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プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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101.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 映画好きを自他共に認める(と、自分で思っている)俺様ちゃんにとって、ランボーとロッキー=スタローンは特別。 今の彼はさて置き、好きで好きで堪らなかった時期があり、映画に溺れた80~90年代にいつも彼の作品があった。 さて、そんなスタローンのランボーなのだが最後の作品とやらで感慨深い。 作品のストーリーは見てのお楽しみにとして…ランボーもロッキーにしても思いの他評価が高くファンだったから凄く嬉しい。 好きだったスターの晩年が惨めだと凄く居た堪れない気持ちになっちゃうんで。 作品の雰囲気は好きだが年齢を重ねたランボーが普段から少し攻撃的になってたのが少し残念だ。 この映画の名台詞となる「無駄に生きるか~」と傭兵に矢を向けるシーン以前は、人と眼を合わせる事もなくボソッと呟くだけの素朴な感じがランボーなハズ。 あ、海賊にハンドガンを撃つ所も「ランボーがマシンガンじゃなくハンドガン撃つって初めて見た」と何故か違和感。 そしてこれこそが今回象徴的なシーンと思った。 今までの「スカッと爽快!」から「ドロっとな残虐!」に変わったっつーか…。 そういう意味で今まのでランボーにあった「爽快感」を「残虐なリアリティー」を出す為の対価として意図的に削除したのは容易に察した。 だって2やら3なら最後のボスキャラをこれでもか!とカタルシス満々にスッキリ爽快に殺してたはず。 少年を犯すのが好きなヤツの股間辺りにナイフを刺して…いや、爆弾つきの矢を撃ってチンコを木っ端微塵にしていたハズだ!俺様ちゃん知ってんだ♪ しかし、好評価のまま本作の幕は閉じたワケだが、今回の作品が決まる前には色んな敵が候補に上がってたなー… 「日本の捕鯨団体」やら「フセイン暗殺」、ビックリしたのは「宇宙人」まで候補に挙がってたと聞くが、どうなのよ? ああ、ヤギのヘドでも食う男の最終章……また逢えたら良いなー。 それと日本の配給会社。「最後の~」やら「~ファイナル」とか付けるのはイイけど、スタローンに確認を取れよ? ロッキーもランボーも原題は名前のままだし、終わりと言ってない。 信じちゃうと「ロッキー5 最後のドラマ」⇒「ロッキー・ザ・ファイナル」みたいになるぞ。(笑) 初心者がレンタルビデオ屋で困るでしょが…ただでさえ「ランボー者」とかも横に並んでるのに。(汗)[ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-01-01 03:44:25)《改行有》

102.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》     ども! 52歳(2019年12月現在)のオッサンです。 しかしながらアレです。 オッサンにはオッサンなりにスターウォーズの歴史があったりします。 まず、今回はシリーズで一番のエンターテインメントと断言します。 見せ場に次ぐ見せ場、今までのスターウォーズらしくない「ドラマティックな演出」など。 ディズニーや監督の意気込みが伝わって来るようです。 十二分にエンターテインメントを堪能できる映画と言えます。 ですが、「俺らの知ってる」スターウォーズとしては50点以下です。 その理由は、スターウォーズとは―――神話であり寓話であると思うのです。 過去、ルーカスのシリーズは、最初から神話のアウトラインが(彼の中で)決まってました。 ルーカスという神が「こうでなければならない」と物語を創造しています。 そういった意味でルーカスの創造による「神話」です。 けど、今回のシリーズは一作ごとにアイディアを首脳陣で構築する、いわば従来のハリウッドエンターテインメント。 そう…神話ではなくエンターテイメントになったのです。 これの良し悪しを論ずるつもりはなく、あくまで個人の感想。 こんなの「俺らの知ってる」スターウォーズじゃない。 でも…でも…でも! でも!でも!でもさ!でも!でもさー! 映画を観ながらも笑顔になってしまい、戦闘のシーンには拳を握ってしまう。 ハン、ルーク…そして今作でレイアも逝ってしまった…と涙。 そんな気持ちになったのは何故なんだろう?…と自分に問います。 思い出すのは…… たしか小学5年の時だった。 白い戦闘服に身を包んだ戦士(ストームトルーパー)が大きなトカゲに乗ってる写真。 それがスターウォーズとの出会いだった。 当時、マジンガーZや仮面ライダー、ウルトラマンで育っていた自分らクソガキ。 そんな俺らに初めてリアルなSFを垣間見せてくれたスターウォーズ。 コレが解るって大人なんだろうなぁ~…大人って楽しそう! 大人になったら…こーんなふうに未来には楽しい事が沢山あるんだぞ! …と、ワクワクさせて貰えた。 なぁ、ともひろ君。 俺も君も好きだったスターウォーズ。 共に19歳のとき、俺の家でレーザーディスクで「エピソードⅤ帝国の逆襲」を観たね。 君は映画を、やかましく応援をするアメリカンなスタイルで観る奴だった。 その度に、いつも「うるせぇ!」と俺は怒ってたね…。 なぁ、ともひろ君。 君が生きてたら俺と同い年だね。 俺もあれから人生で色々あったし、これからも変化していくんだろう。 でもね? 君の好きなスターウォーズが当初の予定通り(一応)9作目を迎えたよ。 君なら、今作はどう評価するのかな? なんにせよ、ギャーギャー騒ぐんだろうなぁ… 一緒に見て「うるせぇ!」って言いたかったなぁ。 ともひろ君。 君がフォースと共にあらんことを。 俺はとりあえず元気で生きてます。  [映画館(吹替)] 10点(2019-12-22 17:29:41)(良:6票) 《改行有》

