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プロフィール
コメント数 313
性別 男性
年齢 63歳
自己紹介 映画は生もの。リアルタイムで見るのが一番だけど、古い名画はどうしようもない。TVでしか観れないのなら、電気を消して電話を切って、誰も来ない夜に、なるべく劇場と同じシチュエーションで見るように努めています。(お酒を飲みながらはありますが)観る側、つまり自分も生ものですので、その時の体調、精神状態では見方も変わります。B級がA級に見えたり、恋愛映画がアクション映画に見えたり、でもそれはそれで面白いと思います。
と、勝手な事をのたまう40才の映画好きな親父です。

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161.  テキサス・チェーンソー 《ネタバレ》 つい最近まで「バイオハザード4」というゲームをやっていたものですから、映画の中のチェーンソ-男が怖くて怖くて。あと、建物や、出てくる人物達が(若い方でなくて)ゲームと見事にオーバーラップしてしまい、「うへぇ~」と声を上げながら見てしまいました。色調的にも錆びたドア、朽ちた車、人の生命感のない部屋、調度品などが、不参材料としてこれまたゲームと重なるのです。前作は観ています。後味の悪さでは今作も決してひけをとっていません。むしろ、よりリアルになっている気がします。何よりも空気ですか。この映画の肝とも言える熱さ、汗の描き方、乾いているような、埃っぽい空気が全編に漂い、クライマックスの雨が少し心地よくもありました。でも、こめかみに小さい針をちくちく刺されているような観賞時間は人を選ぶかも知れません。自分的には不快を不快らしく見せる徹底した姿勢が好きなので良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2005-04-19 18:47:09)

162.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 遂にというか、やっとというか、観る事が出来ました。映画館へもタイミングが合わず中々いけず、仕方なくDVDでの観賞となったわけです。こういう災害スペクタクル映画は大きなスクリーンじゃないと、やっぱり臨場感に乏しく、映画の持つ視覚メッセージも半減してしまいます。ただ、この秋集中して起きた台風や地震のことを考えると、TVというフレームは怖い物で、絵空事のようにはとても思えなくて、雨の描写や洪水、雲の無気味な動き等が、リアルに迫ってきます。人類への警鐘という意味では、何かしら考えさせられるものがありました。誰も観た事がない氷に閉ざされたニューヨーク。瞬間に凍る恐怖。その寒さの描写は「真冬に見なくてよかった」と感じさせるほど、自分の体感温度を引き下げました。しかし、息子を救うというストーリーに集約された後半は、少しきびしいものがありました。別に英雄を描こうとしたわけではないのだろうけれど、父親のスーパーマンぶりが、せっかくのリアリティをこわしているように感じます。災害の現場においては、必死に生きようとするものこそ、ある意味英雄なわけで、主人公以外の人達のことが、物凄く気になりました。最後は、ビルの屋上で救援を待つ描写で見せてはくれているんだけど。でも、映画ならではの視覚表現は見事だと思います。7点(2004-11-15 13:09:16)(良:1票)

163.  ウォーターボーイズ TVで何度も放映されているのを、御飯食べながら、電話しながらと、わき見だったので、ちゃんとDVDで観ることに。爽やかな物語で、本当に夏向けですね。自分の高校生活とは比べ物にならない程、青い時を、熱い夏を、登場人物達が満喫しているのが眩しいです。夏の空って、日射しって、こんなに鮮やかだったんだなあ。忘れかけていた当たり前の色を懐かしく感じました。男子のシンクロの学園祭での成功を見せるストーリーは、努力して、協力して、ひとつになって、感動するという定石ながらも、出演者達の若さハツラツによって充分惹き付けられました。脇を固める俳優さん達もいいですね。 映画の物語自体がイベント的なので、グラフィッティみたいな簡単描写ですむのだろうけれど、何気ない日常とか、普通の生活のシーンとかもう少し多くても良かったかなと感じます。生き生きとした彼等のラストのシンクロがより鮮明になると思うので。でも、いいですね。若いっていうのは、もうそれだけで長所になるんだな。7点(2004-10-06 11:51:44)《改行有》

