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プロフィール
コメント数 618
性別
自己紹介 【好きな映画】
★ヒューマンドラマ系
★恋愛
★コメディ
★推理・サスペンス・法廷
★アニメ
★その他、心がほっこりする・ワクワクする・揺さぶられるものなら何でも。

【苦手な映画】
×ホラー・スリラー
×暴力系・ヤクザやヤンキー系
×アクション
×アイドルが主演
×ハードボイルド
×見せ場が女優の裸だけの80年代日本映画
×映画の質よりも興行成績だけを意識したハリウッド映画

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121.  シンバッド七回目の航海 ストーリーは、いろいろとツッコミどころ満載で、主役のシンドバッドも印象が薄く、見どころはどうやら怪物などの特撮のようですが、残念ながら大した魅力も感じられませんでした。 もし子供の頃に一度でも見ていれば、印象も変わっていた・・・かも?[CS・衛星(字幕)] 3点(2017-07-04 18:59:05)《改行有》

122.  ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ もともとラテン音楽が大好きだし、最近はテレビ番組でよくキューバの様子を見ていたこともあり、いつかは訪れてみたいと思う国だったので、最後まで食い入るように見ていました! じいさん、みんなカッコ良すぎる!(笑) たまたま自分のストライクゾーンど真ん中だったこともありますが、音楽としても、ドキュメンタリー映画としても最高でした![CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-04 18:55:55)《改行有》

123.  宇宙人王(ワン)さんとの遭遇 《ネタバレ》 これは、ラストのセリフを聞くためだけの映画だと考えると、ふざけた邦題やDVDのパッケージのコピー、ワンさんの外見、雑な取り調べなど、B級映画まる出しのようなイメージも、すべて計算された仕掛けに見えてきますね。 もし仮に、諸々のツッコミどころをすべて解消して、あんなチープな世界観ではなく、国家最高機密を扱うようなものすごい環境の中で、取調官も世界レベルのキレ者たち、相手はミステリアスな地球外知的生命体・・・のようなハリウッド映画仕立てだったら・・・ストーリーからラストまですべて予想の範囲内、あのラストの衝撃とは比べものにならない、クソつまらない映画になりそうですね(笑) わめきちらし、拷問を繰り返す取調官に対し、紳士的なワンさんの態度に、「ほんとに友好が目的だったらどうするんだ!」と、見る側を女性通訳に感情移入させるような流れですが、これがトラップであることはすぐにわかります。そして「ほんとは侵略が目的だったけど、やさしく接してくれたガイアさんだけは何とかしてあげたい」的な展開になるんでしょ?・・・というお約束を、最後のセリフで見事に叩き壊してくれる、その「うわあ!」の瞬間を味わう映画ってことですね。 とはいえ、「傑作!」と評するほどの出来でもなく、まぁあまり深く考えず、円谷プロの「ウルトラQ」を見るくらいの感覚で鑑賞するのがちょうどいいと思います。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-20 09:29:10)《改行有》

124.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 初めて観た時はよくわかりませんでしたが、見直してみると、「ここはきっとこういうことを表現しているんだろうな」という発見が次々と・・・ そんな面白さがてんこ盛りの映画ですね! サスペンスというジャンルに位置付けられていますが、見どころは、犯罪の真相やハラハラドキドキ的な面白さではありません。 まず最初の数分がこの映画のテーマで、オペラの序曲や前奏曲のような役割のシーンです。 「平和で明るい世界で生きていても、ふとしたことで非日常な闇の世界へと足を踏み入れてしまう」「光と闇は表裏一体」という、その後から始まる一連の話を象徴的に描いています。 平和な田舎町、いい天気で、おじさんがお庭に水をまいているというのどかなシーンから、突然発作で倒れてしまう・・・。日常は一変したように見えても、手にしたホースの水を飲む犬やヨチヨチ歩きの子供のように、当事者以外にとって「平和な日常」は以前と同じように変わらない、しかしよく見ると、地面の下ではおぞましい虫が蠢く闇の世界が広がっている・・・ この「闇の世界」とは、人間の深層心理に潜む狂気や、常識では計れないエロスのことでしょう。 事件前のジェフリーは、まだ幼児性の残る「お子ちゃま」であることが強調されていますね。野原で何気なく石を投げてみたり、サンディの前でニワトリのまねをしたり・・・。母親に「リンカーン通りに行ってはダメよ」と言われるのも、まだ子供扱いされていることを匂わすセリフで、その後ジェフリーは、リンカーン通りにあるドロシー宅に侵入し、「大人」へと成長(性長?)する、という前フリだったように思えます、 そして、ドロシーやフランクという、闇にうごめく「虫」達に出会い、とまどいながらも自分の心の奥に潜んでいた「蟲=倒錯的快感」が目を覚まし始めるジェフリーに対し、コマドリ云々~という少女メルヘン的な話をするサンディは、冒頭シーンの、水を飲む犬やヨチヨチ歩きの子供と同じ、ということなんでしょうね。そのため、裸で現れたドロシーと、彼女を受け入れるジェフリーの二人に対して、疎外感のような感情を覚え、般若のような顔で彼にビンタを食らわせてしまいます。しかしそんな彼を拒むことなく、電話の時にはジェフリーを許す、ということで、サンディの心の成長も描かれています。 闇の世界・・・異常で狂気的なはずなのに、日常にはない妖しい美しさに魅了される・・・オカマの人の歌(口パク)のシーンがまさにそれ! なんだか麻薬のように、ダメとわかっていても火の中に飛び込んでいく虫のような気持ちでした(笑) 他にも映画的工夫がいろいろと散りばめられていましたね。 最初のシーンは、青いベルベット→青空→赤いチューリップ→赤い消防車→黄色いチューリップという順でしたが、ラストはその逆。黄色チューリップ→消防車→赤チューリップで、青空に行く前にドロシーと子供の幸せシーンを挟んできました。闇の世界の虫だったドロシーですが、やっぱり人間のしあわせは、明るい世界にある、ということでしょうか? また、闇の世界への切符ともいえる「切られた左耳」の穴から入って、光の世界へと戻ったジェフリーの「右耳」から出てくるという演出も、前述のメッセージを表現しているのだと思います。 もう一度見れば、また新しい発見があるかも・・・と思わせる、リンチらしい映画でした。[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-06-07 13:55:51)《改行有》

125.  中島みゆきLIVE「歌旅劇場版」 これが、映画作品として扱われ、このサイトにも登録されていることに驚きました(笑) 中島みゆきファンにとっては、貴重なLIVE映像ということで充分に楽しめると思いますが、映画として評価するところはほぼゼロですね。そんな訳で、10点と0点の間を採って5点ということで・・・。[CS・衛星(邦画)] 5点(2017-05-06 12:51:06)《改行有》

126.  東京おにぎり娘 CGで作られたのではない、本物の昭和の風景を見られたことだけで大満足! 自分が子供時代を過ごした頃の空気感が伝わってくるようで、とても懐かしい気持ちになれました。出てくる人のキャラが無理なく立っているからか、普通のシンプルなホームドラマなのに、なぜか見ていて飽きないし、引き込まれますね。 ちょっと変な例えですが、複雑なトリックやウラに隠された人間模様など、ありとあらゆるアイディアをごってりと詰め込んだ最近の推理小説よりも、江戸川乱歩の短編「二銭銅貨」の方が何倍も面白い・・・この映画を観て、ふとそんなことが頭に浮かびました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-05-05 20:15:36)(良:1票) 《改行有》

127.  ある愛へと続く旅 《ネタバレ》 戦争絡みで、出生の真実を知らされない子供と母親・・・。「実は・・・」という終盤、その意外な真実に驚かされましたが、よく似た印象の「灼熱の魂」に比べると、ちょっと弱いかなぁという感じでした。また、わかりにくい描写が多くて、いまひとつ感情移入できず、せっかくのいい映画なのに、ちょっともったいないかも・・・。 人類の歴史から、戦争というものが無くなる日は来ないのかもしれませんが、アスカを診た医者のセリフだったか「同じ人間であることが恥ずかしい」ような真似は、許されるものではありませんね・・・。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-05-04 20:30:55)《改行有》

128.  横道世之介 《ネタバレ》 描かれているのは80年代のシーンがほとんどですが、目の位置はあくまでも現代で、「いまを生きる人が、80年代だった時のことを思い出す」という設定です。でも「あの頃は良かったなぁ・・・」的な懐古趣味とは違い、いろいろな人の「そういや昔さぁ・・・」の共通項が横道世之介、つまり「世之介青春物語」ではなく、みんなが世之介のことを思い出す映画です。  多少ウザったいところのある世之介、お嬢様の祥子など、キャラの輪郭を少し誇張しているところはありますが、出てくる人はみんな「普通の人」で、起こる出来事も「ありがちな日常」です。 そこに、世之介の死を「えっ、ここで?」というタイミングで挟んできます。しかもあっさりと。その後も、これまでの延長線上のような感じで世之介の様子が自然に描かれるのですが、ここを境に、ひとつひとつの出来事が、ラストに向けてじわ~っと効いてくるんですよねー。祥子が友人の子供とハンバーグをパンにはさんで食べるシーン、祥子に届いた写真とカメラを手に入れた世之介・・・涙が出てきましたが、でもすごく幸福感がありました。加藤のセリフだったか、まさに「出会ったことで得した気分」になれるような作品でしたね。 この映画、監督や脚本等の力量やセンスはもちろん、役者の演技が光っていました! 特に吉高由里子の、病院で名前を呼び捨てで呼び合うシーン、タクシーの中での表情の演技は素晴らしかったです!  自分の笑いのツボにハマったのが、同じアパートの小暮さん。小窓から顔だけ出して「隣の人、死んでるかもしれないし」「やっぱ東京ではそういうことがよく・・・」「ないわよ。めったにないわよ!」のシーン、何度も見返して笑っちゃいました。 ただひとつ、ラストで、祥子に宛てた手紙を読む母親の声、あれはどうなんでしょう??? これまでの流れにそぐわない、違和感のある演出のように感じました・・・。ラストなんだし、あんな説明的な感じよりも、映像でもっと素敵に伝える方法があったと思うのですが・・・、 でも、全体のクオリティはかなりハイレベルで、満足できる一本であることに変わりありません。[CS・衛星(邦画)] 9点(2017-04-03 20:38:44)(良:1票) 《改行有》

129.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 初めて観た時は面白いと思いましたが、テレビ等で何度か見ているうちに飽きてきて、今ではもう、雑な脚本や演出が鼻につき、「見るに堪えない」といった印象です。この作品に限らず、矢口監督の作品、自分の中では賞味期限がどんどん短くなってきて、今後、この監督の映画はもう観ることはないと思います。[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-02-27 13:52:47)

130.  髪結いの亭主 これまでフランス映画とは相性が悪かったのですが、この作品は良かったです。全体に流れる空気感が妙に魅力的で、最後まで引き込まれました。ストーリーや表現にそれほど興味を感じたわけではないのに、フランス映画+アラブのダンス音楽が創り出す独特の雰囲気に酔ってしまったようです。マチルド役の女性もすごくきれいで妖艶で素敵でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-02-27 09:45:20)

131.  コン・ティキ 《ネタバレ》 いろいろあって、いかだで海を渡ることになり、いざ海に出たら様々な問題に直面しながらもなんとか到着。でも「実話だからその通りに描く」では、ただの再現ドラマになってしまいますね。冒険もの・ヒューマンドラマ、どちらの観点からも中途半端という印象でした。展開が予想通り過ぎて、もうちょっとスパイスがほしかったです。 海に出たら、到着するまで海でのシーンが延々と続きます。内容は、海洋アドベンチャー映画にありがちなものばかりで、ピンチの時の緊張感もさほど伝わってこないし、「海の冒険」をメインテーマにしてしまったことで、凡庸な印象になってしまったような気がします。 航海中の出来事とリンクさせた各乗組員のドラマ・エピソードなどが絡んでくれば、ドラマとしての面白さが増したのでは?また、実際にこの冒険が、どれだけ学術的に価値があったのかわかりませんが、アカデミックな部分をもっとクローズアップさせられなかったのでしょうか? ヨメの別れの手紙、あれをラストに持ってくるのはちょっとどうか・・・ 冒険がメインの展開に合わせるなら、そんなエピソードは最後の「彼ら達のその後」の中に折り込んでしまえばいいはず。そこに焦点を合わせたドラマを作るのなら、全体の作り方・見せ方はもっと違ってきたように思えます。 映像はかなり凝っていたようですが、それが「すごい!」と思わせるだけの背景がないため、ただの腕自慢に感じました。[CS・衛星(字幕)] 4点(2017-01-09 10:42:10)《改行有》

132.  女子ーズ 冒頭の、戦隊モノのパロディーには笑えましたが、だんだん低空飛行になり、そのまま墜落しそうでした。チャン・グンソクや宍戸錠など、たまにツボにハマるギャグや、イエローのツッコミのうまさのおかげで最後まで観ることができましたが、やはり中身が無さ過ぎるのと、特に思い入れのある女優もいなかったので、う~ん・・・といった感じです。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-11-21 21:50:12)(良:1票)

133.  パーマネント野ばら 《ネタバレ》 うわあ~、すっごく良かったです~! 単純な話を、これほどまでに魅力ある構成に仕立てる吉田監督の演出センスはさすが! 「桐島、部活やめるってよ」の時も驚きましたが、この作品は、さらにハイレベルな出来だと思いました! 登場人物は、男も女もろくでなしばかりで、こんなどうしようもないクズ人間しかいない町、日本から隔離しろよと言いたくなるほど。いかにもサイバラが描きそうな男女の恋愛模様・人生模様をコメディタッチで描いています。嫌悪感だけが残りそうなキャラクターばかりで、普通なら途中で観るのをやめてしまうところですが、なぜか引き込まれて、そして最後の切ないオチ・・・。 それまでのベタベタな「現実」を描くことで、最後が余計に際立っていましたね。 現実と妄想、まったく相容れない要素を、みっちゃんの「デート中?邪魔してごめんねぇ」のセリフが両者を結び付け、ひとつの世界へと違和感なくまとめ上げています。 一番印象的だったのが、なおこの、鹿島に髪をかき上げられた時の微笑み、そしてラストの子供が迎えに来て声を掛けられた時の微笑み・・・ まったく同じアングルですが、あえて同じシーンのように見せることで、後者の「これからは母としてしあわせになる」というメッセージがしっかりと伝わり、見ている側も救われました♪ 小池栄子、役者としてあまり良い印象はありませんでしたが、この映画では輝いていたと思います。[CS・衛星(邦画)] 9点(2016-11-09 18:22:55)《改行有》

134.  アイデン&ティティ 終盤にかけて多少魅かれる部分はありましたが、薄っぺらい内容で「なんだこれ?」って感じでした。麻生久美子もクドカンも峯田くんもみうらじゅんも好きなのに・・・。似たような話、どこにでもありそうだし、共感できる部分も見どころも特になく、なんか、水で薄め過ぎたカルピスを飲んだような、残念な気分です。[CS・衛星(邦画)] 3点(2016-10-05 21:34:27)

135.  読書する女 面白いのかどうなのか、よくわからないまま、結局最後まで観てしまいました。話そのものより、音楽と映像(色使い)の美しさが印象に残っています。 官能的なシーンが多いのにドロドロした感じがなくライトでコミカルな雰囲気、モーパッサンやマルクス、ボードレールなどの本の内容と読まれる側のキャラとがうまくリンクしていて、こういうのを「いかにもフランスらしい、おしゃれで知的なフランス映画」って言うんでしょうね(好きか嫌いかは別にして)。 マリーのちょっと突飛な発想や行動は、なんだかサザエさんを連想してしまってあまり好きではありませんでしたが、将軍夫人のメイドのベッラには、何か自分と共通するような、とても不思議な魅力を感じました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-14 13:59:24)《改行有》

136.  イル・ポスティーノ 《ネタバレ》 郵便配達人と詩人との心のつながりを描いた、本当にいい映画でした。特に最後の、マリオが島のいろいろな音を集めるシーンからラストまでのつながりが素晴らしく感動しました! マリオが死ぬシーンを、過去のフラッシュバック的に見せる手法が効果的だったと思います。話の中に「共産党員」を強調するセリフが多かったので、何か政治的なことが絡んでくるのかと思ったら、最後、ぬる~い感じになりかけた話を、しっかりと辛口な後味に仕上げてくれました。 ただ、詩的表現とか隠喩(メタファー)が話の中に出てくるわりには、説明的なセリフも多く、ちょっと直接的な印象でした。どうせなら映像表現も、もっと隠喩的にした方が、内容とリンクして面白くなったような気もします。 映画って、観る側の精神的コンディションや知性、人生の経験値等によって、印象も大きく変わってくるということを、この映画で痛感させられました。20年くらい前、ツタヤでこの映画のビデオを借りて、確かに観たはずのに、話の内容も映像の美しさも、まったく記憶になく、自転車で手紙を配達しているシーンくらいしか憶えていませんでした。当然、今回観た時のような感動もなく「なんとなく盛り上がらない・・・」程度の印象でした。過去に「つまらない」と思った映画も、もう一度観ると、新しい発見や感動に出会えるかも。もちろん、その逆もあるでしょうけど・・・。喜怒哀楽や感動の質など、アメリカンな映画スタイルに辟易してきた人には、この映画はオススメです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-05-17 16:20:47)(良:1票) 《改行有》

137.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 ニューシネマパラダイスの監督の作品ということで、心温まるヒューマンドラマだと勝手に思い込んでいたら・・・(笑) でもやっぱりこれは、単純な犯罪映画じゃなくて、ヒューマンドラマだと思います。 絵が全部盗まれたシーンでは、「女に免疫のないオタクなおっちゃんが、若い娘に入れ込むとロクなことにならないよなぁ・・・」程度の感想しかありませんでしたが、でもラストまでのシーンで、印象は変わりました。肖像画の女性しか愛せず、生の女性とは目も合わせられないような男が、クレア(偽)のおかげでようやく、男として最高の悦びを得ることができます。最初は、哀れな様子を見てかわいそうと思いましたが、彼にとっては「The Best Offer」だったのでは? アガサ・クリスティの「地中海殺人事件」で、女優と一晩いい思いをした金持ちがめちゃ高い宝石をプレゼントした後で捨てられ、その男に言ったポワロの「男女の秘めごとに値をつけるのですか?」というセリフが、ふと頭に浮かびました。 盗まれた絵よりも、思い出されるのはクレアと愛し合った瞬間のことばかり。彼にとって失ってショックだったのは、絵ではなくてクレア。そのことに気付いただけでも、この人は幸せなのかも・・・。 草食系とか呼ばれてるアホ男子や、アニメキャラやフィギュアしか愛せないオタク君が、ナマの女を知ってしまったら、このおっちゃんと同じように、コロッと弄ばれてスッテンテンにされるんだろうなぁ・・・。 この映画は、そういう人に向けての警鐘?(笑) それから、「貞節は最も異常な性的倒錯」というフレーズには、激しく同意です♪[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-17 16:11:12)(良:1票) 《改行有》

138.  ガリレオΦ(エピソードゼロ)<TVM> ドラマのガリレオシリーズを見ている人には、そこそこ楽しめると思います。実際は机上の空論かもしれませんが、それでもスペシャルドラマらしい、大胆なトリックで面白かったです。学生時代の草薙刑事とのエピソードも良かったし、ただ、内海刑事が出ていないのは残念でしたね。それにしても、長澤まさみの演技がひど過ぎて、最初から最後までイライラ!これって、役者としての力量の問題?それとも演出方法の問題?[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-17 16:03:39)

139.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 この映画の中で実際に起こったのは、ビデオに映された映像と、刑事に殴られて鼻血→死刑確定→独房に入って頭が痛いと苦しんでいるところまで。それ以外のシーンは、ほとんど「事実をそのまま記憶したくない」フレッドの深層心理。浮気した奥さんを殺害して死刑囚になった人が精神的に不安定になり、事実=記憶を脳内変換した様子が描かれています。フロイトとかの心理学で、「インプットされた記憶が別のカタチとなって現れるのが夢である」みたいなことを表しているのではないでしょうか? 最初は、わけがわからない感じでしたが、以前「マルホランド・ドライブ」を観ていたので、フレッドがピートに入れ替わるところから、「あの映画と似た感じかも・・・」と思い始めました。でも「マルホ~」に比べて脚本の作り込みが甘かったり、「観る人のご想像におまかせ」的なところも多く、ちょっと残念でした。 ですが、意味もよくわからないのに飽きさせることもなく、最後まで観る人の興味をわしづかみにする脚本・映像・音楽ってすごいですよね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-05-09 01:16:04)(良:1票) 《改行有》

140.  エイプリルフールズ 《ネタバレ》 う~ん、面白くない・・・ことはなかったのですが・・・。全般的に、何でもかんでもセリフで説明しようとし過ぎなのでは?「ここは言葉よりも、映像だけで表現すればいいのに・・・」と思えるシーン、たくさんあったと思います。それに、各エピソードの掘り下げ方が浅過ぎて、感動系のエピソードも安っぽく感じられました。 よくある、群像劇を最後ひとつにまとめるという手法も効果的に機能していないし、ラストシーンのUFO登場、あれはもう完全にダメでしょ!(笑) 最後に「ウソのようなホントの話」みたいなオチにしたかったのでしょうが、だったらせめて少年の「・・・えっ!? えぇぇっっっ!?」の表情だけで終わってほしかったですね。つい「ほんとにUFO見せてどうするの?」ってツッコミ入れちゃいました(笑)  でも寺島親子のエピソードだけは良かったです。現在の父親に土下座するシーンは泣けましたね。それに「女なら誰でもできる仕事」の社会見学シーンは印象的でした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-05-09 01:00:37)《改行有》

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