みんなのシネマレビュー
まりんさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 228
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112

141.  将軍家光の乱心 激突 緒方拳が実にかっこよく敵役の千葉真一も迫力ありました。 アクションの見せ方はちょっと難ありのような気がしますが、あまり考えずに楽しめる映画かと・・6点(2003-11-02 09:06:05)《改行有》

142.  カットスロート・アイランド あまりにも単純過ぎる展開で終始、安心して見られる冒険爆破ムービーと思います。肝心なお宝の存在感がなかったのはどうかと思いました。6点(2003-04-28 16:59:11)

143.  BROTHER 銃撃シーンとか緊迫感あって良かったし、例の如く乾いた北野ワールドで悪くはないのですがどうも作品的には空回りしてる感じがしました。6点(2003-01-14 18:24:14)

144.  バットマン(1989) ジャック・ニコルソンの名演がなければ3、4点です。あの演技が今作の大部分を支えているような気すらしています。完全にジョーカーに食われた目立たない今作のバットマンも実は好きです。ジョーカーの吹替えがデーモン小暮なのがあまりに安易で腹立った思い出が・・6点(2003-01-13 14:01:12)

145.  デモリションマン 確かに設定がバカバカしい世界です。でもある種のコメディと認識して見たらそこそこ楽しめました。何回も見たいと思う映画ではないですが・・6点(2002-11-22 01:21:58)

146.  ガープの世界 グレン・クローズのお母さんは絶品ですね。悲惨なエピソードが多いのに大して悲しく感じないのが不思議です。でも個人的にはちょっとついていけない映画でした。そのせいかやや冗長に感じてしまいました。数回見たら印象がまた変わるかも・・6点(2002-11-17 17:05:42)

147.  あしたのジョー(2010) 《ネタバレ》 会話式レビューA『まず役者陣はよく頑張ったと言いたいですね。』B『特に力石役の伊勢谷くんは思った以上に力石的存在感が上手く出せていたな・・山Pのジョーは確かに頑張ってはいたけどジョーの獣的な感じには程遠かったな・・昭和40年代頃の時代設定に合う顔じゃないから違和感がどうしても残った』A『ただ初めてこの実写版で「ジョー」に触れた人だったら、割と好印象を持たれるのではないかと』B『丹下のおっちゃんは恐ろしく丹下っぽくて好感持てたな』A『少なくとも役者の熱演に関しては不満は少なかったです。試合もなかなかのもので「おおっ」と思いました』B『問題なのは、話とキャラ描写の浅さだよ。ジョーの登場から力石の死まで131分で描き切るなんて困難なんだからどうしてもエピソードを大幅にカットしてジョーと力石に焦点を絞るのは最もなんだけど・・』A『個人的に好きなマンモス西とかウルフ金串のキャラが薄いのは残念ですが実はジョーという男の背景の描写も薄いですよね、時折セリフで自分について語りますけど取って付けた感じでいまひとつ感情移入が出来なかったです。セリフじゃなく彼の佇まいでその背景を匂わす事も出来てないと思います』B『力石とジョーの関係も力石があそこまでの執念を実らすほどの積み上げも不足してるので唐突感は否めず・・難しいね』A『段平に関しても同じですね、白木葉子と過去のドヤ街エピソード、ドヤ街とジョーの繋がりがすべて描写不足です』B『試合も色々映像加工して工夫はしてるけど肝心のクロスカウンターの場面は凝りすぎて逆に迫力に繋がってないかなぁ、漫画やアニメと同じようにしたいのは良く分かるんだけどね。』A『色々不満もありますが観て損をしたとは言いません、でも素直に誉めたい感じもしませんでした』B『かつての「ジョー」好きが本作をきっかけにアニメや原作を再び目にしたり、あまり知らない人が本作を入門編にして原作、アニメに触れてもらうなら本作は役割を果たせているかな』A『言うまでも無いですがやっぱり「ジョー」は漫画、アニメだからこそ輝けた作品ですね』[映画館(邦画)] 5点(2011-02-13 16:56:08)(良:1票)

