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プロフィール
コメント数 270
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 歳をとるごとに趣味と呼べるものがだんだん少なくなり、今では多忙ななか映画を鑑賞することがひとときの楽しみとなっています。
無数の作品の中から良作を探し出すツールとして、本サイトのお世話になっています。

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141.  コンテイジョン 《ネタバレ》 もし近い将来に強毒性で感染力の強い、未知の新ウィルス感染が発生したと仮定した場合(これはリアルにありうるが)グローバル化でボーダーレスになったこの世界でどのような事態が発生するのか?この映画はそのことに特化して企画されたといっても過言ではないだろう。従って、派手な演出や特殊効果はなく、エンタテイメント性を犠牲にしてもリアルで実際に起こりうるであろう淡々とした群像劇が展開される。そのため、もし本作に無名な俳優が起用されたとしたら、完全なるB級映画になってしまっただろうし、あまり話題にもならなかっただろう。その意味で本作は近未来に起こりうる恐怖を多くの人に知ってもらい、その恐怖が起こらないよう、もし起こってもこの映画よりもましな対策が講じられるよう、世界の人々に啓発したい意図もあったのではないだろうか。本作の豪華なキャスティングは、その意味ではきちんとした理由があったと感じた。最初の感染発生からたった数週間で社会システムが麻痺し、略奪や破壊が行われうる私たちの社会は、実はとっても脆いシステムだということに改めて気づかされたし、「背に腹は代えられない」という人間心理を自分自身にも突きつけられる思いがした。自分だったら「レンギョウ」を買い求めるために並ばないと言い切れるだろうか?と自問自答しながら苦々しく鑑賞。そういった意味でラストを月並みなハッピーエンドでお茶を濁すのではなく、少々後味悪い形で終わったのは監督の警告ととらえてよいだろう。[DVD(字幕)] 7点(2012-03-02 14:11:21)(良:3票)

142.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 事実をベースにしているとのことだが、実際には無人の貨物列車が走り出して惰行する「コースター」という事故は稀に発生するのだろう。本作はこれを「数十両編成」の重列車が「大量の有害物質」を積み、なおかつ「最高出力で力行」してしまい、よりによって人口密集地の大曲線路に向かう、というほとんどあり得ないシチュエーションを設定することによって、映画作品としてのサスペンスを創出したわけだが、そのことはこの際不問にしたい。デンゼルは熟練の機関士を演じるには少し格好良すぎた感もあるが、職人であればとるであろう行動を良く演じているし、クリスを含め主役二人の背景や行動動機にはそれなりのリアリティーがあり、設定のリアリティーの乏しさを補っていた。娘が「フーターズ」のウエイトレスなどという設定も今風で良い。むしろ本作の見所は、ひたすら「止まらない無人重列車」を中心としたカメラワークの秀逸さであると評価したい。空撮を含め上から横から下からそして正面からと、アングルの妙と不気味な重量感とスピードを捉えるカット割は他の追従を許さないレベルである。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-11-06 17:48:00)

143.  ツーリスト 《ネタバレ》 私は単純なので完全に騙されました(笑)。確かに配役を考えると、そうなのですが、それまでの展開がそれなりに自然だったので、まさか!と。けれどイマイチすっきりしかったのは、最後にどんでん返しがあっても、どこからが騙されていたのか、そのポイントがはっきりしない終わり方だったからでしょう。自分としては恐らく最初から騙されていたのだろうと納得するしかなかった訳ですが、なんかそれ、ずるいなーと思うわけで……でも、皆さん仰るとおり、2大スターの贅沢な配役とベネチアの美しい町並みに、それなりのサスペンスもありで、まさに映画の王道をいく作品で、見て損はなかったです。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-17 14:44:46)

