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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

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1341.  初恋(2006) この「共犯者」たちが、得たかったものは何だったのだろう。そして、得たものは何だったのだろう。僕は、この映画が描く時代に生きていないから、彼らのその「荒み」の根源を理解することはできない。だからこんなことを言うことは無責任なのかもしれないけど、もっと「楽しく」生きてゆけたんじゃないのか。そこまで沈み込まなければならないのか。 ラストのくだりを見て、そういうことを感じた。[映画館(字幕)] 6点(2006-06-14 19:21:50)《改行有》

1342.  インサイド・マン シャープな映像感覚、ユーモアと社会風刺に富んだ流れるような台詞回し、全編通してスパイク・リーらしい映画世界には中だるみなく引き込まれる。伏線をおおいに孕んでいそうな“強盗計画”の展開により、その吸引力はさらに強まっていく……。 が、最後の最後でどうも乗り切れないというか、今ひとつこの作品が持つストーリーとしての「解放感」を得ることができなかった。ストーリーに説得力がないとも言えるかもしれない。 たぶんそれは、主要人物たちの掘り下げ方がどこか中途半端で、軽薄だったからだと思う。だからラストの顛末に、明確な「意思」や「ドラマ性」が生まれていないんだと思う。 ものすごく映画としてレベルの高い雰囲気を出していただけに、残念だ。[映画館(字幕)] 4点(2006-06-14 19:15:12)《改行有》

1343.  花よりもなほ 「時代劇」は数多く観てきたが、これほどに“おもしろい”時代劇はなかなか無いと思う。貧乏長屋を舞台にした人情劇。そこに住む人々の、何気なくもあらゆる意味で“雑多”な生き様が、笑えて、泣ける。 「仇討ち」が賞賛された時代、しかしそれは同時に、「武士」という生き方自体に“疑問”が生まれ始め、見直され始めた時代だったのだと思う。そんな中において、「仇討ち」という行為の是非をある面では滑稽に、そしてある面では真摯に描き上げたユーモラスかつドラマ性に溢れた“新しい時代劇”の姿がここにあると思う。 武士道の美談として語られる「赤穂浪士」にしたって、実情がどうだったかなんて本当は誰も分かるハズはない。もしかしたらこの映画は、「武士」という時代そのものの人間性をリアルに切り取ったドキュメンタリーなのかもしれない。そう考えると、是枝監督初のストーリー映画である今作も、実に彼らしい映画だと思えてくる。[映画館(字幕)] 10点(2006-06-07 17:33:53)《改行有》

1344.  デイジー 《ネタバレ》 むむ。個人的には、やはり最終的に「救い」が無さ過ぎる結末は受け入れきれない部分がある。設定は凡庸だけれど、目に見えるようで見えない“三角関係”の構図自体は物語の核としては良かったは思う。が、三者の人間模様を追っていくあまり、結局それぞれの人間描写が中途半端なまま終わってしまい、いまひとつ感情移入することが出来ない。最後までストーリー的に“謎”を含めたことが、尚更に観ている者の感情を“宙ぶらりん”にしてしまったと思う。[映画館(字幕)] 4点(2006-06-02 01:59:11)

1345.  嫌われ松子の一生 「不幸」。とにかく「不幸」。映画の90%以上は、松子という“運命”に嫌われ続けた女の「不幸話」である。独特の美しいビジュアルと、特異でユーモラスな演出に彩られてはいるが、時に胸クソが悪くなるほどに、この物語は“不幸せ”に溢れている。あとほんの少しアプローチが間違っていれば、「大嫌い」な映画になっていたかもしれない。だが、ラストの描写では涙がにじんだ。 松子がどうしてこんなにも「不幸」であると同時に、「美しく」見えるのか。それは彼女が誰よりも、小さな小さな「幸せ」を望み続けたからだと思う。 主人公の女の「不幸」と、それを彩るミュージカル。そして、主演女優と鬼才監督の確執。映画のテンションとテーマ性はまるで違うが、この映画は日本版「ダンサー・イン・ザ・ダーク」だ。 これほどまでに、美しさを携えて、「不幸」に汚れられる女優は中谷美紀しかいない。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のビョークと同様に、彼女が途中降板しなかったことが、最大の「幸福」かもしれない。[映画館(字幕)] 8点(2006-05-29 19:07:15)《改行有》

1346.  グッドナイト&グッドラック 正直、「赤狩り」というアメリカ史上に残る“事件”について明るくないので、いまひとつ詳細を理解しきれなかった部分はあるが、権力による紛れもない“弾圧”に対する力強い“ジャーナリスト魂”に奮える。 「言葉の強さ」なんて言いふらされたことかもしれないが、あらためて、人間にもたらされた最大の武器は、剣でも銃でも爆弾でもなく、“発言の勇気”なんだと思った。 世界に対し自由を謳うアメリカという大国の実情は、闇と愚かさに溢れている。だがそれでも、この国が世界中から愛される理由は、どんなに闇にまみれても、いつの時代もエド・マローのような人間が力強く存在するからだと思う。[映画館(字幕)] 8点(2006-05-27 00:37:55)(良:2票) 《改行有》

1347.  ダ・ヴィンチ・コード とめどない宗教論争を核心に孕んで、世界的大ベストセラーとなった原作、そういう素材を「完璧に映画化」することなど実際不可能に等しい。ならば映画化なんてしなければいいのにとも思うが、これほどまでに話題性のある原作に対し「映画化しない」なんてことは映画業界において有り得ないことで、これも同じように不可能に等しい。 そういうあらゆるリスクとしがらみを考慮すれば、非常に頑張って「映画化」したんじゃないかと思う。 敢えて原作を読まずに「ダ・ヴィンチ・コード」という映画に臨んだので、必然的な原作に対する粗にぶつかることなく、程よく入り組んだ歴史的サスペンスとして堪能できたと思う。ロン・ハワードの安定した演出力が冴え、トム・ハンクスをはじめとするキャスト陣の演技もそれぞれ安定していた。 ただ、これはもうどうやったって仕方がないことなのだが、僕のようなキリスト教自体から“縁遠い”者にとっては、このテーマ性に対し絶対的な部分で“驚き”がない。隠され続けた事実や、ダ・ヴィンチの絵画に隠されたメッセージなど、確かに興味深いものはある。でもそれ以上はなく、イエスが神であるということと同様に、イエスが人間であったということでさえ、一部の人が固く信じる一説に過ぎないではないか、と思う。 まあ結局は、トム・ハンクスが台詞で言うように、「何を信じるか」ということに尽きるのだろう。[映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 19:20:23)《改行有》

1348.  アンジェラ(2005) “リュック・ベッソン6年ぶりの新作”と聞けば否が応にも観なくてはどうしようもないという感覚に陥る人はとても多いと思う。たとえそこに大いなる「不安」が存在しようとも…。 だが、その不安はその予感があったことすら消え失せると思う。「ああ、ベッソン映画だ」と思わせる台詞やカメラワークに安堵と共に引き込まれる。ストーリーはシンプルで、描かれるテーマも“ベタ”とも言えるほど普遍的なものだが、だからこそそこに生まれる“感情の揺れ”が際立つ。 美しい新星と愛すべき主人公という“ベッソン的王道”とも言える構図による『純愛』で、リュック・ベッソンが還ってきた。そう信じたい。[映画館(字幕)] 7点(2006-05-15 22:40:20)《改行有》

1349.  Vフォー・ヴェンデッタ 環境設定や登場人物たちの関係性で入り組んで見えるが、結局は“革命”をもってして自らの思いを貫き通す真っ当な「復讐劇」ということだろう。 そして、この映画のそのストーリー構築は間違っていない。主人公たちが歩んできた運命の悲劇性から“痛快ヒーローアクション”とは程遠いが、それでもこの暗く悲しい運命を背負ったヒーローの生き様には、異質ではあるがヒーローにふさわしい「解放感」があったと思う。 映画の視点をヒーロー本人ではなく、彼の最後に多大な影響を与える一人の女のものにして、物語を綴っていったことも、映画における現実を客観視させる上で効果的だったと思う。 その重要な役どころを体を張って演じきったナタリー・ポートマンは見事だった。 惜しむらくは、ヒューゴ・ウィービングの顔が一度も出なかったコト。まあキャラクターの特性上仕方ないコトだけれども…。[映画館(字幕)] 7点(2006-05-01 18:10:19)(良:1票) 《改行有》

1350.  タイフーン TYPHOON 主演男優2人の“熱さ”だとか“気迫”は確かにあって、彼らの演じるキャラクター達はエネルギッシュではある。しかしそれが、そのままキャラクターの魅力に直結しているかというとそうでもない。今ひとつそれぞれの人物描写に深みがないままに、物語は展開し、クライマックスを迎えてしまっている。 チャン・ドンゴンには、悲哀を携えた悪漢が、そして対するイ・ジョンジェは、実直で愛国心を込めた軍人という役柄が実に良く合っている。だからこそそれぞれの人物描写にもう少し繊細さが欲しかったと思う。 韓国のアクション映画らしく、盛り上げるべきアクション描写には迫力と重さがあり、充分に見応えはある。 ただ、あと少しのところで、この映画は“チャン・ドンゴンのスター映画”に止まっている。[映画館(字幕)] 5点(2006-04-24 03:06:27)《改行有》

1351.  ソウ2 いや良いですね。言いえて妙だけれど、ある意味“真っ当”に入り組んだサスペンスホラーだと思う。ヒットした前作を経て、巧みに(そして痛々しく…)ストーリーを噛み合わせた続編として仕上がり、「SAW」という映画を結末付けている。 なかなか二作続けて最後の最後で「やられた」と観ている者に思わせる映画はない。主謀者のキャラクター性など完璧に“粗”がないというわけではないが、もうこういう映画になってくると、良い意味で“表面的”なストーリーの驚きこそすべてだと思う。 パート1も含めて、全編通してどこまでも痛々しく、最後まで騙し通したこの作品の完成度は高い。 ただこれ以上は「無理」が出てくるので、できればもう続編はつくらない方がベターだと思う。が、たぶん慢性的に「ネタ不足」の映画界は、それを許さないだろうね。[DVD(字幕)] 8点(2006-04-06 23:59:56)(良:1票) 《改行有》

1352.  リンダ リンダ リンダ 素晴らしい。この人(監督)の映画を観るのは初めてだけれど、なんて奥ゆきのある映像、そして映画を紡ぎ出す監督だろうか。校舎の間から見える青空、誰もいない靴箱、何気ない学校の風景に、無限の広がりと感情を感じた。 その映画世界に息づく文字通り等身大の少女たち。決して「言い過ぎない」彼女たちの言動は、だからこそ素晴らしい“若さ”をリアルに表現している。 彼女たちは、「言葉」だけでコミュニケーションをしない。良くも悪くも、自らのあらゆる「感受性」をもって繋がっていくのだ。 この映画は、そういうことをさらりと、気持ち良く伝えてくれる。[DVD(字幕)] 9点(2006-03-28 01:59:33)(良:1票) 《改行有》

1353.  イーオン・フラックス(2005) 革新的な映像世界には“センスの良さ”が溢れているハズなのに、結果として“センスの悪い映画”になってしまっている。 未来世界を描いた映画に多々ありがちなことではあるが、未来世界(映像世界)のビジュアル自体は素晴らしいのに、それが流れる時間のテンポが悪く、映画として単純で退屈に感じる。凝った映像に対して、あまりにありふれたキャラクターとストーリー展開も、それを助長したと思う。 となると、アカデミー女優の“超美貌”アクションに望みを託したいところ。だが、全体的に違和感たっぷりのアクション演出も手伝って、あえなく不発。キャラクター自体にそれほど魅力が無いということもあるが、シーャリーズ・セロンはアクション映画には向いてないと判断するには充分かもしれない。[映画館(字幕)] 3点(2006-03-21 00:50:20)《改行有》

1354.  シリアナ 世界をえぐる問題作としてあちらこちらから評価の高さを聞いていたので、かなり期待度は高かったのだけれど、いまひとつ「入り込めない」感じが最後まで拭えなかった。 おそらくそれは、この映画自体が問題なのではなく、僕自身が中東を中心にした世界情勢のディープな部分について無知だったからだろうと思う。 ノンフィクションの「証言」を元にしているだけに、必要以上にドラマティックでないところが、尚更に知識が無い者にとっては取っ付き辛い要因だったかもしれない。 ただそれでも、ある部分では複雑に、ある部分では愚かに絡まりあう「思惑」の実情には、文字通りリアルな緊張感が滲み出ている。 それにしても、オスカーを取ったジョージ・クルーニーは「助演」なのだろうか?じゃあ誰が「主演」?[映画館(字幕)] 5点(2006-03-21 00:31:32)《改行有》

1355.  ハサミ男 確かに、映画をある程度見慣れている人ならば、この映画が抱える“要素”は容易に感づく事ができ、その点においてはこの種類の映画としては、あまり巧いとは言えない。全体的に画づくりが稚拙なのも頂けない部分ではある。 ただやはり、このストーリーが持つ元々の面白さというものに、随分助けられていると思う。散々描かれつくされてきた感もあるサイコサスペンスというジャンルにおいて、しっかりとこの物語独自のオリジナリティは携えており、その部分において見応えは確実にある。原作は未読だが、このストーリーをどう文章で構築し描いているのか、とても興味深い。 展開としては、クライマックスの顛末まで良かったのだけれど、最後のエピローグが若干しつこくて間延びしてしまった。あそこまでクドクドと語らなくても、そこまでの流れで充分に“真意”は伝わったと思う。ラストを簡潔にまとめ余韻を残す勇気がほしかった。そういう部分においても、物語の秀逸さの反面、映画としての未熟さが垣間見えることが惜しい。[DVD(字幕)] 7点(2006-03-12 03:10:57)《改行有》

1356.  メゾン・ド・ヒミコ ゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”。それはとても、映画で描くにふさわしい素材ではないかと思う。独特の楽天性、普遍的に抱える劣等感や哀しみ、そういうゲイならではの感情が、「老人」という要素の介入によって殊更に、切なく広がってくる。 そしてそのベースの上に、主要キャラクター3人の複雑な人間関係が、巧みに入り混じり、今までにない一風変わった人間ドラマを構築している。 物語の中心である、柴咲コウ、オダギリジョー、田中泯の演技がそれぞれ良く、各々が難しいキャラクターを違和感なく息づかせていると思う。 とりまく空気は、どこまでも淋しげで、哀しいのに、なぜかじんわりと温かくなる映画だ。[DVD(字幕)] 9点(2006-03-03 03:38:00)《改行有》

1357.  シムソンズ こう映画になってみて言うのはズルイ気もするが、“カーリング”はとても映画の素材としてふさわしいスポーツだと思う。見た目の地味さと、隠れた奥深さが、物語として人間を描いていく上で、雄弁に引き付ける。 そしてスポーツとしてのその特異な性質が、スポーツ映画特有の役者が演じる上での“素人っぽさ”や“無理っぽさ”を軽減させる。もちろん本当に競技をしている人達から見れば、細かい部分での違和感はあるのだろう。が、こんなこと言うと失礼かもしれないが、先のトリノ五輪でのカーリング中継を見ても感じるように、カーリング選手にはいわゆる“アスリートっぽさ”がないのだ。加藤ローサのような駆け出しカーラーも、大泉洋のような元一流カーラーも決していてもおかしくないという印象を持たせる。 そういう様々な面において、“カーリングの映画化”は正解だと思う。 “カーリング”という素材意外ではこれといった目新しさはない。が、それこそ青春スポーツ映画の「王道」であり、不足は無い。決して派手さはない「素材」と「演出」に彩られ、北の大地を舞台にこの映画は、時に熱く、時に温かく、不思議な形の一石を投じる。 [映画館(字幕)] 7点(2006-02-27 18:44:03)(良:2票) 《改行有》

1358.  ニライカナイからの手紙 「手紙」には、とてもあたたかく、切ない“チカラ”があると思う。時間を超え、人々の元に留まり続けることができる。 現代人の範疇にもれず、僕も滅多に手紙なんて書かない。でも、たまたま今日、手紙を書く機会があった。口頭では伝えきれない心の中心の想いに、どうしようもなく胸が熱くなる。書き進める度に涙が溢れる。 手紙はその存在価値を見失われようとしている。しかし、やはり手紙はなくならないだろう。人間に“本当に伝えたい想い”がある限り、その素晴らしい伝達方法として、在り続けるだろう。 タイトルからストーリーについてのおおよその予想はつくと思う。そして、予想の通りの映画であろう。ただだからと言って、この映画が伝えるまっすぐなあたたかい想いが色あせることは決してないだろう。[DVD(字幕)] 6点(2006-02-22 14:55:38)《改行有》

1359.  乱歩地獄 “乱歩地獄”と銘打ったこの映画が、もはや“まとも”な映画であるわけもなく、予想以上の錯乱ぶりが凄まじい。改めて、「乱歩」以外「乱歩」を評する言葉を持つものはいないと思う。 オムニバスの4作品すべてでパフォーマンスを見せた浅野忠信の存在感は、似合いすぎるほど乱歩ワールドにマッチして圧巻。 恐らく、江戸川乱歩映画が好きな人も、嫌いな人も、見たことがない人も、それぞれがある種の「地獄」を見るだろう作品だと思う。[映画館(字幕)] 7点(2006-02-20 16:46:44)《改行有》

1360.  ジャーヘッド 戦場現地の奥地で王国を築いたり、悲痛な戦場の惨劇の中で“生死”に対する感覚が麻痺しまっていくというような、仰々しいことだけが“戦争の狂気”ではないということを、この映画は雄弁に語る。 言うならば、「戦争」そのものが「狂気」であり、そこにそれ以外のものは無いのではないか?だからこそ、誰も死ななくても、誰も殺さなくても、“狂気”は生まれ、そこにいる者たちを急速に蝕んでいく。 ライトなテンポで敢えて感情的にならずに、主人公たちの心情の起伏を描き出すあたりに、サム・メンデスの流石の演出力が冴える。 テーマ性としては、映画によって散々描かれてきているもののようにも見えるが、「戦争」という「狂気」の“普遍性”とでも言うべき“何気なさ”を描いたこの映画は、非常に独特だと思う。[映画館(字幕)] 8点(2006-02-16 23:53:08)(良:1票) 《改行有》

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