148.  悪人 《ネタバレ》 原作は未読です。映画全体は冗長で、全編グジュグジュと煮え切らない様を延々見せられ、人物表現に多少、見られた陳腐さも気になり、最終的には『何だかなぁ・・』と複雑な印象になりました。まず『悪人』の妻夫木演ずる祐一の殺しの動機の真相は、どう見ても『元々悪いのは被害者の娘、佳乃。こうなるのも仕方がなかった』というような感じで、祐一のおばあさんを恐喝する業者をはじめ、被害者・佳乃の本来の相手の増尾のような『悪人』として描かれるキャラとはまるで違う一線を引いて『祐一は他とは違って悪人ではない』と見せてますが・・・でも祐一は佳乃の正気を失った行動に激情して殺害に走ったと言ってもやはり自分の意思で身勝手に殺したのだから、やっぱりどう同情的に表現しようとも彼もまた『悪人』なのです。フェアじゃないよな・・いいじゃない彼も元々『悪人だった』でその為の深津絵里演ずる光代がいる訳です。彼女の存在で彼は灰色の人生に潤いを与えられ変っていくと描写している訳なのにねぇ・・。でも光代が祐一を悪人呼ばわりする妹に対し『彼は悪人じゃない』と電話で言いますが、最終的に祐一に娘を殺されひどい心の傷を付けられた家族の姿を見て『理由はどうあれ、彼は世間的には悪人でしかない』と言うような感じで終わるのは何とか良かったと思います(色々な解釈の余地はありますけど)。あとはこの映画の仕組みは被害者と加害者とその家族の描写が主軸ですけど、特に樹木樹林のおばあちゃんのエピソードは何か繋がってないような浮いている感じがしましたね。樹木樹林の存在感で何か重点を置かれてる気がしますけど、実はあまり関係がなくね?と・・。そしてさらに気になったのはそれを追っかけるマスコミの描き方・・あれって『誰も守ってくれない』と同じで本来、事件に関係のない加害者の家族を執拗に追い詰めるようなマスコミの姿に閉口。しかも老いた普通のおばあちゃんに対して・・現実にあり得る?かと、こういう所はガッカリしますね。もちろんそれぞれの役者陣の演技は素晴らしいと思いましたし良かった所はありました。でも、諸々の散漫さと展開の冗長な感じがどうしても否めず作り手が強く伝えたいであろうテーマが薄ぼけてしまったような作品でした。[映画館(邦画)] 5点(2010-09-26 16:34:03)(良:2票)

149.  インセプション 《ネタバレ》 会話式レビュー。A『予告で流された凝った映像や粗筋で俄然に興味沸いたんだよ』 B『あと「ダークナイト」の監督の新作ですからね』 A『まずさ、主人公のディカプリオの演ずるコブの私的な物語と危険なインセプション計画の物語を絡ませているじゃん、でもそれがこの映画で上手く絡まってるように見えないんだよ』 B『そのせいでコブの奥さん話のくだりに入ると映画の流れが分離されて停滞してるように感じますね、作り手の視点がどっちを見せたいのかはっきりしていないように感じてしまいます。』 A『結果、150分なんて無駄に長い上映時間を費やすんだな。あれがなければインセプションのエピソードだけでスマートなアクションものとして120分以下に収まるよ。その間にコブの抱える問題を物語の中でもっとスマートに見せる事は絶対に出来ると思う』 B『そういう所で内容が阻害されて、折角の作り込んだ映像とかも見せ掛けにしか見えなくなります。』 A『他の部分だと、渡辺謙演ずる依頼人のサイトーってさ・・いくら計画遂行の確認とはいえ、わざわざあんな危険な夢の中に入るというのも無理があるよな・・実際、すぐに撃たれて別に大した役にも立ってないじゃん』 B『大実業家なのですから、普通なら依頼遂行まで安全圏で待った方が自然かと・・無理矢理、出番を増やした感もあります。あげく伏線っぽく見せた冒頭の老人の展開も関係ないように思えます』 A『あとは学生の設計士の女!行き成りコブの内面に割り込む、図々しいKYな小娘に思えてウザかった。こいつの設計した世界というのも大して物語で生かされてるとは思えなかったなぁ』 B『もう諸々がこんな調子ですから、今回のターゲットの息子の父親との決着も大仰に演出されてますけど、薄っぺらだったです。あれであの息子が会社を潰す決断に至るとは思えないですねぇ「親父より大きい会社にしてやるぜ」という決断した感じに見えなくもなかったです』 A『後半は退屈だった・・爆破とか銃撃とかガンガン始まったと思ったら、コブの奥さんが出ると映画の流れが完全にストップしちゃうんだよ、もう奥さん登場禁止!とまで思ったよ』 B『とにかく大風呂敷広げたような設定と物語が結局、しょぼいレベルでしか消化されなかった印象になります』 A『あー期待してたんだよマジで・・でも役者陣の熱演がせめてもの救いかな、ギリギリ5点』[映画館(字幕)] 5点(2010-07-18 16:34:55)《改行有》

150.  タイタンの戦い(2010) 《ネタバレ》 アクションてんこ盛りですし、サービス精神旺盛な所は好感を持ちます。主役のペルセウスのサム・ワーシントンはいいですね。不器用で優しく見え武骨な感じもする絶妙な面構えはペルセウスにふさわしいです。ただ半神という設定ですけど今まで普通の人間と漁師生活していたに過ぎなかったのに、いきなり剣さばきが優れているというのはちょっと・・その前にそういう片鱗があるとか、漁の合間に剣の練習していたとか見せれば大分、違うと思うんですけど・・半神だからという設定頼りで諸々、描写を省くのは如何なものかと。そしてペルセウスと一緒に戦う仲間たちは、あまり描写が行き届かないせいか誰がどういう奴かの区別も付かずに朽ちてしまったので彼等の死はあまり響かなかったのも残念です。『運命の守護神』の女もなぁ・・訳知り顔で主役達と同行しますけど『居ただけ』っぽいキャラになってる感じもします。そして結局、一般人が神々に対して不満に思い反乱を立てたらゼウスさんが激怒してやり返して戦争が始まったという筋書きですが、このゼウスが訳が分からないんですよ。ラストのゼウスは勝ったペルセウスの前に出て『まぁ俺が協力したお陰でもあるよな息子よ』と言いそうな感じで満足気。つうか元々、おめぇが悪いんだろーよ!兄貴のハデスに乗せられるのも迂闊だし、怒りに任せて大怪物を出させたのもおめぇーだろーよ!何、してやったり顔でペルセウスと会話してるの?はぁ?でも・・『そりゃ全能の神がその程度だから、人間は反乱起こすわな』という事を皮肉にも浮かび上がらせしまったような・・。最後に運命の守護神イオはゼウスによって甦りますけど、だったらペルセウスと共に命を掛けた仲間達も甦らせろよと思うのは私だけ?ご都合主義が全部、悪いとはいいませんけど今作は腑に落ちませんでした。[映画館(字幕)] 5点(2010-04-25 14:53:37)(笑:1票) (良:1票)

151.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 予告編観る限りだと相当、ティム・バートン世界が炸裂してるんだろうなぁと思って楽しみにしていました。そして実際に観てると・・『悪くはないんだけど・・う~ん』という感じてした。まず主役のアリスがなぁ・・終始、怪訝そうな顔付きで睨みつける感じに見え、主役なのに大して可愛らしさが見えてきませんでした。あとワンダーランドではアリスは戸惑いながらも、徐々に変化、もしくは成長する過程を描くべきだと思いますが本編でアリスにそういう変化があまり見えてこないので、あの世界に彼女が行く必然が薄く感じられます。最後に現実に戻りますけどそこも演出の問題なのか冒頭より少し自分の主張が言えてる程度で大して成長も見えてきませんでした。ワンダーランドのストーリーに関してはキャラクターはズバ抜けて奇抜で変なのにストーリーは至って普通で決着もまぁ普通・・キャラの見た目とストーリーのバランスがあまり釣り合っているようには見えない感じです。よってキャラだけが前面に出るので、それだけでは映画の興味を最後まで持たせるのは厳しいのではないかと・・私は後半は少し退屈してしまいました。しかしワンダーランドの病的すら感じさせる異常な空間へ疑似体験出来たり、あの魅力的なキャラ達が飛び出て実在感を得られる感覚は3Dならではだと思うので、そこに関しては間違いなく一見の価値はある映画だと思います。[映画館(字幕)] 5点(2010-04-17 15:44:53)(良:1票)