103.  gift(2014)   もし、これからこの映画を観られる人がいるなら… この作品のポスターの画像を見てください。 主演の2人が眩しそうにしている、そして少し寂しい表情… それを一度、脳裏の隅にでも置いてください。 報われなくもあり… ”それで”人生が救われたのか”と考えてしまいます。 けど、いいのです。 愛を贈りたかったのだから。 大好きな俳優が2人も出ている大好きな映画です。 是非、この映画に出会ってください。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2019-09-09 17:11:12)《改行有》

104.  響 HIBIKI   原作は見てません…その上で。 平穏の日常世界。 銃声も硝煙の匂いも… エイリアンも、アンドロイドも出現しない世界。 そこに現れた少女は全てが異端。 映画を物語と捉えるか? それとも… 心に影響を与える現実の一部として捉えるのか? それで、この映画の評価は大幅に変わるだろう。 もし、現実と捉えるならば、だ。 我々は、決して鮎喰響という異端を失ってはならない。 このくだらない無菌室を作り上げた世界の希望。 それが鮎喰響なのだ。 もし、文学というものが単なる文字列の世界ではなく、 人の心の深淵や喜怒哀楽を表すものならば… まさに人間の魂、命を燃やすものであるならば、だ… 文学の天才である彼女は、人の魂の形を汲み取る異端者。 と、同時に人と人の心の繋がり方に、一石を投じた天才でもある。 彼女の異端の軌跡に刮目せよ。 彼女が静かに怒る時… 彼女が子供のような笑顔で喜ぶ時… 彼女と関わった人達は、どの様に変化していったか、を。 それを見逃すと、この映画の真価を見誤り、鮎喰響を見失うだろう。 もう一度言う。 鮎喰響という異端を失ってはならない。  [ブルーレイ(邦画)] 8点(2019-06-29 08:51:02)《改行有》

105.  ランブルフィッシュ 《ネタバレ》 「これより先、バイクボーイの縄張り」(―公開当時の字幕より―) シビレるフレーズから始まる映画。 バイクボーイの生き急ぐ運命を表してか?風雲急を告げるモノクロームの空。 俺が青春映画の中でも屈指に選ぶのはこの「ランブルフィッシュ」だ。 圧倒的強さとカリスマで、地域ワル共の王となったバイクボーイ。 彼は2度ほどこの映画の中で喧嘩の強さを見せる……が、その実力は映画を観てる者にとって表現不足で未知数。 けども、全てを映し出さないことが逆に彼の強さを大きく想像させられた。 ワルと言うのは端々から「滲むモノ」や「見えるモノ」で強さを測定する。 ある時は大いなる過大評価なのだが。 まぁ、いちいち身体を張ってたら命が幾らあっても足りないし、負けた日にゃ全てを失う。 その恐怖を嫌って程、知ってるのもワルの資質だったり。(多分) 最小限の労力の中で最大限の観察をし、「やるべきときはやる」からワルなのかも知れない。 それはさて置き…若さ故の一直線さを見せる弟、ラスティ・ジェームスは「究極の一人称男」。 それに対を成すような…周りの人間の中で一番「第三者の視点」である兄、バイクボーイ。 父と兄弟…そしてアル中である父の、3人でのひととき…「いつか兄貴のようになれるかな?」とはしゃいだ弟に、 父は笑顔を止めて言う…「そうならんように祈れ…」と。 それに反論することもなく、むしろ受け入れているバイクボーイの表情が悲しい。 この時既に、バイクボーイは命の散らせ際を、自分の中で決めていたのかもしれない。 ある日、バイクボーイはペットショップの水槽を見つめていた。 見つめる熱帯魚は「ベタ」という名前の闘魚【ランブルフィッシュ】 激しい性格で、相手が死ぬまで戦い…鏡に映った己の姿にすら闘志を向る魚。 憑り付かれたように水槽を覗くバイクボーイは、弟にこう言った… 「闘魚は…水槽だから闘うんだ…広い海なら闘わずに済むのかもな…」 意味も解らないままのラスティ・ジェームス。 そして、運命の夜は…一気に2人をクライマックスに疾走させる。 最も尊敬する兄を失ったが故に海と言う自由の象徴を得たラスティ・ジェームス。 「何かを失う事で何かを得る」青春とは…いや、人生とはそういうものなんだろう。 家族…友情…恋人…との「繋がり」は余りにも不確かで、切なく…脆い。 そんなモノクロームの寓話。 【追記】…な、何で【笑】が付いてるんだろ?(汗)[映画館(字幕)] 9点(2019-06-18 09:57:54)(笑:1票) 《改行有》

