みんなのシネマレビュー |
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1661. オーメン(1976) 《ネタバレ》 とうとうあの有名な「オーメン」を見ることができました。「ファイナルディスティネーション」に似ているなーと思いました。少なからずこの作品から影響を受けている気がします。 個人的には「ファイナルディスティネーション」のほうが日常的で好きです。 映画として完成度は高く、見応えがあります。ですが、「ホラー」ではなく「オカルト」というジャンルであれば、やはり洋画より邦画のほうが面白いかな。 家政婦が首をつるシーンは最高に良かった。 個人的に一番怖かったのは、墓を掘り返すシーンです。[DVD(字幕)] 6点(2012-03-04 16:21:54)《改行有》 1662. デス・レース2000年 《ネタバレ》 もう人としてだめな映画です。 しかしこの不謹慎極まりない映画に、いつの間にか人間ドラマが随分入り込んできている。この映画を最終的にマジメ路線にもっていくとは恐るべし。 どーでも良いですが、遠くから見たらミニ四駆に見える。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-26 06:34:47)《改行有》 1663. 花嫁はエイリアン 《ネタバレ》 可もなく不可もなくといったところでしょうか。このタイプの映画であれば、もう少しメインストーリーに強いインパクトや爽快感があるほうが個人的には好みでした。 この手の映画はつっこみを入れたらだめなんでしょうけど、自分の星は平和で調和がとれていると自慢している人達が、やたら「消せ」だの「殺せ」だの言うのはちょっと… セレスタ役のキム・ベイシンガーは好きなタイプの女優さんではないので、あまり魅力を感じなかったです。 ただ、コメディ要素は結構楽しめました。二番目に笑えたのは最初のキスシーン、一番笑えたのは超豪華な朝ごはんを次から次に作って、犬にまであげたシーンです。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-23 03:25:35)《改行有》 1664. スタンド・バイ・ミー 《ネタバレ》 学校や家庭といった日常のしがらみを離れると、確かに普段は見せない自分の本音を見せてしまうことがあります。 クリスがゴーディに、「先生があんなことするなんて。自分のことを誰も知らない町に行きたい。」と泣きながら打ち明けるシーンは、ボクの中ではこの映画の一番の名シーンです。そして、死体を見つけたときに、ゴーディも今まで誰にも出すことが出来なかった本音をクリスの前で明かします。 子供のときに、子供だけで何かをすると絆が深まることがあります。非日常の世界だからこそさらけ出された本心や悩みを共有したことは、彼らにとって重要な意味があります。ゴーディやクリスにとって、自分の悩みを知った上で、共感し、自分の存在を認めてくれる友人だとわかったことは、この旅で得た最も価値のあるものだったのかもしれません。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-03 19:18:08)《改行有》 1665. ヒッチャー(1985) 《ネタバレ》 警察の無能っぷりとバカッぷりに、緊張感が削がれます。ホラー映画やサスペンスである程度警察が無能を演じるのは仕方ないとしても、この映画はひどい。でもそれ以外はとても上質なサスペンスホラーだと思います。 個人的には、前半、やっとライダーから逃げおおせたジム・ハルジーが喜んだのも束の間、すぐにどこかの家族の車をヒッチハイクしていたシーンが一番恐ろしかった。そして、その車が道端に止まっていて、その中を除きに言ったら血が滴ってきたシーン。一番緊張します。 アメリカのホラー映画と言えば、スプラッタという印象ですが、あえて死体や残酷なシーンを映像化せずに、観る人の想像力に任せるような手法はかなり効果的だと思います。この「ヒッチャー」ではその手法がかなり怖さを引き立てている気がします。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-23 01:47:41)《改行有》 1666. ファンダンゴ 《ネタバレ》 最初は「ん?」と思ったのですが、見ていくうちに味が出てくる、そんな映画でした。笑いや感動があからさまではなく、小ぶりな感じにしているのも、この映画の雰囲気によく合っていると思いました。 好きなシーンは車を列車にひっぱらせようとするシーン、DOMと対面するシーン、そして何といっても最後の結婚式を、見ず知らずの人たちがみんなで用意してくれるシーン。どれも最高の味付けでした。 忘れられない傑作、というわけではありませんが、悪く言いたくない良い映画です。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-20 23:32:11)(良:1票) 《改行有》 1667. マッドマックス 《ネタバレ》 なるほど。マッド・マックスとはそういう意味か!温厚な警官マックスは、友人を殺され、妻と子供を殺され、(奥さんは死んではいませんが)遂に復讐の鬼、まさにマッド・マックスへと変貌するわけですね。 映画は人を楽しませるものですから、何のメッセージ性がなくとも、見て面白ければそれだけで価値があります。この映画は見て面白かった。 ただ、良い人たちが犠牲になりすぎて、爽快なアクションもの、・・とはなっていませんね。そんな湿っぽい空気になってしまう映画を見る気分ではないから、気軽に見られるアクション映画を見たのに、ちょっと予定外でした。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-25 01:55:40)《改行有》 1668. ラ・ブーム 《ネタバレ》 ソフィー・マルソーが誰だかは知りませんが、ラスト1分で、今までの人間ドラマをいともたやすく台無しにする潔さはなかなかのもの。これがフランス映画の良いところですね。 まさに自分のことしか考えていない13歳。確かに当時の日本の13歳より進んでいるのかもしれませんが、精神面では似たりよったり。所詮どの国も13歳なんてこんなもんなんですね。日本だけ幼稚なのかと思っていましたが、少し安心しました。 ストーリー自体はありきたりな日常を、ちょっとドラマチックにしただけですが、見ている人を楽しませる工夫がいろいろあって普通に楽しめます。フランス映画って、ありきたりの日常を映画にしちゃっているものが多いので、雰囲気は結構好きです。たまに見ると新鮮です。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-23 03:42:30)(良:1票) 《改行有》 1669. ガンジー 《ネタバレ》 中学生の頃に習った「非暴力・非服従」。その意味を実感できる映画として、貴重な作品だと思います。この映画がとっかかりになって、歴史に興味を持つ人もいるのではないでしょうか。 この映画を見ると、つくづく歴史は人だなと思います。歴史は争いの記録だとも思います。いつの時代でも、自分の思想を押し付けられる人とそうでない人がいます。ガンジーは明らかに前者です。映画の中でもしばしばガンジーは「私は頑固かな」と訪ねます。ええ、もうそれはすごい頑固な人かと思います。 人々は、ガンジーの「非服従」の思想に突き動かされています。「非暴力」はあくまで手段にすぎません。もしガンジーの「非服従」のための手段が「非暴力」でなければ、あるいはガンジーは第2のヒトラーにもなりえたかもしれませんね。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-20 11:09:39)《改行有》 1670. 恋人たちの予感 《ネタバレ》 前半のビリーに感情移入できません。同性から見ても、「何だこいつ?」。 図書館で再開してから、印象が良くなります。最後まで見ていくと、サリーとビリーが少しずつ大人になっていくのがわかります。若い頃は自分の意見ばかり。ひたすら女性側の意見と男性側の意見のぶつかりあい。「はいはい。」って感じ。それが、時が経つにつれて、相手の意見に耳を傾ける割合が少しずつ多くなります。この小さな変化が良いです。だから中盤から後半にかけては本当に面白い。 個人的には、レストランでダブルデートみたいなことをしているシーンが好きです。さすがに、「いや、もうつきあっちゃえよ。」と笑ってしまいます。マリーとジェスがからみはじめた辺りから、小洒落の利いたせりふやシーンが多くなって、コメディとしてもかなり楽しめます。 ただ、下ネタが多すぎです。うまいヘタに関わらず、下ネタでそんなに笑えないのです。だから下ネタの割合はもっと少ないほうが好きです。 メグ・ライアンは別に好きでも嫌いでもありません。普通です。特別かわいいとも思いません。ただ、泣きのシーンは良いです。泣きながら「40になってしまう~」。まだ32なのに。いや、良かったです。メグ・ライアンの魅力がちょっとだけわかった瞬間です。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-09 12:41:33)《改行有》 1671. 刑事ジョン・ブック/目撃者 《ネタバレ》 「アーミッシュ」を題材にした心温まるドラマを、ハラハラドキドキのサスペンスでサンドイッチしてあります。ラブストーリーも盛り込んでみました。 個人的には前半のサスペンスが良いです。 サミュエル少年がトイレで機転を利かすシーン、警察署でマクフィーの写真を見つけるまでのシーン、最高です。ここまでで、映画への期待がいっきに高まります。高まりすぎて、 映画のテイスト勘違いして、アーミッシュ村に入ってからは完全に中だるみ。 でもみんなで納屋作りするシーンは良かった。 ラストで、お待ちかねのサスペンスモードに突入してくれましたが、前半に比べるとずいぶん雑な感じになっちゃってますね。そこは少し残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-03 03:13:42)《改行有》 1672. 栄光のエンブレム 《ネタバレ》 昭和のにおいを感じさせる、べたな青春スポーツ映画。展開は読めるし、演出・演技はお約束のものばかり。だからこそ、安心して見られました。新鮮さはありませんが、懐かしい気持ちになります。 サットンが途中でいなくなるのが残念。最後まで、サットンとヤングブラッドの活躍を見せて欲しかった。 「ハートブルー」でも感じましたが、パトリックスウェイジは人をひきつける役者さんですね。 アイスホッケーが乱闘ありきのスポーツだとは知りませんでした。 ヤングブラッドがお家に帰ってから、特訓をしますが、アイスホッケーの特訓より明らかに乱闘の特訓に力が入っているのはちょっとうけます。 お父さんも遂に力をかしたと思ったら、やはり乱闘対策。 「ジャージを脱がすんだ!」って。冷静に見ると面白いじゃないですか。[DVD(字幕)] 6点(2011-11-02 13:26:35)《改行有》 1673. 赤い靴をはいた男の子 登場人物たちが皆キャラがたっていて良かったです。 それぞれはまり役で、おかげで物語に入り込めました。 個人的にはマディ(ロリ・シンガー)が一番良かった。 なんでもないことを、これだけ深読みしまくると、さすがに笑えますね。 モリスがからむシーンだけ、やたらドリフっぽいネタが多くなっているのはなぜ?[DVD(字幕)] 6点(2011-11-01 11:01:40)《改行有》 1674. オールウェイズ 《ネタバレ》 ピートの死語、アルがドリンダを連れて行こうとした時のジョン・グッドマンとホリー・ハンターの演技が最高に泣けます。ジョン・グッドマンの「俺が唯一好きになった男だ。」のセリフに、涙をこらえながら、せきをきったように涙があふれだすホリー・ハンターの演技が重なります。たまりません。 肝心のピートは死後ひたすら孤独です。 死後、生きている人のために霊感になり、かけた言葉がその人の心の奥底に届くような発想は斬新で面白いと思ったのですが、よく考えるとひたすら孤独です。最後まで救われることがないことがわかっているストーリーは見ていてひたすらせつないです。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-24 13:42:41)《改行有》 1675. レボリューション6 大人になってしまった人たち4人。大人になりきれなかった人たち2人。 このやりきれない状況に国境はないのだと思いました。 証拠隠滅のために、もう一度一緒に行動する6人。以前とは違い、立場も違えば考え方も変わっている。いつの間にかできた小さなひずみあちこちに。それを映画の中ではいちいち説明しない。見ている人に、なんとなく察してねというシーンがいかに多いことか。だからさまざまな憶測ができます。映画の中にはっきりとは出てこない、でもなんとなくその背景がわかってしまうニュアンスを楽しむ映画ですね。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-19 03:04:16)《改行有》 1676. 