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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1888
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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1441.  ファインド・アウト 《ネタバレ》 ウェイトレスをしながら大学生の妹と共に、一見平凡な共同生活を送るジル。ある日、そんな生活を打ち壊すかのように、妹が謎の失踪を遂げてしまう。「きっと、あの男にさらわれたんだ…」と、すぐさま警察へと向かったジルだったが、いくら彼女が必死に被害を訴えても刑事たちは一向に聞く耳を持たない。何故なら、ジルには虚言誘拐によって警察を混乱へと導き、その結果精神病院へと入院したという過去があったからだった。隠していた銃を手に、たった一人で妹のために立ち上がるジル、果たして彼女の言葉は真実なのかそれとも妄想に過ぎないのか。そんなミステリアスなストーリーでぐいぐい観客を引っ張る前半部分はけっこう楽しんで観れました。しかし、何の訓練も受けていない一人の女の子が全ての警察を敵に廻してしかもその包囲網を易々と突破していくというリアリティ皆無な展開を見せ始める中盤からどんどんと興味が失せてゆき、なんだか謎の真相もどうでもよくなってしまいました。そうしてようやくラストであかされる真相もかなり強引なもの。何で妹を家の縁の下に隠しとく必要があったのか意味不明。犯人、頭悪すぎっしょ!それに、銃を持っている主人公に対して丸腰(あ、尖った骨だけ持ってたっけ笑)でしかも井戸の中腹にわざわざ穴を掘って待ち伏せするってどれだけ面倒臭い&アホらしい作戦やねん!てか、最初からジルを誘拐しときゃよかったじゃん!!うーん、前半が良かっただけに残念っす。[DVD(字幕)] 4点(2014-01-03 18:12:32)

1442.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 普段、映画館で映画は観ないのだけど、この作品が公開されてからの本サイトでのあまりにも多い投稿数とそんなレビューが次々と叩き出す高得点、そして「映画館で観るべき作品」という趣旨のコメントの数々に、「これは久々に映画館で観ときゃなきゃあかんやろー」と今日(1/1)はファーストデーで千円だしということで(せこっ笑)、正月早々観てまいりました。ひええ~~、こりゃ凄げー。冒頭から、圧倒的なクオリティで創り込まれた3D無重力空間へと放り出されること90分、落ち着ける地面などまったく皆無な宇宙空間での絶望的なまでの浮遊感を充分堪能させてもらいました。空中をボールペンやネジとかと一緒にふわふわ漂う感覚とか、今にも無限の宇宙に放り出される恐怖とか、まるで自分も宇宙に居るかのような臨場感は凄まじかったです。ただ、ちょっと酔います。正月ということで大分酒が入っていた自分は、ますます悪酔いしちゃいました(笑)。それはさておき、映画館で観るべき作品というのは確かに当たってます。というか正直、映画館で観なければどうなんだろー?という疑問符が最後まで拭えない作品でもありました。この極限まで無駄を削ぎ落としたシンプルなストーリーが果たして深いのかどうなのか、DVDが出たら再び鑑賞してまたじっくり確認したいと思います。取り敢えず、最新技術を駆使して描き出された美しい無重力映像の数々に今は8点で。明日から仕事だってのに、朝から酷い二日酔いになりそうですけどね(笑)。[映画館(吹替)] 8点(2014-01-01 22:23:35)

1443.  ビトレイヤー 《ネタバレ》 ロンドンで暗躍する、天才的な犯罪者スターンウッドを過剰なまでの情熱でもって追う刑事マックス。ようやく逮捕の機会に巡り合った彼は、上司の命令を振り切って丸腰のまま深追いしてしまう。だが、案の定そんな無謀な行動は返り討ちに遭い、逮捕どころか脚に障害が残るほどの重傷を負う羽目に。3年後、失意のなかに生きるマックスの元に、スターンウッドの息子が怪我をした状態で空港で発見されるという情報が舞い込んでくる。3年前の無念を晴らすために、パートナーであるサラと共に行動を開始したマックスだったが…。そんないかにもオーソドックスな犯罪ドラマだと思って観ていたら、中盤、マックスとスターンウッドが愛する人を殺されるという事態に直面し、追う者と追われる者、刑事と犯罪者、傷を負った者と負わせた者という、お互いの立場を超えて協力し合うという熱い展開にはなかなか惹き込まれました。ただ、いかんせんそこに至るまでが長過ぎる。ブルーを基調としたセンス溢れる映像とかスローモーションを多用したシブい演出とか光るものは多かったけれど、そんな冗長なストーリー展開に難ありでそこまで楽しめませんでした。うーん、残念。この監督の次回作に期待ということで。[DVD(字幕)] 5点(2013-12-29 23:12:01)

1444.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 人と上手く関わることが出来ない内向的な青年ラースが、兄夫婦の家に彼女として連れてきたのはリアルなセックスドールだった。当然のように動揺する兄夫婦。そして小さな町に彼の噂は瞬く間に拡がってしまう。周りの同僚、友人たちの当然の心配や嘲笑をよそにラースとその彼女はどんどんと愛を深めていくのだが、やがてそれは小さな奇跡へと繋がってゆくのだった。うーん、設定自体は秀逸だと思うのですが、それを巧く活かしきれていないという印象を持ってしまいました。こんなに奇抜な設定なのに、肝心のストーリーのほうはあまりにも淡々と進むため、少々退屈。もっと笑いの部分があっても良かったと思うんだけどなー。それに、ラースが心を病んでしまった原因は自分の出産のせいで母親が死んだという罪悪感と、妊娠している義理の姉もそうなってしまうのではないかというストレスのせいなのだから、当然最後は彼女の出産が絡んでくると思ったらそこにまで至りませんでした。やっぱり、最後は義理の姉が無事に出産してくれなきゃすっきりしないですって。それに、ラースの周りの人々がそろいもそろって皆良い人ばかりなのも僕には合わなかったです。うん、4点!ごめんなさーい。[DVD(字幕)] 4点(2013-12-24 18:47:50)

1445.  パフューム/ある人殺しの物語 《ネタバレ》 18世紀、悪臭渦巻くパリの下町のゴミ溜めで生を受けたジャン・バティスト。しかし彼は類稀なる天才的な嗅覚の持ち主だった。成長して革なめし職人となった彼は、街で偶然出会った一人の女性の匂いに衝撃を受け、衝動的に彼女を殺してしまう。なんとか逃げ延びたジャンは、死んだ彼女の匂いを甦らせるかのような情熱でもって香水職人となり孤高の道を歩み始めるのだが、しかし彼は誰にも言えない歪んだ欲望を胸に秘めていたのだった。こってり濃厚な映像で描かれた、ペドロ・アルモドバル作品を髣髴とせるそんな変態的ストーリーに否が応にも期待が高まっちゃいました。捻れた欲望がどんどんとエスカレートし、犠牲となる美しい処女たちをまるで物を愛でるかのように愛する主人公のいかにも変態っぽい気持ち悪~い顔つきに「これは凄い映画になるかも!?」とドキドキしながら観ていたのだけど、最後の30分で拍子抜け。主人公はいったい何がしたかったの?幾多の女性を犠牲にし、自らも絞首刑にまで追い込まれながら創り出した香水の匂いを嗅ぐと、何故か人々が彼に平伏ししかも無茶苦茶エッチしたくなっちゃったので皆でヤリまくったのでしたって薄っぺら過ぎるって!普通にあのフェチ路線をどこまでも突き詰めてくれたら良かったのになー。こういう映画を観ると、いかにアルモドバルが芸術的なまでの変態映画作家なのかが実によく分かる。残念ながら、今作は変態のふりをした凡人が無理に変態を装って撮った、奇をてらっただけの凡作でありました。途中までは、そこそこ良かったけどね。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-18 20:21:33)

1446.  レ・ミゼラブル(2012) 《ネタバレ》 基本的にミュージカルが苦手で、この監督の前作「英国王のスピーチ」もその芸術的価値は充分に認めるのだけど、どうも僕とは合わないなぁって感じだったので、今作も特に興味もなかったのだけど、世間でやたらと評判だったし、ラッセル・クロウも出ているしということで鑑賞してみました。いやぁー、まさにこれぞ王道ミュージカル(笑)。全登場人物たちが最初から最後までひたすら喉を潰すかってくらいの勢いで歌い続けます。フランス文学史上に燦然と屹立する、あの気宇壮大なメロドラマの世界と見事にマッチしておりました。この暑苦しいくらいの徹底的な人生賛歌はやっぱり好きになれないけど、圧倒的な映像美と楽曲のクオリティの高さは確かに認めざるを得ませんね。ヘレナ・ボナム・カーターが出ているシーンに、どう見てもティム・バートンの「スウィーニー・トッド」と酷似したシーンがあるのはご愛嬌。俳優陣の熱演も見応え充分だし、ミュージカル好きな人は存分に楽しめると思います。ミュージカルに極度のアレルギーがある人は絶対に観てはいけません。死にます(笑)。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-12 15:22:24)