106.  フラッシュダンス   数々のナンバーに合わせて俺の青春も蘇る。 時系列はすっ飛ばすが、フットルースやストリート・オブ・ファイヤー… これらと共に青春のミュージックが想起したのさ。 流れるのはミュージック。 夢を諦めないまま溶接工をしていた彼女。 ジェニファービールス演じるアレックスの笑顔に胸を貫かれた。 このフィーリング![ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-05-18 20:59:07)《改行有》

107.  闇金ウシジマくん Part3 《ネタバレ》   ――我々の棲む世界は残酷なもの。 その残酷で非情な世界を原作のウシジマくんは淡々と描いている。 「こんな酷い事ってあるのか?」と原作版のウシジマくんを読んだ者は思うだろう。 しかしながら、実在する。 泣きたくなるが残念ながら、実在する。 我々の平穏な生活の裏に、間違いなく人間の邪悪な部分を開眼させ、法の中で暗躍、そして巡行する世界があるのだ。 さて、映画版のウシジマくんである。 今回はpart3について、だけども、この3作目を一言で評価すると… 「逢沢りな役の白石麻衣が可愛かった」に尽きる。 いや、マジで! だって、あんなにビューティーなのにキュートなんだぜー? 綺麗なのに可愛い、可愛いのに奇麗。 それって男の心を射抜くには十分すぎる最終兵器と思うんだけどもどうだろ? ああ、まいやん…君はなぜまいやんなの? あの美しい中に見える芯の通った意志と、輝かんばかりの柔らかな笑みに参らない男って言るんだろうか? いえ、居ません!断言します!人類ならば!(ご意見無用) ――さて、正気に戻ります。 だが、白石麻衣が可愛いと述べたのは…半分茶目っ気でありつつも、だ。 実はこの作品を観た感想の本質でもある。 上記でも述べたようにウシジマくんの世界はアンダーグラウンドである。 残酷な世界…そしてそこで暗躍する「喰う者・喰われる者」を淡々と描いている。 白石麻衣が演じる「逢沢りな」はまだ駆け出しのモデルではあるが、いつかショービズの華やかな世界での活躍を夢見てる女性だ 彼女も「上を目指し成功したい。」という願いつつも、「(超胡散臭い)ネットビジネス」で昇り詰めようとする本郷奏多が演じる真司に対して「自分の生き方を命がけで貫く人が好き」の発言など、成功には自分に課した美学やら掟などもあるのが伺える。 真司は文字通り(如何わしい世界だが)ネットビジネスで人を食い物にしながらも、(無駄に)命を削って、上へ上へと昇り詰めてゆく。 そして、ついには(一時の)成功と共に、りなと結ばれたが、虚栄ビジネスの終着地点か?ついに破滅してしまう。 その真司はネットビジネスでの転落のあと、どこかの田舎で初心に帰り「農業の収穫体験」の事業を起こす。 虚栄と言えど、一時は億単位の金を動かしていたネットビジネスとは全く違う地味なもの。 細々と地味な農業体験ビジネスは、これは事業といえるのか?と問いたくなるほどの小規模なものだった。 そこに我が白石麻衣が演じる逢沢りなが現れ、ひと時の時間を一緒に過ごし…「またね」とお互いが告げ、別れてゆく瞬間があった。 けど、俺はここで泣いたのだ。 彼女はきっと、真司の仕事を支えようとして、あの場に訪れたのではなかったか? モデルを目指す者とは思えない、ダサい赤いリュックと格好のりな。 彼女は自分の夢をスピンアウトさせてでも、真司の新たな仕事を支えたかったのではないか? りなは、真司が畑の持ち主に「こんなので仕事になるの?」と詰められ、説教されるシーンを目の当たりにした。 彼女は真司を助けたい、力になりたい反面「自分の生き方を命がけで貫く人が好き」との思い… そして、大好きな真司にそうあって欲しいという願いに「今は一緒にいちゃいけない」と苦渋の決断をした…と俺には思えてならないのだ。  ”モデルを目指す者とは思えない、ダサい赤いリュックと格好”の彼女が、田舎道を寂しそうに去ってゆく… それを見た時に、このアンダーグラウンドの世界で、人間らしく生きてゆく一筋の光が見えた気がしたのだ。 そりゃ泣くっしょ!惚れるっしょ!山田孝之が(一瞬)頭から消えるっしょ! part1での大島優子が演じる鈴木未來もキュートさでは、白石麻衣に引けを取らないモノだった。 だが、大島優子が演じる未來は最終的に(幸運と偶然と少しの意志で)助かりつつも… 彼女はアンダーグラウンドの世界で翻弄されて流される傾向が強かった。 だが、白石麻衣演じる逢沢りなは、その世界で生き抜くための美学、そして飲み込まれ破滅した男を救う意思があったのを忘れてはならない。 もう一度言う。 「逢沢りな役の白石麻衣が可愛かった」に尽きる。(ご意見無用) 結婚してくんねーかなぁ…いや、マジで。(←デンジャーw)    [ブルーレイ(邦画)] 9点(2019-02-24 04:01:31)《改行有》

