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自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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161.  新感染 ファイナル・エクスプレス 《ネタバレ》 新幹線と駅構内のみの限定的な空間で危機をすり抜けていくスリル、極限の状況で繰り広げられる人間ドラマ、一人ひとり脱落していくメインキャラ、とゾンビ映画のお決まりをなぞりながらも、残酷描写がほとんどなく、適度な恐さと緊張感で緩急つけながら2時間を一気に見せる。多くの人に薦められるパニックアクションの秀作。こういう大作を撮れない邦画のダメさを痛感させされる。製作姿勢に落差がありすぎる。感傷すぎる嫌いはあれど、ラストに落としどころを用意し、下手に後日談を描かない潔さが良い。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-03-12 20:33:32)

162.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 ファンではないので普通に見る限りでは面白い方だけど、ヒロインが主役で相棒が黒人というあたり、時代の流れ、多様性を象徴する(オバマからバトンを渡されるヒラリー・クリントンの暗喩か)。ハン・ソロの死はもう歳だし今更という感じで驚かなかった。今後は同性愛要素もあるそうだが、本来のSWとかけ離れていきそうで懸念するオールドファンも少なくないだろう。ルーカスの制御から距離を置くにも行き過ぎは危険。多様性も見方を変えれば、逆差別・価値観の押しつけでしかない要らぬ配慮だ。新しいファンを獲得するためには仕方ないのか。[地上波(吹替)] 5点(2018-03-03 17:56:50)

163.  オール・イズ・ロスト 最後の手紙 《ネタバレ》 登場人物はたった一人。台詞も背景説明もほとんどない。ロバート・レッドフォードが老体に鞭を打ち、ひたすら生に執着する姿を追う。難破することによる海水の恐怖がジワジワ迫ってくる演出、その時間との闘い、八方塞がりな絶望感の描き方が上手い。退屈させないように違和感なく幾多の困難を挿入してくるところにリアリズムの極致を見た。海とは無縁の生活をしている自分にとって、自然が如何に畏怖に満ちあふれ、人がどれだけ無力な存在かを再確認できるが、たったそれだけ。このような死の恐怖に直面しなければ、主人公に共感することは難しい。[DVD(字幕)] 6点(2018-02-14 00:03:46)

164.  プリズナーズ 某レビューサイト(ここではない)で警告なしにネタばらしした輩がいて、そのせいで本作の面白みが半減してしまった。それだけネタばれ厳禁の映画で、過程を楽しむも2時間半は流石に長い。ドゥニ・ヴィルヌーヴらしい一筋縄ではいかない完成度である反面、様々な要素が入り組んで、登場人物を徹底的に掘り下げた結果、良くも悪くも行間を描きすぎて観客が多様に解釈する余白がほとんど残っていなかった。つまり何度も見たいと思える魅力がないということ。エンドロールに続く引き際は良い。[DVD(字幕)] 6点(2018-02-13 20:32:48)

165.  ベイビー・ドライバー 《ネタバレ》 冒頭の逃走シーンで鷲掴みにされた。プレイリスト前提で組み立てられたような絶妙な構成に、疾走するカーアクションが一体になる。それだけでない。意表を突いた展開で、冷徹なボスと対峙するかと思ったら二人のために義侠心を見せ付け、最後の対戦相手が一見寡黙で常識人らしい犯罪者だったりする。今までのエドガー・ライト作品とは違いシリアス要素の強い本作だが、瑞々しいクールな演出は磨かれている。全編音楽で組み立てられているようで、ある意味で主人公の逃避にリンクしているとも言える。『トゥルー・ロマンス』みたいに逃避行するわけでもなく、現実を受け入れ、自分の罪を償い、まっさらになってシンデレラの元に帰るラスト、悪くない。[DVD(字幕)] 8点(2018-02-11 22:48:55)