144.  世界侵略:ロサンゼルス決戦 《ネタバレ》 これはSF映画のようでいて、れっきとした戦争映画である。ある意味「スターシップ・トルーパーズ」の現代版ともいえる。もっといえばアメリカ海兵隊のプロパガンダ映画でもあろう。敵は突如現れ、何の説明もなく攻撃をしかけるエイリアンであるが、彼らが使う火力はなぜか地球での現代兵器とさほど変わらない。きょうび、近代戦におけるリアルな白兵戦を映画化するのは何かと政治的な問題があるのだろう。敵は適当なエイリアンにするのがもっとも無難である。アメリカ海兵隊の教習では、今後この作品を鑑賞することが必須になるだろうと思えるほど、海兵隊万歳!な映画である。一方で、手持ちカメラでの臨場感あふれる画には賛否両論あるが、戦争映画の見過ぎで不感症に陥っている現代人には多少物足りないかもしれないが、実際に近代戦の白兵戦に飛び込んだなら、あのような恐怖と混乱と緊張の連続であることを想像させてくれる意味で、大変よく撮れていたと思う。その意味では、映画館での鑑賞をお薦めしたい。 [映画館(字幕)] 7点(2011-09-26 12:38:57)《改行有》

145.  ハート・ロッカー 《ネタバレ》 アカデミー賞を前提に観ると、皆さんどうしてもハードルが上がりますね。個人的にはイラク戦争ものとしては初めてだったので、あそこで実際どんな光景が繰り広げられていたのか、テレビでも流さない実態を知るには、こういう映画を見るしかない訳で、そういう意味では新鮮でもあり、イマジネーションをかき立てるには十分なリアリティーを持った作品だった。爆弾処理班という題材性も秀逸。言葉が通じない、何を考えているのかわからない市民の中で、市民と見分けのつかないテロリスト達と戦う恐怖はあのベトナム戦争を彷彿とさせたし、特にスナイパーとの銃撃戦では、弾倉の銃弾にこびりついた血を洗う場面や戦闘に集中するあまり唇が乾いているところなど、およそ実戦に参加しなければわからないシチュエーションをよく撮っている。作品の深い精神性はよく理解できなかったが、最後のスーパーマーケットでのシリアルのカットは、いつまでも胸に残るインパクトがあった。究極の地獄と究極の平穏との対比を象徴する印象的なカットだと受け止めた。[DVD(字幕)] 7点(2010-10-12 12:26:39)(良:1票)

146.  イキガミ 《ネタバレ》 原作は未読。この作品は一に二も「逝き紙」というアイデアに尽きる。いわゆる風刺作品として見れば、設定のリアリティはあまり問題ではない。この映画を見た人が、「もしこんな社会になったら…」「もし自分に、あるいは大切な人に逝き紙が届いたら…」と想像力を働かせる手助けになれば、ほぼ目的は達せられているからだ。国家から死を宣告された人々やその周囲が「本当に大切なこと」を思い出していく過程は不自然ではなかった。むしろ、死というものは死にゆく本人と、残される周囲との関係性の精算という点にその本質があるのかもしれない。 それにしても、不在配達の連絡で「はい国繁サービスセンターです」との返答には思わず笑ってしまった。こんな茶番の様な作品を作る必要がない世の中にしたいものだ。[DVD(邦画)] 7点(2010-08-05 16:15:25)《改行有》

147.  サロゲート 《ネタバレ》 結構な出来だ。何がかというと、サロゲート(ロボット)の表現が自然で、いかにもありそうな画のつくりは、このようなSF映画にとって生命線である。私はこのような近未来SFの場合、本当にありえるか、というリアリティよりも、もし○○だったら…という仮説を映像化して娯楽として提供する点を評価したいと思う。したがって、本作の画としてのリアリティは俳優の演技も含め及第点だ。それにしても、街を歩く女サロゲートが皆ボインなところとか、皺がないところなど、現代女性の欲求を端的に示していてまんざらSFでもないなと笑ってしまった。[DVD(字幕)] 7点(2010-08-02 09:37:04)(良:1票)

148.  南極料理人 《ネタバレ》 ほんわかした映画ながら、結構大事なテーマを持っている作品。若干語弊はあるが、この映画を見ると、「人に美味いものを食わせる」人が、一番偉い人!と思えてしまう。南極基地というシチュエーションは、それを表現するにはうってつけな舞台だろう。「私の体はラーメンで出来ているんだ!」は、名言!本作を映画館で鑑賞した人々の大半は、鑑賞後、何か美味しいものを食べに行っただろうことは想像に難くない。[DVD(邦画)] 7点(2010-07-20 14:37:48)(良:1票)