108.  マザー!(2017) たった今(10分くらい前に)観終わって、脳内整理する前に投稿。 これ点数は0か10しかないだろ、と思った。 だったら、記憶に残る衝撃を貰ったのでこの点数に。 色々と難解なキーワードを読み解くのは、また後で…とりあえず覚書。 強烈な言葉は「貴方は私を愛していない、愛されてる自分を愛してるだけ。」…うん、効く。 この言葉、もっと前に、もっと胸に深く刻んでおけば俺の人生、ちょっとはマシになってたかも。 あと、作風の空気感の変化よ…。 冒頭、朝の風を感じるヒヤッとした心地良さから一転…終盤の汗と硝煙の匂いを感じさせるジメジメとした湿気。 まさに心地良き夢から悪夢に転嫁。 全体的な映像もそう。 何かを象徴する映像なのは容易にわかるが、それがいったい何なのか?を考える以前に俺が見る悪夢そのもの。 そういう映像に出会えると、本当に心に突き刺さるし、他のメディアと違う映画の偉大さを思い知る。 新年早々こんなもん観てしまった…凹みそうだわ。(笑) んでも、だからこそ映画と人生は素晴らしい。[ブルーレイ(吹替)] 10点(2019-01-01 04:11:53)《改行有》

109.  ヴェノム 《ネタバレ》 アメコミの中でもスパイダーマンは好きな部類。 そういった訳でヴェノムは大好き。 そのヴェノムをどう料理するのか、と期待してたが… うん、なるほど…微妙なバランスで成り立ってる。 スパイダーマンはおろかアベンジャーズみたいに他のマーベルヒーローが出ないんだったら、冒頭の宇宙船も要らんだろうに。 もっと言えば、敵であるカーネイジ(スパイダーマンの最強の敵)もどきのシンビオートのエイリアンも要らない。 この作品はスパイダーマンを始め、他のキャラとのコラボをしなかったんだから、変に他のマーベルヒーローに合わせる必要なんて皆無だろう。 俺的には作品の位置づけとして「他のマーベルヒーローのバリエーション」ではなく、ヴェノム以外の怪物(やヒーロー)を出さすに「リーサルウェポンシリーズ」や「ダイハードシリーズ」、「ボーンシリーズ」のような【SFではないド派手なアクション】で押し通した方が良かったと思う。 ヴェノムの弱点となっている、あの「低周波の音波」や「炎攻撃」などを駆使すれば、アメリカの近代兵器でも十分に応戦可能だし、ヴェノムの一方的な戦いにならない展開に出来たはず。 まず、敵のエイリアンを見た時「えっ?まさか、無理矢理カーネイジを出した?」って勘違いした。 それと(これは俺的な好みだけど)あのハルクでも最後のバトルに訳の分からん、(ハルクと同族性の)敵を出した時よりも、戦車とか戦闘機、兵士など現用兵器を出した方が燃えたのと同じで、そうして欲しかった。 そう、言わば…通常のゴジラシリーズのような「怪獣VS」ではなく、異物はゴジラだけで自衛隊との戦いをクローズアップした「シン・ゴジラ」のように。 ともあれ、シンビオートと主人公の友情とやり取り、そこが一番に他のヒーローと比べて異質だったんだから、そこを突き抜けさせて欲しかった。 色々とツッコミどころや要望もあるが、ただ一言…好きゆえに凄く×2、惜しいなーと思う。 寄生獣(映画は未見)とかもそうだけど、異質なものとのバディものって、ちゃんと作れば面白くなるのになぁー。 それこそ、他のマーベルヒーローで出来なかった事なのに。[映画館(字幕)] 7点(2018-11-17 16:55:25)(良:1票) 《改行有》

