みんなのシネマレビュー |
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1461. クライム&ダイヤモンド 《ネタバレ》 まさに掘り出し物的な映画。やはりこの映画の一番の見所は、回想シーンが現代に繋がるところ。登場人物の設定も面白いく、軽快なテンポで、観終わった後の爽快感はなかなかのもの。[DVD(字幕)] 8点(2008-05-10 00:15:57) 1462. 天国と地獄 《ネタバレ》 2部構成、人物描写、リアリティある捜査など、どの面においても素晴らしい。そして、カラーが主流になりつつある時代にモノクロにこだわり続けた黒沢監督が満を持してカラーを使うシーンは何とも憎い。そして、皆が力を合わせて犯人を追い詰めていく地道な作業が現実味を帯びていて良い。ただ、その割にラストが結構呆気なかった気がする。もう少し手に汗握る攻防戦があっても良かった。でも、刑事モノとしてはかなり良い出来。[DVD(字幕)] 8点(2008-05-10 00:12:45)(良:1票) 1463. ゴジラ(1954) しょぼいシーンはあるが、これほど大人の映画だとは思っていなかった。少し退屈するシーンもあったが、ゴジラの存在意義を考えるだけでも面白い。[DVD(邦画)] 7点(2008-05-09 23:38:22) 1464. 赤ちゃん教育 正直ほとんど笑えなかった。はっきり言えばいいものを、ぐだぐだ言っていらいらした。[DVD(字幕)] 2点(2008-05-09 11:15:05) 1465. キッド(1921) 《ネタバレ》 面白かったが、少し期待しすぎたようだった。特にラストが呆気なかった。夢のシーンはうまい心理描写ができていて、これからどうなるのかと思えばあっさりハッピーエンド。かなり製作に時間をかけたと言うから、ラストももっと練ってほしかった。でも、チャップリンらしい笑いと感動に満ちた作風は好きだな。[DVD(字幕)] 7点(2008-05-07 10:12:12) 1466. 無防備都市 《ネタバレ》 終戦を迎え、本当に平和を願う気持ちが現れたイタリア発のネオレアリズモの初陣。すぐにでも崩れてしまいそうな緊迫感がまさに当時を物語っているようで、怖さも覚える。最後に子供を映すことで希望は残したエンディング。生きることの難しさをひしひしと感じられた。[DVD(字幕)] 8点(2008-05-03 12:40:45) 1467. 馬鹿息子 後のキートンを見慣れているせいか、あまり笑いどころのないコメディと言うよりドラマな作風がしっくりこなかった。[DVD(字幕)] 4点(2008-05-02 10:21:43) 1468. 犬神家の一族(1976) 人は金で変わる。確かに伏線は上手いのだが、これぐらいの内容なら2時間以内に収めて欲しかった。主人公の金田一もそれほどの存在感ではなかった。[DVD(邦画)] 6点(2008-04-30 22:59:34) 1469. チップス先生さようなら(1939) 《ネタバレ》 やはりこういう教師がいつの時代でも求められるんだな。いつまでもユーモアを絶やさず、生徒への愛情を持ち、生きていく。速い展開だが、そこまで不足もなく描かれており、良い映画を観たという感じに浸れる。ただ、奥さんとの出会いの描写が微妙。あれぐらいならもっと短くしても良かったのではないかと思った。[DVD(字幕)] 7点(2008-04-29 22:49:44) 1470. 男はつらいよ フーテンの寅 《ネタバレ》 今作は最初の35分で話が完結している気がする。そして後半は、旅先で新たな話が始まるのだが、マドンナとの絡みが少なく物足りない。[DVD(邦画)] 5点(2008-04-29 09:09:33) 1471. グランド・ホテル 《ネタバレ》 新ジャンル開拓と言う意味では評価に値するが、この映画はその話自体が面白くない。繋がりという意味でも、それぞれの話の時間の割き方でもいまいち。長回しや、役者経ちは良かったが、群集劇としての出来は後続作に軍配。[DVD(字幕)] 4点(2008-04-26 22:24:15) 1472. 虎の尾を踏む男達 《ネタバレ》 この話は知っていたので、特にこれと言うほどのものではありませんでした。戦後間もなく作られた作品だが、どういう意図があったのだろうか。表面的に観れば、臨機応変、忠誠心などがあるが、いまいちピンとこなかった。それとこの映画は字幕ありで観ることをお勧めする。