152.  シャーロック・ホームズ(2009) 《ネタバレ》 まずロバート・ダウニーJrとジュード・ロウは素晴らしかったとは書いておきます。従来のホームズ&ワトソンとは違う現代的な要素を取り入れたキャラと世界観には全く文句はありません。でも・・目まぐるしく展開が変化する手法は別にいいんですけど、この映画の場合はその手法が物語とキャラをとっ散らかしてる印象にさせてるとしか感じないんですよ。その影響かアクション・シーンの見所が詰まっているのに全体のメリハリが損なわれているので、観てて盛り上がらず退屈に感じるんです。あとは悪役のブラクウッド卿の心霊現象の諸々の謎解きですけど正直、『ショボ・・』買収して看守に演技させてたって何だよ・・トリックでも何でもないですよ。とにかく悪役が大袈裟な雰囲気出しているのにやっている中身はショボイし見せ方もショボイ・・まぁ失笑です。他にやりようがあったんじゃないのかなぁとつくづく思いました。あと一応ヒロイン的な立ち位置のアイリーンの存在の薄さはにもびっくり、観ていて『この人、必要?』と思いました。峰不二子的ポジションに置きたいのか知りませんけどキャラの書き込み不足にも程があるので(別にこのキャラの素性を全部、語れとか言いたい訳ではありません)。ただロバート・ダウニーJr.の軽妙で逞しいホームズが本当に素晴らしいので、彼の出ているシーンはちゃんと魅力的に見えてしまいます。ワトソン君の関係も面白いしなぁ・・だからこそ他の部分の不満が多いのが本当に残念!(あっエンドクレジットも良かった)これほどの素材がありながら映画全体は見掛け倒しの並みの出来になってしまったガイ・リッチーという監督の手腕に疑問を抱かざる得ません。はぁ・・ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウのコンビの良さにおまけの5点です。[映画館(字幕)] 5点(2010-03-20 20:18:59)

153.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 原作は未読です。まず堺雅人の主人公のとぼけた、人のいい役は良かったです。展開も次から次へと起こるので退屈はしませんでした。特に総理暗殺の前後の下りはなかなかで『これは期待できるぞ』と思いました。しかし釈然としないものも残りました。まず通り魔少年の行動と挙動の物語上の不自然さ・・それまではこの映画の現実社会は我々の現実社会と同じリアルさとして描かれていたと感じましたが、彼の登場で『あれ?同じじゃないの?この映画独自の特殊な現実世界?』と感じるほど違和感がありました。一種のコメディとして割り切らないと肯定出来ません。しかも、怪しい男が白昼の込み入った街中で堂々とショットガンを乱射するという異常な出来事がその後の展開で一切、触れてませんし(あっもしかして情報操作?じゃあそれも描けよ)・・その上、逃走中の主人公に数々の人が手を差し伸べて事態を切り抜けますが、その描き方が唐突で雑!柄本明の自称『裏稼業』のじいさんの遣い方は、ちょっとあまりにも都合良過ぎでしょう。そして最大のなんじゃこりゃ?はクライマックスです。主人公がテレビカメラの前で投降しますが、良く考えますと事態解決に関しては『何の意味もなかった』ですね。だってあれによって結局は陰謀が明るみにも出ませんし、別に陰謀側に一矢を報いた(長島敏行の役が死んでも痛くも痒くもないでしょう)訳でもなく主人公は疑いは何も晴れず、そのまま犯人として逃走し、身代わりが死体となって陰謀側は何らダメージは食らってません。花火のシーンの派手さと何かいい雰囲気に一瞬、ごまかされましたけど。やはり陰謀側の描写があまりに少なかったのも問題ですね、ですからサスペンスとしての緊迫感はいまひとつ希薄です。主人公周りの描写含めた『美しい過去、交友関係』と陰謀側の残酷な思惑がくっきり対比出来たら、より深みが増したのでは?と思いました。一つの例ですが長島敏行のイカれたいいキャラや通り魔少年がいるんですから、そこの異常性をクローズアップしてバイオレンスものとして針を振り切れれば、多少の違和感も吹っ飛ばせたと思うのですが・・そういう面での思いっきりもバランスも悪いので彼らのような特殊キャラがこの映画で大して成り立たず、浮いているんです。悪くはないですけど、とにかくあらゆる面での『雑』さがこの映画の足を引っ張っていると思います。もったいない、本当にもったいない。[映画館(邦画)] 5点(2010-02-13 15:18:34)(良:2票)

