みんなのシネマレビュー |
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1481. 目撃(1997) 全体的に地味な感は拭えないが、演技巧者揃いのキャスト陣が質を高めている。特にイーストウッドとエド・ハリスの掛け合いは、何気ない会話のシーンでありながら深い印象を残した。ジーン・ハックマンの悪徳大統領ぶりも、思わず憎しみを込めて見てしまうほど良かった。7点(2003-10-21 01:10:25)(良:1票) 1482. プロゴルファー織部金次郎 シリーズとして4作くらい作られて、私が観たのはパート1の今作だけだけど、中年の落ちこぼれプロゴルファーというキャラクターが武田鉄矢のキャラクターと合っていてとても楽しめる。雰囲気的には、同じく武田鉄矢主演の「刑事物語」とかぶる部分がある。7点(2003-10-20 20:33:20) 1483. ミンボーの女 今まで誰も描いてこなかった日本の社会の裏模様を描き出すのが伊丹監督の得意とすることであるが、誰も描いてこなかったということは、それだけ映画にして面白い要素が少ないということで、そういう題材をこれだけのエンターテイメント性とドラマ性に溢れた作品に仕上げるというのは、やはり物凄い手腕であったと言える。7点(2003-10-17 14:31:10)(良:1票) 1484. プレデター 「姿が見えない」というプレデターのキャラクター性と、それでも倒してしまうシュワルツェネッガーの超人性が、娯楽映画としてバランスよくかみ合っていた。シュワルツェネッガー映画の中では異色とも言える作品だが、人気の高さがクオリティーの良さを物語っている。7点(2003-10-17 14:14:11) 1485. リトル・マーメイド(1989) 「人魚姫」の話があまりに有名なだけに、オリジナリティはどうしても薄れる。今や大人気のキャラクターであるアリエルは確かに可愛いけど、全体的に雰囲気が軽いので、人魚姫の悲哀さがなく物語りに重みがない。近年のディズニー映画に通じて言えることだが、今風の音楽や演出にかたより気味なので映画として濃密さに乏しい感じがする。[ビデオ(字幕)] 7点(2003-10-17 00:38:30) 1486. シザーハンズ 数あるヒット作・名作に出演しながらいまだにこの映画が代表作の一つとして上げられることが多いジョニー・デップであるが、それはやはり今作で演じたキャラクターの強烈さ故であることは間違いない。ティム・バートン監督の異色作をこれほどまで万人に受ける映画へ昇華させたのは、デップが演じた切ない怪人のあの深い眼差しだったのだろう。 7点(2003-10-16 01:28:05) 1487. 病院へ行こう 日本映画のコメディらしく良い意味で全体的に軽い感じが心地よく、可笑しい。真田広之と大地康雄の掛け合いが絶妙で、特に大地康雄のキャラクターは愉快そのもの。テンポよく流れ盛り上がり所もあるので違和感無く楽しむことができる。ラストの爽快感も良い。7点(2003-10-16 01:21:14) 1488. フィラデルフィア 今やハリウッドきっての名優であるが、トム・ハンクスの俳優としての実力を名実ともに大きく引き上げたのがこの作品だと思う。自分の運命を時に強く時に弱く見つめる彼の演技は、大俳優の誕生を認めざるをえないものだったに違いない。共演のデンゼル・ワシントンも良かったが、ハンクスの恋人役のアントニオ・バンデラスが今のイメージと離れた繊細な役どころを演じていて素晴らしかった。フィラデルフィアの全体的に物悲しい雰囲気も秀逸。[ビデオ(字幕)] 7点(2003-10-15 10:54:20) 1489. デッドマン・ウォーキング 安易に感動を強調するテイストに仕上げてはいないので、むやみに心が揺さぶられるということはなかったけど、心の奥にずうんと響くものはあった。死刑判決が下るほどの犯罪を犯した死刑囚が主役なわけだから、手放しに主人公に同調することは出来ない。作り手としては非常に難しい題材であったはずであるが、見事に上質なドラマとして仕上げたティム・ロビンス、ショーン・ペン、スーザン・サランドンに拍手。7点(2003-10-14 14:55:20) 1490. さまよう魂たち 公開当時は予備知識もほとんどなくマイケル・J・フォックスが主演というだけで観に行ったが、予想以上に出来がよく満足感が高かった。内容はホラー・コメティと言えるもので、登場する幽霊たちの怖さとユーモラスさのバランスが非常に良かった。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンで、彼特有の悪趣味な映像感覚がアクセントととして効いていた。