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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1888
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1181.  フェイフェイと月の冒険 《ネタバレ》 最愛のママを病で亡くし、以来父一人子一人の家庭で育ってきた女の子フェイフェイ。それでも彼女は、大好きなお父さんとママが遺してくれたウサギのバンジーとともに哀しみを乗り越え、充実した毎日を過ごしてきた。そんな折、大事件が発生!なんとお父さんが見知らぬ女の人を連れてきて、彼女がこれからフェイフェイの新しいママになると言い始めたのだ。「そんなの絶対認められない!」――。まだママのことを忘れられないフェイフェイは、なんとしても父の再婚話を阻止するため、とっておきの方法を思いつく。それは幼いころにママから聴いた、月の裏側で今はなき恋人のことを想い続けている女神チャンウーが実在し、今でも最愛の人のことを忘れずにいると証明することだった。もともと科学の成績がトップクラスだったフェイフェイは、その日から月へと向かうロケットの発明に没頭するように。様々な苦難を乗り越え、ようやく月へと辿り着いたフェイフェイは、そこで女神チャンウーの本当の姿を知ってしまう……。月の裏側に住むという女神を追って月へとやって来た女の子フェイフェイの奇想天外な冒険を描いたファンタジック・アニメーション。あくまでファミリー向けの作品だと分かったうえで鑑賞してみたのですが、これがまあディズニーアニメの良いところを繋ぎ合わせただけの既視感バリバリの内容でした。どっかで見たようなキャラクターにどっかで何度も目にしたようなファンタジー・シーン、そしてどっかで何度も見たようなストーリーのてんこ盛り。だってストーリーや世界観はピクサーの『リメンバー・ミー』を中国に置き換えただけだし(あの光り輝く獅子の存在なんてまんまですやん!!)、主人公の飼ってるウサギもサンリオにそっくりな奴いてませんでしたっけ?あと脚本も詰めが甘い。フェイフェイが月に向かう理由がそもそも弱いんですよね~、これ。お父さんの再婚を阻止するためにわざわざロケットを開発して月に旅立つって、それよりも簡単で手っ取り早い方法がいくらでもあるでしょーが(笑)。わざわざ月の裏側に行くのなら、お母さんを生き返らせることが出来るくらいの理由がないと説得力がありませんって。とは言え、蛍光色を基調とした映像はすこぶるキレイで全編に流れる楽曲もぼちぼち良かったんで5点![インターネット(字幕)] 5点(2020-12-18 22:00:18)

1182.  Mank マンク 《ネタバレ》 映画史に燦然と輝く名作『市民ケーン』。その脚本を書いたマンクこと、ハーマン・J・マンキーウィッツの半生を実話を基に描いたという本作、監督を務めるのが今やサスペンス映画界の巨匠となったデビッド・フィンチャーで、しかも主演には名優ゲーリー・オールドマンというのだから、これは観ないわけにはいきますまい。配信が開始されたばかりのネットフリックスにてさっそく鑑賞。先に結論を述べさせてもらうと、残念ながら僕は全く嵌まれませんでした。名作と名高いオーソン・ウェルズの『市民ケーン』を自分が未見だというのもあってか、最後までさっぱりピンとこなかったです。僕がフィンチャー監督の『ドラゴン・タトゥーの女』や『ゴーン・ガール』は大好きなのですが、『ソーシャル・ネットワーク』や『ゾディアック』といった実話を基にした系列の作品が個人的に苦手だというのもあるのかも知れませんね。モノクロを基調とした映像は相変わらず美しく、オールドマンの熟練の演技も大変素晴らしかったので、作品としてのクオリティは充分高いことは僕も認めるところなのですが。要は好みの問題。僕は本作の良い観客とはなれなかったようです。[インターネット(字幕)] 5点(2020-12-08 00:06:44)

1183.  アイアン・ジャイアント 《ネタバレ》 東西冷戦期を舞台に、ある日宇宙から降ってきた巨大ロボットとそれを発見した少年との交流を描いたファンタジック・アニメーション。何気に有名な本作を今回鑑賞してみましたが、正直、僕はさっぱり嵌まれませんでした。とにかく良くも悪くも、「ザ・王道」。最初から最後までベタ過ぎて家族で安心して観る分にはちょうど良いんでしょうけど、自分には退屈にしか感じませんでした。最後の「戦争は絶対にしたらいけません」と言わんばかりのあまりに説教臭いメッセージに至っては、もはや辟易。こればっかりは好みの問題なので如何ともしがたい。当時のアニメーション技術を最大限駆使したであろう映像はさすがにキレイだったので、+1点![インターネット(字幕)] 5点(2020-12-04 03:01:21)

