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101. ストーカー(1979)
学生時代初めて観たときには、それはそれは強烈な印象を受けました。衝撃でしたねえ。これでもかと言わんばかりに展開していく画面に釘付けになり、下手な解釈なんてする気も失せました。眠気どころか至福の時間でした。中年になった今ではさすがにこの手の「哲学的」(?)作品に触手が伸びることはなくなりました。映画に限らずロシアの芸術作品は、若いうちに体験しておくべきです。いま20代の皆さん、ぜひご覧あれ。10点(2004-01-15 20:16:34)
102. オブローモフの生涯より
20年ほど前に一度見ただけですが、印象はいまなお鮮明です。ことにロシアの森がみせる「形而上学的」とでも形容すべき深い美しさには、筆舌に尽くしがたいものがありました。たしかアメリカに亡命していたスターリンの娘がこの映画を見て、ロシアに帰国することを決意したと聞いています(その後またアメリカに戻っちゃいましたけど)。スターリンでもレーニンでもなく、オブローモフだったんですねえ。。。9点(2004-01-15 20:08:30)
103. がんばっていきまっしょい(1998)
たまたま映画で描かれていた時代(70年代後半~末)と同時代に似たような高校で学生生活を送ったので、ほんとうに懐かしい感じがしました。完成度や描写密度よりもむしろ「間」を味わう映画だと思います。その間はじつに絶妙。また、郷愁を感じさせるとともに、もう自分は若くはないんだという厳しい事実を突きつけてきた衝撃の映画でもありました(糸井重里氏も同じ理由から号泣したらしい)。リーチェの主題歌も素晴らしい。自分を見つめなおしたいときDVDで繰り返し鑑賞しています。いやそれどころか、ネットで中古のビデオ、サントラCD、フォトブックなどを買いまくりという事態にまで発展。「ひどお荒れとるもんですなあ」から「悦子、ファイト」まで、ほとんどすべての台詞を覚えてしまいました。『ニューシネマ・パラダイス』の泣き泣き台詞オヤジ状態です。「ツボにはまる」とはまさにこのことか。わが云十年の人生ではじめの体験です。この作品に関しては冷静に評することはできません。少なくとも今はこの作品だけがあればいいんです。嗚呼、あの日に戻りたい・・・ 個人的にはまったく文句なし。ためらいなしに堂々の10点満点です!10点(2004-01-15 18:33:17)(良:1票)
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