みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
161. エルム街の悪夢(1984) この映画の知識が全くない状態で、「『エルム街の悪夢』?サスペンス?それともミステリー?ファンタスティック映画祭、ってくらいだから、きっと夢を題材にしたダークファンタジーでしょう」と何気なく見ちゃった私を待っていたのは「ぎやぁぁあああ!」。きっと、上映中、楳図かずおのマンガに出てくる、あの顔してたに違いないです。今ならどんな映画なのかは、有名過ぎるほど有名だったりするワケですが。もっとも、ホラー、特にスプラッタが苦手な私ですが、この映画の、夢の中に出てくる殺人鬼という設定は面白く、対決方法やオチなんかもなかなかに楽しく、「あれ?意外と楽しめちゃった」って感じでした。[試写会(字幕)] 7点(2005-04-15 00:19:43) 162. 天国にいちばん近い島 「ここが私の天国にいちばん近い島です」と言われても、なんで?って感じの映画でした。そこまでのドラマがちっとも迫ってこないモンだから。そもそも、旅エッセイな原作を無理に物語にした結果、かなりヘンな映画に。実話からリアリズムなしの映画に変化。大林監督としては昔風の南国モノを再現したかったようですが、いかんせん物語に全然面白味がなくって。最後の最後のショットで、ちと許す、みたいな。当時、めちゃくちゃ知世ファンだった私が必死になって応募して当てた、「知世バースデイフェスティバル」とゆーイベントで見た、とゆー事は、ここだけのヒミツ。ちっともヒミツになってないけど。[試写会(字幕)] 4点(2005-04-13 13:02:05) 163. 王立宇宙軍 オネアミスの翼 リアルな人間=つまらない人間、ではない筈なんですけどねぇ。主人公のリアクションの薄さが、なんとも退屈過ぎ。延々ぼ~っとしててボソボソ喋って、時々発作的にアクティブになる、と。ちいとも感情移入できませんわ。一生懸命優等生ぶってる物語とメッセージ(最初のモノローグからして全身痒くなります)、そしてこれ見よがしのデザインに抵抗を感じます(細かいコト言うと、シロツグが使ってた、あのカミソリのデザインは人間工学から離れすぎててリアリティのかけらもありません。そりゃ出血もするって)。そこに無理した背伸びが感じられて、拒絶反応を示しちゃう私。作画は非常に高水準で、音楽もいいだけに勿体ない・・・。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-11 00:14:25)(良:1票) 164. 人類創世 《ネタバレ》 遠い遠い過去。まだ言葉もマトモに話せない頃のご先祖様たちの物語。大事な火が消えちゃったよ~、火を探しに行かなくちゃ、と旅に出たら、既に火を作れる種族がいました、と。火を作れるようになる進化の過程を描くのかと思えば、単なるタナボタ。肝心なところがガッカリオチじゃ、一体ナンのために作られたのやら理解不能です。70ミリの大画面に展開する、マジメなフリしたアホ映画、という風情でございました・・・。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-10 23:56:21) 165. バイブス秘宝の謎 あ~、なんか安い映画。特殊な能力を持ったカップルが主役な物語であるにも関わらず、それが映画を面白くする要素、物語を運んでゆくための重要な要素としてちっとも作用していないのはどういう事でしょ? シンディ・ローパーが主役、とゆー時点でもう普通とは違う特殊な映画ですよ、って感じがしそうなんですけど、それすらも大きなポイントにはなってないですし。脚本がだら~っとしたモノでしかない分、シンディがもっとハジケちゃっててくれたらなぁ。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-09 23:22:14) 166. さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅 《ネタバレ》 鉄郎、この物語上では、ちっとも役立ってないし・・・。しかも物語にケリを付けるサイレンの魔女は、伏線くらい張っとけよ~、って感じでしたしねぇ。唐突に出てきて、全てを解決~。デウス・エクス・マキナのステキなサンプルと化してどーすんの?って感じ。何故、もう一度旅に出なければならなかったのか? その物語としての動機が弱すぎなんです。前作がヒットしたために焼き直しで夢よもう一度、って感じがしてしまって、この物語が存在しなければならない理由がちっとも見えてきません。鉄郎を普通の人から特別な人へ押し上げ、前作との明らかな矛盾を抱え(機械化人、生身の人間が必要なんじゃん)、結局自力解決できないまま終わる物語に、納得できる訳もなく。エメラルダスの「私たちの旅に終わりはないのよ」のひと言に、メーテルは納得できても、こっちは納得できませんがな。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-09 23:14:54)(良:1票) 167. フェノミナ んんー、ジェニファーはとっても美しいんだけれども、それを徹底的に汚してイジメてみよー、というアルジェントのフェティズムにゃ付いてゆけません。