1184.  ジュリアン(2017) 《ネタバレ》 両親が離婚調停中で、母親の元に引き取られた10歳の男の子、ジュリアン。裁判所の取り決めにより、彼は週末ごとに父親と会うことを義務付けられていた。でも、ジュリアンはこの父と過ごす時間が憂鬱で仕方がない。何故なら、横柄で自己中心的な父親は気に入らないことがあるとすぐ癇癪を起こし、何かとトラブルが絶えないからだ。その週末もジュリアンに妻の現在の住所を執拗に聞いてくる父親。するとジュリアンは恐怖心から思わず、父親に口を割ってしまう。そして、それが悲劇の始まりだった――。複雑な家庭環境に生きる幼い少年ジュリアンの鬱屈した日々を描いた哀切なヒューマン・ドラマ。まあ言いたいことは分かるし、こんな単純なお話なのに最後まで淡々と見せきる監督の手腕はなかなかのものだし、それぞれの家族のドラマも非常に丁寧に描かれていたしで、充分好感は持てるものの、いかんせんお話の方がオーソドックス過ぎますね、これ。別れた夫が嫉妬に狂って暴走し、最後は一線を越えて銃を手に家へと押しかけてくる……。確かにジュリアンたち当事者にとっては非常に切実な問題なのは分かります。ですが、この手のお話は今も世界中に溢れ返っているわけで、敢えて誤解を恐れずに言えば、あまりにもひねりがなさ過ぎではないでしょうか。人が何故物語を求めるかと言うと、やはり悲劇的な現実を乗り越えられるような希望を、その作品の中に見出したいからだと僕は思うのです。対して本作、結局最後は偶然の重なりによって主人公は助かるというオチ。これでは、「ジュリアン、運が良かったね」と言う感想しか残りません。やはり映画である以上、主人公には酷い現実を乗り越えるために何らかの行動を起こしてほしかった。社会的弱者の切実な思いに寄り添って映画を創ろうというそのスタンスには好感が持てるだけに、もっとフィクションの力で魅せて欲しい。[DVD(字幕)] 5点(2020-10-06 05:00:57)

1185.  マザーレス・ブルックリン 《ネタバレ》 1950年代、ニューヨーク。生まれつき自分の意志に反して突然大きな声をあげたり痙攣的な発作を起こしてしまうという障碍――いわゆるチック症を患う私立探偵ライオネルは、幼いころ両親に捨てられ孤児院で育った天涯孤独の身。現在彼は、そんな自分を引き取ってくれた育ての親でもある探偵事務所のボス、フランクの下で働いている。障碍を抱えながらも類稀なる記憶力を持つライオネルは、今やフランクの右腕と言ってもいい立場に立っていた。そんなある日、謎の女を巡る胡散臭い事案に首を突っ込んでいたフランクが、無残な死体となって発見されるのだった。突然のことに、深い哀しみに沈むライオネル。フランクの無念を晴らすため、彼が最後に追っていたという謎の女を求めてライオネルは捜査を開始する。浮かび上がってきたのは、ブルックリンの都市開発利権を巡る権力者たちの深い闇だった。果たしてフランクを殺したのは誰なのか?そして彼は生前何をしようとしていたのか?人並外れた記憶力のみを頼りに、ライオネルは事件の真相へと迫ってゆくのだが……。名優エドワード・ノートンが監督・脚本・主演を務めたという本作、ブルース・ウィリスやウィレム・デフォー、アレック・ボールドウィンといった渋めどころの豪華俳優陣にも惹かれて、この度鑑賞してみました。夜の街の匂いを濃厚に漂わせるこのノワールな雰囲気やジャジーで退廃的な音楽などは見応え充分。特に、チック症を患う私立探偵という難しい役どころを見事に演じ切ったエドワード・ノートンの圧倒的な演技力はさすがの貫禄でした。ただ、肝心のお話の方は正直どうなんでしょう。様々な要素を詰め込み過ぎていて、いまいち整理しきれていないような印象を僕は持ってしまいました。登場人物も多く、しかも相関関係がかなり複雑なので、最後までなんとも分かりにくいのです。原作は有名な賞に輝いたベストセラーらしいですけど、その取捨選択がいまいち巧く出来ていないような感じです。E・ノートンのこういう難役に挑んでみたいという思いが先行するあまり、脚本がおろそかになっちゃったパターンじゃないですかね。これなら脚本や監督は別のプロに頼んだ方が良かったのでは。エドワード・ノートン、昔から好きな俳優さんなだけになんとも勿体ない。[DVD(字幕)] 5点(2020-10-05 01:00:39)

1186.  ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ) 《ネタバレ》 少女に捨てられた無力な雑種犬が、街のストリートで様々な経験を積むうちに次第に仲間を増やしてゆき、最終的には巨大な犬軍団を率いて少女の元へと帰ってゆくというお話。ともすればファンタジーに流れそうな内容を徹底的にリアリズムな視点で描くというのは、まあ新しいと言えば新しいですけど、ちょっとお話としては薄っぺらすぎますね、これ。主人公が犬なのか少女なのかが明確でないため、いったい誰に感情移入していいのか最後まで分からず、なんとも居心地が悪い。ただ淡々と出来事が羅列されてゆくだけなので最後までいまいち盛り上がらないまま終わっちゃいました。もうちょっと脚本を練って欲しかったです。本作の最大の見所は、CGを一切使わずホンモノの犬を使って全編撮影しているところ。それも中盤までは「おー、すげぇ!これは撮るのに手間ひまかかってますなぁ」と思わせるものの、さすがに後半は無理があります。てか、凶悪な犬軍団が襲来し街が大混乱に陥ってしまうという割には、その犬軍団がけっこうショボい。せいぜい100匹ぐらいにしか僕は見えなかったんですけど!まあCGを使わない撮影ではこれくらいの数の犬が限界なのだろうけど、さすがにこの程度の犬っころ軍団に機動隊が太刀打ちできず、ひたすら人が殺されまくるというのは説得力がなさ過ぎますわ~~。身も蓋もないことを言っちゃいますけど、これなら普通にCG使った方が良かったんちゃいますのん(笑)。とにかく新しいことに挑戦しようというそのチャレンジ精神と、主役の女の子が僕のロリ心をビシバシ突いてくるなかなかの美少女だったので、+1点![DVD(字幕)] 5点(2020-09-20 22:32:49)

1187.  未来を花束にして 《ネタバレ》 20世紀初頭、まだ女性には参政権すら与えられず、男に従って素直に言うことをきいていればいいという価値観がまかり通っていた時代。女性の権利拡大を叫んで、過激な行動に打って出た女性活動家たちの姿を実話を基に描いた社会派ドラマ。時には暴力も辞さない姿勢で男たちに立ち向かった女性たちを演じたのは、キャリー・マリガンやヘレナ・ボナム・カーター、そしてベテランのメリル・ストリープ。そんな新旧人気女優の共演はさすがに華があって大変良かったし、こんな不幸なことがあったのだという歴史的事実を知れたという点でも観て良かったとは思うのですが、いかんせん物語としていまいち面白くないように感じてしまいました。まず、主人公がこの活動にのめり込んでいく過程にそこまでの説得力が感じられないんですよね。仕事や家庭を失い、子供に会うことも出来なくなって、自らも投獄される危険を犯してまで、それでもこの活動を続けようという主人公に僕はどうしても感情移入できませんでした。何故、彼女は自分の人生を懸けてまで、女性たちの権利を主張し続けたのか。その極限の境地に至るまでのドラマをもっと見せるべきだったのではないでしょうか。あと、物語の細かいところに「?」な部分が多かったのもけっこう気になりました。事実を基にしたとは言え、もう少し脚本を練ってほしかった。あと、カメラが最後まで微妙にゆらゆら揺れていたのもちょっと見辛かったです。[DVD(字幕)] 5点(2020-09-17 23:41:59)

1188.  お嬢さん(2016) 《ネタバレ》 日本統治下の朝鮮を舞台に、ある貴族の怪しげな豪邸で繰り広げられる三人の男女の駆け引きを退廃的に描いた官能サスペンス。まあやりたいことは分かるし、日本の大正から昭和初期のエロ・グロ・ナンセンス文化を多分に取り入れたデカダンスな世界観はよく出来ていたとは思います。江戸川乱歩や夢野久作チックなこの感じはけっこう嫌いじゃない。ただ、いかんせんお話が方がいまいち面白くないんですよね、これ。無駄に長いうえに、肝心のことの真相も容易に読める代物で僕は途中でダレちゃいました。体当たりで頑張った主演女優二人の濡れ場もなかなかエロかったとは思うのですが、ちょっと下品すぎますね。これくらいなら日本の百合系AVでもっとドエロいシーンがいくらでも観れますし、そもそも僕は映画にそーゆー要素を求めていませんので。なんだか無駄に悶々ムラムラさせられた140分でした。映画が終わってすぐ、そっち系の動画を再生したのは言うまでもありません(笑)。[DVD(字幕)] 5点(2020-09-11 01:54:34)

1189.  ホテル・ムンバイ 《ネタバレ》 2008年11月26日、インドのムンバイで暮らす人々はその日も昨日と同じような平穏な一日になると信じていた。だが、彼らの日常は呆気なく崩れ去ることに。武装したイスラム過激派の若者たちが突然、人々にその銃口を向け始めたのだ。なるだけ人が集まるところを標的に次々と引き金を引く若者たち。家族や恋人とともに平穏に過ごしていた人々の日常は、瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図と化すのだった。それは多くの外国人観光客が集い幾多の地元住人が働くタージマハル・ホテルも例外ではなかった。その日が初出勤日だったシーク教徒の若者、長年ここで働いてきたベテラン料理長、幼い子供を抱えたアメリカ人夫婦、女好きのロシアの大富豪…。周りの人々が次々と犠牲になる中、彼らは如何にしてこの災厄に立ち向かっていったのか――。本作は、実際にあった凄惨なテロ事件を背景に、その日たまたまそのホテルに居合わせた人々を描いた群像劇だ。冒頭から忠実に再現されたであろうテロ事件の、その目を見張るような臨場感には圧倒されるものがあった。逃げ惑う人々に躊躇なく銃口を向ける犯人の若者たちには戦慄させられる。人は、どうしたらここまでの憎しみを心に宿すことが出来るのだろうか――。ただそうした事実の重みとは別に、僕はそこまでこの作品を評価することは出来なかった。何故なら人間性への洞察が一面的で非常に浅いのだ。犯人は一様に冷酷無比で人の命などなんとも思っておらず、対照的に被害者となる人々はみんな善人でいい人という描かれ方が最後まで徹底しているのだ。人質になる人々の中には自分が助かるためなら他人を犠牲にすることも厭わない人だっていたはずなのに、そんな人は一人も出てこない。あの女好きのロシア人さえ、最後は見ず知らずの女性のため危険を顧みずに行動する。だからといって皆で団結して犯人に毅然と立ち向かうのかといえば特にそんなこともなく、ただ泣き叫んで逃げ惑うばかり。それは犯人側も同じで、今日が人生最後の日として神のためにより多くの人を殺そうというのに誰にもその悲愴感や圧倒的な狂気性が感じられない。ピザを食べて和気藹々と冗談を言い合ったかと思えば、次の瞬間には容赦なく人を殺しているという一貫性の無さ。最後まで観て、この作品のテーマとは果たして何なのだろうと思わず考え込んでしまった。実際にあった事件を忠実に再現すれば、テーマ性など観客が勝手に考えてくれると思っているのであれば、あまりにも浅はかというほかない。『ホテル・ルワンダ』や『ユナイテッド93』などといった、圧倒的な現実に押し潰されそうになりながらそれでも立ち向かってゆく人々を描いた秀作群と比べるとどうしても物足りなさを感じざるを得ない。[DVD(字幕)] 5点(2020-09-09 22:40:23)(良:1票)

1190.  マレフィセント2 《ネタバレ》 もはや元ネタの「眠れる森の美女」とは何の関係もなくなってしまったディズニー名作アニメ実写化シリーズ最新作。その映像のクオリティは抜群の安定感で、妖精たちのカラフルな造形は見ているだけでワクワクしちゃいますね。まあ肝心の内容の方は恐ろしくつまんなかったですけど。だいたいオーロラ姫もマレフィセントも最後まで何がしたかったのかいまいちよく分からない。明確な目的をもって動いていたのは、新悪役のあのミシェル・ファイファー演じる女王様だけなんじゃないでしょうか。オーロラ姫をかばって死んだマレフィセントがそのすぐ後には復活し、その理由も実は不死鳥の末裔だからと言う超テキトーなものだったのには思わず失笑しちゃいましたわ。映像のクオリティとオーロラ姫を演じたエル・ファニングちゃんの可愛さに5点![DVD(字幕)] 5点(2020-08-31 17:31:09)(良:1票)

1191.  テッド・バンディ(2019) 《ネタバレ》 エド・ゲインやジェフリー・ダーマ―と並び称される、猟奇殺人鬼界のスーパースター、その名もテッド・バンディ。分かってるだけで30人以上の女性を殺し、そのチャーミングな蝶ネクタイ姿で多くの女性を虜にした彼の驚きの半生を長年、彼と連れ添った妻の視点から描いたヒューマン・ドラマ。一言で言うと、非常に物足りない作品でしたね、これ。まあ意図してやってるんでしょうけど、彼の殺人シーンを一切描かなかったのはやはり失敗だったんじゃないでしょうか。おかげで何を描きたかったのか、その焦点が最後まで一切絞られることなくなんとも中途半端なまま終わっちゃいました。彼の妻?との愛憎渦巻く特殊な関係性を描くにしても踏み込みが甘いと言わざるを得ません。せっかく狂気と一途な愛情が同居する稀代の殺人鬼という魅力的な題材を扱っているのに、何とも勿体ない。それにしてもこのテッド・バンディの裁判がここまで世間に公開され、しかも実際の映像がこんなに残っていたなんて知りませんでした。なんだか彼のことをもっと知りたくなっちゃいましたわ。という訳で、彼のその類稀なる数奇な人生を知れたというだけでも本作の価値はあったのかも知れませんね。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-30 00:43:35)

1192.  キャプテン・マーベル 《ネタバレ》 記憶を無くしたうら若きスーパーヒロイン、キャプテン・マーベルが地球を舞台に宇宙を揺るがす陰謀と戦うアクション・エンタメ。僕の個人的に苦手とするマーベル・スーパーヒーローものの一作なのですが、この監督の出世作?である、ドラッグ中毒の中学教師を描いたヒューマン・ドラマ『ハーフネルソン』が思いのほか良かったのと、最近の僕のお気に入りの若手女優ブリー・ラーソンが主演を務めているということで今回鑑賞してみました。なんですが、やっぱり僕はこのシリーズとはつくづく相性が悪いのか、最後まで全然嵌まれませんでしたね。なんだろう、このあまりにもノーてんきなノリがいまいち好きになれないからかな。それにストーリーもごちゃごちゃしててよく分かんなかったですし。んでも全編を彩る、90年代カルチャーへの惜しみない愛は個人的にツボでした。ニルヴァーナの「カム・アズ・ユーアー」が突然流れたときは思わずテンション上がっちゃいましたわ。それに主人公が着ている服が、何気にナイン・インチ・ネイルズのTシャツだったりとかね。あと、猫ちゃんも可愛かった!ま、そんなとこです、はい。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-11 00:48:09)

1193.  名探偵ピカチュウ 《ネタバレ》 ポケモンゴーも含めゲームは全くやったこともなく、アニメなんて一回も観たこともなく、ポケモンと言えばピカチュウがピカピカ言ってるくらいのイメージしかない自分。今回、渡辺謙とビル・ナイが出ているという一点のみで鑑賞してみました。まあそれだけで、いい歳こいた独り身のおっさんが夜中に観るような内容じゃなかったですね。あまりにもハートフルでファミリーな展開に、若干鬱になりました(笑)。[DVD(字幕)] 5点(2020-08-01 02:11:32)

1194.  幸福なラザロ 《ネタバレ》 現代に現れた〝聖なる愚者〟ラザロ、彼が辿ることになる数奇な運命を寓話的に描いた幻想譚。カンヌで何かの賞を取ったということで今回鑑賞してみました。まあやりたいことは分かるし、この不思議な世界観も嫌いじゃないけど、そこまで嵌まるもんでもなかったですね。要は、好みの問題ってやつですわ。[DVD(字幕)] 5点(2020-07-30 00:45:48)

1195.  ふたりの女王 メアリーとエリザベス 《ネタバレ》 中世イギリスを舞台に、若くして君主となったイングランドとスコットランドの「ふたりの女王」の愛憎渦巻く確執を濃厚に描いた宮廷劇。今最も勢いのある若手女優、シアーシャ・ローナンとマーゴット・ロビー共演ということで今回鑑賞してみたのですが、この時代のイギリスの歴史に疎いせいか、正直に言って僕はさっぱり嵌まれませんでした。なんかストーリーの見せ方が稚拙過ぎやしませんか、これ。実際にあった史実を再現することに重きを置き過ぎたせいか、肝心のストーリーがものすごく分かりづらい!おまけにたくさん出てくる登場人物も誰が誰やら判別しにくく、しかも相関関係も複雑すぎてよく分かりません。おかげで最後までいまいち盛り上がりに欠けたまま、だらだらと終わっちゃいました。僕のようにこの時代の歴史に疎い人間にもちゃんと最低限分かるような演出を心掛けて欲しかったです。ただ、それぞれの女王を演じた若手女優二人は、さすがに華があってそこは大変見応えありました。特にイングランド女王エリザベス役を熱演したマーゴット・ロビー。内側に鉄の塊を隠し持っていそうな冷酷な女王を堂々と演じ切っていて、すこぶる良かったです!ハーレクインと言う尻軽女を怪演したかと思えば、この見事なまでの豹変ぶり。この人って実は凄い人なんじゃないかしら。彼女と、シアーシャ・ローナン演じる今やすっかり落ちぶれたスコットランド女王メアリーが初めての対面を果たすラストはなかなかの迫力。ただ、いかんせんそこまでの展開が悪すぎます。編集もところどころぶつ切りで繋がりが悪く感じることもしばしば。素材は良かっただけに、なんとも残念な作品でありました。[DVD(字幕)] 5点(2020-07-16 01:51:03)(良:1票)

1196.  嵐の中で 《ネタバレ》 何十年かに一度の周期でやって来る、正体不明の大規模な磁気嵐。その中では時空が交錯し、ごく稀に過去と未来が繋がってしまうのだった――。心優しい夫と可愛い盛りの一人娘とともに幸せな日々を過ごしていたベラは、嵐の夜、小さなビデオカメラを通じて25年前に生きる少年ニコと繋がる。だが、ベラは知っていた。彼はその日、たまたま妻を殺害した隣人の犯行現場を目撃したせいで帰らぬ人になることを。「ねえ、ニコ!何があろうと隣の家に行っては駄目!」。思わず、カメラの向こうに居る少年にそう強く訴えかけるベラ。おかげで、彼はその日を無事に生き延びられるのだった――。ところがその日から、ベラの平凡な日常は激変する。自分は夫と結婚しておらず、しかも出会ってすらいないことになっていたのだ。当然、愛する娘もまた、この世に存在しないことになっていた…。果たしてベラの身に何が起こったのか?彼女のおかげで生き延びた少年は今、何処で何をしているのか?そして、ベラは無事に愛する娘と再会することは出来るのか?激しい嵐の中で、本当は死ぬはずだった少年を救ってしまったことから不条理な世界へと迷い込む母親を描いたSFサスペンス。という設定を聞いてまず真っ先に思い浮かべるのは、一時期大流行りしたタイム・パラドックスもの。いわゆる『オーロラの彼方へ』や『バタフライ・エフェクト』系の、過去を変えたら現代の自分の生活が大変なことになっちゃった!ってやつです。本作の主人公である専業主婦はなんと、夫との結婚生活を失い、あろうことか娘まで誕生していないことになってしまいます。ふとしたきっかけで何もかも失うという、この絶望的な感じはなかなかよく表せていたんじゃないでしょうか。何を訴えても精神病扱いされ、次第に孤立無援となる主人公の描写も不条理で大変グッド。それに嵐の中で死んだ少年と会話するシーンもけっこうホラーテイストで、ぞくっとする怖さがありました。ただ、こういう設定勝負の映画って、どうしたって矛盾や突っ込みどころが完全には消えないものなのですが、本作もご多分に漏れず、肝心のことの真相はかなり無理がありまくりです。特に主人公を何かと助けてくれる心優しい刑事。こいつの存在がどう考えてもおかしい。彼の行動がどれもこれもあり得ないものばかりで、説得力が微塵もありません。真相が分かってから改めて見返してみても、「あぁなるほど!そういうことだったのか」と言うカタルシスより、「いやいや、ここらへん絶対無理くりですやん!」と思わず突っ込んじゃう気持ちの方が強いという、ね。全体を覆う不穏でミステリアスな世界観はけっこう作り込まれていただけに、肝心の脚本がなんとも残念な作品でありました。[インターネット(字幕)] 5点(2020-07-01 00:31:15)

