマがあるのかどうかも疑問。終わり方からして、まず間違いなく、さらに続編がつくられるだろうが、よほどのハイクオリティでなければ、せっかくのシリーズの評価をさらに失いかねないものとなってしまった。[ブルーレイ(邦画)] 3点(2017-05-28 13:33:00)(良:2票)

110.  踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 《ネタバレ》 ラストのすみれのセリフ、「死ねばよかったのに」は許せない。受け入れられない。[CS・衛星(邦画)] 3点(2011-05-08 22:25:34)(良:1票)

111.  日本沈没(2006) 映画が沈没してる。 (あ、同じ感想を書いている人が↓にいらっしゃった(笑))[CS・衛星(邦画)] 3点(2009-12-05 20:55:21)《改行有》

112.  フォーガットン 《ネタバレ》 まったくもって、みなさんがおっしゃっている通りだと激しく同意です。予告に釣られて見てしまいましたが、典型的な“腰くだけ映画”でした。娘をさらわれた男が記憶を取り戻すあたりまでは、けっこう面白かったんですよ。ところが、そのあとは……(以下省略)。こういうシナリオで商業ベースの映画をつくっちまうこと自体、ある意味、10点ものですわ。映画のクオリティに対する点数は、私の感覚では3点也ってところじゃないでしょうか。[DVD(字幕)] 3点(2006-04-26 21:08:51)

113.  REM レム 《ネタバレ》 「REM」というネーミングにつられて見たが、失敗した。みなさんがお書きの通り、「長ったるしい」「ストーリーがよくない」「オチがない」と、クオリティの低い作品。「REM」なんて邦題をつけるから、もっと睡眠がキーになるのかと思った。よかった点があるとしたら、邦題を付けた人のマーケティングセンスか。ということで3点也です。3点(2004-09-20 12:05:58)

114.  CASSHERN 《ネタバレ》 いろんな意味で残念な映画だった。①「キャシャーン」というとっておきのキャラをリメイクしたが、それを生かすことができなかった、②PVで高い評価を受けてきた監督のカリスマ性が裏切られた、③テーマとメッセージはピュアなものがあり傾聴すべきにもかかわらず、伝え方があまりにも稚拙すぎた、など。 監督の「無益な争いはもうやめようではないか」という根底にある願いは、いまや貴重なほどストレート。ヒカルちゃんが魅かれるのもわかる気がする。が、それと映画監督としての手腕は、あくまで別ものとして見なければならない。 あまりにもお粗末なシナリオ、メッセージの大半を登場人物のセリフで語らせる愚、効果を上げているとは思えないカットとシーンの連続、一本調子のBGMなど、ほかの方々の指摘通りで、作品としてメリハリのないものとなってしまった。クオリティは低い。 また、いま一つ指摘しておきたいのはアクションシーンについて。「キャシャーン」を現在に蘇らせた以上、見応えあるアクションシーンが見たかった。本作のカンドコロとさえいっていいように思う。ところが、これが超期待外れ。はっきりいって、チャンバラでお茶を濁したようなものだったり、挙句の果ては、シーンが変わったら、もう闘ったあとになっていたりで、「これはないだろう」と思わずつぶやいてしまった。どなたかが「おもしろいものを、つまらなくつくってしまった」と書いていらしたが、まったく同感。多くの酷評もやむなしと思う。 紀里谷氏の2作目、3作目が実現するかどうか、きわめて厳しい状況となった気がするが、もしリベンジを図るなら、こんどはもっとよくシナリオを練ってからチャレンジしてもらいたいものだ。3点(2004-05-05 09:53:09)

115.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 キムタクがやったらどんな役でもキムタクになってしまうというのは、私的にはそれはそれで別にかまわなかったんです。むしろ、キムタクなりに頑張っているなぁ、と思ったほどで。ちょっと軟派な古代進というのも、味があって私は受け入れられました。また、オリジナル作品をバカにしているとかいうのも、あまりそういうふうには思いませんでした。 しかし、とにかく見ていて恥ずかしいのですよ。正直、学芸会レベルの演技と演出で、よくこんな小っ恥ずかしいことができるよなあ、と。古代とのお別れシーンがその典型で、いつまでも延々とお涙頂戴をやっている(そのわりにはちっとも悲しくならない)。もそっとスマートにやれないものかと。こういうことをやっているから「邦画はレベルが低い」といわれるんじゃないかと情けなくなりました。はっきりいって、お金を取って見てもらうだけのプロの仕事のレベルに達していないと思われるので、カラいですがこの点数です。[DVD(邦画)] 2点(2013-07-21 19:54:57)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

116.  レディ・ジョーカー 全編ハイクオリティの雰囲気が満ちているのに、何がなんやらさっぱりわからなかったのでここを見たら、やっぱりみんなわからないのだということがわかって安心した。[DVD(邦画)] 2点(2008-12-10 22:41:59)

117.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 私はまったくといっていいほど楽しめませんでした。↓の「ジャスミン」さんのご感想と同感です。「人類が生殖能力を喪失」という設定自体は斬新で、まずそこに観る者の期待が寄せられるわけですが、ただそれだけで終わっており、何らの掘り下げもみられません。その後の展開も、主人公が状況に追われて、ただただ逃げ延びているだけで、ラストもキーを「トゥモロー号」に無事に届けて終わりという、いってみればそれだけのストーリー。そもそも、どうして必死になって逃げないといけないのかが、さっぱりわかりませんでした(子どもができることは超貴重なのだから、ほんとうなら政府が、いや世界が全力で守ってくれるはずではないのか? たとえ不法移民であっても)。   生殖能力喪失という設定は、いわば現在の少子化を極端に表現したものといえるでしょう。であれば、ただ数人の人間たちが逃亡劇を繰り広げるだけではなく、社会や国レベルの、もっと大きなスケールの話にならないと不自然ではないでしょうか。私には、映像がいくら素晴らしくても、物語が弱くてはどうしようもないという典型例にしか見えませんでした。ということで2点也しか差し上げられません。映画館では観客がわずか8人で、イヤな予感はしたのですが……(苦笑)。[映画館(字幕)] 2点(2006-12-15 10:40:32)(良:2票) 《改行有》

118.  機動戦士ZガンダムII 恋人たち 《ネタバレ》 「星を継ぐ者」に引き続き、絵:ツギハギ、ストーリー:ワープしまくり、BGM:サイテーのレベルの低い代物だった。出だしの音楽など、いったいどうしたらこんな演出になるのかと驚くほど時代錯誤。人物たちの心の動きもまったく奇妙キテレツで、アイスクリームを買ってきて仲よく食べているかと思えば、いきなり理由もなく「立ち去れ!」と怒鳴り始めたり、さんざん気持ちよさそうに戦っておいて「大人ってヤツは」とつぶやいたり。で、「大人ってヤツは」に続いて何をいいたいのかはまったくもって不明。もっとも理解不能だったのが、カミーユとファがメット越しにキスしようとするシーン。けたたましいファの笑い声に、思わずバルカン砲をぶちこみたくなったとしても責められはしまい(汗)。    初期3部作で登場人物たちが背負っていた十字架はここにはなく、ただ表面的にニヒルなだけのセリフと無意味な闘いばかりが続き、見ている者に訴えてくるものがなにもない。戦闘シーンも、やたらとコマが粗く、迫力効果よりもつくりの雑さ加減しか伝わってこない。ツギハギだらけのわりには、無意味に思える部分も少なくなく、上記キスシーンはもとより、カツとサラのエピソードなども不要だったのでは、という気がする。    かつてのガンダム世界の表面だけをなぞった自己模倣の最悪パターンで、レビューの数がこの程度にとどまっていることが、すべてを物語っていると思う。ということで、前作と同じ点数にするしかなく、2点也です。カミーユの親にまつわるトラウマはどこへ行った?[DVD(邦画)] 2点(2006-11-21 20:27:31)《改行有》

119.  機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者 ガンダムに関しては初代がTV放送された世代の人間です。必ずしもガンダムフリークというわけではないのですが、初代劇場3部作までは見ています。「Z」以降はTVは見ていません。さて、そういう人間が久々にガンダムの世界に浸ってみたいなと思いつき、DVDを借りて見た感想は、「訳がわからなかった」のひと言に尽きます。   みなさんが危惧されている通り、TVを見ていない人間には、まったくストーリーが理解できませんでした。話のすじみちがわからないぐらいですから、「空気感」とか「心理世界」といったレベルのものには到底触れることができません。終始、何となく登場人物たちが争っているだけで、まったく、作品世界に入ることも浸ることもできず、これが正統後継シリーズとして満を持して登場した映画なのかと呆然としてしまいました。それは、あながち私がオッサンになったからだけではないと思います(笑)。   21世紀のいま、このレベルのものを劇場公開するというのは、よほど大胆な人間か、よほどアホな人間かのどちらかとしか思えません。絵はヒドイし、物語もめちゃくちゃ。作中BGMセンスにいたっては、初代当時以前です。まさか、ガンダムシリーズにこの言葉を使うことになるとは思ってもみませんでした。そう、残念ながら本作は紛れもなく「糞映画」です。[DVD(邦画)] 2点(2006-11-20 13:58:51)《改行有》

120.  リディック 《ネタバレ》 出だしで状況説明のナレーションが入ったところで嫌な予感はした。ネグロの塔の顔を見て、予感は強い疑念に変わった。それでも、「もうちょっとガマンしたら盛り上がり始めるだろう」と期待を捨てきれずに見続けた私。1時間ぐらいした時点で悟った。「この映画って、きっと最後までこの調子やわ」(遅い?)。そう見きわめてからは緊張感が解けて(というか、なくなって)、ゆる~く最後まで見ることができた。SFアクション映画だけど。途中、明治アカデミアホワイトチョコを食べながらがちょうどよい具合だと気づいた(謎)。  終始、主人公がバカっぽく見えてしかたがなかった。終始、主人公が鈍重に見えた。終始、主人公の水中メガネが気になった。灼熱の日の出からあれで逃れたことになるのか?といった突っ込みどころは、いちいちあげつらう気にもなれない。ラストのどんでん返しらしき筋書きにいたっては、まるで悪夢。笑うシーンではないのだが、思いっきり笑ってしまった。製作者は続編をつくるつもりらしいところが恐ろしい。  見終わって、さっそくここを見たら、予想通りの評価のオンパレードでなぜか安心。ついに私のレビュー初の2点也です(たしか)。DVD、新作扱いで500円も取られたのに悔いが残るわい。あ~あ、こんなに書いてしまった。。。[DVD(字幕)] 2点(2005-04-13 22:36:06)(笑:1票)

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