みんなのシネマレビュー |
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1861. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 ナチスと考古学を重要なキーワードとしているところは1に近く、コミカルな掛け合いは2に近く、完成度としては一番かもしれないが当然のことながら新鮮な驚きが無い分インパクトに欠ける。そもそもインディの名前の由来だとか、蛇嫌いの理由があきらかになるだとかという部分だけがこの作品の前ニ作と異なった楽しみを与えているだけで、ネタ切れの埋め合わせに見えてしまって、、。でも、まあ、映画館を出てから頭の中で鳴るレイダースマーチにのって颯爽と帰りましたけどね。[映画館(字幕)] 5点(2003-10-01 12:05:42) 1862. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 《ネタバレ》 冒頭の上海のシーンは面白いが、メインの舞台となるインドの宮殿からの展開はどうも好きになれない。面白いのは面白いんですが、前作の方が断然好きです。インディが変なもの飲まされて操られたり、心臓を手で取り出したりとオカルトチックな展開がやりすぎに感じる。それでも一難去ってまた一難のノリは健在です。[映画館(字幕)] 5点(2003-10-01 11:28:57) 1863. クール・ランニング この手の作品(ひとつの目標に向かっていく過程をひたすらコミカルに描いた娯楽作、邦画だと「ウォーター・ボーイズ」「Shall we ダンス」等がこの類)はあまり好きではない。でもあくまで好みの問題で、この手の作品が好きな人にはお勧めだと思う。笑いどころと感動のツボはきちんと押さえている。5点(2003-09-11 13:31:04) 1864. 15ミニッツ メッセージ色の濃い映画かと思ったら、単にマスメディアの悪しき現状をストーリーに盛り込ませただけの娯楽アクションだった。中身は薄いが普通に楽しめた。5点(2003-08-27 17:48:37) 1865. ブラック・レイン この映画の大阪は確かにかっこいいし美しい。でもそれは、これまで日本を舞台にしたもので映像美にこだわった映画を見たことがないことの裏返しでもある。とはいえ、全編に染みるリドリー・スコットカラーの映像はやっぱりいい。そして皆さんが絶賛されているように、松田優作がすごい!せめてあと一人、彼とがっぷり四つの役者がいてくれればもっといい評価ができたのに。この映画の後、オファーが次々とあり、なかにはデニ-ロと共演させたいという話もあったとか。「野獣死すべし」(だったかな?)で原作の主人公と身長が違うというだけで、足の骨を削ろうとするくらいの役者バカとデニ-ロの共演、見たかったなぁ。5点(2003-08-26 18:26:31) 1866. スネーク・アイズ(1998) 《ネタバレ》 犯人グループの本当の親玉が捕まらなかったということでスネークアイズ(親の総取り)なのか?いずれ捕まるということを灯台の話で暗示させているのか?どっちにしても伏線を張るためだけに言わせたような台詞に不自然さを感じる。冒頭の長回しはスタジアムの雑然とした雰囲気がよく伝わり、個人的には好きです。他にも各部屋を上から順番に撮っていったり、たくさんの防犯カメラを通しての映像など、カメラワークには結構楽しませてもらいました。5点(2003-08-26 12:57:02) 1867. トゥルーマン・ショー ひとめぼれした女性がすでに局にとって危険だとわかっていても図書館に配置させたりと、すんなりと受け入れられない状況が数え切れないほどある。シリアスなテーマを笑いを交え軽いタッチで見せるのはいいが、数々の矛盾がそれを台無しにしているように思う。ストーリー自体はかなり好きなタイプなのでもう少しがんばって欲しかった。5点(2003-07-29 13:04:40) 1868. RONIN 社会主義国の相次ぐ崩壊、冷戦終結により職を失った情報部員(スパイ)=君主を失った侍(浪人)たちが秘密裏に集められ...おっ!好きな展開かも!と思ったが、国家があまり絡んでこない。いや、本当は最初から絡んでるんだけど、もっと、国家が作り出したRONIN達の苦しみだとか国家の無情さだとかが描かれてればと思った。このキャストだと単なるアクションもので終わらせるにはもったいない。5点(2003-07-19 16:19:04) 1869. ハリー・ポッターと賢者の石 この手のジャンルには興味が無かったが、妻に無理やり見さされた。疑問と矛盾がチラホラ。その後、途中までだった原作を読みきって納得。原作にかなり忠実に作られているとは思うのですが、映画だけだと展開が唐突すぎる。ちょっとした伏線を削ったために矛盾を感じながら見てしまう。それとやっぱりラストはスリザリン生がかわいそう過ぎる。妻は気に入ってるようなので次回作以降(秘密の部屋はすでに見に行った)もいっしょに見なくてはいけない。これからはハーマイオニ-の成長だけを楽しみに見に行きます。5点(2003-06-27 17:24:39) 1870. ミュージック・オブ・ハート 大半の実話ものというのは、実話であるということを前提に見ないとさほど面白くない。この映画もそう感じた。この映画の元ネタは新聞に載っていたので知っていたし、いい話だとも思ったが、映画は実際にあったものを超えれないんだろうか?超えちゃいけないのか?実際に起こったことを曲げてはいけないが、演出をしているんだからもう少し感動が欲しかった。はっきり言ってカーネギーホールのシーンでは、泣く準備、整ってたんですけどね。[映画館(字幕)] 5点(2003-06-07 10:45:05) 1871. スクリーム(1996) 怖いのは苦手だが当時、反響が凄く、新感覚ホラーとあったので見てしまった。全然怖くなかった。ホラーというよりB級サスペンス。最初にほんのちょっとだけでてくるドリュ-・バリモアは、一人だけけた違いにうまい演技をしていた。5点(2003-05-10 15:43:34) 1872. ライフ・イズ・ビューティフル 少年には忌まわしい記憶となるはずの出来事が父との楽しい思いでとなる。まさにライフ・イズ・ビューティフル!人生をすばらしいものにするのは、時代や環境ではなくどう生きるかということ。そして人生はもともとすばらしいもの。この映画の中にそれをみることができる。ただ、好みの問題かもしれないが、不満も残る。主人公の人格も展開も現実感が無い。喜劇だったら演出として納得がいくが、わざとらしいもりあがりもなく、最後には殺されるなんて妙に現実的な部分もあり、どっちつかず感がある。明るいタッチで見せているが、現実にあった悲劇なんだよ、と言いたいのか?あのむちゃくちゃな通訳は笑えた。最後も笑って終わってほしかった。5点(2003-05-07 16:55:09) 1873. オーシャンズ11 せっかくの豪華メンバーもジョージ・クルーニ-以外は死んでます。この登場人物たちは当然真っ当な生き方をしてきたはずもないのに、みなさんスタイリッシュすぎます。でもこの豪華出演陣はすごい。ソダ-バーグって役者に好まれてるの?なんで?5点(2003-04-24 15:30:00) 1874. アウト・オブ・サイト エルモア・レナード原作、ソダ-バーグ監督、そしてジョージ・クルーニ-とジェニファー・ロペスとくれば当然見ないわけにはいかない。おしゃれに仕上がってます。というよりおしゃれに仕上がりすぎ。悪くはないと思うけど、緊迫感がなく期待していたものとは違いました。5点(2003-04-24 15:10:04) 1875. ザ・メキシカン 期待はずれだったけど、まあまあの映画。意外とジュリア・ロバーツの演技が良かったと思う。すぐ怒ってどもりまくるやつ。 //追記// なにが期待はずれだったかというとローレンス・ベンダー製作にタランティーノ風バイオレンスを期待しちゃったわけです、当時は。この前CSで見たら、やっぱりジュリア・ロバーツのすぐ怒ってどもりまくるやつに笑った。[映画館(字幕)] 5点(2003-04-16 15:47:51) 1876. パシフィック・リム ロボットと怪獣の戦う様に郷愁を感じながら盛り上がるのは大いに結構なことだと思うしよく理解できる。が、日本中がギルレモ・デル・トロ、ありがとう的な言説に塗れていることに違和感を覚える。この作品を見る限り、監督が日本のアニメや怪獣ものを特に偏愛しているようには思えない。そのプロットを使っているだけ。オタクでもなんでもない。KAIJUとかだれそれに捧ぐとかに過剰に反応しすぎだと思う。ただ、この人は世界中のクリーチャー・モンスターものをたくさん見ている。これまでの作品を見ればその異形の者への偏愛ぶりからもよくわかる。前作『パンズ・ラビリンス』が『ミツバチのささやき』をなぞっているのもそこに『フランケンシュタイン』が入っているからかもしれない。たしかデルトロ監督のマイベストにコクトーの『美女と野獣』やムルナウの『吸血鬼ノスフェラトゥ』が入ってたようにも記憶しいている。そういう意味ではもうちょっとカイジュウに畏怖するものが欲しかったように思う。この作品でのギルレモ・デル・トロらしさは異界に通じる出入り口があるという物語の破綻を防ぐ便利アイテムがあるぐらいか。お金をかけた大作ゆえか、とにかく美術を含めた演出に「らしさ」がないのが不満。何が映ってんだかなバトルアクションは不満を通り越して不快。[映画館(字幕)] 4点(2013-09-05 16:49:03)(良:3票) 1877. 秒速5センチメートル 内容知らずに見たのだが、えらいこっぱずかしいもん見てもうた。なるほど共感というか郷愁は感じなくもない。男って引きずるよなって。しかも自分ではうじうじとは思ってなくて、どこかナル入ってて。青いのを大人になっても引っぱってて。あーやだやだ。こんなの静かにキレイにまとめんなよ。と思うのは自分の青さへの苛立ちか。電車が何時間も立ち往生しちゃうって所はなかなかドキドキする場面なのだが、画面がドキドキさせているわけではない。それは単に私がそういう過去を持ってるからに過ぎないのだろう。今ならケータイですぐ連絡着くもんなーと思いながら見た。種子島のファンタジーな空は良かった。[DVD(邦画)] 4点(2011-12-21 13:34:19) 1878. 女の子ものがたり 緑の大地に青い空。キレイに切り取られた田舎の風景が荒んだ生活をカモフラージュする。三人の女の子たちもまたカラフルな服を纏っているもんだから全体的に明るい印象を受ける。しかしてその実態は。というのが狙いだと思ったのだが、「荒んだ生活」はその事象が映されるもののどこか絵空事、他人事のような描き方。迫ってこない。前後が無しでその事象だけだから唐突。友だちの前では明るく振舞っているから唐突でいいのだ、とも言えるかもしれないけど一瞬でも顔に影を入れるとか寂しげな後姿のカットを入れるとかしようよ。というかそれがあれば事象を見せなくたっていいのだ。全体的にお話の中の細かなところで繋がらないところもあった。現代のシーンのデコボココンビの会話からくる笑いもいかにも書かれたものって感じであざとさが目立つ。リアルを装っているぶん尚更イタイ。[DVD(邦画)] 4点(2011-12-09 15:28:21) 1879. チルソクの夏 『ロミオとジュリエット』日韓バージョン。『パッチギ』も同じことやってんだけど『パッチギ』における恋愛も争いも日韓の問題と絡めているようで絡めていない。恋愛は恋愛であり争いは争いであってその障壁や原因として日韓問題があるなんてことはない。それでもその問題が日常にあることを描いていた。それはそれとしてどうしようもなくあることを真剣に描いていた。しかし『チルソクの夏』のそれら問題は恋愛があって初めて顔を出すだけでしかない。執拗な嫌韓と反日描写にしても、娘が、あるいは息子が恋愛して初めて親の口から表明されるものでしかない。それが悪いと言ってるわけではない。日韓交流にときめく乙女たちにとってその問題はその程度でしかないというのもまた事実なのだろうから。しかしそれならばそれでもっとあっけらかんと描けなかったのか。この問題は辛気臭く描かなきゃならんのか。「映画」としても、つまり「見た目」的にも「喧嘩」によって躍動する『パッチギ』に対し「文通」や「密会」では分が悪く、せっかくの「陸上競技」という運動も映画を動かすものにはなっていない。女同士のキャピキャピ感は悪くなかった。そこをメインにもってきたほうが良かったと思う。[DVD(邦画)] 4点(2011-12-06 15:26:46) 1880. 妖怪大戦争(2005) 川姫がエロい。いや川姫はエロくはなく衣装がややエロく、エロくはない川姫がそれを着ているからかなりエロくなっている。だけど見せ方がさらりとしている。そこを強調しない。しれーっと見せる。その塩梅のうまさ。栗山千明の衣装もエロいのだがこちらは強くて怖いキャラなのでもっと過激にエロくてもよかったような。時折見せる女の子っぽいところがいい。数多の妖怪はいらない。妖怪大戦争だけど。実際お話の中で妖怪たちは何もしとらんし。数多の一般人もいらない。ほとんど顔見せだけのキャストたちは上映時間を引き延ばす意外になんら映画に貢献していない。女対女の映画でいいよ。そこに神木君がエロに反応する正常な男子であるところが映されればなお良し。[DVD(邦画)] 4点(2011-11-30 17:23:49)(笑:1票)
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