みんなのシネマレビュー |
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1501. ジャッキー・ブラウン 選曲とキャスティングはタランティーノならではなんですが、題名からもわかるようにこの作品は他のタランティーノ作品と違って主人公一人に焦点を当てた作品のため、らしさが無くなり、いわゆる普通の作品になっている。ただ、らしさと言ってもそれは見る側が勝手にパルプやレザボアを期待して見たからであって、先入観無しで見ればそれなりに楽しめると思う。まぁ、そう言う私もパルプ、レザボアにデニ-ロがプラスじゃ見ないわけにはいかないと、見たくちなんでがっくりしたのは確か。映像にも斬新さが無いし..これも期待したものと違ったというだけのことなんですが。6点(2003-09-09 16:08:09) 1502. ケープ・フィアー 聞いた話だとジュリエット・ルイスの指なめシーンは彼女のアドリブだとか。デニ-ロが優れた女優と絶賛したらしいが、後の彼女の活躍を見ると、この作品ですでに片鱗を見せていたんですね。ジュリエットのことを知らなかった当時は(今は大ファンです)画面を通して彼女の凄さは伝わらなかった。今考えるとデニーロのインパクトが凄すぎたせいかも。作品は中盤まではなかなかに面白い。最後はホラーのお決まりのパターンでちょっとがっかり。6点(2003-09-09 12:25:55) 1503. ザ・ファン 主人公の葛藤とストーカーへと変貌していく過程がよく描かれていると思ったが、よくよく考えてみると、そう思わせたのはデニ-ロの演技。怖いし悲しい、これまたそう思わせるのはデニ-ロの演技。デニ-ロにおんぶにだっこの作品だが、デニ-ロを最大限に活かした映画とも言える。6点(2003-08-27 18:11:07) 1504. ベティ・ブルー/愛と激情の日々 この映画を見て、男と女は違う生き物なんだとつくづく思い知らされたような気がした。ベティは普段は可愛く笑顔いっぱいなのに、たまにどうしてそんなことで?ってことでヒステリックになり自分で感情を制御出来なくなる。うちの嫁さんにもこういう一面がある(これ見たら怒るやろなぁ)。もちろんベティほど凄くはないですが。こんなベティを女の象徴と言ってしまうと、女性からお叱りを受けそうだけど、そんなふうに感じました。そして自分をコントロール出来ない状態の女を、男が理解するのは当然無理なんだが、ゾルグは理解せずともすべてを受け入れる。そこに男と女の愛し方のの違いも垣間見えるような気もする。ゾルグは愛するがゆえ、すべてを受け入れざるおえなかったのかもしれないが、あの結末を見ると受け入れてはいけなかったのかも..。原作を読んでないので解かりませんが、ベティが壊れていくきっかけといい、原題といい、「女とは」というのがテーマのような気がしました。6点(2003-08-18 19:43:08)(良:1票) 1505. メメント 《ネタバレ》 そういうオチですか。主人公がこの先も生きる糧として、あのイニシャルの人を殺し続けていくのかもと思うと悲しくもあり怖い。6点(2003-08-17 14:35:19) 1506. プライベート・ライアン 戦争シーンは凄いの一言!映像もさる事ながら、恐怖の演出は、さすがスピルバーグ!と思わせる。それだけでも高得点を与えたい気持ちは解かるが、テーマが戦争なだけに中身も重視したい。最初、2人兄弟だったら死んでもいいのか?一人っ子だったら母親の悲しみは軽いのか?などと思って見ていたが、スマイル・ぺコさんの言うようにこの作戦自体が愚かな戦争の象徴だと思う。アメリカ万歳というよりむしろ当時のアメリカと戦争をこき下ろした映画だと思う。ただアメリカ至上主義だとかアメリカ万歳と捉える人がいる以上、その意図は伝わりきれていない。その一番の原因はラストの現代のシーンのような気がする。今を生きることが一番大切であることは間違いないし感謝する気持ちも大切なのは解かるが、戦争の無情さがラストで伝わってこなければ、あの作戦を美談ととられてもしょうがないような気がする。6点(2003-08-06 13:04:52)(良:1票) 1507. マルコヴィッチの穴 《ネタバレ》 いきなりシリアス路線で始まり、コメディじゃなかったの?と思っていたが7・1/2階あたりからやっぱりコメディか?と思い、15分間マルコビッチになれることをみんなが普通に受け止めているところでコメディだと確信した。それにしてはあまり笑えないなぁと不満気味に見ていたらシリアス路線に。このあたりからストーリーが面白くなってきた。もともとあり得ないのは解かっているが、コメディタッチ(7・1/2階と穴のことに必要以上に驚かない2人の女)にすることはない。シリアスの中に笑いがあればいい。マルコビッチというだけでも笑えるんだから。マルコビッチに初めて入った後の子供のように、もう一回もう一回とはしゃぐキャメロンも笑えた。6点(2003-08-01 13:27:14) 1508. スリーパーズ 《ネタバレ》 大好きなデ・ニ-ロとブラピの共演とTVコマーシャル(夜の草原で複数のギャングに一人の男が撃たれるシーン)に惹かれて大きな期待をもって見に行った。好きなギャングものではなかった。そしてかなり重い。さらにエンドロールに実話とあり重さ倍増。本当に実話だとするとブラッド・ピット演じる検事補は凄すぎる。少年院での忌わしい出来事が事実だったということ以上にあの法廷での出来事が検事補の計画(自分たちと看守たちの関係を公にせずに社会的に制裁、もしくは抹殺し、仲間を無実にする)のもとに進められていたという事実のほうがはるかに驚きである。神父からもギャングからも守られるという特別な環境だからこそ出来たんだと思う。ただ暴力だけならまだしもレイプというのがかなりキツイ。復讐を果たせてもどうもすっきりしない。実話ものの中では良く出来たほうだと思うが、少年時代の忌わしい部分が長く、やはり自分には重すぎる。先入観なしで見ていたら良かったかも。6点(2003-07-14 16:47:31)(良:1票) 1509. ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 面白いのは面白いんですが、もう少しって感じ。俳優陣がうまくはっまってるだけに惜しい。結局なに?というのが頭の中にはびこり、消化不良ぎみ。オチはあれでいい。ただ本気でキアヌをとり込む気ならあそこでのネタばらしはなぁと思う。まあ、その後のオチでリセット出来るのでいいんでしょうが。ラスト近くの演説は圧巻ともとれるが、悪魔っぽくない。6点(2003-07-10 17:54:49) 1510. L.A.コンフィデンシャル 期待しすぎた。途中までは良かったけどラストはうまくまとまり過ぎの感が。ちょっと豪華なTVドラマって感じ。限られた時間で作らなければならないのでしょうがないとは言え、もう少し重厚感が欲しかった。6点(2003-07-04 15:50:16) 1511. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ すみません、この映画の良さがわかりません。決して悪いというのではなく、普通に楽しめた程度でした。主人公はじめそれぞれが個性的で魅力的。語りや詩も哲学的でメッセージ性もあり面白い。曲はいうまでもなくすばらしい。ファッションもぶっ飛んでていい。でも絶賛されるほどには感じないんです。どちらかというとこの手の映画は好みの類のはずなんですが。後半からドキドキもワクワクもなく、飽きてきちゃいました。これを見たとき、風邪をひいていたせいかも..。アングリーインチの意味は見る前から気になってたので、すっきりしました。6点(2003-07-04 14:38:47) 1512. マトリックス 複雑な設定をよくここまでわかりやすく作ったなあと思う。とは言うものの、疑問も残る。仮想現実で殺されると本当に死んじゃうんですよね。それ自体理解しがたいのですが、じゃあ、軍の施設でネオたちがじゃんじゃん撃ち殺してた人たちって...。あの人たちってコンピューターの作り出したエージェントじゃなくって仮想現実の中で生きる人たちですよね??もう一回見たら解かるんだろうか?この前TVでやってたのを見れば良かったかも。オンタイムで見たときはそれなりに納得していたんですが、あとからふつふつと..。 ワイヤーアクションは見ごたえありました。6点(2003-07-01 17:37:46)(笑:1票) 1513. ゲーム(1997) 「ゲーム」が始まった時点でオチを予想していた。でも途中、話はどんどん思っていたのと違う方向へ。「おーい、どこまで行くの~。こんなストーリーかよ~!?」と半分がっかりぎみで見ていたら、最後は帰ってきてくれてホッとした。どんでん返しのある映画は大好きなのだがこの映画はどんでん返しだけである。観終わった感想は面白いんだか面白くないんだか...。でも映画にこだわりが無い人には薦めやすい。6点(2003-06-09 15:27:48) 1514. フル・モンティ 男のストリップだからというわけではないが、女性にうける作品かなと思った。自分は期待が大きかったせいか、今ひとつのりきれなかった。でもあの人たちを見習いたい。あの人たちはアレでこの先ずっと食っていけるはずもないが、ひとつのことをみんなで成し遂げたという経験は、きっと他の仕事にも生きてくるだろうと思うしなにより、なんでもできるという自信と誇りを手に入れたんだと思う。リストラをした会社や不況がどうのこうのではなく、自分がどう生きるか。後ろ向きになったときは思い出したい作品です。6点(2003-06-07 10:03:24) 1515. アウトサイダー(1983) 当時の雑誌で、コッポラは「ワン・フロム・ザ・ハート」に力と金をすべて注ぎ込み、お遊びでこの作品をつくった..という評を読んだことがあるが、お遊びというよりお金儲けのためでは?この頃大人気のアイドルスター、マット・ディロンとダイアン・レインを起用した作品を立て続けにだしている。内容もアイドルムービー的でストーリーよりも誰がでているかということのほうに目がいく。とは言え、やはりコッポラということなんだろうか、出演者それぞれにしっかりと個性を出させ、青春モノにありがちなB級カラーは感じない。2つのグループが雨の中で決闘するシーンも映画館では音響効果のせいもあり、なかなかの迫力でした。そしてスティービー・ワンダーの「ステイ・ゴールド」、確か当時レコード化されず、この映画を見た後また聞きたいと思っても聞けなかったのを覚えています。6点(2003-06-06 12:31:59) 1516. ショーシャンクの空に 以前見たはずだが、ここの評価の高さに「他の作品と勘違いしてるかも」と再度見ました。以前見たものでした。あまり印象に残らなかったということ。確かにいい作品だとは思います。刑務所内の出来事をたんたんと描いているが、決して退屈させずに見せている点が特にすばらしい。人物には、多少、20年の時の経過を感じさせようとしているのがわかるが、全体的には伝わってこない。ラストは良かった。バスのシーンで終わるのかと思わせてあのラストへ持っていくなんて、にくい!あの爽快感がなければ評価がここまで上がることはなかったんじゃないでしょうか。 ★(04.11.22追加投稿)★この作品がなぜ絶大な支持を得るのかを再考してみました。ココだけではないようです。以前友人に面白い映画紹介してと言われ「どんなんがええの?」と返すと「ショーシャンクが良かった」と。ウチのオカンもBSで観たらしく「久しぶりにいい映画観た、シャーションクの空」と。「ショーシャンクや!」と心の中でつっこんどきました。このように私のまわりでも高評価です。一因に解かり易いナレーションがあると思います(映像の手抜きを補ってるところもある)。そして【南浦和で笑う三波】さんの書かれているとおり復讐劇にしている所でしょう。原作では備えあれば憂い無しというか、ひたすらに用意周到な主人公が描かれます。所長の裏金を横領したりしません。元々捕まる前から準備しているのです。無実を証明し得る囚人も殺されません。映画ではとことん所長を悪人にし、その後でしっかり懲らしめるのです。あざとい脚色ですが静かなトーンから一変するドラマチックな復讐劇に観客は満足感を得るのでしょう。静かな語りと復讐劇、二者の相乗効果と浪花節好きな日本人にはたまらないレッドとの友情の行く末を描いたことで奇跡的な評価を得たのではないでしょうか。6点(2003-05-13 15:44:48)(良:1票) 1517. A.I. 娯楽色の強い壮大なファンタジーと思い劇場に足を運んだが、壮大すぎてついていけなかった。人間は傲慢であるというありふれたテーマかと思っていたが、ラストシーンで救われた。ラストシーンは不要との意見もあるようですが。2000年後の居住者(宇宙人?)は人類の英知を賞賛しているように思えた。人は怒ったり悲しんだり競争したり助け合ったり、感情豊かゆえ傲慢でもあるが愛もあり、また愛は持続できず命にも限りがある。(そこがA.Iと違うところ)だから愚かでもあり、すばらしくもある。A.Iをとおして、人とは、愛とは、という壮大なテーマが隠されているような気がします。ただ、やはり壮大すぎて..6点(2003-05-08 13:09:46) 1518. バック・トゥ・ザ・フューチャー あまりの高評価にびっくり。先のReviewで米国実写版ドラえもんとあったがまったく同じ感想を持った。(それが悪いわけではない。)要するにマンガである。ドクの存在事態がマンガである。いじめっこといじめられっこの構図もマンガ。何度も言うがそれ自体は悪くなく、娯楽なのだから楽しめればいい。それなりに面白かった。脚本も良い。でも自分がいいと思う映画と肩を並べるほどには到らない。ただ、このテのコミカルな演技でマイケル・J・フォックスの右に出る者はいないだろう。彼あっての映画だと思う。マイケル・J・フォックスにプラス1点。 6点(2003-05-06 13:07:24)(良:1票) 1519. カリフォルニア(1993) ブラッド・ピットとジュリエット・ルイス この二人の演技には参りました。特にジュリエット・ルイスは天才!ストーリーなんてどうでもいいとさえ思わせるほど見入ってしまいました。6点(2003-04-24 15:55:40) 1520. トラフィック(2000) 大ドンデン返し好きな私にとってあのエンディングは「えっ、これで終わり?」って感じでもやもや感を抱きながら映画館を出たのをよく覚えてます。でもテーマがテーマだけにそれもしかたなし。変にハッピーエンドだったりしてたらこれまでのリアル感が台無し。そう思い、あらためて思い返すとなかなかのデキかも。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの演技が光ってました。もう一度見ると評価が上がる作品かも...6点(2003-04-16 17:49:45)
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