164.  スチームボーイ STEAM BOY 《ネタバレ》 少年の冒険活劇を想像したのですが、少し違ってました。で、面白くなかったかというとそうでもなくて、ちゃんと大友ワールドなるものが堪能できて良かったです。科学に執り憑かれた人間の悲喜こもごもを緻密な「絵」によって表現されている点ではポイント高いです。ただ、惜しむらくは壮大なる親子喧嘩に終わってしまい、その代償がロンドンの街の崩壊という結果になっていること。勧善懲悪といった図式ならば、街の惨劇も「悪」を懲らしめる場合、涙を飲むのでしょうが、いかんせん科学者の自己満足、そして親子の葛藤だけで、街が潰されるのはどうにも後味が悪いです。それだけ、科学そのものより、科学を扱う人間性の愚かさを象徴しているのでしょうけど。でも、ものすごく印象に残ったシーンがあって、それは主人公のレイがスチームボールを使って空を飛ぶ所で、壊れた街の家の窓から幼い少年の瞳に、空飛ぶレイの姿が映る所。白い軌跡を残しながらまっすぐに飛ぶ、その様を少年は羨望に似た眼差しで見つめる。「科学」への正しい憧れ。科学への純粋な驚きみたいな感じがして、少しグッときました。ひょっとすると最も言いたかったことは、このことではないのかな。そのために、レイを飛ばしたのではないかな。そんなことを思いました。7点(2004-07-27 12:01:33)

165.  ファインディング・ニモ 「綺麗!」そんな言葉がぴったりの映画。実写ならば、舞台となる建物や木々、草花などを建設、建造する「美術」が存在し、それをうまく撮影するカメラがあるのだろうけれど、ピクサーのこの作品には、スタッフの頭の中にそれが全てあるみたいです。つまり、イマジネーションという、およそ枠にはまりきらない強い武器が映画美術を成り立たせているのですね。海の中の色鮮やかな表現、波のうねり、差し込む光など、こうあればいい、こう見せればいいということをちゃんとしている点が物凄くいいですね。子供を探す、そして取りかえすという手垢のついた物語なれど、見てしまいます。ハラハラしてしまいます。魚の動き、表情も、そして台詞も、みんなCGという「美術」の中で立派に活きています。ほんと、目からためいきの出るような楽しい映画です。7点(2004-07-10 09:15:21)(良:1票)

166.  アクシデンタル・スパイ 《ネタバレ》 我らがジャッキーのアクション映画というだけで評価が甘くなります。(ごめんなさい)自分はジャッキーの映画に物語性や社会的なメッセージを全く求めないので、正しい映画の観賞にはならないかも知れません。ただ、見るのはアクション、アクション、アクションのみ。さすがに年をとってきたジャッキーに往年のような「キレ」はなくなってきています。肉体の衰えは隠せませんし、止めることはできません。でも、娯楽であれ!という映画の楽しい精神を立派に継承している姿には「愛」を感じます。その精神性も失ってしまったらもう、見てられないのかも知れません。だから、映画本編にはあまり関係のない最後のトラックのシーンも、頑張る、奮闘するジャッキーを見るためだけの特典映像と考えれば、これもまた楽しい。派手に戦うだけでなく、誰が見ても分るピンチな状況とハラハラドキドキを、これだけ何のてらいもなくやってのける俳優というのはやはり凄いですね。感心します。7点(2004-06-14 16:43:14)

167.  リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い 《ネタバレ》 漫画のようなノリと展開で娯楽作としては王道路線をいっています。その昔、様々な小説や映画で描かれていた「超人」達が結集し「悪人」をやっつけちゃう設定からして、少年の頃を思い出してしまいました。ただ、1人1人の「アク」の強さというものがあまりなく(ネモ船長などはめっぽう強いので驚いたのだが)平凡な扱われ方という気がします。S・コネリーはさすがに存在感のある役所なのですが、その他の人達が少し霞みます。しかし、それを補うかのような映画ならではの描写もかなりあり、潜水艦の登場にはただただ圧巻。それとベニスの街の崩壊シーン。ラストの要塞めいた所のアクションよりも見せ場だったです。肩の力を抜いて見るべき映画ですね。それにしては単調なきらいもありますが。でも、20世紀フォックスのマークがそのまま街の屋根の上の看板にオーバーラップするファーストシーンだけでも、「あっ、おもろい!」と反応する自分なので、正当な評価とは言えませんね。(マークやタイトルのお遊びといったものが好きなのです。こんなお遊び、映画しか出来ませんものね)7点(2004-06-14 16:32:18)

168.  コンタクト 目に見える宇宙へ行くことよりも、目に見えない宇宙(自分自身の中にあるもの)に行くことの方が大変なんだなあ。子供の頃に書いた絵の中に自分が存在する。父親と再会する。物理的にはあり得ないことなんだろうけれど、精神的にはそれを感じる事ができるという、少し宗教感ただようところもありますが、素直に感動できました。1人で生きている訳では無く、きっと誰かが、空の物凄く高い所から見ていてくれている、見終わった後、そんな事考えてしまいました。ジョディ・フォスターのキリッとした表情がいいですね。いい女優さんになりましたね。7点(2004-06-03 19:48:27)

169.  ストリート・オブ・ファイヤー 《ネタバレ》 この映画の音楽にやられました。どの楽曲も素晴らしく、サントラも購入。特に、最後にダイアン・レインがステージで唄うところは劇場で鳥肌が立ちました。物語的には、その昔日本映画であった「流れ者」のような展開で、マイケル・パレが小林旭に見えたり、見えなかったり。無国籍風になっている作りも同じですね。でも、単純だからこそ、見やすかったことも事実です。カッコイイ!だけを成立させようとした作品ですが、今見ても音楽の良さは変わらず、心が震えます。7点(2004-04-24 13:06:36)

170.  ニューヨーク東8番街の奇跡 《ネタバレ》 メルヘンという言葉がぴったりですね。小さな小さな宇宙船の設定自体から「夢」のような物語を感じます。立ち退きを迫られた古いアパートを、そしてそこに住む人々を、救うお話は、まさに古き良きアメリカ映画が持っていた助け合い、ヒューマニズムそのもの。それを特撮を使い宇宙船という外の星からのお客様として描く所に、現代という時代性をうまく活かしています。「E.T.」では子供が、この映画ではお年寄りが最初のコンタクトを行いますが、やはり心が純粋(年をとると幼児性を帯びるという)な人にこそ、奇跡は訪れるということを改めて認識。名作というわけではないですが、暖かいココアみたいなほのぼのとする作品です。 最初のタイトルバックは、建物とそこに住んで働きはじめた人達の歴史を映して(セピア調だったと思いますが)見るだけで、「ああ、こんな風にすごしていたんだ」「お店もはやっていたんだなあ」と目で見てわかる導入となっており、分かりやすかったですし、登場人物たちへの感情移入も素直にできました。こういう編集はやはりうまいですね。7点(2004-04-24 12:57:56)《改行有》

171.  少林サッカー いいなあ、この映画。ハチャメチャぶりが実に分かりやすく、丁寧で。サッカーという題材もそれぞれが持ち味を発揮する点でうまく活用されていますし。何よりも、「娯楽」に徹した気持ち良さが、観ていて大変感じられます。実録タッチやヒューマンな味付けでスポーツを見せるのは他の作品で十分。爽快感、ダイナミック感たっぷりで、たとえそれが漫画的であってもちゃんと「絵」になってれば、満足です。馬鹿馬鹿しいのひと声で片付けるには惜しい出来。あんなキック、自分もしてみたいです。7点(2004-04-22 14:43:14)

172.  千年女優 《ネタバレ》 アニメーションの特性を活かしたまさに「女の一生」。人生と映画がシンクロしながら進む展開は、その場面転換の鮮やかさも含めて実に優美です。なめらかです。昔の女優、昔の映画撮影の現場など、その当時のムードもよく出ていて、それに振り回される男2人も狂言回しに徹して面白く出来ています。現実と映画で描かれる虚構の世界との境目が段々失われていくあたりからは、多少画面についていけない独走っぷりが発揮されますが、ラストの台詞で納得。永遠に女優である限り、自分を愛せないではいられない。そんな自分が愛おしい、そんな自分こそあらゆる物語の主人公なのよ、と。映画全体がこの女優のためのものであることを描いたエゴにも近いラスト。でも、観てしまうのはこの女優の術中にまんまとはめられているってことですね。7点(2004-04-06 09:34:10)

173.  アニマトリックス いろいろな作家が、いろいろな思考で「マトリックス」の世界を描いた言わばオムニバス映画。脈絡のないような(本編との)話もありますが、これだけ様々な解釈を与えられる作品の影響力はさすが。自由に表現する各作家のイマジネーションも、とても刺激的です。国も違い、作風も違い、ましてや個々の頭の中も違うのですから、同じ題材でもあらゆる角度から見れるのはやはり面白いです。そして、「マトリックス」という映画がアニメーションにぴったりの内容であることも再認識しました。複雑な構造をもった作品のテーマですが、アニメの表現の進化みたいな視点で見るといいと思います。でないと、疲れるような。理解よりも感じる、そんな観賞の方が楽しめます。7点(2004-04-05 12:09:36)

174.  リベリオン 《ネタバレ》 アクションのアイデアで勝負した、意外と面白い作品。近未来、戦争を廃止するために人間の感情をコントロールし、「怒り」「哀しみ」「笑い」などが全て取り除かれた社会。感情の発露が戦争に繋がるという短絡思考には閉口するが、その中で管理されない人々を取り締まるためにガン=カタ(特殊な格闘戦法ですか)を身につけた主人公が、段々感情を持ち出すというストーリー。世界観は無機質な感じが、都市、人々の衣裳、オフィスの中などに黒色で活かされており、(反面車等は白色)寒そうな「絵」づくりに成功しています。無感情な人々の集団が歩く場面では、昔のドイツ映画「メトロポリス」を思い出しました。そう言えば、その影響が多々あるのか、ドイツの感覚(建物、服装、旗などの美術)が見られます。ナチスをイメージした方が、伝わりやすいのでしょうね。しかし、最大の見せ場はガン=カタのアクション。いちいち型を決めるそのポーズはまんま劇画です。しかし、単純に面白いのです。ありえないでしょ、そんな。を上手に描いて、不自然を自然に見せるあたり、スタッフの意気込みを感じます。「マトリックス」を意識した数多くの模倣映画が乱立する中、これはしっかり観れますね。楽しかったです。7点(2004-04-05 11:03:01)(良:1票)

175.  リロ&スティッチ 《ネタバレ》 最近では珍しい程、懐かしい匂いのするアニメです。ディズニーの古い時代のあの独特の動きや自然の背景、家屋等の造形物にとても強いノスタルジーを感じます。また、丁寧に描かれたことにも、「手作り」のセンスの良さが見られます。ハワイを舞台にしているのも、各キャラクターの体温が伝わるようで、観ていても暖かくなれました。お話としては、1人きりで友達のいない少女とこれまた乱暴者で宇宙から追放となったコアラ型エイリアンの交流を描いた、孤独同志が友達になる、ありきたりと言えばありきたりな内容です。しかし、先に述べた要素が上手く活かされていて、新鮮な印象を与えてくれています。適切な言葉が見つからないのですが、まるで時間が止まったような、古いアルバムの中の思い出話のような、そんな錯覚を覚えます。泣けるまではいきませんが、胸に少しジーンとくる良品です。7点(2004-04-05 10:43:52)(良:1票)

176.  野生のエルザ 《ネタバレ》 動物と人間の共存(または自然と人間でもいいですが)を考える時必ずといっていい程、自分の頭の中にはこの映画が浮かびます。同じ地球に生を受けて、命を全うする生き物なのに、方や野生の動物、方や人間という区分けが存在します。相容れない、それは当然のこと。環境も違うし、生活も違う、言葉も通じない。縮まることのない距離。離れていく運命。でも、惹き付けられる「愛情」の存在。動物の心と人間の心。どちらも同じもののようにこの映画では感じます。ラスト、草原に野生となって生きる為にエルザを返します。哀しくもあり、清々しくもあり。共に生きるための答えなど見つからなくても、それぞれが「生」をうけている物だと認めあい愛おしむことを教えてくれています。名曲「ボーン・フリー」に泣かされながら、凄くそのことを感じます。7点(2004-04-03 12:17:29)

177.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 そうか、こういう怖がらせ方もあったんだ!と、凄くうまい設定にまず拍手!「運命」をすんなり「恐怖」に変換する描き方は、次が気になる要素も合わせて、物語についつい引きこまれます。出ている俳優たちも日本で馴染みのない人だけに、妙にリアリティがあり、それだからこそ現実感も増しています。実際にはないだろうけど、もしかしたらなんて、そんな語り口が見事な映画。怖いけど面白い。やたらと血の出るスプラッターよりもはるかに恐怖を感じます。7点(2004-04-02 13:39:20)(良:1票)

178.  太陽の王子 ホルスの大冒険 《ネタバレ》 最初に観たのは小学校2年生の時。授業の一環として体育館で上映されました。その後は、成人し大学祭で。古いアニメではありますが、「動き」に感動したのを覚えています。特に、怪魚(大きな化け物みたいな魚)を倒す場面でのアクションには単純に興奮しました。そしてスケール感も。岩男の起き上がる場面は、その質感までもが伝わって来て体が震えました。確かに技術や効果については現在のアニメとは比較できないですが、映画として組み立てられた作品としては、かなりのクオリティであると思います。荒々しくもその当時の作家達の気概も感じられて、懐かしい部分だけでなく、今一度見直さなければならない姿勢みたいなものもあると思いました。7点(2004-04-02 13:20:10)

179.  ビッグ 《ネタバレ》 この映画の見所は(人によってたくさんあるとは思います)ラストでしょう。子供から大人になって、願いがかなってもそれは自分の力でも何でもなくただの遊びのようなもの。精神が伴わない大人の状態を面白可笑しく描きながら、映画は純粋でいることの難しさと矛盾、そして疎外感を風刺を交えて描いています。でも、最後にはそんな大人との決別が待っています。普通、少年から大人への階段を昇る試練や苦悩を描くのですが、この作品では 大人から少年へ戻る手順で、それを見せてくれています。肉体は小さくなっても、「心」の成長というステップを踏ませて見せているあたり、上手いと思います。トム・ハンクスが実にうれしそうに(馬鹿っぽく)演じているのがまたいいですね。7点(2004-03-29 15:46:08)《改行有》

180.  ブラック・レイン 大阪の街をブレードランナーの舞台のように見せる映像。ネオンとあふれかえる人。光と影。日本であるとか、他国であるとか、そんな領域でおさまらないスケール感がこの作品にはあります。故松田優作が魅せる狂人のハイテンションぶりには、「こやつ人間か?」の疑問も浮かびます。そんな点でも、無国籍めいたムードが漂っているのでしょう。その分、浮いてしまう役者さんも多数いますが。寡黙な高倉健は典型的な描かれ方で面白味に欠けます。アメリカ刑事とのほのかな友情という流れも読めてしまいます。それでも観てしまうのは、松田優作。この人の圧倒的な存在感ゆえ。1人の出演者でもつ映画。俳優の力を誇示する、まさに貴重な作品です。7点(2004-03-29 12:03:51)

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