110.  ワンダーウーマン すっげぇ好き! あ、それはこの映画じゃなく…主演の「ガル・ガドット」が、です。 だって、奇麗なのにカッコよくて、たまぁーに可愛いんです。 あんな女性はそうそう居ないっすよ!いや、マジで。 昨今、AKBや乃木坂を始め、メディアに露出する可愛い子、奇麗な子は沢山います。 けど、強くてカッコいい女性は滅多にいません。 そんなわけで、僕チンはワンダーウーマンと結婚したいです!いや、マジで! ※それより5年後、このレビュー観直した時、AKBやら乃木坂やら話題にしてた事にノスタルジーを感じること必至♪ まぁ、ただ真面目な事を言うと… マーベルとDCの色がハッキリと出た映画だなーと。 簡単に言うと色調がダークで、メジャーになる気あるんかな?と思える。 マーベル作品の分りやすい画面感や筋書き、 そして「漫画からの設定変更」の意味をもう少し関係者は理解した方がいい、と思った。 そもそも原作をなぞるんじゃなく「ワンダーウーマンで何を見せたいのか?」ともっと絞って欲しい。 その根幹を掴んだ上で「ワンダーウーマン」に囚われない手法で演出や設定、そして画を作る…これが大事なんです。 ナンでもカンでもワンダーウーマン的な手法に囚われちゃいけない。 むしろワンダーウーマンの根幹を残す(もしくは凝縮)した上で、伝わりやすさに別の手法を使う方が、よりワンダーウーマンらしさが際立ったのではないか?と思った。 あと、冒頭や劇中、あとエピローグに他のDCキャラが出てこなかったのは超好感。 「ああ、ワンダーウーマンで挑戦する気やな…」と思った。 当然好みの問題もあるとは思うけどね。 それでもガル・ガドットは超好き! どことなく篠田麻里子さんに似てるのも超好き!(ご意見無用) なので、映画は「5点」 ガル・ガドットに「+5点」の10点です。(てへっ♪)[ブルーレイ(字幕)] 10点(2018-11-16 21:31:02)(笑:2票) (良:1票) 《改行有》

111.  ゾンビーワールドへようこそ いやいやいやいや、これはツボったわ。 元々ゾンビ映画が大好きな俺。 だから、この映画をBlu-rayで買ったんだが…超ツボった! けど、ゾンビ映画だから面白かった、って訳じゃない。 それに、この映画はきっと分かる奴にしか分からないツボがある。 そのポイントってのはズバリ「童貞で悶々としてた時期の想い出」だったり。 あの頃(中1~2年)の想い出、価値観を失ってないバカ野郎じゃなきゃ楽しめないかも知れない。 勿論、俺もそのバカ野郎の一員(それもトップクラス)だ。 まず、冒頭の清掃をしてるアホな若者。 アレを見て嫌悪感なしに爆笑できるかが一つの通過儀礼かも知れない。 俺の故郷にはあんなアホがたくさんいたしね。 ともかく…くだらない映画。 それはゾンビ撲滅のために揃える装備&登場シーンにもあるように、 映画の表現方法も稚拙で子供が考えたんか?と思えるほどに幼稚だ。 しかし、このくだらなさに愛を感じずに居れない。 ああ、あの頃は小賢しくない損得と、欲望に直結する行動力が純粋だったなー。 ともあれ、スーパーバッドが好きなアホ(注:ホメ言葉)にはお勧めです。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-11-16 21:12:55)《改行有》

112.  トランスフォーマー/リベンジ これは最高のバカ映画!(注:誉め言葉) SFやアクションというジャンルは男の子の夢だと信じるバカ制作陣!(注:誉め言葉) ロボ、戦車や戦闘機などの兵器、スーパーカー、古代遺跡、オッパイ!その他、一切合切の全部入り!なのに超大盛!(注:誉め言葉) この手の映画ってロボットが絶対に一番強く設定されるが、そうならず兵器や兵士との戦闘的バランスが素晴らしい。 お陰で映画撮影後に「戦車が欲しい」「飛行機が欲しい」と(もちろんロボも欲しがるが)それらの玩具を強請られた。 その辺りはさすがだなーと思った次第。 ともあれ「楽しけりゃいい」ってのを体現した中身のない映画です。(注:誉め言葉) マイケル・ベイはいつまでこんなに中身のない映画ばっか撮る気だろう。(注:誉め言葉)[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-10-31 23:12:04)《改行有》

113.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 前もって聞いていた口コミ情報を一切遮断。 それでも無理矢理に聞こえてくる「良かったよ」の報。 いや、間違いなく良かったんだけどね。 採点は7だけど、これは2つの要素の平均値として。 その1つ目は「単純に映画として」…5点。 んで2つ目は「クリエイターとして」…限りなく10に近い9って感じ。 まず1つ目の「単純に映画として」の評についてだけど… なぁーるほど、シナリオはよく出来てると思うし、じっくりと練られてる。 それにカメラワークも秀逸なくらい計算されてて、そこは単純に驚嘆の域でリスペクト。 ドラマ…すなわち物語としては素晴らしい。 もはや(誰が考えたかはさて置き)発明に近いくらいのシナリオでしょうな。 ただ、ただ…映画のスケール感じゃない。 俺自身は「よく出来たドラマ=よい映画」とは個人的に思ってないからだ。 俺的にいい映画とはジャンルを問わず、その場に滞在してるような…そんなトラベリングをさせてくれる。 そういった意味で、この映画は絵や空気感、構図などがTVドラマのチープなスケール感が最後まで拭いきれなかった。 資本的な問題じゃなく、映画としての威風堂々さが圧倒的に足りないのが残念だった。 それでもシナリオを含め、物語としては異常によく出来てるとは思う。 そして2つ目の「クリエイターとして」…だけど、うん。 これ、業種の違いはあれど、こんな事ばっかりだよな……クリエイターの日常って。 この作品って、凄いハプニング映画で面白くドタバタしてるように描きつつも、 大なり小なり「モノづくりってそんなもんだよなー」と日常の仕事を思い出して客観視できなかった。 つか、仕事の時の精神状態に切り替わってしまったわ、マジで。 ともあれ「続けること」と「やり遂げること」…その先にしか達成感はないんだなーと再確認。 そして、そのやっと得た達成感も…豪華な背景が描かれただけのマラソンのゴールのテープのような薄いもの。 渇望する栄光の到達点に見えて、そこはただの通過点で滞在など出来ない。 …終われば退くしかない一過性の場所。 それでも、しばし仲間との達成感を共有できれば… あの時の喧嘩も、あの時のトラブルも、きっとお互い心の財産になる。 うん、そうと信じて歩き出すしかない。 ゾンビのように遅い足取りで。[映画館(邦画)] 7点(2018-10-19 01:01:04)(良:1票) 《改行有》

114.  イヤー・オブ・ザ・ドラゴン 《ネタバレ》 当時ミッキーローク大好きだった俺様ちゃん。 コレ、TVでやってるのを何気なく観てたんだけどグイグイ引っ張られた。 暴力の描き方がそれまで(俺様ちゃんが観た範囲)の映画と全然違っててビビッた記憶が… 物凄く、犯罪を結構リアルに描いてると思うよ。 設定って意味じゃなく人間の暴力性をね。 なんつーか人間に対しての陵辱ってのをよく判ってる監督だな、と思った。 それと、ミッキーロークって、あの当時やっぱり女が護ってあげたいと思う仕草が上手いなーとも思った。 妻を殺された後の葬式のシーン。 色んな後悔とか悔しさが混じって泣いてるあの場面… 男の俺でもキュンとしちゃったもんなー。(因みにホモじゃないです) あ、そういえばTVの時って、ジョン・ローンの声が池田”シャア”秀一だったんだ。 凄くカッコよくてマジでアレでファンになった記憶がある。 で、後日速攻でLDを購入しようと店にいったが無くて、どこでも売り切れだった。 それでも友人と一緒に大阪中を回って発見したときは感動したなー。 ま、後日調べたら単にメーカーがあまり作ってないらしく、人気があって売り切れじゃなかったんだけど。 …で、家でワクワクしながら観ようとしたら…さ。 ジョン・ローン、広東語なんだもんよ!!!! …………よくよく考えたら当たり前か。(汗) 更に〆が中国語の歌で気が抜けて放屁した(マジで) 洋画劇場じゃ、中国人のキャスターに介抱されて2人でスローモーションで終わるトコだったのに… ちょっと騙された気分になった。(誰に?) なんか、TV放映って微妙に本物より良くなってるのあるよね。 ブルース・リーの「死亡遊戯のOP」とかジャッキー・チェンの「酔拳の歌」とか。 あ、酔拳スゲェ観たくなってきた。(馬鹿)[地上波(吹替)] 7点(2015-02-16 19:43:45)(良:1票) 《改行有》

115.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 一番期待してた映像美については俺様ちゃん的にはそこまで凄さを感じなかった。 映像の綺麗さはあるけど、どこか対象物やオブジェのスケール感が合ってない感じがして俺的にはピンと来なかったンだわ。 色彩や解像度が良くても「場」としての有り得る光景というか「臨場感」がないとやはり印象に残る風景になりえないなーと思った。 アレだったら「コンタクト」のほうがよほど風景としては印象深い。 …一方、期待してなかったストーリーというかテーマに関しては、逆に唸らせられるモノがあった。 いわゆるハリウッドらしさ(分かりやすい娯楽という意)がない。 起承転結をハッキリつけ、「目には目を、歯には歯を」って展開じゃないところが良いと個人的に思った。 例えば犯人のサイコ野郎がスージーの遺体の入った金庫を穴に捨てる時、普通のハリウッドな展開の場合は(警察や家族などに)寸前で阻止される、とか。 あと、スージー、もしくはその身内にサイコ野郎が(逮捕も含め)復讐される、とかが考えられる。 しかし、そうではなく「アホに構うと自分もアホになる」じゃないけど、復讐で後ろを向くよりも、愛した人と最後にやり残したことを大事にする。 アレほどの凶悪犯を放置し「家族の愛」や「この世界でやり残し事」など未来や人間同士が繋がりえる愛に繋げてゆく。 復讐という「罰」を与えることなく、サイコ野郎を放置する。 確かに一瞬モヤっとした気持ちになり、爽快感がないと考え勝ちだが、考え方によってはサイコ野郎は「罰」で裁かれずとも「罪」を負ってる訳だ。 そんな魂の腐った奴はこの先幸せになれる訳がないし、そいつの存在を頭から消してしまって、残った者は幸せの連鎖を繋いでゆく。 それこそが(言葉の語弊はあるが)一番の復讐だと思うし、その考えこそが永遠に繰り返す復讐の連鎖を断ち切れると気づかされた。 そこに、この映画の基本的なテーマを感じ、魂の崇高なる立ち振る舞いが現れていて、むしろ東洋的な宗教観を感じた。 以上ハリウッドの枠から離れれば離れるほど、娯楽としての爽快感を欠いてしまう。 けど、映画から生きる指針とかヒントを得ることも正しいとするならば、このようなテーマも十分に意味がある。 とりあえず、俺の心にはちゃんと残る作品として評価させてもらいたい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-29 07:57:42)(良:1票) 《改行有》

116.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 観終わった瞬間、めっちゃ萎えた。 評価は凄く高いので期待値って意味じゃすごく高かった。 列車まで護送するシーンだが、なぜウェイドは協力するように全力で逃げる? 部下のチャーリーも上手に仕切るだろうから立ったまま、堂々としてれば良い。 まぁ、有象無象まで巻き込んで自分が撃たれると思ったかも知れないけど、だったら身を護って屈んでも協力して走って列車に急ぐような事はないだろう。 銃撃の時にダンは隙だらけだったろが? おまけに忠実な部下のチャーリー以下を撃ち殺すって、部下としての忠義に厚い彼らを撃ち殺すって意味が分からん。 うーん、列車の着く街に到着するまでは凄く良かったんだけど。 ―――と、思ってたが色々フラッシュバックして考え直す。 まず、ウェイドは生きる事に執着しているし頭が良い。 アウトローに属しても義も知ってる。 反してダンは、ある意味死に場所を探している…家族との平和を求める反面、花道を飾れる散り際を探してる男だとラスト近くで理解。 それを念頭に置くとウェイドの不可思議な行動に説明もつく。 頭が良くて欲望の赴くままに生きてきただけど、ある意味、拘りは持つのは女を口説く所とか身に付けてる物で分かる。 最初の金品強奪のシーンでも相手を殺す事なく済ませている…勿論プライドを傷つけられたら激情に任せて惨殺までするが、飄々としても熱い男…それが彼なんだろう。 反面、ボスの場所を聞き出す為とは言え、相手を馬車ごと焼き殺すような部下達…「ボスになり変わる」とまで言う者まで居る。 ウェイドにとってダンは初めての「ブレのない信念の男」だったんじゃないか?彼の似顔絵を聖書に描いたのはそのメタファーと思える。 そんな尊敬した彼が、死に場所を探す覚悟を見せた事に(後で脱獄するけど)捕まってやろう、と思ったのかも。 あと部下惨殺については裏切りや、勘違いした者が出ないよう周期的に入れ替えてる…もしくは、すぐに殺し走り暴徒と化す事に対し、ベンと接して「こいつらじゃないや」と思ったか…まぁ、どっちか分からん。 ともあれ、矛盾は補完できるんで、それらを演出で盛り込んでたら間違いなく傑作だった。 けど(俺が当たってるかどうかは兎も角)このテの娯楽作で後から観てる奴に理由付けさせるのは良ろしく無いと個人的に思ったので、この点数。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-01-28 09:15:54)《改行有》

117.  テケテケ 《ネタバレ》 いや、アレなンです。 自分にとってこの映画の存在意味は「大島優子最高!」に尽きるンです。 で、「ンな野郎が映画の感想を述べてンじゃねーよ!」って言われたらその通りなンです。 それでもやっぱ感情移入をしながら観ちまうンです。 途中、「西田麻衣も可愛いじゃねーか」とか思っちまうンですが、すぐに殺されてアレなンです。 まぁ、観終って何一つ驚きなンかなく「ああ、大島優子が有名になった時に、これって黒歴史なンかな」と 彼女の恥ずかしい部分を見たような気持ちになって少々アレな俺なンですが… 当然、そこまで「大島優子大好きだぜー、イェーイ!俺、イエーイ!」とハイテンションな俺なンで当然2も観たンです。 で、もし評価するなら、是非とも2も観て欲しいンです。 俺的には、2での彼女を観た上で評価してあげて欲しいンす。 1の評価は4っす。 2の評価も4っす。 でも、「大橋可奈の一生(つか最後)」ってのにスポットを当てると6なンです。 だから、俺は大島優子が好きなンです。(←聞いてねーよ、笑)[DVD(邦画)] 4点(2011-08-12 08:14:33)(笑:2票) 《改行有》

118.  ミスティック・リバー 人間は独りで生きていけない…だから寄り添い、家族、集落、都市、国家を創る。それって分かり合うための「何か」なのに…。 でも、この物語には結局のところ「自分を救済して欲しい」人間しか存在しない。 そう、「誰かのために」などの想いなど微塵も無い、残酷なほどキモチワルイ物語だった…。 残酷な野生と何一つ変わらず、自我を剥き出しにしているだけの世界なのに、宗教や人の習慣、奇麗事などを社会的繋がりでコーティングしている、この醜悪な人間関係よ。 そして、そんな自分も、この唾棄すべき野獣と同じイキモノだと、嫌が応でも自覚させられる…吐き気を催すほど「純な人間を描いた」物語だった。 この先…春夏秋冬幾千層、素晴らしき祝福の日差しが彼らに降り注ぐ事があったとしても…決して救いなどない。 川の底は今も光は届かず…仄暗く澱んでるのだから…。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-03-21 22:57:05)(良:1票) 《改行有》

119.  スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ 結論から言うと、ツマンねー。 モノ凄ェ期待してたのに、いや残念だったよ。 …で、3つほど、この映画のつまらなかった分部を記しておく。 1つはこの映画のある意味キモとなる「ガンアクション」だ。 言っちゃ悪ィけど、それが圧倒的につまらない。 例えるなら「カンフー映画でカンフーがつまらない」のだ。 強いて言うと最後のシーンだけが観れるモンになってたけどさ。 けどアレだって色ンな映画を観てたら何も突出してるワケじゃないのは判る。 断言できるが、デスペラードにしてみても、リベリオンにしてみても 話の大筋はともかく、ずっと見てたいと思わせるパワーがアクションシーンにある。 予算とか色ンな問題あるだろうけど、ココは俺ならアクション監督を立てた。 ハッキリ言うとカッコ良くないのよ、真似もしたくないのよ。 2つメは主人公の「伊藤英明」という役者。 まず言っておきたいけど伊藤英明は嫌いじゃない。 けど、非情なガンマンは似合わないだろ。 悪ィ言い方すると「何も考えてない体当たりな熱血」のイメージしかない。 ダークに偏るか、明るさと暗さを使い分けれるようなキャラ…何より、主人公像をもっと膨らませてくれよ。 セレクトした役者も、キャラ設定も底が浅すぎる。 最後に3つメなンだけど…「ストーリーのメリハリなど」…なンだが。 新しい「スキヤキ・ウエスタン」を作りたかったのは判った。 でも新しい世界を作ったまま、投げっ放しってのはどうだろう? 例えるとスターウォーズは設定だけ新しいんじゃなく、その世界で色ンな種族や生活の営みの息吹を感じさせた。 これは予算の問題じゃ無いぞ、と断言するけど。 映画という手法で100観せるとするなら、1.000の創りこみをしなきゃダメだ。 画面フレームの中だけ演技をするのはダメなように、観てる者は無駄の部分や、余剰の部分に独特の世界を感じる。 そンで、その無駄の分部に「トラベリング」を感じる。 言うなれば、その世界の住人になるが如く旅を楽しめるという事だ。 残念ながらこの映画に…その奥行きは無かった。 この映画でしか匂えない世界や、演出が観たかった…マジで悔しい。 折角のスキヤキ・ウエスタンで日本刀とガンの世界なのにさ。[映画館(邦画)] 5点(2011-01-30 16:32:45)(良:2票) 《改行有》

120.  プレデターズ(2010) 生物にとって「生きる」、もしくは「生き残る」事が全ての根源である。我々人類は文化を取り入れつつ知性・理性と共に進化してきた。 しかし「肉食獣」の名を冠した彼らは「闘う事」のみに知性・理性を進化させて…「武器は相手と同じ状態に」や「妊娠した相手は殺さない」など、彼らなりの文化や美学がある…そう、全てを闘いのみに特化させた。―――嗚呼、この阿修羅地獄、始まりと終わりのない純然たる闘争だけの世界に降り立ったその恐怖よ――。[映画館(字幕)] 7点(2010-07-19 00:37:09)

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