154.  パラノーマル・アクティビティ こういうフェイク・ドキュメンタリーものはいかに日常的リアル感を出すかに掛っているのですが、どうにも場面、場面で『都合のいい』露骨なカットが入っているので肝となるリアル感は損なわれて入り込めません。そして夜の睡眠シーンの異変前には何をどう思ったか作り手は『ゴゴゴゴ』という兆候の効果音なんて出してしまうので舌打ち・・こういうのは何気ない生活音だけでも恐さを出せるし、突然の異変を見せてビックリさせられるのに事前の不穏の効果音なんて流したら、もう間もなく何かが起こるって分かり恐怖に備える準備も出来て効果が薄まると思うんです。リアル感の不気味さに関しては正直、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の方がありました(でも、あれは仲間内の口論が多くてウザい上、作品としても凡作)。ただ夜中に女が長時間、呆然と立っていたり、粉を撒いた後の足跡とか暗闇の開いたドアの気味悪さ(閉めろよ!)異変の見せ方がゾクッとさせられた所もあるので最後まで飽きはしませんでした。でもトータルで観ると単なる一過性映画で記憶に残る映画では全くありません。また、この亜流が増えるのだろうか・・[映画館(字幕)] 5点(2010-01-31 20:13:01)(良:1票)

155.  ラストキング・オブ・スコットランド 《ネタバレ》 まず事実上の主役の医師青年が架空の人物だった事にびっくり。あと浮気した奥様への仕打ちとかの一部残酷シーンもウソ・・まぁ実在の人物と出来事にフィクションを織り交ぜて再構築したとオリジナル映画と思えば納得。フォレスト・ウィッテカー演ずるアミンはさすがの存在感で、どこか憎めない親しみやすさがありながら中に見える、奥底の狂気も見事に表現していて本編の捨てがたい魅力となっていましたオスカーも納得。そして問題の・・医師青年のあまりにも能天気バカっぷりには閉口。終盤で正義らしきものに目覚めてもそれが実に薄っぺらな行為にしか見えず、全く『頑張れ』とも思いません。架空の人物で良かったよ!でも、その軽薄さにイライラしたという事はジェームス・マカヴォイの演技が上手くてピッタリな役という事になりますね。最初でも触れている通り、語り尽くされたアミン都市伝説も入れたりしているので、真実を描いた映画が観たいと本作に対して思っていた私としては、不満が残りました。ただ欧米連中が自分達の利益の為に安易にアフリカという大陸に入り込んだら大きな代償を支払うという教訓的な内容と見れば価値があるのかな・・。いつかあの時代の真のアミンに迫る映画が出来る日を待っています。[DVD(字幕)] 5点(2009-08-24 19:47:39)

156.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 色々賛否真っ二つの本作ですね。 私は主人公の村田さんに感情移入しまくってしまい・・気分良く演技してるシーンでは『村田さん本当はウソなんだよ!』と心の中で叫び、笑いより悲壮感が漂う始末でした・・ 妻夫木演ずる備後とその仲間に怒りの炎が・・とは言いながら前半は笑える所もあり普通に楽しめました。 でも後半は長く感じてダレた印象です。 これって90分くらいにまとめられるんじゃないのかなぁ・・。 村田さんが終盤あたりでようやくウソだと気付きますが、そこまで長いなぁ・・ 中盤前くらいで『そこまでも気付かないと流石に村田さんが間抜けに見えてくる』といういけない突っ込みをしてしまいました。 後半の特にクライマックスの間延びはダメな感じ。 散々マジックアワーって強調している日没した時間帯にクライマックスをもっていけばいいのに・・。 そして全編で気になったのは舞台設定の中途半端さです。 昭和初期あたりのレトロな町並みでヤクザを『ギャング』と呼んだり。 登場人物が『映画みたいな町』なんて説明しているので現代とは違う全く異なる世界かと思いきや撮影所シーンは普通の現代そのもの・・ 今の携帯持ったり軽トラもあったり全くレトロ感無し・・ 何これ?そういう特殊な舞台設定にしたいなら細部まで徹底して世界観を作り上げるべきでしょ! と不満を挙げたらこんなにあったので高評価はしませんがそこまで酷評をするほどの出来とも思えません。 佐藤浩市演ずる村田さんに好感を持ち自分の映像がスクリーンに映ったシーンはグッときたので嫌いにはなれないです。 この作品が舞台劇ならもっと面白く見えるんでしょうね。[DVD(邦画)] 5点(2009-01-27 23:16:55)《改行有》