166.  クラウド アトラス 《ネタバレ》 あらゆる意味で規格外。3人の監督に、時空を超えた世界レベルの6つの物語に、俳優陣が複数役を演じる(MVPはペ・ドゥナ)。複雑で実験的な映画だが、中身はエンタメに徹しており、同時進行で展開するため3時間の長尺を感じさせない。一度見ただけでは理解できない箇所があり不親切とも言えるが、何度も見れば新しい発見のある面白さがある。大事なことを全て台詞で語ってしまうのはマイナスだろう。ただでさえ複雑なので仕方ないかもしれないが・・・。人々が輪廻転生を繰り返すように、この世界もループしている。いつの世も悲惨に満ち溢れ、過ちが繰り返されていくことに暗澹としてしまう。それでも正しくあろうと闘った人間たちがいた。雫はやがて大海になる。因果が廻りに廻って、希望にも絶望にもなるが、信念は次の世代に引き継がれていく。その未来をどう描くかは自分たちなのだ。[映画館(字幕)] 8点(2018-02-05 20:23:39)

167.  アンストッパブル(2010) 《ネタバレ》 暴走列車を止めるだけ。敵らしい敵も存在せず、組織の体質をチクリと風刺しつつも、たったそれだけの内容を飽きずに魅せるトニー・スコットの演出が冴える。実話モチーフ故に仕方ないが、多少の地味さは否めないか。[DVD(字幕)] 6点(2018-02-05 20:04:18)

168.  テルマエ・ロマエ 原作既読。古代ローマとキャスティングはどう再現するかは一応クリアしており、漫画の実写化としては及第点。ただ、後半のシリアス展開は、日本とローマを行き来するほぼ一話完結式の原作のためか合ってない気がする。意図が不明のオペラ選曲にしろ、オリジナルキャラのヒロインの扱い方にしろ、良くも悪くもテレビ局印の映画で、期待しないで流す程度に見るなら普通に楽しめるかと。本場イタリア人はどんな気持ちで本作を評価したのだろうか。[地上波(邦画)] 5点(2018-01-15 23:31:40)

169.  神々と男たち 《ネタバレ》 信仰のために修道院に残るか、生命優先で帰国するか。宗教とは無縁の生活を送る人には理解が難しい。アルジェリアがかつてフランスの植民地であることも複雑さに拍車がかかる。宗教の垣根を越えて村人と交流し、行かないでと懇願されるほどに信頼されているが、果たして殉教してまでの価値があったのだろうか。歴史上、植民地化とキリスト教は切っても切れない関係のため、崇高な理念でも利己的な選択でしかない。そう、医師団やジャーナリストが人質に取られ、バッシングされる空気が日本では根強いように、むしろ社会的影響として失うことの方が大きいのだから。厳粛な空気の中、淡々と綴られていく葛藤の日々で、"白鳥の湖"をバックに、最後の晩餐を彷彿とさせるショットが胸を打つ。[DVD(字幕)] 5点(2018-01-15 23:13:42)

170.  アニマル・キングダム 《ネタバレ》 主人公が犯罪者一家から抜け出し、恋人と新天地に向かう話ではなかった。キャッチコピー通りの内容でそれ以上でもそれ以下でもない。一家存続のため自分の手を汚さず、破壊分子の長男を主人公に殺させるゴッドマザーのジャッキー・ヴィーヴァーの静かな狂気。サイコパス一家によって広がる負の連鎖には関わりたくないものである。まさにケダモノの王国。[DVD(字幕)] 5点(2018-01-04 18:27:08)

171.  レッドタートル ある島の物語 《ネタバレ》 台詞も説明も全くなく、美しくも叙情に満ちた映像だけで描く、芸術性の高いフランス産アニメらしい。ロビンソン・クルーソーのような無人島脱出のサバイバル劇だと思ったら、家族ものになっていた意外性があり。要約すれば「主人公は女に化けられる亀によって、無人島に囚われて死んだ」と言っても過言ではなく、あの人生で本当に良かったのかと思ってしまう。津波をきっかけに親子で外界に行けば良かった? いや、行けなかったのだ。亀である女は外界の環境に適応できないだろうし、独り立ちの息子も途中で死んだかもしれない。某映画で「初めは刑務所の壁が憎かったはずが次第に守られて安心する」という台詞通り、幸福論の映画だろう。仮に主人公が無人島から脱出できても、世間に戻って幸せな人生を送れるとは限らない。[地上波(字幕)] 7点(2018-01-04 18:20:59)

172.  ムーンライト 《ネタバレ》 気の滅入る映画には近年消極的だ。ましてやトランプ大統領への抗議票による作品賞に違和感はあったが、鑑賞後、これ以外にありえないと思った。描かれる物語は、貧困、麻薬、売春、育児放棄、イジメとネガティブイメージが並ぶ。それでも思った以上に暗澹な気持ちにならなかったのは、主人公の美しくも繊細な精神世界にシンクロされたからだ。同性愛の映画とは思えない、むしろ自分みたいに生き辛さを抱えた者たちの映画かもしれない。重要な部分をあえて省いたのも、誰もが人に知られたくない秘密を抱えているように思える。どこにでも起こりうる普遍的な現実。フアンとケヴィンがいなければ、彼は異端者を排除する社会に立ち向かえなかったかもしれない。たとえドラッグディーラーに身を落としても彼の人生はこれからも続くだろう。残酷な世界でも強く生きていく。華やかな世界とは程遠い日蔭者でも月光に照らされるだけで生きていると実感できる歓びがそこにある。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-01-01 00:57:27)

173.  わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 本当に受給されるべき人々が「まずはオンラインで書類作って」と冷たくあしらわれ、回りくどい方法で手続きするうちに諦めてしまう。深刻な題材を下手すれば過剰に描きそうなところを一歩踏みとどまって、ドキュメンタリーのように撮っている。税金を払っている人を助けるべきの制度が人を殺す制度になってしまったとき、国家は社会的弱者を搾取する存在でしかない。日本でも社会保障の崩壊危機や見えない貧困が取り沙汰されている以上、希望の持てる社会にしなければならないのに声をあげないでどうする? 誠実すぎる監督の怒りがあの落書きと手紙に集約されているのだろう。彼とシングルマザーの家族との交流が理不尽な社会の中での微かな救い。将来、人生100年社会と言えども、強者の論理が物を言う絶望的な日々が続くなら早死にした方がマシに思える。社畜だらけで「社会に迷惑かけるな」の日本らしい考えかもしれないが・・・[DVD(字幕)] 6点(2017-12-31 17:10:53)

174.  超高速!参勤交代 リターンズ 《ネタバレ》 前作と比べて脚本が雑。メインの参勤交代が前半で終了し、その設定があまり活かされていない。最終決戦もただ突っ込んで、情で懐柔しようとするだけで、脚本重視の映画においてこれでいいのか? やっぱりヒロイン要らない、敵の親玉がステレオタイプで深みがない、味方側ほぼ無傷・・・あとは肩に力を入れず、勢いで勧善懲悪とチャンバラをやってるだけ。いろいろ盛り込んじゃって、余計なものを捨てる潔さがないのが邦画の悪いところだ。どこが"超高速"なのか。[地上波(邦画)] 4点(2017-12-31 00:02:08)

175.  裏切りのサーカス 登場人物はそこまで多くなく、時系列を必要以上に組み替えるほどではない。わざと難解で複雑そうに作っている(原作そのまま?)ところがウィークポイント。コリン・ファースとトム・ハーディがどこに出ているのか分からないくらいに、入り組んだ物語に集中しようとしても振り落とされる。蒼くくすんだトーンの映像に差し色として金色やピンクの壁紙が映えるクラシカルな美術、冷戦当時を再現した空気が良いだけに残念。過剰演技のゲイリー・オールドマンが本作では打って変わって抑制された演技で、スパイの悲哀と孤独を体現している。仲間だがお互いに誰も信用しない。陽の目を見ない世界で孤独な戦いに身を投じる姿は渋くカッコよく思えた。[DVD(字幕)] 6点(2017-12-11 20:42:04)

176.  モールス 《ネタバレ》 "リメイク"としては良く出来ている。物語を主役二人に絞り、枝葉のエピソードをごっそり削除した贅肉のない構成。オーウェンがアビーと運命を共にする理由づけも境遇もオリジナルより明確で納得できるものになっている。だからこそ"たどたどしさ"が失われてしまったことで、オリジナルを超えられなかった。主演二人は熱演だが、計算されているが故にたどたどしい素朴さがリメイクには感じられない。また、議論されている、エリの"ある設定"がアビーにはなかったことになっているが、この映画には余計で必要なかっただけだ。変更点が多いのだから、いっそのこと、スウェーデンの芯の冷える寒さが再現できないなら、夏場を舞台にして更に差別化しても良かっただろう。それでも、『ぼくのエリ』と『モールス』はそれぞれの欠点を補い合うような形で完成された、リリカルなダークファンタジーであることに異論はない。[映画館(字幕)] 7点(2017-12-11 20:34:16)

177.  ラッシュ/プライドと友情 《ネタバレ》 ロン・ハワードによる実話ものはどれも手堅く良質だが、その手堅さが逆に突っ切った面白さに繋がらない。実話ものの限界と言えばそれまでだが、70年代当時のF1が危険と隣り合わせだからこそ、ラウダとハントの正反対の傲慢さが摩擦を起こす化学反応が予想の範囲内。対決の顛末を知らなかっただけに、大火傷を負ったラウダが逆転優勝せずリタイアするあたりが意外。だが、一度大きな事故を体験し、大切な女性を想っての英断であり、逆に失うものもないハントが優勝に突き進むのは当然の結果だろう。お互いにチャンプとして尊敬し、違う形で勝利を手にした二人。監督の職人芸故の物足りなさはあれど、数少ないモータースポーツものでは佳作に入るほうではなかろうか。[映画館(字幕)] 7点(2017-11-12 00:32:24)

178.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 海上版『インぺテンデンス・デイ』であり、反日色のないSF版『パール・ハーバー』って感じ。トラブルメーカーの青年の成長物語であるし、敵対する自衛隊キャプテンとの友情物語でもあるし、脇役たちの見せ場を適度に活かしているあたり、粗製濫造のブロックバスターとして一定のクオリティはクリアしているだろう。ありえないおバカな展開の連続で退屈には感じないけど、主役のはずの金をかけたスペクタクルシーンがどうしても新鮮味がなく空虚で、攻撃対象が曖昧なエイリアンたちが空気。大量消費されていくチキンブリトーのように味すら覚えていないし、何も残らないB級大作だが、理屈っぽく細かいことは気にせず、頭を空にして見られたら至福この上ない。[地上波(邦画)] 5点(2017-09-11 19:56:41)

179.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 MX4Dを体験したくて観賞。大スクリーンとシートのアトラクション演出による迫力と緊張感の相乗効果はあまり感じられなかった。物語性を排除し事態のみに絞った潔い構成の中に、時空間の異なる陸海空の視線を一つの点に集約させる離れ業をやっている。その割には技巧に溺れて、"戦場に放り込む"部分が弱い。どうしても同じシーンを別々に見せるわけだから、いつ殺されるのか、死んでしまうのかという緊張感が半減する。そして昼夜を操ることもできないため、コロコロ変わる視線を追ううちに集中力が切れて散漫に、駒のようにしか動かない群像劇すらどうでもよくなる。ダンケルクに関する知識がないのが大きいかもしれないが、それでも"既視感の寄せ集め"という印象が強く、そこからオリジナリティを生み出せなかったノーラン監督の限界が垣間見えた。王道で描いても退屈になりそうなところが。ガチャガチャいじくり回して、意義のある撤退をしておしまい。33万人を救った感動的な事実を提示しても、エモーションのない、無味無臭の戦争映画である。[映画館(字幕)] 5点(2017-09-11 19:05:01)

180.  ネオン・デーモン 《ネタバレ》 完全にカルトムービー狙い。レフンの画の強度の高さは相変わらず流石だけど、中身のないストーリーを2時間近く見させられたら退屈で魅力も半減してしまう。いつもみたいに90分弱で描いていたら違っていたかもしれない。【美こそ全て】な世界なので、ヒロインを初めとする商売敵モデルもメイクアーティストも共感できないのは良いとしても、もっと良い撮り方があっただろうに。したたかなようでいて頭が悪いとしか言いようがない。美しい女の肉を喰らってでも頂点に立ちたい、美しい女の死体と交わりたいというグロテスクさ。人肉を取り込んでも拒否反応で死ぬ女もいれば、それでも目玉を口にする女もいる。その熾烈な世界で生きていく覚悟があるのかと問いかけているようだ。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2017-08-12 22:57:11)

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