[DVD(邦画)] 5点(2008-04-23 10:21:35) 1473. 自転車泥棒 《ネタバレ》 人間の感情は今も昔もそう変わらないので、社会や環境が変わっていても、この映画には普遍的な感動がある。戦後イタリアにおける自転車は、今の時代の車や携帯電話、パソコンといった物だろう。それがあるかないかで仕事にありつけるか否か、といえば今で言う資格みたいなものでもあろう。富裕層との差をまざまざと感じながらも生きていかなければいけない。ブルーノにはわかっていたのだろう。自転車を盗まれるという被害者から一転して加害者になってしまう、なんとも暗くて、虚しくて、切ない話だが、息子の前で警察に連れて行かれるという最悪の展開だけは免れた辺りは、監督の優しさであり、主人公たちにとっての救いではあろう。しかし、行く末の見えない後姿のエンディングは強烈なインパクトを残し、社会への大きなメッセージとなっている。今先進国でも、これに似た暮らしをした人はいくらでもいるわけで、自分がそうなるかもしれないと思うとこの状況を早く何とかしてほしいと切に願うばかりである。[DVD(字幕)] 8点(2008-04-23 10:16:35) 1474. 仁義なき戦い 頂上作戦 《ネタバレ》 今作は広島死闘篇並みに菅原文太の出番がなく残念。代わりといっては何だが、松形弘樹が何食わぬ顔で復活している。そして、シリーズを追う毎に政治色が強くなり、ラストのナレーションは妙に印象深くなっている。ストーリーとしてある程度の終息を迎えているようには見えるが、完結篇でどうなるかに期待がかかる。[DVD(邦画)] 8点(2008-04-18 11:41:28) 1475. チャップリンの移民 後半はタイトルの「移民」から少し逸れてしまった気がするが、船でのやり取り、レストランでのやり取りはそれぞれ皮肉交じりだが面白かった。[DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 17:06:12) 1476. チャップリンの霊泉 《ネタバレ》 徐々に皮肉の入ってきたチャップリン短編コメディ。今回は聖なる水が酒に代わっているというオチ。コメディは回転ドアにマッサージと多少しつこい部分もあったが面白かった。[DVD(字幕)] 7点(2008-04-03 16:55:06) 1477. 荒武者キートン 《ネタバレ》 前半は思っていたよりも笑いどころがなかった。しかし、後半はなかなかの盛り上がり。崖のシーンは冷や冷やさせられたし、滝のシーンも凄い。この体当たりのスタントは相当な評価に値するだろう。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-29 10:46:24) 1478. 手錠のまゝの脱獄 《ネタバレ》 やはり当時の社会状況から考えてこの内容は相当斬新だっただろう。手錠で繋がれた黒人と白人の二人はまさしく本来あるべき姿。心を開いて向かい合えば、これほどの友情が芽生えると言う監督のメッセージは素晴らしい。婦人が嘘をついた辺りからニューシネマっぽくなったが、死ななくて良かった。ポワチエの歌も良かった。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-28 12:27:32) 1479. チャップリンのスケート 《ネタバレ》 スケートという手段を使い、いつものように繰り広げるギャグは本当に面白い。[DVD(字幕)] 7点(2008-03-27 14:31:49) 1480. 真昼の決闘 《ネタバレ》 ジョン・ウェインなどかつての西部のヒーロー像を覆すような作風は確かに斬新だ。しかし逆を返せば、主人公を疎む動機がそこまでしっくりしない。確かに主人公が逃げれば面倒はなくなるのだろうが、後で殺されたなんて知らせが入ればやりきれない気持ちになるはず。リアルタイムで進行していくため、これまでの主人公を取り巻く環境などの描写が足らず、全ての展開においていまいち納得がいかない。そのリアルタイムで進んでいくのもそんなに効果が得られていないように感じる。そして、主演のゲイリー・クーパーもオスカー獲るほどの演技だったとは思えない。しかし、内容自体はそれほど悪くないし、リアルタイムで進行すると言う設定にしなければそれなりのドラマは得られたと思う。[DVD(字幕)] 4点(2008-03-24 12:57:15)
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