149.  アイアンマン 普通に面白い。背景にも飛躍したところがないし(その分アイアンマンという飛躍は許せる)、主人公が俗な人間から、自身の使命に目覚めるというくだりも、抵抗なく受け入れられる。全てを手に入れた人間でも、自分のために涙を流してくれる人の愛を求めてしまうというところもいい。さらにはアイアンマンのメカニカルな描写は、世の男の子なら大抵シビれるだろう。スーパーマンにはなれなくとも、アイアンマンには誰しもなれる可能性がある。それにしても、あのマリブの豪邸のような、超IT住宅に住んでみたいものだ。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-07-20 14:09:13)(良:1票)

150.  ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト 《ネタバレ》 もはや伝説となりつつあるスーパージジイロックバンドのコンサート映画であるが、日本で行われたドームツアーとは趣が異なる、中規模ホールでの臨場感あふれる映像が楽しめる。ギリギリまで決まらないセットリストのためスコセッシ監督の焦りが最高潮に達した瞬間、OPナンバー「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」が最高に格好良くキマる。なんてクールなジジイ達なんだろう…。あとは、伝説のジジイハンドのギグに酔いしれるのみ。映画館で観たらもっと浸れただろうと少し後悔。ステージの真ん前でいい感じでノっているブロンド達が、より雰囲気を盛り上げている。日本ならセキュリティー問題でNGだろうな。恐らく数十台のカメラを駆使して撮影していると思うが、画角内への機材およびオペレーターの写り込みは最小限に抑えられている手腕は評価したい。それにしてもキースのギタープレイは年々自由奔放(てゆうかいい加減)になって笑ってしまった。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-05-24 11:48:09)

151.  第9地区 《ネタバレ》 いわゆるエイリアンものとしては、これまでにない異色な展開を見せており、映画通にも見応えのある作品となっている。全編手持ちカメラ風のドキュメンタリータッチとなっており、画面のブレが気になる一方、いかにも眼前で事実が進行している錯覚をもって鑑賞させることに成功している。場所がヨハネスブルクということや、巨大宇宙船で来たわりには、文明化されていない感じの「エビ」を「しょうがなく」居住させる政府。そしてその居住区が長期間の間になんと「スラム化」してしまうことや、別な居住区に移転を求めるためサインをもらおうとする係員、そして「エビ」の人権?を守ろうと騒ぐ団体の描写など、「ありそう」で「なさそう」な展開に思わず笑ってしまう。 主人公が「感染」して以降は、展開がご都合種主義なところも散見されるが、結構楽しめた。ラストまでの展開が読みにくいという点も好印象。 あまり本筋に関係ないが「エビ」の造形や声は、スターウォーズEP2に出てくる昆虫型クリーチャーのそれにそっくりなのが気になった。[映画館(字幕)] 7点(2010-04-17 11:55:02)《改行有》

152.  ●REC/レック(2007) これは怖い。 閉ざされた空間と主観撮影のマッチングが自然になされており、観客は強制的に主人公視点にもっていかれる。その手法を見事に活かした映画、いやこれは「映画」なのだろうか。他のレビューを見て気づいたが、音楽すらないという徹底ぶり。観客に極力演技と思わせないという意味では有効なのだろう。この手のホラーものは、圧倒的多数の驚異からある空間へ逃避するシチュエーションと、この作品のように、外界は安全なのに、閉鎖空間の中は極めて危険というシチュエーションがあるが、空間から脱出できれば助かるという意味では、後者の方は希望が残されている分、恐怖感が増すのだ。しかし主役の女性キャスターがやたらとやかましく耳障りだったし、もっと同情できうる人物設定があれば良かったのではないか。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-14 09:37:54)《改行有》

153.  デイ・オブ・ザ・デッド ジョージ・A・ロメロの名作「死霊のえじき」のリメイクをうたっているが、内容は着想のヒントを得た程度の別物。しかし、B級とはいえ予算もしっかり投入されており、現代版らしくゾンビ映画として一定のクォリティーを保っており、以外と見ごたえがあった。 特に一部のゾンビに個人のキャラクターを残存させる設定は面白かった。 次を予想しやすいお決まりの展開と思いきや、少しひねってあったり、得てしてこうした作品はヒロインのセクシーさで面白くなさをカバーしがちだが、さにあらず。何と言ってもゾンビ(感染者)の造形が秀逸で、十分怖がらせてもらえた。 ゾンビ映画を見たいという欲求にしっかりと応えてくれる作品。[DVD(吹替)] 7点(2009-10-07 10:50:07)(良:1票) 《改行有》

154.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 本サイトでの高評価が気になり鑑賞。大まかな展開はあらかじめ知っていたが、最後まで引き込まれながら鑑賞できた。白人の頑固じじいとその子供たち家族、教会の若い神父と、隣に越してきたモン族一家、そしてモン族のヤンキー達という、狭い範囲での日常がドラマになっている。頑固じじいの家と隣家の俯瞰ショットを多様し、非常に落ち着いた画作りが印象的。その分、その穏やかな日常を破壊しようとするヤンキー達が観る者にもより「うっとうしく」感じるように描かれている。自分の死期を悟った頑固じじいの心情の変化を愛車グラン・トリノと二重写しにして丁寧に描いた点は評価できる。ただ、頑固じじいの「最後」については、そうすることが本当に良かったのか、という疑問が残る。この一件で頑固じじいは勇気をもって変わることができたが、隣家のモン族の若者にも、車や束の間の平穏を手に入れることだけでなく、最後にもっとその人間的成長が見られれば、かなりの傑作になったと惜しまれる。蛇足だが、この作品の背景には、アメリカの銃社会が庶民にまで浸透していることが良くわかる。日本ではありえない展開だろう。[DVD(字幕)] 7点(2009-09-30 11:42:57)(良:1票)

155.  ブタがいた教室 《ネタバレ》 子どもの教育に良い題材と思ったので、小学生と中学生の娘と共に鑑賞。案の定、二人とも最後までしっかりと見入っていた。 ストーリーそのものは大方予想していたとおりであり(ブタに名前をつけた時点で結末での苦悩は容易に予測できる)、見方によっては冗長な部分が多かったが、あえて子供達の生の議論に時間を割くことによって、「食」と「命」という重いテーマに対する現代人のありのままの「とまどい」を表現できたと思う。 子供達の議論は表現こそ幼稚であるものの、もしかすると大人が議論するよりもピュアで本質をつかんでいるかもしれないと思わせるものだった。 彼らは、最終的にPちゃんこそ食さなかったが、それ以上のものを「血肉」にできたはずである。校長先生が最後まで「得難い授業ができましたね」とこの授業を擁護していたが、この様な「正解のない(わからない)」テーマと向き合うという教育も大切であることを本作は教えてくれている。 観賞後、子供達とはこの映画について語りあうことはあえてしなかったが、それで十分本作の意義は果たされたという手応えはあった。 [DVD(邦画)] 7点(2009-09-28 11:35:51)《改行有》

156.  28週後... 《ネタバレ》 ロンドン発のRAGEウイルスの蔓延という前作の世界観を踏襲しつつも、登場人物は一新しており、ある家族がストーリーの軸となる。冒頭は「28週後」のかなり手前時点における、感染者の襲撃シークエンスから始まるが、のっけから作品世界に一気に引き込まれる。ドンが暗い室内から脱出し、一転、白昼、どこからともなく集まってくる感染者達からの必死の逃亡シーンは、悲しげな音楽と相まって、まさにこの世の終わりを思わせる名シーン。その後、子供達や母も物語に加わり、米軍もお手上げの悲劇が繰り返されていくわけだが、ラストも含め救いのない展開に正直ヘコむ。一般にウイルスというものは当然ながら近親者から感染することが多い。見おわったあと、もし自分の愛する人間があのような凶悪なウィルスに感染したら、あるいは自分自身が愛する人の目の前で感染してしまったら、という最悪なイマジネーションを膨らませてしまったが、この作品の意図するところの一つは、そういう事なのだろう。全体としては緊張感が最後まで続き、期待した通りの良作だった。[映画館(字幕)] 7点(2008-02-04 14:25:49)(良:1票)

157.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 アクション重視のジェットコースタームービーとしては大変面白かったが、不朽の名作ダイ・ハードの名を冠されるとやはり「?」がついてしまう。シュワちゃんが主役でも良かったのではと思うほど不死身のヒーローと化したブルース・ウィリスおじさんでしたが、目の前にある状況を瞬時に攻撃に利用するといったマクレーンらしい場面もいくつかあり、シリーズ最新作としてはギリギリ及第点か。はやりダイ・ハードは「限られた空間」での攻防戦に魅力があることを再認識。それにしても最後の戦闘機はやりすぎの感強し!次は是非ホワイトハウスなんぞで事件に巻き込まれるマクレーン刑事が見たいですな。[映画館(字幕)] 7点(2007-07-19 12:39:32)(良:1票)

158.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 スパルタやテルモピュレーの戦い等の史実は詳しく知らずに鑑賞。冒頭スパルタで男子がいかに徹底して訓練され「戦士」に育っていくか、との説明的描写から始まるが、これが最後まで生きている。精悍なレオニダス王、美しくも賢い王妃、見事に腹筋が割れたスパルタ戦士達、その重さまで伝わってくる動物たち、妖艶なペルシャ王(声はダースベイダーみたいでイメージギャップあり)、見事な殺陣と、血しぶきがストップモーションで飛び散る戦場シーンなど、圧倒的に美しい映像にグロさもスポイルされ、2時間のあいだ作品世界に酔いしれることができた。特にレオニダス王役の「目ぢから」は迫真の一言。この監督は「目」の演技を特に重視していることが伝わってくる。もちろん創作部分も多いであろうが、腐敗した聖職者と悪徳政治家が結託して国を陥れるという構図は近代まで普遍のパターンであったろう。気になったのは、スパルタ軍が「自由」「正義」「法による秩序」を旗印に戦っていたこと。その魂が今のアメリカに受け継がれていると言わんばかりに感じたのは私だけではなかっただろう。全編を通してのテーマの一つは「物語」だ。勇敢なスパルタ王と300人の戦士の戦いを一人の生き残り戦士が必死に伝え、やがてギリシャ全土に語り継がれるにいたる。そして「物語」は(むろん伝える側に都合よく脚色されていくものだが)歴史となり数千年の時を隔てた今、我々の眼前に鮮やかな映像を結んでくれる。世界史上壮絶な戦いは他にも無数にあっだろうが、当然ながら語り継がれなければ残らないのだ。ペルシャ王が「スパルタを歴史から抹殺する!」と恫喝したのも故あってのこと。大切な事は「歴史を残す」こと、言い換えれば「よりよく生き、その証を残すこと」なのだ。レオニダス王の執念の叫びが聞こえてくるかのようだった。[映画館(字幕)] 7点(2007-06-13 13:47:47)(良:2票)

159.  ロッキー・ザ・ファイナル 《ネタバレ》 復習のつもりで1作目をビデオで観たが、結果的には涙を流したのは1作目の方だった。本作の重要なエッセンスはすべて本サイトのレビューに語りつくされているため、映画自体はそれを補完するくらいの、つまり想定どおりの展開というか期待が大きかった分だけ少し肩透かしをくらった感じだ。アドレナリン全開となったのはあの有名なサントラをバックにロッキーがトレーニングに励む場面くらい。肝心の試合はもっと盛り上げることができたのではないかと思う。(年齢を考慮しても、ロッキーの激しい殴り合だけでは今や淡々と感じてしまう自分だった)でもでもあのロッキーの完結篇なので、観る価値はありありですよ。[映画館(字幕)] 7点(2007-05-04 00:52:42)

160.  バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 タイムマシンという装置は、どう転んでも冒険活劇を生み出す装置として、便利なものである。本作もこのタイムマシンの特性を存分に活用した多数のネタが仕込まれている構成になっており、無難に楽しいものになっている。特に1990年という中途半端な過去に戻るあたりの微妙な違和感はなんとも面白い。10年一昔というが、たった十数年の過去にこれほどの違和感があろうとは、時代も予想以上に早く進んでいるというところか。本作は一見バカバカしいSF冒険活劇でありながらも、バブルに浮かれていたあの時代を舞台に意外に大事なメッセージも含んでおり、予想外の佳作だった。広末や阿部寛もさることながら、ワキ役連中も皆いい味を出している。[映画館(邦画)] 7点(2007-03-30 17:58:38)

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