みんなのシネマレビュー |
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1661. 君よ憤怒の河を渉れ 《ネタバレ》 初見。予備知識なし。テーマ曲を始めとするチープさプンプンの音楽の効果で、安っぽく見えてしまった、007も真っ青の強引な展開における仰天シーンの数々。極めつけが、健さん、まさかキスなんてしないよね・・・えっ・・・まさかその先はないよね・・・え~っ・・・存在しないと思っていたシーンの相手が中野良子だなんて・・他に誰かいなかったのか!・・・もう、仰天の150分間でした。唯一、本作に向ける視線と通ずるものを感じた原田芳雄のニヒルさに好印象を持ちました。バスルームに向かっての「早く出てきてやれよ」は実に的を得た台詞です。[DVD(邦画)] 6点(2009-11-16 02:58:14) 1662. 黒い罠 冒頭の滑らかなカメラワーク、全体を通したモノクロ画面の構図と黒白のコントラストの美しさは、そちら方面の薀蓄が無い私も素晴らしいと感じました。滑らかさの無いストーリー展開と曖昧な人間ドラマで、豪華俳優(レンタル時は題名しか見ないのでびっくり仰天)が活かされていないのが何とも残念です。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-14 02:51:58) 1663. アウトブレイク ウイルスの怖さを実感させられますが、スケールが大きそうでその実、密度の薄い物語で満足感は今ひとつです。存在感が光っていたケビン・スペイシーが印象に残ります。[DVD(字幕)] 6点(2009-10-27 04:38:30) 1664. コン・エアー 《ネタバレ》 暑苦しい、むさ苦しい、やかましい、馬鹿な犬ほどよく吠える、善悪ひっくるめたキャラクターが始終ドッカン、バッタンと大暴れ。その中で、女の子とのお人形遊びに怖くて震え上がりはしましたがブシェミに一陣の涼風を感じました。妻子のために人や街を破壊するのはこの手のアクション物にはつきものです。破壊の限りを尽くしめでたく再会というラストシーンは本作に相応しく「これでいいのだ」と言いたいところですが、ブシェミを野に放つなんて・・・怖すぎます。[ビデオ(字幕)] 6点(2009-09-18 02:32:09) 1665. コマンドー 天下御免、ご意見無用の暴れっぷりに相応しい肉体美に惚れ惚れします。ベネットとの対決は個人的にシュワルツェネッガー作品のベストバウトです。[地上波(吹替)] 6点(2009-09-09 02:23:27) 1666. 俺たちに明日はない 無軌道三昧の日々を送る面々が、全編に亘って繰り広げる問答無用の銃撃戦。うっかりと羨望の眼差しを向けてしまいますが、所詮はとるに足りない愚か者である事を、ブランチのけたたましい金切り声の悲鳴に気づかされます。娘との別れの際、ボニーの母は末路を予見していたのだと思うと彼等の罪深さにやり切れなさが募ります。[DVD(字幕)] 6点(2009-08-23 03:19:59) 1667. 波の塔 原作は清張作品で三番目に好きであり期待が大きかったのですが、感情を表せないロボットのような津川雅彦がぶち壊しています。結城夫妻の方から男女の機微を感じるようではいけません。[DVD(邦画)] 6点(2009-08-20 01:37:53) 1668. 刑事コロンボ/策謀の結末<TVM> 笑う時の口元がダスティン・ホフマン似の犯人。内面のゲスさを言葉遊びで飾り立てる確信犯の本性が警部によって明らかにされていくところは見応えがありました。決め手が弱い事、ドン臭い税関が何時になくスケールの大きい事件を盛り下げてしまいました。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-30 17:41:35) 1669. 刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM> 《ネタバレ》 若さ故か、とげとげしさばかりが感じられる警部に違和感がありました。見事な犯人ですが同じ気質を持っていない共犯者はさっさと始末しなければいけません。案の定、そこを責められてお縄になってしまったのが物足りませんでした。シリーズの魅力である警部の反則ワザ、これにもとげとげしさを感じました。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-06 04:53:58) 1670. 炎のランナー 《ネタバレ》 印象深かったのがリンゼイ卿です。何かの為に誰かの為にという意志は見えないのですが、シャンパングラスを乗せたハードルを越える姿、リデルに出場を譲った姿に、単に何不自由ないボンボンではない、貴族という地位に見合う立ち居振る舞い、心根を見ました。エイブラハムはユダヤに対する偏見を見返す為に、リデルはキリスト教伝道の為に、一途な思いを貫きそれなりに好感が持てましたが五輪での直接対決がなく盛り上がりに欠けました。エイブラハムに「君のやり方は下賎だ」と言った学長が現在の五輪を見れば卒倒してしまうのでしょう。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-05 05:01:46) 1671. 刑事コロンボ/さらば提督<TVM> 《ネタバレ》 犯行の模様、同僚とのやりとり、真犯人の存在とその動機、解決後のエンディング。毛色の変わった作品で、本サイトにて事情を知り大いに納得しました。真犯人判明の決め手がお粗末に過ぎ、期待が大きかった分ガックリ度が激しかったです。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-03 03:40:41) 1672. オリバー・ツイスト(2005) 人々が生きてゆく舞台の生々しさが伝わってくる目を見張るセットはポランスキーならではのもの。冒頭の病的な程に肥え太った大人達が、オリバーの「御代わりを・・」の申し出に激怒する姿。この如何ともし難い現実に僅か9歳のオリバーが翻弄され続けるのは当たり前で、母を思うこと、7日間歩いてロンドンに向かったこと、恩人に感謝し裏切るまいとする意志を見せる事だけで充分だと思います。小悪党フェイギンは彼なりに子供たちに愛情を注いでいましたが、ラストの命乞いする姿に子供たちの将来が重なり、やるせなさが募ります。作品のインパクト部分であろうビルの描かれ方が効果を果たしていない点が惜しまれます。[DVD(字幕)] 6点(2009-07-01 16:59:26) 1673. ナイロビの蜂 《ネタバレ》 夫が真相究明に乗り出した所から一気に面白くなり、そこに至るまでの前半の退屈さに観るのを投げ出してしまいそうなのを堪えた甲斐があったというものです。金儲けの為に人の命を屁とも思わぬ企業もさることながら、正義を装いつつ私利私欲で立ち回る政治家、役人というのはまともな神経では務まらない薄汚い生き物です。夫婦はあの世で再会する結末となりました。もし共に命があったとしてこの先添い遂げる事ができるのかと考えさせられました。[DVD(字幕)] 6点(2009-06-29 02:38:43) 1674. 刑事コロンボ/ロンドンの傘<TVM> 傘、シェイクスピア、執事、蝋人形館等、ご当地色を生かした事件は楽しめました。無理やりにも程がある「賭け」はこれがアメリカ流だと言いたかったのでしょうか。奥さんの百面相が凄いインパクトでした。[DVD(字幕)] 6点(2009-06-15 01:22:06) 1675. 刑事コロンボ/意識の下の映像<TVM> 「本当にそんな効果があるのか」というサブリミナル効果への驚き。「何て狡いやり方だ」と地団駄を踏んだ(当時はどの作品でも犯人を応援していました)警部の罠。子供時分の記憶が残っている作品です。犯人対警部の攻防は見応えがあり、警部の禁じ手も今は支持出来ます。それだけに、あの場所から物証が出てきた事が残念です。この犯人が何時までもそれを残しておく筈がないと私も考えるからです。[DVD(字幕)] 6点(2009-06-07 02:21:18) 1676. 刑事コロンボ/二つの顔<TVM> 遺体をどうやって一人でバスルームから運び出したのか疑問でした。答えが明らかになる結末はシリーズ中でも毛色の変わったもので納得させられますが、シリーズの魅力である、犯行の一部始終を証明するという点において曖昧な部分が残り、物足りなさを感じる作品です。「自分の家でもそんな事するの?!」と一喝して警部を縮み上がらせたペックさん。私も度々そう思ってきたので、気持ちの良い台詞でした。彼女にプラス2点です。[DVD(字幕)] 6点(2009-05-29 17:14:52) 1677. トッツィー ダスティン・ホフマンの女装は当時大きな話題となりました。美人とは思いませんでしたが、女性として違和感のない身のこなし、女装している事を示す履き慣れないハイヒールで度々蹴躓く姿を今でも覚えています。観直してみて、仕事の才能とそれを発揮する場を得る才能を併せて持っていないと成功は出来ない事を感じ、笑えるシーンであっても笑えず気が滅入るばかりでした。[DVD(字幕)] 6点(2009-05-24 01:23:37) 1678. 刑事コロンボ/黄金のバックル<TVM> 姉への遺恨の部分に重きを置いたストーリーを興味深く見ていましたが、結末に拍子抜けしてしまいました。姉への復讐になっているのかも疑問です。[DVD(字幕)] 6点(2009-05-10 02:55:29) 1679. 刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM> 《ネタバレ》 警部から嫌疑をかけられていなかったら、死体はあの場所においたままだったのでしょうか?大きな疑問です。警部を利用して完全犯罪を目論んだしたたかな犯人でしたが、したたかさにおいて警部の右に出る者はいない事を確認させられます。グロッキー状態でタップ間近を装うさまは悪党レスラー並み。そんな警部も必殺技「たらい回し」には成す術なしなのが笑えます。[DVD(字幕)] 6点(2009-05-03 02:36:12) 1680. 刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM> シリーズのセールスポイントである、状況証拠を1つ1つ積み重ねて犯人を追い詰めていく「じわりじわり感」を堪能できます。今回、警部の寄り倒されそうになりながら、勝ちを収めたうっちゃりは鮮やかでした。余談ですが、葬儀屋さんのセールストークの絶妙さにうなってしまいました。[DVD(字幕)] 6点(2009-04-26 17:31:31)
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