ジェニファー可哀想。それに映画そのものは物語なんてどーでもいーわ、って感じで破綻しまくりですからねぇ。これ一作だけだったクランキーサウンド(FM波で音声をヘッドフォン式ラジオに飛ばすシステム)は、ずっとノイズ入りまくりで役立たずサウンドでございました。映画館の外でも音を拾えるとゆー、著作権に厳しい現在だと、かなり無理なシステムですし、映画館内でヘッドフォンしている状態というのはちょっと自閉的な感じでした。ヘッドフォンを外すと、結構悲鳴とか上がってたんで、映画館で映画を見てる、っていう臨場感を考えると、かえってジャマなシステムだったかも。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-09 23:10:38) 168. ステイン・アライブ 《ネタバレ》 「飛べ!」「だめ、できないわっ!」「飛んで!」「飛ぶんだ!」「ええいっ!」あのー、そういう事は本番のステージじゃなく、リハーサル時点でちゃんとやっといて下さい。第一、あのステージ、とても見に行きたいとは思えないんですけど。原田知世主演の「愛情物語」の劇中劇「カーテンコール」と同じくらいに、それ誰が見に行くのさ?状態。そもそも、何をどう解釈したら「サタデーナイト・フィーバー」から、このスポ根マッチョダンス映画に繋がるんでしょ? まー、色々ツッコミどころの多い映画ではありました。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-08 21:59:00) 169. ねらわれた学園(1981) オープニングの「守ってあげたい」に乗せて流れてゆく大林ワールドの映像に「きた~!」って感じでしたが、来なかった~。薬師丸ひろ子に何も来るものがない私としては、ごてごての大林宣彦のセンスが満載の映画を期待しておりましたが、その通りでありながらバッドトリップ~っ!てな状態。大林作品って、ハマった時はいいけれど、ハズした時には巨大ダメージとなる事を、ひしひしと感じた私なのでした。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-08 21:56:28) 170. ゴジラ(1984) 《ネタバレ》 当時好きだったスターシスターズが、何故この映画の主題歌を?って感じでしたねぇ。元々は40、50年代の懐メロオールディーズ歌ってる人達だったのに。この映画のゴジラって、なんかカッパみたいな感じしません? アタマぺったんこで。スーパーXみたいな信じられないレベルの技術力があったら、ゴジラなんてあんなに苦労しないで一発倒せそうなんだけどなぁ。などととりとめもない事を考えつつ、映画を思い出してみる・・・うろうろ~ぐうぐう~ぽてっ←(ネタバレ部分)。騒いで深刻ぶっているのは映画の中の人達ばかりなり。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-08 21:47:02) 171. ベイビー・トーク こういうアイディアで始めた以上、きっちり赤ん坊の視点で描くべきなのに、なんとも中途半端なのが気になりました。ナレーションで赤ん坊の一人称という立場を取ってるクセに、赤ん坊が存在していないシーンが存在しちゃうのはねぇ・・・。シングルマザーの父親探しという物語は、なんだか予定調和ばかりな感じがしないでもなかったです。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-07 23:28:21) 172. カリブの熱い夜 《ネタバレ》 これ、かなり記憶がトンでしまっているんですけど、結局なんにもちっとも解決しない、「おいおいそれで終わりかよ!」って映画じゃなかったでしたっけ? 思わせぶり、もったいぶった展開がずっと続いて、だけどラブストーリーでごまかされてキレイなラストシーンでケムに巻かれた、みたいな。実は全然中身ナシ!だった記憶がありますが。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-07 23:21:19) 173. パラダイス(1982) 名画座で見たフィービー映画3本立ての、その3本目だったので、いい加減ダレダレ~って状態でした。展開が甘くってユルくって、映画の存在そのものがパラダイス状態。もっとも、この映画にマジメな生き残りの物語や悪党との対決サスペンスなんてモノを求める事自体が間違ってるんでしょうから、「ああ~パラダイスぅ」って気分を味わってればいいんでしょうけどね。狭くボロい名画座じゃ、そうも行きませんでしたけど。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-07 23:14:43) 174. ゴーストバスターズ(1984) 《ネタバレ》 SFX展、みたいなのやってたんです、この映画の公開前。そこで、モロに撮影で使われた実物マシュマロマンを見てしまっていて、その上でこの映画見たら・・・そうですね、いちばんの笑い所が判っちゃってる状態でガッカリ。マシュマロマンさえ知らずに見ていれば、もう1点くらいは点数上がったのかもしれません。どっちにしろ、予告編で見た部分が面白いところの殆どで、あとはダレダレ、という映画ではありました。