1197.  マクマホン・ファイル 《ネタバレ》 1980年代、政情不安に揺れる中南米を舞台に、巨大な陰謀に巻き込まれたアメリカ人女性ジャーナリストを巡る政治サスペンス。アン・ハサウェイやベン・アフレックと言った人気俳優が主演を務め、実力派のウィレム・デフォーやトビー・ジョーンズらが脇を固めております。監督は前作でアカデミー脚色賞にノミネートされた俊英、ディー・リース。率直な感想を述べさせてもらうと、とにかくストーリーが分かりづらい!僕の理解力の問題なのか、なんとなくは分かるもののストーリーの細かい部分がいまいちピンとこず、最後まで盛り上がりに欠けたまま、だらだらと終わってしまいました。前作で魅せた、この監督の極めて分かりやすいストーリーテリングはいったいどこへいっちゃったんでしょう?最後の衝撃のオチだけはばっちり決まってましたけど、いかんせんそこまでの流れが悪すぎます。この監督の前作がすこぶる良かっただけに残念![インターネット(字幕)] 5点(2020-06-11 12:41:08)

1198.  ザ・ブック・オブ・ヘンリー 《ネタバレ》 彼の名は、ヘンリー。今年で11歳になる一見普通の少年だ。シングルマザーの母親とまだ幼い弟との三人暮らし、隣に住む幼馴染の女の子クリスティーナが最近ちょっぴり気になっている。でも、彼はほんのちょっと人とは違うところが。それは、常人の枠を遥かに超えた高度な知能指数。そう、彼はギフテッドと呼ばれるいわゆる天才少年なのだ。この歳にして株の取引でかなりの貯蓄を蓄え、学校の成績はもはや大学院生クラス。そんな彼はある日、重大な事実に気付いてしまう。「クリスティーナが義理の父親から虐待を受けている!」――。いくら大人たちに訴えてみても、警察官である彼女の父はその度に巧みな方法で疑惑から逃れていた。居てもたってもいられなくなったヘンリーは、独自に問題解決への道を探り、それを一冊のノートに書き留めていくのだった。だが、そんな折、ヘンリーの身体に深刻な腫瘍が見つかり、彼は病院で緊急手術を受けることになってしまう。もはや事態は一刻の猶予もない。彼の計画を事細かに記した一冊の本を手に、母親が行動を起こすのだが……。天才少年が記した一冊の本を巡り、過酷な運命に翻弄されるある家族の葛藤を描いたヒューマン・サスペンス。ベテラン女優ナオミ・ワッツが主演し、『ジュラシック・ワールド』を撮ったコリン・トレヴォロウが監督を務めたという本作、これがなかなかの問題作でした。ここでぶっちゃけてネタバレすると、主人公であるヘンリーは物語の途中で病のため亡くなってしまいます。その後、物語はこの遺されたノートに書かれた彼の完全犯罪計画を実行に移す母親へと大きくシフトチェンジしてゆくことになります。そう、彼は隣人の警察官を密かに殺害する計画を立てていたのです。いくら虐待をしている父親であっても、これは完全に私刑で犯罪。なのにそんなことなど構わず、死んだ息子の計画を自ら実行しようとする母親。誰がみてもかなりダークで陰惨なお話なのに、これを何故かちょっと良い話のように描くところに凄く違和感。まるで難病ものの感動ファミリー・ドラマのように描いてゆくのです。僕はモヤモヤとした、なんとも居心地の悪い思いが最後まで拭い切れませんでした。いやいや、これって色んな意味で倫理的にアウトでしょう。それにヘンリーが亡くなるシーンも、物語が暗くならないようにだろうけど、かなりあっさりと流しちゃったのもどうかと思います。最後の無理やりなハッピー・エンドに至っては、あまりに薄っぺらすぎて思わず眉を顰めて観ている自分がいました。これではなんともすっきりしない後味の悪い映画だったと言わざるを得ません。ジェイコブ・トレンブレイ君の相変わらずの天才子役ぶりに+1点。[インターネット(字幕)] 5点(2020-06-08 16:01:35)

1199.  モーグリ ジャングルの伝説 《ネタバレ》 イギリスのノーベル賞作家キプリングによる児童文学の古典『ジャングル・ブック』を最新のCG技術を駆使して実写化した作品。ディズニーのアニメや最近の同社による実写化などでもお馴染みのこの名作を再映画化するにあたり、制作者がそれらと差別化するために採用した手法、それはとても児童向けとは思えないほどのリアルな描写だろう。CGで再現された動物たちはどれも妙に生々しく、ただ可愛いだけだった過去作とは一線を画している。特にどの動物たちの回りにも常に蠅が飛び回っている演出には目から鱗だった。そう、確かにインドやアフリカの野生動物の回りには常に蠅がたかっているものなのだ。決してキレイごとでは済まされない、野生の世界に生きることの真実がここに象徴されている。その当たり前の事実に改めて気づかさせてくれたこと、それだけでも本作は素直に観て良かったと言えるだろう。主人公モーグリが、悪役であるトラに傷を負わせられるシーンもかなりグロテスクで、その踏み込んだ表現手法は――賛否は別にして――一見の価値はある。キプリングが本当に目指したのは、もしかするとこういう世界観なのかも知れない。ただ、肝心の内容の方は正直いただけない。全体を通して、あまりにも脚本が取っ散らかりすぎているのだ。主人公モーグリも彼の仲間である動物たちも敵であるトラやハイエナも誰も彼もがいったい何がしたいのかがさっぱり分からない。そこに現地の先住民やイギリスの冒険家、さらには人間を憎むゾウなども絡んできて、クライマックスなどもはや完全に破綻していると言っても過言ではないだろう。CG表現に力を入れるよりも前に、まずはしっかりと脚本を練るべきであった。前述したとおり、その映像表現には目を見張るものがあっただけに残念だ。[インターネット(字幕)] 5点(2020-05-28 03:46:18)

1200.  フラクチャード 《ネタバレ》 寂れた田舎町に佇む、とある総合病院。ある日、そこに幼い一人娘を抱えた父親レイが駆け込んでくる。「娘のペリが工事現場の穴に落ちた!どうやら骨が折れてるみたいだ。すぐに医者を呼んでくれ」――。一緒にやって来た妻とともに、受付の女性に必死の形相でそう訴えかけるレイ。だが、受付の女性は事務的な説明を繰り返すばかりでなかなか診察してくれない。仕方なく家族とともに患者でひしめく待合室に向かったレイは、不安に駆られつつもただひたすら待つことに。ようやく診察が開始され、ホッと胸をなでおろすレイ。娘の病状は大したものではなかったが、一応精密検査をしようと言う医者の言葉にレイは素直にうなずくのだった。看護師に連れられ地下へと向かった妻と娘を、レイは一抹の不安を感じながらも待ち続ける。だが、何故かいつまで経っても家族は戻ってこない。業を煮やしたレイが文句を言いに行くと、受付の女は信じられない言葉を吐くのだった。「そんな患者はこの病院にはいません」。当然のように声を荒げ、強引に病棟内へと乗り込んだ彼は、愛する家族を求めて院内を駆けずり回るのだった。ところが、何処をどう捜しても家族の姿は見つからない。あろうことか、病院側はそんなレイをまるで精神病患者のように扱い始めるのだった…。サム・ワーシントン主演で送る、世にも奇妙な世界へと迷い込んだ男の恐怖を描いた不条理系スリラー。監督は『マシニスト』のブラッド・アンダーソン。彼の観客の生理に直接訴えかけてくるような不穏な世界観は相変わらず健在で、散りばめられた細かなエピソードの数々も実に不快指数マックスなものばかりで大変グッド。娘の腕が折れてるかも知れないのに、万が一の場合臓器提供を希望するかしないかをしつこく聞いてくる受付嬢など、すんごく気持ち悪いんですけどなんか癖になる魅力があります。ただ、肝心のお話の方は正直微妙というほかありません。特にミスリードありきのこのオチは賛否が分かれるところ。ここでネタバレすると、ことの真相は途中で、①病院が悪者で男の家族はちゃんと拉致監禁されていた②本当はこの男が家族を殺していて自らの記憶を改竄していた③男はやはり精神病でそもそも家族は最初からいなかった、と言うだいたい三つに絞られるのですが、最後に明かされる正解はその中でも最もムリ筋なものでした。到底納得できないうえに、後味も最悪という、ね。正直、もうちょっとすっきり終わって欲しかったなあ。全編に漂うこの不穏な世界観はすこぶる魅力的だったのに、なんとも勿体ない。[インターネット(字幕)] 5点(2020-05-23 00:30:03)

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