7点(2003-10-14 14:09:29) 1491. モスラ対ゴジラ 近年製作作に出てくるモスラは不自然にカラフルでいかにも作り物っぽい子供だましな造型だけれど、この頃のモスラは毒々しく粉っぽくて蛾の怪獣らしかった。タイトルを見ても分かるようにこの映画では主役はモスラでゴジラは完全に敵役になっていて興味深い。そしてモスラは何故か強い。7点(2003-10-14 10:58:36) 1492. ポリスアカデミー5/マイアミ特別勤務 人生において初の映画体験なんてのはひとそれぞれだろうけれど、僕の場合、人生初の“コメディ映画体験”は、間違いなくこの「ポリスアカデミー」シリーズだった。 親がダビングしていたPART1からこのPART5までのVHSを、小学校低学年の時分に繰り返し観たことは、幸福だったと思う。 今作にも変わらず登場する、ハイタワー、タックルベリー、ジョーンズ、キャラハンなどお馴染みのキャラクター名が今なお即座に出てくることを鑑みても、自分の中の楽しい記憶として強く残っていることは明らかだ。 前作の「ポリスアカデミー4/市民パトロール」で、シリーズの主人公“マホニー”役のスティーヴ・グッテンバーグが、映画のラストでヒロイン(売れる前のシャロン・ストーン)と文字通り去っていってしまったので、マホニーが登場しないこのPART5にはどうしても物足りなさは感じる。 しかし、ラサール校長やハリス部長も含め他のキャラクターは健在で、舞台をマイアミに移した“社員旅行”的な展開は、ファンにとって楽しい限り。 個人的にはもう20年ぶりくらいの鑑賞だったので、たわいもない1シーン、1シーンにノスタルジーすら感じ終始ニヤニヤが止まらなかった。 欲を言えば、子供の頃と同様に日本語吹替え版で観たかったな。[インターネット(字幕)] 7点(2003-10-14 10:40:27)《改行有》 1493. ポリスアカデミー4/市民パトロール 大傑作のシリーズだけれど、今作で主役のスティーブ・グッテンバーグが去ることになってしまい、これより後の作品は4までと比べると若干質が落ちてくる。ヒロイン役で売れてない時期のシャロン・ストーンが出ていることにずいぶん後になってから気付いた。7点(2003-10-14 10:36:36) 1494. ポリスアカデミー3/全員再訓練! キャスト陣のチームワークも円熟味を出してきて何度観ても笑える。ヒット作のシリーズ化は常識的であるが、今作ほど変わらず面白いシリーズはなかなかない。アメリカ映画では№1のコメディ映画だと思う。7点(2003-10-14 10:32:46) 1495. ポリスアカデミー2/全員出動! 傑作ポリスコメディの第二作。個性的なキャラクター陣のチームワークも増して一作目と同様面白い。ギャングのボスのキャラクターがまた強烈で、彼は続くシリーズ作ではアカデミーに入学してくる。7点(2003-10-14 10:29:20) 1496. ザ・シークレット・サービス 老体にムチ打って走り回るクリント・イーストウッドが流石に味わい深い演技を見せてくれる。格別に演技が巧いわけでもないけど、観客を魅了し続けるイーストウッドの映画人としての魅力はやはり偉大であると思う。不敵な暗殺者を演じたジョン・マルコヴィッチの怪演が映画の質を高めている。7点(2003-10-11 14:33:36) 1497. 学校 このシリーズの他の作品はどうも感動の押し付けが行き過ぎている感じがするが、初作である今作は夜間中学校という設定も手伝ってバランスよく仕上がっている。田中邦栄がユニークで切ない初老の男を演じ泣かせる。7点(2003-10-10 03:14:45) 1498. パーフェクト・ワールド 長年にわたり精力的に映画を撮ってきた映画人クリント・イーストウッドの力量を感じる作品。ケビン・コスナーのひねた暖かみを持った演技も良く、良い映画に仕上がっている。7点(2003-10-06 18:29:05) 1499. スーパーマン(1978) アメコミ映画の金字塔的作品。最近のアメコミヒーローに比べるとスーパーマンは力持ちで空が飛べるだけという実にシンプルなキャラクターが逆に味わい深い。何年か前から新作が作られるとか言われてるけど、結局企画倒れで終わったのかな?7点(2003-10-06 18:14:50) 1500. パピヨン(1973) 脱出不可能と言われる刑務所から脱走しようって映画は多々あるけど、今作ほどの主人公が脱出(=生き抜くこと)に痛々しいまでの執念を見せる映画はなかったと思う。スティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマンそれぞれが演じる男の生き様が実に熱く切ない。7点(2003-10-06 17:59:40)
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