もっとバカなのかと思ってたんですけど、クライマックス前でヘンに苦悩されたりすると、「ちょっと違うんじゃない?」なんて。[映画館(字幕)] 4点(2005-04-07 23:13:36) 175. メイン・テーマ マイクが「シュワッチ!」って言いながら立つとゆー、ホントにしょーもないネタを臆面もなく描いていた映画。なんか、ダメダメって印象しかありませんでした。脇を歌手で埋めてみせた意味が全くもって不明ですし(だったら、もっとリズミカルに流れてよ)。スタイリッシュな映像と、猥雑でダサい映像とが混沌とした状態は、なんだか意味がありそうで、ちっとも意味がない感じもしましたし、80年代って今思えば中身カラッポな時代だったかもしれないけれど、だからってわざわざそれを具象化するこたぁないでしょう。『家族ゲーム』で「ん!」となった森田監督、『ときめきに死す』で「んん~?」となり、この映画で「んあ~~~」って感じになっちゃいました。『模倣犯』は「んががぁ~~」って感じですけどね。[映画館(字幕)] 3点(2005-04-07 00:39:08) 176. キャノンボール2 公開当時、映画のチケットを買った人に、ジャッキーとリチャード・キールの舞台挨拶イベントご招待!というのがあって、朝早くから妹と二人で出かけました。映画本編は別の機会に見てね、という舞台挨拶のみのイベントだったのですが、ファンの声援に応え続け、カンフーのポーズをキメてみせまくるジャッキーはファンを大切にする人だなぁ、って感心したものです。んで、映画の方は・・・キャノンボール、ってところの本題から激しく外れて展開する物語に、れれ?って感じだった事、そして、凄く退屈な映画だった事くらいしか覚えてません。[映画館(字幕)] 3点(2005-04-07 00:30:17) 177. 誕生日はもう来ない 《ネタバレ》 ホラー映画って、気持ち悪い思いをしても見終わった後には救いやある種の爽快感があったりするモンなのですが、これはそういうモノが皆無な、イヤ~な気分でどろ~ん、とさせてくれる映画でした。なんつっても脳の手術シーンが「ぎゃわわ~!」って感じで、クライマックスの死体による晩餐が「うう~っ」って感じなんですけれど、混乱に混乱を重ねるよーな物語の末に待っているのは救いのないラスト。映画に必要なショットが不足しているために余計に不安感を与える、というオマケまで手伝って(舞台がいちいち部分部分で描かれるばかりでちっとも空間認識ができないんです)見終わった後の印象最悪、もう二度と見たくない映画としてはダントツの一位です。デキそのものはこれよりヒドい映画は幾らでもあるんですけどね。この映画、入りがあんまり良くなかったらしくて、ロードショーなのに「1941」と二本立てになってたんですが、あまりにイヤ~な気分だったんで、「1941」を二回見ちゃいましたよ。しかし、何故にドロドロホラーに、おバカコメディが併映?[映画館(字幕)] 3点(2005-04-07 00:27:15) 178. わが青春のアルカディア あー、高レベルの作画がもったいない・・・。ハーロック誕生物語をこじつけました、みたいな映画で、物語自体はちっとも完結してないですし、楽しめる部分がちっともないツラい作品。松本零士作品は多くがリンクしているのですが、あちこち辻褄が合わない部分が多くて、ブームのピークの頃は良かったけれど、今となっては、もう付いてゆけません。オープニングの、延々と裕ちゃんのモノローグが続く部分も、本編の物語にどう結合してるんだか、ちっとも理解できないですしねぇ。音楽は良かった印象がありますが、格調高すぎて中身に合ってない、って感じでしたし。そもそも、イルミダスとかマゾーンとか機械化人とか、一体誰が地球を支配してるのよ?[映画館(字幕)] 3点(2005-04-07 00:22:43) 179. ユーズド・カー すいません、当時ちっとも笑えなくて、スピルバーグって言っても、やっぱり監督作品じゃなきゃダメなんだねぇ、って思いました。ゼメキス&ゲイルの才能も当時はち~とも感じませんでしたし。クライマックスの自動車軍団大暴走だけが見せ場、って感じがしました。つーか、あの主役がカート・ラッセルだった、って今知りました・・・。[映画館(字幕)] 3点(2005-04-07 00:08:19) 180. 1000年女王 《ネタバレ》 ≪めちゃネタバレ≫女王の正体は?ってウリだったんですけど、いや、最後まで判んないし。そのうち、公開中の新聞広告で「1000年女王はメー○ルだった!」って。ええー?んなコト何にも言ってなかったじゃん、そういえばプロメシュームって呼ばれてたなぁ、でもそれってメー○ルのお母ちゃんじゃん、つーか、そもそもラストで死んじゃってるじゃん・・・。もうワケ判んない。独特のクドい絵柄は最後まで馴染めず、意味のない映像に気合い入った作画してたり(ドクターがただ延々と歩くシーンを大々的な動画で描いております)、物語は感動しろ~!と押しつけてきながら、全く感動できず、散々な映画でした。主題歌は良かったですけど。[映画館(字幕)] 3点(2005-04-05 23:43:18)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS