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プロフィール
コメント数 2268
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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1201.  ひみつの番人 《ネタバレ》  人には言えない秘密を抱えた14歳の少女エミリーが、まっすぐに夢を見据えて努力する。最後は秘密も打ち明けて、自分の人生と向き合う。  思っていたより、大分良いお話じゃないですか。特に終盤の『衝撃⇒感動』のたたみかけは、おじさんちょっと胸にきちゃいましたよ。こんな単純な話に胸打たれるとはね。  ただ、ほんとこんなことを言うのは野暮ってもんかもしれませんが、こんなビジネス成立するはずない。  発想は面白いと思います。  ただ子供だって馬鹿じゃないんだから、本当に秘密にしたいなら誰にも言わないでしょ。子供が並んでお金を払っているだけでも人目をひきますよ。しかも有料。50セント。  そんで、何でそんなことを始めたのか、その辺りの説明は一切なし。なぜなら『秘密』だから。  子供たちが何故お金を払ってまでエミリーに大切な秘密を打ち明けるにくるのか。その動機に関する説明も一切なし。なぜなら『秘密』だから。  なんてことでしょう。『秘密』のキーワードひとつで、すべて説明がつくではありませんか。  『ただ、舞台設定がそうなっているから。』と言わんばかりであります。  ただこの作品が一番言いたかったことは、きっと、終盤でバイオリンの先生が口にする一言なんでしょう。『秘密を持っていたら、本当の人生を送れない。』  いや、もう本当その通りなんですけどね。  でも私はこんな子供向けの作品で、もっと大事な教訓を学びましたよ。  人の秘密なんて聞くもんじゃないな、と。[DVD(字幕)] 6点(2016-05-13 03:36:00)《改行有》

1202.  トランサー -霊幻警察- 《ネタバレ》  はっきり言って面白くはないのですが、素材は凄く面白いです。  幽霊を殴れる『接触グローブ』。『幽霊の能力を5分だけ半減させるカプセル』。『自分の血液をこめる銃』。必殺アイテムが盛り沢山。  さらには、次々と無制限に武器やアイテムを生み出せるドラ○もんのような味方までいます。  つまり、アイデアやテイストは凄く楽しく、可能性に満ちています。  ですが残念ながら、映画としての完成度がとても低い。  ひとつひとつのシークエンスは、凄く良いものもあります。  『子供の霊と母親の霊』のエピソードなんかは、凄く感動します。  良いシーンと悪いシーンの差が激しいんですよね。  そしてなんと言っても複数ジャンルのつめこみ。これが良くない一番の原因です。  ホラーの雰囲気で始まったかと思えば、急にコメディタッチに。からのアクション。一息つくと今度は友情ドラマ?いや、やっぱコメディ?え、ラブストーリー?とにかく最後まで一貫性がありません。  しかもそれぞれのジャンルが融合することなく、てんでバラバラに自己主張をしている感じです。  もう頭がパニックです。そう、これはきっと『パニックもの』です。  とは言え、C級映画だからといってむやみに切り捨てられない事情があります。  おそらくはこの映画でしかお目にかかれない貴重なシーンがあります。  『心配蘇生の電気ショックによる遠隔アタック』『バタフライ泳法でせまる幽霊』  個人的には爆笑の2シーンです。これだけでも一見の価値はあるかもしれない・・・。いや、ないな。[DVD(吹替)] 4点(2016-05-12 03:19:09)《改行有》

1203.  オーシャンズ11 《ネタバレ》  騙されないぞと思いながら見ていたのに、結局騙されてしまう。そーゆー映画って本当に面白いです。  騙されてしまう理由があります。視点が途中で入れ替わるんです。ずっとオーシャンズ11の視点でストーリーが進んでいるのに、終盤、いつの間にか視点がベネディクト側にシフトしています。気付けば、観客もベネディクトと一緒に騙されてしまう妙味。この視点の切り替えは上手いですよねー。警察なんて完全に騙されました。  この作品は自分と大変相性が良いみたいです。  『悪名高いカジノグループから、現金をかっさらう』このたった一つの仕事を1本の映画にしてしまう。ストーリーは単純化され、プロットは明確になります。わかりやすくて、でも工夫や仕掛けもたくさんあって、のめり込みます。ディテールが丁寧で、ちょっとした伏線もしっかり回収してくれるのが気持ちいいです。  まさに、『極端に奇をてらわなくても、作りこめばここまで面白い映画ができる』というお手本のような作品です。  キャストが豪華すぎるくらい豪華なのも、映画ファンにはたまらないです。  一人一人がそれぞれの専門分野で活躍するノリは大好きです。鑑賞中、まるで自分も一緒に仕事に参加させてもらっているかのような錯覚を味わえるのが本当に楽しい。スピード、テンポ、バランス、キャスト、演出、どれをとっても文句のつけようがありません。  個人的にはかなり好きな作品です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-05-09 09:20:47)《改行有》

1204.  ドメスティック・フィアー 《ネタバレ》  『定番もの』って嫌いじゃないです。安心して楽しめる良さがあります。  小粒ながらもしっかりと地に足をつけたサスペンスで面白いと思います。  『両親の離婚、母親の再婚などが原因で問題行動ばかり起こすダニー』⇒『ダニーの殺人事件の目撃証言を誰も信じない。』因果関係のひとつひとつがわかりやすいですね。いわゆる『オオカミ少年』的なストーリーですが、こーゆーちょっとした丁寧さが好きです。  『身近な人が犯罪者』なんてのは、もう使い古された題材ではあります。似たような映画やドラマはあっちこっちで作られています。だからこそ、こーゆー正統派サスペンスって下手な小細工が出来ない分、脚本や演出、役者の力量といったものが非常に重要になってくると思われます。その点において、この作品はとても力の入った緊張感あるサスペンスに仕上がっているのではないでしょーか。  キャストの人選、配置にもセンスを感じます。適材適所だと思います。まあ、ヴィンス・ヴォーン演じるリック・バーンズだけは、最初からサイコっぽい顔しているので全然良い人そうには見えませんでしたが。そこは脚本の力で無理矢理良い人扱い。本当はこの人が凄い善人であれば、実はサイコ野郎ってわかったときに大きな衝撃を受けるのでしょうが、登場したときからすでに目つきがサイコっぽいんだもんなー。  懐古主義って言うとおおげさですが、ベタな映画大好きな人には、問題なく楽しめる良作だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2016-05-07 12:59:37)(良:1票) 《改行有》

1205.  ローカルボーイズ 《ネタバレ》  爽やか。青春の1ページ。  これといったストーリーは無いんですけどね。一つ一つのエピソードが丁寧で、こちらの心をいつの間にか掴んできます。  ランディとスキート兄弟の前に現れる伝説のサーファー、ジム・ウェズリー。彼に教えてもらってスキートは少しずつサーフィンが上達していきます。ですが、この作品は、スポーツ主体のサクセスストーリーではありません。サーフィンはあくまでみんなを結びつけるための舞台装置にすぎません。これは紛れも無い上質のヒューマンドラマです。  スキートは、サーフィンを教えてもらいながら、ジムに死んだ父親を重ねてしまいます。  ジムはジムで、スキート一家に、亡くした妻と娘の面影を重ねてしまうのです。  それに耐えられなくなったジムは、スキートたちの前から姿を消してしまいます。スキートの兄ランディは、裏切られたと勘違いしてしまいます。そう、ジムに父親の姿を重ねていたのは弟のスキートだけではないのです。兄ランディもまた、ジムに父親の姿を見ていたのでしょう。ジムとランディの再会のシーン、抑えていたランディの本当の気持ちがあふれ出て、本当に感動します。  ただし、この一連のシークエンス、もしかするとやや説明不足かもしれません。大事なシーンだからこそ、言葉での説明を極力控えているためか、行間を読む必要があります。凄く泣けるストーリーなんですけど、人によっては伝わらないかもしれません。それが惜しいなー。  それにしても、ランディ、本当に良いお兄ちゃんだ。こんな兄をもった弟は幸せです。[DVD(字幕)] 7点(2016-05-06 14:44:27)《改行有》

1206.  公共の敵 《ネタバレ》  これは面白い。思わぬ拾いもの。  冒頭の刑事はなぜ自殺したのか。捜査令状も無しに、あんな好き勝手やれるものなのか。口の中から簡単に見つかる証拠が、なぜ今まで見つからなかったのか。あまりにディテールが雑なので、気になるところはちょいちょいあります。  ですが、そんなことが些細なことに思えるくらいの、パワーと勢いがこの作品にはあります。  『小さい悪は見逃すが、大きい悪は見逃さない。』なんて、そんなかっこいいものではないけれど、ソル・ギョング演じる主役のカン刑事に男のかっこよさを感じます。  そしてこの作品は、イ・ソンジェ演じるギュファンのサイコっぷりがあまりに見事。  そのサイコパスを、暴力でねじ伏せていくストーリーテリングは爽快ですらあります。  ヤクの売人や、ナイフ使いのチンピラ、果物売りの青年に、上司に後輩と、脇を固める人たちが良い味出してますね~。みんな良い人。  『アニキって言うな。刑事と言え。』というラストのセリフに、カン刑事が自分の未来にどんな決断をくだしたのか見えた気がして、気分がほっこり。  ですがラストのラストでは、街の悪党相手に大立ち回りを演じてフィニッシュ。そう、これってまんま『こち亀』の両さんのノリですね。  少々グロイ描写があるので、その辺は注意が必要です。ですが、ストーリー、テイスト、どれをとっても万人向けの娯楽作品に仕上がっていると思います。[DVD(吹替)] 8点(2016-05-05 03:15:49)《改行有》

1207.  パピヨンの贈りもの 《ネタバレ》  欠点はないが長所もない。  映画として安定感があるが物足りない。  そういう印象の作品です。  おじいさんと少女の心の交流を軸とした、ハートウォーミングなストーリー。ほのぼのとした空気の中にも、『子供に自分の思いをはっきり伝えることの大切さ』という強いメッセージを発信しています。  主演の二人は大変表情豊かに好演しているので、感情移入しやすいです。ぶっきらぼうながらも、時折見せるおじいさんの優しさが良いです。  少女は頭の良い子です。ですが子供特有の身勝手さがあります。  そんな少女のわがままに対するおじいさんの反応が人間臭くて、それが二人により親近感を抱かせる理由の1つにもなっているのでしょう。  ただし、二人のキャラの良さが、そのまま映画の面白さへつながるとは限りません。  ストーリーは『イザベラ』という蝶を探しにいくだけのもの。二人の心の交流だけで押し通していけば、どうしても平坦な展開になりがちです。ですから、少女の誘拐騒ぎというサイドストーリーがなければ、それこそ『良い映画なんだけれど、退屈』ということになっていたでしょう。  それに、『捕まえた幼虫がイザベラになる。』という結果は良かったものの、それがなければおじいさんは少女のせいで千載一遇のチャンスを逃したことになります。おじいさんにはおじいさんの、『今は亡き息子のためにイザベラを見つける』という大切な目的があったわけですから、手錠つけられてヘリに乗せられてってのはひどいんじゃないですかね。  ラスト、少女の母親の名前がイザベラというオチは良かったですね。  おじいさんの、『じゃあ二人ともイザベラを見つけられたわけだね。』というセリフも名台詞です。[DVD(吹替)] 6点(2016-05-02 13:51:34)《改行有》

1208.  ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー 《ネタバレ》  血と暴力の匂いがする作品。  メインの二人はどこにでもいそうな二人の男女。  街中をぶらぶら散歩したり、カフェで女友達とおしゃべりしたり、サッカーしたり。  しかし、裏では、一人は売春をし、もう一人はドラッグを売り捌いて生計を立てています。  タイ社会の表と裏が体感できるムービーですね。  爽やかな恋愛パートと、緊張感漂うサスペンスパートの対比が凄いです。国は違いますが、同じアジア映画の『息もできない』を思い出します。  吹き替えはいまいちでしたが、キャストの演技は臨場感を感じさせる素晴らしいものです。映画としては大変見応えがあり、ストーリーもしっかりしています。  ですが、登場人物が皆不幸になるラスト。  ばりばりのアクションや、ホラーだったら、バッドエンドも全然アリなんですが・・・。ドラマのバッドエンドって本当に不幸な気分になるから苦手です。見ている間は面白いんですけどね。[DVD(吹替)] 7点(2016-04-29 18:04:04)(良:1票) 《改行有》

1209.  エルフ ~サンタの国からやってきた~ 《ネタバレ》  バディの性格、振る舞い、発言を、温かい目で見守ることができるかどうか、その辺りで評価が分かれそうな作品だと思います。  私は、・・・はっきり言ってイライラしました。  特に、回転ドア、スキップ、電話、偽サンタ。そもそも人に迷惑をかける行為が好きではありません。多少空気が読めないのは許せますが、極端に空気が読めないのは純粋ではなくただのバカだと思っちゃうんですよね。  だいたい冒頭で、自分が周りのエルフより役に立っていないとか、その辺の空気が読めるわけです。つまり、人としての学習能力があるので、人間社会で我を貫くというのは、逆に不自然なわけです。  バディの行為を好意的に受け止めてくれる人たちはいます。エミリーであったり、ジョヴィであったり。ただあそこまで親切なのは不自然ですが。それに、そういった人たちに好感が持てるからといって、バディを肯定的に受け止められるかというと、そうではないんですよね。  一般人の自分ですらそう思うのですから、『悪い子リスト』にさえ載るようなウォルター(バディの父)が急に心変わりするのも無理がありすぎます。  冒頭のエルフの国のシーンや、雪合戦のシーンなど、一つ一つのシーンを見ると面白い演出も多いです。また、都合が良すぎるとは思いますが、ラスト10分のストーリー展開は夢があります。『サンタのリスト』は大変良いアイデアです。ゾーイ・デシャネル演じるジョヴィは大変可愛くて魅力前回です。  キャストは良い、アイデアも良い、骨子となるストーリーも良いのですが、詰めが甘く、ディテールが粗いのがもったいないです。それとも子供向けだからって観客を甘く見ているのでしょうか。  子供向け映画だからこそ、もっと説得力のある作品作りをしてほしいものです。  そもそも、子供にとって良い映画かどうかは疑問です。教育上良くない気がします。無邪気なら何をしても許されるわけではありません。『仕事=悪いこと』と間違った認識をもったらどうしましょう。  良いところはたくさんあります。ですが、一本の作品としてみると、評価は厳しくなります。[DVD(字幕)] 4点(2016-04-29 15:40:09)《改行有》

1210.  ブロンド・ライフ 《ネタバレ》  ストーリーが悪いとは思いません。ただ、メインのストーリーがわかりづらい作品だとは思います。  仕事でのサクセスをメインにしたいのか。ラブストーリーか。コメディか。  中盤くらいまで、何が主軸なのかよくわからないのは、そのどれもがインパクトが弱いためだと思われます。  また、スタート時の人物関係の説明が足りていない気がします。群像劇ではないのに、まるで群像劇のようにメインの人がその他大勢の中に埋もれてしまっています。そして人物相関図にまとまりがありません。それなのに、ストーリーだけどんどん先に進んじゃいます。  ですから、人物に思い入れがないままラストまでいかれても、胸には響かないということです。言いたいことはわかりますけどね。  ジャックが重要人物で、彼の予言を中心としたプロットになっていることには途中から気付きます。この作品に限って言うならば、事前にあらすじを知ったうえで鑑賞したほうが、物語を純粋に楽しめそうです。  ジャックの予言が次々と的中する演出は面白いです。ですがそれがストーリーの面白さへと転化しきれていない気がするのです。  それに、レイニーがピートと、ジャックの予言の情報を早くに共有していれば、ピートは初めからレイニーのことを本気で心配してくれたかもしれません。個人的にあら捜しはしない主義なのですが、していないのに粗が気になるのは問題。  これぞ、決定打に欠ける代名詞と言えそうな映画だと思います。[DVD(字幕)] 5点(2016-04-29 10:45:56)《改行有》

1211.  リロ&スティッチ2<OVA> 《ネタバレ》  かなりドラマチックな『2』。『1』よりも時間は短くなりましたが、リロとスティッチが二人で一緒にいる時間は『2』のほうが長いです。  とにかくリロとスティッチのコンビは最高です。2人が一緒に行動する様子は微笑ましくて仕方がありません。そういった意味では、二人のかけ合い漫才が盛りだくさんの『2』は『1』より断然好みです。  今回のストーリーは、ディズニーにしては結構シリアスです。悪い子に戻ることを恐れるスティッチが健気で可愛すぎます。  そしてスティッチの様子が本気でおかしいことに、ついに気付くリロ。それからのラスト10分は、かなりヤバイくらいに良いストーリーに仕上がっています。正直、こんなにありふれたストレートなお話で、心にぐっときて涙腺がゆるむとは思いもしませんでした。  決して年のせいだけではないでしょう。  きっとそれくらい人物の見せかたが上手で、短時間でもしっかり思い入れが強くなったからだと思います。  それにしてもこの作品、エルヴィス愛が半端じゃない。  やたらエルヴィスを推してくるのがおかしくて仕方がない。  『リロ&スティッチ』。全然期待しないまま鑑賞しましたが、このシリーズは当たりかもしれないです。[DVD(吹替)] 9点(2016-04-29 01:03:16)《改行有》

1212.  Cut カット!(2000) 《ネタバレ》  よくあるスラッシャー映画。ただし、殺人鬼が生身の人間ではなく、フィルムにこめられた思念体みたいなものっていうのが、普通と違いますね。つまり、銃で撃たれても切られても死ぬことはないのですが、フィルムを焼かれるだけで消滅してしまいます。コンセプトがはっきりしていてわかりやすくて大変良いと思います。  関係者のみなさんが、『ホラー映画の殺人鬼役』の人と間違えて、油断しまくっているところを、ばっさばっさと殺戮していく、その状況の作り方はなかなかうまいです。見ている側は良い意味でやきもきします。  スラッシャー映画の基本を押さえているので、誰が見ても十分楽しめる内容でしょう。  ただし、大味な作りのB級グルメであることに変わりはないので、過度な期待は要注意です。  また、画像が粗いこともマイナスポイントとして挙げられます。  首に凶器が刺さったまま動く人や、心臓発作で死んじゃうおばさんなど、マジなのかギャグなのかわからない演出もちらほら。  マスクをしている間は一言も発さず、得体の知れない存在感を放つ殺人鬼。結構怖いです。ですが、マスクをはずした途端、饒舌になります。なんか格が下がるのが惜しい。  そういった意味では、『チープなんだけど面白い、でももっともっと面白く出来そうな感じもする。』というのが私の感想です。  個人的には、結構好きな作品です。[DVD(字幕)] 7点(2016-04-28 12:46:45)《改行有》

1213.  フー・アー・ユー? 《ネタバレ》  仮想空間の恋愛と、現実世界の恋愛が同時に進行するストーリー。なかなか面白い設定です。そしてその設定を活かしたストーリーも面白い。  少々変わっているのが、バーチャルの『メルロ』=ヒョンテが、バーチャルの『ピヨリ』=インジュだと知っていること。インジュのほうは、メルロがヒョンテだということは知りません。  普通こーゆーカテゴリーの作品は、『お互いに相手が誰かわからない。』っていうのがミソだと思うんですよね。それを初めからこんなアンフェアな関係にするなんて、ある意味斬新かもしれません。  だから基本的には『ヒョンテ目線』になりがちです。つまりは、男性目線の作品だと言えそうです。  ディテールが雑な印象のある韓国映画ですが、この作品はかなり丁寧に作りこまれていると思います。  また、フィールドをヒョンテ、インンジュ、その周辺の人々に留めて、無駄に話しを広げすぎなかったのも良かったと思います。  途中でダレる部分も無いことは無いんですけど、最後がとにかく感動しますね。  ラストシーンで、出来上がったゲームのCMが街中で流れます。このCMが大変に素晴らしい。  こーゆーネット系のゲームってやったことないのですが、やってみたくなります。  最後に、内容とは関係ないのですが、ヒョンテの吹き替えはあまり良くなかったです。インジュのほうは良かったと思います。  [DVD(吹替)] 7点(2016-04-28 00:55:53)《改行有》

1214.  バタフライ・マン 《ネタバレ》  盛り上がらないサスペンス。はきちがえたミステリー。浅いラブストーリー。  そのくせラストだけはバッドエンディングにして、感動を誘おうとする魂胆がいけ好かないです。  うーん。面白くないですね。  映画を見ていてこんなにつまらないと思ったのは久しぶりです。  とてもじゃありませんが、誰にもオススメできません。[DVD(字幕)] 3点(2016-04-24 05:10:38)《改行有》

1215.  ウォーターボーイズ 《ネタバレ》  質の高い映画ではなさそうですが、笑って気楽に見れる娯楽映画ですね。  出演者の演技は結構ひどいものだと思いましたが、30分もすると見慣れてくるから不思議。  見慣れてくるのと同じくらいのタイミングでストーリーも面白くなり始めます。水族館での合宿からラストまでは加速気味に突っ走ってくれて気持ち良いです。  ラストのシンクロの演技は最高。自分が文化祭に参加しているかのような臨場感を楽しめます。  ただ、命を粗末にする演出は最悪。コメディだからこそ、笑いにしてはダメなものがあると思いますよ。  竹中直人演じる水族館の館長の、5人に対する対応もいささか気に入らないです。真剣に学ぼうとする若者の気持ちを利用して、ただ働きさせようなんて、教育上問題があります。都合の良すぎる脚本の力により、結果うまくいったのは不幸中の幸い。ですがうまくいっていなければ、こんなに悪質で可哀想なことはありません。  また、5人がTVに出た途端、手のひらを返すクラスメートも好きになれません。何の努力もせず、馬鹿にして笑いものにさえしていたくせに、うまくいき始めた途端、甘い汁だけ吸おうとする人たち。こーゆー人種が一番嫌いであります。  もちろん、そんなことは気にせずに、おおらかな気持ちで楽しむのが正しいとは思います。コメディですし。エンタメですし。ですが気になってしまったものは仕方がありません。  ただ単純に面白い雰囲気、懐かしい雰囲気を肌で感じるという点においては、良く出来た良作だと思うんですけどね。  それにしても、なんとなく映画全体に『ゆとり世代』の雰囲気を感じますね。  そんで、個人的には『平山あや』演じるヒロインより、桜木女子の文化祭実行委員長のほうが魅力的でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-04-23 12:51:54)(良:2票) 《改行有》

1216.  ファイナル・デッドブリッジ 《ネタバレ》  個人的には、シリーズ中一番盛り上がらなかった作品かもしれません。  今作はグロ描写に力を入れすぎてしまい、もはや悪趣味の域です。  いきすぎた表現は、現実感を薄め、虚構感を生み出す傾向があります。今作は特にその傾向が強く、作りものであることを観る側に強く意識させてしまう可能性があります。  また、死んだ姿を見せている時間が長いのも問題あります。倫理的な面でもそうですが、それ以前に『どーだ、こーゆーのが見たいんだろう。』と一方的に言われているようで、大変不愉快です。  シリーズ通して必ずあった『サイン』のようなものも無くなっています。あの『サイン』こそが、このシリーズの緊張感を生み出している最大のポイント。つまりはこのシリーズは、『結果』ではなくその『過程』における工夫の度合いが重要なのです。この監督さんはシリーズの良さが全くわかっていません。  そして最悪なのが、『人』対『人』の構図を作ってしまったことです。このシリーズで一番やってほしくなかったことです。それをやっちゃうと、ただのサスペンスに成り下がってしまうということがわからないのでしょーか。  最初の橋落としのシークエンスとラストの飛行機。この作品でよかったのはこの2点です。  特にラストのつながりは、このシリーズのファンにとっては感慨深いものがあるのではないでしょーか。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-04-22 11:12:31)(良:2票) 《改行有》

1217.  大変な結婚 《ネタバレ》  主人公のテソは優しいというより優柔不断。  ヤクザのファミリーは自己中心的で独善的。  主人公の彼女は6年も付き合っているのに、思いやりが感じられず簡単に浮気。  コメディとはいえ、節操のない振る舞いには眉をひそめてしまいます。ラブコメであれドラマであれ、中心人物を100パーセントの気持ちで応援できるという土台は必要かもしれません。  唯一良かったのはヤクザの娘。少々乱暴ではあるが、思いやりがあって家族想い。顔も可愛い。彼女に好感が持てるので、最後までそれなりに楽しく見ることはできます。  肝心のストーリーはかなり大雑把です。特にラストにすすむにつれ適当な展開に拍車がかかります。タクシーで車を追っかけているかと思ったら、次のシーンでは結婚式に。いくらなんでも端折りすぎです。  その一方で、ヤクザの長男と学校の先生の恋愛という、どう考えても必要のないエピソードが放り込まれています。このエピソードも、先生に対する暴力がひどすぎて、全然笑えません。  冒頭のつかみは大変良いです。中盤くらいまでは、いったいどーなることかと見ていられるので、凄く面白いです。  問題はやはり後半でしょう。あまりに大雑把で適当なストーリー展開が残念です。バイオレンスとコメディのバランスも凄く悪かったように思います。  ドタバタにすれば良いってもんじゃありません。ドタバタ劇のなかにも、緻密な計算を入れて欲しいものです。[DVD(吹替)] 6点(2016-04-22 03:26:43)《改行有》

1218.  リロ&スティッチ 《ネタバレ》  研究で生み出された破壊衝動しか持たない生物が、子供と触れ合うことで少しずつ心に変化が生じる、ありそうな無さそうなありそうなお話。その乱暴者のスティッチが、少しずつ『破壊すること』以外のものに興味を示していく様子は、あまりに微笑ましい。  リロはリロで決して『良い子』ではありません。まさにただの子供です。かんしゃくを起こしたり、わがままだったりする、その辺にいるふつ~の子供なのです。  完璧ではないからこそ、予定調和ではないリロとスティッチの行く末から目が離せなくなります。  ラスト直前までどうなるかわからないストーリーはなかなか面白いですね。ラスト5分で無理矢理ハッピーエンドにまとめちゃいましたが、ユーモアを感じる決着で良いと思います。『お前もエイリアンだったのか。』って、エイリアンであることをすんなり受け入れてサラっと流しちゃう展開なんかディズニーらしさが出ています。好きですね。こーいう雰囲気。  ハッピーエンドを迎えてからエンドロールが流れるまでの間、ダイジェストのようなシークエンス、ここが一番感動します。面白いです。スティッチの可愛さが際立っています。  最後に、水彩画のような背景に、線のはっきりしたキャラクターが動くアニメーションは、個人的にかなり好みです。  子供向けであることは否めませんが、大人の鑑賞にも堪えうる良作だと思います。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-04-21 01:57:54)《改行有》

1219.  エバーラスティング-時をさまようタック- 《ネタバレ》  かなり童話、童話していて、思っていたより退屈なストーリー。  なにしろ、『不老不死の水を飲んで死ねない体』、この秘密一本で90分のストーリーを作るわけですから、間延びしても仕方ありません。  ラスト15分、そしてウィニーの選択は大変興味深いものでしたが、逆に言えばそれ以外は無くても差し支えの無いエピソードばかりです。  ジョナサン・ジャクソンとアレクシス・ブレデルは大変美しい青年とお嬢さんですが、二人の美しさだけでこのストーリーをひっぱるのはさすがに辛いです。  それに、黄色い服の男の存在価値も想像以上にしょぼくてがっかり。何か重大な秘密を握るキーマンかと思いきや、ただの不老不死狙いで、その辺のこそ泥と変わりません。拍子抜けも良いとこです。  まさにこの作品は、絵本に書かれていそうな内容を、本当にただ映像化しただけのような作品です。  全編通してやや説教臭い感じも、この作品に限っていうと小うるさく感じます。  ただ、説教臭さの一因になっている名言が、ちょっと良かったりもします。  特に、ボートを漕ぎながら父親が言う名言は、ストレートだけど心にぐっとくるものがいくつかあります。  名言好きの私としては、なかなか好きなシーンなんですけど、やっぱちょっと説教臭いですね。[DVD(字幕)] 5点(2016-04-17 02:50:27)《改行有》

1220.  サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS 《ネタバレ》  『サトラレ』という設定以前に、一人の若き医師のドラマとして見応えがあり、わかりやすく面白いです。  『サトラレ』という特異性に焦点を当てているため、その設定が活きるようなストーリー構成。つまりは、恋愛、家族、そして医療と政治、青春など複数の要素が絡み合っています。  この作品は、『サトラレのコース料理』みたいな映画。一度にいろんな味を楽しめる反面、一つ一つのエピソードはどうしても薄味になってしまうというデメリットがあります。それぞれのエピソードの関連性がもう少し強ければ、一つのストーリーとしての完成度はより高くなり、共感度も強くなったかもしれません。  また、ただでさえ多いエピソードに、『無人島でもう一人のサトラレと出会う』というエピソードの追加。個人的には、このエピソードはまるまる無くても良かったです。映画が冗長に感じてしまう一因を作ってしまっているだけではありません。そのまま放置してしまったことで、鑑賞後にしこりを残す原因にもなっています。  テレビドラマは未見ですので、映画のみの評価になりますが、最後は泣きました。  何回も同じフレーズばかり言うので、少々クドく感じましたが、それでも感動したことには変わりありません。  一本の映画を見て、笑って、泣くことができた。  つまりは、人の感情の琴線にふれる良い映画だったということです。[DVD(邦画)] 8点(2016-04-16 15:24:21)《改行有》

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