157.  アキレスと亀 《ネタバレ》 前半と後半でトーンがカラッと変わります。絵描き好き少年・真知寿一家の悲劇が静かに描かれる。これがたけし映画かと思うくらいのいいムードで描かれ、三又又三の知恵遅れ絵描きのとぼけた存在感がいい味付けで傑作に思えました。しかし真知寿の青年期に入ると明らかにムードが変わる・・芸術学校の仲間達の体当たりアート・シーンとかはコントに見えてまだ辛うじて笑えましたが、初老期に入り夫婦揃っての常軌を逸した芸術活動シーンから笑えない上、退屈に感じ苦痛の領域に入りました。前半とはとても同じ映画に見えないほど・・まぁこの壊し方がたけしっぽいのでしょうが今回は前回、前々回よりはマシとはいえ厳しかったなぁ・・終盤は完全に真知寿は狂ってたし・・あと、どうしても気になったのはやたら人が死んだり自殺する事。 たけし映画は人が死ぬシーン多いので分かってはいるですが今回はどうにも『それ必要?』と思えました、死は身近にあるものとか芸術家は命懸けという事だ等の意見を見かけましたが私には、各シーンを見てもそう感じなかった(又三とか芸術仲間達の死とか特に)。比較的、周囲は賞賛モードに近いですが私はそれとは程遠い評価となりました。そして数ヵ月後、再度観ても評価は変わらず・・。最後にフォローめいた事を書くと妻役の樋口可南子の存在感は本当に素晴らしい。ラストで見せる彼女の優しい笑顔でこの映画は何とか保たれた気がしてなりません。 凡作とまでは言いませんがそれ以上の作品とはどうしても私には思えません。[映画館(邦画)] 5点(2008-09-23 14:47:11)《改行有》

158.  ジャッキー・ブラウン どうも主人公のジャッキー・ブラウンに好感も共感も大して持てなかったので物語に乗れませんでした。『ジャッキーお前は捕まれ』と思ってしまった程です。当然、こんな感じなので2時間半は長く中盤あたりで退屈に感じてしまいました。デ・ニーロの情けない初老ギャング新鮮に覚えてグーです。 音楽は相変わらず素晴らしいんですけどね・・[DVD(字幕)] 5点(2008-03-14 23:06:46)《改行有》

159.  ミュンヘン 報復から報復を生む不毛な循環が続き一から十までとにかく救いがないのに物語がテンポよく進んで2時間40分、飽きずに観れてしまうのが逆にタチが悪く頭が痛くなった。 意味深な場所での曖昧なラストシーンは『あなたはどう思う?』とスピルバーグからここで観客に問う感じが暗澹たる気分に浸られた私には腹立たしい程、鬱陶しい・・うるせーんだよ!! やっぱり社会派スピルバーグは嫌いだ。[映画館(字幕)] 5点(2006-02-12 20:44:31)《改行有》

160.  真夜中の弥次さん喜多さん 前半は破天荒なノリも楽しめたけど、中盤からだんだんダルダル感が強まり後半はもう退屈に感じてしまいました。某誌では絶賛されていましたので少し期待していたのですが、私にはダメでしたどうやらクドカン世界にはのめりこめないようです。本当は4点にしたいですが長瀬、中村の熱演が救いのような気がするので5点にしておきます。[DVD(吹替)] 5点(2005-10-23 14:56:58)

052.19%
141.75%
293.95%
3198.33%
4187.89%
52711.84%
6156.58%
74117.98%
85423.68%
9219.21%
10156.58%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS