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121.  脱出(1972) 《ネタバレ》 分類はサスペンス映画になるんでしょうか。私は、サスペンス・ホラーだと思いました。それくらい、怖かったです。 人間の…なんていうのか、狂気というほど大げさなものではなく、鬱屈を抱えた人間の内に潜んでいる、凶暴な悪意というのか、嗜虐性というのか。 この「鬱屈」は、都会の便利な生活の犠牲になっている田舎に住む人間のもの、なのでしょう…。 河も湖も埋め立てられ、墓さえも掘り起こされる。すべては都会に電力を送るため。まるで日本の原発のよう。 自分とは無縁の都会の奴らの犠牲なっている、と無意識にため込んでいる怒りが、都会から来た余所者へ向かう、その様。俺たちにはこいつらを好きなだけ嬲っていいんだ、その権利があるんだ、と最初から確信に満ちている、その姿。怖くて眩暈がしました。 都会からカヌー下りに来ただけの主役たちにしてみれば、それがどれだけ理不尽な暴力か。 もっとも、この手の「暴力」は、女性一般が常にさらされている危険と同じ程度のものですが。レイプにエロティックな部分は全然ありません。この映画でレイプされたボビーと同じで、女性にとってはただの残酷で非人間的な暴力。この映画を観れば、AV見過ぎの勘違い男性にもそれがわかるんじゃないかなぁ…というのは余談。 こういう、田舎vs都会という構図の映画、アメリカでは多いですよね。 それだけ都会の便利生活が地方の自然や人々に犠牲を強いている、という罪悪感があるためなんでしょうか。それとも、自覚のない都会者に対するメッセージでしょうか。 「出身地・生活・立場が違うもの同士はわかりあえない、殺しあうしかない」というテーゼは、身も蓋もなさ過ぎて、最近の人には受け入れられずらいかも。現代人は、精神が軟弱だからなぁ…薄っぺらい小手先の頭脳ゲームみたいなのが好きだし。 今この映画をリメイクするとしたら、ストーリーはもう少しひねりを加え、表現はもっと残酷にして現実離れさせるか、逆にソフトにするかしないと、ダメそう。 でもそうやって小手先でいじくり回すと、この映画の救いようのないリアルさが消えてしまう。この映画は、このままで完成されているのでしょう。 身も蓋もないストーリーをリアルに描けるのは、フィクションだから、映画だから。キレイ事を描かれるより、100倍いいですね。[地上波(吹替)] 6点(2013-02-07 23:06:45)《改行有》

122.  地球が静止する日 《ネタバレ》 実はワタクシ、キアヌ・リーブスって、ルックスだけの大根役者だと思っているのですが(あ、ファンに殴られそう…)、この宇宙人役は良かったです。演技力いらない役だし、あのノッペリ~とした雰囲気がぴったりでしたね(ほめてない…)。 まあTVだし吹き替えだし、巨大ツルツルロボット出現シーンでは「あ、キングダークだ!」と隣で相棒くんが叫ぶし、非常にアンフェアな状況での観賞ではあるのですが、それでもこの点数が精一杯かなぁ。 映画として肝の部分の、宇宙人が説得された地球人の「いい面」「変わる可能性」に、まったく説得力がない。 人間は、自分の愛する人のためならば自分の命も投げ出せるよ。ええ。でもそれは、決して「人間のいい面」ではない。そんな単純なもんじゃない。 愛国心と同じで、自分の愛する人や国のためなら、人間は平気で他人や他国を虐げる事ができる、という「悪い面」につながっているんだから。 だから、人間の表層的な部分だけを見て「人間は変われる」と納得しちゃう宇宙人の単純さ、思考力の浅さ、にガッカリしこそすれ、感動なんてするわけナイ。 ラストで車を運転したヒロインの友人のマイケル博士?が、軍に攻撃されて死んだところで、「時間がない、走れ!」って死体を置いて走って行っちゃう3人の姿を見て、ワタシは思わず「人類は変われない…」とつぶやきましたよ。 宇宙人、彼を生き返らせることが出来たハズなのに、置き去りですよ。ヒロインも頼みもしません。非常事態だとはいえ、要は自分の命を優先!って事でしょ。 自分の命が一番大事。 人の命にプライオリティをつける。 そうやって、人間は愛するもの以外を平気で傷つけて来たのに、人間以外の生き物たちを絶滅させてきたのに、宇宙人さんはその事実に気づきもしません。 こりゃダメだ~っと、白けてしまっても仕方がナイ。 まあそのシーンは置いとくとして、もしどうしても、「子ども」を使って宇宙人に人類の可能性を信じさせるシーンを描かなきゃならなかったのなら、子どもが継母をかばうか、宇宙人をかばうか、まったく利害関係のない誰かのために命を投げ出すかしなくちゃ、説得力は出ないし、観客には何も伝わらないんじゃないかなぁ…。 いろいろ浅すぎて、なんとも残念な作品でした。[地上波(吹替)] 3点(2013-01-30 00:37:14)(良:1票) 《改行有》

123.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 上映時間中ずっと泣いていたため、タートルネックの首元がぐっしょり濡れました。 ワタシの「レ・ミゼラブル」の知識は、子どものころに読んだ「あゝ無情」のみ。何回も夢中で読んだ本でした。 幼いコゼット(6才と記憶)を抱え、ジャベールから逃げるジャン・バルジャンの描写が脳裏に焼き付いています。(映画では、この2人の因縁というかやり取りが、アッサリしていたように感じて、ちょっと残念。) イイモノであるはずの警察が、恐ろしいワルモノになる、国家権力に狙われる罪なき個人、という図が、子ども心に衝撃でした。 また、人間には「生きる」という事に形而上的な意味が必要である、とワタシに教えてくれたのもこの物語です。自分のため・享楽のためではなく、民衆や革命や正しき道を進むために生きる、という事。そういう生き方に憧れました。 もし「どの登場人物のように生きたいか」と問われたら、ワタシはアンジョルラスのように生きて、死にたいです。女ですが、別に愛に生きたくはないなぁ…なのでマリウスはヤだ。 しかし、ジャン・バルジャン役とジャベール役は、配役が逆だろ…と思ったのはワタシだけ?ラッセル・クロウの演技(歌含む)がいまいちダメ、と思ったのもワタシだけ?? なんか彼、役に入り込めてない感じがしましたよ。他の俳優・女優たちがよすぎたからそう思ったのかな。 ファンテーヌ役のアン・ハサウェイ、素晴らしかったですね。この時代に美しいということは、幸福になるか不幸になるかどちらかなのでしょう…哀しい。 映画館の大画面で観てよかった、と久々に思った映画。歌の力を感じ続けた2時間半でした。[映画館(字幕)] 9点(2013-01-18 09:13:07)(良:1票) 《改行有》

124.  フェーズ6 身も蓋もないことに、誰もが「自分だけは死にたくない」のです。 自分の生命を脅かすものは、切り捨てるしかない。たとえ親でも兄弟でも恋人でも善人でも悪人でも知人でも他人でも、まったく関係なく。 ただ、切り捨てる痛みの大きさが違うだけ。 もちろん、そうじゃない人もいる。 愛する人を失うのなら自分も死にたい。愛する人を助けるためなら自分は死んでもいい。そう思う人もいるでしょう。 実際、映画に出てきた父と娘はそうだった。娘を切り捨てることは父親にはできなかった。 でも、主役たちはそうではなく、「感染したら誰であろうと切り捨てる」が暗黙のルール、というグループだった。 だから仕方がない。前提がそれなのですから、ラストに至るストーリーのすべては、すでにわかっていたこと、なのです。 そこをわかっていてあえて描いた、という映画なのでしょう。 主役たちに選択の余地がないように見えていたが、実はあったのだ、ということ。 他の選択ができない彼らだから、ああいうラストになったのだ、と。ラストシーンの弟のあの思いを描くため、そのための映画だったのだと思います。 私はそうメッセージを受け取ったので、作りの甘いところ(感染防止がマスクだけって!インフルエンザか?)(ここでマスクをとったらいかんだろ?という所でマスクをとる。顔を見せたいのはわかるが…説得力が限りなくゼロに…)(全体に緊迫感がナイ…)etcは、見逃してもいいかな。 しかし、アレですね。 世の中がパニックになった時に喜び勇むのは、平常時だと希望が持てないポジションで生きている人間なんだろうな…と、関係ないことまで考えちゃいました。 それまでの社会の価値体系をすべて無にしてしまうような非常事態。そういう事態が起きた時に、その人間の本質部分が現れるんだろうな…。たぶんワタシは即感染、即死亡…。弱すぎる…(涙)。[DVD(字幕)] 4点(2013-01-18 00:11:00)《改行有》

125.  サイレントヒル 《ネタバレ》 映像美術に力を入れるあまり、コスチュームまで気が回らなかったのか? お母さんがブーツとミニスカで走り回ってるのが、変…。いや、お母さんはミニスカ着ちゃイカンと言いたいのではなく、キャラに合っていないのに、「この役はこのコスチュームね」って言われて無理して着てるような、不自然さを感じました。(つまり、似合っていないのです…) ストーリーも展開も意味不明なのですが、「そーゆうゲームの映画化なんです!」と言われれば、はぁそうなんですかと納得するしかなく。 ゲームへの愛はわかるのですが、作品への思い入れ度と、ストーリーの作りの粗さが、なんともバランスが悪い。 そういえば、諸外国(米、欧州)は、養子に激しく思い入れする母親、という構図をよく描きますが、そーゆう感覚が一般的だからなのか、それとも珍しいから描かれるのか、気になるトコロです。 そして、そーゆう母子モノに出てくる父親の存在はないに等しく、あったとしても、母親の行動を阻止しようとする邪魔者的存在だったりする。 この映画では、見事にゼロでした。 邪魔もしないけど、役にもたたんという。なんでわざわざショーン・ビーンを使ったのでしょう?勿体ない配役です。 それでも5点を献上したのは、描かれた「サイレントヒル」の世界がすごくよかったから。素晴らしく完成された映像でした。 サイレンが鳴るたび、人間味や可愛気を1ミクロンも感じさせない圧倒的な暴力と殺気で、恐怖と生命の危機をつきつけてくるクリーチャー。 宗教で頭が狂った街の人間たちによる、問答無用のオソロシイ処刑。 観賞中に「あの、こわいんですけど!」と思わず抗議の声を上げたのは、この映画が初めてかもしれません。 ホラーな怖さではなく、生命を脅かされることに対する、動物としての本能からの恐怖というか。 そこは、本当に大したものだと思いました。 最後、オタク心をくすぐるエンドロールでしたね。 悪くはナイし、魅力がナイとは言いませんが、一般の人には「妙に凝ってるな~」と思われるだけかも。 ワタシはゲームはあまりしませんが、感覚がオタク寄りなんで、「おお、このエンドロールが一番いいね!」と思いました。 ストーリーはイマイチなのですが、あの世界をもう一度体感してみたい…と思わせる魅力のある映画です。[DVD(字幕)] 5点(2013-01-17 23:38:58)(良:1票) 《改行有》

126.  フライトナイト 《ネタバレ》 子どもの頃、TVで観ました。 チープでB級なのに、エロくて笑えてワクワクできて、面白い!! ビデオに撮って何度も観ました。 隣人のバンパイアがフェロモンぷんぷんの濃い系男前で、ゆったりと階段を降りてくる色気満載のシーンにノックアウト。 主役の友達が、バンパイアの魔力にやられて怯えながらもバンパイアにしがみついていくシーンにゾワゾワ。 主役のGFがバンパイアとダンス中に、すごい勢いでバンパイアに魅かれて女っぽくなっていくのに、ドキドキ。 バンパイアの家中の壁に時計がたくさんかけてあり、朝日が昇ると同時にすべての時計たちが一斉にボーンボーンと鳴り出すシーンにウットリ。 完全にB級なのですが、B級でなければ作れないし描けないやり方で作られた、とても魅力的な映画でした。 まだあまり映画を観ていないコドモのワタシは、かな~りノックアウトされましたよ。またそのうち、観てみたいな…。[地上波(吹替)] 6点(2013-01-17 21:37:48)《改行有》

127.  ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 公開当時、映画館へ観に行きました。悪魔モノでパチーノとキアヌ!こりゃ行かねば~と。 でもね…TVで充分だったかな。普通に面白いのですが、悪魔モノにしてはライトな仕上がりで、そういう意味では期待外れ。 パチーノの悪魔、お茶目で可愛いし。 息子のキアヌに対してだけは非常にフェアで、必ず良心と野心を天秤に掛けさせて選択を迫る。そしてキアヌは、毎回キッチリ「自分の意志」で野心を選んできた。 「それでこそ我が息子!」と喜ぶパパを、最後の土壇場で裏切るキアヌ。どっちにしても天国へは行けない、地獄へ堕ちるであろう裏切り方でしたが。 …にしても、アメリカでは弁護士ってここまでスター扱いの職業なのか。金がそれなりに入ってくるにしても、なんか違和感。 それに、世の中を動かしているのは法律ではなく、もっと裏の、政治家とつながっているフィクサー達だろ。法律を駆使して法廷で勝負!って、なんて清々しい正々堂々とした悪魔なんだ。 当時、法廷モノが流行っていたのかしら。単に、キアヌの弁護士姿がウケそうだからか。パチーノが悪魔としては知性的すぎるからか。 あと、シャーリーズ・セロンが懐かしいタイプの女性を好演してましたね。素敵なダーリンと子だくさんのラブラブな家庭を作るのが夢、みたいな。田舎の学校では評判のカワイコちゃん。 ダーリンは私にはわからない難しいお仕事しているけど、すっごくカッコいいの。でも私の事を放って仕事ばかりじゃ嫌よ。怒っちゃうから。ぷんだ。 というタイプ。懐かしい(笑) まあだから、キアヌが知的な美女に魅かれるのもごもっとも。 キアヌ母は16歳でパチーノと出会って妊娠したらしいですが、キアヌが30代前半としたら、まだ50才前後のハズ。老けすぎ…。 全体に、まさに男が考えたお話~て感じで、イマイチなのはそのせいか。要所要所の描写が甘くて、全体的に偏っているんですね。 その偏りは、キャストの俳優陣が感じさせないくらいにしてはくれてます。なので、まあこの点で。[地上波(吹替)] 5点(2013-01-17 21:24:08)《改行有》

128.  P2 《ネタバレ》 設定は好み。ヒロインの女優さんも好み。 なのに、何がいけないって……犯人役がすべて悪かった気がします(苦笑)。 あと、97分は長すぎた。 題材が密室系で、登場人物が基本2人だけなんだから、せめて70~80分程度にすべきでした。 そうしたら無駄なシーンがはぶけてダルダル感がなくなり、もう少しクオリティがあがったのではないでしょうか。 あるいは、もっと低予算でギリギリ~という状態で作った作品なら、もっと緊迫感が出たのかも? なんて、それは違うか…。 とにかく一番のネックは、犯人役のウェス・ベントレー。 怖くないし、気味が悪いというより気持ち悪いだけで、凄みもないし、みっともないだけだし。 最初から最後まで、「なんじゃコイツ、バカか」としか思えない程度の悪人ぶり。そういう意味では、現実的な犯人像なんだろうけど、でも、映画なんだから。 リアルを追求するなら、もっと設定からリアルにすべきだし(あの大きなビルをたった一人で警備ってオカシイ、犬連れOKつーのもオカシイ)、サスペンスチックを狙うならば、もっとオドロオドロしい犯人像にすべきだった(単にモテない君というのではなく、異常な性癖を持つとか)。 そういう意味では、中途半端な作品ですね。 土台の設定が悪くないだけに、残念。料理の仕方を間違って、いい素材がイマイチな味になっちゃった~て感じです。 リメイクされたら(って誰もしないだろうけど)、もっと面白くなるかも?です(苦笑)。 ラストシーンでようやく外界が映りますが、凍えるようなホワイト・クリスマスの寒さが画面から伝わってきて、こっちまで震えが来ました。 キリスト教圏の人が思うクリスマスはわからないのですが、きっと日本人とじゃラストシーンの受け止め方も違うんでしょうね。 私は「早く彼女を保護してあげて~」って思って終わり、でした(笑)。[DVD(字幕)] 5点(2012-12-16 11:56:52)《改行有》

129.  フロム・ヘル 《ネタバレ》 しまった!間違った!!「スリーピー・ホロウ」を借りたつもりが、「フロム・ヘル」だった!(汗) いや、この作品もとてもよく出来ているし、デップも若くて美しく、悪くないのですが…。 当時のロンドンの街や住人、娼婦の風俗が非常にリアルに描けており、作品の説得力を増しています。切り裂きジャックの正体や動機も、納得がいくように丁寧に考えられており、かつ恐ろしさを感じさせ、成功していると思います。 鑑賞後の後味も、ちょっと(かなり?)ビターな後口で、悪くありません。 そう、「悪くない」のです。でも、「すごくいい」とは言えない。 なぜでしょうね~。 単に「好み」の話になってくるのかも。 ワンシーンだけ、どうしても「いただけません」な箇所が。 切り裂き魔の正体がバレた途端、ウィリアム卿がとっても黒目がち☆になるのですが、止めてほしいのです…。不自然なだけで怖くないし。 黒コンタクトなんぞに頼らないで、イアン・ホルムの演技力を信じたほうがよかったんじゃないか? 白目を血走らせた方がまだしも、でした。 「悪くない」作品ですが、何度も観たいとは思えない…。 たぶん、派手な見せ場や、ドキドキ・ハラハラするシーンがなく、アップダウンが少ない作品だからなのかもしれませんね。 まあでも、デップが美しかったので、この点数で。[DVD(字幕)] 6点(2012-12-16 10:42:08)(良:1票) 《改行有》

130.  ジーパーズ・クリーパーズ 《ネタバレ》 人間を材料にしてお裁縫するのが大好きな、アーティスティックなモンスターのお話です。 お好みは匂いで決めるらしく、気に入った匂いの材料は、どこまでも追っかけます。 そこらじゅうに材料があっても、気に入ったもの以外はキッパリ無視、です。 車で轢かれようと、銃で撃たれようと、気に入った材料以外は目に入りません。 せっかく集めてきた材料でも、一番のお気に入り以外は、とりあえず簀巻きにして穴に放り込んでおいたりと、けっこう粗末に扱います。 お裁縫する時はいつも同じレコードをかけ、鼻歌を歌いながら楽しそうです。 お片づけはしません。 楽しそうなモンスターさんなんですが、なぜそんなに裁縫好きなのか。 ただの趣味か。趣味って言って悪ければ、生きがいか。 23年おきに目覚めて、23日間だけお裁縫。 そんなモンスターって…怖いのかなぁ。 よく、わからん………。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-13 21:36:25)《改行有》

131.  ディープ・ブルー(1999) 《ネタバレ》 ホラーアクション目・アニマル科・サメ属の映画。 この系統で「ジョーズ」を超えるのは無理、というワケで、エンターテイメント性を徹底的に強めたのが本作。な、感じ(笑)。 ジェットコースターに乗っているようなもんで、「な~んも考えずに楽しめる」という点では、ちゃんと水準に達していると思います。 制作側の「観客の読みをはずして、ビックリさせてやる!」という意気込みも、登場人物たちの死に方やタイミングで、ちゃんと感じさせてもらいました。 配役もよいですね。 アクション系映画の主役か準主役しかできないだろうな~と思わせるビジュアルの、トーマス・ジェーン。 「この人について行けばきっと助かる!」と思わせる存在感を持ちながら、結構序盤でパクッと殺られてしまう、サミュエル・L・ジャクソン。 頭でっかち過ぎて、自分が死にそうになるまで全く足元が見えない、思い込み系美人研究者役のサフロン・バローズ。 そしてなにより、観客を癒し続けてくれたコック役の、LL・クール・J。君がいなかったら、この映画は箸にも棒にもかからない作品になっていたよ。ありがとう。 ユーモアもあるけど、ドライでブラックで、でも「死に意味なんかない」という観点から見れば、超リアル。 なので、余韻も深みもないけれど、観て損はないエンターテイメント映画です。 TV放映されたら、また観よう。 [地上波(吹替)] 5点(2012-11-22 21:15:27)《改行有》

132.  11:46 《ネタバレ》 カナダ映画って、アイデアや全体の作りは悪くないのに、細かいところが雑ですね。 先にレビューしている方達と同じで、一回観ただけでは、真相に気付きませんでしたよ…。 どんでん返しの伏線を最初にはってあるんですが、もっと丁寧にはってくれなくちゃ~わっかんないよ。狙ったけど雑ってこと?それともワザと雑に?(苦笑) まあ、伏線に気付かないとしっくりこないままで疑問がいっぱい残るので (悪魔が実際にご登場って事は、カルト教団の世迷言が正しかったってコト?そんな乱暴なラストあり?) (彼女たちが食べてるあのマフィンは何だったの?) (味方の彼と話していた通り、ラストでヒロインが目を見開くけど、その結果は?見せないまま終わり?) (そういえば、ヒロインの肩の傷って…?)ナド等、 もう一回見て、それで「ああ、そうだったのか!」と、疑問が解け、全ての平仄が合い、真相に気付く。という流れになるのでしょうねぇ。でもそれじゃ、映画館で観た人は、気づけないですよ…。 わかりやすい映画ばかりでなくともいいのですが、もうちょっとだけわかるようにしてほしかった。まあ、こーゆうのも面白いですが。 あと、役者さんたちが、ハリウッド製よりもなんか日本人に近い感じがしました。 自殺したビビアンちゃんが履いているのは厚底靴だ。容姿もファッションも、日本よりちょっと派手?程度で、違和感がないので、外国の話って感じがあまりしない。 地下鉄のホームは汚すぎるけど、確かに古くて汚い地下鉄ホームもありますし。そういう意味では、恐怖を身近に感じられて、よかったかも。 にしても、カルトって怖い。 それが言いたかったのなら、間違いなく伝わりました。カルト、宗教、狂信者。実はあなたの身近に、意外に大勢いたりするんですよって。 携帯じゃなくてポケベルってのも、なんだか怖い小道具で、ホラーにピッタリでした。 目新しさはないけど、面白かった。しかし、この邦題はナシですね(苦笑)[DVD(字幕)] 6点(2012-11-03 02:36:49)《改行有》

133.  インソムニア 《ネタバレ》 あっさりした映画でした。 何年かしたら、内容をスッキリ忘れているような。 キャストが豪華なのですが、それもそのはず、キャストでもっている映画。 というより、アル・パチーノでもっただけ。 そう、悪を憎み犯罪を憎んだあまり、違法行為までしてしまった老刑事、という役はパチーノにピッタリ。 故意か過失か、同僚刑事を射殺してしまった衝撃、良心の苦しみ、罪の呵責、憎むべき犯罪者に自分がなってしまった悔恨、すべてが押し寄せて不眠症に陥り、苦しみにがんじがらめになった上、かつての自分の捜査法で追い詰められていく人間。そういった全てを、パチーノは演じきってくれては、いる。いるのだが…。 ロビン・ウィリアムズが、もう少し殺人者の凄みを見せてくれれば、よかったのか? 初めて姿を現した時から、事情聴衆をされている時、女刑事を殺そうとしてパチーノと格闘するラストまで、ずーっと変わらぬロビンさん。 一本調子というのか、殺人者の顔も表の作家の顔も同じ演技なのが、非常に残念。 何故こんなにアッサリしてしまったのか、ストーリーもそれなりなのに、監督がいまいち上手く料理できなかったのか?役者の力量によりかかって、セオリー通りのやり方をしてしまったのが敗因か。 ラストは、老刑事役をパチーノが演じた以上、ああならざるを得ない。 オリジナルは未見ですが、ロスに無事に帰っちゃうらしいですね。ロスでもずーっと不眠症ならOKですが、スヤスヤ寝てたらあまりよろしくないラストだと思うんで、こっちの結末の方がよかったのかもしれない。 あまり触れられてませんが、ヒラリー・スワンクもよかったです。真実を突き止めようと奮闘する刑事役は、戦う目を持つ彼女にはピッタリでした。 パチーノの得意分野で、久々に真骨頂を見せていただきました。そこは、非常に満足です。[DVD(吹替)] 5点(2012-11-03 01:54:43)(良:1票) 《改行有》

134.  オープン・ウォーター 《ネタバレ》 「実話に基づいたフィクション」なんですね…。 実話ってきいたから、どっちかは助かると思い込んで観てしまったではないスか。そしたら、ラストにびっくりするのは当然じゃないスか。ズルイ…。 内容は、実話と銘打っていなかったら、映画としてはもたなかったでしょう。 実話だからこそ、怖い。ドキュメントに近いホラー作品だと思いました。 サメが、ホラー映画のようにぐわっと襲ってくるのではなく、周りを泳ぎながら、獲物が弱るのを待っているのが、怖い。 突っついてみたり、少し齧ってみたり。抵抗する力があるのかどうか、様子見をしているところが、非常にリアルでいやらしい。 ドキュメント風なので、主役の二人が映画的に派手なパフォーマンスをできるわけがなく、ただただ海の上を漂うしかなく、つらい状況。その状況を延々と見せられるのですが、なにしろ「実話」なので、主役たちのつらさを共有するしかなく。 まったくエンターテイメント性はない。ないからこそ、伝わってくるつらさと恐怖。 しかし、いい加減なダイビングツアーのガイド達とか、実際に大勢いそうですよね。適当な仕事しかしないアルバイトさんとか。 そんな人たちに命を預けるような遊びをするのは、嫌だなぁ…と、心底思いましたよ。 ひしひしと感じる海の恐怖。 ワタシは、一生、ダイビングはしません。この作品にかけて誓います。[DVD(字幕)] 4点(2012-11-01 16:43:55)《改行有》

135.  ディセント2 《ネタバレ》 こりゃダメです。せっかくの良作ホラーの続編なのに、全然よくない。 ストーリー展開もキャラクター設定もわざとらしく、意味不明。 田舎町で権力を振り回し、理由もなくサラに敵意を抱いて、展望もなく勝手に入院中の容疑者や仲間を引き連れ、洞くつ冒険の旅に出発する保安官。 不自然なほど子どもの話をアッピールする、部下の黒人女性警察官。 前作と違い、キャラクター設定や人間関係の描写が浅いったらないです。 しかも、洞くつが全然地底の洞くつに見えない。 前作で伝わってきた、観ている方も窒息しそうな地底の閉塞感や、二度と日の光を見られないのではという恐怖がまったくない。 来た道を普通に戻ったらすぐに地上に戻れるような雰囲気で、地下2メートル程度のところをウロウロしているだけみたい。 最後には意味なく女性警察官を殴って穴に戻しちゃうしね。でもあの程度の高さなら、しばらくしたら無事に這い出してこられそうです。 単なるモンスターパニック映画になっちゃって、残念。 やはり続編は、同じ監督が撮るべきでしょう。制作総指揮、ってちゃんと仕事したの?って疑問。脚本書き直して、撮り直してほしかったです。[DVD(吹替)] 4点(2012-11-01 16:41:17)《改行有》

136.  レディ・イン・ザ・ウォーター 激しく一般ウケしない作品。デートでこの映画を観に行って、消化不良な顔で映画館から出てくるカップルが目に浮かぶようです。 「で、結局なに?」「わかんないけど、あの女の子が鷲に乗って帰れたから、ハッピー・エンドなんじゃない?」「そっか~」 みたいな会話とか(笑)。 私自身は、この映画でシャマラン監督と相性がいいというか、彼の描く世界が好きなんだな~と実感しました。 現実世界に息苦しさを覚え、生き辛さを抱えた人間は、ファンタジーが好きだ。現実から遊離し過ぎた夢物語のファンタジーはなじめないが、寓話的要素を織り込んだファンタジーは、心に迫る。 この作品は、心に深い傷を負った人間を主役にすえ、ファンタジーを通して人とのつながりや生きる力を取り戻す「再生」が描かれている。 現実とファンタジー、サスペンスとユーモアのサジ加減が微妙(絶妙?)で、わかりやすい作品に慣れた観客は、「今の笑う?泣く?」と戸惑う所もあるだろう。そういったヌルい演出も含めて、この作品は、いい。 舞台がアパート内だけ(「サイン」もですね)にも関わらず、閉塞感や視野の狭さはなく、逆に狭い自室に籠って名作を執筆したドストエフスキーの精神の広がりと同じような、世界との豊かなつながりを感じます。そういう所も、監督の好きなところです。 興業的にどうだろうと、シャマラン監督にしか作れない作品である事は確か。一般受けはしないけど、一部に根強いファンがつくタイプの人だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-18 16:23:09)《改行有》

137.  パラノーマル・アクティビティ う~ん。こーゆう映画を、ナンと言ったらいいのか…(悩) 芸能人で言えば、一発屋? 最初は大ウケして笑わせてもらったけど、もうこの芸はお腹いっぱい。なんで、二発目はケッコウですわ~。 そんな感じ? 女子が数人で、 「ねぇ、あの超コワイ映画、見た~?」「見た見たー!!マジこわかった、もう夜眠れないよ~!」「え~私もソレ、見た~い!」「怖いよ~泣いちゃうよ~」「きゃ~」 とか騒いで楽しむような…。(あ、イメージは制服の女子高校生でヨロシクです) そんな映画? 上手く言えないのですが、面白くなかったワケではないのですが、なんというか、中途半端な映画ですよねぇ…。 ホラーの新境地を開いた!てほど革新的な作品ではなく、手法が目新しいとか洗練されてるワケでもなく。 面白いし、話題にはなるけど、残らない。映画の歴史にも、人のココロにも残らない。 若手が評判になって名をあげるぜ!と作ったんならヨシ、て感じ? まあね、観客の方もだいぶスレてるからね。 「食人族」みたく「アレ、本当のドキュメントらしいよ~」なんて嘘くさい話を誰も信じてはくれないし、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のようにプロジェクトを立ち上げるだけのバックボーンもない超低予算で、アイデアだけでココまで面白く作ったんだから、エライと云えばエライっす。 ちゃんと怖かったしね(笑)。 謎を残さずに終わらせてくれてれば、もっと評価できたと思う。 面白かった割に「中途半端だな」という印象を抱いてしまうのは、この謎を残しているせいだと思う。 次回作へ引っ張りたかったのかもしれないが、そんなやり方は作品のクオリティを下げるだけなのに。 そう、謎を残して引っ張っているため、せっかくの作品の評価が下がってしまった。それは仕方がナイですね。 力量不足なのか、欲張りすぎたのか。今回は、それは作り手の誤算だと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2012-09-23 20:26:17)《改行有》

138.  フォーガットン 《ネタバレ》 宇宙人オチって、やっぱり駄目ですかねぇ‥。 この監督はオチを描きたかったんではなく、オチに行き着くまでのシチュエーションやストーリーを撮りたかったんではないのかなぁ。 オチはちゃんと監督の狙った所に落ちてるものの、観客はそれに納得できんという。完全なスレ違い?(笑) 作り手側と鑑賞する側で、求めるものが違ったんでしょ~か。 でも監督がコレを作りたかったんなら、コレはコレで成功なんでしょう。たぶん。 ワタシは作品にあまり理屈や整合性を求めないので、この映画の宇宙人オチが悪いとはいいませんが、結末がヒロインに都合がよすぎなんでは?と、そこは不満です。 もうひと掘り掘り下げたら、まったく違うモノになっていたかもしれない。それが惜しいですね。 結論は、レンタルショップで、このDVDがSFの棚にあったらOKですが、サスペンスやミステリーの棚にあったらマズイ。そんな感じです。[DVD(吹替)] 5点(2012-09-20 23:46:40)《改行有》

139.  スペル 《ネタバレ》 いいんじゃないかな。面白かったですよ。 ヒロインが元デブとか、田舎出身とか、ACだとか、さりげなく(ワザとらしくなく)描写してあって、人物造詣がすごくナチュラルなとこがいい。 セレブな彼氏の外見が、まったくセレブでないとこもいい。 占い師が、ドラマ「のだめカンタービレ」の真澄ちゃんそっくりなのもいい(笑?) なのに、かんじんの呪いのオババはセオリー通りすぎて怖くなく、イマイチなのが残念。なんか「痩せゆく男」の呪いのジプシー婆さんのパロディみたいなのだ。 しかし、途中まで「婆さん、出すぎ」「ゲロ吐きすぎ」と思って見ていたが、終盤になると「いいぞ~出ろ出ろ~もっと出ろ」と思うようになったという事は、監督の狙いは怖さではなくノリだったのだろーか。 最初の、駐車場でのストリート・ファイトでの、入れ歯飛びすぎはもちろん、墓だって、女一人であんなデカイ穴、掘れるわけねーだろ!と、笑いの突っ込みを入れたところで、また婆さんとヒロインのからみをしつこ~く出しだり、十字架でノックアウトしたり、もうコレ怖がらせるつもりないだろ~と思われる。 そんな感じで、ホラーを楽しむつもりで見るなら、これはとても楽しい映画です。 元来、恐怖と笑いは紙一重。恐怖から笑いに、笑いから恐怖に。 怖がって観るのも、笑って観るのも、どちらでも楽しめます。 オススメ。[DVD(吹替)] 7点(2012-09-20 23:22:13)《改行有》

140.  ステップフォード・ワイフ(2004) 《ネタバレ》 題材が古いな~。 女vs男という構図や、女の強さが男らしさを脅かすため、男は非人間的な手段でもって女をコントロールするしかない、なんつーのは、とっくに廃れたテーマだと思ってましたが。 そしたら、リメイクなのね。 確かに、30年前には新鮮なテーマだったのでしょう…時が移ろうのは早い…。 この作品の一番のいいトコは、配役。 ペッド・ミドラーやグレン・クローズは元より、C・ウォーケン、ニコール、マシュー・ブロデリックが役柄にピッタリ、ビジュアルもピッタリ! キャラクターもいい、演じる役者もいい。しかし、何かが足りない…。 男らしさとは、それを支える女らしさがあって初めて存在可能なのか、とか、 男らしさにしがみつく男たちに一様に魅力がないのは、自分らしさを模索・確立・向上する努力をせず、既成の「男らしさ」(それも妻たちの犠牲の上に成り立つ)に安易にのっかるという、思考停止&弛緩しきった精神のせいなのだろうかとか、 妻の人間性を排してでも自分の「男らしさ」を手に入れようとする、その自己中心的な思考とか(だってやってる事は妻へのDVでしょ)、 いくらでも深く掘り下げられるテーマを題材にしているのに、表面的な綺麗さしか映画では表現しようとしていない。 つまり、キチンとテーマに踏み込んでいないのだ。 ディスプレイだけ綺麗に飾って、中身はナシ。なあなあにして誤魔化してる感じ。 そーゆうところ、ステップフォードに住み着いたアホ夫たちと、そっくりじゃない? アラ、オチがついちゃった…。 シリアスなテーマは観客に受け入れられないかもっつー弱腰な姿勢って、表現する人間としては失格です。 コミカルな表現でテーマを語ることもできるハズなのに、面倒くさいのか力量がないのかわからないけれど、そこはスルーしてしまっており、結果、イマイチな出来の映画になってしまった。 豪華な女優・俳優陣をそろえているだけに、もったいないなぁ…。 たぶんこの監督、古い男性観を持っていて、女性が怖いんだろうなぁ~と思わせる(笑) もっとアクションオンリーの、自分に合った映画を撮ればいいのにね。 [DVD(字幕)] 4点(2012-09-20 20:43:28)《改行有》

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