君のためなら千回でも 《ネタバレ》 第一部 アミール・ハッサン幼少編 第二部 アミール青年編 第三部 アミール・帰郷編 と見るか、 第一部 アフガニスタン平和な時代編 第二部 アメリカ編 第三部 アフガニスタン・タリバン時代編 と見るかで、 映画に対するイメージが大分変わります。 僕もはじめは、アミール・ハッサンの関係が微笑ましくて、二人の友情を中心に見ていました。ただハッサン親子が出て行き、ソ連が侵攻してからは、戦争・歴史のイメージが強くなります。 衝撃的だったのは、やはりカブールに侵入して、街の様子や家の様子が大きく様変わりしてしまっていたこと。後半は特に、反戦のメッセージを強く受けてしまいました。 かなり重い内容をふまえている割には、見やすい映画だと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2011-10-15 05:46:33)《改行有》 1677. サンキュー・スモーキング 《ネタバレ》 「自分が正しいことを証明するのではなく、相手が間違っていることを証明する。」勉強になります。役に立ちそうですが、間違いなく嫌われますね。 全編通して、本音か建前か分からない論戦を繰り広げますが、公聴会での最後の一言だけはおそらく本音。息子とまっすぐ向き合い、息子も父親を最後まで信じている姿が印象的でした。 ただ、拉致されるシーンだけは怖いです。洗練された弁舌も、純粋な暴力の前には何の意味もないのでしょうか。ペンが剣に負けてしまう瞬間でした。[DVD(吹替)] 6点(2011-10-13 14:28:49)《改行有》 1678. テルマ&ルイーズ 《ネタバレ》 犯罪のエリートになっていく二人。 主役の二人ももちろん良かったのですが、ハル刑事やジミー、ダリルも脇役のくせにキャラが立ってて良かったです。 特にハル刑事とジミーは良かった。 ハル刑事はだんだん昭和の刑事に見えてきました。 ジミーはかっこいい。あんな男になってみたいです。 登場人物の個性がはっきりしていて、見やすいし、面白い映画だと思います。笑えるところもあります。テルマがダリルに電話するシーンは爆笑しました。 ですが、好きなタイプの話ではありません。 このタイプの話だったら、もう思い切ってハッピーエンドにしてくれたほうが個人的には楽しめました。「ええ!そこからまさかの展開!?」みたいな感じで。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-30 05:18:20)《改行有》 1679. リトル・ロマンス 《ネタバレ》 ジュリアスは人良すぎ。 リチャードパパはかなりいけています。冷静で理解があって子供思い。ですが奥さんのことも大切にしているところがまた良いですね。 ダニエルの友人とナタリー(ローレンの友人)もそれぞれ良い味出していましたね。あの4人で行動するところをもっと見たかった気もします。それぐらい見ていて楽しくなる4人組みでした。 ナタリーのキャラ設定は露骨すぎてうけます。あれほど「またいとこ」に恋して~とか言っていたのに、ダニエルの友人とすぐラブラブに。まあ中高生の恋愛なんてそんなもんですね。いつの時代、どこの国でも同じみたいで、中高生に国境はないみたいです。 はっきり言って、悪人は一人も出ないですね。かと言ってみんな善人かと言えばそうでもなく。なんだか人間くさい人ばかり出ます。だから安心して見ていられますが、その分刺激は控えめ。ちょいちょい小ネタはあります。 映画で「安心」と「退屈」は紙一重ですが、この映画は割りと楽しめました。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-25 04:20:32)《改行有》 1680. ブロードウェイと銃弾 《ネタバレ》 面白かった。「ラ○オの時○」を思い出しました。まったく予備知識なしで見たのですが、チーチがこんなに深く関わってくるとは思いもしませんでした。忠実に仕事をこなすチーチが次第に芝居にのめり込んでいく様子がとても良かったです。チーチとディヴィッドのやりとりも好きです。 ただ、映画にはまりこむほどではありませんでした。面白かったのですが、ずっと観客として舞台劇を見ている感じです。感情移入できる映画が好きな人には、もしかすると期待以上の映画ではないかもしれません。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-19 00:41:41)《改行有》
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