1447.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 戦争によってほとんどの地平が居住不可能になってしまった未来の地球。鬱屈した毎日をただぼんやりと遣り過ごしていた主人公は、ストレス発散のためにとあるバーチャルリアリティを提供する会社へと足を向ける。そこで彼は、隠されていた本当の自分を知り、そして世界を揺るがす巨大な陰謀へと巻き込まれていく。バーホーベンが作り出した濃ゆ~い前作とは打って変わって、今作はワイズマンらしい薄味へといい感じにリメイクされていて、前半(エレベーターチェイスまで)は結構楽しめました。確かに、後半になるにしたがって、これってもろ『インセプション』じゃん!ここはもろ『スターウォーズ』やし!えぇー、これってもう『マイノリティリポート』やんけ!ってところが出てきて、さらに明らかにストーリーとして破綻しているけれど、個人的に好きな設定と俳優陣だったのでぎりぎり及第点かなー。ワイズマン、次はもっとオリジナリティのある作品を作ってね。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-09 18:57:52)

1448.  インモータルズ/神々の戦い 《ネタバレ》 まだ神々の影響力が色濃く残る古代ギリシャ。かつて光の神に敗れ封印された闇の神々〝タイタン族〟を復活させ世界を支配しようと、ハイペリオンという邪悪な王が勢力を拡大していた。小さな村で平凡な農夫として暮らしていた青年テセウスのもとにも暗い影が忍び寄る。ハイペリオンに捕まり、最愛の母を目の前で殺されてしまったテセウスは彼の奴隷として連行されることに。だが、美しい巫女や光の神々の導きにより、なんとか脱出することに成功したテセウスは復讐を果たすため、そして世界を救うため、決死の覚悟でハイペリオンのあとを追うのだった。ザック・スナイダーの「300」の世界をターセム・シン監督の独特のセンスで全編リライトしたかのようなヒロイック・ファンタジー。恐らく、この作品の評価の分かれ目となるのは、この古代ギリシャでありながら何処かインドっぽいエキゾチックでオリエンタルな雰囲気を許容できるかどうかだろう。グロテスクな残虐描写もふんだんに織り込みながら、それでも細部にまで拘り抜いた絵画のように美しい唯一無二の世界観は確かに凄いとは思うのだけど、残念ながら僕の好みとは微妙に合いませんでした。まあ、面白いとは思うんですけどね。個人的には、何処までも真面目に真剣に製作されていながら何故か乾いたユーモアを感じさせる「300」のほが好み。でも、ミッキー・ロークのもはや貫禄の悪役っぷりはなかなか良かったっす。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-08 09:24:31)

1449.  テッド 《ネタバレ》 映画館でも大ヒットし、何処のビデオ屋さんに行っても猛プッシュ、世間の評判もすこぶる良かったので期待して鑑賞してみました。確かに、可愛いクマのぬいぐるみがおっさんになってしまって、ハッパきめるわ、下ネタ言いまくるわ、仕事中に女とHするわ、デリヘル呼んで部屋にう〇こさすわ、というめちゃくちゃな発想は良いと思うのだけど、面白いですか、これ?下品なネタもけっこう嫌いじゃないし、馬鹿馬鹿しいのも大好きだけど、残念ながら僕には合わないタイプの下品&馬鹿馬鹿しさだったため、最後まで一秒たりとも笑えませんでした。それに僕が日本人のせいか、フラッシュ・ゴードンのくだりもいまいちピンとこず。壁壊された隣のアジア系のおっさんも可哀相なだけで笑えないし。変態っぽいストーカー親子もいったい何がしたかったのかよく分からんし。うーん、期待してた分だけ、僕にはかなり残念な作品でありました。[DVD(字幕)] 3点(2013-12-05 20:52:02)

1450.  遊星からの物体X ファーストコンタクト 《ネタバレ》 SFホラースプラッタ映画界という決して広くはないが強固な地盤を持つ地平に、いまだ燦然と異形の光を放ち続けるあの伝説のカルトムービーをまさかのリメイク!カーペンターの作りあげた、テイストはB級ホラーでありながら哲学的で深淵なテーマをも感じさせる唯一無比な前作と比べると、確かに見劣りする部分も否めないけど、でも単純にB級ホラーとして観れば普通に面白いよ、これ。あの最新技術を駆使して造り上げたぐちょぐちょドロドロのクリーチャーの造形は個人的にツボでした。ここまで同じような展開にするなら、もうリメイクだと開き直って、首チョンバされた人間の生首から蜘蛛みたいな脚が生えてきて床を縦横無尽に這いずり回るという、子供が見たら必ずその後の人格形成に尋常ならざる悪影響を与えるであろうあの有名なシーンも見せて欲しかったなぁ。取り敢えず、真夏の熱帯夜にビール飲みながら頭空っぽにして観るには最適な映画だと僕は思いまーす。[DVD(字幕)] 6点(2013-12-01 08:43:21)(良:1票)

1451.  白雪姫と鏡の女王 《ネタバレ》 誰もが知る名作童話を最新のCG技術を駆使して映像化、魔女役は往年の名女優、そして主役である白雪姫はダイヤの原石となるかもしれない新人若手女優を起用という、枠組みだけ見ればちょっと前に創られた「スノーホワイト」と似た作品ながら、何処までも真面目に撮られたあちらとは違い、今作は何処までも明るいコメディタッチの作品でありました。それに「ただ若いだけの女になんか、まだまだ負けないわよ!」と主演女優を完全に喰っていたシャーリーズ・セロンと違って、今作のジュリア・ロバーツはちゃんと若手女優と調和しており好印象。白雪姫役の女の子も、最初こそ「眉毛濃っ!」と思ったものの映画の進行とともにだんだんと可愛く見えてくるのだから不思議。ただ、昔からこの監督のセンスとは微妙に合わないんだよなー。面白いとは思うけど、そこまで心惹かれるものはなかったです。それに全編に散りばめられたギャグの数々も僕には笑えませんでした。これはもう好みの問題なんだろうけどね。[DVD(字幕)] 6点(2013-11-28 13:15:02)(良:1票)

1452.  リトル・フィッシュ 《ネタバレ》 トレイシー、33歳、ビデオ店勤務、独身、母親と共に借家生活、子供なし、犯罪歴あり、そして薬物中毒だったという過去あり。そんな彼女のロクでもない家族との閉塞感漂う生活を淡々と描いた人間ドラマ。麻薬によってひたすら堕ちてゆく人たちを描いた、「レクイエム・フォー・ドリーム」のような悲愴感漂う映画だと思って鑑賞してみたのだけど、こちらは徹頭徹尾、人間的魅力に乏しい登場人物たちの、はっきり言ってどうでもいいお話がダラダラと最後まで続くという、とっても残念な作品でありました。恐らく意図して、彼らの悲惨な過去の出来事をぼかして描いているのだろうけど、完全に失敗。主人公のヤク中だった過去も、弟の事故のことも、親父が落ちぶれていく原因もなーんにも分からないままだから、まったくストーリーに集中できなかったし。地味に豪華な役者陣が非常に勿体なかったです。[DVD(字幕)] 3点(2013-11-27 17:39:32)

1453.  クライム・シティ 《ネタバレ》 2002年、日韓ワールドカップ開催。正義感の異常に強い警察官が世の中の犯罪者を撲滅しようと日夜、奮闘していた。2006年、ドイツワールドカップ開催。金持ちの会社社長が犯罪者たちに誘拐され、地獄のような体験を強いられていた。2010年、南アワールドカップ開催。犯罪と貧困の悪循環から這い出そうと、一人の若者がボクシングの世界へとのめり込んでいた。メキシコを舞台にそんな三つの全く関係のないようなお話が同時並行的に展開されるクライム・アクション。三つのお話といいながら、実質、これって二つしか描かれてないじゃん!と思っていたら、実は…というこの構成はなかなか見事です。何処までも荒削りで映画としての見せ方で言えばまだまだ拙さの目立つ作品ながら、それでも今まで誰も観たことのないような映画を創ろう!というスタッフたちの情熱をビシバシ感じる意欲作でした。それだけに、黒幕である〝先生〟の正体が容易に想像できるところが残念ではありましたけれど。全編を覆う乾いた空気感、生きるエネルギーに満ち溢れた登場人物たち、疾走感溢れるスピーディーな画面構成。将来性のある、新たな才能の現出を予感させるなかなかの逸品でありました。お薦めです。[DVD(字幕)] 7点(2013-11-25 23:01:08)

1454.  LOOPER/ルーパー 《ネタバレ》 ルーパー、それは30年先の未来から送られてくる人間をただ黙々と殺し続ける仕事。ループ、それは未来から送り込まれた自分を秘密保持のために自ら殺し、その後、30年間の余生を保障されて引退すること。ルーパーとしてひたすら職務をこなしていたジョーは、とうとう自分のループの時を迎えてしまった。だが、一瞬の気の緩みから、目の前に現れた30年後の自分を思わず取り逃がしてしまったことから、二人のジョーのお互いの未来を懸けた戦いが始まるのだった。うーん、こういうタイムワープものの常として、ある程度の矛盾は仕方ないにしても、やっぱりちょっと設定に無理があり過ぎな気がするんですけどー。どうして未来の自分をわざわざ本人に殺させなきゃならんのか意味不明。そりゃ誰だってためらっちゃうつーの。それに後半の未来っぽさ皆無な田舎の農園でのダラダラとした展開にも興醒めでありました。こういう、近未来のF・K・ディックぽい設定は本来は好みなんだけどなー。残念ながら、僕には同じブルース・ウィリス主演の傑作「12モンキーズ」の劣化版といった印象しか残らなかったです。[DVD(字幕)] 4点(2013-11-25 22:51:59)

1455.  101日 《ネタバレ》 世界規模の核戦争危機が徐々に現実味を帯び始めた近未来。テレビでは、素人夫婦を何組か一部屋に閉じ込めてその様子を覗き見趣味的に観察するという低俗な番組が始まっていた。最初こそ低視聴率で出発した番組だったが、絶望的な現実から少しでも逃避しようとする人たちの心を次第に惹きつけてゆく。人類滅亡の危機が究極的に高まってゆく世界を尻目に、そんな閉ざされた部屋の中では相変わらず能天気な夫婦たちのやり取りが繰り広げられていくのだった。こういう作品って普通はその部屋の中の人々をクローズアップするものだけど、これはそれよりもその周りの世界でひたすら混乱へと追い込まれていく人々を対比的に描き出したところがなかなか斬新。それに徹底的に時間軸をばらばらにして、一見テキトーに再構築したように見せながら、実は綿密に考え抜かれて組み上げられているこの編集にもセンスを感じました。全く期待せずに観たせいか、何処の国の誰が創った映画なのか皆目分からない作品だけど、けっこう面白かったっす。めっけもん。[DVD(字幕)] 7点(2013-11-21 11:49:31)

1456.  リービング・ラスベガス 《ネタバレ》 綺麗事など一切通用しない欲望の街・ラスベガスに辿り着いた、何もかもを失ってこのまま死ぬまで酒を飲み続けてやろうと決めた、ニコラス・ケイジ演じるアル中の脚本家ベン。そんな彼が絶望のどん底で出会ったのは、都会の片隅で今にも枯れそうになっている、エリザベス・シュー演じる娼婦サラだった。社会のどこにも居場所を見つけられなかった二人は、どこにも出口などない刹那的な恋にただひたすら堕ちてゆく……。正直、恋に恋する女子高生が観たらトラウマになりそうな映画だけど、一時期、酒に溺れてどうしようもない生活を送っていた僕のような人間には、主人公の酒のせいで全てを失ってしまったのにそれでも酒を止められない絶望感が痛いくらいに分かって本当に切なくなってしまう。「自分なんか死んだほうが社会のためだ」とひたすら酒を飲み続けたベン、そんな彼を「本当は一緒に生きてほしい」と願いながらも優しく見送るしかなかったサラの悲しみがいつまでも胸に響く。まさに大人のための良質の恋愛映画です。[DVD(字幕)] 8点(2013-11-15 19:51:11)

1457.  ロックアウト(2012) 《ネタバレ》 2079年、凶悪な犯罪者はもう地球から出てけー!って感じで造られた宇宙の刑務所MS1。そこへ人道調査のためにアメリカ大統領の娘が訪れたところ、まるで待ってましたーとばかりにピストル一丁で囚人たちが叛乱。人質たちの命は、何故かたった一人の男に託されたのだった!皮肉屋で男臭いタフな主人公、お転婆だけど正義感の強いヒロイン、ダンディーな敵ボス、頭のイカれたその弟、そしてずっと主人公に助言を与えてくれるも何だか怪しい官僚…。もう徹底的に全力を尽くして「まあまあの映画」を創ろうというスタッフたちの情熱がものの見事に結実した、「まあまあの映画」。矛盾や突っ込みどころを挙げていけば山ほど出てくるけれど、まあまあ面白いじゃん、これ。それにこのB級SFっぽい設定は、個人的にまあまあ好きだし。リュック・ベッソン製作ということで、ほとんど期待せずに観たせいか、意外にまあまあ楽しめました。この、まあまあ感、まあまあ好きっす![DVD(字幕)] 6点(2013-11-15 13:54:02)

1458.  少年と自転車 《ネタバレ》 唯一の肉親である父親といつか一緒に暮らすことだけを希望に児童養護施設で暮らす少年シリル。突然、父親と連絡が取れなくなってしまった彼は、偶然知り合った美容院の女主人サマンサと共に、父親の行方を必死で追い始める。だが、父から貰った大切な自転車を駆って、ようやく巡り合った父親からシリルは過酷な宣告をされてしまうのだった。理不尽な現実に翻弄されるそんな一人の少年の姿を淡々と描いたカンヌ映画祭グランプリ受賞作。うん、確かにこんな酷い目に遭えば誰だって心を閉ざしてしまうよね。親切にしてくれるサマンサにだって、「どうせ、お前もおれのことを可哀相な奴って同情してんだろ!」って反発したくなる気持ちも痛いほど分かるわー。だからこそ、同じ施設で育ったという不良のほうに惹かれていく展開はありがちだけどリアル。追い詰められながらも、それでも盗んだ金を父親へと届けようとするシリルの健気な姿にはちょっぴり泣きそうになっちゃいました。小品ではあるけれど、なかなか良い映画です、これ。いくら反発されようと最後まで彼を見捨てなかったサマンサも素敵だったしね。これから先もシリルの人生にはまだまだ困難が待ち構えているのだろうけど、サマンサと共に幸せになってほしいと祈らずにはいられない。[DVD(字幕)] 7点(2013-11-15 11:42:08)

1459.  ATM 《ネタバレ》 様々な罠が仕掛けられた謎の立方体に始まり、薄汚れた地下のバスルーム、地中の棺おけ、車のトランク、エレベーター、果てはスキーリフトやコインランドリーにまで色んな人間を閉じ込めてきた〝ソリッド・シュチュエーション・スリラー〟が、今度は銀行ATMにまたまた閉じ込めちゃいました。現金引き出し命懸け!というキャッチコピーそのまま、というかそれだけな映画です。それにしても、なんなんでしょう、この全編を覆うやっつけ感、テキトー感は。普通、ATMには警報機や職員との通信機が必ず付いてるものだけど「そんなモンがあったら映画として成立しないから最初っからなかったことにしとこうぜ!」とか、このままさっさと逃げちゃったら確実に助かるだろうけど「そしたら映画としてここで終わっちゃうからこのままATMにまた戻っちまうことにすりゃ良いんだよ!」という、エド・ウッドもびっくりな適当な映画製作姿勢には腹立ちを通り越して脱力感さえ湧いてきます。何より、密室劇でありながら、この密室感のなさといったら…。久し振りに、人生というかけがえのないものの中の90分という大切な時間をどぶに捨ててしまったと胸を張って言える糞つまらない映画と出会ってしまいました。[DVD(字幕)] 2点(2013-11-13 23:13:16)

1460.  テール しっぽのある美女 《ネタバレ》 近所のゲオで準新作・旧作一週間50円キャンペーンというのをやっていて、これは借りとかなきゃあかんやろー、と調子に乗っていっぱい借りすぎちゃって(おかげで今週はたくさん映画を観なければならなくなった…)、そんななかに含まれていた、普段は絶対に借りないであろうB級感満載のエロティック・ファンタジー。パッケージに描かれていた尻尾のある全裸の女がもっと活躍するのかと思いきや、意外にエロ要素は低め。代わりに、画面に横溢するチープな低予算感と、恐らく時間稼ぎと思われるスローモーションの多用に終始睡魔が…。もっとおっぱい見たかったよー。あと、尻尾女の女優さん、お腹出過ぎで妖精感がかなり減じてるんですけどー。看板(パッケージ)に偽りあり過ぎ!でもまあ、50円だと思えばそんなに腹も立たないかな(劇場で1800円払ってこれを見せられたなら、獅子奮迅の怒りが湧き起こってきただろうけど笑)。[DVD(字幕)] 4点(2013-11-10 23:30:13)

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